JPS6268740A - 素材の表面皮膜及びその形成方法 - Google Patents
素材の表面皮膜及びその形成方法Info
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- JPS6268740A JPS6268740A JP20956085A JP20956085A JPS6268740A JP S6268740 A JPS6268740 A JP S6268740A JP 20956085 A JP20956085 A JP 20956085A JP 20956085 A JP20956085 A JP 20956085A JP S6268740 A JPS6268740 A JP S6268740A
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- thin
- film
- layer
- chromium
- fluorine
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- Pending
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- Laminated Bodies (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
発明の目的
(産業上の利用分野)
この発明は素材の表面皮膜及びその形成方法に関するも
のである。
のである。
(従来の技術)
従来、素材への表面皮膜の形成方法として次のようなも
のがあった。
のがあった。
まず、第5図に示す素材1の外表面に対しアンカー効果
を出すため、エツチングして溝11を多数形成し、さら
にサンドブラストにて粗面12を形成する。そして、そ
の外表面に素材lの酸化を防+hするためにニッケル、
又はクロムメッキを施してメッキ皮膜層13を形成する
。次に、ブライマーを塗布し、その外表面に四フッ化エ
チレンと酸の混合物を塗布してフン素皮膜層14を形成
〕′る。このようにして素材の皮膜は形成されていた。
を出すため、エツチングして溝11を多数形成し、さら
にサンドブラストにて粗面12を形成する。そして、そ
の外表面に素材lの酸化を防+hするためにニッケル、
又はクロムメッキを施してメッキ皮膜層13を形成する
。次に、ブライマーを塗布し、その外表面に四フッ化エ
チレンと酸の混合物を塗布してフン素皮膜層14を形成
〕′る。このようにして素材の皮膜は形成されていた。
(発明が解決しようとする問題点)
ところが、前記従来の皮膜形成方法では皮膜の厚さt3
(メッキ皮膜層13とフッ素皮股1賛14の厚さの総和
)が20μfn以十もなり厚く、又、ハサミ等に前記方
法で皮膜形成すると、ハサミの開閉操作により刀が皮膜
の表面を削り、皮膜が剥離するという問題点があった。
(メッキ皮膜層13とフッ素皮股1賛14の厚さの総和
)が20μfn以十もなり厚く、又、ハサミ等に前記方
法で皮膜形成すると、ハサミの開閉操作により刀が皮膜
の表面を削り、皮膜が剥離するという問題点があった。
発明の構成
(問題点を解決するための手段)
この発明は前記問題点を解決するため、素材1の外表面
に設けた金属クロム及びクロム酸化物よりなる薄皮層2
と、拡散jiit3と、その外表面に設けたフッ素薄皮
層5とから構成するという手段を採用している。
に設けた金属クロム及びクロム酸化物よりなる薄皮層2
と、拡散jiit3と、その外表面に設けたフッ素薄皮
層5とから構成するという手段を採用している。
(作用)
この発明は前記手段を採用したことにより、次のように
作用する。
作用する。
拡散層の故に素材とクロムメッキの薄皮層とが強固に結
合され、防錆作用がある。又、クロムメッキの薄皮層の
水分を蒸発さ−Uたことにより、クランク内にフン素化
合物が進入するため、クロムメッキの薄皮層とフッ素薄
皮層との結合状態が強固となる。このため、フッ素皮膜
が薄くでき、従来と比較して非常に薄い。
合され、防錆作用がある。又、クロムメッキの薄皮層の
水分を蒸発さ−Uたことにより、クランク内にフン素化
合物が進入するため、クロムメッキの薄皮層とフッ素薄
皮層との結合状態が強固となる。このため、フッ素皮膜
が薄くでき、従来と比較して非常に薄い。
(実施例)
以下、この発明の素材の表面皮膜形成方法の一例を第1
〜4図に従って説明する。
〜4図に従って説明する。
まず、表面にエツチング等の粗面加工を施していない素
材1を、0℃以下の浴中でその外表面に金属クロム(重
量60%)、クロム酸化物(重量30〜35%)及び水
分(重量5〜10%)よりなる防錆のためのクロムメッ
キを電解により行ない、クロムメッキの薄皮層2を形成
する。この薄皮層2の厚さtlは1〜2μm程度で薄く
、その外表面には超微細なりラック4があり、又、素材
1には薄皮層2のクロムが浸入し、第2図に示すように
拡散層3ができる。この薄皮層2及び拡散層3により防
錆効果が高まり、薄皮N2と素材1との結合が強固とな
って剥離が防止される。
材1を、0℃以下の浴中でその外表面に金属クロム(重
量60%)、クロム酸化物(重量30〜35%)及び水
分(重量5〜10%)よりなる防錆のためのクロムメッ
キを電解により行ない、クロムメッキの薄皮層2を形成
する。この薄皮層2の厚さtlは1〜2μm程度で薄く
、その外表面には超微細なりラック4があり、又、素材
1には薄皮層2のクロムが浸入し、第2図に示すように
拡散層3ができる。この薄皮層2及び拡散層3により防
錆効果が高まり、薄皮N2と素材1との結合が強固とな
って剥離が防止される。
次に、第3図に示すように前記薄皮層2を加熱して5〜
10%の水分を蒸発させ、その外表面に四フッ化エチレ
ン(1t160%)及び水を溶剤としての界面活性剤に
より溶解してなるフン素化合物をスプレー塗布し、フッ
素薄皮1ii15 (厚さt2は2〜3μm)を形成す
る。このとき、前記クロムメッキの薄皮層2の水分が蒸
発してできた粗面2a及びクラック4内にフッ素化合物
が進入する。
10%の水分を蒸発させ、その外表面に四フッ化エチレ
ン(1t160%)及び水を溶剤としての界面活性剤に
より溶解してなるフン素化合物をスプレー塗布し、フッ
素薄皮1ii15 (厚さt2は2〜3μm)を形成す
る。このとき、前記クロムメッキの薄皮層2の水分が蒸
発してできた粗面2a及びクラック4内にフッ素化合物
が進入する。
その後、これを380〜430℃の温度で加熱乾燥させ
、クラック4内に進入したフッ素化合物が軟化し、薄皮
jiit 2と結合する。これで、素材10表面皮膜形
成が完了される。
、クラック4内に進入したフッ素化合物が軟化し、薄皮
jiit 2と結合する。これで、素材10表面皮膜形
成が完了される。
さて、本発明実施例ではクロムメッキの薄皮層2の水分
を蒸発さ・lたことにより、クラック4内にフッ素化合
物が進入するため、クロムメッキの薄皮層2に対するフ
ッ素薄皮層5のアンカー効果が生じ、両者の結合状態が
強固となる。
を蒸発さ・lたことにより、クラック4内にフッ素化合
物が進入するため、クロムメッキの薄皮層2に対するフ
ッ素薄皮層5のアンカー効果が生じ、両者の結合状態が
強固となる。
さらに、クロムメッキの薄皮層2とフッ素薄皮層5との
結合が強固であるため、フッ素薄皮層5の厚さt2を小
さくでき、層全体の厚さt1+t2が従来と比較して3
〜5pmと非常に薄い。このため、ハサミ等にこの皮膜
形成方法を用いると、薄肉の皮膜が形成されるので、刃
の開閉操作によって皮膜の表面が削られることなく、皮
膜の剥離もない。又、このハサミでテープを切る際、テ
ープがくっついたり、裏にまわり込んだりしないため、
テープ切断作業が円滑に行える。
結合が強固であるため、フッ素薄皮層5の厚さt2を小
さくでき、層全体の厚さt1+t2が従来と比較して3
〜5pmと非常に薄い。このため、ハサミ等にこの皮膜
形成方法を用いると、薄肉の皮膜が形成されるので、刃
の開閉操作によって皮膜の表面が削られることなく、皮
膜の剥離もない。又、このハサミでテープを切る際、テ
ープがくっついたり、裏にまわり込んだりしないため、
テープ切断作業が円滑に行える。
なお、前記実施例ではハサミにこの皮膜形成方法を利用
したが、例えば、精密機器、航空機器、耐蝕防錆を必要
とする海洋機器、高温高湿中の部品、耐酸耐アルカリ部
品、光学的ハレーション防止、集熱板、防熱装置、及び
半導体分野のものにも利用される。又、この皮膜形成方
法の加熱乾燥温度である430℃に耐える鉄、ステンレ
ス、クロム、鋳鉄、銅、黄銅等の素材に利用できる。ア
ルミは通電はしないが、ニッケルメッキ等の前加工をす
れば可能である。
したが、例えば、精密機器、航空機器、耐蝕防錆を必要
とする海洋機器、高温高湿中の部品、耐酸耐アルカリ部
品、光学的ハレーション防止、集熱板、防熱装置、及び
半導体分野のものにも利用される。又、この皮膜形成方
法の加熱乾燥温度である430℃に耐える鉄、ステンレ
ス、クロム、鋳鉄、銅、黄銅等の素材に利用できる。ア
ルミは通電はしないが、ニッケルメッキ等の前加工をす
れば可能である。
発明の効果
以上詳述したように、この発明は素材の表面皮膜の厚さ
を非常に薄くできるとともに、素材との結合を強固にし
て耐剥離性を向上させ、ハサミ等の皮膜形成に用いても
皮膜が剥剛1しないという効果がある。
を非常に薄くできるとともに、素材との結合を強固にし
て耐剥離性を向上させ、ハサミ等の皮膜形成に用いても
皮膜が剥剛1しないという効果がある。
第1〜4図はこの発明を風体化した一例を示すものであ
って、第1図は素材の表面皮膜の状態を示す111面図
、第2図番才クラックの拡大正面図、第3図は素材にク
ロムメッキの薄皮層を施した状態を示す断面図、第41
3!!Iはクロムメッキの薄皮j―の水分を蒸発させた
後の状態を示す断面図、第5図は従来例を示す断面図で
ある。 素材1、クロムメッキの薄皮N2、拡散1ii3、クラ
ンク4、フッ素薄皮階5゜
って、第1図は素材の表面皮膜の状態を示す111面図
、第2図番才クラックの拡大正面図、第3図は素材にク
ロムメッキの薄皮層を施した状態を示す断面図、第41
3!!Iはクロムメッキの薄皮j―の水分を蒸発させた
後の状態を示す断面図、第5図は従来例を示す断面図で
ある。 素材1、クロムメッキの薄皮N2、拡散1ii3、クラ
ンク4、フッ素薄皮階5゜
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 素材(1)の外表面に設けた金属クロム及びクロム
酸化物よりなる薄皮層(2)と、拡散層(3)と、その
外表面に設けたフッ素薄皮層(5)とから構成したこと
を特徴とする素材の表面皮膜。 2 素材(1)の外表面に金属クロム及びクロム酸化物
よりなるクロムメッキを電解により形成し、素材(1)
に施したクロムメッキの薄皮層(2)を加熱して5〜1
0%の含水分を蒸発させ、その外表面に四フッ化エチレ
ン及び水を溶剤により溶解してなるフッ素化合物を塗布
して薄肉の皮膜(5)を形成し、加熱乾燥することを特
徴とする素材の表面皮膜の形成方法。 3 前記クロムメッキは0℃以下の浴中で電解により形
成する特許請求の範囲第2項に記載の素材の表面皮膜の
形成方法。 4 前記加熱乾燥温度は380〜430℃である特許請
求の範囲第2項に記載の素材の表面皮膜の形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20956085A JPS6268740A (ja) | 1985-09-21 | 1985-09-21 | 素材の表面皮膜及びその形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20956085A JPS6268740A (ja) | 1985-09-21 | 1985-09-21 | 素材の表面皮膜及びその形成方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6268740A true JPS6268740A (ja) | 1987-03-28 |
Family
ID=16574847
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20956085A Pending JPS6268740A (ja) | 1985-09-21 | 1985-09-21 | 素材の表面皮膜及びその形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6268740A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0523643A (ja) * | 1991-07-19 | 1993-02-02 | Bridgestone Corp | フツ素樹脂皮膜の形成方法及び該方法によりフツ素樹脂皮膜を形成した物品 |
JP2009069308A (ja) * | 2007-09-11 | 2009-04-02 | Sharp Corp | 帯電装置および画像形成装置 |
JP2011201285A (ja) * | 2009-10-13 | 2011-10-13 | Raydent Kogyo Kk | 塗装金属製品とその塗装法 |
JP2012135723A (ja) * | 2010-12-27 | 2012-07-19 | Raydent Kogyo Kk | 抗菌・防カビ性塗装金属製品 |
JP2012217983A (ja) * | 2011-04-14 | 2012-11-12 | Raydent Kogyo Kk | 塗装金属体の塗装法 |
JP2013002984A (ja) * | 2011-06-17 | 2013-01-07 | Hitachi-Ge Nuclear Energy Ltd | 原子炉制御棒 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58123896A (ja) * | 1982-01-20 | 1983-07-23 | Seiko Epson Corp | 時計用外装部品の表面処理方法 |
-
1985
- 1985-09-21 JP JP20956085A patent/JPS6268740A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58123896A (ja) * | 1982-01-20 | 1983-07-23 | Seiko Epson Corp | 時計用外装部品の表面処理方法 |
Cited By (6)
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---|---|---|---|---|
JPH0523643A (ja) * | 1991-07-19 | 1993-02-02 | Bridgestone Corp | フツ素樹脂皮膜の形成方法及び該方法によりフツ素樹脂皮膜を形成した物品 |
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JP2013002984A (ja) * | 2011-06-17 | 2013-01-07 | Hitachi-Ge Nuclear Energy Ltd | 原子炉制御棒 |
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