JPS6267993A - Pal方式の色信号処理回路 - Google Patents

Pal方式の色信号処理回路

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JPS6267993A
JPS6267993A JP60205458A JP20545885A JPS6267993A JP S6267993 A JPS6267993 A JP S6267993A JP 60205458 A JP60205458 A JP 60205458A JP 20545885 A JP20545885 A JP 20545885A JP S6267993 A JPS6267993 A JP S6267993A
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JP
Japan
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signal
output
phase
circuit
head
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JP60205458A
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Osamu Takase
高瀬 修
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、PAL方式VTRに係り、正常な色が出るサ
ーチ再生、フィールドスチル再生を可能とするPAL方
式色信号処理回路に関する。
〔発明の背景〕
周知のようにPAL方式のクロマ信号は、H(1水平走
査周期)ごとにR−Y成分の位相が反転する形式になっ
ている。このようなNTSC方式による信号とは異なっ
た形式の信号のためPAL方式のある種のVTRにおい
て、NTSC方式のVTRと同様の方法でサーチ、ある
いはフィールドスチルを行なうとテレビのカラーキラー
が誤動作し、色づきが不安定となる現象が現れる。
この現象は、隣接1−ランクとのHのずれ数(αH)に
かかわっておりαo −0,5+n、 (n、は整数)
の時は問題なく正常な色が出るが、α□−nz(n2は
整数)の時に上記のような問題となる。例えばα11−
1のときを第3図により説明する。
同図(a)は記録されたトラソクパクンを示しており、
図上の十記号はR−Y位相が13− Y信号より90°
進んでいるライン、−記号は同様に90°遅れているラ
インを示している(第3図(d)。
(e)にその位相関係を示したので参照されたい)。
なお110は記録テープ、111は逆送りサーチ(Re
view)時のヘッド走査動、跡である。
例えば111で示す逆送りサーチを行なうと、その出力
は、再生ヘッドと同アジマスのトラックで大きくなるが
、あるトラックからその隣々接トラックへ移動したとき
のライン戻り数が問題となる。
すなわち、ライン戻り数は625−2αI+で表わされ
、この場合623になるが、この値が奇数である時には
、R−Y成分の位相反転の順序は逆転する。これにより
テレビにおいてキラー回路が誤動作し色づきが悪くなる
のである。
再生ヘッドの出力エンヘロープとR−Y成分の位相との
関係を第3図(b)に示す。このようにヘッドが丁度界
アジマストランク上にある時(m O+m、、m2・・
・)の前後でR−Y成分の位相関係は不連続となる。
以」二の説明は順送りサーチについても同様である。こ
の場合、上記のライン戻り数のかわりにライン進め数6
25+2α□を問題にすればよく、やばりα4.−1で
は奇数となり色づきが悪くなる。
またサーチ方式には、mo 、m、、mz・・・の時に
生じるバーノイズをなくすために再生ヘッドのごく近く
にアジマスの異なる別の再生ヘッドを設けたものがある
この場合新たなヘッドでの出力エンベロ−フハ第3図(
C)のようになるが、同図(b)との2系統の出力から
レベルの大きい方を選択し再生することで、パーノイズ
をなくすものである。
ここで例えばβ1・m1間で(b)から(C)に切り換
えた時はR−Y成分の連続性は保たれるが、mB7!2
間で(C)から(b)に切り換えた時はやはりその連続
性がない。したがってPAL方式であるとやはり色づき
は不安定となる。
次にフィールドスチル時について第4図を用いて説明す
る。
フィールドスチルでは、ヘッド軌跡は同図(a)に見ら
れるように、通常より立ち上がり1回のスキャンでαイ
だけH数が少なくなる。またCHI。
CH2とも同アジマスヘッドを再生ヘッドとして用い、
その角度割り出しを180°からθ□ずらすのが普通で
ある。これらにより、同図(b)に示すように一方のフ
ィールドは312.5−α□+θH1他方のフィールド
は312.5−α□−θ□のライン数になる。
フィールドスチルでは毎フィールド再生されるトラック
が同じであるため、上記の312.5−α□+θ□、3
12.5−α、−θ□が整数である必要がある。またP
AL方式では、サーチ時の説明と同様にこれらの値が偶
数であることが正常な色の出る条件となる。
しかし、両者の和625−2α□を考えればわかるよう
にαo−n(整数)では奇数となり、上記の値の一方は
必ず奇数となる。これによりやはり色づきは不安定とな
る。
なお、サーチ方式、フィールドスチル方式に関連して特
開昭51183485、同5B−83490等の例があ
るが、α□が整数となるPAL方式VTRについての言
及はなされていない。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、隣接トラックとのHのずれ数α□が整
数であるPAL方式VTRにおいて、正常な色のでるサ
ーチ再生、フィールドスチル再生を可能とする色信号処
理回路を提供することにある。
〔発明の概要〕
上記問題の解決のため、本発明においては、サーチ再生
、フィールドスチル再生において、クロマ信号の位相変
化順序が逆転する点を検出し、この時点以降、R−Y成
分の位相を反転するよう操作を加える。この操作は次の
位相変化順序が反転する時まで行ない、ここでこの操作
をやめる。以下同様の動作を行なう。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図により説明する。
第1図は本発明の一実施例を示すブロック図である。同
図において、■は再生ヘッドからの再生出力の入力端子
、2は低域クロマ帯のLPF (ローパスフィルタ)、
3はA CC(automatic chromale
vel control)回路、4は周波数変換回路(
以下コンバータと称する。)、5はくし形フィルタ、ノ
ンリニアディエンファシス回路等を含む再生処理回路、
6は375fH(fHば水平同期周波数)で発振する電
圧制御発振器(以下VCOと称する。)7は位相選択回
路を含む1/8分周回路、8はコンバータ、9はf S
C+f LSe帯(fscは色副搬送波周波数、f L
Seは低域クロマ周波数)のB P F(バンドパスフ
ィルタ)、10はfSCの発振回路、11は位相検波回
路、12は乗算器、13は一2倍の係数回路、14は乗
算器、15は加算回路、16は切り換えスイッチ回路、
17はクロマ信号の出力端子、18は位相補正回路、I
9は位相不連続点の検出回路、20はパーストゲートパ
ルスの入力端子である。
動作を説明する。入力信号はLPF2により低域クロマ
信号のみとされ、ACC回路3でレベルバラツキを吸収
する。次にコンバータでもとの帯域(f sc)の信号
に変換し、再生処理回路5でS/N向上等をはかる。再
生処理回路5の出カバースト信号は、fSC発振器10
の出力と位相検波回路11で位相比較されその出力でV
CO6を制御する。VCO6の出力は1/8分周回路7
で分周され、コンバータ8でrscと周波数加算される
この出力をBPF9でろ過しコンバータ4へのキャリア
として導く。これらにより再生処理回路5の出力には再
生クロマ信号S、が得られる。
この出力に対し、サーチ時、フィールドスチル時には、
前述のように色信号補正を行なう。このため位相補正回
路18を設ける。
再生出力S、を乗算器12に導き位相同期した発振器1
0の出力と掛算する。これによりその出力S2はベース
バンドの色信号となるが、これを以下第2図を用いて説
明する。
再生信号S1は、位相検波回路11により、そのバース
ト信号の平均位相(−(B−Y)方向〕が、発振回路1
0の出力に対し90°の関係になってロックしている。
したがって発振回路10の出力位相はR−Y方向〔ある
いは−(R−Y)方向〕となっている。ゆえに信号St
は信号SIのR−Y成分を表わすベースバンド信号とな
る。信号S2に対し係数回路13で一2倍して信号S3
を得る。
次に乗算器14で上記の発振回路10の出力(位相はR
−Y方向〔あるいは−(R−Y)方向〕)と掛算する。
これにより変調された信号S4を得る。信号S4に対し
加算回路15で信号SIと加算すると信号S、を得る。
信号S、は信号S、に対しB−Y軸に対して対称な信号
である。この信号S、と81をスイッチ回路16に導き
、クロマ信号の位相が不連続となる所でこれを切り換え
る。
上記により出力端子17には、位相不連続性が補正され
たクロマ信号を得ることができ、サーチ時、フィールド
スチル時にも正常な色の再生画像を得ることができる。
次に乗算器12の具体的回路例を第5図により説明する
同図において21.22はそれぞれ第1.第2の入力端
子、23は出力端子、24はICのピン、Q、〜Q16
はトランジスタ、J、〜J4は電流源、R,−R4は抵
抗、■、〜■3は電圧源である。
この回路はいわゆる四象限掛算器を基本としたものであ
るが、これは、端子2122の2つの入力に対し出力が
線形であることによって不要な周波数の出力成分がきわ
めて小さくなることを利用し、出力におけるフィルタの
簡略化をはかったものである。
これによれば出力はほぼベースバンド成分(θ〜500
KH,)と2 f sc (8,86MH,)成分で占
められ、両者の周波数はかなり離れることになり出力に
おけるフィルタは例えばCIのようにコンデンサ1個で
済ますことができる。これは集積化した場合に周辺部品
が少なくなり、重要な要素である。
また抵抗R4の値により係数回路13を兼ねることが可
能である。さらにこの回路は、乗算器14に用いてもや
はり同様の効果を得ることができ集積化に都合よい。
第6図は、第1図とは異なる本発明の一実施例を示すブ
ロック図である。第6図において第1図におけるのと同
じ構成要素には同一番号を付し、その説明を省略する。
25はANDゲート、26はID回路、27は45°位
相回路、28は1/2分周回路である。
第1図の実施例との違いは、位相検波回路11における
位相検波動作を毎Hのバーストに対して行なうのではな
く、2Hに一度検波するシステムにおいて適用する色補
正回路となっていることである。
2Hに一度位相検波回路11の動作を行なうのは、同回
路の出力に発生ずるPAL方式特有のI]ごとのリップ
ルをなくLVCO6の発振周波数を安定化する目的であ
る。これにより再生における色相器わりを防止しダビン
グ性能を向上している。
バースト信号は第7図に示すようにバースト■とバース
ト■がH毎にくり返えされるが、そのうちの一方のみを
検波するようにするのがID回路26の役目である。
例えばバースト■にのみ検波動作を行なうこととすると
、その時のロック状態では発振回路10の位相がB−Y
と−(R−Y)の丁度中間〔あるいは−(B−Y)とR
−Yの丁度中間〕になる。
したがって、この時の発振回路10出力を45゜位相回
路27に導くとその出力に−(R−Y)方向の位相(あ
るいはR−Y方向の位相)の信号を得る。これにより、
第1図の実施例と同様に色補正が可能である。
第9図に、第6図の実施例に用いられるID回路26の
具体的回路例を示す。
第9図において、第6図の実施例と同じ構成要素には同
一番号を付す。32はNOTゲート、33ばANDゲー
ト、34はスイッチ回路、35は位相検波回路、36は
ANDゲート、37はフリツブフロップである。
動作を説明する。アントゲ−)25.33の出力は互い
に逆の位相をもった2Hに1回のパーストゲートパルス
になっている。このうちのどちらかを位相検波回路11
に導びけばよいわけであるが、例えば第7図に示すバー
ストHに常に引き込むようにしたとすると位相検波回路
35ではバーストIに対し動作し、いわゆるキラー検波
動作となる。したがってこの時、検波回路35の出力が
“Low”になる極性にしておけばアンドゲート36は
オンせずフリップフロップ37はそのままの状態を保つ
。もし何らかの原因でバーストIに対し引き込んでしま
うと、位相検波回路35はバーストHに対し動作し出力
は“Hi gh″となる。
これによりアンドゲート36がイネーブルとなりフリッ
プフロップ37の出力が逆転しスイッチ34を切り換え
る。これにより再びバースl−nに対し引き込み動作が
行なわれる。
第8図は第1図、第6図とは異なる本発明の一実施例を
示すブロック図である。
第8図において第6図の例と同一の構成要素には同一番
号を付しその説明を省略する。38は45°位相回路、
39は一45°位相回路、40はスイッチ回路、4】は
位相検波回路である。
本例と第6図の実施例との違いは、2Hに一度の位相検
波を行ないかつID回路26がない場合に、色信号補正
を適用することである。ID回路がないと位相検波回路
11での引き込み動作は21(ごとに行なわれるものの
、いずれのバースト信号に対し引き込みが行なわれるか
は不定である。
したがってどちらのバースト信号に対し引き込み動作が
行なわれているかを位相検波回路41で判別しスイッチ
40を切り換える構成としている。
この場合、バーストHに対し引き込みが行なわれている
時、図示の切り換え位置となる。
第10図は、第1図、第6図、第8図の実施例に用いら
れる位相不連続点の検出回路19の具体的回路例である
第10図において80は再生ヘット出力の入力端子、8
1はパイロット信号帯域のL P F、82は掛算器、
83はfHタンク回路(fHは水平同期周波数)、84
は3f1.タンク回路、85は検波回路、86はリミタ
、87は出力端子で検出回路19の出力に相当し、88
は選択回路、89はローカルパイロット発生回路である
再生トラッキングのためのパイロット信号はトランクご
とにf I (C)II) 、 f2 (C)12) 
、 f3 (CHI) 、 fn、(CHI2)、(た
だし例えばf+ =6.5 fH,fz =7.5 f
H1f3 =10.5 fu 、  fn =9.5 
flI)のように記録されている。この信号を用いてサ
ーチ時の色信号位相不連続点を検出する。ローカルパイ
日ソ1〜信号をフィールド毎にf z −f I−f 
a  ”f 3のように選択し掛算器82に導き出力を
得る。この時例えばローカルパイロットがf2であれば
記録されているトラックがf2.f、のときf、成分。
3f□成分は零、flのときf、成分、f3のとき3f
++成分が出力される。したがって検波回路85出力は
色信号の位相が不連続になる点(第3図(b)のm。、
ml、m2.・・・)でゼロクロスとなる。
これにより出力端子87に位相不連続点ごとにレベルの
変わる信号を得ることができる。ローカルパイロット信
号がf、、f、、f3の時も同様に位相不連続点でレベ
ルの変わる信号が得られる。
第11図は、第10図とは異なる位相不連続点の検出回
路19の回路例である。
第11図において既出の図と同じ番号は同じ構成要素を
示す。30はヘッド位置検出用ヘッド、31はシリンダ
モータ、101はシリンダ、102はテープ、103は
sp”ヘッド、104はI。
P−ヘッド、105はsp−ヘッド、106はLP゛ヘ
ッド、107はヘッド出力信号の出力端子、108は色
位相不連続点の検出信号出力端子、50はフリップフロ
ップ、51〜54はそれぞれ第1〜第4のプリアンプ、
55はLP−/LP’出力切換スイッチ、56はSP”
/SP−出力切換スイッチ、57はスイッチ56の制御
用入力端子、58はスイッチ55の制御用入力端子、5
9はスイッチ60の制御用入力端子、60はS P/L
 P出力切換スイッチ、61はLP出力用エンヘロープ
検波回路、62はSP出力用エンベロープ検波回路、6
3は減算器、64はコンパレ−り、である。
本実施例ではSP用のプラスアジマスヘッドのある方を
CHlとし、フリップフロップ50の出力はテープに当
るヘッドがCHIのとき“Low”、CH2のとき”H
igh”となることとする。もちろん逆でも差しつかえ
ない。
まず通常再生時の動作を説明する。記録されたモードが
SPでありαH−2のとき(これを論理変数でMspと
表わすことにする。)、ヘッド再生出力はヘッド103
,105からチャンネルごとに得られる。
これがプリアンプ53.54でそれぞれ増幅されスイッ
チ56のO端子、1端子に導びかれる。
スイッチ56は端子57からの制御信号が1 (”Hi
gh”)のとき1端子に、制御信号がO(LOW”)の
ときO端子にそれぞれ切り換えられる。したがってスイ
ッチ56の制御信号aI(ノーマル)はCHI・Msp
とすればよい。(CH1はテープに当るヘッドがCHI
のとき1″となる論理変数である。)他のスイッチ回路
でも制御信号とスイッチの切り換え位置の関係は同じで
ある。
記録されたモードがLPでαH−1のとき(=Msp)
ヘッド再生出力は、ヘッド104,106から得られる
。したがって同様にスイッチ55の制御信号a2は、C
HI・Mspとすればよい。
スイッチ60の制御信号すは82時“High”とすれ
ばよいから、M s pとなる。
また、クロストーク除去を目的とするクロマ信号のロー
テーションが、プラスアジマスヘッド記録時なされてな
く、マイナスアジマス記録時なされている記録方式の場
合、再生でもこれと同様な処理を行なう必要がある。こ
れは1/8分周回路7 (第1図参照)で行なわれる。
次にフィールドスチル時の動作を説明する。フィールド
スチルはSP”/LP+ヘッドでやる場合と、SP−/
LP−ヘッドでやる2通りが考えられるが、SP”/L
P+の場合をPなる論理変数で表わす。
今、Pの場合、スイッチ55は常に1端子ONであるか
ら、az−1、スイッチ56は常に0端子ONであるか
らa+=Q、また■の場合それぞれ逆になる。したがっ
てaz(スチル)−P、a+(スチル)−Pとなる。
スイッチ60は、Pの時、CH1時1端子ON。
■の時、CH1時、1端子ONとするのでb(スチル)
=丁・CH1+P −CH1となる。出力端子108へ
の制御信号の発生は、インバータ65、スイッチ66、
スイッチ66の制御信号入力端子67、フリップフロッ
プ68、ノーマル/スチル/サーチ切り換えスイッチ6
9、スイッチ69の制御信号入力端子70、の回路によ
る。
インバータ65、およびスイッチ66には、フリップフ
ロップ50の出力、すなわちヘッド切換パルスを導く。
スイッチ66が0端子ONとなるか、1端子ONとなる
かによってクリップフロップ68の出力波形は、同じ2
分周ヘッド切換パルスであるが、その位相が90°異な
ったものになる。
すなわち1端子ONのときのフリップフロップ6日の出
力はヘッドがCHI→CH2と切り換わった時にレベル
の変化する信号となる。これに対し0端子ONのときは
、ヘッドがCH2→CHIと切り換わった時にレベルの
変化する信号となる。
さてそこで制御信号入力端子67に加わる制御信号Cで
あるがこれを考えるには一つ例を挙げるとわかりやすい
。記録モードをLP、  αH=1、θ、−2,5(値
が正なのでLPヘッドが先行している。)、再生ヘッド
はSP”/LP+とすると、SP+ヘッドからLP+ヘ
ッドへ切り換えた時のライン進み量Ftらは、 Fta−−α□−(L/2)+θ□ = −1−312,5+2.5 = −311(奇数)
よって逆に切り換えた時のF15は偶数である。
これば、SP+ヘッドからLP” ヘッドへ切り換えた
時にクロマ信号のバースト位相の変化の順序が反転する
ことを示す。したがって、この時点でフリップフロップ
68の出力レベルを反転させる必要が出てくる。
フリップフロップ50の出力はCHI−CH2のとき、
すなわちSP”−LP+ヘッドのとき立ち上がるのでこ
れを直接フリップフロップ68へ導びけばよい。したが
ってこの時スイッチ66は1端子ON、ゆえにCは“H
igh”である。
よってc=1の一つの条件はαo−1,θ□−2,5,
SP” /LP”″使用の時であるからc=Msp−A
tP争P が挙げられる。Atpはθo=0.5±2n+(n:整
数)のとき“1”、θ□−0,5±(2n2+1)(n
2 :整数)のとき“0”となる論理変数である。同条
件でヘッドのみLP−/SP−を使用する場合は、SP
−/LP−がフリップフロップ68の出力レベル反転時
になるが、これはCH2−CHIとなるのでこの時c=
Qである。また、FL6の式を見てわかるようにα□、
θ□がそれぞれ1違うたびに奇数・偶数が変わるので、
結局Cは、C(スチル>=Msp−Atp−p +Msp・−入tp−p +Msp−Atp ・ P +Msp−A丁・丁 =At、p (Ms p −P十Ms p IP)+τ
tp  (Ms p −P+Ms p −P)である。
次に4へラドサーチ時の動作を説明する。まずa! 、
  1l12は、フィールドごとに“High″。
”l、ow”となってLP−/LP+ヘッド出力あるい
はSP−/SP”ヘッド出力を切り換える。
したがってa+ (サーチ)−az(サーチ)=CH1
である。これによりスイッチ55出力にはLPヘッド出
力が、スイッチ56出力にはSPヘッド出力が得られる
。これらをスイッチ60で出力が大きい方を選択出力す
る。したがって制御信号すは、SP比出力大の時“Hi
gh”となる信号である。
この信号は次のようにして得られる。検波回路61.6
2でそれぞれLP、SPヘッド出力エンベロープを検波
し、これら出力を減算器63へ導き、その出力をゼロを
スレッショルドとしてコンパレータ64に入力すれば、
コンパレータ64の出力にはSPヘッドが大の時”)(
igh″、そうでない時“L o w”となる信号が得
られ、(これをTSp>LPなる記号の論理変数で表わ
す。)これを端子59へ導く。
さて4ヘツドサ一チ時はスイッチ60でのヘッド切り換
えタイミングのうちの1つおきのタイミングでクロス信
号のバースI・位相の変化の順序が反転する。従ってT
Sp>LP信号を1/2分周して、端子108に導けば
よい。
問題は2分周された信号の位相であり、これは、端子7
3に加わる制御信号dによりコントロールされる。2分
周回路はインバータ71、スイッチ72、スイッチ72
の制御信号入力端子73、フリップフロップ74、およ
び既出のスイッチ69、端子70よりなる。
さて制御信号dであるがこれは一つ例を挙げて考える。
LPモード時(=MSp)、すなわちα、l−1、また
θH−2,5、順送りサーチ時を考える。
ヘッドをLP−からS ))+に切り換える時のライン
進み量f? +、+は FLI = (T−/ 2)→−α4.−θ□=312
.5 + 1−2.5 =311  (奇数) したがってこの時、Tsp>LP信号をそのままフリッ
プフロップ74へ導き2分周し、スイッチ69を制御す
ればよい。よって制御信号dの一つの条件は d=Cue ・Msp−Atp である。(Cueは順送りサーチ1となる論理変数であ
る。)Fllは式でわかるようにα□、01(がそれぞ
れ1違うたび奇数・偶数が変わり、また順送りサーチ・
レビュウでライン進み量Fl はいずれかが奇数となる
ので((1)式、(2)式から明らか)結局、制御信号
dは d (サーチ)=Cue−M〒l:)’Atp+Cue
豐Msp−Atp →−Cue−Msp−Atp でue(Msp ・τtp+Ms p −Atp)とな
る。
〔発明の効果〕
本発明によれば、隣接トランクとのHのずれ数が整数と
なるP A L方式VTRにおいて正常な色の出るサー
チ再生、およびフィールドスチル再生ができるという利
点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すブロック図、第2図は
色信号の位相の説明図、第3図はサーチ時のトランクパ
ターン、再生ヘッドの出力エンベロープとR−Y成分の
位相との関係、R−Y信号とB−Y信号の位相関係、な
どを示す説明図、第4図はフィールドスチル時のヘッド
軌跡、ライン数の説明図、第5図は本発明に用いられる
乗算器の具体例を示す回路図、第6図は第1図とは異な
る本発明の一実施例を示すブロック図、第7図は色信号
の位相の説明図、第8図は第1図、第6図とは異なる本
発明の一実施例を示すブロック図、第9図は本発明に用
いられるID回路の具体例を示すブロック図、第10図
は本発明に用いられる位相不連続点の検出回路の具体例
を示すプロ・ツク図、第11図は第10図とは異なる位
相不連続点の検出回路の具体例を示すブロック図、であ
る。 符号の説明 12.14・・・乗算器、I3・・・係数回路、15・
・・加算回路、16・・・切り換えスイッチ回路、18
・・・位相補正回路、19・・・位相不連続点の検出回
路、27・・・45°位相回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1)カラー映像信号のうちの輝度信号は周波数変調し、
    クロマ信号は周波数変調された前記輝度信号よりも低い
    帯域に周波数変換し、これらの信号を周波数的に多重し
    て記録する磁気記録再生装置におけるPAL方式の色信
    号処理回路であって、再生用周波数変換器と、その後段
    に配置され、該変換器出力と再生クロマ信号に同期した
    信号とを供給されてそれらの間で掛算を行う第1の乗算
    器と、前記第1の乗算器の出力と再生クロマ信号に同期
    した信号とを供給されてそれらの間で掛算を行う第2の
    乗算器と、前記第2の乗算器の出力と前記再生用周波数
    変換器の出力とを加算する手段と、クロマ信号の位相が
    不連続となる点を検出する位相不連続検出手段と、前記
    加算手段の出力と前記再生用周波数変換器の出力とのう
    ちの何れか一方を前記位相不連続検出手段からの検出出
    力に従って選択し出力する選択手段と、を具備してなる
    ことを特徴とするPAL方式の色信号処理回路。
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