JPS626727A - V溝およびポリv溝を備えた板金製vプ−リの製造方法 - Google Patents
V溝およびポリv溝を備えた板金製vプ−リの製造方法Info
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- JPS626727A JPS626727A JP14525185A JP14525185A JPS626727A JP S626727 A JPS626727 A JP S626727A JP 14525185 A JP14525185 A JP 14525185A JP 14525185 A JP14525185 A JP 14525185A JP S626727 A JPS626727 A JP S626727A
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- poly
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は■溝およびポリV溝を備えた板金製Vプーリ
の製造方法に関し、さらに詳しくは、周壁部の基板部側
にV溝、およびm壁部にこの■溝に並設して所定ピッチ
で並ぶ複数のポリV溝をそれぞれに形成してなる板金製
Vプーリの製造方法に係るものである。
の製造方法に関し、さらに詳しくは、周壁部の基板部側
にV溝、およびm壁部にこの■溝に並設して所定ピッチ
で並ぶ複数のポリV溝をそれぞれに形成してなる板金製
Vプーリの製造方法に係るものである。
近時、ベルトによる強力で確実性に優れた伝動手段とし
て、張架方向に沿う複数のV形突条を、内面側に所定ピ
ッチで平行に突設した。いわゆるポリVベルトを用い、
このポリVベルトを 1組の対向されるポリVプーリの
ポリV溝間に張架させた構成が多く利用されており、こ
のポリVベルトによる動力伝達に使用されるポリVプー
リ、特に板金素材を成形加工してなるポリVプーリの開
発が盛んである。また一方、このポリVベルト伝動に併
せて、同−Vプーリにより通常のVベルト伝動をもなし
得るようにした2系統の伝動手段も利用されていて、こ
の場合の■プーリには、■溝とポリV溝とを併設した複
合形式による板金製プーリ、すなわちV溝およびポリV
溝を備えた板金製Vプーリが使用されている。
て、張架方向に沿う複数のV形突条を、内面側に所定ピ
ッチで平行に突設した。いわゆるポリVベルトを用い、
このポリVベルトを 1組の対向されるポリVプーリの
ポリV溝間に張架させた構成が多く利用されており、こ
のポリVベルトによる動力伝達に使用されるポリVプー
リ、特に板金素材を成形加工してなるポリVプーリの開
発が盛んである。また一方、このポリVベルト伝動に併
せて、同−Vプーリにより通常のVベルト伝動をもなし
得るようにした2系統の伝動手段も利用されていて、こ
の場合の■プーリには、■溝とポリV溝とを併設した複
合形式による板金製プーリ、すなわちV溝およびポリV
溝を備えた板金製Vプーリが使用されている。
こ\でこのようにVベルトとポリVベルトを併用した伝
動構成に適用される板金製Vプーリ、すなわちV溝およ
びポリV溝を備えた板金製Vプーリを使用する場合にあ
って、駆動力の強力かつ確実で円滑な伝動を得るために
は、それぞれに板金素材を塑性成形して形成するV溝と
ポリV溝のうち、特にポリVベルトの各V形突条を係合
させるところの、相互に並設される複数条のポリV溝に
関して、そのポリV溝自体の溝巾および溝径、ならびに
ポリV溝相互のピッチ間隔などにつき、これを5/10
(1wm程度までの高精度に仕Eげる必要があり、しか
もこの高精度な複数条のポリV溝を、通常のV溝と併せ
て形成しなければならないために、これらのV溝、ポリ
V溝の両者それぞれの塑性成形に伴なって、素材内部に
生ずる成形応力。
動構成に適用される板金製Vプーリ、すなわちV溝およ
びポリV溝を備えた板金製Vプーリを使用する場合にあ
って、駆動力の強力かつ確実で円滑な伝動を得るために
は、それぞれに板金素材を塑性成形して形成するV溝と
ポリV溝のうち、特にポリVベルトの各V形突条を係合
させるところの、相互に並設される複数条のポリV溝に
関して、そのポリV溝自体の溝巾および溝径、ならびに
ポリV溝相互のピッチ間隔などにつき、これを5/10
(1wm程度までの高精度に仕Eげる必要があり、しか
もこの高精度な複数条のポリV溝を、通常のV溝と併せ
て形成しなければならないために、これらのV溝、ポリ
V溝の両者それぞれの塑性成形に伴なって、素材内部に
生ずる成形応力。
残留応力などが相互に影響し合い1両溝の成形寸法など
に狂いをきたす慣れがあり、殊に高精度であることを信
条とする複数条のポリV溝相互の成形加工が極めて困難
になるもので、結果的には良好な駆動力伝動をなし得な
くなるなどの問題点があった。
に狂いをきたす慣れがあり、殊に高精度であることを信
条とする複数条のポリV溝相互の成形加工が極めて困難
になるもので、結果的には良好な駆動力伝動をなし得な
くなるなどの問題点があった。
この発明は従来のこのような問題点に鑑み、■溝および
ポリV溝を併有する板金製Vプーリを、板金素材から可
及的簡単かつ容易に、しかも高精度に成形加工して構成
させるための、量産性に優れた製造方法を提供すること
を目的とし、特にV溝形成後に、あらためてポリV溝を
形成するときの、各溝相互間の影響を排除し得るように
すると共に、ポリV溝自体の複数条に亘る並設形成を容
易に行ない得るようにしたものである。
ポリV溝を併有する板金製Vプーリを、板金素材から可
及的簡単かつ容易に、しかも高精度に成形加工して構成
させるための、量産性に優れた製造方法を提供すること
を目的とし、特にV溝形成後に、あらためてポリV溝を
形成するときの、各溝相互間の影響を排除し得るように
すると共に、ポリV溝自体の複数条に亘る並設形成を容
易に行ない得るようにしたものである。
すなわち、この発明は、板金素材を深絞り成形して、基
板部と周壁部からなるカップ状素材を形成させるカップ
状素材形成工程と、前記カップ状素材の周壁部に、段部
および段違い端部を形成して、周壁部を基板部1段部側
のV溝成形部と開口縁9段違い端部側のポリV溝成形部
とに区分させる段部9段違い端部形成工程と、前記ポリ
V溝成形部を厚肉化相当分だけ外側に撓曲して膨出部を
形成させる厚肉化予備形成工程と、前記V溝成形部にV
溝を形成させるvIR形成工程と、前記膨出部を圧扁し
て、ポリV溝成形部を撓曲度合対応に厚肉化させると共
に、前記段違い端部に近付けた一部に、基準溝部を同時
形成させる厚肉化、基準溝部形成工程と、前記基準溝部
を基準点として、前記厚肉化されたポリV溝成形部に複
数条からなるポリV溝を並設して形成させるポリV溝形
成工程とを、少なくとも順次に含むことを特徴とするV
溝およびポリV溝を備えた板金製Vプーリの製造方法で
ある。
板部と周壁部からなるカップ状素材を形成させるカップ
状素材形成工程と、前記カップ状素材の周壁部に、段部
および段違い端部を形成して、周壁部を基板部1段部側
のV溝成形部と開口縁9段違い端部側のポリV溝成形部
とに区分させる段部9段違い端部形成工程と、前記ポリ
V溝成形部を厚肉化相当分だけ外側に撓曲して膨出部を
形成させる厚肉化予備形成工程と、前記V溝成形部にV
溝を形成させるvIR形成工程と、前記膨出部を圧扁し
て、ポリV溝成形部を撓曲度合対応に厚肉化させると共
に、前記段違い端部に近付けた一部に、基準溝部を同時
形成させる厚肉化、基準溝部形成工程と、前記基準溝部
を基準点として、前記厚肉化されたポリV溝成形部に複
数条からなるポリV溝を並設して形成させるポリV溝形
成工程とを、少なくとも順次に含むことを特徴とするV
溝およびポリV溝を備えた板金製Vプーリの製造方法で
ある。
従ってこの発明方法では、基板部と周壁部からなるカッ
プ状素材を用い、その周壁部上にV溝および相互に並設
される複数条のポリV溝を形成させるようにした板金製
Vプーリの製造方法にあって、これらのV溝およびポリ
V溝の成形加工に先立って、予め周壁部に段部および段
違い端部を形成させることにより、この周壁部を基板部
1段部側のV溝成形部と、開口縁9段違い端部側のポリ
V溝成形部とに区分させ、またこのポリV tXIg成
形部を厚肉化相当分だけ外側に撓曲して膨出部を形成さ
せておき、段部を溝成形時の保持基準点として、■溝成
形部に■溝を形成させた後、同様に段部を保持基準点と
して、ポリV溝成形部を膨出部の撓曲度合対応に厚肉化
させると共に、同時に厚内化されたポリV溝成形部にポ
リV溝を複数条並設して形成させるようにすることによ
り、同段部が一種の緩衝部を構成して、■溝およびポリ
V溝相尾、ならびに■構成形部厚肉化の塑性成形に伴な
う成形応力、残留応力などを効果的に吸収、N衝できる
のであり、またポリV溝成形部の厚肉化と同時に、この
ポリV溝成形部の段違い端部に近付けた一部に、基準溝
部を形成させることで、ポリV溝成形部の厚肉化に拘わ
らず、同基準溝部の形成が容易になり、併せてこの基準
溝部を成形基準点として、ポリ■溝目体の複数条に亘る
並設形成を正確かつ容易に行ない得るのである。
プ状素材を用い、その周壁部上にV溝および相互に並設
される複数条のポリV溝を形成させるようにした板金製
Vプーリの製造方法にあって、これらのV溝およびポリ
V溝の成形加工に先立って、予め周壁部に段部および段
違い端部を形成させることにより、この周壁部を基板部
1段部側のV溝成形部と、開口縁9段違い端部側のポリ
V溝成形部とに区分させ、またこのポリV tXIg成
形部を厚肉化相当分だけ外側に撓曲して膨出部を形成さ
せておき、段部を溝成形時の保持基準点として、■溝成
形部に■溝を形成させた後、同様に段部を保持基準点と
して、ポリV溝成形部を膨出部の撓曲度合対応に厚肉化
させると共に、同時に厚内化されたポリV溝成形部にポ
リV溝を複数条並設して形成させるようにすることによ
り、同段部が一種の緩衝部を構成して、■溝およびポリ
V溝相尾、ならびに■構成形部厚肉化の塑性成形に伴な
う成形応力、残留応力などを効果的に吸収、N衝できる
のであり、またポリV溝成形部の厚肉化と同時に、この
ポリV溝成形部の段違い端部に近付けた一部に、基準溝
部を形成させることで、ポリV溝成形部の厚肉化に拘わ
らず、同基準溝部の形成が容易になり、併せてこの基準
溝部を成形基準点として、ポリ■溝目体の複数条に亘る
並設形成を正確かつ容易に行ない得るのである。
以下この発明に係る■溝およびポリV溝を備えた板金源
Vプーリの製造方法の一実施例につき、第1図ないし第
6r1!Jを参照して詳細に説明する。
Vプーリの製造方法の一実施例につき、第1図ないし第
6r1!Jを参照して詳細に説明する。
第1図(a)ないしくf)はこの実施例に係る板金源V
プーリの製造方法の板金素材から製品に至る主要段階毎
の加工態様をそれぞれに示す半裁断面図である。
プーリの製造方法の板金素材から製品に至る主要段階毎
の加工態様をそれぞれに示す半裁断面図である。
すなわち、まずこの第1図において、この実施例方法の
場合には、所定厚さの板金素材を深絞り成形して、基板
部11と周壁部12からなるカップ状素材lを形成させ
るカップ状素材形成工程(同図(a))と、このカップ
状素材1の周壁部12に段部21および段違い端部23
を形成して、同周壁部12を基板部111段部21側の
V溝成形部14と、開口縁12a。
場合には、所定厚さの板金素材を深絞り成形して、基板
部11と周壁部12からなるカップ状素材lを形成させ
るカップ状素材形成工程(同図(a))と、このカップ
状素材1の周壁部12に段部21および段違い端部23
を形成して、同周壁部12を基板部111段部21側の
V溝成形部14と、開口縁12a。
段違い端部23側のポリV溝成形部15とに区分させる
段部1段違い端部形成工程(同図(b))と、前記ポリ
V溝成形部15を厚肉化相当分だけ外側に撓曲して膨出
部16を形成させる厚肉化予備形成工程(同図(C))
と、前記周壁部12のV溝成形部14に対して、V ?
lt 31を形成させるV溝形成工程(同図(d))と
、前記膨出部16を圧扁し、その撓曲度合に対応して厚
肉化されたポリV溝成形部17を形成させると共に、前
記段違い端部23に近付けた一部に、基準溝部42を同
時形成させる厚肉化、基準溝部形成工程(同図(e))
と、前記厚肉化されたポリV溝成形部17に対し、前記
基準溝部42をポリV溝成形のための基準点として、相
互に並設される複数条のポリV溝4Iを形成させるポリ
V溝形成工程(同図(f))とを順次に有し、これらの
各工程により板金素材を加工成形して、目的とするV溝
部1およびポリV溝41を備えた板金製Vプーリ100
を製造するのである。
段部1段違い端部形成工程(同図(b))と、前記ポリ
V溝成形部15を厚肉化相当分だけ外側に撓曲して膨出
部16を形成させる厚肉化予備形成工程(同図(C))
と、前記周壁部12のV溝成形部14に対して、V ?
lt 31を形成させるV溝形成工程(同図(d))と
、前記膨出部16を圧扁し、その撓曲度合に対応して厚
肉化されたポリV溝成形部17を形成させると共に、前
記段違い端部23に近付けた一部に、基準溝部42を同
時形成させる厚肉化、基準溝部形成工程(同図(e))
と、前記厚肉化されたポリV溝成形部17に対し、前記
基準溝部42をポリV溝成形のための基準点として、相
互に並設される複数条のポリV溝4Iを形成させるポリ
V溝形成工程(同図(f))とを順次に有し、これらの
各工程により板金素材を加工成形して、目的とするV溝
部1およびポリV溝41を備えた板金製Vプーリ100
を製造するのである。
また第2図は前記板金製Vプーリ100同上製造方法の
一層具体的な製造工程を順次に示す断面説明図、第3図
ないし第6図は同玉成形各部の詳細を示す拡大断面図で
あり、各工程での詳細を次に述べる。
一層具体的な製造工程を順次に示す断面説明図、第3図
ないし第6図は同玉成形各部の詳細を示す拡大断面図で
あり、各工程での詳細を次に述べる。
(1)カップ状素材形成工程(第1図(a))このカッ
プ状素材形成工程では、第2図(al)に示すように、
所定の厚さおよび外径の板金素材を成形材料として用い
、可動、固定の両内、外絞り型111.112および押
え型113により、所定の外径寸法および絞り深さ寸法
に深絞り成形して、基板部11と周壁部12とからなる
カップ状素材1を形成させる。そしてこのとき、前記周
壁部12の開口縁部12aには、絞り成形に伴なった余
剰材料による鍔部13が残留される。
プ状素材形成工程では、第2図(al)に示すように、
所定の厚さおよび外径の板金素材を成形材料として用い
、可動、固定の両内、外絞り型111.112および押
え型113により、所定の外径寸法および絞り深さ寸法
に深絞り成形して、基板部11と周壁部12とからなる
カップ状素材1を形成させる。そしてこのとき、前記周
壁部12の開口縁部12aには、絞り成形に伴なった余
剰材料による鍔部13が残留される。
(2)段部9段違い端部形成工程(第1図(b))この
段部2段違い端部形成工程では、まず第2図(bl)に
示すように、第1.第2の相互に重合された内押え型2
11,212に、前記カップ状素材1を嵌合保持させた
状態で、予備段押しローラ213により、同カップ状素
材1の基板部11側の周壁部12の部分を予備転造し、
同部分に傾斜部22を成形させて、この周壁部12を基
板部11側のV溝成形部14と、開口縁部12a側のポ
リV溝成形部15とに区分させた傾斜部付きカップ状素
材2aを得る。
段部2段違い端部形成工程では、まず第2図(bl)に
示すように、第1.第2の相互に重合された内押え型2
11,212に、前記カップ状素材1を嵌合保持させた
状態で、予備段押しローラ213により、同カップ状素
材1の基板部11側の周壁部12の部分を予備転造し、
同部分に傾斜部22を成形させて、この周壁部12を基
板部11側のV溝成形部14と、開口縁部12a側のポ
リV溝成形部15とに区分させた傾斜部付きカップ状素
材2aを得る。
ついで第2図(b2)に示すように、第3.第4の相互
に重合された内押え型214,215に、この傾斜段部
付きカップ状素材2aを同様に嵌合保持させた状態で、
仕上げ段押しローラ216により、前記傾斜部22を仕
上げ転造し、第3図にその詳細を拡大して示す通り、■
溝成形部14側に段部21.ポリV溝成形部15側に段
違い端部23をそれぞれ同時に成形させて、段部付きカ
ップ状素材2とする。
に重合された内押え型214,215に、この傾斜段部
付きカップ状素材2aを同様に嵌合保持させた状態で、
仕上げ段押しローラ216により、前記傾斜部22を仕
上げ転造し、第3図にその詳細を拡大して示す通り、■
溝成形部14側に段部21.ポリV溝成形部15側に段
違い端部23をそれぞれ同時に成形させて、段部付きカ
ップ状素材2とする。
すなわち、この段部形成工程においては、結果的にカッ
プ状素材1の周壁部12に段部21および段違い端部2
3をそれぞれに形成することで、この周壁部12を、段
部21よりも小径にされた基板部11側のV構成形部1
4と、段違い端部23を介してこれよりも大径にされた
開口縁12a側のポリV溝成形部15とに区分される。
プ状素材1の周壁部12に段部21および段違い端部2
3をそれぞれに形成することで、この周壁部12を、段
部21よりも小径にされた基板部11側のV構成形部1
4と、段違い端部23を介してこれよりも大径にされた
開口縁12a側のポリV溝成形部15とに区分される。
(3)厚肉化予備形成工程(第1図(C))この厚肉化
予備形成工程では、まず第2図(cl)に示すように、
第5.第6の相互に重合された内押え型311,312
に、前記段部付きカップ状素材2を嵌合保持させた状態
で、外絞り型313により、同段部付きカップ状素材2
の基板部11を同心的に逆方向内側へ絞り込んで、周縁
部所定範囲内に段違い端部32を予備成形させたのちに
、これを第2図(c2)に示すように、その基板部11
側にあって、第7の外押え型314と偏心された第8の
内押え型315とにより保持させた状態で、剪断ローラ
31Bを用い、前記ポリV溝成形部15を所定寸法位置
から剪断して、前記鍔部13.ひいては余剰材料部分を
予め除去整形させ、このようにして段部付き粗整形カッ
プ状素材3aを得る。
予備形成工程では、まず第2図(cl)に示すように、
第5.第6の相互に重合された内押え型311,312
に、前記段部付きカップ状素材2を嵌合保持させた状態
で、外絞り型313により、同段部付きカップ状素材2
の基板部11を同心的に逆方向内側へ絞り込んで、周縁
部所定範囲内に段違い端部32を予備成形させたのちに
、これを第2図(c2)に示すように、その基板部11
側にあって、第7の外押え型314と偏心された第8の
内押え型315とにより保持させた状態で、剪断ローラ
31Bを用い、前記ポリV溝成形部15を所定寸法位置
から剪断して、前記鍔部13.ひいては余剰材料部分を
予め除去整形させ、このようにして段部付き粗整形カッ
プ状素材3aを得る。
ついで前記段部付き粗整形カップ状素材3aを、第2図
(c3)に示すように、第9および第10.第11の内
および外押え型317および318,319間で同心的
に挟着保持させ、かつ特に前記段部21の保持について
は、同第9の内押え型317の肩部317aにきっちり
と嵌着させると共に、第11の外押え型319の肩部3
19aによって強固に押圧させた状態で、外絞り成形型
320により前記ポリV溝成形部15を、後述する厚肉
化相当分だけ外側に撓曲成形して膨出部1Bを形成させ
、このようにして段部。
(c3)に示すように、第9および第10.第11の内
および外押え型317および318,319間で同心的
に挟着保持させ、かつ特に前記段部21の保持について
は、同第9の内押え型317の肩部317aにきっちり
と嵌着させると共に、第11の外押え型319の肩部3
19aによって強固に押圧させた状態で、外絞り成形型
320により前記ポリV溝成形部15を、後述する厚肉
化相当分だけ外側に撓曲成形して膨出部1Bを形成させ
、このようにして段部。
膨出部付き粗整形カップ状素材3bを得る。
(4)■溝形成工程(第1図(d))
このV溝形成工程では、まず第2図(di)に示すよう
に、前記段部、膨出部付き粗整形カップ状素材3bを、
第12.第13の内、外V溝予備成形型411.412
間で同心的に挟着保持させ、かつ特に前記段部21の保
持については、同第12の内V溝予備成形型411の肩
部411aにきっちりと嵌着させた状態で、■溝予備成
形ローラ413により前記V溝成形部14を、外周から
絞り込むように予備転造して、同部分にV溝成形のため
の凹陥部33を予め形成させる。
に、前記段部、膨出部付き粗整形カップ状素材3bを、
第12.第13の内、外V溝予備成形型411.412
間で同心的に挟着保持させ、かつ特に前記段部21の保
持については、同第12の内V溝予備成形型411の肩
部411aにきっちりと嵌着させた状態で、■溝予備成
形ローラ413により前記V溝成形部14を、外周から
絞り込むように予備転造して、同部分にV溝成形のため
の凹陥部33を予め形成させる。
そしてこのV構成形部14に対するV溝成形のための°
予備転造に際しては、前記vtR予備成形ローラ413
の肩部413aと前記第12の内■溝予備成形型411
の肩部411aとにより、段部21を常時、圧接保持さ
せるようにし、これによって同予備転造における塑性成
形の影響が、前記ポリV溝成形部15でもある膨出部1
8側に及ばないようにするのである。
予備転造に際しては、前記vtR予備成形ローラ413
の肩部413aと前記第12の内■溝予備成形型411
の肩部411aとにより、段部21を常時、圧接保持さ
せるようにし、これによって同予備転造における塑性成
形の影響が、前記ポリV溝成形部15でもある膨出部1
8側に及ばないようにするのである。
ついでその後、第2図(d2)に示すように、凹陥部3
3を予備成iさせた段部、W山部付き粗整形カップ状素
材3bは、前記の場合と同様に、第14゜第15の内、
外■溝仕上げ成形型414,415間にあって同心的に
挟着保持させると共に、こ−でも特に前記段部21につ
いては、同第14の内V溝仕上げ成形型414の肩部4
14aにきっちりと嵌着させた状態で、■溝仕上げ成形
ローラ416を用いてこの凹陥部33を、外周からより
深く絞り込んで仕上げ転造し、同凹陥部33に対し通常
のV溝31を成形させて、■溝付き粗整形カップ状素材
3とする。
3を予備成iさせた段部、W山部付き粗整形カップ状素
材3bは、前記の場合と同様に、第14゜第15の内、
外■溝仕上げ成形型414,415間にあって同心的に
挟着保持させると共に、こ−でも特に前記段部21につ
いては、同第14の内V溝仕上げ成形型414の肩部4
14aにきっちりと嵌着させた状態で、■溝仕上げ成形
ローラ416を用いてこの凹陥部33を、外周からより
深く絞り込んで仕上げ転造し、同凹陥部33に対し通常
のV溝31を成形させて、■溝付き粗整形カップ状素材
3とする。
そしてまたこへでも前記と同様に、このV構成形部14
に対するV溝31の成形のための仕上げ転造に際しては
、前記V溝仕上げ成形ローラ4+8の肩部418aと前
記第14の内V溝仕上げ成形型414の肩部414aと
により、段部21を常時、圧接保持させるようにして、
同仕上げ転造における塑性成形時の成形圧力、ならびに
成形後の残留圧力などの影響が、前記膨出部1B側、ひ
いてはポリV溝成形部15側に及ばないようにするので
あり、このようにして前記V溝成形部14に通常のV溝
31を成形させた状態では、第4図にその詳細を拡大し
て示した通り、同V溝成形部14が、前記基板部11の
段違い端部32と段部21との間で、7字形に曲げ込ま
れると共に、同段違い端部32側では二重に折り返し補
強されて、所定形状寸法のV溝3Iを所期通りに高精度
で形成し得るのである。
に対するV溝31の成形のための仕上げ転造に際しては
、前記V溝仕上げ成形ローラ4+8の肩部418aと前
記第14の内V溝仕上げ成形型414の肩部414aと
により、段部21を常時、圧接保持させるようにして、
同仕上げ転造における塑性成形時の成形圧力、ならびに
成形後の残留圧力などの影響が、前記膨出部1B側、ひ
いてはポリV溝成形部15側に及ばないようにするので
あり、このようにして前記V溝成形部14に通常のV溝
31を成形させた状態では、第4図にその詳細を拡大し
て示した通り、同V溝成形部14が、前記基板部11の
段違い端部32と段部21との間で、7字形に曲げ込ま
れると共に、同段違い端部32側では二重に折り返し補
強されて、所定形状寸法のV溝3Iを所期通りに高精度
で形成し得るのである。
(5)厚肉化、基準溝部形成工程(第1図(e))この
厚肉化、基準溝部形成工程では、まず第2図(el)に
示す示すように、第1ポリV溝予備成形型511に前記
vyt付き粗整形カップ状素材3を嵌合させ、かつその
基板部11およびV溝31部を外側から第16の外押え
型512により、またそのV溝部1を包含するようにし
て、段部21を同様に外側から外押え成形型513によ
りそれ七れ同心的に挟着保持させると共に、こ−でも特
に前記段部21については、第1ポリV溝予備成形型5
11の肩部511aと、外押え成形型513の突出保持
成形部513aとの間に、きっちりと強固に挟圧させた
状態とし、かつまた前記膨出部16については、その間
口端縁。
厚肉化、基準溝部形成工程では、まず第2図(el)に
示す示すように、第1ポリV溝予備成形型511に前記
vyt付き粗整形カップ状素材3を嵌合させ、かつその
基板部11およびV溝31部を外側から第16の外押え
型512により、またそのV溝部1を包含するようにし
て、段部21を同様に外側から外押え成形型513によ
りそれ七れ同心的に挟着保持させると共に、こ−でも特
に前記段部21については、第1ポリV溝予備成形型5
11の肩部511aと、外押え成形型513の突出保持
成形部513aとの間に、きっちりと強固に挟圧させた
状態とし、かつまた前記膨出部16については、その間
口端縁。
つまり前記した開口縁部12aを第1ポリV溝予備成形
型511の突当て段部511bに突当て支持させておく
。
型511の突当て段部511bに突当て支持させておく
。
ついでこの状態のま覧、厚肉化ローラを兼ねる第1ポリ
V溝予備成形ローラ514により、前記膨出8B16の
膨出突端部を押圧するが、こ\ではこの膨出部16の開
口縁部12aを突当て段部511bに突当て支持させで
あるために、同ローラ514のローラ面514aにより
、同膨出部16が次第に転造圧扁され塑性流動成形され
て、回部での所定厚さによる厚肉化が達成されると共に
、同時に同ローラ514の突出された成形面514bに
より、前記段違い端部23側に近付けた同膨出部16.
ひいてはこのように厚内化されたポリV溝成形部17の
一部分を、外周から絞り込むように第1予備転造して、
同部分にポリV溝成形のための成形基準点となる基準溝
部42を予め形成させ、このようにしてV溝付き厚肉化
カップ状素材4aを得る。
V溝予備成形ローラ514により、前記膨出8B16の
膨出突端部を押圧するが、こ\ではこの膨出部16の開
口縁部12aを突当て段部511bに突当て支持させで
あるために、同ローラ514のローラ面514aにより
、同膨出部16が次第に転造圧扁され塑性流動成形され
て、回部での所定厚さによる厚肉化が達成されると共に
、同時に同ローラ514の突出された成形面514bに
より、前記段違い端部23側に近付けた同膨出部16.
ひいてはこのように厚内化されたポリV溝成形部17の
一部分を、外周から絞り込むように第1予備転造して、
同部分にポリV溝成形のための成形基準点となる基準溝
部42を予め形成させ、このようにしてV溝付き厚肉化
カップ状素材4aを得る。
そしてこの場合、膨出部IEI、つまりポリV溝成形部
15に対するところの、回部厚肉化のための転造成形、
ならびにこれと同時になされる段違い端部23側に近付
けた部分へのポリV溝成形のための基部溝部42の転造
成形に際しては、こ−でも前記段部21の部分を、第1
ポリV溝予備成形型511の肩部511aと、外押え成
形型513の突出保持成形部513aとによって、常時
、挟圧保持させているために、これらの各転造成形時に
おける塑性成形の影響が、前記V構成形部14側に及ぶ
惧れはなく、またこのようにして前記膨出部16を、一
方で厚肉化させたポリV溝成形部17とし、他方で基準
溝部42を成形させた状態では、第5図にその詳細を拡
大して示した通り、厚肉化されたポリV溝成形部17に
あって、基準溝部42が僅かにV字形をなして曲げ込ま
れると共に、その段違い端部23側が二重に折り返され
た立上り部形状に成形されることになる。
15に対するところの、回部厚肉化のための転造成形、
ならびにこれと同時になされる段違い端部23側に近付
けた部分へのポリV溝成形のための基部溝部42の転造
成形に際しては、こ−でも前記段部21の部分を、第1
ポリV溝予備成形型511の肩部511aと、外押え成
形型513の突出保持成形部513aとによって、常時
、挟圧保持させているために、これらの各転造成形時に
おける塑性成形の影響が、前記V構成形部14側に及ぶ
惧れはなく、またこのようにして前記膨出部16を、一
方で厚肉化させたポリV溝成形部17とし、他方で基準
溝部42を成形させた状態では、第5図にその詳細を拡
大して示した通り、厚肉化されたポリV溝成形部17に
あって、基準溝部42が僅かにV字形をなして曲げ込ま
れると共に、その段違い端部23側が二重に折り返され
た立上り部形状に成形されることになる。
(6)ポリV溝形成工程(第1図(f))このポリV溝
形成工程では、まず第2図(rl)および(f2)に示
すように、前記第1ポリV溝予備成形型、成形ローラ5
11,514の組合せについて、これを偏心された第2
ポリV溝予備成形型515.および成形ローラ516の
組合せと、偏心された第3ポリV溝予@成形型517.
および成形ローラ518の組合せとに順次に組替え、か
つこ〜でも前記と同様に段部21に対する挟圧保持をな
した状態で、前記厚肉化されたポリV溝成形部17の基
準溝部42を、ポリV溝成形のための一つの成形基準点
に活用して、このポリV溝成形部17に対し、第2.第
3予備転造としての、並列される複数条の予備ポリV溝
43,44を、漸次に所定寸法形状に近付けるように、
少しづ\絞り込むと共に、前記開口縁部12a側に立上
り耳部45を次第に立上らせるように成形させる。
形成工程では、まず第2図(rl)および(f2)に示
すように、前記第1ポリV溝予備成形型、成形ローラ5
11,514の組合せについて、これを偏心された第2
ポリV溝予備成形型515.および成形ローラ516の
組合せと、偏心された第3ポリV溝予@成形型517.
および成形ローラ518の組合せとに順次に組替え、か
つこ〜でも前記と同様に段部21に対する挟圧保持をな
した状態で、前記厚肉化されたポリV溝成形部17の基
準溝部42を、ポリV溝成形のための一つの成形基準点
に活用して、このポリV溝成形部17に対し、第2.第
3予備転造としての、並列される複数条の予備ポリV溝
43,44を、漸次に所定寸法形状に近付けるように、
少しづ\絞り込むと共に、前記開口縁部12a側に立上
り耳部45を次第に立上らせるように成形させる。
すなわち、こ−では厚肉化されたポリV溝成形部17に
対し、第1予備転造された基準溝部42が、こ\でのポ
リV溝成形のための成形基準点になるために、これらの
第2.第3予備転造としての予備ポリV溝43,44の
複数条を、過不足のない充分な肉厚で、容易にしかも正
確な寸法形状配置によって並列成形し得るのである。
対し、第1予備転造された基準溝部42が、こ\でのポ
リV溝成形のための成形基準点になるために、これらの
第2.第3予備転造としての予備ポリV溝43,44の
複数条を、過不足のない充分な肉厚で、容易にしかも正
確な寸法形状配置によって並列成形し得るのである。
ついでその後、第2図(f3)に示すように、ポリV溝
予備成形最終段の偏心された第3ポリV溝予備成形型5
17.および第3ポリV溝予備成形ローラ518の組合
せを、偏心されたポリV溝仕上げ成形型519.および
ポリV溝仕上げ成形ローラ520メ組合せに組替え、か
つこ〜でも前記と同様に段部21に対する挟圧保持をな
した状態で、前記第3予備転造での並列される複数条の
予備ポリV溝44を、■溝仕上げ成形ローラ520によ
り、外周からより深く絞り込んで仕上げ転造し、同厚肉
化されたポリV溝成形部17に対して、並列される複数
条のポリV溝41を成形させ、このようにしてV溝、ポ
リV溝付きVプーリ4を得る。
予備成形最終段の偏心された第3ポリV溝予備成形型5
17.および第3ポリV溝予備成形ローラ518の組合
せを、偏心されたポリV溝仕上げ成形型519.および
ポリV溝仕上げ成形ローラ520メ組合せに組替え、か
つこ〜でも前記と同様に段部21に対する挟圧保持をな
した状態で、前記第3予備転造での並列される複数条の
予備ポリV溝44を、■溝仕上げ成形ローラ520によ
り、外周からより深く絞り込んで仕上げ転造し、同厚肉
化されたポリV溝成形部17に対して、並列される複数
条のポリV溝41を成形させ、このようにしてV溝、ポ
リV溝付きVプーリ4を得る。
そしてまたご覧でも前記と同様に、この厚肉化されたポ
リV溝成形部17に対するところの、ポリV溝41の成
形のための仕上げ転造に際しては、前記ポリV溝仕上げ
成形型519の肩部519aと、外押え成形型513の
突出保持成形部513aとによって、前記段部21を常
時1強力に挟圧保持させているために、前記V溝31の
場合と全く同様に、このポリV溝41の仕上げ転造にお
ける塑性成形時の成形圧力、ならびに成形後の残留圧力
などの影響を、V溝31側に及ぼすことはなく、このよ
うにして前記厚肉化されたポリV溝成形部15に、並列
される複数条のポリV溝41を成形させた状態では、第
6図にその詳細を拡大して示した通り、同ポリ■溝成形
部17が、並列する複数条のV字形に曲げ込まれると共
に、前記段部21側では、一部が段違い端部23に二重
に折り返し補強され、かつ前記開口縁部12a側では、
立上り耳部45が立上げられて、これらの立上り部によ
りポリ■ベルトの外れを防止できるのであり、こ\では
結果的に所定形状寸法によるところの、充分な肉厚とさ
れた相互に並列される複数条のポリV溝41を所期通り
に高精度で形成し得るのである。
リV溝成形部17に対するところの、ポリV溝41の成
形のための仕上げ転造に際しては、前記ポリV溝仕上げ
成形型519の肩部519aと、外押え成形型513の
突出保持成形部513aとによって、前記段部21を常
時1強力に挟圧保持させているために、前記V溝31の
場合と全く同様に、このポリV溝41の仕上げ転造にお
ける塑性成形時の成形圧力、ならびに成形後の残留圧力
などの影響を、V溝31側に及ぼすことはなく、このよ
うにして前記厚肉化されたポリV溝成形部15に、並列
される複数条のポリV溝41を成形させた状態では、第
6図にその詳細を拡大して示した通り、同ポリ■溝成形
部17が、並列する複数条のV字形に曲げ込まれると共
に、前記段部21側では、一部が段違い端部23に二重
に折り返し補強され、かつ前記開口縁部12a側では、
立上り耳部45が立上げられて、これらの立上り部によ
りポリ■ベルトの外れを防止できるのであり、こ\では
結果的に所定形状寸法によるところの、充分な肉厚とさ
れた相互に並列される複数条のポリV溝41を所期通り
に高精度で形成し得るのである。
すなわち9以上のようにして目的とするV溝31および
ポリV溝41を、それぞれに高精度で形成した。製品と
しての板金製■プーリ100(Vプーリ0を製造するこ
とができるのである。
ポリV溝41を、それぞれに高精度で形成した。製品と
しての板金製■プーリ100(Vプーリ0を製造するこ
とができるのである。
以上詳述したようにこの発明方法によれば、基板部と周
壁部からなるカップ状板金素材を用い。
壁部からなるカップ状板金素材を用い。
その周壁部上に■溝と相互に並設される複数条のポリV
溝とを形成させる場合、これらのV溝およびポリV溝の
成形加工に先立って、まず予め周壁部に段部および段違
い端部を形成させることにより、同周壁部を基板部9段
部側のv#I成形部と、開口縁9段違い端部側のポリV
溝成形部とに区分させ、またこのポリV溝成形部を厚肉
化相当分だけ外側に撓曲して膨出部を形成させておき、
段部を溝成形時の保持基準点として、■溝成形部に■溝
を形成させた後、同様に段部を保持基準点として、ポリ
V溝成形部を膨出部の撓曲度合に対応して厚肉化させる
と共に、同時にこの厚肉化されたポリV溝成形部にポリ
V溝を複数条並設形成させるようにしたから、同段部が
一種の緩衝部を構成することになり、これらのV溝およ
びポリV溝相互、ならびにポリV溝成形部での厚肉化の
塑性成形に伴なう成形応力、残留応力などを効果的に吸
収、緩衝できて、谷溝に対するこれらの応力などの影響
を直接良好に排除し得る利点があり、これによってV溝
およびポリV溝相互の寸法形状、殊に複数条を正確に並
設する必要のあるポリV溝の寸法形状を高精度、かつ高
強度で成形加工でき。
溝とを形成させる場合、これらのV溝およびポリV溝の
成形加工に先立って、まず予め周壁部に段部および段違
い端部を形成させることにより、同周壁部を基板部9段
部側のv#I成形部と、開口縁9段違い端部側のポリV
溝成形部とに区分させ、またこのポリV溝成形部を厚肉
化相当分だけ外側に撓曲して膨出部を形成させておき、
段部を溝成形時の保持基準点として、■溝成形部に■溝
を形成させた後、同様に段部を保持基準点として、ポリ
V溝成形部を膨出部の撓曲度合に対応して厚肉化させる
と共に、同時にこの厚肉化されたポリV溝成形部にポリ
V溝を複数条並設形成させるようにしたから、同段部が
一種の緩衝部を構成することになり、これらのV溝およ
びポリV溝相互、ならびにポリV溝成形部での厚肉化の
塑性成形に伴なう成形応力、残留応力などを効果的に吸
収、緩衝できて、谷溝に対するこれらの応力などの影響
を直接良好に排除し得る利点があり、これによってV溝
およびポリV溝相互の寸法形状、殊に複数条を正確に並
設する必要のあるポリV溝の寸法形状を高精度、かつ高
強度で成形加工でき。
またポリV溝成形部の厚肉化によって、比較的成形の、
困難であったポリV溝の成形を容易にし、併せて相対的
に全体の充分な強度を維持した上での軽量化が可能とな
り、さらにポリV溝成形部の厚肉化と同時に、このポリ
V溝成形部の段違い端部に近付けた一部に、基準溝部を
形成させるようにしたから、この基準溝部を成形基準点
として、ポリV溝の寸法形状ならびに配置位置の設定が
容易で、このポリV溝自体の複数条に亘る並設形成を正
確に行ない得るもので、結果的には、この種のV溝およ
びポリV溝を並設する板金製Vプーリの伝動効率を格段
に向上でき、しかも構成自体が頗る簡単で、容易に実施
可能であるなどの特長を有するものである。
困難であったポリV溝の成形を容易にし、併せて相対的
に全体の充分な強度を維持した上での軽量化が可能とな
り、さらにポリV溝成形部の厚肉化と同時に、このポリ
V溝成形部の段違い端部に近付けた一部に、基準溝部を
形成させるようにしたから、この基準溝部を成形基準点
として、ポリV溝の寸法形状ならびに配置位置の設定が
容易で、このポリV溝自体の複数条に亘る並設形成を正
確に行ない得るもので、結果的には、この種のV溝およ
びポリV溝を並設する板金製Vプーリの伝動効率を格段
に向上でき、しかも構成自体が頗る簡単で、容易に実施
可能であるなどの特長を有するものである。
第1図(a)ないしくf)はこの発明に係るV溝および
ポリV溝を備えた板金製Vプーリの製造方法の一実施例
による板金素材から製品に至る主要段累算の加工態様を
それぞれに示す半裁断面図であり、また第2図(al)
ないしくf3)は同」二製造方法の一層具体的な製造工
程を順次に示すそれぞれ半裁断面説明図、第3図ないし
第6図は同上成形各部の詳細を示す拡大断面図である。 1・・・・カップ状素材、2・・・・段付きカップ状素
材、2a・・・・傾斜部付きカップ状素材、3・・・・
V溝付き精整形カップ状素材、 3aおよび3b・・・
・段部付きおよび段部、膨出部付き精整形カップ状素材
、4・・・・V溝、ポリV溝付きVプーリ、4a・・・
・V溝付きカップ状素材。 11・・・・基板部、12・・・・周壁部、】4・・・
・V溝成形部、15・・・・ポリV溝成形部、16・・
・・膨出部、17・・・・厚肉化されたポリV溝成形部
。 21・・・・段部、23・・・・段違い端部。 31・・・・V溝、32・・・・段違い端部。 41・・・・ポリV溝、42・・・・基準溝部。 100・・・・製品としての■溝およびポリV溝を備え
た板金製Vプーリ。 111・・・・内絞り型、112・・・・外絞り型。 211・・・・第1の内押え型、212・・・・第2の
内押え型、213・・・・予備段押しローラ、214・
・・・第3の内押え型、215・・・・第4の内押え型
、216・・・・仕ヒげ段押しローラ。 311・・・・第5の内押え型、312・・・・第6の
内押え型、313・・・・外絞り型、314・・・・第
7の外押え型、315・・・・第8の内押え型、316
・・・・剪断ローラ、317・・・・第9の内内押え型
、 317a・・・・同上成形型の肩部、319・・・
・第11の外押え型、 319a・・・・同上成形型の
肩部、320・・・・外絞り成形型。 411・・・・第12の内■溝予備成形型、411a・
・・・同上成形型の肩部、412・・・・第13の外V
溝予備成形型、413・・・・■溝予備成形ローラ、4
13a・・・・同上成形ローラの肩部、414・・・・
第14の内■溝仕上げ成形型、414a・・・・同上成
形型の肩部、415・・・・第15の外V溝仕上げ成形
型、416・・・・V溝仕上げ成形ローラ、416a・
・・・同上成形ローラの肩部。 511 ・・・・第1ポリvyt予備成形型、51+a
・・・・同上成形型の肩部、513・・・・外押え成形
型、513a・・・・同上成形型の肩部、514・・・
・第1ポリV溝予備成形ローラ、515・・・・第2ポ
リV溝予備成形型、515a・・・・同上成形型の肩部
、516・・・・第2ポリV溝予備成形ローラ、517
・・・・第3ポリV溝予備成形型、517a・・・・同
上成形型の肩部、518・・・・第3ポリV溝予備成形
ローラ、519・・・・ポリV溝仕上げ成形型、519
a・・・・同上成形型の肩部、520・・・・ポリV溝
仕上げ成形ローラ。 特許出願人 株式会社カネミッ 代 理 人 弁理士 鈴江 孝− 第2図 (al) (bl)(bl) 第2図 (cl) (c2)(C3) 第2図 (di) (d2) (el) 第2図 (f3) 第3図 第4図 14a 第5図 第6図
ポリV溝を備えた板金製Vプーリの製造方法の一実施例
による板金素材から製品に至る主要段累算の加工態様を
それぞれに示す半裁断面図であり、また第2図(al)
ないしくf3)は同」二製造方法の一層具体的な製造工
程を順次に示すそれぞれ半裁断面説明図、第3図ないし
第6図は同上成形各部の詳細を示す拡大断面図である。 1・・・・カップ状素材、2・・・・段付きカップ状素
材、2a・・・・傾斜部付きカップ状素材、3・・・・
V溝付き精整形カップ状素材、 3aおよび3b・・・
・段部付きおよび段部、膨出部付き精整形カップ状素材
、4・・・・V溝、ポリV溝付きVプーリ、4a・・・
・V溝付きカップ状素材。 11・・・・基板部、12・・・・周壁部、】4・・・
・V溝成形部、15・・・・ポリV溝成形部、16・・
・・膨出部、17・・・・厚肉化されたポリV溝成形部
。 21・・・・段部、23・・・・段違い端部。 31・・・・V溝、32・・・・段違い端部。 41・・・・ポリV溝、42・・・・基準溝部。 100・・・・製品としての■溝およびポリV溝を備え
た板金製Vプーリ。 111・・・・内絞り型、112・・・・外絞り型。 211・・・・第1の内押え型、212・・・・第2の
内押え型、213・・・・予備段押しローラ、214・
・・・第3の内押え型、215・・・・第4の内押え型
、216・・・・仕ヒげ段押しローラ。 311・・・・第5の内押え型、312・・・・第6の
内押え型、313・・・・外絞り型、314・・・・第
7の外押え型、315・・・・第8の内押え型、316
・・・・剪断ローラ、317・・・・第9の内内押え型
、 317a・・・・同上成形型の肩部、319・・・
・第11の外押え型、 319a・・・・同上成形型の
肩部、320・・・・外絞り成形型。 411・・・・第12の内■溝予備成形型、411a・
・・・同上成形型の肩部、412・・・・第13の外V
溝予備成形型、413・・・・■溝予備成形ローラ、4
13a・・・・同上成形ローラの肩部、414・・・・
第14の内■溝仕上げ成形型、414a・・・・同上成
形型の肩部、415・・・・第15の外V溝仕上げ成形
型、416・・・・V溝仕上げ成形ローラ、416a・
・・・同上成形ローラの肩部。 511 ・・・・第1ポリvyt予備成形型、51+a
・・・・同上成形型の肩部、513・・・・外押え成形
型、513a・・・・同上成形型の肩部、514・・・
・第1ポリV溝予備成形ローラ、515・・・・第2ポ
リV溝予備成形型、515a・・・・同上成形型の肩部
、516・・・・第2ポリV溝予備成形ローラ、517
・・・・第3ポリV溝予備成形型、517a・・・・同
上成形型の肩部、518・・・・第3ポリV溝予備成形
ローラ、519・・・・ポリV溝仕上げ成形型、519
a・・・・同上成形型の肩部、520・・・・ポリV溝
仕上げ成形ローラ。 特許出願人 株式会社カネミッ 代 理 人 弁理士 鈴江 孝− 第2図 (al) (bl)(bl) 第2図 (cl) (c2)(C3) 第2図 (di) (d2) (el) 第2図 (f3) 第3図 第4図 14a 第5図 第6図
Claims (4)
- (1)板金素材を深絞り成形して、基板部と周壁部から
なるカップ状素材を形成させるカップ状素材形成工程と
、前記カップ状素材の周壁部に段部および段違い端部を
形成して、周壁部を基板部、段部側のV溝成形部と開口
縁、段違い端部側のポリV溝成形部とに区分させる段部
、段違い端部形成工程と、前記ポリV溝成形部を厚肉化
相当分だけ外側に撓曲して膨出部を形成させる厚肉化予
備形成工程と、前記V溝成形部にV溝を形成させるV溝
形成工程と、前記膨出部を圧扁して、ポリV溝成形部を
撓曲度合対応に厚肉化させると共に、前記段違い端部に
近付けた一部に、基準溝部を同時形成させる厚肉化、基
準溝部形成工程と、前記基準溝部を基準点として、前記
厚肉化されたポリV溝成形部に複数条からなるポリV溝
を並設して形成させるポリV溝形成工程とを、少なくと
も順次に含むことを特徴とするV溝およびポリV溝を備
えた板金製Vプーリの製造方法。 - (2)V溝形成工程が、段部を拘束保持した状態で、V
溝成形部側になされる工程であることを特徴とする特許
請求の範囲第1項記載のV溝およびポリV溝を備えた板
金製Vプーリの製造方法。 - (3)ポリV溝形成工程が、段部を拘束保持した状態で
、厚肉化されたポリV溝成形部側になされる工程である
ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のV溝およ
びポリV溝を備えた板金製Vプーリの製造方法。 - (4)ポリV溝形成工程が、複数条からなるポリV溝の
並設形成に併せて、同並設両端部側に立上り部を同時形
成させる工程であることを特徴とする特許請求の範囲第
1項または第3項記載のV溝およびポリV溝を備えた板
金製Vプーリの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14525185A JPS626727A (ja) | 1985-07-02 | 1985-07-02 | V溝およびポリv溝を備えた板金製vプ−リの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14525185A JPS626727A (ja) | 1985-07-02 | 1985-07-02 | V溝およびポリv溝を備えた板金製vプ−リの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS626727A true JPS626727A (ja) | 1987-01-13 |
Family
ID=15380808
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14525185A Pending JPS626727A (ja) | 1985-07-02 | 1985-07-02 | V溝およびポリv溝を備えた板金製vプ−リの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS626727A (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5310553A (en) * | 1976-07-15 | 1978-01-31 | Kurita Water Ind Ltd | Mehtod of treating waste water containing fluorine and boron |
JPS5788929A (en) * | 1977-02-04 | 1982-06-03 | Drive Mfg Inc | Pulley and its manufacture |
JPS5790459A (en) * | 1980-11-21 | 1982-06-05 | Nippon Spindle Mfg Co Ltd | Manufacture of grooved v-pulley |
-
1985
- 1985-07-02 JP JP14525185A patent/JPS626727A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5310553A (en) * | 1976-07-15 | 1978-01-31 | Kurita Water Ind Ltd | Mehtod of treating waste water containing fluorine and boron |
JPS5788929A (en) * | 1977-02-04 | 1982-06-03 | Drive Mfg Inc | Pulley and its manufacture |
JPS5790459A (en) * | 1980-11-21 | 1982-06-05 | Nippon Spindle Mfg Co Ltd | Manufacture of grooved v-pulley |
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