JPS626726A - V溝およびポリv溝を備えた板金製vプ−リの製造方法 - Google Patents

V溝およびポリv溝を備えた板金製vプ−リの製造方法

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JPS626726A
JPS626726A JP14525085A JP14525085A JPS626726A JP S626726 A JPS626726 A JP S626726A JP 14525085 A JP14525085 A JP 14525085A JP 14525085 A JP14525085 A JP 14525085A JP S626726 A JPS626726 A JP S626726A
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groove
poly
forming
sheet metal
stepped
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JP14525085A
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Toshiaki Kanemitsu
俊明 金光
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Kanemitsu KK
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Kanemitsu KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕− この発明はV溝およびポリV溝を備えた板金製Vプーリ
の製造方法に関し、さらに詳しくは、周壁部の基板部側
に■溝部および周壁部にこのV溝に並設して所定ピッチ
で並ぶ複数のポリV溝をそれぞれに形成してなる板金製
■プーリの製造方法に係るものである。
〔従来の技術〕
近時、ベルトによる強力で確実性に優れた伝動手段とし
て、張架方向に沿う複数のV形突条を、内面側に所定ピ
ッチで平行に突設した。いわゆるポリVベルトを用い、
このポリVベルトを 1組の対向されるポリVプーリの
ポリV溝間に張架させた構成が多く利用されており、こ
のポリVベルトによる動力伝達に使用されるポリVプー
リ、特に板金素材を成形加工してなるポリVプーリの開
発が盛んである。また一方、このポリVベルト伝動に併
せて、同一■プーリにより通常のVベルト伝動をもなし
得るようにした2系統の伝動手段も利用されていて、こ
の場合のVプーリには、■溝とポリV溝とを併設した複
合形式による板金製プーリ、すなわちV溝およびポリV
溝を備えた板金製Vプーリが使用されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
こ\でこのようにVベルトとポリVベルトを併用した伝
動構成に適用される板金製Vプーリ、すなわちV溝およ
びポリV溝を備えた板金製Vプーリを使用する場合にあ
って、駆動力の強力かつ確実で円滑な伝動を得るために
は、それぞれに板金素材を塑性成形して形成するV溝と
ポリV溝のうち、特にポリVベルトの各V形突条を係合
させるところの、相互に並設される複数条のポリV溝に
関して、そのポリV溝自体の溝巾および溝径、ならびに
ポリV溝相互のピッチ間隔などにつき、これを5/10
hm程度までの高精度に仕上げる必要があり、しかもこ
の高精度な複数条のポリV溝を、通常のV溝と併せて形
成しなければならないために、これらのV溝、ポリV溝
の両者それぞれの塑性成形に伴なって、素材内部に生ず
る成形応力。
残留応力などが相互に影響し合い、両溝の成形寸法など
に狂いをきたす惧れがあり、殊に高精度であることを信
条とする複数条のポリV溝相互の成形加工が極めて困難
になるもので、結果的には良好な駆動力伝動をなし得な
くなるなどの問題点があった。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明は従来のこのような問題点に鑑み、■溝および
ポリV溝を併有する板金製■プーリを、板金素材から可
及的簡単かつ容易に、しかも高精度に成形加工して構成
させるための、量産性に優れた製造方法を提供すること
を目的とし、特にV溝形成後に、あらためてポリV溝を
形成するときの、各溝相互間の影響を排除し得るように
すると共に、ポリV溝自体の複数条に亘る並設形成を容
易に行ない得るようにしたものである。
すなわち、この発明は、板金素材を深絞り成形して、基
板部と周壁部からなるカップ状素材を形成させるカー7
ブ状素材形成工程と、前記カップ状素材の周壁部に、段
部および段違い端部を形成して、周壁部を基板部1段部
側のV溝成形部と開口縁9段違い端部側のポリV溝成形
部とに区分させる段部9段違い端部形成工程と、前記V
溝成形部にV溝を形成させるV溝形成工程と、前記ポリ
V溝成形部の段違い端部に近付けた一部に、基準溝部を
基準点として、前記ポリV溝成形部に複数条からなるポ
リV溝を並設して形成させるポリV溝形成工程とを、少
なくとも順次に含むことを特徴とするV溝およびポリV
溝を備えた板金製Vプーリの製造方法である。
〔作   用〕
従ってこの発明方法では、基板部と周壁部からなるカッ
プ状素材を用い、その周壁部上にV溝および相互に並設
される複数条のポリV溝を形成させるようにした板金製
Vプーリの製造方法にあって、これらの■溝およびポリ
V溝の成形加工に先立って、予め周壁部に段部および段
違い端部を形成させることにより、この周壁部を基板部
1段部部側のV溝成形部と、開口縁1段違い端部側のポ
リV溝成形部とに区分させておき、この段部を溝成形時
の保持基準点として、■溝成形部にV溝を、ポリV溝成
形部に並設される複数条のポリV溝をそれぞれに形成さ
せるようにすることにより、同段部が一種の緩衝部を構
成して、■溝およびポリVJ請1万の朔妊者嵌17挫か
)虐嵌つ士 撞回陰±などを効果的に吸収、緩衝できる
のであり、またポリV溝成形部の段違い端部番こ近付け
た一部に。
基準溝部を形成させることで、この基準溝部を成形基準
点として、ポリV溝自体の複数条に亘る並設形成を正確
かつ容易に行ない得るのである。
〔実  施  例〕
以下この発明に係るV溝およびポリV溝を備えた板金酸
Vプーリの製造方法の一実施例につき、第1図ないし第
6図を参照して詳細に説明する。
第1図(a)ないしくe)はこの実施例に係る板金酸V
プーリの製造方法の板金素材から製品に至る主要段階毎
の加工態様をそれぞれに示す半裁断面図である。
すなわち、まずこの第1図において、この実施例方法の
場合には、所定厚さの板金素材を深絞り成形して、基板
部11と周壁部12からなるカップ状素材1を形成させ
る力・ンプ状素材形成工程(同図(a))と、このカッ
プ状素材1の周壁部12に段部21および段違い端部2
3を形成して、同周壁部12を基板部111段部21側
のV溝成形部14と、開口縁12a。
段違い端部23側のポリV溝成形部15とに区分させる
段部1段偉い端部形成工程(同図(b))と、前記周壁
部12のV溝成形部14に対して、■溝部1を形成させ
るV溝形成工程(同図(C))と、前記ポリV溝成形部
15の段違い端部23に近付けた一部に、基準溝部42
を形成させる基準溝部形成工程(同図(d))と、前記
周壁部12のポリV溝成形部15に対し、前記基準溝部
42をポリV溝成形のための基準点として、相互に並設
される複数条のポリV溝41を形成させるポリV溝形成
工程(同図(e))とを順次に有し、これらの各工程に
より板金素材を加工成形して、目的とするV溝部1およ
びポリV溝41を備えた板金酸Vプーリ100を製造す
るのである。
また第2図は前記板金部Vプーリ100同上製造方法の
一層具体的な製造工程を順次に示す断面説明図、第3図
ないし第6図は同上成形各部の詳細を示す拡大断面図で
あり、各工程での詳細を次に述べる。
(りカップ状素材形成工程(第1図(a))このカップ
状素材形成工程では、第2図(al)に示すように、所
定の厚さおよび外径の板金素材を成形材料として用い、
可動、固定の両内、外絞り型lit、112および押え
型113により、所定の外径寸法および絞り深さ寸法に
深絞り成形して、基板部11と周壁部12とからなるカ
ー2ブ状素材1を形成させる。そしてこのとき、前記周
壁部12の開口縁部12aには、絞り成形に伴なった余
剰材料による鍔部13が残留される。
(2)段部1段違い端部形成工程(第1図(b))この
段部9段違い端部形成工程では、まず第2図(bl)に
示すように、第1.第2の相互に重合された内押え型2
11,212に、前記カップ状素材1を嵌合保持させた
状態で、予備段押しローラ213により、同カップ状素
材lの基板部11側の周壁部12の部分を予備転造し、
同部分に傾斜部22を成形させて、この周壁部12を基
板部11側のV溝成形部I4と、開口縁部12a側のポ
リV溝成形部15とに区分させた傾斜部付きカップ状素
材2aを得る。
ついで第2図(b2)に示すように、第3.第4の相π
に重合された内押λ型214.215に、この傾斜段部
付きカップ状素材2aを同様に嵌合保持させた状態で、
仕上げ段押しローラ216により、前記傾斜部22を仕
上げ転造し、第3図にその詳細を拡大して示す通り、■
溝成形部14側に段部21.ポリV溝成形部15側に段
違い端部23をそれぞれ同時に成形させて、段部付きカ
ップ状素材2とする。
すなわち、この段部形成工程においては、結果的にカッ
プ状素材1の周壁部12に段部21および段違い端部2
3をそれぞれに形成することで、この周壁部12を、段
部21よりも小径にされた基板部11側のV溝成形部1
4と、段違い端部23を介してこれよりも大径にされた
開口縁12a側のポリV溝成形部15とに区分される。
(3)■溝形成工程(第1図(C)) このV溝形成工程では、まず第2図(C1)に示すよう
に、第5.第6の相互に重合された内押え型311.3
12に、前記段部付きカップ状素材2を嵌合保持させた
状態で、外絞り型313により、同段部付きカップ状素
材2の基板部11を同心的に逆方向内側へ絞り込んで1
周縁部所定範囲内に段違い端部32を予備成形させたの
ち、これを第2図(C2)に示すように、その基板部l
l側にあって、第7の外押え型314と偏心された第8
の内押え型315とにより保持させた状態で、剪断ロー
ラ316を用い、前記ポリV溝成形部15を所定寸法位
置から剪断して、前記鍔部13.ひいては余剰材料部分
を予め除去整形させ、このようにして段部付き粗整形カ
ップ状素材3aを得る。
ついで前記段部付き粗整形カップ状素材3aは。
第2図(C3)に示すように、第9.第10の内、外V
溝予備成形型317,318間で同心的に挟着保持させ
、かつ特に前記段部21の保持については、同第9の内
V溝予備成形型31?の肩部317aにきっちりと嵌着
させた状態で、■溝予備成形ローラ319により前記■
溝成形部14を、外周から絞り込むように予備転造して
、同部分にV溝成形のための凹陥部33を予め形成させ
る。
そしてこのV溝成形部14に対するV溝成形のための予
備転造に際しては、前記V溝予備成形ローラ319の肩
部319aと前記第9の内V溝予備成形型317の肩部
317aとにより、段部21を常時、圧接保持させるよ
うにし、これによって同予備転造における塑性成形の影
響が、前記ポリV溝成形部15側に及ばないようにする
のである。
さらにその後、第2図(C4)に示すように、凹陥部3
3を予備成形させた段部付き粗整形カップ状素材Gal
±、前記の場合と同様に、第11.第12の内、外V溝
仕上げ成形型320,321間で同心的に挟着保持させ
ると共に、こ\でも特に前記段部21については、同第
11の内V溝仕上げ成形型320の肩部320aにきっ
ちりと嵌着させた状態で、■溝仕上げ成形ローラ322
を用いてこの凹陥部33を、外周からより深く絞り込ん
で仕上げ転造し、同凹陥部33に対し通常のV溝31を
成形させて、■溝付き粗整形カップ状素材3とする。
そしてまたこ\でも前記と同様に、このV溝成形部14
に対するV溝31の成形のための仕上げ転造に際しては
、前記■溝仕上げ成形ローラ322の肩部322aと前
記第11の内V溝仕上げ成形型320の肩部320aと
により、段部21を常時、圧接保持させるようにして、
同仕上げ転造における塑性成形時の成形圧力、ならびに
成形後の残留圧力などの影響が、前記ポリV溝成形部1
5側に及ばないようにするのであり、このようにして前
記V溝成形部!4に通常のV溝31を成形させた状態で
は、第4図にその詳細を拡大して示した通り、同V溝成
形部14が、前記基板部11の段違い端部32と段部2
1との間で、7字形に曲げ込まれると共に、同段違い端
部32側では二重に折り返し補強されて、所定形状寸法
のV溝31を所期通りに高精度で形成し得るのである。
(4)基準溝部形成工程(第1図(d))この基準溝部
形成工程では、第2図(dl)に示す示すように、第1
ポリV溝予備成形型411に前記V溝付き粗整形カップ
状素材3を嵌合させ、かつその基板部11および■溝3
1部を外側から第13の外押え型412により、またそ
のV溝31を包含するようにして、段部21を同様に外
側から外押え成形型413によりそれぞれ同心的に挟着
保持させるとlポリV溝予備成形型411の肩部411
aと、外押え成形型413の突出保持成形部413aと
の間に、きっちりと強力に挟圧させた状態とし、この状
態で第1ポリV溝予備成形ローラ414により、前記段
違い端部23側に近付けたポリV溝成形部15の一部分
を、外周から絞り込むように第1予備転造して、同部分
にポリV溝成形のための成形基準点となる基準溝部42
を予め形成させ、このようにしてV溝付きカップ状素材
4aを得る。
そしてこのポリV溝成形部15の段違い端部23側に近
付けた部分に対するところの、ポリV溝成形のための基
準溝部42の転造に際しては、前記段部21の部分を、
第1ポリ■溝予備成形型411の肩部411aと、外押
え成形型413の突出保持成形部413aとによって、
常時、挟圧保持させているために、こ−でも回転造にお
ける塑性成形の影響が、前記■溝成形部14側に及ぶ惧
れはなく、またこのようにして前記ポリV溝成形部15
に基準溝部42を成形させた状態では、第5図にその詳
細を拡大して示1−−P:通番1.同其准構郁42t±
、イ吊カ)にV字形をなして曲げ込まれると共に、段違
い端部23側では二重に折り返された立りり部形状に成
形される。
(S)ポリV溝形成工程(第1図(e))このポリV溝
形成工程では、まず第2図(el)および(e2)に示
すように、前記第1ポリV溝予備成形型、成形ローラ4
11,414の組合せについて、これを偏心された第2
ポリ■溝予備成形型4■5.および成形ローラ41El
の組合せと、偏心された第3ポリV溝予備成形型417
.および成形ローラ418の組合せとに順次に組替え、
かっこ−でも前記と同様に段部2工に対する挟圧保持を
なした状態で、前記ポリV溝成形部15の基準溝部42
を、ポリV溝成形のための一つの成形基準点に活用して
、このポリV溝成形部15に対し、第2.第3予備転造
としての、並列される複数条の予備ポリV溝43,44
を、漸次に所定寸法形状に近付けるように、少しづ−絞
り込むと共に、前記開口縁部12a側に立上り耳部45
を次第に立上らせて成形する。
すなわち、こ−では第1予備転造された基準溝部42が
、ポリV溝成形のための成形基準点になるために、これ
らの第2.第3予備転造としての予備ポリV溝43.4
4の複数条を・、容易にしかも正確な寸法形状配置で並
列成形し得るのである。
ついでその後、第2図(e3)に示すように、ポリV溝
予備成形最終段の偏心された第3ポリ■溝予備成形型4
17.および第3ポリV溝予備成形ローラ418の組合
せを、偏心されたポリV溝仕上げ成形型418.および
ポリV溝仕上げ成形ローラ420の組合せに組替え、か
っこ覧でも前記と同様に段部21に対する挟圧保持をな
した状態で、前記第3予備転造での並列される複数条の
予備ポリV溝44を、■溝仕上げ成形ローラ420によ
り、外周からより深く絞り込んで仕上げ転造し、同ポリ
V溝成形部15に対して、並列される複数条のポリV溝
41を成形させ、このようにしてV溝、ポリV溝付きV
プーリ4を得る。
そしてまたこへでも前記と同様に、このポリV溝成形部
15に対するポリV溝41の成形のための仕上げ転造に
際しては、前記ポリV溝仕上げ成形型419の肩部41
9aと、外押え成形型413の突出保持成形部413a
とによって、前記段部21を常時1強力に挟圧保持させ
ているために、前記V溝31の場合と全く同様に、この
ポリV溝41の仕上げ転造における塑性成形時の成形圧
力、ならびに成形後の残留圧力などの影響を、V溝31
側に及ぼすことはなく、このようにして前記ポリV溝成
形部15に、並列される複数条のポリV溝41を成形さ
せた状態では、第6図にその詳細を拡大して示した通り
、同ポリV溝成形部15が、並列する複数条のV字形に
曲げ込まれると共に、前記段部21側では、一部が段違
い端部23に二重に折り返し補強され、かつ前記開口縁
部12a側では、立−ヒリ耳部45が立上げられて、こ
れらの立上り部によりポリVベルトの外れを防止できる
のであり、こへでは結果的に所定形状寸法によるところ
の、相互に並列される複数条のポリV溝41を所期通り
に高精度で形成し得るのである。
すなわち9以上のようにして目的とするV溝31および
ポリV溝4Iを、それぞれに高精度で形成した。製品と
しての板金製■ブー9100(Vプーリ4)を製造する
ことができるのである。
〔発明の効果〕
以丑詳述したようにこの発明方法によれば、基板部と周
壁部からなるカンプ状板金素材を用い、その周壁部上に
V溝と相互に並設される複数条のポリV溝とを形成させ
る場合、これらのV溝およびポリV溝の成形加工に先立
って、まず予め周壁部に段部および段違い端部を形成さ
せることにより、同周壁部を基板部1段部側のV溝成形
部と、開口縁1段違い端部側のポリV溝成形部とに区分
させておき、この段部を溝成形時の保持基準点とし、■
溝成形部に対してV溝を、ポリV溝成形部に対して複数
条のポリV溝をそれぞれに形成させるようにしたから、
同段部が一種の緩衝部を構成することになり、これらの
■溝およびポリV溝の塑性成形時に生ずる成形応力、残
留応力などを効果的に吸収、緩衝できて、谷溝に対する
これらの応力などの影響を直接良好に排除し得る利点が
あり、これによってV溝およびポリV溝相互の寸法形状
、殊に複数条を正確に並設する必要のあるポリV溝の寸
法形状を高精度に成形加工でき、またポリV溝成形部の
段違い端部に近付けた一部に、基準溝部を形成させるよ
うにしたから、この基僧溝部を成形基準点として、ポリ
V溝の寸法形状ならびに配置位置の設定が容易で、この
ポリV溝自体の複数条に亘る並設形成を正確に行ない得
るもので、結果的には、この種のV溝およびポリV溝を
並設する板金製Vプーリの伝動効率を格段に向上でき、
しかも構成自体が頗る簡単で、容易に実施可能であるな
どの特長を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)ないしくa)はこの発明に係るV溝および
ポリV溝を備えた板金製■プーリの製造方法の一実施例
による板金素材から製品に至る主要段階毎の加工態様を
それぞれに示す半裁断面図であり、また第2図(al)
ないしくe3)は同上製造方法の一層具体的な製造工程
を順次に示すそれぞれ半裁断面説明図、第3図ないし第
6図は同上成形各部の詳細を示す拡大断面図である。 l・・・・カップ状素材、2・・・・段付きカップ状素
材、2a・・・・傾斜部付きカップ状素材、3・・・・
V溝付き粗整形カンプ状素材、3a・・・・段部付き粗
整形カップ状素材、4・・・・V溝、ポリV溝付き■プ
ーリ、4a・・・・V溝付きカップ状素材。 11・・・・基板部、12・・・・周壁部、14・・・
・V溝成形部、15・・・・ポリV溝成形部。 21・・・・段部、23・・・・段違い端部。 31・・・・V溝、32・・・・段違い端部。 41・・・・ポリV溝、42・・・・基準溝部。 +00・・・・製品としての■溝およびポリV溝を備え
た板金製Vプーリ。 111 ・・・・内絞り型、112・・・・外絞り型。 211・・・・第1の内押え型、212・・・・第2の
内押え型、213・・・・予備段押しローラ、214・
・・・第3の内押え型、215・・・・第4の内押え型
、21B・・・・仕上げ段押しローラ。 311・・・・第5の内押え型、312・・・・第6の
内押え型、313・・・・外絞り型、314・・・・第
7の外押え型、315・・・・第8の内押え型、31B
・・・・剪断ローラ、317・・・・第9の内V溝予備
成形型、31?a・・・・同上成形型の肩部、31B・
・・・第10の外V溝予備成形型、319・・・・V溝
予備成形ローラ、319a・・・・同上成形ローラの肩
部、320・・・・第11の内V前仕上げ成形型、32
0a・・・・同上成形型の肩部、321・・・・第12
の外V前仕上げ成形型、322・・・・V前仕上げ成形
ローラ、322a・・・・同上成形ローラの肩部。 411・・・・第1ポリ■溝予備成形型、411a・・
・・同上成形型の肩部、413・・・・外押え成形型、
413a・・・・同上成形型の肩部、414・・・・第
1ポリV溝予備成形ローラ、415・・・・第2ポリ■
溝予備成形型。 415a・・・・同上成形型の肩部、416・・・・第
2ポリV溝予備成形ローラ、417・・・・第3ポリV
溝予備成形型、417a・・・・同上成形型の肩部、4
18・・・・第3ポリV溝予備成形ローラ、418・・
・・ポリV溝仕上げ成形型、418a・・・・同上成形
型の肩部、420・・・・ポリV溝仕上げ成形ローラ。 特許出願人   株式会社カネミツ 代 理 人   弁理士 鈴江 孝− 第1図 (e) 第2図 (al)           (bl)(b2) 第2図 (c3)        (c4) (dl) 第2図 (e3) 第3図 第4図 第5図 第6図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)板金素材を深絞り成形して、基板部と周壁部から
    なるカップ状素材を形成させるカップ状素材形成工程と
    、前記カップ状素材の周壁部に段部および段違い端部を
    形成して、周壁部を基板部、段部側のV溝成形部と開口
    縁、段違い端部側のポリV溝成形部とに区分させる段部
    、段違い端部形成工程と、前記V溝成形部にV溝を形成
    させるV溝形成工程と、前記ポリV溝成形部の段違い端
    部に近付けた一部に、基準溝部を形成させる基準溝部形
    成工程と、前記基準溝部を基準点として、前記ポリV溝
    成形部に複数条からなるポリV溝を並設して形成させる
    ポリV溝形成工程とを、少なくとも順次に含むことを特
    徴とするV溝およびポリV溝を備えた板金製Vプーリの
    製造方法。
  2. (2)V溝形成工程が、段部を拘束保持した状態で、V
    溝成形部側になされる工程であることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載のV溝およびポリV溝を備えた板
    金製Vプーリの製造方法。
  3. (3)ポリV溝形成工程が、段部を拘束保持した状態で
    、ポリV溝成形部側になされる工程であることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載のV溝およびポリV溝を
    備えた板金製Vプーリの製造方法。
  4. (4)ポリV溝形成工程が、複数条からなるポリV溝の
    並設形成に併せて、同並設両端部側に立上り部を同時形
    成させる工程であることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項または第3項記載のV溝およびポリV溝を備えた板
    金製Vプーリの製造方法。
JP14525085A 1985-07-02 1985-07-02 V溝およびポリv溝を備えた板金製vプ−リの製造方法 Pending JPS626726A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5310553A (en) * 1976-07-15 1978-01-31 Kurita Water Ind Ltd Mehtod of treating waste water containing fluorine and boron
JPS5790459A (en) * 1980-11-21 1982-06-05 Nippon Spindle Mfg Co Ltd Manufacture of grooved v-pulley

Patent Citations (2)

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