JPS6266003A - 吊下形ボイラの耐震構造 - Google Patents

吊下形ボイラの耐震構造

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JPS6266003A
JPS6266003A JP16513586A JP16513586A JPS6266003A JP S6266003 A JPS6266003 A JP S6266003A JP 16513586 A JP16513586 A JP 16513586A JP 16513586 A JP16513586 A JP 16513586A JP S6266003 A JPS6266003 A JP S6266003A
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JP
Japan
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boiler
stopper
frame
strength member
earthquake
Prior art date
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Pending
Application number
JP16513586A
Other languages
English (en)
Inventor
光畑 英哉
中尾 好昭
村瀬 良秀
江上 照夫
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPS6266003A publication Critical patent/JPS6266003A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、吊下形ボイラの地震時における耐震方法およ
びボイラ本体ならびにボイラフレームの強度メンバの損
傷を防止する吊下形ボイラの耐震構造の改良に係る。
一般に吊下形ボイラば、ボイラ本体をこれを囲むボイラ
フレームの天井面から吊下げてその自重を支持せしめる
ことにより運転時におけるボイラ本体の熱膨張がボイラ
フレームに悪影響を及ぼすことを避けようとする形式で
ある。
このような吊下形ボイラでは、ボイラ運転時における種
々の原因によるボイラ本体やボイラフレームの振動ある
いは強風にょるボイラ本体を主とした横揺れの外、地震
による水平震カを受けることがある。
特に吊下形ボイラが地震による水平力を受けた時にはボ
イラ本体の地震応答性とボイラフレームの地震応答性が
異るためにボイラ本体とボイラクレーム間の相対変位が
大きくなりいわゆるぶらぶらする構造となる。
このため、吊下形ボイラでは、ボイラ本体の強度メンバ
(パックスティ)と前記ボイラ本体を囲んで該本体を吊
下支持するボイラフレーJ・(7) 強!メンバー(ラ
ーメン構造部材、−7−メン。
プレース構造部材、トラス構造部材等)との間に両者の
相対的な横移動を制限するスト、ツバを設け、ボイラ本
体とボイラフレームとを一体構造物と見做して建築基準
法に基く静的水平震度法による耐震設計をするのが普通
である。
以下、耐NLよりみた従来公知の吊下形ボイラの構造例
とこれ等の構造の強震時における問題点につき図面に従
って説明する。
ボイラ本体(1)は、第1図に示すようにボイラフレー
ム(2)の天井面(3)から多数の吊棒(4)を介して
吊り下げられている。第2図に示すように。
モノウオール構造のドラム形ボイラでは、ボイラ本体(
1)の炉壁(7)が水管(8)で形成されているため、
ボイラが運転に入るとボイラ本体(1)は、第1図、第
2図ノX0−XO9YO−YOオヨびZo−Zoヲ伸び
の起点として水管(8)の温度に応じて各方向に熱膨張
する。炉壁(7)には、地震時ならびに炉内圧によるふ
くらみおよび燃焼による炉内圧の変動に伴う炉壁(7)
の振動などを防ぐために、ボイラ本体(1)の強度のメ
ンバとして水平方向に所定の間隔でパックスティ(9)
がタガのようにその四方ヲ巻いている。パックスティ(
9)の断面は。
第3図a、第3図すおよび第5図にその詳細を示すよう
に通常■形断面の形鋼を採用しており。
主として曲げと圧縮を受は持たせる構造となっている。
(大型の吊下形ボイラでは、J:記のような複数個の水
平パックスティの外側にこれ等と直交する大型の工形鋼
の垂直パックスティを取付けさらにこの垂直パックステ
ィの外側を水平方向のトラス構造で補強した構造のもの
もある。)炉壁(7)に掛る水平方向の引張り力は、水
管(8)の外側に別に設けたテンション・バーα0によ
って受は持たせており、パックスティ(9)は。
炉壁(7)の伸びの起点となる個所Xo−XoおよびY
o−Yoの近くの水管(8)に溶接された止め具αηを
介してボルトα埠により強固に取付けられている。
該バ・・・クステイ(9)は、さらに長孔を有する複数
個のステイラップ@を介して前記テンション・バー(I
cIに取付られ炉壁(7)の伸びに対してスライド出来
るようにしである。
(1,,4)は、炉壁(7)の外側に張られた保温材で
ある。
このようにして、ボイラ本体(1)は通常時伸びの方向
には自由になっているが、備前後方向および左右方向に
は、伸びの起点となる個所Xo −Xo 。
Yo−Yoを通る垂直面内における所定の位置に設けら
れたストッパα乳αQ・・・により拘束されている。
さらにストッパαυの構造を詳細に説明すれば。
第4図および第5図に示す例ではヌトッパα均ば。
ボイラフレーム(2)の2本の強度メンバ00,08間
に垂直に取付けられた雄ストッパαη、およびこれと数
ミリのクリヤランスを持ってパックスティ(9)に取付
けられ、前記雄ストッパα力を挾む雌ストッパ(18)
、(18)とから成り、ボイラ本体(1)の熱、膨張に
基く、パックスティ(9)とボイラフレーム(2)の強
度メンバcteとの鉛直方向ならびに水平方向の相対変
位を吸収するとともに、雄スト、ツバ何と雌ヌトノパα
8)、側を横切る水平方向には前述のような地震時その
他の相対的な横移動を制限するストッパαυとしてボイ
ラフレーム(2)の強度メンバα0とボイラ本体(1)
の強度メンバでアルパックスティ(9)とを結合してい
る。
また、第6図および第7図に示したスト、ツバ0Qの別
の例では、ボイラ本体(1)の伸びの起点Xo−Xo、
 Yo−Yoに近いボイラフレーム(2)の強度メンバ
σQに、水平片持梁翰とプンーヌ(財)あるいは水平片
持梁@を介してボイラフレーム(2)の複数階を貫く長
いバンパ柱(ハ)が、多数のボルト(ホ)でボイラフレ
ーム(2)の一部として強固に取付けられている。そし
て、ボイラ本体(1)に取付けられた複数(1階当り2
本)のパックスティ(9)に溶接された雌ストッパ(至
)、0句が第7図に示すように僅かな間隙を置いて前記
パンパ柱(ハ)を挾んでいる。dはパックスティ(9)
に設けた突起α勇と前記バンパ柱(ハ)との間に設けた
ボイラ本体(1)の最大伸び量以北に取った間隙である
この様なストッパ0均では地震時にボイラフレ−ム(2
)に掛る水平力は、雄ストッパαηまたはバンパ柱(ハ
)から雌ヌトッパα句を介してそのままパックスティ(
9)に伝えられボイラフレーム(2)はボイラ本体(1
)と一体となって振動する。
この時、パンパ柱(ハ)が受けるボイラ本体(1)の慣
性力に基く反力は各階に設けられた複数雌ストッパ(ト
)、0句・・・を介してバンパ柱(ハ)に伝えられる。
バンパ柱@に伝えられた水平力はバンパ柱(ハ)を曲げ
水平片持梁翰、ブレーヌQ1)及び水平片持梁(イ)等
の接合部材に分配され、そこに設けられているボイラフ
レーム(2)の強度メンバαG、αのによりボイラフレ
ーム(2)へ集約されボイラフレーム(2)の基礎へ伝
えられる。
さらに第8図及び第9図に例示するように短壁(7)の
四方に取付けられたパックスティ(9)、 (9)・・
・・・・の四隅部とボイラフレーム(2)の強度メンバ
aQ、αQとの間に夫々強いロッド状のストッパαυ。
αυ設けだものも知られている。
この形式のストッパαつもパックスティ(9)に強固に
取付けられたストッパαυの構成部材であるピン状の結
合部材01)およびボイラフレーム(2)の強度メンバ
αQに強固に取付けられたブラケット働とピンQからな
る結合部材を備えたロッド(至)とからなっている。
この形式のストッパα均も、ボイラ本体(1)の熱膨張
の影響を避けるような工夫は為されているが地震時にボ
イラフレーム(2)に掛る水平力は。
該ストッパ0均を介してボイラ本体(1)の強度メンバ
であるパックスティ(9)に伝えられ、ボイラフレーム
(2)とボイラ本体(1)が一体となって振動すること
は前記の例と同様である。
なお、この種ストッパ0υをボイラ本体(1)の伸びの
起点Xo−Xo、 Yo−Yoに近い位置に設けたもの
もあるが、このようなストッパα0も地震時にボイラフ
レーム(2)とボイラ本体(1)が一体となって振動す
る点では第8図、第9図に示したものと同・様である。
以北、各側について説明したように、従来公知のストッ
パα均では、ボイラフレーム(2)トポイラ本体(1)
が、一体となって水平振動する構造となっているため、
ボイラフレーム(2)の質量のみでなく大重量物である
ボイラ本体(1)の質量も付加した質量の慣性力がスト
ッパα均を介してボイラフレーム(2)に作用し、該フ
レーム(2)のみの地震応答よりも大きいものとなる。
したがって、地震の規模が大きくフレーム(2)の基部
加速度が大きくなると略比例的に慣性力が増大し、ボイ
ラフレーム(2)の強度メンバCIQおよびボイラ本体
(1)の強度メンバであるパックスティ(9)に過大な
応力が発生してくる。
このため、ボイラフレーム(2)の強度メンバαQパッ
クスティ(9)およびストッパαQの強度を十分に大き
くとる必要がある。そのようにしなければ、大地震時に
ストッパαOを強固に取付けたボイラ本体(1ンのパッ
クスティ(9)およびボイラフレーム(2)の強度メン
バqQの何れかまたは両方が破損して吊下形ボイラに重
大な損傷を与えることになると考えられている。
本発明は、以北説明した公知の吊下形ボイラにおける耐
震方法とその構造北の欠点を改良することを目的として
なされたものである。
このため2本発明は、ボイラ本体の強度メンバと前記ボ
イラ本体を囲んでこの本体を吊下支持するボイラフレー
ムの強度メンバとの間に両者の相対的な横移動を制限す
るストッパを備えてなる吊下形ボイラの耐震構造におい
て、前記ストッパが、一端が前記ボイラ本体の強度メン
バに連結し他端が前記ボイラフレームの強度メンバに連
結しだ液圧シリンダとラムとの液圧機構からなる吊下形
ボイラの耐震構造を提供している。
本発明のものによれば、ボイラ本体に小さい外力が加わ
ったときは、外力をストッパを介してボイラフレームに
伝えてボイラフレームで支持し、大きな外力のときは、
ボイラフレームからの反力がボイラ本体に伝わらないよ
うに液圧機tW f反力を吸収し、ボイラ本体の重大な
損傷が発生するのを防止する。
次に、第10図、第11図に示す実施例により本発明を
具体的に説明する。
第10図に示すように、パックスティ(9)とボイラフ
レーム(2)の強度メンバαQに、各々ピン01)とポ
ルl−mで油圧シリンダ■とそのラム(ハ)を取付ける
構造において、途中にIJ IJ−フパルプ(ハ)を有
する油吐出用配管ひ8をヘッドタンク翰に接続しており
、ヘッドタンク西向の油は大気と自由表面で接している
。一方途中にチェ、ンクバルブ61)を有する油吸入用
配管82もまだヘッドタンク(7俤と接続している。
地震時には、まずボイラフレーム(2)とボイラ本体(
1)間の相対変位に起因するスト・ツバ09の反力Rが
生じるとともに、油圧シリンダ(ハ)内の油の圧縮分だ
け小さく変位する(第11図0A)l、。
かし地動が大きくなるとシリンダ反力Rも比例して犬と
なり第11図A点に達するとリリーフパルプ(ハ)が作
動してシリンダ反力Rが頭打ちとなる(第11図0A)
そこから、地動が少くなると(反対方向振動でも同様)
、リリーフパルプ(ハ)は閉じ、一方チェックバルプt
81)が開いて、タンク艶より油が供給されるため、シ
リンダ圧力は小となり第11図におけるB CfDの経
路をたどって塑性変形と類似(配置の)の履歴を描く。
したがって2例えば第8図の公知例のようにボイラフレ
ーム(2)とボイラ本体(1)の相対変位が互に逆方向
となる反対の位置にシリンダ(ハ)を取付けることによ
って。
Rとδの関係は、第11図に示すように実線0ABC”
−Dと破線OA/B’C’D/を重量したものとなる。
シリンダ(ハ)の代りに密封シリンダをまたリリーフパ
ルプ(ハ)の代りに破裂板を用いても類似の作用を行わ
せることができる。
風とか度々発生するような中小地震時には従来通・りの
ストッパ効果があり、さらに大地震時には、シリンダ(
ハ)の反力が大となってリリーフパルプ1571の設定
値を越えるため、シリンダに)中の圧油が外部へ吐出し
てシリンダ(ハ)の反力が頭打ちとなる結果、ヌトノパ
卵の反力も頭打ちとなり地震応答も頭打ちとなる。また
、スト、:)パ(1qの反力の履歴による減衰効果も応
答を小さくする。
【図面の簡単な説明】
第1図は吊下形ボイラの概略構造を示す側面図、第2図
は第1図のl−1線に沿う同構造の横断面図、第3図a
はボイラ本体の一部を省略した拡大断面図、第3図すは
第3図a中b −b矢視図、第4図は公知のストッパー
の一例を示す側面図、第5図は第4図の■−■線に沿う
横断面図、第6図はストッパの異なる公知例を示す見取
図、第7図は第6図の■−■線に沿う横断面図、第8図
はヌトノパのさらに異る公知例を説明するために吊下形
ボイラの一部を横断面で示したものであり、第9図は第
8図のIX−IX線に沼う拡大断面図、第10図は本発
明の吊下形ボイラの耐震構造の一実施例をするためにス
トッパの近辺を示しだ平面図、第11図は第11図の実
施例における反力Rとストッパの変位δの関係を示すグ
ラフである。 (1)・・・ボイラ本体、(2)・・・ボイラフレーム
、(3)・・・天井面、(4)・・・吊棒、(9)・・
・パックスティ、α喝・・・ストッパ、σQ・・・強度
メンバ、(ハ)・・・シリンダ、 66>・・・ラム、
R・・・反力、δ・・・相対変位第1図 第2図 第3田a    第3図6 第4図 第5図 第6図 第9図 第10図 第11図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ボイラ本体の強度メンバと前記ボイラ本体を囲んでこの
    本体を吊下支持するボイラフレームの強度メンバとの間
    に両者の相対的な横移動を制限するストッパを備えてな
    る吊下形ボイラの耐震構造において、前記ストッパが、
    一端が前記ボイラ本体の強度メンバに連結し他端が前記
    ボイラフレームの強度メンバに連結した液圧シリンダと
    ラムとの液圧機構からなることを特徴とする吊下形ボイ
    ラの耐震構造。
JP16513586A 1986-07-14 1986-07-14 吊下形ボイラの耐震構造 Pending JPS6266003A (ja)

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