JPS6264243A - 無刷子電動機の固定子の製造方法 - Google Patents
無刷子電動機の固定子の製造方法Info
- Publication number
- JPS6264243A JPS6264243A JP17120686A JP17120686A JPS6264243A JP S6264243 A JPS6264243 A JP S6264243A JP 17120686 A JP17120686 A JP 17120686A JP 17120686 A JP17120686 A JP 17120686A JP S6264243 A JPS6264243 A JP S6264243A
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- JP
- Japan
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- stator
- circuit board
- mold
- printed circuit
- metallic mold
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- Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は家庭用エアコン等の送風ファン駆動源として用
いられる無刷子電動機の固定子に関するものである。
いられる無刷子電動機の固定子に関するものである。
従来の技術
近年、家庭用エアコン等の空調機器においてはコンプレ
ッサの能力制御をする事が主流になりつつある。そして
これに対応して熱交換器への送風機も幅広く多段階に調
整する事が要求され、これら要望を満たすものとして従
来から使われて来たファン駆動源としての誘導電動機に
代わって、速度調整の容易な無刷子電動機を直流電源で
運転する方式が採用されつつある。
ッサの能力制御をする事が主流になりつつある。そして
これに対応して熱交換器への送風機も幅広く多段階に調
整する事が要求され、これら要望を満たすものとして従
来から使われて来たファン駆動源としての誘導電動機に
代わって、速度調整の容易な無刷子電動機を直流電源で
運転する方式が採用されつつある。
無刷子電動機は従来側われて来た誘導電動機に比べその
巻線構成が非常に簡単にできる点が太きな特徴の1つで
あるが、一方、駆動方式により巻線を流れる電流が不連
続となる為電磁撮動を発生する。この点を軽減する一方
策として、鉄心、巻線を熱硬化性樹脂で一体的に樹脂モ
ールド固化する事が採用されている。
巻線構成が非常に簡単にできる点が太きな特徴の1つで
あるが、一方、駆動方式により巻線を流れる電流が不連
続となる為電磁撮動を発生する。この点を軽減する一方
策として、鉄心、巻線を熱硬化性樹脂で一体的に樹脂モ
ールド固化する事が採用されている。
一方、無刷子電動機には回転子位置センサが用いられ、
それらは通常ホール素子を採用する事が多い。
それらは通常ホール素子を採用する事が多い。
そして、このホール素子の結線、固定或は巻線の結線と
いう目的の為に無刷子電動機内にプリント基板が組み込
まれる事が多い。又、プリント基板上には単に位置セン
サだけでな(、駆動回路用部品を装着し、樹脂モールド
によって固定子内へ一体化する事もある。
いう目的の為に無刷子電動機内にプリント基板が組み込
まれる事が多い。又、プリント基板上には単に位置セン
サだけでな(、駆動回路用部品を装着し、樹脂モールド
によって固定子内へ一体化する事もある。
これらの場合に、プリント基板を固定子鉄心に対して何
等の固定手段を施さない状態で樹脂モールドした場合を
考えると、プリント基板は金型内に注入されたモールド
樹脂の流動圧と温度で太き(変形し、箔切れ、箔浮きな
どの事故を起こすだけでなく、プリント基板に装着され
た位置センサもプリント基板と共に移動し、正規の回転
位置検出が不可能になる恐れがある。
等の固定手段を施さない状態で樹脂モールドした場合を
考えると、プリント基板は金型内に注入されたモールド
樹脂の流動圧と温度で太き(変形し、箔切れ、箔浮きな
どの事故を起こすだけでなく、プリント基板に装着され
た位置センサもプリント基板と共に移動し、正規の回転
位置検出が不可能になる恐れがある。
以上の点の対策として、固定子鉄心絶縁の一部を突出さ
せ、プリント基板に設けた穴に挿通又は引っ掛けるなど
する工法が採られる事が多い。
せ、プリント基板に設けた穴に挿通又は引っ掛けるなど
する工法が採られる事が多い。
発明が解決しようとする問題点
上記の対策により、全(プリント基板を固定しない場合
よりは改善されるが、まだ完全でなく次の様な問題点が
残る。
よりは改善されるが、まだ完全でなく次の様な問題点が
残る。
(1)固定子鉄心絶縁は通常熱可塑性樹脂を使用する事
が多く、プリント基板固定用に設けた突起がモールド時
の熱と圧力により変形し、特に樹脂圧力が上方向に働く
場合にはプリント基板固定の目的を果たさない。
が多く、プリント基板固定用に設けた突起がモールド時
の熱と圧力により変形し、特に樹脂圧力が上方向に働く
場合にはプリント基板固定の目的を果たさない。
(2) 鉄心絶縁に設ける突起はその設ける場所が巻
線との関係で制約され、又、プリント基板も装着する部
品との関係で穴を設ける場所が制約される。
線との関係で制約され、又、プリント基板も装着する部
品との関係で穴を設ける場所が制約される。
従って両者の合致した所でのみ固定が可能という事にな
り、その数はより少なくなり、樹脂圧を受は止めるには
不足となる。
り、その数はより少なくなり、樹脂圧を受は止めるには
不足となる。
問題点を解決するための手段
そこで、本発明は、モールド時に金型内においてプリン
ト基板がより安定に位置する様にする為に次の手段を講
じる。
ト基板がより安定に位置する様にする為に次の手段を講
じる。
即ち、下金型マンドレル上端面に突起を設け、上金型内
面に下方に突出する突起を設け、両突起でプリント基板
を挟持すると共に、上金型内面より突出し下金型に達す
るボルト穴形成用のピンを、プリント基板上端面の位置
で段付き形状とすると共に、金型に設ける樹脂注入用ゲ
ートを、固定子鉄心絶縁の略中央とする。
面に下方に突出する突起を設け、両突起でプリント基板
を挟持すると共に、上金型内面より突出し下金型に達す
るボルト穴形成用のピンを、プリント基板上端面の位置
で段付き形状とすると共に、金型に設ける樹脂注入用ゲ
ートを、固定子鉄心絶縁の略中央とする。
作用
以上の様に構成して樹脂モールドすると、樹脂の流動圧
はプリント基板に対しては下から上へ加わる事になり、
プリント基板は上向きの力を受け、上金型突起及び上金
型ピン段付部に当って移動、変形が規制される。
はプリント基板に対しては下から上へ加わる事になり、
プリント基板は上向きの力を受け、上金型突起及び上金
型ピン段付部に当って移動、変形が規制される。
実施例
本発明の実施例を図面に基づき詳細に説明する。
第1図は金型内でのモールド状態を示す断面図であり、
第2図は段付きピンの部分斜視図、第3図は段付きピン
により成形された穴の部分断面図と正面図である。
第2図は段付きピンの部分斜視図、第3図は段付きピン
により成形された穴の部分断面図と正面図である。
図において、下金型1のキャビティ1aに固定子巻線完
成品2を設置し、上金型3で密閉して、固定子鉄心の積
層方向の略中央に設けたゲート4よリモールド樹脂5が
加圧注入される。上金型3には複数のピン6及び7が下
方に突出している。ピン6は第4図に示す様にモールド
後の固定子10をモータとして組立てる際にボルト又は
リベット等の締結用部品11を挿通するための穴を確保
する。又ピン6は第2図に示す如く段付形状・をしてお
り、その段付部分の外周突起部6aが第1図の如くプリ
ント基板8の上端面に当たるようになっており、これで
プリント基板8が上方に移動したり曲がったりして変位
するのを防止している。一方、ピン6の外周面取部6b
によって形成された部分は、通しボルトやリベットで締
結する際の座としての機能を有する。又ピン7及び下金
型1のマンドレル1bの上端に設けたピン9によってブ
リント基板8は挟持され、スラスト方向の位置決めとモ
ールド樹脂による移動防止が行われる。
成品2を設置し、上金型3で密閉して、固定子鉄心の積
層方向の略中央に設けたゲート4よリモールド樹脂5が
加圧注入される。上金型3には複数のピン6及び7が下
方に突出している。ピン6は第4図に示す様にモールド
後の固定子10をモータとして組立てる際にボルト又は
リベット等の締結用部品11を挿通するための穴を確保
する。又ピン6は第2図に示す如く段付形状・をしてお
り、その段付部分の外周突起部6aが第1図の如くプリ
ント基板8の上端面に当たるようになっており、これで
プリント基板8が上方に移動したり曲がったりして変位
するのを防止している。一方、ピン6の外周面取部6b
によって形成された部分は、通しボルトやリベットで締
結する際の座としての機能を有する。又ピン7及び下金
型1のマンドレル1bの上端に設けたピン9によってブ
リント基板8は挟持され、スラスト方向の位置決めとモ
ールド樹脂による移動防止が行われる。
樹脂注入口であるゲート4は前記の通り固定子鉄心積厚
の略中央に設けられているが、このことは、モールド全
体から見ると、その厚みの中央より下側にゲートが位置
する事を意味し、これによりモールド時の樹脂の動きを
推定すると、まずゲートに近い下側部分より樹脂が満た
される事となる。これはプリント基板4に対して下側か
ら樹脂の力が働く事を示しており、ここで前記のピン6
及び7の機能が役立つ事になる。
の略中央に設けられているが、このことは、モールド全
体から見ると、その厚みの中央より下側にゲートが位置
する事を意味し、これによりモールド時の樹脂の動きを
推定すると、まずゲートに近い下側部分より樹脂が満た
される事となる。これはプリント基板4に対して下側か
ら樹脂の力が働く事を示しており、ここで前記のピン6
及び7の機能が役立つ事になる。
なお、固定子巻線完成品2は、固定子鉄心と、この固定
子鉄心に絶縁層を介して施した巻線と、駆動用回路用部
品と位置センサを装着したプリント基板とにより構成し
ている。
子鉄心に絶縁層を介して施した巻線と、駆動用回路用部
品と位置センサを装着したプリント基板とにより構成し
ている。
発明の効果
以上述べた如く、本発明を実施する事により次の効果を
得る事ができる。
得る事ができる。
(1) プリント基板をモールドする無刷子電動機の
固定子において、プリント基板の曲がりや箔切れといっ
た品質問題なく製造する事ができる。
固定子において、プリント基板の曲がりや箔切れといっ
た品質問題なく製造する事ができる。
C2)プリント基板が曲がったり変形したりする事かな
いので装着されている位置センサの位置を正確に維持す
る事が出来る。
いので装着されている位置センサの位置を正確に維持す
る事が出来る。
(3)プリント基板が曲がったり変形したりする事がな
いので、他の電子部品を装着した場合も、変形などのス
トレスがな(高品質の生産ができる。
いので、他の電子部品を装着した場合も、変形などのス
トレスがな(高品質の生産ができる。
(4)通しボルト用の穴を成形するピンが異形で締結時
の座を同時に形成するので、モータ組立時に締結圧によ
ってブラケット等が凹んだり変形する恐れがなくなる。
の座を同時に形成するので、モータ組立時に締結圧によ
ってブラケット等が凹んだり変形する恐れがなくなる。
第1図は本発明の実施例にかかる固定子のモールド状態
を示す断面図、第2図は段付きピンの部分斜視図、第3
図(a)、(b)は段付きピンにより形成された穴の正
面図および断面図、第4図は無刷子電動機の組立状態を
示す分解斜視図である。 1・・・・・・下金型、2・・・・・・固定子巻線完成
品、3・・・・・・上金型、4・・・・・・ゲート、5
・・・・・・モールド樹脂、6.7,9・・・・・・ピ
ン、6a・・・・・・ピンの外周突起部、6b・・・・
・・ピンの外周面取部、8・・・・・・プリント基板。 代理人の氏名 弁理士 中尾敏男 ほか1名6b−一一
ごンの9F司ぎり匹9 竿3図
を示す断面図、第2図は段付きピンの部分斜視図、第3
図(a)、(b)は段付きピンにより形成された穴の正
面図および断面図、第4図は無刷子電動機の組立状態を
示す分解斜視図である。 1・・・・・・下金型、2・・・・・・固定子巻線完成
品、3・・・・・・上金型、4・・・・・・ゲート、5
・・・・・・モールド樹脂、6.7,9・・・・・・ピ
ン、6a・・・・・・ピンの外周突起部、6b・・・・
・・ピンの外周面取部、8・・・・・・プリント基板。 代理人の氏名 弁理士 中尾敏男 ほか1名6b−一一
ごンの9F司ぎり匹9 竿3図
Claims (2)
- (1)固定子鉄心と、前記固定子鉄心に絶縁層を介して
施した巻線と、駆動回路用部品と位置センサを装着した
プリント基板を備え、前記プリント基板に設けた配線を
利用して前記巻線の接続を行い固定子巻線完成品とし、
前記固定子巻線完成品を金型キャビティ内に設置してモ
ールド樹脂を注入固化する無刷子電動機の固定子製造方
法において、下金型マンドレルの上端面に設けた突起と
上金型内面に設けた下方に突出する突起とで前記プリン
ト基板を挟持すると共に、前記上金型内面より突出し下
金型底面に達しかつ前記プリント基板上端面で径の異な
る段付き形状のピンの段付き部を前記プリント基板上端
面に当接した状態で、金型内に設置した固定子鉄心の積
厚の略中央に対応する位置に設けたゲートよりモールド
樹脂を注入固化する無刷子電動機の固定子の製造方法。 - (2)段付き形状のピンの径の太い部分の横断面を、細
い部分の断面を内接円とする略三角状の異形にした特許
請求の範囲第1項記載の無刷子電動機の固定子の製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17120686A JPH0667156B2 (ja) | 1986-07-21 | 1986-07-21 | 無刷子電動機の固定子の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17120686A JPH0667156B2 (ja) | 1986-07-21 | 1986-07-21 | 無刷子電動機の固定子の製造方法 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9005385A Division JPH0740780B2 (ja) | 1985-04-26 | 1985-04-26 | 無刷子電動機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6264243A true JPS6264243A (ja) | 1987-03-23 |
JPH0667156B2 JPH0667156B2 (ja) | 1994-08-24 |
Family
ID=15918994
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17120686A Expired - Lifetime JPH0667156B2 (ja) | 1986-07-21 | 1986-07-21 | 無刷子電動機の固定子の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0667156B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04275050A (ja) * | 1991-02-28 | 1992-09-30 | Fujitsu General Ltd | 樹脂モールドモータの製造方法 |
JP2005238461A (ja) * | 2004-02-24 | 2005-09-08 | Aichi Electric Co Ltd | 電動機の樹脂モールド方法および樹脂モールド方法に用いる成形金型 |
JP2014121210A (ja) * | 2012-12-18 | 2014-06-30 | Sanyo Denki Co Ltd | 軸流ファン |
-
1986
- 1986-07-21 JP JP17120686A patent/JPH0667156B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04275050A (ja) * | 1991-02-28 | 1992-09-30 | Fujitsu General Ltd | 樹脂モールドモータの製造方法 |
JP2005238461A (ja) * | 2004-02-24 | 2005-09-08 | Aichi Electric Co Ltd | 電動機の樹脂モールド方法および樹脂モールド方法に用いる成形金型 |
JP2014121210A (ja) * | 2012-12-18 | 2014-06-30 | Sanyo Denki Co Ltd | 軸流ファン |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0667156B2 (ja) | 1994-08-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |