JPH07231637A - ブラシレスモータのステータ - Google Patents
ブラシレスモータのステータInfo
- Publication number
- JPH07231637A JPH07231637A JP2014794A JP2014794A JPH07231637A JP H07231637 A JPH07231637 A JP H07231637A JP 2014794 A JP2014794 A JP 2014794A JP 2014794 A JP2014794 A JP 2014794A JP H07231637 A JPH07231637 A JP H07231637A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wiring board
- stator
- brushless motor
- printed
- printed wiring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
- Brushless Motors (AREA)
- Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 巻線をほどこしたステータ鉄心と、駆動回路
を装着したプリント配線板を合成樹脂で一体に成形固化
した従来のブラシレスモータのステータにおいて、前記
合成樹脂の成形時に発生していた樹脂の充填不足を防止
し、高機能化，静音化，小型化，高信頼性を実現するす
ぐれたブラシレスモータのステータを提供することを目
的とする。 【構成】 ブラシレスモータのステータをステータ鉄心
と、前記ステータ鉄心に絶縁層を介してほどこした巻線
と、駆動回路部品を装着したプリント配線板とを備え、
電気絶縁性を有する合成樹脂で一体に成形固化した構造
で、かつ前記プリント配線板の一部に貫通穴を有する構
成とすることにより、樹脂成形時の樹脂の流れを良くし
充填不足を防止できる。その結果、高機能化，静音化，
小型化，高信頼性を実現するブラシレスモータのステー
タを提供することができる。
を装着したプリント配線板を合成樹脂で一体に成形固化
した従来のブラシレスモータのステータにおいて、前記
合成樹脂の成形時に発生していた樹脂の充填不足を防止
し、高機能化，静音化，小型化，高信頼性を実現するす
ぐれたブラシレスモータのステータを提供することを目
的とする。 【構成】 ブラシレスモータのステータをステータ鉄心
と、前記ステータ鉄心に絶縁層を介してほどこした巻線
と、駆動回路部品を装着したプリント配線板とを備え、
電気絶縁性を有する合成樹脂で一体に成形固化した構造
で、かつ前記プリント配線板の一部に貫通穴を有する構
成とすることにより、樹脂成形時の樹脂の流れを良くし
充填不足を防止できる。その結果、高機能化，静音化，
小型化，高信頼性を実現するブラシレスモータのステー
タを提供することができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は家庭用エアコン、あるい
は給湯機等の送風ファン駆動源として用いられるブラシ
レスモータのステータに関するものである。
は給湯機等の送風ファン駆動源として用いられるブラシ
レスモータのステータに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年家庭用エアコン等空調機器において
は、コンプレッサの能力制御をすることが主流となって
いる。そしてこれに対応して熱交換機への送風量も幅広
く多段階に調整することが要求され、これら要望を満た
すものとして従来から使われてきたファン駆動源として
の誘導電動機に変わって、速度調整の容易なブラシレス
モータを直流電源で運転する方式が採用されている。
は、コンプレッサの能力制御をすることが主流となって
いる。そしてこれに対応して熱交換機への送風量も幅広
く多段階に調整することが要求され、これら要望を満た
すものとして従来から使われてきたファン駆動源として
の誘導電動機に変わって、速度調整の容易なブラシレス
モータを直流電源で運転する方式が採用されている。
【０００３】従来のブラシレスモータのステータは図４
のブラシレスモータのステータの縦断面図に示すような
構造であり、駆動回路部品を実装したプリント配線板
と、巻線をほどこした鉄心とを電気絶縁性を有する合成
樹脂で一体に成形し、静音化，小型化を図っている。こ
のような構造のブラシレスモータの例としては特開昭６
１−２５１４６２号公報があげられる。
のブラシレスモータのステータの縦断面図に示すような
構造であり、駆動回路部品を実装したプリント配線板
と、巻線をほどこした鉄心とを電気絶縁性を有する合成
樹脂で一体に成形し、静音化，小型化を図っている。こ
のような構造のブラシレスモータの例としては特開昭６
１−２５１４６２号公報があげられる。
【０００４】以下従来のブラシレスモータの例につい
て、図面にもとづき説明する。図４は、特開昭６１−２
５１４６２号公報記載のブラシレスモータのステータ完
成品の縦断面図である。鉄心１に絶縁層２を介して巻線
３をほどこし、一方プリント配線板には位置検出素子５
やドライバＩＣ６を同一面に装着するとともに駆動回路
部品の一部または全部を、前記鉄心１の歯部と歯部の間
すなわち巻線と巻線の間の空間に位置するように配置
し、プリント配線板４の駆動回路部品を装着した面をス
テータ鉄心端面に対向して保持するとともに、鉄心１，
巻線３，駆動回路部品を装着したプリント配線板４を合
成樹脂１３で一体的に成形固化してステータを形成して
いる。
て、図面にもとづき説明する。図４は、特開昭６１−２
５１４６２号公報記載のブラシレスモータのステータ完
成品の縦断面図である。鉄心１に絶縁層２を介して巻線
３をほどこし、一方プリント配線板には位置検出素子５
やドライバＩＣ６を同一面に装着するとともに駆動回路
部品の一部または全部を、前記鉄心１の歯部と歯部の間
すなわち巻線と巻線の間の空間に位置するように配置
し、プリント配線板４の駆動回路部品を装着した面をス
テータ鉄心端面に対向して保持するとともに、鉄心１，
巻線３，駆動回路部品を装着したプリント配線板４を合
成樹脂１３で一体的に成形固化してステータを形成して
いる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】以上のような従来のブ
ラシレスモータのステータにおいて、近年モータの高機
能化とともにプリント配線板に実装される駆動回路部品
が増加したり、回転数を制御するためのセンサマグネッ
トを付加した構成としているため樹脂成形時の形状が複
雑化し、合成樹脂の充填不足が発生しやすくなってい
る。
ラシレスモータのステータにおいて、近年モータの高機
能化とともにプリント配線板に実装される駆動回路部品
が増加したり、回転数を制御するためのセンサマグネッ
トを付加した構成としているため樹脂成形時の形状が複
雑化し、合成樹脂の充填不足が発生しやすくなってい
る。
【０００６】図５にその一例を示す。図５は従来のブラ
シレスモータの縦断面図である。図５において１５はロ
ータの回転数を検出するためのセンサマグネットであ
り、プリント配線板４に設けられたＦＧパターンコイル
により誘起電圧を検出し回転パルスを得ている。このよ
うな構成とした場合、前記センサマグネット１５と前記
プリント配線板４とのエアギャップが大きく取れないた
め合成樹脂の厚さが薄くなる部分が発生し、樹脂成形時
の樹脂の流れが悪くなるために充填不足が発生する。
シレスモータの縦断面図である。図５において１５はロ
ータの回転数を検出するためのセンサマグネットであ
り、プリント配線板４に設けられたＦＧパターンコイル
により誘起電圧を検出し回転パルスを得ている。このよ
うな構成とした場合、前記センサマグネット１５と前記
プリント配線板４とのエアギャップが大きく取れないた
め合成樹脂の厚さが薄くなる部分が発生し、樹脂成形時
の樹脂の流れが悪くなるために充填不足が発生する。
【０００７】本発明は上記従来の問題点を解決し、高機
能化，静音化，小型化を実現しつつも高信頼性のブラシ
レスモータのステータを提供することを目的とする。
能化，静音化，小型化を実現しつつも高信頼性のブラシ
レスモータのステータを提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のブラシレスモータのステータは、ステータ鉄
心と、前記ステータ鉄心に絶縁層を介してほどこした巻
線と、駆動回路部品を装着したプリント配線板とを備
え、電気絶縁性を有する合成樹脂で一体に成形固化した
構造で、かつ前記プリント配線板の一部に貫通穴を有す
る構成とする。
に本発明のブラシレスモータのステータは、ステータ鉄
心と、前記ステータ鉄心に絶縁層を介してほどこした巻
線と、駆動回路部品を装着したプリント配線板とを備
え、電気絶縁性を有する合成樹脂で一体に成形固化した
構造で、かつ前記プリント配線板の一部に貫通穴を有す
る構成とする。
【０００９】
【作用】上記の構成とすることにより、樹脂成形時に樹
脂厚さの薄い部分はプリント配線板の貫通穴を通って樹
脂が流れこむため、樹脂流れの悪化を緩和でき樹脂成形
時の充填不足を防止できる。
脂厚さの薄い部分はプリント配線板の貫通穴を通って樹
脂が流れこむため、樹脂流れの悪化を緩和でき樹脂成形
時の充填不足を防止できる。
【００１０】その結果、高信頼性，静音化，小型化を実
現するブラシレスモータのステータが得られる。
現するブラシレスモータのステータが得られる。
【００１１】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。
しながら説明する。
【００１２】図１は、本発明の第一の実施例におけるブ
ラシレスモータのステータの分解斜視図である。鉄心１
に絶縁層２を介して巻線３をほどこし、一方プリント配
線板４には位置検出素子５やドライバＩＣ６、さらに抵
抗７，コンデンサ８，ジャンパ線９等が同一面に装着さ
れている。また、これら部品はプリント配線板４を巻線
済みのステータ鉄心１に装着したとき巻線３や絶縁層２
のシュラウド部２ａ，２ｂに接触あるいは干渉しない位
置に実装される。
ラシレスモータのステータの分解斜視図である。鉄心１
に絶縁層２を介して巻線３をほどこし、一方プリント配
線板４には位置検出素子５やドライバＩＣ６、さらに抵
抗７，コンデンサ８，ジャンパ線９等が同一面に装着さ
れている。また、これら部品はプリント配線板４を巻線
済みのステータ鉄心１に装着したとき巻線３や絶縁層２
のシュラウド部２ａ，２ｂに接触あるいは干渉しない位
置に実装される。
【００１３】プリント配線板４には樹脂成形時に金型内
でプリント配線板４を定位置に保持するとともに、成形
後のモータ組立て時に通しボルトあるいはリベット等を
挿通するための穴を形成するための金型ピンを挿通する
ための穴４ａや、鉄心絶縁２との位置決め用の溝４ｂが
設けられている。また、プリント配線板４には電源供給
あるいはＦＧ出力のためのリード線群１０が取付けられ
ており、樹脂成形時にリード線群１０を熱と圧力から保
護するための口出しブッシュ１１がリード線群１０に固
定される。
でプリント配線板４を定位置に保持するとともに、成形
後のモータ組立て時に通しボルトあるいはリベット等を
挿通するための穴を形成するための金型ピンを挿通する
ための穴４ａや、鉄心絶縁２との位置決め用の溝４ｂが
設けられている。また、プリント配線板４には電源供給
あるいはＦＧ出力のためのリード線群１０が取付けられ
ており、樹脂成形時にリード線群１０を熱と圧力から保
護するための口出しブッシュ１１がリード線群１０に固
定される。
【００１４】さらに、プリント配線板４には樹脂成形時
に樹脂厚さが薄くなる部分にいくつかの貫通穴４ｃが設
けられている。このときの貫通穴の数は樹脂成形時の充
填不足に応じて１個あるいは複数個設けられる。
に樹脂厚さが薄くなる部分にいくつかの貫通穴４ｃが設
けられている。このときの貫通穴の数は樹脂成形時の充
填不足に応じて１個あるいは複数個設けられる。
【００１５】以上のように構成した巻線済みのステータ
鉄心１と部品実装済みのプリント配線板４は、図２のブ
ラシレスモータのステータ巻線完成縦断面図に示すよう
にシュラウド部と隣のシュラウド部との間にドライバＩ
Ｃ６が位置するように組み合わされてステータ巻線完成
品１２となる。
鉄心１と部品実装済みのプリント配線板４は、図２のブ
ラシレスモータのステータ巻線完成縦断面図に示すよう
にシュラウド部と隣のシュラウド部との間にドライバＩ
Ｃ６が位置するように組み合わされてステータ巻線完成
品１２となる。
【００１６】前記ステータ巻線完成品１２を合成樹脂１
３で樹脂成形してステータ完成品１４を得る。
３で樹脂成形してステータ完成品１４を得る。
【００１７】図３にステータ完成品の縦断面図を示す。
図３において樹脂厚みの薄い部分には前記プリント配線
板４に設けられた貫通穴４ｃを通して樹脂が流れこむた
め充填不足を防止できる。
図３において樹脂厚みの薄い部分には前記プリント配線
板４に設けられた貫通穴４ｃを通して樹脂が流れこむた
め充填不足を防止できる。
【００１８】以上のように本実施例によれば、ブラシレ
スモータのステータをステータ鉄心と、前記ステータ鉄
心に絶縁層を介してほどこした巻線と、駆動回路部品を
装着したプリント配線板とを備え、電気絶縁性を有する
合成樹脂で一体に成形固化した構造で、かつ前記プリン
ト配線板の一部に貫通穴を有する構成とすることにより
樹脂成形時の樹脂の流れを良くし充填不足を防止でき
る。その結果、高機能化，静音化，小型化，高信頼性を
実現するブラシレスモータのステータが得られる。
スモータのステータをステータ鉄心と、前記ステータ鉄
心に絶縁層を介してほどこした巻線と、駆動回路部品を
装着したプリント配線板とを備え、電気絶縁性を有する
合成樹脂で一体に成形固化した構造で、かつ前記プリン
ト配線板の一部に貫通穴を有する構成とすることにより
樹脂成形時の樹脂の流れを良くし充填不足を防止でき
る。その結果、高機能化，静音化，小型化，高信頼性を
実現するブラシレスモータのステータが得られる。
【００１９】
【発明の効果】以上のように本発明は、ブラシレスモー
タのステータをステータ鉄心と、前記ステータ鉄心に絶
縁層を介してほどこした巻線と、駆動回路部品を装着し
たプリント配線板とを備え、電気絶縁性を有する合成樹
脂で一体に成形固化した構造で、かつ前記プリント配線
板の一部に貫通穴を有する構成とすることにより、樹脂
成形時の樹脂の流れを良くし充填不足を防止できる。そ
の結果、高機能化，静音化，小型化，高信頼性を実現す
るブラシレスモータのステータを提供することができ
る。
タのステータをステータ鉄心と、前記ステータ鉄心に絶
縁層を介してほどこした巻線と、駆動回路部品を装着し
たプリント配線板とを備え、電気絶縁性を有する合成樹
脂で一体に成形固化した構造で、かつ前記プリント配線
板の一部に貫通穴を有する構成とすることにより、樹脂
成形時の樹脂の流れを良くし充填不足を防止できる。そ
の結果、高機能化，静音化，小型化，高信頼性を実現す
るブラシレスモータのステータを提供することができ
る。
【図１】本発明の一実施例におけるブラシレスモータの
ステータの分解斜視図
ステータの分解斜視図
【図２】本発明の一実施例におけるステータ巻線完成縦
断面図
断面図
【図３】本発明の一実施例におけるステータ完成品縦断
面図
面図
【図４】従来のブラシレスモータのステータ完成品縦断
面図
面図
【図５】従来のブラシレスモータの縦断面図
１ ステータ鉄心 ２ 絶縁層 ３ 巻線 ４ プリント配線板 ４ｃ 貫通穴 ５ 位置検出素子 ６ ドライバＩＣ ７ 抵抗 ８ コンデンサ ９ ジャンパ線 １０ リード線群 １１ ブッシュ １２ ステータ巻線完成品 １３ 合成樹脂
Claims (1)
- 【請求項１】 ステータ鉄心と、前記鉄心に絶縁層を介
してほどこした巻線と、駆動回路部品を装着したプリン
ト配線板とを備え、電気絶縁性を有する合成樹脂で一体
に成形固化してなるブラシレスモータのステータで、か
つ前記プリント配線板の一部に貫通穴を有するブラシレ
スモータのステータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2014794A JPH07231637A (ja) | 1994-02-17 | 1994-02-17 | ブラシレスモータのステータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2014794A JPH07231637A (ja) | 1994-02-17 | 1994-02-17 | ブラシレスモータのステータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07231637A true JPH07231637A (ja) | 1995-08-29 |
Family
ID=12019047
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2014794A Pending JPH07231637A (ja) | 1994-02-17 | 1994-02-17 | ブラシレスモータのステータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07231637A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105071600A (zh) * | 2015-07-16 | 2015-11-18 | 博格思众（常州）电机电器有限公司 | 一种pcb板与上绝缘支架的定位结构 |
| WO2017018224A1 (ja) * | 2015-07-24 | 2017-02-02 | 株式会社ケーヒン | 燃料供給装置 |
-
1994
- 1994-02-17 JP JP2014794A patent/JPH07231637A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105071600A (zh) * | 2015-07-16 | 2015-11-18 | 博格思众（常州）电机电器有限公司 | 一种pcb板与上绝缘支架的定位结构 |
| US10205363B2 (en) | 2015-07-16 | 2019-02-12 | Bergstrom, Inc. | Locating structure between printed circuit board and insulating bobbin in a brushless motor |
| WO2017018224A1 (ja) * | 2015-07-24 | 2017-02-02 | 株式会社ケーヒン | 燃料供給装置 |
| JP2017025848A (ja) * | 2015-07-24 | 2017-02-02 | 株式会社ケーヒン | 燃料供給装置 |
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