JPS626337Y2 - - Google Patents

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JPS626337Y2
JPS626337Y2 JP3137680U JP3137680U JPS626337Y2 JP S626337 Y2 JPS626337 Y2 JP S626337Y2 JP 3137680 U JP3137680 U JP 3137680U JP 3137680 U JP3137680 U JP 3137680U JP S626337 Y2 JPS626337 Y2 JP S626337Y2
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JP
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shaft
adapter
shaft ends
stepped
groove
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JP3137680U
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JPS56133128U (ja
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  • Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ねじ嵌合を利用してトルクを伝達す
るとともに、逆トルクに対する抜け止め対策を施
した軸継手に関するものである。
従来、第1図に示すようにねじ嵌合を利用して
接続される軸継手にあつては、互に接続する軸端
部a,bと円筒継手体cとを嵌合させるねじd
は、正規のトルク伝達において喰い込み勝手とな
つているが、たとえば立軸ポンプにおいて初期モ
ータ結線ミスによる逆転等の逆トルク作動時に軸
が抜けていき、ポンプやモータを突き上げて機械
の破損等を招くおそれがあるのでそれを防止する
ために回り止めピンeが軸継手の外から打ち込ま
れている。
しかしながら、従来の回り止めピンeによる抜
け止め対策はねじdとピンeの同時当りであり、
このため、軸の初期ねじ込みを正規トルク以上の
力で行なう必要があり、そうでないとピンeに過
大のトルクがかゝり、破損のおそれがある。
ところが、回り止めピンeの破損により分解、
再組立を行なうと、初期ねじ込みトルクの管理が
困難であること、および軸端部a,bや円筒継手
体cの変形等から、ピンeを最初のピン孔に合致
させることが難しく、このため、より大きいピン
孔をあけ直すか、最初のピン孔と直交した所にピ
ン孔をあけ直すといつたことになり、分解、組立
の回数が増すと、軸、円筒継手体共使用できなく
なることがあつた。
本考案は上述した実情に鑑みなされたもので、
その目的とするところは、従来の回り止めピンを
使用することなく逆トルク時に軸が抜けるのを確
実に防止するとともに、分解、組立が容易にでき
るようにした軸継手を提供しようとするものであ
る。
上記問題点を解消するため、本考案の軸継手
は、互いに同芯上に配置された一対の主軸1,2
の軸端部1a,1bの先端近傍に環状溝7a,7
bを形成してその各軸端部1a,1bの先端に段
付部5a,5bを形成し、軸端部1a,1bの段
付部5a,5b及び環状溝7a,7bを除く部分
に外周ねじ2a,2bを形成し、両軸端部1a,
1bに外嵌するアダプタ3を設け、該アダプタ3
を縦分割し、アダプタ3の内面中央に形成した凹
溝8を軸端部1a,1bの段付部5a,5bに嵌
合させると共にその凹溝8の両側の段付部6a,
6bを上記各環状溝7a,7bに嵌入させ、アダ
プタ3の内面両側に形成した内周ねじ3a,3b
を上記外周ねじ2a,2bに螺合させ、アダプタ
3に外嵌する保持筒体4を設けたものである。
以下、本考案を第2図以下に示す一実施例にも
とづいて説明する。
本考案の軸継手は互に接続する軸端部1a,1
bに外周ねじ2a,2bをそれぞれ形成し、これ
ら両軸端部1a,1bの外周を囲い、かつ両軸端
部1a,1bの外周ねじ2a,2bにわたつて嵌
合される内周ねじ3a,3bを有する縦分割され
たアダプタ3,3を配設し、これら分割アダプタ
3,3の外周に保持筒体4を嵌装するとともに、
前記両軸端部1a,1bに設けた段付部5a,5
bと分割アダプタ3,3に設けた段付部6a,6
bとを、軸方向への相対移動を規制すべく互に係
合させたものである。
これを詳述すると、図面には立軸ポンプの主軸
1における軸継手として本考案を適用した例が示
され、主軸1を構成すべく互に接続する軸端部1
a,1bにおいて、軸端部1aには、その外周面
に外周ねじ2aを形成するとともに、この外周ね
じ2aの先端側に環状溝7aを形成することによ
つて段付部5aが一体に設けられ、また、軸端部
1bには、その外周面に外周ねじ2bを形成する
とともに、この外周ねじ2bの先端側に環状溝7
bを形成することによつて段付部5bが一体に設
けられている。
そして、これら軸端部1a,1bは、同一軸線
上にあつて段付部5a,5bを衝合させた状態で
接続される。
また、分割アダプタ3,3は、たとえば円筒状
体を縦に2分割して、前記両軸端部1a,1bを
囲つて配設され、そのそれぞれの内周面に前記軸
端部1aの外周ねじ2aと嵌合される内周ねじ3
aと、前記軸端部1bの外周ねじ2bと嵌合され
る内周ねじ3bとが形成され、それら内周ねじ3
aと3bとの間に、前記軸端部1a,1bの段付
部6a,6bが衝合状態で嵌入される凹溝8が形
成され、この凹溝8と内周ねじ3aおよび3bと
の間に、前記軸端部1a,1bの環状溝7a,7
bに嵌入される段付部6a,6bが一体に突出形
成されている。
上述のようにして軸端部1a,1bの外周ねじ
2a,2bに分割アダプタ3,3の内周ねじ3
a,3bを嵌合させた状態で、軸端部1a,1b
の同一軸線上で衝合された段付部5a,5bは分
割アダプタ3,3の凹溝8に嵌入されるととも
に、分割アダプタ3,3の段付部6a,6bが軸
端部1a,1bの環状溝7a,7bに嵌入される
ことによつて、段付部5a,5bと6a,6bと
が互に係合されて軸方向への相対移動が規制され
る。
この状態の分割アダプタ3,3の外周に、上端
に鍔部4aを有する保持筒体4を下方に向けて
(第2図に矢印Xで示す方向)嵌め込めば、分割
アダプタ3,3は、軸端部1a,1bに固定さ
れ、両軸端部1a,1b間にトルクを伝達し得る
状態になる。この場合、保持筒体4は、分割アダ
プタ3,3に適宜手段にて固定しておいてもよ
い。
なお、外周ねじ2a,2bと内周ねじ3a,3
bの嵌合部と、段付部5a,5bと6a,6bの
係合部とにおける同時当りの調整は、分割アダプ
タ3,3の割り面隙間9で調整量を計測し、それ
に相当するシム10を入れて行なう。
しかして、上述のようにして構成された軸継手
において、逆トルクに対する抜け止めは両軸端部
1a,1bに設けられた段付部5a,5bと、分
割アダプタ3,3に設けられた段付部6a,6b
とが互に係合されて軸方向への相対移動を規制す
ることにより行なわれる。すなわち、両軸端部1
a,1bが抜けるときには、互に嵌合するねじ2
a,3aまたは2b,3bに沿つて離れていくこ
とになるが、上述の段付部5a,5b,6a,6
bがあるため離れ得ず、このため、逆トルクによ
つて軸が抜けていつて機械を破損するといつた心
配はない。
以上述べたごとく、本考案によれば、主軸1,
1にキー溝を形成しておらず、その主軸1,1の
強度が低下するような要素を有していないから、
主軸1,1の直径を小さくすることができ、それ
に応じて継手全体を小型化し得るものである。従
つて、経済的である。また主軸1,1を旋盤等で
切削加工した後、ひき続いて、その旋盤等で外周
ねじ2a,2bを形成することができ、手間がか
からず、生産性の高いものである。そして、アダ
プタ3を両軸端部1a,1bに外嵌させ、次に、
そのアダプタ3に保持筒体4を外嵌させるだけ
で、継手を装着することができ、手間と時間がか
からないものである。さらに、外周ねじ2a,2
bをアダプタ3の内周ねじ3a,3bにねじ込
み、段付部5a,5bどうしを衝合させるように
してあるから、主軸1,1とアダプタ3とは完全
に一体となり、アダプタ3に大きな衝撃力がくり
返しかかるようなことはなく、寿命を長く保持す
ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例を示す縦断側面図、第2図は本
考案の一実施例を示す縦断側面図、第3図は第2
図の−線に沿う断面図である。 1……立軸ポンプの主軸、1a,1b……互に
接続する軸端部、2a,2b……外周ねじ、3
a,3b……内周ねじ、3……縦分割されたアダ
プタ、4……保持筒体、5a,5b……両軸端部
に設けられた段付部、6a,6b……分割アダプ
タに設けられた段付部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 互いに同芯上に配置された一対の主軸1,2の
    軸端部1a,1bの先端近傍に環状溝7a,7b
    を形成してその各軸端部1a,1bの先端に段付
    部5a,5bを形成し、軸端部1a,1bの段付
    部5a,5b及び環状溝7a,7bを除く部分に
    外周ねじ2a,2bを形成し、両軸端部1a,1
    bに外嵌するアダプタ3を設け、該アダプタ3を
    縦分割し、アダプタ3の内面中央に形成した凹溝
    8を軸端部1a,1bの段付部5a,5bに嵌合
    させると共にその凹溝8の両側の段付部6a,6
    bを上記各環状溝7a,7bに嵌入させ、アダプ
    タ3の内面両側に形成した内周ねじ3a,3bを
    上記外周ねじ2a,2bに螺合させ、アダプタ3
    に外嵌する保持筒体4を設けたことを特徴とする
    軸継手。
JP3137680U 1980-03-11 1980-03-11 Expired JPS626337Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3137680U JPS626337Y2 (ja) 1980-03-11 1980-03-11

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3137680U JPS626337Y2 (ja) 1980-03-11 1980-03-11

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56133128U JPS56133128U (ja) 1981-10-08
JPS626337Y2 true JPS626337Y2 (ja) 1987-02-13

Family

ID=29627234

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3137680U Expired JPS626337Y2 (ja) 1980-03-11 1980-03-11

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JPS56133128U (ja) 1981-10-08

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