JPS6262922A

JPS6262922A - オ−プンエンド・フリクシヨン精紡装置

Info

Publication number: JPS6262922A
Application number: JP61168987A
Authority: JP
Inventors: フリツツ・シュターレツカー
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1985-09-09
Filing date: 1986-07-17
Publication date: 1987-03-19
Also published as: US4759176A; DE3532060A1

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、並置されて同方向に駆動され、糸生成を行な
うキーみぞを構成し、それぞれ穿孔された母面および前
記キーみぞに向かい合い本質的にキーみぞの縦方向に延
びる吸引細隙を具備する各一個の内設された吸引体を有
する二つのローラと、開繊された繊維を分散域゛の前記
キーみぞに供給し繊維供給管路を含む供給装置と、生成
した糸を前記分散域からキーみぞの縦方向にかつ分散域
に続くキーみぞの処理域を越えて引き出す引出装置と、
前記ローラをキーみぞの範囲においておおい、その中に
繊維供給管路の開口部および本質的にキーみぞの縦方向
に延びる給気孔が配設されているカバーとを有するオー
ブンエンド・フリクション精紡装置に関する。

冒頭に述べた様式の公知の装置（ＤＢ　−０３３３０８
２５０）において、給気孔がキーみぞから回り出るロー
ラに係属されている。この給気孔を通る空気流が生み出
されるが、この空気流の目的はキーみぞから回り出るロ
ーラによって搬出される繊維があるならばそれを解繊し
て再び糸生成域へ戻すことである。この給気孔は分散域
の範囲を越えて延伸しているため、処理域の範囲におい
てもキーみぞ内へ向けられて糸をキーみぞ内で保持する
空気流が生じる。この構造仕様においては、吸引体の吸
引細隙もまた給気孔も糸の縦方向に不変の断面積を有す
る。

本発明の目的は、分散域および処理域の範囲における精
紡条件を、殊に７リクシヨン作用を配合することにある
。

この目的は、両吸引体の両吸引細隙がキーみぞの縦方向
に変化する総断面積を有すること、また給気孔が本質的
に前記吸引細隙の総断面積に照応してキーみぞの縦方向
に変化する寸法を有することによって達成される。

両吸引体の吸引細隙の総断面積と給気孔の寸法を組み合
わせることにより、キーみぞにおいてフリクション作用
の重要部分を占める空気流が配分される。それにより、
糸引出方向のフリクション作用を配分して良好な精紡結
果を得ることが可能である。

本発明の他の構成において、該吸引体の該吸引細隙がキ
ーみぞの縦方向に異なった長さを有することが提供され
る。それにより、両吸引細隙の同一幅を維持した簡単な
仕方で吸引作用が配分され得る。

本発明の他の構成において、給気孔の寸法が調整装置に
よって調節できることが提供される。

それにより、精紡条件を変更される繊維材料および／ま
たは番手の変更に対して適応させることが可能である。

本発明の他の構成において、カバーがハウジング部分と
共に両ローラを少なくとも分散域および処理域の範囲に
おいて包囲するハウジングを構成することが提供される
。それにより、分散域および処理域の範囲において、不
当な空気によって影響されない厳密に一定の空気流が存
在することが確保される。空気流は、給気孔の寸法並び
に繊維供給管路の開口部の大きさおよび長さによって決
定される。

本発明のより詳しい特徴および長所は、一実施例の以下
の説明並びに従請求の範囲から明らかとなる。

第１図は、本発明に基づく装置の縦断面図である。

第２図は、第１図による装置を第１図の矢印ロの方向か
ら見た平面図である。

第３図は、第１図のＩｌｌ　−ＩＴＩ線に沿った断面図
である。

第４図は、第１図のＩＶ　−ＩＶ線に沿った断面図であ
る。

図面に示されたオープンエンド・７リクシヨン精紡装置
は、互いに平行で密に並置され、相互に糸生成の作用を
なすキーみぞ３を構成する二つのローラを含んでいる。

各ローラ１および２はそれらの内部に吸引管４および５
を保持しており、これらの管においてはローラ１および
２の母面がそれぞれ転がり軸受６および７によって直接
的に支持されている。吸引管４および５は、その前端が
栓８および９で閉じられている。吸引管４および５の他
端はローラ１および２より突き出しており、ローラハウ
ジング１０において締付ホルダ１１によって固定されて
いる。締付ホルダ１１は、ねじ１２および１３によりロ
ーラハウジング１０に取り付けられている。ローラハウ
ジング１０は締付ホルダ１１の部分に続いてＵ形の構造
を持つため、壬れはローラ１および２をそれらの母面の
範囲において包囲する。Ｕ形のローラハウジング１０の
開放側はローラ１および２の軸方向の長さ上を少なくと
もほぼ等しく延びているため、ローラ１および２はそれ
らの軸方向の長さ上をおおわれている。ローラハウジン
グ１０は、そのカバーの反対の側に、ねじ１４により機
械の担持枠１５に取り付けられているフランジを有する
・締付ホルダ１１に隣接する転がり軸受７の範囲におい
て、ローラハウジング１０は接線ベルト１７がその中を
貫通している空所１６を具備しているが、この接線ベル
トはローラ１および２の母面に対して直接的に接触して
これらを同一方向に駆動する。オープンエンド・フリク
ション精紡機は、図面に示された装置の多数を一列に並
置して具備している。接線ベルト１７は矢印Ｃの方向に
機械を通過し、少なくとも一方の機械側の全装置のロー
ラ１および２を駆動する。第３図および第４図からみて
とれるように、接線ベルト１７はローラ１および２を同
一方向に矢印ＡおよびＢの方向に駆動するため、ローラ
１はキーみぞ３内へ回り込み、他方のローラ２はキーみ
ぞ３から回り出るのである。

カバー１８を貫通して繊維供給管路２０が導入されてい
るが、これはカバー１８内に製作することもでき、ある
いは別個に製作された部品として配設することもできる
。繊維供給管路２０は、キーみぞ３の縦方向に延びてで
きる限り僅少な間隔を以てキーみぞに相対する開口部２
１を有する。繊維供給管路２０は図示されてはいない供
給および開繊装置をローラ１および２に連結させるが、
繊維束はこの装置によって引き込まれ公知のやり方で個
別の繊維へ開繊されて繊維供給管路２０において矢印り
の方向へとキーみぞ３に供給される。

繊維供給管路２０の開口部２１はいわゆる分散域を構成
し、ここにおいては個別の繊維が供給されて糸２２とな
るが、これは次いで引出ローラ対２３を含む引出装置に
よってキーみぞ３の縦方向へと矢印Ｆの方向に引き出さ
゛れる。特に第１図および第２図からみてとれるように
、ローラ１および２は繊維供給管路２０の開口部２１の
範囲を越えて延伸し、そこでもさらにキーみぞ３を構成
するが、生成する糸２２はこのキーみぞを越えて引き出
される。この範囲が、いわゆる処理域である。

両吸引管４および５は、詳しくは図示されていないやり
方で低圧源へ接続されている。それらは、キーみぞ３の
範囲へ向けられている吸引細隙２４および２５を具備し
ている。両吸引細隙２４および２５は縁材もしくは中板
などにより囲まれているため、それらはローラ１および
２の母面の内側Ｉこ密接して形成されている。ローラ１
および２の母面は、分散域および処理域の範囲において
穿孔されている。ローラ１および２の穿孔された母面を
通って空気流が吸入されるが、これは図示されてはいな
い低圧源に向かって矢印Ｅの方向へ流れて行く。第１図
および第２図からみてとれるように、キーみぞ３内へ回
り込むローラ１の吸引細隙２４は分散域の範囲（繊維供
給管路２０の開口部２１）上にもまたそれに続く処理域
の範囲上にも延びている。

それに対し、キーみぞ３から回り出るローラ２の吸引細
隙２５は処理域の範囲上にしか延びていない、すなわち
、それは引出ローラ対２３に向いた開口部２１のほぼ端
においてはじまっている。

吸引細隙２４および２５を介して吸引された空気流は、
繊維供給管路２０と給気孔２６を介して流入する。給気
孔２６は繊維供給管路２０の開口部２１に隣接する分散
域の範囲においてはじまっており、処理域の端の範囲ま
で延びている。第３図および第４図からみてとれるよう
に、給気孔２６はキーみぞ３の縦方向に異なる寸法を有
する、すなわち、その幅すはキーみぞの縦方向において
異なっているのである。分散域の範囲において給気孔２
６は、それに続く処理域の範囲におけるよりも明らかに
狭い幅すを有する。給気孔２６を介して流入する空気量
を補助的に調整し得るために、給気孔２゛６の流入断面
積を調節できるすベリ弁２８が設けられている。

図示された実施態様においては、給気孔２６がキーみぞ
３から回り出るローラ２に対して向けられていることが
提供されている。別のいくつかの実施態様では、ひとつ
またはいくつかの給気孔を異なる位置に設けることが可
能である。

例えばある実施態様においては、給気孔２６が処理域の
範囲上のみに延びて繊維供給管路２０の開口部２１の延
長に配設されることが提供される。給気孔２６をいくつ
かの互いにずらした部分から、すなわち分散域の範囲に
おいて繊維供給管路２０の開口部２１に平行に位置し続
いて処理域において繊維供給管路２０の開口部２１の延
長に設けられている部材から構成することも可能である
。さらに他の実施態様においては、給気孔２６をキーみ
ぞ３内へ回り込むローラ１に対して配設することも可能
である。

図示された実施態様においては、キーみぞ３の縦方向の
吸引作用を配分できるように、吸引細隙２４および２５
がキーみぞ３の縦方向において等しい幅ａを持つが長さ
は異なるということか提供されている。もちろん、この
ような配分は他の措置や特に吸引細隙の別の形態によっ
ても可能である。さらに、両吸引細隙をキーみぞから異
なる間隔を以て配設して異なる吸引作用を、つまり異な
るフリクション作用を得ることも可能である。その場合
に、吸引細隙２４および２５の総断面積を段階的に変え
る代わりに他の変化を、殊に連続的な変化を提供するこ
とももちろん可能である。その際に実地においては吸引
作用が糸引出方向（矢印Ｆ）に増加するのが通例であり
、したがって生成する糸先端の範囲における吸引作用は
処理域におけるよりも少ないのである。それに応じて給
気孔２６も、生じ得る空気流が糸引出方向に増大するよ
うな寸法とされる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明に基づく装置の縦断面図である。第２図は、第１図による装置を第１図の矢印■の方向か
ら見た平面図である。第３図は、第１図の■−■線に沿った断面図である。第４図は、第１図のＩＶ−ＩＶ線に沿った断面図である
。３：キーみぞ、４，５：吸引体、２４　、２５　：吸引
細隙、２６：給気孔。

Claims

【特許請求の範囲】１、並置されて同方向に駆動され、糸生成を行なうキー
みぞを構成し、それぞれ穿孔された母面および前記キー
みぞに向かい合い本質的にキーみぞの縦方向に延びる吸
引細隙を具備する各一個の内設された吸引体を有する二
つのローラと、開繊された繊維を分散域の前記キーみぞ
に供給し繊維供給管路を含む供給装置と、生成した糸を
前記分散域からキーみぞの縦方向にかつ分散域に続くキ
ーみぞの処理域を越えて引き出す引出装置と、前記ロー
ラをキーみぞの範囲においておおい、その中に繊維供給
管路の開口部および本質的にキーみぞの縦方向に延びる
給気孔が配設されているカバーとを有するオープンエン
ド・フリクション精紡装置において、両吸引体（４、５
）の両吸引細隙（２４、２５）がキーみぞ（３）の縦方
向に変化する総断面積を有すること、また給気孔（２６
）が本質的に前記吸引細隙（２４、２５）の総断面積に
照応してキーみぞ（３）の縦方向に変化する寸法を有す
ることを特徴とする装置。２、吸引体（４、５）の吸引細隙（２４、２５）が、キ
ーみぞ（３）の縦方向に異なる長さを有することを特徴
とする特許請求の範囲第１項記載の装置。３、キーみぞ（３）から回り出るローラ（２）の吸引装
置（５）の吸引細隙（２５）が、本質的に処理域の範囲
上にのみ延びていることを特徴とする特許請求の範囲第
２項記載の装置。４、キーみぞ（３）内へ回り込むローラ（１）の吸引装
置（４）の吸引細隙（２４）が、キーみぞ（３）の縦方
向において分散域上並びに処理域上に延びていることを
特徴とする特許請求の範囲第２項または第３項記載の装
置。５、給気孔（２６）が、分散域並びに処理域の範囲上に
延びていることを特徴とする特許請求の範囲第１項〜第
４項のいずれかに記載の装置。６、給気孔（２６）が、本質的に処理域の範囲上にのみ
延びていることを特徴とする特許請求の範囲第１項〜第
４項のいずれかに記載の装置。７、給気孔（２６）の寸法が、糸（４）の引出方向（Ｆ
）に増大することを特徴とする特許請求の範囲第１項〜
第６項のいずれかに記載の装置。８、給気孔（２６）の寸法が、調整装置（２８）により
調節できることを特徴とする特許請求の範囲第１項〜第
７項のいずれかに記載の装置。９、カバー（１８）がハウジング部分（１０）と共に、
ローラ（１、２）を少なくとも分散域および処理域の範
囲において包囲するハウジングを構成することを特徴と
する特許請求の範囲第１項〜第８項のいずれかに記載の
装置。