JPS6262900A - 粉末洗剤の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、サッカロースまたは類似物質を含む粉末洗剤
、特にこれらの物質を含む噴霧乾燥粉末を製造する方法
に係る。

幾つかの諸国で、将来少なくとも粉末洗剤中に燐を含ん
ではならないという措置がとられるであろうと予想され
る。無リン洗剤組成物を製造するために、通常の燐酸塩
洗剤ビルダーをアルミノケイ酸塩、例えばゼオライトの
ような非燐酸塩ビルダー物質で置換する方法があシ、こ
の方法は既に幾つかの国で少なくとも部分的にらないと
いり問題が生ずる。アルミノケイ酸塩洗剤ビルダーは粉
末を組織化する能力が従来のトリポリ燐酸ナトリウムよ
シも劣るだけでなく、強力な粉未組織化剤（ｐｏｗｄｅ
ｒ　５ｔｒｕｃｔｕｒａｎｔ）であるケイ酸ナトリウム
を使用するととぢ極めて難かしい。もしケイ酸ナトリウ
ムを使用すると、不溶性のケイ酸虻アルミノケイ酸塩凝
集物が形成され、この凝集物が繊維上に付着し、好まし
くないからである。従って、ケイ酸ナトリウムに代わる
粉未組織化剤が望まれている。

ＧＢ−Ａ−１５６８４２０（Ｃｏｌｇａｔｅ−Ｐａｌｍ
ｏｌｉｖｅＣａｎｐａｎｙ）には、微細ゼオライト等の
アルミノケイ酸塩洗剤ビルダー物質に対する結合剤とし
て抛類を含めた水溶性有機物質を使用すると、その処理
特性が改善される旨が開示されている。

前記文献には、ゼオライト粉末を結合剤を用いて造粒化
して得られた洗剤添加剤が界面活性剤等の他の成分を含
有する噴霧乾燥粒子に添加するのに適している旨が記載
されている。また、これらの添加剤を噴霧乾燥法で形成
することが可能であるとしているが、その他の方法の方
が好ましいと記載しており、前記した結合剤の何れもが
ゼオライトと界面活性剤の両方を含む噴霧乾燥粉末の組
織化剤として作用し得る可能性については全く言及して
いない。

今回、本発明者らは非燐酸塩系洗剤ビルダーを含有しか
つ十分な分散性を有する噴霧乾燥粉末を、特定の組織化
剤を使用することによって製造できるという驚くべき知
見を得た。

本発明により提供される粒状洗剤組成物の製造方法は、 （１）　　（ａ）　　界面活性剤と、 （ｂ）　　非燐酸塩系洗剤ビルダー物質またはこれと燐
酸塩系洗剤ビルダー物質との混合物と、（ｃ）　　明細
書中に定義する糖と、を含む水性クララチャースラリ−
（ｃｒｕｔｃｈｅｒ　５ｌｕｒｒｙ　）を形成する工程
と、 （ハ）該スラリーを噴霧乾燥して洗剤粉末を形成する工
程とから成る。

見 「糖」という用語は、モノ−、ジーまたはポリサッカラ
イド、その誘導体、あるいは水溶性の減溶性である。サ
ツカライド誘導体は、Ｌｅｈｎｉｎｇｅｒ’ｓＢｉｏｃ
ｈｅｍｉｓｔｒｙ　（Ｗｏｒｔｈ　１９７０）等に記載
されているようなサツカライドのアルコールや酸を含む
。

「水溶性」という用語は、糖が室温、０．０１　ｆ／ｌ
の濃度で蒸留水に完全に溶解するかまたは安定したコロ
イド分散液を形成し得ることを意味する。

本発明において有用な糖類の中で、入手し易さと低置な
点でサッカロースが最も好ましく、グルコース、フルク
トース、マルトース（麦？り。

４ｉ類のセロビオースおよびラクトースも有用である。

有用なサツカライド誘導体はソルビトールである。

ＵＳ　−Ａ　−３６１５８１１（Ｃｈａｍｉｃａｌ　Ｐ
ｒｏｄｕｃｔｓＣｏｒｐｏｒａｔｉｏｎ）には、セラミ
ック工業〈おいて使用される炭酸バリウム等のアルカリ
土類金属の炭酸塩類に対する結合剤として糖類を使用す
る旨が開示されている。このような水不溶性の炭酸塩物
質１−Ｐ１本発明における非燐酸塩系洗剤ビルダーとは
ね みな忙がい。

噴霧乾燥組成物中の糖の童は１〜２０１！ｉｉｋ％が好
ましいが、５〜１５重量−が最も好ましい。

界面活性剤には、陰イオン界面活性剤および／または石
けん、非イオン界面活性剤あるいはこれらの混合物が包
含される。前記界面活性剤の典を的な使用量は次の通シ
である。界面活性剤として陰イオン界面活性剤または石
けんまたはこれらの混合物を単独で用いた場合には、そ
の噴霧乾燥粉末の重量に対して２〜３０重量％であシ、
非イオン界面活性剤を単独で用いた場合には２〜２０重
量％であり、陰イオン界面活性剤２〜２５重量−と非イ
オン界面活性剤０．５〜２０重量％とを含む陰イオン界
面活性剤と非イオン界面活性剤の２成分混合物を用いた
場合には２〜２０Ｍ量チである。

前記２成分混合物では陰イオン界面活性剤が多くても、
また非イオン界面活性剤が多くても良い。

陰イオン界面活性剤と非イオン界面活性剤と石けんとか
ら成る所謂３成分混合物を使用した場合、混合物中の各
成分の好適量は、隘イオン界面活性剤２〜１５重量％、
非イオン界面活性剤０．５〜・７．５重量％及び石けん
１〜１５重量％である。

長がＣ＋Ｚであるアルキルベンゼンスルホン酸ナトリウ
ム；第１および第２アルコールサルフエート類、特にＣ
Ｉ２〜Ｃｌ１１第２〜ルコール硫酸ナトリウム；オレフ
ィンスルホネート；第１および第２アルカンスルホネー
ト類：アルキルエーテルサルフエート；アミンオキシド
；およびベタインやスルホベタイン等の両性イオンイと
合物が例示される。

石けん類としては、天然に存在する脂肪酸から誘導され
るナトリウム石けんが好ましく使用される。

一般にこのような石けんは約１２個〜２０個の炭素原子
を含み、飽和あるいは部分的に不飽和である。

特に好適な石けんは、やし油およびパーム核（ｋｅｒｎ
ｅｌ）油から誘導された主としてＣＯ〜Ｃｔａの飽和石
けん；ムを含有する石けんである。（グリセリドとして
）不飽和物質を多く含む油類の中には、落花生油、大記
した群に包含されない他の石けんや、非石けん洗剤活性
物質と混合して使用することも可能である。

使用できる非イオン界面活性剤としては、第１および第
２アルコールエトキシレート、特ンζアルコール１モル
ＫＪして２〜２０モルのエチレンオキシドを含むＣＩ２
〜ＣＩＳの第１および第２アルコールエトキシレート類
を挙げることができる。

の有機もしくは無機物質及び水不溶性のイオン交換物質
から選択される。好ましい非燐酸塩系洗剤ビルダーはア
ルミノケイ酸塩である。

本発明で使用されるアルミノケイ酸塩は通常アルミノケ
イ酸ナトリウムであシ、結晶質でも非晶質でも、あるい
はその混合物でもよい。アルミノケイ酸塩類は通常多少
の結合水を含んでおり、少なくとも約５０■ＣａＯ／ｌ
のカルシウムイオン交換能を有している。好適なアルミ
ノケイ酸塩類の一般式は、 ０．８〜１．５　Ｎａ！ｏ　・ＡｔｚＯｓ・０．８〜６
５ｉｎｓ　である。

上記式中１．５〜３．５個の５ｉ０２単位を有し、粒径
が約１００μ以下、望ましくは約１０μ以下のものが最
も好ましい。

洗剤ビルダーに使用するのに適当な非晶質アルミノケイ
酸ナトリウムについては、例えばＢＰ　１４７３２０２
（ＨＥＮＫＥＬ）およびＥＰ−Ａ−１５０６１３（ＵＮ
ＩＬＥＶＥＲ）を参照されたい。

また、適当な結晶質アルミノケイ酸ナトリウムイオン交
換性洗剤ビルダーについては、ＵＫ　１．４７３．２０
１　（ＨＥＮＫＦＬ）及び１，４２９，１４３（ＰＲＯ
ＣＴＥＲｋ　ＧＡＭＥＬＥ）の各明細書を参照されたい
。この種の好ましいアルミノケイ酸ナトリウムは市販の
ゼオライトＡおよびＸ及びその混合物である。

本発明方法で使用可能なその他の非燐酸塩系洗剤ビルダ
ーには、アルカリ金属炭酸塩等の水溶性沈澱性ビルダー
およびニトリロトリ酢酸ナトリウム等の水溶性金属イオ
ン封鎖性ビルダーが包含される。

非燐酸塩系ビルダーの量は噴霧乾燥した組成物の５〜７
５重量％が好ましいが、特に好ましくは２０〜５０重量
％である。

もちろん、本発明方法を、少量の燐酸塩系ビルダーを含
む洗剤組成物、すなわち燐酸塩系ビルダーの重量が非燐
酸塩系ビルダーよ多少ない洗剤組酸塩系ビルダーまたは
燐酸塩系ビルダーの他のビルダーとの混合物でもよい。

これら他のビルダー（才、トリポリ燐酸ナトリウム、ピ
ロ燐酸ナトリウム、オルト燐酸ナトリウム、ニトリロト
リ酢酸ナトリウム、カルボキシメチルオキシ琥珀酸ナト
リウムおよびこれらの混合物の中から選択される。

これらの物質は最高約２５重ｉｌ′％存在させ得る。

その他の成分 本発明方法で製造される洗剤組成物は、この種の製品に
通常含まれる成分を慣用量含むことができる。特に下記
する任意成分を挙げることができる・ 本発明方法では、上記した糖の他に他の組織化剤を用い
ることができる。例えば、琥珀酸す）　ＩＪウムや酉独
ＢＡＳＦ　　（３ｍｂＨから５ｏｋａ　ｌ　ａｎ■ＤＣ
８として市販されている琥昇アジピン酸及びグルタル酸
の混合物のナトリウム塩、スターチ等の天然または合成
オリジンの膜形成性ポリマー、エチレン／無水マレイン
酸コポリマー、ポリビニルピロリドン、ポリアクリレー
トおよびＮａｔｒｏｓｏｌ　２５０ＭＨＲ％のセル日−
スエーテル誘導体、各種クレー及びホウ酸塩等の無機ポ
リマーを使用することができる。これらの物質は、通常
噴霧乾燥粉末の約０．５〜約３０重量慢、好ましくは１
〜１０重量冊巷索の望ましい成分である。実質的にシリ
カに等しいと認められる沈澱形態のものにせよケイ酸ナ
トリウムを存在させないと、粉末を含有する洗濯液が洗
心機のガラス質エナメル部分および／またはアルミニウ
ム部分が錆るためである。一方、ケイ酸す）　ＩＪウム
を非燐酸塩系ビルダーと併用すると、上記したように分
散性に乏しい凝集体が形成される恐れがあるため、これ
ら２成分のバランスを考える必要がある。一般にケイ酸
ナトリウムは噴霧乾燥粉末の２０重量係以上、好ましく
は１５重−１ｉ％以上の量存在させてはならない。粉末
に構造（５ｔｒｕｃｔｕｒｅ　）を与える以外の目的に
は、ケイ酸ナトリウム等の水溶性ケイ酸塩を粉末中に含
有させることが望ましい。この場合製造される粉末の溶
解性／分散性を改善するために、酸化ナトリウム対シリ
カの比が１：１．６のケイ酸ナトリウム６重量部に対し
て塩化水素１．５〜３Ｍ量部に相当する局の酸を添加し
て、ケイ酸ナトリウムの少なくとも一部を沈澱させる工
程を付加しなければならない。この方法についてはＥＰ
　−Ａ　−１３９５２３に詳しく記載されているので参
照されたい。また、ケイ酸塩またはシリカを乾燥添加（
ｄｒｙ−ｄｏｓｉｎｇ　）工程において噴霧乾燥粉末に
添加しても良い。

糖を含む噴霧乾燥粉末が方解石のような水不溶性の粒状
炭酸塩物質を含んではならない。

粉末洗剤の任意成分の中には、起泡調整剤、カルボキシ
メチルセルロースナトリウム等の再付着防止剤、酸素お
よび塩素系漂白剤、繊維柔軟剤。

香料、殺菌剤１着色剤、酵素及び螢光剤が包含される。

このような任意成分が熱感応性（感熱性）である場合あ
るいはその他の場合には、これらの成分をクラッチャー
スラリー中に入れて噴霧乾燥するよりもむしろ噴霧乾燥
粒子に後添加する方が好ましい。

次に実施例を挙げながら本発明についてさらに説明する
。

実施例１ 水４０重ｉ％を含む水性クラッチャースラリーを噴霧乾
燥して、下記成分の噴霧乾燥粉末を作成した（単位：重
量部）。

得られた噴霧乾燥粉末の各種物理的特性〔嵩密度、動的
流速（ｄｙｎａｍｉｃ　ｆ　ｌｏｗ　ｒａｔｅ　）、圧
縮率〕及び分散性を一般的方法で測定した。その結果を
次に示す。

的特性を有しており、分散性の点では粉末Ｃは粉末Ｂに
比べてはるかに優れている二とｔマ四９ｂゾ暢多。

実施例２ 実施例１と同様にして水性クラッチャースラリーを噴霧
乾燥して、下記成分の噴霧乾燥粉末を作成した。

ＣＩ！アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム　　　　
　６．０ｆｒｆｉ［Ｂ非イオン界面活性剤　　　　　　
　　　１．５アルミノケイ酸ナトリウム（ゼオライト４
Ａ）　　　　２１．０ケイ酸ナトリウム（３，３：　１
比）４．８硫　　酸　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　０８カルボキシメチルセルロースナトリウム　　
　　　０６サツカロース　　　　　　　　　　　　　　
３．０微量成分十水　　　　　　　　　　５，４ケイ酸
ナトリウムを含むこのスラリーを上記の如く硫酸で酸性
化した。得られた粉末の物理的特性を測定した。その結
果を次に示す。

嵩密度（，９／））４０１ 動的流速（−７秒）　　　　　　　１０４圧縮率（％’
／ｖ　）　　　　　　　１９不溶／？（粒子〉１２０μ
ｍ） （チＷ／Ｗ） 水温：２０ｔ：’　　　　　　　　　１．４４０　Ｃ１
，３ ６０ｔ：’　　　　　　　　　　１．１実施例３〜５ 水性スラリーを噴霧乾燥して、下記成分を有する噴霧乾
燥粉末を作成した（単位：重量部）。実施例３の場合に
はスラリー中の水分量が４（ｌであり、実施例４及び５
の場合の水分量はそれぞれ４１俤、５６％であった。

上記粉末中の水分量１０重量部は、遊離水と結合水の合
計に対する目標レベル（ｔａｒｇｅｔ　１ｅｖｅｌ　）
を表わす名目数値（ｎｏｍｉｎａｌ　ｆｉｇｕｒｅ）で
ある。通常噴霧乾燥粉末中の遊離水（または湿気）のみ
が測定される。この目体レベルは噴霧乾燥粉末中に８．
６重ｆｆｌ　％の遊離水が含まれる場合に相当する。実
際には噴霧乾燥粉末の遊離水分含有量は実施例３の場合
で約９係、実施例４及び５の場合で７俤であった。遊離
水分（ｆｒｅｅ　ｍｏｉｓｔｕｒｅ　）とは、１３５Ｃ
において２時間後に粉末から失われる水分と定義される
。

これら粉末の物理的特性を測定した。その結果を次に示
す。

上記結果から、実施例ＩＣ，２，３において使用したサ
ッカロースと同様に水溶性物質のソルビトールを使用し
ても、良好な物理的特性、特に比較的優れた分散性を有
する粉末が得られることが明らかである。実施例ＩＢで
使用したケイ酸ナトリウムと同様に水不溶性のトウモロ
コシ澱粉を使用した場合には、特に分散性が比較約２し
い粉末しか得られず、本発明方法においては水溶性サツ
カライドの使用が必須であることが判明した。

Claims (11)

【特許請求の範囲】
1. （１）粒状洗剤組成物の製造方法であつて、（ｉ）界面
   活性剤と非燐酸塩系洗剤ビルダー物質またはこれと燐酸
   塩系洗剤ビルダー物質との混合物と糖とを含む水性クラ
   ッチャースラリーを形成する工程と、 （ｉｉ）該スラリーを噴霧乾燥して粉末洗剤を形成する
   工程とから成る方法。
2. （２）前記糖がサッカロース、グルコース、フルクトー
   ス、マルトース、セルロース、ラクトース及びソルビト
   ールから成る群から選択される特許請求の範囲第１項に
   記載の方法。
3. （３）前記噴霧乾燥された粉末洗剤中の糖の量が１〜２
   ０重量％である特許請求の範囲第１項に記載の方法。
4. （４）界面活性剤が陰イオン界面活性剤、非イオン界面
   活性剤、石けん及びそれらの混合物から成る群から選択
   される特許請求の範囲第１項に記載の方法。
5. （５）前記噴霧乾燥された粉末洗剤中の界面活性剤の量
   が、界面活性剤が陰イオン界面活性剤、石けんまたはそ
   れらの混合物である場合には２〜 ３０重量％であり、界面活性剤が非イオン界面活性剤ま
   たは２〜２５重量％の陰イオン界面活性剤と０．５〜２
   ０％の非イオン界面活性剤との混合物である場合には２
   〜２０重量％である特許請求の範囲第４項に記載の方法
   。
6. （６）前記非燐酸塩系洗剤ビルダーがアルミノケイ酸塩
   洗剤ビルダー物質である特許請求の範囲第１項に記載の
   方法。
7. （７）噴霧乾燥された粉末中の非燐酸塩系洗剤ビルダー
   の量が５〜７５重量％である特許請求の範囲第１項に記
   載の方法。
8. （８）前記水性クラッチャースラリーが更に、燐酸塩系
   洗剤ビルダー物質、非糖粉未組織化剤及び再付着防止剤
   から成る群から選択される成 分を含む特許請求の範囲第１項に記載の方法。
9. （９）前記噴霧乾燥された粉末洗剤を次いで感熱性成分
   と混合する特許請求の範囲第１項に記載の方法。
10. （１０）前記水性クラッチャースラリーが水溶性ケイ酸
    塩を含んでおり、前記スラリーに酸を添加して水溶性ケ
    イ酸塩の少なくとも一部を沈澱させる特許請求の範囲第
    １項に記載の方法。
11. （１１）界面活性剤と、非燐酸塩系洗剤ビルダー物質ま
    たはこれと燐酸塩系洗剤ビルダーとの混合物と、糖とを
    含む噴霧乾燥粉末から成る粒状洗剤組成物。