JPS6262114B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6262114B2
JPS6262114B2 JP55035849A JP3584980A JPS6262114B2 JP S6262114 B2 JPS6262114 B2 JP S6262114B2 JP 55035849 A JP55035849 A JP 55035849A JP 3584980 A JP3584980 A JP 3584980A JP S6262114 B2 JPS6262114 B2 JP S6262114B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
frequency
color
signals
track
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP55035849A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56132083A (en
Inventor
Akira Hirota
Taku Uchiumi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Victor Company of Japan Ltd filed Critical Victor Company of Japan Ltd
Priority to JP3584980A priority Critical patent/JPS56132083A/ja
Publication of JPS56132083A publication Critical patent/JPS56132083A/ja
Publication of JPS6262114B2 publication Critical patent/JPS6262114B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は特に磁気録画再生装置、ビデオデイス
ク等に使用されて好適なカラー映像信号記録方式
及び記録再生方式に係り、搬送色信号を同一トラ
ツクには同一遅延時間で、かつ、相隣るトラツク
では異なる遅延時間となるようトラツクの整数倍
の走査時間周期をもつて複数の遅延時間で少なく
とも搬送色信号を遅延し、かつ、遅延時間判別用
の判別信号を遅延された搬送色信号に多重して所
謂H並び記録し、これを再生することにより、隣
接トラツクにおいて搬送色信号の水平同期区間が
並ばない装置においても機械的互換性をもたせた
ままで、単に電気回路により容易に水平同期区間
を並べることができ、相隣るトラツク間にガード
バンドが無く例えばSECAM方式、PAL方式等の
カラー映像信号を記録再生するアジマス記録再生
方式の記録再生装置では隣接トラツクからのクロ
ストークによる悪影響を防止し得て高品質なカラ
ー映像信号の記録、再生を行ない得る方式を提供
することを目的とする。 第1図A,Bは夫々本出願人が先に特開昭54−
37426号にて提案したSECAM方式カラー映像信
号記録再生方式の記録系、再生系の一例のブロツ
ク系統図を示す。同図Aに示す記録系において、
入力端子1に入来したSECAM方式カラー映像信
号は低域フイルタ2及び帯域フイルタ3に夫々供
給され、低域フイルタ2により輝度信号が分離瀘
波され、帯域フイルタ3により搬送色信号が分離
瀘波される。上記輝度信号はAGC回路4を経て
周波数変調器5に供給され、所定帯域の被周波数
変調輝度信号とされた後、不要成分を除去する高
域フイルタ6を経て記録増幅器7に供給される。
他方、上記搬送色信号は周知のように、色差信号
B−Yで色副搬送波周波数OBを周波数変調して
得た第1の被周波数変調波と、色差信号R−Yで
色副搬送波周波数ORを周波数変調して得た第2
の被周波数変調波とが、1水平走査期間(1H)
毎に交互に時系列的に合成されてなる信号であ
り、3.9MHz〜4.75MHzの搬送波周波数をもつこの
搬送色信号は、1/4分周回路8に供給され、ここ
で1/4分周されることにより低域変換されると同
時に、その搬送波周波数が0.97MHz〜1.19MHzの
範囲内とされ、すなわち周波数偏移が1/4に縮小
される。 上記低域変換搬送色信号は不要成分を除去する
低域フイルタ9を通して記録増幅器7に供給さ
れ、ここで前記被周波数変調輝度信号と周波数分
割多重並びに増幅されて合成カラー映像信号とさ
れた後、互いにアジマス角の異なる磁気ヘツド1
0a,10bに供給される。これにより、上記合
成カラー映像信号は、例えばある1フイールドは
磁気ヘツド10aにより、次の1フイールドは磁
気ヘツド10bにより、更に次の1フイールドは
磁気ヘツド10aによりというように、交互に磁
気ヘツド10a,10bにより磁気テープ(図示
せず)にその長手方向上、傾斜した1フイールド
宛1本のビデオトラツクを順次に形成して記録さ
れる。従つて、比較的狭帯域でSECAM方式カラ
ー映像信号を記録できる。 次に再生系の動作につき説明するに、第1図B
において磁気テープ(図示せず)に記録されてい
る合成カラー映像信号は磁気ヘツド10a,10
bにより交互に再生される。磁気ヘツド10aの
出力を再生増幅器11aで増幅した信号と、磁気
ヘツド10bの出力を再生増幅器11bで増幅し
た信号とは切換回路12により交互に切換えられ
て連続した信号とされた後高域フイルタ13及び
低域フイルタ14に夫々供給される。高域フイル
タ13により再生合成カラー映像信号中の被周波
数変調輝度信号が分離瀘波された後復調回路15
により復調されて輝度信号とされる。 一方、低域フイルタ14により再生合成カラー
映像信号中の低域周波数帯の搬送色信号が分離瀘
波された後、4逓倍回路16に供給され、ここで
その搬送波周波数が元に戻された後、帯域フイル
タ17で所定帯域が取り出される。この帯域フイ
ルタ17よりの再生搬送色信号と復調回路15よ
りの再生輝度信号とは夫々合成回路18に供給さ
れ、ここで合成されて再生SECAM方式カラー映
像信号とされた後出力端子19より出力される。 上記の本出願人の提案になる記録再生方式によ
り記録再生される磁気テープ上のテープパターン
は、例えば通常第2図に示す如く、1R,2B,
3R,…,312B,313Rのトラツク、31
3R,314R,…,624B,625Rのトラ
ツク、1B,2R,3B,…,312R,313
Bのトラツク、313B,314R,…,624
R,625Bのトラツク、1R,2B,3R,
…,312B,313Rのトラツクがガードバン
ドなく、かつ、互いに隣接するトラツクは異なる
アジマス角の磁気ヘツドで記録されたものとされ
る。ここで、1Rは最初の1Hの色差信号R−Y
が周波数変調されている搬送色信号記録区間、2
Bが次の1Hの色差信号B−Yが周波数変調され
ている搬送色信号記録区間、3Rが3H目の色差
信号R−Yが周波数変調されている搬送色信号記
録区間というように、番号が1フレームにおける
水平走査線の順番、R,Bは夫々搬送色信号(こ
こでは正規の搬送波周波数の1/4とされている)
の変調信号成分が色差信号R−Y,B−Yである
ことを示す。 第2図示のテープパターンの場合には、トラツ
ク長手方向に対して直交する方向上に水平同期信
号記録位置が並びに揃えられて(所謂H並び)記
録されており、かつ、例えば1Rの隣接トラツク
のところには315Rその次のトラツクでは4R
というように低域周波数に変換されて記録されて
いる搬送色信号の変調信号成分が同じものどおし
とされているので、低域周波数の搬送色信号の隣
接トラツクのクロストークの影響は少ない。これ
は記録するカラー映像信号は通常1フイールド間
隔の信号成分には相関性があり、例えば1Rと3
15Rとでは周波数の差は小さくRどおし又はB
どおしのクロストークはほぼゼロビートとなるた
め、復調カラー信号に対する影響は殆どなくな
る。 しかして、上記第2図示のテープパターンを形
成する磁気録画再生装置において、より長時間の
記録再生を行なうためドラム径,テープ幅,ドラ
ム回転数,水平走査線数は変えずにテープ走行速
度のみを第2図の場合の1/2に落とした場合、テ
ープパターンは第3図に示す如くになる。この第
3図示のテープパターンは、隣接トラツクどおし
で水平同期信号記録位置が並んでいないので隣接
トラツクどおしの相関性はなく、低域周波数の搬
送色信号の搬送波周波数が隣接トラツクどおしで
異なることとなる。この場合、相隣る記録トラツ
クは互いに異なるアジマス角の磁気ヘツドで記録
されているから、高域周波数の被周波数変調輝度
信号はアジマス損失が大となり隣接トラツクから
のクロストークによる影響は極めて小さいのに対
し、記録されている搬送色信号は低域周波数であ
るためアジマス損失が少なく、しかも相隣るトラ
ツクにおいて並んで記録されている搬送色信号の
搬送波周波数は異なるので隣接トラツクからのク
ロストークの影響が大でビート障害を起こすとい
う問題点があつた。 本発明は上記の問題点を解決したものであり、
以下第4図乃至第16図と共にその各実施例につ
いて説明する。 本発明はクロストークの影響の出る搬送色信号
のみを遅延し、隣接トラツクにおいて変調信号成
分の同じ搬送色信号どうしが並ぶように記録し、
かつ、再生時には遅延した搬送色信号の遅延時間
を一定となるようにして再生することにより、隣
接トラツクからのクロストークの影響を低減する
ものである。第3図のように0.75Hとびのテープ
パターンとなるような場合を例にとつて説明する
に、まず搬送色信号を隣接トラツクにおいて変調
信号成分が同じものが隣り合うように記録するた
めには、第4図に示すように、ある任意のトラツ
クでは搬送色信号の遅延量は0、つまり遅延せ
ず、次のトラツクでは1.25H遅延し、以下各トラ
ツク毎に順次0.5H,1.75H,1.0H,0.25H,
1.5H,0.75Hという遅延量を、すなわち8トラツ
クを1周期とした上記遅延量の変化を搬送色信号
に与えることによつて可能である。これらのトラ
ツクを順にt1,t2,t3,t4,t5,t6,t7,t8とす
る。 次に再生時には搬送色信号を記録時の元の時間
関係に戻さなければならない。そのため、トラツ
クt1からの再生搬送色信号を2H遅延,t2を0.75遅
延し、以下順次のトラツクt3,t4,t5,t6,t7,
t8からの再生搬送色信号を1.5H,0.25H,1.0H,
1.75H,0.5H,1.25Hというように遅延する。こ
れは同一トラツクについて見れば、記録時と再生
時の遅延量の和はすべて2Hということになる。 しかして、第4図に示すテープパターンを形成
記録し、それを再生する場合は、記録時にトラツ
クt1に記録される搬送色信号のみ遅延しないの
で、遅延させるかさせないかを決めるスイツチが
必要となる。また、遅延のためにチヤージ・カツ
プルド・デバイス(CCD)等の電荷転送素子を
用いた場合は、0.25Hの遅延量を得るときのクロ
ツクパルス周波数を極めて高くしなければなら
ず、そのため段数の特に小なるCCDを用いた場
合は記録再生系で上記8種の遅延量を共用して得
ることは難しく、いずれにしても0.25Hの遅延量
を得ることは困難である。 そこで、上記の第4図示のテープパターンでも
よいが、本実施例では第5図示のテープパターン
を記録形成し、それを再生する場合を例にとつて
説明する。第5図に示す如く、トラツクt1〜t8に
記録される搬送色信号に付与される遅延量は、t1
では2.0H、t2では1.25H、以下順次0.5H,
1.75H,1.0H,2.25H,1.5H,0.75Hであり、これ
が8トラツク(走査時間)周期で繰り返される。
第5図示のテープパターンの磁気テープを再生す
る場合は、トラツクt1〜t8より再生される搬送色
信号に付与される遅延量は、t1では1H、以下順
次1.75H,2.5H,1.25H,2.0H,0.75H,1.5H,
2.25Hとなる。すなわち、記録再生での遅延量の
和が3Hとなるようにする。記録,再生系でこの
ような遅延量を設定しておくと、搬送色信号を常
に遅延させることとなるから遅延するか否かの切
換スイツチが不要であり、また必要な遅延量はす
べて得られる。 また本発明は再生時において、記録再生の遅延
量の和が所定の遅延量(第5図の場合は3H)に
なるように再生時の遅延量を決定するために、記
録時の遅延量を示す判別信号を、被周波数変調輝
度信号と低域周波数に変換し遅延を施した搬送色
信号に多重して記録する。また再生時にその判別
信号を検出して遅延量を決定する。更に可変速再
生のために、第1実施例では判別信号をすべての
トラツクの全長に亘つて記録する。 第6図は本発明記録方式の一実施例のブロツク
系統図、第7図は本発明方式の再生系の一実施例
のブロツク系統図を示す。各図中、第1図A,B
と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を
省略する。第6図において、20は判別信号発振
回路で、例えば後述の第8図に示す如き構成とさ
れており、ドラムパルスの任意の立下りでパルス
を8トラツク毎に出力し、その出力パルスの発生
時点から1トラツク走査時間は第5図示のトラツ
クt1を形成させる一方、遅延量判別のための判別
信号を記録増幅器7′に供給する。また21は低
域フイルタ9よりの搬送色信号に、ドラムパルス
と判別信号発生回路20よりの8トラツク走査時
間周期のパルスとにより所定の遅延量を順次付与
して出力する可変遅延回路で、例えば後述する如
く第11図に示す構成とされている。 記録増幅器7′より取り出された被周波数変調
輝度信号と、低域周波数に変換された搬送色信号
と、判別信号とが夫々周波数分割多重されてなる
合成カラー映像信号は磁気ヘツド10a,10b
により磁気テープ(図示せず)に記録され、被周
波数変調輝度信号はH並びせず、搬送色信号のみ
第5図に示す如くH並びされたテープパターンが
形成される。ここで、上記判別信号の記録波形は
正弦波で、周波数は2n×/2と(2n−1)/2 (nは自然数,Hは水平走査周波数)とが夫々相
隣るトラツクにおける判別信号周波数とされてお
り、本実施例では後述する如く10H,10.5H
12H,12.5H,14H,14.5H,16H,16.5
Hの順に選定する。すなわち、この判別信号の周
波数は、本実施例では被周波数変調輝度信号の周
波数偏移が3.4MHz〜4.4MHz、低域周波数に変換
した搬送色信号(被周波数変調波である)の周波
数偏移が0.97MHz〜1.19MHzであることを考慮し
て低域周波数に変換した搬送色信号から少し離れ
た低い帯域に選定される。 従つて、本実施例の如くアジマス記録再生方式
の2ヘツドヘリカルスキヤン型磁気録画再生装置
においては、トラツク間にガードバンドを設ける
ことなくトラツクを密接して記録した場合は、再
生時に判別信号が低域周波数であることからアジ
マス損失が小であるため、隣接トラツクからのク
ロストーク量が大となる。そこで、第7図に23
で示す判別信号検出回路による判別信号の再生で
は後述する如くくし形フイルタを利用してクロス
トーク分を除去した判別信号から現に再生してい
る搬送色信号の遅延時間を判別する。また、再生
時には第7図に示す如く帯域フイルタ25よりの
低域周波数の再生搬送色信号に、記録再生の遅延
量の和が一定となるような遅延量が可変遅延回路
24により与えられた後4逓倍回路16へ供給さ
れる。ここで、可変遅延回路24の遅延時間は、
判別信号検出回路23の出力判別信号に基づいて
1H毎に順次切換えられ所定の遅延量とされる。
これにより、可変遅延回路24よりの再生搬送色
信号は夫々結果的には一定の時間遅延されたもの
となる。 次に、本実施例の記録系の要部につき更に詳細
に説明する。第8図は判別信号発生回路20の第
1実施例の回路系統図を示す。同図中、入力端子
26に入来した第9図Aに示す如きドルムパルス
aは、プリセツタブル・ダウンカウンタ27のク
ロツク入力端子CKに印加され、ここで減算計数
される。このドラムパルスaの正極性期間は磁気
ヘツド10a,10bの一方がトラツクを走査し
ている期間、負極性期間は他方の磁気ヘツドがト
ラツクを走査している期間に等しい。プリセツタ
ブル・ダウンカウンタ27はプリセツト入力端子
A,B,C,Dに常時“1”,“1”,“0”,“1”
(2進数で「1011」)のデータが入力されており、
3入力AND回路28の出力の立上りでこのプリ
セツト入力データがロードされ、出力端子QA
B,QC,QDより出力する。ここで、3入力
AND回路28の3つの入力端子は上記カウンタ
27の出力端子QB,QCとインバータ29を介し
てドラムパルス入力端子26とに夫々接続されて
いるため、ドラムパルスaがローレベルで、プリ
セツタブル・ダウンカウンタ27の第9図Dに示
すQB出力d,同図Eに示すQC出力eが夫々ハイ
レベルとなつた時ハイレベルの信号を出力する。
これにより、プリセツタブル・ダウンカウンタ2
7のQA〜QD出力はプリセツトデータとなり、Q
C出力eがローレベルとなるため、AND回路28
の出力は直ちにローレベルとなる。よつてこの
AND回路28の出力は第9図Gに示す如く極め
て細いパルス幅の正極性パルスgとなる。このパ
ルスgは二分され、一方は上記カウンタ27のロ
ード端子に、他方は出力端子30より、後述する
第11図の可変遅延回路21に供給される。 そして次のクロツクすなわちドラムパルスaが
プリセツタブル・ダウンカウンタ27に入来する
までカウンタ27はプリセツト入力データ1011を
保持しており、よつてそのQA,QB,QC,QD
出力は第9図C,D,E,Fにc,d,e,fで
示す如くハイレベル,ハイレベル,ローレベル,
ハイレベルが保持される。実施例ではプリセツタ
ブル・ダウンカウンタ27はクロツクの立上りで
減算計数を行なうように構成されている。 上記プリセツタブル・ダウンカウンタ27のQ
A,QB,QC,QDの各出力端子はプリセツタブ
ル・アツプカウンタ31の3ビツト目,4ビツト
目,5ビツト目、6ビツト目の各入力端子C,
D,E,Fに接続されており、かつ、アツプカウ
ンタ31の1ビツト目と2ビツト目の入力端子
A,Bはドラムパルス入力端子26に接続されて
いるため、上記パルスg出力時のドラムパルスa
の負極性期間(1トラツク走査期間、すなわち例
えば1フイールド期間)では、アツプカウンタ3
1のプリセツトデータ入力端子A,B,C,D,
E,Fには夫々論理“0”,“0”,“1”,“1”,
“0”,“1”(2進数表示で「101100」)の入力が
印加され続けることになる。アツプカウンタ31
は6ビツトバイナリカウンタで、そのクロツク入
力端子CKには電圧制御発振器(VCO)36の出
力信号が印加され、その加算計数を行なう。 VCO36の出力信号周波数は20H〜33H
度であり、第10図Aに示す如き波形をしてお
り、プリセツタブル・アツプカウンタ31はこの
VCO36の出力信号の加算計数を行なつて所定
値になつた時、ローレベルのパルスを単安定マル
チバイブレータ(以下「モノマルチ」という)3
2に出力してこれをトリガーする。このトリガー
によりモノマルチ32はパルス幅の細いパルスを
位相比較器35へ印加する一方、プリセツタブ
ル・アツプカウンタ31のロード端子に印加して
そのときの入力データ(2進数表示で上記の
「101100」)をロードさせる。このときのモノマル
チ32の出力は第10図Hにh1で示す如くにな
り、アツプカウンタ31はVCO36からのクロ
ツクを20回計数してアツプカウンタ31の各ビツ
ト出力がすべてローレベルとなると第10図Hに
h0で示す如くモノマルチ32の出力が取り出さ
れ、アツプカウンタ31はもとのh1のときの入
力データロード状態に戻る。以上の動作が繰り返
される。このようにして、プリセツタブル・アツ
プカウンタ31はVCO36の出力を1/20に分周
することになる。 一方、入力端子33には記録されるべき
SECAM方式カラー映像信号中の水平同期信号が
入来せしめられ、モノマルチ34をトリガーす
る。このモノマルチ34の1H周期の出力パルス
は、上記の1/20分周されたモノマルチ32よりの
パルスと位相比較器35で位相比較され、それら
の位相差に応じた電圧でVCO36の発振周波数
を制御する。従つて、低域フイルタを含んだ位相
比較器35、VCO36、アツプカウンタ31、
モノマルチ32は、いわゆるフエーズ・ロツク
ド・ループ(PLL)を構成し、位相比較器35の
2つの入力、つまりモノマルチ32の出力がモノ
マルチ34の出力周波数に等しくなるように
VCO36は発振せしめられる。従つて、モノマ
ルチ34の入力は水平同期信号であるから、上記
のようにアツプカウンタ31の分周比が1/20のと
きは、VCO36の発振周波数は20Hとなる。 次に第9図Aに示すドラムパルスaがa1で示
す如く立上ると、プリセツタブル・ダウンカウン
タ27は1カウント減算計数を行ない、2進数表
示で「1010」となり、すなわち第9図C〜Fに示
すダウンカウンタ27のQA〜QD出力のうちQA
出力のみ同図Cに示す如くローレベルとなる。な
お、第9図Bはインバータ29の出力パルスbを
示す。このため、プリセツタブル・アツプカウン
タ31の入力データは2進数表示で「101011」と
なり、ここでも2進数で1だけ減る。このときに
はプリセツタブル・アツプカウンタ31は入力デ
ータ(2進数表示で「101011」)の時点、すなわ
ち第10図Hにh2で示す時点からVCO36の
出力信号の加算計数を開始し、h0で示す如く第
10図B〜Gに示すカウンタ31の各ビツト出力
がすべてローレベルとなつた時点までの加算計数
を行ない、かつ、このh0の時点でモノマルチ3
2の出力によつてカウンタ31の各ビツト出力は
入力データと同じ状態、すなわち同図Hにh2で
示す時点の状態に再び戻され、以下同様の動作を
繰り返す。この結果、プリセツタブル・アツプカ
ウンタ31による分周比は1/21となり、VCO3
6の発振周波数は21Hとなる。 そしてドラムパルスaが次に第9図Aにa2で
示す如く立下がるがプリセツタブル・ダウンカウ
ンタ27は前記したようにクロツクの立下がりで
は出力が変化しない。ところが、ドラムパルスa
はローレベルとなるから、プリセツタブル・アツ
プカウンタ31の入力端子A,Bが共に“0”と
なり、よつてその入力データは2進数表示で
「101000」となり、今までの「101011」から3だ
け入力データ値が減る。これにより、上記カウン
タ31は第10図Hにh3で示す位置からVCO
36の出力信号の計数を行なつてh0で示す位置
で再びモノマルチ32の出力(同図Hにh3,h
0で示す)により同図Hにh3で示す位置から
VCO36の出力信号の計数を行なう。以下ドラ
ムパルスaが次に立上がる(第9図Aにa3で示
す時点)までの1トラツク走査期間は上記の計数
動作が繰り返され、VCO36の出力信号は上記
カウンタ31により1/24に分周されることとなる
ので、VCO36の出力発振周波数は24Hとな
る。 以下同様にしてドラムパルスaの半周期毎に、
すなわち2個の回転磁気ヘツドの1トラツク走査
期間毎に前記カウンタ31は第4図Hにh4〜h
0,h5〜h0,h6〜h0,h7〜h0,h8
〜h0の間VCO36の出力信号の計数を繰り返
して、VCO36の出力信号を1/25,1/28,1/2
9,1/32,1/33の順で分周し、よつてVCO36
の出力発振周波数は1トラツク走査期間毎に25
H,28H,29H,32H,33Hの順で変化せし
められる。なお、第10図GはVCO36の出力
発振周波数が33Hのときのカウンタ31よりモ
ノマルチ32へ印加される出力信号の波形を示
す。 ここで、前記カウンタ31並びにモノマルチ3
2の出力信号周波数はドラムパルスaに無関係に
常に水平走査周波数Hであり、第10図A〜H
は夫々VCO36、カウンタ31、モノマルチ3
2の出力信号波形が同一であるため図示の便宜上
共通に図示したが、それゆえ時間軸は各トラツク
走査毎に異なつている点に注意を要する。すなわ
ち最初の1本のトラツクt1走査(記録)時は、モ
ノマルチ32の出力波形は第4図H中h1,h0
だけであり、かつそれらの間が1Hである。同様
にして、第4図Hに示すモノマルチ32の出力波
形は、トラツクt2,t3,t4,t5,t6,t7,t8の各
記録時は、各々h2とh0,h3とh0,h4と
h0,h5とh0,h6とh0,h7とh0,h
8とh0のみであり、かつ、両者の時間間隔が
1Hである。 VCO36の出力発振周波数が33Hの時には、
カウンタ27の出力の2進値は「0111」であるか
らカウンタ27よりAND回路28へ印加される
3つの入力のうちQB出力d,QC出力eは夫々共
にハイレベル(“1”)であるが、残りの1つのイ
ンバータ29の出力bはローレベル(“0”)であ
る。この状態において、ドラムパルスaは次に第
9図Aにa8で示す如く立下るが、この立下がり
の時点で上記インバータ29の出力bがハイレベ
ルとなるので上記AND回路28の3つの入力は
すべてハイレベルとなり、この時AND回路28
の出力gは第9図Gに示す如くハイレベルとな
り、プリセツタブル・ダウンカウンタ27にプリ
セツト入力データ(2進数表示で「1011」)をロ
ードせしめる。これにより、AND回路28の3
つの入力のうちQC出力eのみが第9図Eに示す
如くローレベルとなるのでAND回路28の出力
gは同図Gに示す如く直ちにローレベルとなる。 上記カウンタ27のプリセツト入力データのロ
ードにより、前記したようにVCO36の出力発
振周波数は20Hとなる。以下上記と同様の動作
が繰り返される。VCO36の出力信号はプリセ
ツタブル・アツプカウンタ31で計数せしめられ
る一方、1/2分周回路37で1/2分周され、かつ、
デユーテイサイクル50%の矩形波とされた後、矩
形波を正弦波とする低域フイルタ38を通して出
力端子39から判別信号として出力される。この
ようにして、出力端子39より出力される判別信
号の周波数は、1トラツク走査時間毎に10H
10.5H,12H,12.5H,14H,14.5H,16
H,16.5Hを順次繰り返すこととなり、これが第
6図示の記録増幅器7′へ印加される。 次に記録系の第6図示の可変遅延回路21の第
1実施例の動作につき第11図のブロツク系統図
と共に詳細に説明する。第11図において入力端
子40に入来した記録されるべき低域周波数の搬
送色信号は、チヤージ・カツプルド・デバイス
(CCD)41に印加され、ここで以下説明する如
くに同一トラツクでは同一で、かつ、相隣るトラ
ツクでは異なるような遅延時間が付与される。
CCD41の遅延量γは、次式で表わされる。 γ=N×1/=N/ ただし、上式中、CはCCDのクロツクパルス
周波数、NはCCDの段数を示す。従つて、第5
図に示す如きテープパターンを得るため遅延量
1.5H,0.75H,1.0H,1.25H,1.5H,1.75H,
2.0H,2.25Hを得るには、上式よりNH/0.5,
H/0.75,NH/1.0,NH/1.25,NH
1.5,NH/1.75,NH/2.0,NH/2.25の計
8種類のクロツク周波数Cを作る必要がある。
1/2分周回路47でクロツクパルスのデユーテイ
サイクルを50%とし、かつ、周波数を1/2に分周
する。従つて、データセレクタ44の出力周波数
は2Cでなければならない。また1個のクロツ
クジユネレータ45から8種類のクロツクパルス
を作るために、クロツクジエネレータ45の発振
周波数を8NHに選び、分周回路46を1/2,1/
2,1/2,1/5,1/7,1/3,1/3,1/3の各分周器4
6a〜46hで構成して、データセレクタ44の
各データ入力端子D0,D1,D2,D3,D
4,D5,D6,D7にはNH,8/5NH,4N
H,8/7NH,2NH,8/9NH,4/3NH
8/3NHの周波数信号を分周回路46より印加す
る。 一方、データセレクタ44のセレクト端子
S0,S1,S2のうち、S0には入力端子42よりの
ドラムパルスが印加され、S1には分周回路43
よりドラムパルスを1/2分周して得たパルスが印
加され、更にS2には上記ドラムパルスを分周回
路43によりドラムパルスを1/4分周して得たパ
ルスが印加される。分周回路43は、前記第8図
示の判別信号発生回路20の出力端子30からの
パルスgによりリセツトされる。 データセレクタ44は上記のセレクト端子
S0,S1及びS2への入力に応じてデータ入力端子
D0〜D7のうちの所定の一の入力データを出力
端子Yより出力させる。この出力端子Yより出力
された信号は1/2分周回路47、パルス整形回路
48、増幅回路49を順次経てCCD41にその
遅延量γの制御用クロツクパルスとして印加され
る。ここで、S0〜S1の入力、データセレクタ4
4の出力端子Yより選択出力される信号のデータ
入力端子、CCD41のクロツクパルス周波数
C、CCD41の遅延量γは夫々表1の関係にな
る。
【表】 表1のS2,S1,S0はトラツク番号を2進数で
表わしたものとなり(2進数0はトラツクt1,1
はt2,2はt3,…,7はt8)、前記出力端子30
からの8トラツク周期のパルスgが出力された時
のトラツクはt1であり、トラツク番号と記録する
判別信号の周波数の関係を一定とする。 このようにして、CCD41より2.0H、1.25H、
0.5H、1.75H、1.0H、2.25H、1.5H、0.75Hの順
序で1トラツク走査時間毎に切換えられ、かつ、
8トラツク走査周期毎に与えられる遅延時間を有
する搬送色信号が取り出され、クロツクパルス成
分除去用低域フイルタ50を通して出力端子51
より第6図示の記録増幅器7′へ供給される。こ
れにより、搬送色信号を遅延しなければ第3図に
示されるテープパターンが形成されてしまう記録
系において、低域周波数の搬送色信号は第11図
示の可変遅延回路21を通されることにより、第
5図に示す如く、相隣るトラツクにおいて同じ変
調信号成分(色差信号)どおしが並んで記録さ
れ、かつ、その遅延時間に応じ周波数が異なる判
別信号もトラツク全長に亘つて連続して記録され
る。 次に再生系の要部、すなわち第7図示の判別信
号検出回路23及び可変遅延回路24について更
に詳細に説明する。第12図は判別信号検出回路
23の一実施例の回路系統図を示す。同図中、入
力端子53には第7図示の切換回路12からの連
続した再生合成カラー映像信号が入来し、そのう
ち最も低い帯域を占める判別信号が低域フイルタ
54により分離瀘波されて増幅器55に供給さ
れ、ここで1H遅延回路56に必要な振幅に増幅
される。増幅器55の出力再生判別信号はアジマ
ス損失の少ない低域周波数であるから、再生中の
トラツクからの本来の判別信号の他に隣接トラツ
クからのクロストークとして再生された判別信号
をも含んでいるため、このクロストークを除去す
べく次段の1H遅延回路56及び加算器57に
夫々供給される一方、インバータ58で位相反転
されて加算器59に供給される。加算器57は
1H遅延回路56で1H遅延した信号と1H遅延して
いない信号との和を出力し、加算器59は1H遅
延した信号と1H遅延していない信号が位相反転
された信号との和、すなわち1H遅延した信号か
ら1H遅延していない信号を差し引いた信号を出
力する。 いま、1H遅延回路56に入力される信号周波
数が2n×/2ならば、加算器57からは振幅が2 倍の信号が出力され、加算器59からはそれに入
力される2つの入力信号が互いにキヤンセルする
ため信号が出力されない。また(2n−1)/2な る周波数の信号が1H遅延回路56に入力される
場合は、加算器57の出力はゼロになり、加算器
59の出力が入力の2倍の振幅の信号となる。す
なわち、周波数2n×/2の信号と周波数(2n− 1)/2の信号とが混合されていても加算器57 からは2n×/2の周波数の信号のみが分離出力さ れ、他方(2n−1)/2の周波数の信号のみが加 算器59より分離出力される。 しかして、前記したように判別信号の周波数は
2n/2又は(2n−1)/2であり、かつ、ある
1 本のトラツクの判別信号周波数が2n(/2のとき にはそれに隣接する両側のトラツクに記録されて
いる判別信号周波数が(2n−1)/2である。ま た判別信号記録時に周波数2n/2のトラツクでは ドラムパルスはローレベル(又はハイレベル)、
周波数(2n−1)/2のトラツクではドラムパル スはハイレベル(又はローレベル)というように
一定の関係になつている。そこで、加算器57,
59の出力を切換える切換スイツチ60のスイツ
チング信号として、入力端子61よりのドラムパ
ルスを用い、このドラムパルスがローレベルのと
きには切換スイツチ60を加算器57の方へ接続
させ、ドラムパルスがハイレベルのときには加算
器59の方へ接続させることにより、切換スイツ
チ60の可動接片からは常に隣接トラツクからの
クロストークが除去された再生中のトラツクから
の判別信号のみが取り出されることになる。 クロストークが除去された再生判別信号は、リ
ミツタ62により第13図Aに示すように矩形波
aに変換された後、2逓倍回路63で矩形波aの
立上りと立下りに夫々同期して第13図Bに示す
如き負極性パルスbとされ、更に4ビツトバイナ
リカウンタ64のクロツク入力端子に印加され、
ここで計数される。これにより、カウンタ64の
Q0,Q1,Q2及びQ3の各出力は第13図
C,D,E及びFに示す如くになり、Q2,Q3
出力がラツチ65においてQ1出力の立上りで一
時記憶される。これにより、ラツチ65の出力は
夫々第13図G,Hにg,hで示す如くになる。 一方、第12図左下の入力端子67には複合同
期信号から等化パルスと垂直同期信号を除いた水
平同期信号が、例えば前記第8図示のモノマルチ
34を共用してこれより印加され、モノマルチ6
8をトリガーする。モノマルチ68はこの水平同
期信号の前縁で第13図Aに示す前記矩形波aの
半周期よりもかなり短かい時間幅の第13図Iに
示す正極性パルスi0を発生し、それをラツチ6
6及びモノマルチ69に印加する。モノマルチ6
9は入力パルスi0がローレベルになつた瞬間に
上記矩形波aの半周期よりもかなり短かい時間幅
の第13図Jに示す正極性パルスj0を発生す
る。パルスi0はラツチ65の出力信号g,hを
ラツチ66で一時記憶させ、その時の信号g,h
のハイレベルかローレベルかの情報を夫々端子7
1,72に出力する。その直後パルスj0はカウ
ンタ64をリセツトする。 ここで、モノマルチ68,69の出力パルスの
周期は再生中のトラツクに無関係に一定の水平走
査周期であり、一方第13図A〜Hに示す波形は
同一であるため、図示の便宜上共通に図示したの
で、同図A〜Jのタイミングチヤートの時間軸は
各トラツク再生走査毎に異なることに注意を要す
る。すなわち、第5図のトラツクt1再生時は搬送
色信号の遅延量は2.0Hであり、またそのときの
判別信号周波数は10.0Hであるから、カウンタ
64はパルスbを20個ずつ計数する動作を繰り返
すこととなり、よつてこのときのモノマルチ6
8,69の出力パルスは第13図I,Jにi0,
i1,j0,j1で示す如くになり、かつ、i0
〜i1,j0〜j1の期間が1Hである。しか
し、次のトラツクt2再生時は遅延量1.25Hを判別
させるため判別信号周波数は10.5Hであるか
ら、このときのモノマルチ68,69の出力パル
スは第13図I,Jにi0,i2,j0,j2で
示す如くになり、かつ、i0〜i2,j0〜j2
の期間が1Hである。以下、同様に判別信号周波
数が12H,12.5H,14H,14.5H、16H
16.5Hのときのモノマルチ68,69の1H周期
の出力パルスは上記i0,j0の他に第13図
I,Jにi3とj3,i4とj4,i5とj5,
i6とj6,i7とj7,i8とj8で示す如く
になり、16.5Hのときにはi0からi8までと
j0からj8までとが夫々1Hを表わす。 第12図においてラツチ66の出力は各々端子
71,72に導かれるが、そのレベルは判別信号
周波数が10Hと10.5Hのときでは同じであり、
また12Hと12.5H,14Hと14.5H,16H
16.5Hとでは夫々同じ状態を示す。ところが周
波数(2n・/2と周波数(2n−1)/2とが入
力 されるときではドラムパルスの状態が違うので、
10Hと10.5H,12Hと12.5H,14Hと14.5
H,16Hと16.5Hの各々の判別が可能である。
そこで、後述する第14図のデータセレクタ77
のセレクト端子S0,S1,S2に端子70,71,
72を接続してラツチ66の2つの出力と合わせ
て入力端子61よりのドラムパルスを端子70よ
り出力し、判別信号周波数に応じて可変遅延回路
24の遅延量を可変制御する。この場合、記録時
に低域周波数に変換された搬送色信号の遅延量に
対して判別信号の周波数を決定するので、再生時
にはS0,S1,S2の状態によつて搬送色信号の記
録再生を通しての和の遅延量が一定(実施例では
3H)となるように、換言すれば相対的な遅延量
の差を再生系でゼロとするようにデータセレクタ
77は分周器76の出力を選ぶ。 判別信号はトラツク全長に多重記録されている
ため、可変速再生した場合でも判別信号の検出が
可能であり、搬送色信号の時間関係が正常となる
ような遅延量を設定することが可能である。 次に第7図示の再生系の可変遅延回路24の動
作につき説明するに、第14図は可変遅延回路2
4の一実施例のブロツク系統図を示す。同図中、
73は第7図示の帯域フイルタ25により分離瀘
波された低域周波数の再生搬送色信号入力端子
で、CCD74に印加されここで所定の遅延量が
付与される。可変遅延回路21と略同様な回路構
成であり、第14図に示す如く、CCD74、周
波数8NHを発振出力するクロツクジユネレータ
75、分周回路76、データセレクタ77、1/2
分周回路78、パルス整形回路79、増幅回路8
0、クロツク周波数除去用低域フイルタ81より
なる。ここで、データセレクタ77及び分周回路
76を構成する分周器76a〜76iのうち76
iとを除く他の回路はすべて記録系の第11図示
相当回路を共用できる。ただし、記録時に使用し
た分周器46aの出力は遅延量0.5Hを再生時
に使わないのでデータセレクタ77には接続しな
い。その他7つの分周器76b,46b,76
c,46c,76d,46d,76e,46e,
76f,46f,76g,46g,76h,46
hの出力はデータセレクタ77と44の双方に接
続する。また実際には1/2分周回路78の入力端
子は記録時にはデータセレクタ44の出力端子Y
に、再生時には電子スイツチ(図示せず)によつ
てデータセレクタ77の出力端子に接続される。
更に、分周器76iは遅延量2.5Hを得るため
のもので、記録系と共用できない。 データセレクタ77のデータ入力端子D0〜D
7にはクロツクジエネレータ75の出力信号周波
数8NHを分周回路76で分周して得た信号が印
加され、D0,D1,D2,D3,D4,D5,
D6,D7には夫々2NH,8/7NH,4/5N
H,8/5NH、NH,8/3NH,4/3NH,8/9
Hの周波数の信号が印加され、かつ、データセ
レクタ77のセレクト端子S0,S1,S2には第1
2図示の判別信号検出回路23の出力端子70,
71,72からの判別信号の検出出力が印加され
る。これにより、データセレクタ77のセレクト
端子S0〜S2の入力、その出力端子Yより選択出
力される信号のデータ入力端子、CCD74のク
ロツクパルス周波数c及びCCD74の遅延量
γの関係は夫々第2表に示す如くになる。
【表】 表2のS2,S1,S0はトラツク番号を2進数で
表わしたものとなる(2進数0はトラツクt1,1
はt2,2はt3,…,7はt8)。従つて、第5図示
のテープパターンのトラツクt1より再生された遅
延時間2.0Hの搬送色信号は、CCD74により表
2に示す如く1.0Hの遅延時間が与えられて低域
フイルタ81を通して出力端子82へ出力され、
またトラツクt2より再生された遅延時間1.25Hの
搬送色信号は、CCD74により1.75Hの遅延時間
が与えられて低域フイルタ81を通して出力端子
82へ出力される。以下、同様にして表2より明
らかなように、第5図示のトラツクt3,t4,t5,
t6,t7,t8から順次再生された遅延時間0.5H,
1.75H,1.0H,2.25H,1.5H,0.75Hの搬送色信号
は第14図示の可変遅延回路24により表2に示
す如く2.5H,1.25H,2.0H,0.75H,1.5H,
2.25Hの遅延時間が順次与えられる。 上記の可変遅延回路24により上記の所定の遅
延時間を施され、結果として記録再生を通して第
5図示テープパターンのすべてのトラツクからの
低域周波数の再生搬送色信号は一律に3H(第4
図示のテープパターンの場合は2H)の遅延時間
を与えられて第7図に示す4逓倍回路16に供給
されて元の帯域へ戻される。 以上の信号処理を施すことによつて所定の遅延
時間を与えられることによりH並びされて記録さ
れた搬送色信号は相対的な遅延時間の差を零にさ
れて再生され、隣接トラツクからのクロストーク
の影響の殆どない高品質なカラー画像を得ること
ができる。しかしながら、再生搬送色信号は再生
輝度信号に対して第5図示テープパターンを再生
したときは3H、第4図示テープパターンを再生
したときは2Hだけ遅れることになる。この再生
輝度信号に対する再生搬送色信号の時間遅れは、
テレビジヨン受像機によつては色がつかないなど
の正確な色再現ができなくなる場合がある。これ
はSECAM方式カラー映像信号にはその搬送色信
号の変調信号成分がR−YかB−Yかを判別させ
るための判別信号が多重されているが、これを分
離抽出する回路が上記の時間遅れによつて誤動作
を生ずることなどによる。そこで、かかる場合に
は記録系には第6図に示す如く低域フイルタ2と
AGC回路4との間の輝度信号伝送路に遅延回路
22を挿入し、また再生系には第7図に示す如く
復調回路15と合成回路18との間の復調輝度信
号伝送路に遅延回路98を挿入して上記再生輝度
信号と再生搬送色信号との相対的な時間差を少な
くするか零とする。 遅延回路22及び98の遅延時間を夫々1Hと
した場合は、両方の遅延回路を共用することがで
きる。また遅延回路22,98のいずれか一方の
みを設け、2H又は3Hの遅延時間を与えるように
することもできる。なお、可変遅延回路21,2
4はCCD41,74の伝送帯域、クロツク周波
数等を勘案して低域周波数帯の搬送色信号を遅延
する構成としているが、1/4分周回路8の前段又
は4逓倍回路16の後段で所定の高周波数帯の搬
送色信号を遅延することも原理的には可能であ
る。 次に上記の実施例では可変速再生の場合をも考
慮して全てのトラツクの全長に亘つて複数の遅延
時間に応じて周波数の異なる複数の判別信号をト
ラツク毎に順次切換記録したが、可変速再生を行
なわない場合、回路装置を簡略化する場合等にお
いては、上記複数の遅延時間を判別させるための
判別信号を単一とすることもできるものであり、
以下その実施例につき第15図及び第16図と共
に説明する。 第15図は本発明方式の第2実施例の要部のブ
ロツク系統図を示す。記録時の動作につき説明す
るに、記録時には記録再生切換スイツチSW1〜
SW3は夫々接点R側に接続される。これによ
り、第6図に示す低域フイルタ9より取り出され
た低域周波数の搬送色信号が入力端子83より切
換スイツチSW1を介してCCD84に印加され
る。一方、入力端子85に入来した第16図Aに
示すドラムパルスは2ビツトカウンタ86で1/2
分周と1/4分周されて第16図B,Cに示す如く
になる。上記記ドラムパルス、1/2分周パルス及
び1/4分周パルスは夫々記録用データセレクタ8
7のセレクト端子S0,S1,S2に印加される一
方、1/4分周パルスが後述の判別信号発生回路8
8に供給される。 記録用データセレクタ87はその8つのデータ
入力端子に、マスタークロツクオシレータ91よ
り取り出された信号を分周器92により分周して
得た互いに異なる周波数の8種の信号が印加され
ており、前記データセレクタ44と同様の動作を
行なつてそのうちの一つの信号を出力して切換ス
イツチSW2を介してCCD84のクロツク入力端
子に印加しその遅延時間を制御する。これによ
り、CCD84は第16図Fに示す如き8種の遅
延量に1トラツク走査時間毎に順次切換制御さ
れ、遅延搬送色信号を切換スイツチSW3を介し
て出力端子93より出力する。 一方、上記2ビツトカウンタ86よりの1/4分
周パルスは、判別信号発生回路88においてその
立下りで第16図Dに示す如きゲートパルスを生
成させる。このゲートパルスの発生期間、判別信
号発生回路88は、再生時アジマス損失が大で隣
接トラツクからのクロストーク量が少ない高域周
波数で、かつ他の2信号とは帯域が重ならず、し
かも4逓倍回路16にて4逓倍された場合に元に
戻された搬送色信号帯域から外れることにより、
搬送色信号に対する妨害波とならないような周波
数(例えば1.5MHz付近)を判別信号として発生
出力する。ここで、上記のゲートパルス発生期間
はスイツチングポイントから垂直同期信号が記録
される前までの期間(例えば0.4ms程度)に選定
されている。 第16図Cに示す上記2ビツトカウンタ86の
出力1/4分周パルスの立下りは8トラツク周期で
あるから、判別信号発生回路88の出力判別信号
は、第16図Eに示す如く8トラツク周期毎に所
定時間ずつ出力され、記録増幅器89で端子94
よりの被周波数変調輝度信号及び出力端子93か
らの遅延搬送色信号との多重信号に多重されると
共に増幅された後磁気ヘツド90a,90bによ
り交互に磁気テープ(図示せず)に記録される。
すなわち、8種の遅延時間を再生時に判別させる
ための判別信号は単一であり、8トラツク毎にス
イツチングポイントから垂直同期信号が記録され
る前までのトラツク頭初部分に記録される。搬送
色信号に関するテープパターンは第5図示の如く
になる。 次に再生時の動作につき説明するに、第7図に
示す切換回路12を通して入力端子95に入来し
た再生低域周波数搬送色信号及び判別信号は第7
図示の判別信号検出回路23と同様の判別信号検
出回路23′で判別信号のみが検出され、第16
図Gに示す如きリセツトパルスとして2ビツトカ
ウンタ86に印加される。この2ビツトカウンタ
86は記録時と同様に入力端子85よりのドラム
パルスを1/2分周及び1/4分周しており、再生デー
タセレクタ96のセレクト端子S1,S2に1/2分周
パルス、1/4分周パルスを印加する。また再生デ
ータセレクタ96のセレクト端子S0にはドラム
パルスが印加されており、他方、8つのデータ入
力端子には前記と同様に分周器92よりの互いに
異なる周波数の8種の信号が供給されており、前
記第14図のデータセレクタ77と同様の動作を
行なう。これにより、再生用データセレクタ96
より切換スイツチSW2を介してCCD84に印加
されるクロツクパルス周波数は、1トラツク期間
は同じで、かつ、1トラツク周期毎に順次切換え
られ、CCD84の遅延時間を第16図Hに示す
如くに切換制御する。CCD84の遅延時間は8
種あり、この8種の遅延時間が単一の判別信号を
基準にして第16図Hに示す順序で1トラツク周
期毎に切換えられることにより、第5図示テープ
パターンより再生された搬送色信号は、前記第1
実施例と同様に記録再生を通して計3Hの遅延時
間が付与されて切換スイツチSW3を通して出力
端子97より出力される。このようにして第1実
施例と同様に搬送色信号は隣接トラツクからのク
ロストークによる悪影響が殆ど無く再生される。 なお、以上の各実施例において、記録再生する
カラー映像信号はSECAM方式として説明した
が、PAL方式でもよい。また可変遅延素子とし
てCCDの他にバケツト・ブリゲート・デバイス
(BBD)等の他の電荷転送素子でもよく、更には
ランダム・アクセス・メモリ(RAM)も書き込
み用と読み出し用の各クロツクパルス周波数を変
えることにより(ただし、両者は常に同一周波数
の関係とする)、用い得るものである。また、遅
延時間は8種でなくともよく、要は少なくとも所
定の帯域とされて記録される搬送色信号が所謂H
並び記録されるものであれば何種でもかまわな
い。また、隣接トラツクでの水平同期区間のずれ
は0.75Hに限られないことは勿論である。更
に第15図示の第2実施例において判別信号を1
本のトラツク全長に亘つて記録することも可能で
ある。 また記録媒体は磁気デイスクあるいはビデオデ
イスク、カードその他のものでもよく従つて記録
手段も記録媒体に応じて光ビームその他の変換器
が使用される。 上述の如く、本発明になるカラー映像信号記録
方式は、低域周波数搬送色信号に対し磁気記録媒
体上磁気ヘツドが同一トラツクを走査中には同一
遅延時間で、かつ、相隣るトラツクでは異なる遅
延時間となるようトラツクの整数倍の走査時間周
期をもつて複数の遅延時間を順次与える一方、こ
の遅延時間を判別させるための判別信号を、複数
の遅延時間の夫々に対応して前記低域変換搬送色
信号よりも低域の周波数帯においてくし形フイル
タで互いに分離できるような複数の周波数として
生成し、複数の遅延時間に対応して複数の判別信
号のうちの一を前記遅延された低域変換搬送色信
号及び被周波数変調輝度信号に夫々混合多重化
し、混合多重化信号中の低域変換搬送色信号はそ
の同種の変調信号成分の信号同士が互いにアジマ
ス角の異なる磁気ヘツドにより実質上ガードバン
ドなく形成される相隣るトラツク間において並
び、かつ、判別信号はトラツクの全長に亘るよう
に記録するようにしたため、SECAM方式カラー
映像信号の搬送色信号のように1水平走査期間毎
に搬送波周波数の異なる搬送色信号をビート妨害
なく再生できるように記録でき、相隣るトラツク
において搬送色信号の水平同期区間が並ばない装
置においても機械的互換性をもたせたままで単に
複数の遅延時間の設定により容易に水平同期区間
を並べて記録することができ、更に相隣るトラツ
ク間においてカラー映像信号中の搬送色信号の同
種の変調信号成分どおしが並んで記録することが
でき、よつて異なる周波数が並ぶことにより発生
するビート妨害を防止できる。また本発明になる
カラー映像信号記録再生方式は、前記磁気記録媒
体の再生信号より分離した再生判別信号に基づい
てトラツクのいかんに拘らず再生遅延搬送色信号
をすべて記録系と再生系における遅延時間の和が
一定となるように所定の遅延時間を付与して再生
するようにしたため、トラツク走査時間毎の遅延
時間の切換えを確実に、精度良く行なうことがで
き、よつて上記の再生遅延搬送色信号に一定の遅
延時間を付与する動作を誤動作なく確実に行なう
ことができ、判別信号をトラツク全長に記録し再
生するようにしたのでアジマス記録再生方式の記
録再生装置により任意の可変速再生を行なつても
判別信号を常に確実に再生でき、よつて任意の可
変速再生カラー画像を高品質で再生でき、また判
別信号周波数を他の信号よりも低域周波数に設定
したため、他の信号への悪影響なく判別信号を記
録、再生できる等の数々の特長を有するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図A,Bは夫々本出願人の先の提案になる
カラー映像信号記録再生方式の記録系,再生系の
一例を示すブロツク系統図、第2図は第1図Aの
記録系により記録形成されたSECAM方式カラー
映像信号の一例のテープパターンを示す図、第3
図は第1図Aの記録系によりテープ走行速度のみ
を異ならせてSECAM方式カラー映像信号を記録
したときの一例のテープパターンを示す図、第4
図及び第5図は夫々本発明方式によりH並び記録
されたSECAM方式カラー映像信号の搬送色信号
の記録配置を示すテープパターンの各実施例を示
す図、第6図は本発明記録方式及び本発明記録再
生方式の一実施例を示すブロツク系統図、第7図
は本発明記録再生方式の一実施例を示すブロツク
系統図、第8図及び第11図は夫々第6図の各要
部の第1実施例を示す回路系統図、第9図A〜G
及び第10図A〜Hは夫々第8図の動作説明用信
号波形図、第12図及び第14図は夫々第7図の
各要部の一実施例を示す回路系統図、第13図A
〜Jは夫々第12図の動作説明用信号波形図、第
15図は本発明方式の要部の第2実施例を示すブ
ロツク系統図、第16図A〜Hは夫々第15図の
動作説明用信号波形図である。 1……カラー映像信号入力端子、8……1/4分
周回路、10a,10b,90a,90b……磁
気ヘツド、16……4逓倍回路、19……再生カ
ラー映像信号出力端子、20,23,23′…判
別信号検出回路、21,24……可変遅延回路、
22,98……遅延回路、26,42,61,8
5……ドラムパルス入力端子、33,67……水
平同期信号入力端子、39……判別信号出力端
子、41,74,84……チヤージ・カツプル
ド・デバイス(CCD)、44,77……データセ
レクタ、46,76……分周回路、86……2ビ
ツトカウンタ、87……記録用データセレクタ、
88……判別信号発生回路、96……再生用デー
タセレクタ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 SECAM方式又はPAL方式カラー映像信号よ
    り輝度信号(同期信号を含む)と搬送色信号とを
    分離し、該輝度信号は周波数変調して被周波数変
    調輝度信号とし、該搬送色信号は該被周波数変調
    輝度信号よりも低域の周波数帯に変換して低域変
    換搬送色信号とし、これら両信号を混合多重化し
    て磁気ヘツドにより磁気記録媒体に記録するカラ
    ー映像信号記録再生方式において、 上記低域変換搬送色信号に対し磁気記録媒体上
    磁気ヘツドが同一トラツクを走査中には同一遅延
    時間で、かつ、相隣るトラツクでは異なる遅延時
    間となるようトラツクの整数倍の走査時間周期を
    もつて複数の遅延時間を順次与える一方、該遅延
    時間を判別させるための判別信号を、該複数の遅
    延時間の夫々に対応して前記低域変換搬送色信号
    よりも低域の周波数帯においてくし形フイルタで
    互いに分離できるような複数の周波数として生成
    し、該複数の遅延時間に対応して該複数の判別信
    号のうちの一を前記遅延された低域変換搬送色信
    号及び被周波数変調輝度信号に夫々混合多重化
    し、該混合多重化信号中の該低域変換搬送色信号
    はその同種の変調信号成分の信号同士が互いにア
    ジマス角の異なる磁気ヘツドにより実質上ガード
    バンドなく形成される相隣るトラツク間において
    並び、かつ、該判別信号はトラツクの全長に亘る
    ように記録することを特徴とするカラー映像信号
    記録方式。 2 SECAM方式又はPAL方式カラー映像信号よ
    り輝度信号(同期信号を含む)と搬送色信号とを
    分離し、該輝度信号は周波数変調して被周波数変
    調輝度信号とし、該搬送色信号は該被周波数変調
    輝度信号よりも低域の周波数帯に変換して低域変
    換搬送色信号とし、これら両信号を混合多重化し
    て磁気ヘツドにより磁気記録媒体に記録し、再生
    時は該磁気テープから再生した再生信号より該被
    周波数変調輝度信号を復調すると共に、該低域変
    換搬送色信号をもとの帯域に戻して両信号を混合
    多重化して再生カラー映像信号を得るカラー映像
    信号記録再生方式において、 記録時には上記低域変換搬送色信号に対し磁気
    記録媒体上磁気ヘツドが同一トラツクを走査中に
    は同一遅延時間で、かつ、相隣るトラツクでは異
    なる遅延時間となるようトラツクの整数倍の走査
    時間周期をもつて複数の遅延時間を順次与える一
    方、該遅延時間を判別させるための判別信号を、
    該複数の遅延時間の夫々に対応して前記低域変換
    搬送色信号よりも低域の周波数帯においてくし形
    フイルタで互いに分離できるような複数の周波数
    として生成し、該複数の遅延時間に対応して該複
    数の判別信号のうちの一を前記遅延された低域変
    換搬送色信号及び被周波数変調輝度信号に夫々混
    合多重化し、該混合多重化信号中の該低域変換搬
    送色信号はその同種の変調信号成分の信号同士が
    互いにアジマス角の異なる磁気ヘツドにより実質
    上ガードバンドなく形成される相隣るトラツク間
    において並び、かつ、該判別信号はトラツクの全
    長に亘るように記録し、 再生時には上記再生信号より分離した再生判別
    信号に基づいてトラツクのいかんに拘らず再生遅
    延搬送色信号をすべて記録系と再生系における遅
    延時間の和が一定となるように所定の遅延時間を
    付与して再生することを特徴とするカラー映像信
    号記録再生方式。
JP3584980A 1980-03-21 1980-03-21 Recording system and recording plus reproducing system for color video signal Granted JPS56132083A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3584980A JPS56132083A (en) 1980-03-21 1980-03-21 Recording system and recording plus reproducing system for color video signal

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3584980A JPS56132083A (en) 1980-03-21 1980-03-21 Recording system and recording plus reproducing system for color video signal

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56132083A JPS56132083A (en) 1981-10-16
JPS6262114B2 true JPS6262114B2 (ja) 1987-12-24

Family

ID=12453434

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3584980A Granted JPS56132083A (en) 1980-03-21 1980-03-21 Recording system and recording plus reproducing system for color video signal

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS56132083A (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5472623A (en) * 1977-11-21 1979-06-11 Sony Corp Record regenerative device for color video signal

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5472623A (en) * 1977-11-21 1979-06-11 Sony Corp Record regenerative device for color video signal

Also Published As

Publication number Publication date
JPS56132083A (en) 1981-10-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0115235B2 (ja)
US4419698A (en) Color video signal recording and/or reproducing system
JPS6318916B2 (ja)
US4593327A (en) Color video signal recording and/or reproducing system
JPS5827716B2 (ja) ジキキロクソウチ
US4646165A (en) Chrominance signal recording apparatus utilizing digital sampling and quantizing techniques
JPS6242434B2 (ja)
JPS5911232B2 (ja) カラ−映像信号の記録方法及びその再生方法
JPS6262114B2 (ja)
US4644412A (en) Video signal recording and reproducing apparatus
JPS59172898A (ja) カラ−映像信号再生装置におけるクロツクパルス発生回路
KR850000187B1 (ko) 영상신호 기록재생방식
JPS5855719B2 (ja) 情報信号の記録再生方法
US5355256A (en) Video signal reproducing apparatus having diverse still picture reproduction modes
JPS60160276A (ja) 映像信号処理装置
JPH0142550B2 (ja)
JP3011448B2 (ja) 磁気記録再生装置
JPH0135557B2 (ja)
JPS6313631B2 (ja)
JP2616019B2 (ja) 記録再生装置
JPS6023554B2 (ja) カラ−テレビジヨン信号の記録方式
JPS59172896A (ja) カラ−映像信号再生装置におけるクロツクパルス発生回路
JPS6321248B2 (ja)
JPH0523116B2 (ja)
JPS5850682Y2 (ja) 磁気記録再生装置