JPS6262021A - 高速回転機械の滑り軸受用潤滑油排出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野］ この発明は、高速回転機械特にターボ機械の回転軸用滑
り軸受における漏油のない軸受油排出装置に関する。

［従来の技術］ ターボ機械特に蒸気タービンのための周知の滑り軸受（
それはラジアル軸受又はアキシャル軸受又は両軸受の組
み合わせとすることができる）は一般に軸受両端面の範
囲に、滑り軸受面に加圧して供給される軸受油が外に向
かって流出するのを防ぐ非接触の軸封止部を有する。そ
の際軸封止部の封止性が特に問題となる。軸封止部はで
きるだけ漏れがあってはならない。軸受油の排出の問題
はこの目標とする無漏油に密に関係している。

このために滑り軸受は少なくとも一側に集油リング）１
Ｍを有する。この集油リング溝は少なくとも一つの流出
口を経て油捕集装置の中に開口し、この油捕集装置は再
び軸受油循環回路に結合されている。

滞留のない軸受油排出の問題は、しかも静止状態（起動
）から運転回転数に至る広い回転数範囲において、特に
運転時に例えば４０１１１ｇ５の軸受部における高い周
速が生じるような高速回転機械の滑り軸受に支えられた
軸の場合に生じる。それ故に特にターボ機械、またここ
では特にその運転回転数が必ず１５００　ｒｐｍ　（原
子力発電所の蒸気タービン）又は３０００　ｒｐ■（火
力発電所の蒸気タービン）である蒸気タービンがこの範
囲に含まれる。アメリカ合衆国においては相当回転数は
６０Ｈｚの電源周波数のために１８０Ｏｒｐｍ又は３Ｇ
００　ｒｐｍである。

軸のこの高い周速度において軸受油は軸周囲から遠心力
によりはね飛ばされ、泡を形成する傾向が強い、軸受油
は迅速に排出しなければならない。

なぜならばさもないと集油リング溝の中に油の滞留が起
こるおそれがあるからである。

［発明が解決しようとする問題点］ この発明は、あらゆる運転状態すなわち静止状態から始
まりターニング回転数を経て運転回転数に至るまでの起
こり得る回転数の全範囲において、滑り軸受面から流出
する軸受油の迅速な排出を保証するような前記の装置を
提供することを特徴とする特にこの装置により柚の泡発
生にもかかわらずあらゆる油の滞留を避けながら、この
迅速な排出を保証しようとするものである。別の［１的
は、軸封止部の漏油収集室がら漏油を更によく排出する
ために、主軸受油流の迅速な排出を利用するように前記
の装置を構成することにある。

［問題点を解決するための手段］ これらの目的はこの発明に基づき、油流出口を形成する
ために、集油リング溝の外周壁が円弧の一部でスリット
形の弧状開口の形で開放されており、リング溝の外側輪
郭の少なくとも測量的に最も低い点から始まり、軸の回
転方向に見て高くともリング溝外側輪郭の軸受ブツシュ
継目により制限される場所まで広がる軸の中心角範囲に
、弧状開口がまたがり、弧状開口上には弧状開口の出口
断面に相応に寸法を選ばれた流入口を備えた油捕集箱が
封止接続され、軸下面から遠心力で飛ばされた扇形噴出
油の分割とその油の筋の下に向かっての方向転換のため
に、油捕集箱の油流室が接線−弧状に延びる案内壁によ
り並列に接続された複数の油流溝に分割され、これらの
油流溝が下に向かう共通の中継部の中に開口することに
より達成される。有利な実施態様は特許請求の範囲第２
項以下に記載されている。

［発明の効果］ この発明により得られる長所はとりわけ、静工に状態に
おいても、ターニング−１転数においても、運転回転数
に至るあらゆる回転数範囲においても、油が油捕集箱の
案内壁により下に向かう流出溝へ方向転換され、その際
軸回転数が増加すると共に扇形に配置された案内壁のう
ち軸回転方向に見て高く置かれたものがますます効果を
発揮し、−力紙回転数では下側の案内壁が有効となるこ
とにある。それにより油泡の迅速な排出が助長され、油
流の中の渦形成が避けられる。油捕集箱は特に垂直な流
出溝の中に開口し、この流出溝自体は軸受ハウジングの
中に開口し、油はこの軸受ハウジングから集油槽に給油
される。しかしながら油流出配管が集油槽に直接接続す
るのは更に右利である。こうすれば油流の空気にさらさ
れる表面が著しく減少しく軸受ハウジングの中に油の飛
散と油霧が生じない）、このことはここでも油再生の出
費を低減し又は軸受油の寿命を増大する。

軸封止部の封止性の主な改善は特許請求の範囲第４項及
び第５項に記載の装置に基づき、１■土先端の１７０に
Ｍ出室にたまった漏油が孔を経て分離されたリング状の
漏油収集室に波れ込むことにより達成され、その際この
収集室からの油の排出は水ジェー、トボンブの原理に基
づき作動する吸引キャップにより行われ、この吸引キャ
ップの吸引側は軸方向孔を介して収集室に接続され、円
錐形又はくさび形の輪郭を有する駆動ノズルとして流出
油流の中に配置されている。この流出油流の中で吸引キ
ャップにより生じる波路の絞りにより流速の局部的な増
加と従って吸引作用とが得られる、従って漏油収集室か
らの漏油は吸引キャップを通って流出油流の中に搬送さ
れ、その際油ばかりでなく油の泡も全部排出される。

［実施例１ 次にこの発明に基づく油排出装置の一実施例を示す図面
によりこの発明の詳細な説明する。

図示されていない蒸気タービンの第１図に示す軸線１，
０を有する軸１はラジアル軸受として構成された・滑り
軸受２の中に支持され、図示の実施例では２５０　ｙＡ
ｍの直径を有し、これは３０００　ｒｐｍの回転数にお
いて約４０　ｒａｇｓの周速に相当する。かかる高い軸
周速においては滑り軸受２の端面範囲にお【する油排出
及び軸封止部が特に問題となる。軸ｌの滑り面は符号１
．１により示され、滑り軸受の滑り而は符号２．１によ
り示されているや滑り軸受の滑り面は上下の軸受ブツシ
ュ２ａ　、　２ｂから成り、これらの軸受ブツシュはそ
の内周上に滑り面２．１を有しかつ特に軸に沿った継目
でフランジ結合されている（図示されていない）、、橋
絡部を有する同様に軸に沿って分割された軸受外輪３は
両軸受ブツシュを囲む。軸受外輪は、その下側範囲にお
いて凸球形の調節面３．１により軸受台４の相応の凹球
形の対向面４，１上に、滑り軸受２のためのいわゆる球
面調節の回旋性をもたせて支持されており、その際軸受
台４は略示した基礎横桁５上に固定されている。軸受ブ
ツシュ２ａ　、　２ｂはその内周の近くに図示されてい
ない油流路を備え、この油流路は軸受隙間１．１−２．
１の中に開口する抽出口を有し、その際油流路の流入側
に供給された圧油は出口を通って軸ｌの全周にわたり一
様に軸受隙間に到達する。この発明の枠内では油流路の
特別な方式は問題とならず、また２円弧軸受又は３円弧
軸受などであるかどうかも問題とならない。滑り軸受面
２．１　と軸周囲面１．１との間の潤滑隙間６に導かれ
た圧油が、滑り軸受の端面で従って符号６．１，８．２
の場所で流出又はほとばしり出て、軸の端面でできるだ
け漏れがなくかつ停滞することなく迅速に排出されるこ
とだけが問題となる。軸受油については、軸が静止状態
からターニング回転数に又はターニング回転数から運転
回転数にもたらされるときに、滑り軸受面２．１の下側
範囲の隙間６に導入され軸受原振を小さく保つために用
いられる軸持ち上げ装置の油もまた問題となり、その構
成る軸回転数以上では軸持ち上げ装置の圧油はもはや必
要ではない。なぜならば潤滑隙間の中への軸の油吸い込
みは流体動力学的圧力形成に基づいて部分になるからで
ある。いかなる場合においても給油量は相当な量である
。なぜならば軸受油はその劣化を遅らせるために温度を
七げ過ぎることが許されず、それ版に冷却用油成分を含
むからである。

次に第１図に示す滑り軸受２の右側端面範囲を詳細に考
察する（左側端面範囲も同一に又は類似して構成できる
）、軸封止部７　（第１図の左側部分では軸封止部の輪
郭だけが示されている）により囲まれた空間は全体を符
号８で示され、この空１１１８の一部は集油リング溝８
．１から成り、この集油リング溝は軸１を限られた軸方
向長さａｌ、この場合には２ｂｍにわたり囲み、かつ集
油リング溝は４ｂ　Ｉの下側範囲に配置された油流出口
９を経て油捕集装置ｌＯの中に開口し、この油捕集装置
は流出溝を経て図示されていない方法で油槽に結合され
ている。その際例えば軸受油は油捕集装置からまず軸受
ハウジングの中に、そして軸受ハウジングから落差をも
って集油槽の中に導かれるが、これは従来の技術水準に
基づき周知である（図示されていない）。

第２図に示すように油流出口９を形成するために、集油
リング溝８．１の円環状の外周壁８０は円弧の一部でス
リット形の弧状開口９０の形で開放されており、この弧
状開口は周方向においてフライス切削縁８１ａ（上縁）
、８１ｂ（下縁）により画成され、その際上縁８１ａは
ほぼ水平に延び、下縁８１ｂは水ｆに対し１０°の傾斜
角を有し、破線の矢印ｆ１で示した扇形噴出油Ｆ１と低
回転数の場合にリング溝８．１から流出する油流（白抜
き矢印ｆ２）とが、遠回りして流れることなく後置接続
された油捕集箱１０２に導かれ得るようになっている。

これと同じことが外周壁８０のプリズム形に残っている
部分片８０．１の−Ｌ下の境界縁８１ｃ、８１ｄに対し
ても適用され、この部分片は油捕集箱１００の固定の際
に間隔片として働き（第１図参照）、固定用ボルト１６
（第１図参照）のための貫通孔８０．２を備えている。

この部分片８０．ｌは扇形噴出油Ｆ１の内部の油輸送を
実際上妨げず、扇形噴出油を部分噴射に分割するのを助
ける。

弧状開口９０は軸１のα中７５°の中心角範囲にまたが
っており、この中心角範囲は少なくともリング溝外側輪
郭８２の測量的に最も低い点８２．０で始まり、軸回転
方向ｆ３に見て少なくともリング溝外側輪郭８２の軸受
ブツシュ継目の面にできるだけ近くにある場所１１にま
で延びている。図では扇形噴出油Ｆｌは、軸１の最高運
転回転数の際に軸の下面からほぼ中心角βの範囲で遠心
力により飛ばされる扇形噴出油Ｆｌの衝突域の最高点を
用いて示されているが、この扇形の輪郭に限定すること
はできない。袖下面における中心角範囲βは図示の実施
例では約４５°となっており、しかも垂直な軸線モ面の
両側にそれぞれ約２２．５°となっているが、この値に
固定することはできない。もし継ｌ−１が「３方向に回
転され従って更に大きい流出口が起こり得るときには、
α及びβの値は増大する。軸表面上の油噴出足点１２は
軸ｌの周速の増加と共に回転方向に移動するので、斜め
下向きの油噴出線ｆｉｌで始まり斜め上向きの油噴出線
ｆ１５に達する図示の扇形の広がりが生じる。軸持ち上
げ装置の又は軸のターニングの際の圧油は、マスフロー
が大きいときでも矢印ｒ２により示すように小さい速度
で油捕集箱１．００の下側流入範囲に流れ込む。

弧状開口９０上には出口断面３１に相応に寸法を選ばれ
た流入口１０１を有する上記の油捕集箱１００が封止接
続され、これについては後に詳述する。扇形噴出油Ｆｌ
の分割のために、及びその個々の油部ｆｌ又はｆｉｌな
いしｆ１５の方向転換のために、及び流れ矢印ｆ２に示
す施油の方向転換のために、油捕集箱１００の油流室１
０２が接線−弧状に延びる案内壁＋０３ａないし１０３
ｄにより並列に接続された複数の油流溝に、この場合に
は相互に並列に接続された三つの溝１０２．１，１０２
．２，１０２．３に分割される。その際案内壁１０３ａ
と１０３ｂは内側案内壁であり、これに対して案内３１
０３ｃと１０３ｄは外側案内壁であり、この外側案内壁
は油流室１０２の全容積と外側の両油流溝１０２．１　
と１０２．３とを外に向かって画成する。

油流溝１０２．１ないし１０２．３を備えた油流室１０
２は下に向かう中継部１０４の中に開口し、この中継部
は捕集箱１００の口１０５上に溶接されている。軸線方
向１．０では油捕集箱はリング溝８．１の小さい幅に応
じて僅かの寸法を有しているに過ぎない。板から成るそ
の両端面壁１０６の面平行な広がりが示すように、油捕
集箱は平らな箱である。

第２図から分かるように、油流室１０２と特に中央の油
流溝１０２．２とは浦波方向（矢印ｆ４）に流入口１０
１の断面から排油路部１０４上の接続部に至るまで絶え
ず細くなっている。それにより油の筋ｆｉｌないしｆ１
５は矢印ｆ４の方向に次第に集められるので、ン由流室
１０２は１妾続箇所＋０５においてほとんど油により満
たされる。案内壁１０３ａないし］、０３ｄ（全体とし
て符号１０３で表わされている）の接線−弧状の延びの
ちとに、案内壁が噴出油ｆ１又は油流ｆ２の接線方向と
ほとんど同方向を向き、できるだけ少ない流れ抵抗が油
捕集箱への軸受油の導入の特徴となっていることが理解
され、それによりこの油捕集範囲に接続して油方向転換
範囲において、下方への方向転換のだめの案内壁１０３
の弧状の湾曲が特に図示するように垂直方向に行われる
。勿論斜め下向きへの方向転換もまた可能である。油捕
集室１００の方向転換経路に引き続いて第１図に示すよ
うに、中継部１０４が比較的大きい溝断面を有する流出
溝１０４．２−ヒの接続部へと続く。図示のように油捕
集室１００を浦波方向に細くするのは合口的である。そ
うして湾曲したメガホンのような箱輪郭が得られる。こ
れに対して両端面壁１０６の接近により細くするのは合
目的でない、なぜならば端部壁の面平行性は正確な組み
立てと保持の理由から望ましいからである。そのほかに
は第５図に示すように油捕集箱１００が溶接構造の薄い
板（２ｍｍ）から構成されている。油捕集箱１００の集
油リング溝８．１への封止接続を達成するために、油捕
集箱１００の両端面壁１０６の弧状の縁範囲はボケ−２
１状空間１３．１４の中に挿入され、その際ポケット状
空間■３は下側軸受ブツシュの端面上の相応のフライス
切削と、残っている壁部分８０．１の対向する端部とに
より形成される。向かい合ったポケット状空間１４は弧
状のフライス切削又は段を付けた縁と、リング状の端面
壁７１に対して端面壁１０６の壁厚の間隔を置いて固定
用ボルト１６により保持された弧状の桟１７とにより形
成される。第１図に示す固定用ボルト１６は、山形リン
グ７０のＬ下半部？Ｏａ、７Ｇｂのための軸受ブツシュ
２のめくらねじ孔１５の中にそれぞれねじ込まれた残り
の固定ボルトと同一の孔装置円上に首かれており、これ
らの半部７０ａ、７Ｑｂはリング壁７２の両半部」二に
溶接されたフランジ７４ａ、７４ｂ　　（第２図及び第
７図）を用いて封止して締め合わされている６ボケ、ト
状空間１３．１４の範囲における選ばれた小さい隙間に
より、油捕集箱のこの範囲における油密な接続が達成で
きる。

油捕集箱１００の周方向すなおち狭幅側上では、封止が
ゴム弾性的に封止縁１８により油捕集箱１００の下側の
範囲で２また封止縁１９により油捕集箱のＬ側の範囲で
行われる。下側の封止縁１８は部分室１０日のほぼＬ字
形に曲げられた周囲壁の収容ポケットの中に配置され、
部分室の室空間は正面図においてほぼ三角形であり、油
流の寄せて来る方向に向かって入口孔１０８．１を有し
、また油の流れ去る方向に向かって出口孔１０８．２を
有する。この部分室１０８の中にはポケット状空間１３
．１４からの漏油が入口孔１０８．１を経て収容され、
出口孔１０１３．２を経て主な流れに再び放出される。

上側の封止縁１９は相応にほぼＬ字形に曲げられた周囲
壁の自由な脚の端部上に、しかも同様に上側の部分室１
（１７の収容ポケットの中に保持されている。両刃１Ｆ
縁１．８．１９は組み立てた状態において初期応力をも
って外周壁８０に向かって押されるので、封止縁はりｐ
性により封止して図示のように外周壁に接触する。上側
の部分室１０７の中にはね込んだ軸受油は重力に基づい
て主な流れに戻る。

既に前記したように、油流ｆ２の運動エネルギーは非常
に有効な漏油吸い出しのための駆動エネルギーとして利
用できる。これを説明するために次に第１図に示す軸封
止部７に立ち入って述べよう。

封止室は符号８，２を付けられている。この封止室の中
には封止輪７３が設けられ、これらの封止輪はその封止
先端で軸ｌを狭い隙間でもって囲む。

軸方向に相互に間隔を置いて設けられた四つの封１１１
輪７３が図示されている。封止室８．２は図に示すよう
に集油リング溝８．１の手前に置かれている。

封止室８．２は多数の油Ｉｉ化孔２０（特に第１図の下
側部分及び第２図、第３図の右側部分参照）を経て漏油
収集室２１と連通しており、この収集室は第３図に示す
ように弧状の周囲壁２１．１と弧状輪郭に相応の端面壁
２１．２　（第６図参照）とにより構成されている。周
囲壁２１．１は、下側の山形リング半部７０ｂの画工側
フランジ７４ｂから出発して、リング壁７２の外周の下
側半部の全体を実際−Ｌ囲む。油流出孔２０はリング壁
７２の下側半部の中に封止輪又は封止先端７３の間の中
間空間２２の中に配置され、好ましくは図示のように半
径方向に延びる。

周囲壁２１．１と端面壁２１．２とは相互にかつ山形リ
ング７０の両脚７１．７２に溶接されている。漏油収集
室２１は軸方向に向いた吸い出し孔２３を経て吸引作用
を発生する駆動ノズルの中に開口し、この駆動ノズルは
吸引キャップ２４の形で流出油流ｆ２の中に存在する。

特しこ第１０図に示すようにこの吸引キャップは中空体
の半殻、この場合は片側に迎流先端を有する中空円筒゛
ト部から成る。流出油流の寄せて来る方向ｆ５に円錐形
又はくさび形の迎流先端２４．１が存在し、半殻円筒２
４．２が直接寄せて来る流れに対して吸い出し孔２３の
開口を覆い、かつ流出油流の流れ去る方向「５０に開放
されていることが重要である。吸引キャップは必ずしも
半殻状の瓦屋根を有する必要はない、“むしろ吸引キャ
ップが中空室を形成し、この中空室が流出油流による直
接寄せて来る流れに対して遮へいされており。

それにより吸引キャップの外周上の流速の局所的な増加
により吸い出し孔２３に連通ずるその内部空間に対して
吸引作用が行われるのが重要である。

第８図及び第９図に、中空に孔開けされその一端に特に
円錐形の逆波先端２４１を備えた円筒形の完全体２４０
からの、吸引キャップの適当な製造方法が示されている
。そして中空体は好ましくは対称な二つの半部に分割さ
れ、その際切断はＸ軸又はｙ軸に沿って行うことができ
る。しかし吸引キャップ２４はプレスの中の冷間成形に
よりｖ８な板からも製作できる。

第３図及び第４図は、漏油収集室２１の下側範囲におけ
る吸い出し孔２３の配置と、吸引キャップ２４のこの吸
い出し孔２３への付設とを正面図で示す。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に基づく軸受油排出装置の一実施例の
縦断面図、第２図の左右半部はそれぞれ第１図に示す装
置の切断線ＩＩ／１−ＩＩ／１゜ＩＩ　／　２−　ＩＩ
　／　２による断面図、第３図は第１図に示す漏油捕集
室の切断線■−■による断面図、第４図は第１図に示す
吸引キャンプの矢印■から見た図、第５図は第２図に示
す油捕集箱の切断線ｖ−■による断面図、第６図は第２
図に示す漏油収集室の切断線ＶＩ−ＶＩによる断面図、
第７図は第２図に示すラビリンス封止室の継目の矢印■
から見た図、第８図と第９図はそれぞれ吸引キャップの
半製品の側面図と正面図、第１０図は第４図に示す吸引
キャップの斜視図、第１１図は第２図に示す装置の矢印
Ｘから見た図である。 １　働・・回転軸、　　１．０　・・・軸線、　１．ｌ
。 ２．１−−φ滑り軸受面、　Ｂ、１，８．２　・・・軸
受端面壁、　７・・・軸封止部、　８．１　　・・・集
油リング溝、　８．２　・・・封止室、　９会・拳油流
出［−１、１０・φ拳油捕集装置、　１８．１９−・争
封止縁、　２０・拳・油流出孔、　　２１・・・漏油収
集室、　２２Φ・・中間空間、　　２３・・―吸い出し
孔、　２４・・・駆動ノズル、　２４．１−・・迎流先
端、　２４．２・・・間隔円筒、　　７２拳・・リング
壁、　７３・・・封止先端（封止輪）、　８０・・・外
周壁、　８２争・−リング溝外側輪郭、　８２．０−・
・最も低い点、　９０・壷・弧状開口、　３１・・・出
口断面、　１００　・・・油捕集箱、　＋０１　・・自
流入［コ、１０２　・・・油流室、　　１０２．１ない
し１０２．３　−−−油流溝、　　１０３ａないし＋０
３ｄ−−”案内壁、　１０４　・・舎中継部、　　１０
６　・・・底面、　１０８　・１１＋１部分室、　　　
１０８．１　・・や入口孔、　１０８．２　・・・出口
孔、　Ｆｌ・・・扇形噴出油、　ｆｌ、Ｎ１ないしｆ１
５　・拳・油の筋、　ｆ２φ・・油流、　ｆ３・・・軸
の回転方向、　ｒ５・・・寄せて来る流れ、　ｆ５０　
・・・流れ去る方向、α・・・中心角範囲。 ｆ’ｌ’、ＩＩ８）代Ｊ’ｎ人ｊｔ理−１−冨村　汗２
１．＼、ど二”１ Ｇ１，２：、１−

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）高速回転機械の回転軸（１）用滑り軸受における漏
   油のない軸受油排出装置であって、滑り軸受面（１．１
   、２．１）に加圧して供給される軸受油が軸受両端面の
   範囲で外に向かって流出するのを防ぐ非接触の軸封止部
   （７）と、軸に沿って分割された軸受の少なくとも一端
   面上に軸封止部（７）及び軸受端面壁（６．１、６．２
   ）間に配置された集油リング溝（８．１）とを備え、集
   油リング溝が少なくとも一つの油流出口（９）を経て油
   捕集装置（１０）の中に開口し、この油捕集装置が軸受
   油流出部と結合されているものにおいて、油流出口（９
   ）を形成するために、集油リング溝（８．１）の外周壁
   （８０）が円弧の一部でスリット形の弧状開口（９０）
   の形で開放されており、リング溝の外側輪郭の少なくと
   も測量的に最も低い点（８２．０）から始まり、軸の回
   転方向（ｆ３）に見て高くともリング溝外側輪郭（８２
   ）の軸受ブッシュ継目により制限される場所まで広がる
   軸（１）の中心角範囲（α）に、弧状開口がまたがり、
   弧状開口（９０）上には弧状開口の出口断面（３１）に
   相応に寸法を選ばれた流入口（１０１）を備えた油捕集
   箱（１００）が封止接続され、軸下面から遠心力で飛ば
   された扇形噴出油（Ｆ１）の分割とその油の筋（ｆ１；
   ｆ１１ないしｆ１５）の下に向かっての方向転換のため
   に、油捕集箱（１００）の油流室（１０２）が接線−弧
   状に延びる案内壁（１０３ａないし１０３ｄ）により並
   列に接続された複数の油流溝（１０２．１ないし１０２
   ．３）に分割され、これらの油流溝が下に向かう共通の
   中継部（１０４）の中に開口することを特徴とする高速
   回転機械の滑り軸受油排出装置。 ２）油流室（１０２）と油流溝（１０２．１ないし１０
   ２．３）の少なくとも一部分（１０２．２）とが油流方
   向に見て流入口（１０１）の断面から中継部（１０４）
   との接続部に至るまで絶えず細くなることを特徴とする
   特許請求の範囲第１項記載の装置。 ３）油捕集箱（１００）の軸線（１．０）方向に向いた
   底面（１０６）の輪郭が湾曲したメガホンのように細く
   なることを特徴とする特許請求の範囲第２項記載の装置
   。 ４）軸封止部が軸方向に相互に間隔を置いて設けられた
   複数の封止輪を備えたラビリンスパッキンとして構成さ
   れ、この封止輪が封止室のリング壁の内周上に配置され
   かつその封止先端で軸の外周を狭い隙間をもって囲み、
   その際封止室が集油リング溝の軸方向手前に置かれてお
   り、封止室（８．２）が、このリング壁（７２）の中の
   封止先端（７３）の間の中間空間（２２）の中に配置さ
   れた多数の油流出孔（２０）を経て漏油収集室（２１）
   に連通し、この収集室は封止室（８．２）の下側のリン
   グ壁半部の少なくとも主な部分を外に向かって封止して
   囲み、軸方向に向いた吸い出し孔（２３）と吸引作用を
   発生する駆動ノズル（２４）とを経て排出油流を導く弧
   状開口（９０）の室の中に開口することを特徴とする特
   許請求の範囲第１項ないし第３項のいずれか１項に記載
   の装置。 ５）駆動ノズルが吸引キャップ（２４）として形成され
   かつ中空体の半殻から成り、この中空体が油の流れて来
   る方向に円錐形又はくさび形の迎流先端（２４．１）を
   有し、その半殻円筒（２４．２）により吸い込み口（２
   ３）を直接寄せて来る流れに対して覆い、かつ油の流れ
   去る方向（ｆ５０）に向かって開放されていることを特
   徴とする特許請求の範囲第４項記載の装置。 ６）油捕集箱（１００）の狭幅側がゴム弾性を有する封
   止縁（１８又は１９）により封止され、この封止縁が油
   捕集箱（１００）の組み立て状態において初期応力のも
   とに集油リング溝（８．１）の外周壁（８０）に向かっ
   て押圧可能であることを特徴とする特許請求の範囲第１
   項ないし第５項のいずれか１項に記載の装置。 ７）下側の封止縁（１８）が部分室（１０８）のほぼＬ
   字形に曲げられた周囲壁の収容ポケットの中に配置され
   、その部分室空間が正面図においてほぼ三角形であり、
   油の流れて来る方向に向かって入口孔（１０８．１）を
   有し、油の流れ去る方向に向かって出口孔（１０８．２
   ）を有し、油流（ｆ２）によって生じる吸引作用により
   室空間の中に集まった漏油を吸い出し可能であることを
   特徴とする特許請求の範囲第６項記載の装置。