JPS6260823A - カムシヤフトの表面硬化処理方法 - Google Patents

カムシヤフトの表面硬化処理方法

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Publication number
JPS6260823A
JPS6260823A JP20026685A JP20026685A JPS6260823A JP S6260823 A JPS6260823 A JP S6260823A JP 20026685 A JP20026685 A JP 20026685A JP 20026685 A JP20026685 A JP 20026685A JP S6260823 A JPS6260823 A JP S6260823A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cam
oil hole
remelting
energy
cam shaft
Prior art date
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Pending
Application number
JP20026685A
Other languages
English (en)
Inventor
Teruo Asae
浅枝 暉雄
Shoichi Shimizu
正一 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP20026685A priority Critical patent/JPS6260823A/ja
Publication of JPS6260823A publication Critical patent/JPS6260823A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、鋳鉄製カムシャフトのカム面を再溶融させ
て硬化処理する方法に関する。
従来の技術 内燃機関に用いられる鋳鉄製カムどヤフトのカム面をア
ーク、レーザ、電子ビーム等により再溶融さけ、放冷に
よって表面硬化させるいわゆる再溶融表面硬化法が例え
ば特開昭53−94209@−公報および特開昭55−
61378号公報等において公知である。
ところで、第4図および第5図に示すように、カムシャ
フトにおけるカム2のカム面2aには潤滑油供給用の油
穴3が形成されることがある。このような油穴3が形成
されたカムシャフトのカム面に上記のような表面硬化処
理法を適用しようとすると、油穴3の開口縁部に肩だれ
や溶損が発生し、溶融した成分が油穴3の奥深くまで流
れ込み、該油穴3が閉塞されてしまうことがある。
そこで、上記のような油穴の閉塞を防止するネ段と゛し
て、第4図および第5図に示すように油穴3の開口縁部
に予め大きな面取部3aを形成し、溶融した鋳鉄が面取
部3aにとどまって油穴3の奥部まで流入しないように
した方法が一部において試られている。4はTIG)−
チ、QはTIGトーチ4の軌跡である。
発明が解決しようとする問題点 第4図および第5図に示した方法では必然的に油穴3の
径が大きくなってしまうため、カムシャ  ゛フトとし
て実際に使用する際に次のような問題が生じる。すなわ
ち、第6図に示すようにカムにより駆動されるタペット
等のカムフォロア5の接触面5aが平面あるいは円筒状
の場合には問題にならないものの、第7図に示すように
カムフォロア5の接触面5aが球面状の場合には、カム
フォロア5の頂部近傍が油穴3の面取部3aに落ち込ん
でしまい、カムの回転に伴ってカムフォロアが振動して
しまうという問題がある。
問題点を解決するための手段 本発明は、上記のような面取部を形成することなしに、
油穴の閉塞を防止した表面硬化処理方法を1是供しよう
とするものである。
具体的には、上記のような油穴の開口部近傍を再溶融さ
せるに際してその被処理面が受ける再溶融エネルギーを
、開口部近傍以外の他の一般部か受ける溶融エネルギー
に比べて相対的に低下させることを特徴とする。
再溶融エネルギーを低下させる手段としては、例えば再
溶融トーチとして用いられ、かつNCデータによって制
御されるTIGトーチの溶接電流をNCデータに基いて
一時的に抑制したり、あるいはカムの回転速度に関する
NCデータに基いてトーチとカム面の相対速度を一時的
に高めるなどの方法をとる。
また、再溶融エネルギーとしては、上記のTIGトーチ
によるアークのほか、レーザ、電子ビーム等の高密度エ
ネルギーを用いることができる。
作用 再溶融表面硬化法は、元来、再溶融させ1こカム表面を
急冷することにより、カム表面に硬度が高く、しかも耐
摩耗性にすぐれたレデブライト(Ledeburite
)組織を生成するものであるが、上記のように例えば再
溶融エネルギーを局部的に2分の1に低下させることに
より、再溶融エネルギーが低下した部分の再溶融深さは
浅くなる。
このため、油穴の開口縁部の溶融化が少なくなり、溶融
鋳鉄の油穴への流入が防止される。
実施例 第1図および第2図は本発明の第1の実施例を示す図で
、カムノヤフト1のうち1つのカム2のみについて示し
ている。
先ず、本発明が基本とする従来公知の再溶融表面硬化法
の概略について説明すると、カム2は所定の駆動手段に
より回転駆動され、他方、TIGトーチ4はカム2の回
転と同期してX、Y方向の位置がNCデータにより制御
される。つまり、TIGトーチ4は、そのタングステン
電極5とカム面2aとの間の距離が常に一定となるよう
X方向の位置が制御される一方、第1図に示すようにカ
ム面2aに対するタングステン電極5の軌跡として略8
の字状に蛇行した軌跡QとなるようにY方向の位置が制
御される。
したがって、タングステン電極5とカム面2aとが軌跡
Qを描きながら相対移動することで、タングステン電極
5からのアークによりカム面2aの一部が順次再溶融さ
れ、さらにタングステン電極5が順次移動することによ
り一旦再溶融した部位が急冷されて固化する。そして、
この急冷固化1、ナー躯令けgM?+M真ビ  1.A
)f、石I嘲托妊に+?・刺たレデブライト組織に変化
する。
第【図および第2図中の3は本発明か対象とする潤滑油
供給用の油穴である。
本実施例においては、カム面2a上における油穴3の開
口縁部分近傍の領域として、油穴3を中心とする正方形
の領域(ハツチングで示す領域)6設定し、この領域6
を再溶融さける際のアーク電流を他の一般部に比べて例
え5ば2分の1に低下させる。つまり、タングステン電
極5の軌跡Qのうち、領域6を通過する部分についての
みそのアーク電流を2分の1に低下させる。これはカム
2の回転位相およびTIGトーチ4の移動に同期して1
、タングステン電極5に供されるアーク電流を制御する
ことで対処する。
その結果、領域6が受ける再溶融エネルギーは、領域6
以外の他の一般部が受ける再溶融エネルギーと比べて必
然的に半減し、領域6の再溶融深さは局部的に浅くなる
。そのため、油穴3の開口4部位近傍での溶融化が少な
くなり、溶融錫鉄分つ油穴3への流入が防止される。
ここで、上記実施例におけるアーク電流の局部的な低下
は領域6が受ける再溶融エネルギーの減少化を目的とし
ているものであるから、アーク電流を低下させる代わり
に、領域6についてのみTrGトーチ4とカム面2aと
の相対移動速度を高くしても同様の作用効果が得られる
また、第1図に示した領域6の形状としては正方形のほ
か円形にしてもよく、さらには第3図に示すように長方
形の領域6Aとしてもよい。長方形の領域6Aとした場
合、再溶融深さが浅くなる面積が第1図のものより大き
くなるものの、アーク電流が軌跡Qの幅の全幅にわたっ
て変化することになるので、第1図と比ベアーク電流の
制御そのものは容易となる。
発明の効果 本発明によれば、油入の開口縁部近傍が受ける再溶融エ
ネルギーを他の一般部よりも低下させるようにしたこと
により、従来のように面取りを施すことなしに油入の閉
塞を防止できるほか、面取部がないために再溶融処理さ
れたカムを球状のカムフォロアと組み合わせて使用する
場合にも振動等の問題が生じない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例を示す説明図、第2図は
第1図の左側面図、第3図は本発明の他の実施例を示す
説明図、第4図は従来方法の説明図、第5図は第4図の
左側面図、第6図および第7図は従来方法によって処理
されたカムとカムフォロアとの関係を示す説明図である
。 l・・・カムンヤフト、2・・・カム、2a・・カム面
、3・・・油入、4・・・TIGトーチ、6,6A・・
・近傍領域。 第2図   第1図 第3図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)油穴が形成された鋳鉄製カムシャフトのカム面に
    溶融エネルギーを与えて再溶融させることで該カム面を
    硬化処理する方法において、前記油穴の開口縁部近傍を
    再溶融させるに際してその被処理面が受ける再溶融エネ
    ルギーを、他の一般部よりも低下させて処理することを
    特徴とするカムシャフトの表面硬化処理方法。
JP20026685A 1985-09-10 1985-09-10 カムシヤフトの表面硬化処理方法 Pending JPS6260823A (ja)

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JP20026685A JPS6260823A (ja) 1985-09-10 1985-09-10 カムシヤフトの表面硬化処理方法

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JP20026685A JPS6260823A (ja) 1985-09-10 1985-09-10 カムシヤフトの表面硬化処理方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS6260823A true JPS6260823A (ja) 1987-03-17

Family

ID=16421476

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20026685A Pending JPS6260823A (ja) 1985-09-10 1985-09-10 カムシヤフトの表面硬化処理方法

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JP (1) JPS6260823A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01271604A (ja) * 1988-04-20 1989-10-30 Toyota Motor Corp 再溶融チルカムシャフト

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH01271604A (ja) * 1988-04-20 1989-10-30 Toyota Motor Corp 再溶融チルカムシャフト

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