JPS6260549A

JPS6260549A - 穿刺用ハンドピ−ス

Info

Publication number: JPS6260549A
Application number: JP60199127A
Authority: JP
Inventors: 吉原　雅也
Original assignee: Olympus Optical Co Ltd
Current assignee: Olympus Corp
Priority date: 1985-09-09
Filing date: 1985-09-09
Publication date: 1987-03-17

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】Ｃ産業上の利用分野コ本発明はレーザーメスの導光路として用いられるレーザ
プローブの穿刺用ハンドピースに関する。

［従来技術］近年生体表面から被治療部分にレーザ光を照射して生体
組織を切開したり、止血させたりするレーザメスが広く
利用されているがＹＡＧレーザー等のパワーレーザーを
、ファイバーを介して体腔内や生体組織の目的部位へ突
き利し、物体内部から手術を行う必要性も数多くなって
きた。

このようなレーザーメスとして特開昭５８−８Ｇ１５３
号があるがこのものはハンドピースの先端に注射針を備
えた管に絶縁材で被覆したファイバーを挿入したもので
、この注射針を生体表面から被治療部分に突き刺して必
要部分にレーザ光を照射できるようにしているものであ
る。

［発明が解決しようとする発明］従来の技術においては注射針を生体組織に穿き刺す際、
注射針内部の先端までファイバーが挿入されてなく、中
空になっているので先端から生体組織等の肉片や血液等
が入り込んでしまいハンドピース内のファイバ一端面に
付着し、汚染してしまうことがあった。このためレーザ
を出射させると汚物等による焼けが起り注射針の先端及
びファイバーの先端の損傷を引き起こしてしまう問題が
あった。

本発明は、このような問題点に着目してなされたもので
、注射針の内部への汚物の入り込みをなくすことでファ
イバ一端面の汚染を防ぐとともに注射針先端及びファイ
バーの損傷を防止することで安全でレーザ照射効果の大
きな穿刺用ハンドピースを提供することを目的とするも
のである。

［問題点を解決するだめの手段］この装置は注射針６を先端部に備えた注射器状の管に絶
縁材で被覆したファイバー３を挿入し、このファイバー
３の先端に透光体７を形成した穿刺用ハンドピース１で
ある。

［作　用］ハンドピース１の先端部の注射針６を生体表面８から生
体組織９に穿き刺すことにより必要部分にレーザ光をフ
ァイバー３を通して透光体７から照射できるようにした
。

［実施例］以下本発明の第１実施例を第１図および第２図を参照し
て説明する。

第２図はレーザメスを構成する穿刺用ハンドピース１で
、このハンドピース１はレーザ発生装置からレーザプロ
ーブ２を介して連結されている。このレーザプローブ２
にはレーザ光を透過するファイバー３が設けられている
。このファイバー３は絶縁材４で被覆されて、注射器状
の管５内に挿入されている。この管５は先端に注射針６
を具備しており、この注射針６の内部には第１図で示さ
れるようにフィバ−３の先端部が挿入され、さらにこの
ファイバー３の先端にはレーザ光を透過する例えばアル
ミナセラミックや石英等からなる透光体７が取付けられ
ている。また注射針６の先端は生体表面８から生体組織
９等に挿入しゃすいように斜めに切断された形状をし、
この斜め傾斜角に対し透光体７のレーザ光出射端側も同
様の傾斜角をしており、レーザ光が全反射しないような
角度に形成されている。

次に上記の構成による動作について説明する。

生体組１１９に穿刺してレーザ光を照射するためには、
注射器の管５部を手で把握し注射針６の先端を生体組織
９に挿入する。すると注射針６の内部にはファイバー３
の前方に透光体７が設けられているので注射針６の内部
が密封されるため、ファイバー３の端面が生体組織９に
直接触れることなく生体組織９を穿刺する。この後、レ
ーザ発生装置からレーザ光がファイバー３を介してファ
イバ−３端面から出射され、ざらに透光体７を通り、生
体組織９内に照射される。

このように注射針の内部はファイバ一端面の先端に透光
体が密封さ礼ているので注射針の内部へ生体組織の異物
や血液等の汚物が進入することなくファイバ一端面の汚
１力を防止し、かつレーザ光を照射させた時ファイバー
先端が焼けることがないので注射針の先端及びファイバ
ーの損傷が防止されるものである。

次に第３図は第２実施例を示すもので、注射針６の内周
とファイバー３と連結された透光体７との外周の間に送
気送水通路１０を設けたものである。他の構成は第１実
施例と同様であるので説明は省略する。このように送気
送水通路を設けることにより透光体の汚染防止が出来る
ようにしたものである。

第４図は第３実施例を示すもので、注射針６の先端を別
体の管１１で構成し、この管１１の先端内部に透光体７
を設けたもので注射針６のファイバー３部と先端の透光
体７とが螺子１２゜１９等で着脱できる構成としたもの
である。他の構成は第１実施例と同様であるので省略す
る。

このようにすることで透光体が損傷しても簡単に取り換
えることができるので上記の実施例より優れた効果が得
られるものである。

第５図は第４実施例を示すもので、注射針６の先端に目
盛又は文字および色分は等の目印１３を付加したもので
ある。他の構成は第１実施例と同様であるので省略する
。このようにすることで注射針の先端がどのくらい生体
組織内に穿刺されているかが一目で見られるようにした
ものである。

第６図は第５実施例を示すもので、透光体７の外周面ま
たは注射針６の内周面を鏡面１４にしたもので他の構成
は第１実施例と同様であるので省略する。このようにす
ることで注射針の加熱を防止したものである。

第７図は第６実施例を示すもので、ファイバー３はコア
１５とクラッド１６から構成されるようにするとともに
透光体７の外周にも例えばシリコンゴム等のクラッド７
を設けるようにした。このようにすると注射針６を第５
実施例と同様に加熱から防止できるようにしたものであ
る。

第８図は第７実施例を示すもので、透光体７の端面を粗
面１８に形成したものである。他の構成は第１実論例と
同様であるので省略する。

このようにすることでレーザ光を乱反射させること、で
より広範囲に照射させることが出来るようにしたもので
ある。

第９図は第８＊施例を示すもので、注射針６に対して透
光体７の先端形状を（１）、（２）。

（３）、＜４）の様にしたもので（１）は軸線に対し斜
めに一方向から切断した形状であり（２）は軸線に対し
て対向する２方向から斜めに切断した形状（先端Ｖ形状
）、（３）は先端平面形状、（４）は軸線に対して所定
の角度で多方向から先端に向かって切断した形状（尖形
状）にそれぞれしたものである。

なお透光体７の形状は第９図の形状に限られるものでな
く注射針６に対して生体組織９に穿刺される形状であれ
ば良いものである。

このような透光体のそれぞれの形状にすることでより穿
刺しやすくしたものである。

［発明の効果コ注射針の内部にレーザ光を照射させる光導体のファイバ
ーの端面の先端に透光体を設けることにより注射針内部
が密封されているので生体組織に穿刺時の肉片や血液等
の異物が入り込むことがない。このためファイバ一端面
の汚染を防止するとともにレーザ光の照射による注射針
の先端及びファイバーの損傷も防止できるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は本発明の第１実施例で、第１図は、
注射針の先端部の断面図、第２図はレーザメス用ハンド
ピースの構成を示す概略断面図、第３図は第２実施例で
注射針の先端部に送気送水通路を設けた断面図、−第４
図は第３実施例で注射針先端部が着脱自在にした断面図
、第５図は第４実施例で注射針の先′端外周に目印を付
けた正面図、第６図は第５実施例で注射針内の透光体外
周面を鏡面にした断面図、第７図は第６″Ｘ！施例で注
射針内・の透光体の外周にシリコンゴムを装着した断面
図、第８図は第７実施例で注射針内の透光体の端面を粗
面にした断面図、第９図は第８実施例で注射針の先端部
に取付けられた透光体のそれぞれの形状を示す外観図で
ある。１・・・ハンドピース、３・・・ファイバー、６・・・
注射針、７・・・透光体、１０・・・送気送水通路、１
４・・・鏡面、１８・・・粗面

Claims

【特許請求の範囲】

（１）注射針を先端に備え、該注射針にレーザ光を伝導
するファイバーを挿入したハンドピースにおいて、注射
針内部のファイバー前方に透光体を設けたことを特徴と
する穿刺用ハンドピース。
（２）前記透光体はアルミナセラミックよりなることを
特徴とする特許請求の範囲第１項の穿刺用ハンドピース
。
（３）前記透光体は外周面を鏡面にしたことを特徴とす
る特許請求の範囲第１項の穿刺用ハンドピース。
（４）前記透光体は端面が粗面に形成したことを特徴と
する特許請求の範囲第１項の穿刺用ハンドピース。