JPH0325804Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は、レーザ光照射チツプ、より詳細に
は、レーザ光を体内に放射させて治療を行うよう
にした穿刺可能なレーザ光照射チツプに関する。

従来技術 最近、レーザ光を患部に照射して種々の治療を
行うことが行われているが、患部が体内にある場
合、従来のレーザ光治療器具は、レーザ光を皮膚
の上から照射するものであるため、レーザ光を直
接体内に送り込むことができず、レーザ光が患部
に十分に届かず、治療効果を十分に上げることが
できなかつた。

目 的 本考案は、上述のごとき実情に鑑みてなされた
もので、レーザ光を直接体内の患部に照射するこ
とのできるレーザ光照射チツプを提供することを
目的としてなされたものである。

構 成 第１図は、本考案によるレーザ光照射チツプの
一実施例を説明するための側断面構成図で、図
中、１０はレーザ光照射チツプ、２０は該レーザ
光照射チツプ１０を着脱自在に装着し得るハンド
ピースで、該ハンドピース２０内には半導体レー
ザ素子が内蔵されており、該半導体レーザ素子か
らのレーザ光が光フアイバー２１を通して伝送さ
れてくる。レーザ光照射チツプ１０は、ハンドピ
ース２０に着脱自在に構成された１端１０ａと、
穿刺可能に形成された針状の他端１０ｂとを有す
る針状のセラミツクスロツドから成り、使用時、
該レーザ光照射チツプ１０をハンドピース２０に
装着し、該ハンドピース２０内の図示しない半導
体レーザ素子をONすると、該半導体レーザ素子
からのレーザ光が光フアイバー２１を通して伝送
されてきて針状のセラミツクスロツドすなわちレ
ーザ光照射チツプ１０内に導入され、該レーザ光
照射チツプ１０の先端部よりレーザ光が照射され
る。なお、以上には、ハンドピース２０内に半導
体レーザ素子を設け、該半導体レーザ素子からの
レーザ光を光フアイバー２１を通して伝送するよ
うにした場合の例について説明したが、半導体レ
ーザ素子からのレーザ光を直接つまり光フアイバ
ー２１を通すことなくレーザ光照射チツプ１０に
導入するようにしてよく、また、レーザ光照射チ
ツプ１０に導入する場合に、光フアイバー２１か
らのレーザ光或いは半導体レーザ素子からのレー
ザ光をレンズ等によつて集束してレーザ光照射チ
ツプ１０内に導入するようにしてもよいことは容
易に理解できよう。また、以上には、ハンドピー
ス２０内に半導体レーザ素子を内蔵する場合につ
いて説明したが、必ずしもハンドピース内に半導
体レーザ素子を内蔵させる必要はなく、別に設け
たレーザ光発生装置からのレーザ光を光フアイバ
ー等を通してハンドピースに供給するようにして
もよいことは容易に理解できよう。而して、本考
案においては、前記レーザ光照射チツプ１０は体
内に注射し得るように構成されており、従つて、
該レーザ光照射チツプ１０を患部に穿刺してレー
ザ光源をONすると、該レーザ光照射チツプ１０
の先端からレーザ光が放射され、体内の患部に直
接レーザ光を照射することができる。

１１はレーザ光照射チツプの先端からの距離を
示す目盛で、この目盛によつてレーザチツプの穿
刺深さを正確に知ることができる。レーザ光を正
確に患部に照射することができる。

効 果 以上の説明から明らかなように、本考案による
と、レーザ光を体内の患部に直接照射することが
可能となり、外部から照射する従来技術に比して
格段に治療効果を上げることができる。また、レ
ーザ光照射チツプがハンドピースに対して着脱自
在であるので、レーザ光照射チツプを使い捨てに
したり、或いは、レーザ光照射チツプのみを滅菌
すればよいので、非常に衛生的である。また、レ
ーザ光照射チツプに先端からの距離を示す目盛を
つけてあるので、レーザ光照射チツプ先端を患部
の深さまで正確に注射することができ、より正確
に患部にレーザ光を照射することができる等の効
果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本考案によるレーザ光照射チツプの
一実施例を説明するための要部断面図である。 １０……レーザ光照射チツプ、１０ａ……着脱
部、１０ｂ……針状部、１１……目盛、２０……
ハンドピース、２１……光フアイバー。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 一端がハンドピースに着脱自在に構成され、他
   端が穿刺可能に形成され、該他端から前記一端に
   向つて寸法目盛が付されている針状のセラミツク
   スロツドから成り、該セラミツクスロツドの前記
   一端から導入されたレーザ光が該セラミツクスロ
   ツドを通つて該セラミツクスロツドの前記他端か
   ら放出されることを特徴とするレーザ光照射チツ
   プ。