JPS6259397B2 - - Google Patents

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JPS6259397B2
JPS6259397B2 JP19715186A JP19715186A JPS6259397B2 JP S6259397 B2 JPS6259397 B2 JP S6259397B2 JP 19715186 A JP19715186 A JP 19715186A JP 19715186 A JP19715186 A JP 19715186A JP S6259397 B2 JPS6259397 B2 JP S6259397B2
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circuit
misfetq
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misfet
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Toshimasa Kihara
Toshibumi Inoe
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、プログラマブルROM(ReadOnly
Memory)、特に半導体不揮発性記憶素子を用い
たプログラマブルROMに関する。
半導体不揮発性記憶素子としてフローテイング
ゲート上に制御(コントロール)ゲートを積層し
たフローテイングゲートアバランシエ注入MOS
トランジスタ(以下メモリMISFETと称する)
が公知である。
プログラマブルROMにおいて、複数個の上記
メモリMISFETのドレインがデータ書込み及び
読み出しのためのビツト線に接続され、コントロ
ールゲートのそれぞれが対応するワード線に接続
される。
データの書き込みのために、上記ビツト線に高
電圧を加え、また特定の選択すべきワードに高電
圧を加える。その結果、上記の特定のワード線に
対応した上記メモリMISFETのフローテイング
ゲートに電荷の注入が行なわれる。すなわち、デ
ータの書き込みが行なわれる。
この場合、非選択のメモリMISFETにおい
て、そのドレインとフローテイングゲートとの間
に寄生容量が存在することにより、ビツト線電位
が高電圧に上昇するとこれに応じてそのフローテ
イングゲート電位が上昇する。その結果、非選択
のメモリMISFETはそのコントロールゲート電
位が低レベルであるにもかかわらずに若干導通状
態になる。すなわち、非選択のメモリMISFET
にリーク電流が流れてしまう。
他方、ビツト線に加わる高電圧が上昇しすぎた
場合、この高電圧によつて非選択のメモリ
MISFETは負性抵抗領域で動作するようにな
り、破壊してしまう恐れが生ずる。
従つて、この発明は、非選択のメモリ
MISFETのリーク電流の発生を防止し、しかも
破壊の危険性を除去するプログラマブルROMを
提供することを目的とする。
この発明は、メモリMISFETの共通ソースと
接地電位端子との間に抵抗手段を設けて、書き込
み時のメモリMISFETのソース電位を書き込み
電流により発生する電位差で上昇させて、非選択
メモリMISFETを完全にオフするようにするも
のである。
以下、この発明を実施例とともに詳細に説明す
る。
第1図は、メモリMISFETの断面を示してい
る。同図において、1はP型シリコン半導体であ
り、2,3はそれぞれ上記半導体基体1の表面に
形成されたn型ソース領域、ドレイン領域であ
る。
5は、上記ソース領域2とドレイン領域3との
間の半導体基体1の表面に二酸化シリコンからな
る薄いゲート酸化膜6′を介して形成された多結
晶シリコンからなるフローテイングゲートであ
り、4は上記フローテイングゲート5上に薄い酸
化膜6″を介して形成されたコントロールゲート
である。7は、上記半導体基体1の表面に形成さ
れた厚いフイールド酸化膜である。
上記メモリMISFETは、フローテイングゲー
ト5に電子注入がされていない場合、第5図の曲
線aのように比較的小さいスレツシヨールド電圧
を持つている。これに対し、フローテイングゲー
ト5に電子注入がされていると第5図曲線bのよ
うに大きいスレツシヨールド電圧を持つようにな
る。なお、第5図において、VGSはコントロール
ゲート電圧であり、IDはドレイン電流である。
第2図は、この発明の一実施例のプログラマブ
ルROMの回路図である。同図の回路は、公知の
半導貞集積回路技術によつて1つの半導体基体上
に形成される。
第2図において、Q10ないしQ17は、マトリク
ス状に配置されたメモリMISFETである。
同一行、例えば第1行に配置されたメモリ
MISFETQ10ないしQ13のコントロールゲート
は、ワード線W1に共通接続されている。
同様に、メモリMISFETQ14〜Q17のコントロ
ールゲートはワード線Wnに共通に接続されてい
る。
また、同一列、例えば第1列に配置されたメモ
リMISFETQ10,Q14のドレインはビツト線B1
接続され、同様に図示のように他の列に配置され
たメモリMISFETQ11,Q15,Q13,Q17のドレイ
ンはそれぞれ対応するビツト線B1〜Boに接続さ
れている。
特に制限されないが、上記ビツト列の互いに隣
接するMISFETQ10,Q11,Q14,Q15のソース領
域は、集積度の向上を図るため共通に構成されて
いる。
上記各ワード線W1〜Wnと書き込み用高電圧端
子Vppとの間には、高抵抗としてのデイプレツシ
ヨン型MISFETQ18,Q19が接続されている。
なお、第2図及び他の図面において、上記
Q18,Q19のようなデイプレツシヨン型MISFET
は、ソース、ドレイン間に線が付加されているこ
とによつて、Q29のようなエンハンスメント型
MISFETと異なつた記号で表示されている。
10は、Xアドレスデコーダ回路である。この
Xアドレスデコーダ回路10は、電源端子VDD
供給される+5ボルトのような電源電圧のもとで
動作させられ、アドレス入力端子AX1ないしAXi
に供給される複数ビツトのアドレス入力信号の組
合せに応じて出力線W1′ないしWn′の1本を選択
する。選択の上記出力線は、ほぼ上記電源電圧の
高レベルにされる。これに対し、非選択の出力線
はほぼ回路の接地電位の低レベルにされる。
第4図は、上記Xアドレスデコーダ回路10の
うち、出力線W1′を選択するための詳細な回路を
示している。この回路は、上記アドレス入力端子
X1ないしAXiのアドレス入力信号を受ける複数
のアドレスバツフア回路(図示しない)からの出
力信号を選択的に端子a1ないしa3に受けるエンハ
ンスメント型MISFETQ45ないしQ47と、ゲート
ソース間が接続されたデイプレツシヨン型負荷
MISFETQ44から構成されている。図示の接続に
より、出力線W1′には、端子a1ないしa3に加わる
信号のNOR論理信号が出力する。従つて、出力
線W1′は、上記端子a1ないしa3の信号がすべて低
レベルになつたとき選択される。
この実施例において、選択されるワード線は、
メモリMISFETへのデータの書き込みのために
25ボルトのような高電圧にされることが必要とさ
れ、メモリMISFETからのデータの読み出しの
ために5ボルトのような低電圧にされることが必
要とされる。これに対し、Xアドレスデコーダ回
路10は、上記のように端子VDDの電源電圧に応
じてほぼ5ボルトのような高レベル電圧しか出力
しない構成とされている。
この実施例においては、上記Xアドレスデコー
ダ回路10の出力によつて書き込み動作時に選択
するワード線が上記のような高電圧となるように
するために、出力線W1′とワード線との相互、出
力線Wn′とワード線Wnとの相互をそれぞれ図示
のようにデイプレツシヨン型MISFET20,Q21
介して結合し、これらのMISFETQ20,Q21を制
御線に供給される書き込み制御信号によつて
制御する。
上記制御線における書き込み制御信号は、
後述する第3図の制御回路から供給される。
この書き込み制御信号は、メモリMISFETへ
のデータの書き込み時において、ほぼ0ボルトの
ようにXアドレスデコーダ回路10の高レベル出
力信号に対し上記デイプレツシヨン型
MISFETQ20,Q21のしきい値電圧よりも大きく
低下した低レベルにされ、読み出し時において5
ボルトのようにXアドレスデコーダ回路10の高
レベル信号とほぼ同じレベルにされる。
従つて、書き込み時において、例えばワード線
W1を選択するものとすれば上記MISFETQ20はX
アドレスデコーダ回路10の出力線W1′における
ほぼ5ボルトの高レベル信号と制御線におけ
るほぼ0ボルトの低レベル信号とによりオフ状態
となる。この書き込み時において端子Vppには25
ボルトのような高電圧の書き込み電圧が供給され
ている。上記ワード線W1は、これに高抵抗手段
としてのデイプレツシヨン型MISFETQ18が接続
されているので、上記端子Vppの電圧に応じてほ
ぼ25ボルトの高電圧になる。このとき非選択のワ
ード線Wnに結合したMISFETQ21は、そのソー
ス電位、すなわちXアドレスデコーダ回路10の
出力線Wn′における電位がほぼ0ボルトの低ベル
トであるのでオン状態になつている。従つて、こ
の非選択のワード線Wnは、Xアドレスデコーダ
回路10の出力に応じてほぼ0ボルトの低レベル
になる。
読み出し時においては、制御線WEの電位が上
記のように高レベルとされるので、上記
MISFETQ20,Q21はXアドレスデコーダ回路1
0の出力の高レベル、低レベルにかかわらずにオ
ン状態となる。そのため、ワード線の電位はXア
ドレスデコーダ回路10の出力レベルとほぼ一致
するようになる。
第1図において各ビツト線B1〜Boは、Yアド
レスデコーダ回路11の出力で制御されるスイツ
チングMISFETQ22〜Q25を介してデータ線CDに
共通接続されている。
このビツト線選択用のスイツチング
MISFETQ22〜Q25のゲート(同図では、
MISFETQ22についてのみ示す)は、それぞれ上
記ワード線W1〜Wnと同様の高抵抗手段としての
デイプレツシヨン型MISFETQ26を介して書き込
み用の高電圧端子Vppに接続されている。そし
て、これらMISFETQ22〜Q25のゲートは上記制
御線WEにおける制御信号で制御されるデイプレ
ツシヨンMISFETQ27,Q28を介して対応するY
アドレスデコーダ回路11の出力線に結合されて
いる。
これにより、高電圧Vppが印加された状態での
スイツチングMISFETQ22〜Q24のゲート電圧
は、上記ワード線選択動作と同様に、書き込み時
に、25ボルトのような高電圧の選択レベルとさ
れ、読み出し時に、5ボルトのような低電圧の選
択レベルとされるようになる。
上記ビツト線B1〜Boのスイツチング
MISFETQ22〜Q24を介したデータ線CDには、書
き込み回路12の出力が接続され、また線Rに供
給される読み出し信号で制御される伝送ゲート
MISFETQ29を介して読み出し回路13の入力に
接続されている。そして、上記書き込み回路12
の入力と読み出し回路の出力とはデータの入出力
端子I/Oに共通接続されている。
上記書き込み回路12は、端子Vppに供給され
る書き込み電圧によつて動作し、線PROGを介し
て第3図の制御回路から供給される制御信号によ
つてその動作が制御される。この書き込み回路1
2は、高レベル、低レベルもしくはフローテイン
グ出力を生ずる3値回路であり、上記線PROGに
おける制御信号が高レベルなら入出力端子に供給
されるデータ信号に応じたほぼ25ボルトの高レベ
ル信号もしくはほぼ0ボルトの低レベル信号を出
力し、上記線PROGにおける制御信号が低レベル
ならその出力をフローテイングにする。
上記読み出し回路13は、端子VDDに供給され
る電源電圧によつて動作し、線Rを介して第3図
の制御回路から供給される制御信号によつてその
動作が制御される。この読み出し回路13は、上
記書し込み回路と同様な3値回路であり、上記線
Rに供給される制御信号が高レベルのとき入力信
号レベルに応じたほぼ5ボルトの高レベル信号も
しくはほぼ0ボルトの低レベル信号を出力し、上
記線Rに供給される制御信号が低レベルのとき、
その出力をフローテイングにする。
この実施例においては、図示のようにメモリ
MISFETQ10ないしQ17のソース回路の接地点と
の間には、抵抗手段としてのデイプレツシヨン型
MISFETQ30を設ける。
上記MISFETQ30のゲートには、線PROGを介
して第3図の制御回路からほぼ5ボルトの高レベ
ルもしくはほぼ0ボルトの低レベルとなる信号が
供給される。
第3図の制御回路は、書き込み電圧検出回路
DET、インバータ回路IV1ないしIV7およびノア
回路NR1およびNR2から構成されている。
同図の端子Vppには、書き込み時に前記のよう
なほぼ25ボルトの高電源電圧が供給され、読み出
し時にほぼ0ボルトの電圧が供給される。端子P
には、0ボルトの低レベルとほぼ5ボルトの高レ
ベルとされる制御信号が供給される。
上記検出回路DETは、MISFETQ40とQ41の相
互の大きさの適当な設定により、端子Vppに上記
の高電圧が加わつたときだけ出力線N1に高レベ
ル信号を出力するように構成される。
書き込み動作においては、上記制御端子Pはほ
ぼ0ボルトの低レベルに維持される。アドレス入
力端子AX1ないしAXi、及びAY1ないしAYjに供
給されるアドレス信号によりメモリMISFET、
例えばQ10が選択される。次に上記端子Vppにほ
ぼ25ボルトの高電圧が加えられると、上記
MISFETQ10を接続したワード線W1の電位は、第
6図Aのようにほぼ25ボルトまで上昇する。上記
端子Vppの高電圧と、この高電圧に応ずる線
PROGにおける信号の高レベルによつて書き込み
回路12が動作する。Yアドレスデコーダ回路1
1の出力によつてスイツチングMISFETQ22がオ
ン状態となつているので、上記書き込み回路12
の出力データ信号に応じてビツト線B1の電位は
第6図Bのように上昇する。ワード線W1の高電
圧によりオン状態とされたメモリMISFETQ10
は、上記ビツト線B1から電流が流される。その
結果、このメモリMISFETQ10のフローテイング
ゲートには、電子注入がされる。この
MISFETQ10の特性は、第5図の曲線aからbに
変化する。所定時間後に上記端子Vppの電圧がほ
ぼ0ボルトの低電圧にもどされると、これに応じ
てビツト線B1の電位、及びワード線W1の電位は
それぞれ第6図B,Aのように低下する。
読み出し動作においては、上記端子Vppの電位
はほぼ0ボルトの低レベルに維持される。アドレ
ス入力端子AX1ないしAXi,AY1ないしAYjに供
給されるアドレス信号によりメモリMISFET、
例えばQ14が選択される。制御端子Pは特に制限
されないが予め高レベルにされており、読み出し
タイミングにおいて低レベルにされる。制御線R
は、上記端子Pの信号の低レベルに応じて高レベ
ルになる。制御線Rの高レベルによつてビツト線
B1に接続した負荷用MISFETQ31がオン状態とな
る。メモリMISFETQ14を選択するためのワード
線Wnの電位は、ほぼ5Vの高レベルとされる。こ
の高レベルは第5図のVGS(R)のようにメモリ
MISFETの低しきい値電圧Vth0と高しきい値電
圧Vth1の中間になる値とされる。従つて、上記
ワード線Wnの高レベル信号に対し、
MISFETQ14は、そのフローテイングゲートに電
荷注入されていないなら、すなわち低しきい値電
圧ならオン状態となり、電荷注入がされていたな
らオフ状態のままとなる。これに応じてビツト線
B1の電位は、ほぼ5ボルトの高レベルもしくは
ほぼ0ボルトの低レベルになる。Yアドレスデコ
ーダ回路11の出力によつてスイツチ
MISFETQ22がオン状態にされ、また制御線Rの
信号によつてMISFETQ29がオン状態にされてい
るので、上記メモリMISFETQ14の記憶データに
よつて決められたビツト線B1におけるデータ信
号は読み出し回路13に入力される。読み出し回
路13は、上記制御線Rの信号によつて動作させ
られ、入力データ信号に応じた信号を入出力端子
I/Oに出力する。
前記書き込み動作において、メモリ
MISFETQ14のコントロールゲートは、非選択の
ワード線Wnによつてほぼ0ボルトの低レベル電
位とされている。しかしながら、このメモリ
MISFETQ14のフローテイングゲートは、ビツト
線B1と容量結合していることによつて、このビ
ツト線B1の電位が上記のように高電位にされる
ことに応じてその電位が上昇する。
上記のフローテイングゲートの電位の上昇量
は、実質的にこのフローテイングゲートとドレイ
ン領域との間の容量と、このフローテイングゲー
トとその上のコントロールゲートとの間の容量と
の容量比に応じた値となる。
通常、メモリを大規模化するために、例えばメ
モリMISFETのチヤンネル長を短かくすること
によつてこのメモリMISFETを小型化すること
が行なわれる。このような場合、上記フローテイ
ングゲートとコントロールゲートとの間の容量が
減少するので、上記フローテイングゲートの電位
上昇量が大きくなる。
ちなみに、記憶容量を32キロビツトのような値
に大規模化した場合、非選択メモリMISFETの
フローテイングゲートにおける上記のような電位
上昇は、例えば2ボルト程度に達する。
この実施例のような抵抗手段としての
MISFETQ30を設けない場合、上記の非選択のメ
モリMISFETQ14は、そのフローテイングゲート
の電位が上昇することによつてオン状態となり、
ビツト線B1に対するリーク電流経路を形成す
る。
しかしながら、実施例のように、共通ソースに
上記MISFETQ30を設けることによつて上記のよ
うな経路におけるリーク電流の発生を防ぐことが
できる。
すなわち、上記MISFETQ30には、選択の
MISFETQ10を介して書き込み回路12からの書
き込み電流が流れ、電圧降下が生ずる。この
MISFETQ30の電圧降下は、メモリMISFETQ14
のソース電位を上昇させる。その結果、上記フロ
ーテイングゲートの電位上昇のもとでも非選択メ
モリMISFETQ14等を良好にオフ状態にすること
ができるようになる。
この実施例に従うと、上記のように非選択メモ
リFETのリーク電流を防止できるため、書き込
み回路12で設定した書き込み電流を選択したメ
モリMISFETにのみ流すことができ、確実な書
き込み動作を行なうことができる。
なお、上記の共通ソース電位の上昇に応じて選
択されたメモリMISFETのしきい値電圧も実質
的に大きくなるが、そのコントロールゲートには
25Vの高電圧が印加されるものであるため、その
オン動作、すなわちフローテイングゲートへの電
子の注入動作にはほとんど悪影響を及ぼすことは
ない。
また、この実施例においては、メモリ
MISFETの共通ソースに低抗手段を設けるもの
であるため、メモリMISFETの破壊防止のため
にも有役である。
すなわち、書き込み時において、書き込み用の
高電圧の設定を誤つてメモリMISFETの耐圧以
上にした場合、ドレイン、基板間のブレークダウ
ンにより基板の電位が上昇して、基板、ソース間
が順バイアスされ、寄生トランジスタが生じてド
レイン、ソース間に大電流が流れることにより素
子が破壊するものとなるが、上記抵抗手段Q10
挿入により、ソース電位が上昇して、基板、ソー
ス間の順バイアスを阻止することができるため上
記寄生トランジスタ現象を防止することができる
のである。
この実施例の共通ソースに設ける抵抗手段とし
てのMISFETQ30は、低抗に変更することができ
る。このようにした場合であつても、書き込みの
ためにメモリMISFETに流す電流に対し、読み
出しのためにメモリMISFETに流す電流を著し
く小さくしておけば、読み出し時に選択するメモ
リMISFETを介して流れる電流によつて上記抵
抗に生ずる電圧降下を実質的に無視し得る程度の
値にすることが可能である。
しかしながら、上記実施例のように抵抗手段と
してMISFETQ30を使用し、このMISFETQ30
ゲート電位を制御する場合は、読み出し動作を上
記書き込み動作のために挿入した抵抗手段に実質
的に影響されないようにすることができる。
この発明は、前記実施例に限定されず、ワード
線W、ビツト線Bの書き込み及び読み出し時の選
択信号レベルの切り換えを行なう回路X,Yアド
レスデコーダ回路及び書き込み、読み出しアンプ
の具体的回路は他に変更することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、メモリMISFETの一例を示す構造
断面図、第2図は、この発明の一実施例を示す回
路図、第3図は、第1図の回路に使用する制御回
路の回路図、第4図は、デコーダ回路の回路図、
第5図はメモリMISFETの動作特性曲線図、第
6図は、第1図の回路の波形図である。 1…基板、2…ソース、3…ドレイン、4…コ
ントロールゲート、5…フローテイングゲート、
6…ゲート絶縁膜、7…フイールド絶縁膜、10
…Xアドレスデコーダ回路、11…Yアドレスデ
コーダ回路、12…書き込み回路、13…読み出
し回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 コントロールゲートとフローテイングゲート
    とを有する複数のメモリ用MISFETを備えてな
    るプログラマブルROMであつて、書き込み動作
    時に上記メモリ用MISFETのソースと回路の基
    準電位点との間に電位差を与えるように作用する
    MISFETを備えてなることを特徴とするプログ
    ラマブルROM。 2 上記MISFETは、デイプレツシヨン型
    MISFETからなることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載のプログラマブルROM。
JP61197151A 1986-08-25 1986-08-25 プログラマブルrom Granted JPS6284496A (ja)

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JP61197151A JPS6284496A (ja) 1986-08-25 1986-08-25 プログラマブルrom

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JPS6284496A JPS6284496A (ja) 1987-04-17
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CN105873998B (zh) 2013-12-30 2022-05-03 3M创新有限公司 包含中空玻璃微球的聚烯烃组合物和使用该聚烯烃组合物的方法

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