JPS6259019B2 - - Google Patents

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JPS6259019B2
JPS6259019B2 JP10644678A JP10644678A JPS6259019B2 JP S6259019 B2 JPS6259019 B2 JP S6259019B2 JP 10644678 A JP10644678 A JP 10644678A JP 10644678 A JP10644678 A JP 10644678A JP S6259019 B2 JPS6259019 B2 JP S6259019B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
sheet film
roller
driving
sheet
Prior art date
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Expired
Application number
JP10644678A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5533137A (en
Inventor
Tetsuo Matsura
Hiroshi Kageyama
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Shibaura Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Priority to JP10644678A priority Critical patent/JPS5533137A/ja
Priority to US06/068,684 priority patent/US4282439A/en
Publication of JPS5533137A publication Critical patent/JPS5533137A/ja
Publication of JPS6259019B2 publication Critical patent/JPS6259019B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
  • Radiography Using Non-Light Waves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、X線撮影装置などにおけるシートフ
イルム搬送手段として用いられるシートフイルム
搬送装置に関するものである。
シートフイルム(ロールフイルムでないシート
状フイルム)を用いるX線撮影装置として、未撮
影のシートフイルムを複数枚用意し、先ずこのシ
ートフイルムを一枚ずつ取出して、フイルムを保
持し撮影位置と待機位置との間を移動させるため
の密着ホルダに挟持させ、一時待機位置に退避さ
せておき、次にX線テレビジヨンによる透視装置
を用いて被検体の患部透視像を観察し、さらに透
視像が所望の状態となつた時に前記密着ホルダを
撮影位置に送ると同時に所要の線量のX線を曝射
させて撮影を行ない、再び前記待機位置に密着ホ
ルダを戻して、撮影済みのフイルムを交換する一
連の動作によりX線撮影を行なうものがあり、X
線テレビジヨンシステムとして知られている。
この種のX線撮影装置において、未撮影フイル
ム収納ケース(以下「フイードマガジン」と称す
る)および撮影済フイルム収納ケース(以下「テ
イクアツプマガジン」と称する)を密着ホルダの
移動面に対して略垂直となるように配置し、フイ
ルムの移動方向を略90゜偏向させるようにして装
置の小形化を図るとともに前記両マガジンが360
゜いずれの回転角にあつてもフイルムの出し入れ
が容易に行なえ、いかなる回転角においても被検
者のX線撮影を行なえるようにしたものとして第
1図に示すようなものが考えられている。
すなわち、同図において、11はX線撮影装置
の筐体であり、この筐体11は図示のごとく断面
がL字状をなしその一端が回転駆動操作を行なう
支持フレームSFに固定支持されている。このX
線撮影装置において、EPは撮影位置、WPは待機
位置をそれぞれ示しており、待機位置WPはX線
管XTの照射野より外れた位置に設定される。1
2はシートフイルム挟持用の密着ホルダであり、
この密着ホルダ12はアルミニウム等のX線透過
率の高い材料で形成され、前記撮影位置EP側に
設けられた蝶番によつて開閉する。この密着ホル
ダ12は透過時には前記待機位置WPに位置し且
つ撮影時には撮影位置に送られる。そして、前記
蝶番部分には鉛等の重金属のカバー12aにより
X線遮蔽処理が施こされ、X線管XTからのX線
被曝、特に、曝射範囲の境界付近を通過する二次
X線を含むX線による被曝が防止されるようにな
つている。また、前記X線撮影装置の筐体11の
待機位置WPのX線到来方向側壁には待機位置
WPにある密着ホルダ12にX線が入射すること
のない重金属板例えば鉛板からなるX線遮蔽板1
3が添着されている。14は待機位置WP側方に
設けられた一対の搬送ローラ(14a,14bか
らなる)であり、前記密着ホルダ12内に未撮影
シートフイルムを送り込み且つ該密着ホルダ12
内の撮影済のシートフイルムを取り出すものであ
る。15は未撮影のシートフイルムSF1を収納す
るための箱形のフイードマガジンであり、16は
撮影済のシートフイルムSF2を収納するための箱
形のテイクアツプマガジンである。これらマガジ
ン15,16にはそれぞれ図示のようにフイルム
取付口15a、フイルム収納口16aが設けられ
ている。また、前記マガジン15,16は前記フ
イルム取出口15aおよびフイルム収納口16a
側を略対峙させて互いに対向するとともに前記フ
イルム取出口15aおよびフイルム収納口16a
が前記搬送ローラ14側に位置し、且つ前記密着
ホルダ12の移動平面に対してマガジン15,1
6内のフイルムSF1,SF2が略垂直となるような
配置関係として前記筐体11内に取付られてい
る。前記フイードマガジン15にはその内部にフ
イルムSF1を常時フイルム取出口15a側に押圧
する押圧板15bが設けられており、この押圧板
15bはフイードマガジン15内に設けられた例
えば板バネ等の弾性体15cによつて前記押圧の
ための偏倚力が図示R方向へ与えられている。ま
た、前記テイクアツプマガジン16は前記フイー
ドマガジン15側に、すなわち、図示L−R方向
について進退移動可能に設けられており、その進
退移動調整は、前記筐体11に回動可能に支持さ
れた本体17aおよび略本体17aに偏心して突
設され前記テイクアツプマガジン16に係合する
軸17bからなるつまみ17の図示A−B方向の
回転操作により行なわれる。18はフイルム送込
用の一対の収納ローラ(18a,18bからな
る)であり、この収納ローラ18はテイクアツプ
マガジン16のフイルム収納口16a部分近傍に
配置され筐体11にその軸が支持されており、テ
イクアツプマガジン16の図示L−R方向に対す
る前記進退移動によりテイクアツプマガジン16
に対して相対的に移動し、一方のローラ18aが
他方のローラ18bに沿つて図示PS方向に移動
し、該マガジン16内に侵入し且つ離脱する。1
9は撮影されたフイルムSF2をテイクアツプマガ
ジン16内に導くためのガイド板であり、前記収
納ローラ18の送り出し側に位置し且つ筐体11
に固定して設けられている。20はフイードマガ
ジン15のフイルム取出口15aよりシートフイ
ルムSF1を一枚ずつ取り出すための吸着カツプで
あり、図示C−D方向に往復運動し且つシートフ
イルム15を一枚ずつ吸着して取り出す。21は
吸着カツプ20にて取出されたシートフイルム
SF1を吸着カツプ20から引き剥し前記搬送ロー
ラ14側へ送り出すための一対の送り出しローラ
(21a,21bからなる)であり、この送り出
しローラ21は前記フイルム取出口15a近傍に
設けられ、フイルムを挟持するために一方のロー
ラ21aが矢印E−F方向に移動操作可能となつ
ている。22は一対の方向切換ローラ(22a,
22bからなる)であり、この方向切換ローラ2
2は前記送り出しローラ21より送り出された未
撮影のシートフイルムSF1を前記搬送ローラ14
へ送り込み、且つ前記搬送ローラ14から送り出
された来た撮影済シートフイルムSF2を前記収納
ローラ18へ送り込むため一方のローラ22aが
図示G−H方向に位置切換操作可能に構成されて
いて、図示実線の位置ではフイードマガジン15
からのフイルムSF1を受け取り、また図示破線の
位置ではテイクアツプマガジン16へフイルム
SF2を送ることができる。23は前記方向切換ロ
ーラ22と前記搬送ローラ14との間に設けられ
たガイドであり、このガイド23は送られて来る
シートフイルムSF1およびSF2の案内をする。2
4は撮影位置EPの後方に設けられた透視用のX
線テレビジヨン系のためのイメージインテンシフ
アイアである。25は収納ローラ18のカバーで
あり、このカバー25は一方のローラ18aと一
体的に設けられ、撮影済シートフイルムSF2を支
持する機能をも果たしている。
このような構成における装置の動作について以
下に述べる。
まず、シートフイルムの移動の概略を述べる。
フイードマガジン15内のシートフイルムSF1
弾性体15cにより図示R方向に対する偏倚力を
受けた押圧板15bによつてフイルム取出口15
a側に常に適宜なる圧力で押圧されている。この
ため、筐体11、被検者PAを支持する寝台天板
BT及びX線管XTイメージインテンシフアイア2
4を含む装置可動部分が被検者PAを中心に図示
V−W方向に回転されてどのような回転角となつ
たとしても、シートフイルムSF1は常にフイルム
取出口15側に整列しフイードマガジン15内か
らの脱落やマガジン内での乱れを生ずることがな
く、安定した状態を維持する。従つて、フイード
マガジン15内のシートフイルムSF1は図示C−
D方向に円弧駆動される吸着カツプ20により上
面のものから順次一枚づつ吸着され取り出され
る。取り出されたシートフイルムSF1は送り出し
ローラ21によつて支持され駆動される。このと
き、一方の送り出しローラ21aが図示E→F方
向に動作することによりシートフイルムSF1が挟
持され、この状態でさらに吸着カツプ20が図示
D方向に移動することにより、吸着カツプ20か
らシートフイルムSF1が安全に剥離される。そし
て、送り出しローラ21によつて前記シートフイ
ルムSF1が方向切換ローラ22に送られる。この
とき、方向切換ローラ22は図示実線位置にあ
り、送られて来たシートフイルムSF1がガイド2
3を介して搬送ローラ14側へ送り出す。方向切
換ローラ22と搬送ローラ14の送り方向には略
90゜の角度差があるが、シートフイルムSF1はガ
イド23により案内されて搬送ローラ14に送り
込まれる。そして、搬送ローラ14によつて待機
位置WPに開いた状態で待機している密着ホルダ
12内にシートフイルムSF1が送り込まれる。密
着ホルダ12はシートフイルムSF1が送り込まれ
ると上蓋を閉じ待機状態に入る。この状態で操作
卓(図示せず)より撮影指令が与えられると、密
着ホルダ12は直ちに撮影位置EPに送られ、次
いでX線管XTから撮影条件に応じた所要のX線
が曝射されて撮影が行なわれる。撮影が終了する
と、密着ホルダ12は待機位置WPに戻されると
ともに上蓋が開放されて、中のシートフイルム
SF2が搬送ローラ14により取り出されガイド2
3で案内されて方向切換ローラ22に達する。こ
のとき、方向切換ローラ22は片方のローラ22
aが破線位置に移動操作されていて、方向切換ロ
ーラ22に入つたシートフイルムSF2が収納ロー
ラ18側に送り込まれる。そうすると、収納ロー
ラ18は送り込まれたカツトフイルムSF2をさら
に送るがシートフイルムSF2の先端が収納ローラ
18の出口近傍に設けられているガイド板19に
接してマガジン内方に案内されテイクアツプマガ
ジン16内に収納される。この場合、テイクアツ
プマガジン16内に収納されているシートフイル
ムSF2の量に応じてつまみ17を操作し、ローラ
カバー25が適当な圧力でシートフイルムSF2
押圧するように調整することができる。収納ロー
ラ18は、つまみ17の操作と併せてその稼動状
態が制御され、シートフイルムSF2をローラカバ
ー25を介して安定に支持する。
以後上述の動作を繰り返すことによつて次々と
撮影を行なうことができる。
このような構成では、フイードマガジン15内
のフイルムを押圧板15bによつて適宜なる圧力
で常に押圧することにより、装置が(寝台天板
BTあるいは被検者PAを回転中心として)360゜
のいずれの回転角状態にあつても一方のフイルム
SF1は安定状態にあり、吸着カツプ20による取
り出しも安定して行なえる。また、テイクアツプ
マガジン16はつまみ17の回転により図示L−
R方向に進退調整可能であり、且つ収納ローラ1
8の位置が固定であることから(この収納ローラ
18が静止いる場合には)テイクアツプマガジン
16内に一方のローラ18aが入る形となつて該
ローラ18aでマガジン内のシートフイルムSF2
を押えることができ、しかもシートフイルムSF2
の収納状態に応じてつまみ17と収納ローラ18
を調整しローラ18でマガジン内のシートフイル
ムSF2を押える圧力の調整が可能となるから装置
が360゜いずれの回転位置にあつてもテイクアツ
プマガジン16内のシートフイルムSF2を安定に
収納しておくことが可能である。
ところで、上記構成では、離散的に配置された
搬送ローラ14、収納ローラ18、送り出しロー
ラ21および方向切換ローラ22の4個の駆動要
素により、フイルム供給時はフイードマガジン1
5から送り出しローラ21→方向切換ローラ22
→搬送ローラ14とフイルムを搬送して待機位置
WPにある密着ホルダ12に送り込み、フイルム
排出時は密着ホルダ12から搬送ローラ14→方
向切換ローラ22→収納ローラ18とフイルムを
搬送してテイクアツプマガジン16に送り込むよ
うになつている。これらフイルムの搬送の際にフ
イルムにたるみが生じるとフイルムが極端に折曲
されてフイルムを損傷したり撮影画質の劣化を招
いたりする。特に上記装置のように装置全体が
(寝台天板BTあるいは被検者PAを中心として)
360゜にわたつて回転する場合などにはフイルム
走行が不安定となり易く、前記フイルムのたるみ
やその他のフイルム搬送上の不都合(フイルム搬
送途中でのフイルムのひつかかり、つかえ、脱落
など)を生じがちである。そこで、一般には、こ
のような場合前記各駆動要素(搬送ローラ14、
収納ローラ18、送り出しローラ21、方向切換
ローラ22)の搬送速度を等速度とすることによ
り走行の安定化を図ることが行なわれている。し
かしながら、各駆動要素の駆動速度を均一化して
走行の安定化を図る場合、各駆動要素の速度制御
をよほど正確に行なわねばならず、駆動部にタコ
ジエネレータ等のごとき検出器を設け駆動速度を
検出し駆動制御部にフイードバツクしていわゆる
閉ループ制御を行なうなど非常に複雑な構成を要
する。しかも、この場合、各駆動要素個々の調整
と各駆動要素相互間の調整を厳密に行なわねばな
らず、調整が極めて困難となる。
本発明はこのような事情に基づいてなされたも
ので、離散的に配置された複数のフイルム駆動要
素により所定寸法のシートフイルムを予定個所間
において搬送するシートフイルム搬送装置におい
て、構成が簡単で且つフイルム走行が安定であり
しかも調整の容易なシートフイルム搬送装置を提
供することを目的としている。
すなわち、本発明の特徴は、各フイルム駆動要
素の駆動速度をフイルム送り方向先方に位置する
もの程高速として構成することにある。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。
第2図〜第4図に本発明の一実施例の構成を示
す。第2図はフイルム搬送系、第3図はその駆動
系、第4図は切換動作系をそれぞれ示しており、
これらは第2図は第3図の手前、第4図は第2図
の手前にそれぞれ位置するような配置関係にあ
る。
第2図において、第1図と同様の部分には同符
号を付して示す。51は第1図における送り出し
ローラ21に対応する第1の駆動要素としての送
り出し駆動機構であり、この送り出し駆動機構5
1は2個のローラ52,53およびこれらと対を
なす2個のプーリ54,55並びにプーリ54.
55間に張架されたベルト56で構成されてい
る。ローラ52および53はそれぞれ回転軸57
および58により各々回転自在として支持されて
いる。回転軸58はその両端部近傍において、筐
体11に固定された支持側板SBに支持されてお
り、回転軸57はその両端部が支持部材59の一
端に支持されている。支持部材59はその他端が
回転軸58により回動可能として支持されてい
る。従つて、ローラ52および53は支持部材5
9により一体に連結されており、回転軸58を軸
として図示I−J方向に回動して、送り出し駆動
機構51の開閉動作を行ない得るようになつてい
る。また、プーリ54および55はそれぞれ回転
軸60および61により支持されており、これら
回転軸60および61がそれぞれその両端部近傍
において支持側板SBに支持されて各々回転自在
となつている。また、62は第1図における搬送
ローラ14に対応する第2の駆動要素としての搬
送駆動機構であり、この搬送駆動機62は2個の
プーリ63,64およびこれら双方に対応するロ
ーラ65並びにプーリ63,64間に張架された
ベルト66で構成されている。プーリ63および
64はそれぞれ回転軸67および68により支持
されており、これら回転軸67および68がそれ
ぞれの両端部近傍において支持側板SBに支持さ
れて各々回転自在となつている。また、ローラ6
5は回転軸69により回転自在として支持されて
おり、この回転軸69も両端部において支持側板
SBに支持されている。70は第1図における収
納ローラ18に対応する第3の駆動要素としての
収納駆動機構であり、この収納駆動機構70は第
1図の場合と略同様に一対のローラ71および7
2で構成されている。ローラ71は回転軸73に
より支持されており、この回転軸73がその両端
部近傍において支持側板SBに支持されて回転自
在となつている。また、ローラ72は回転軸74
により回転自在として支持されており、この回転
軸74も両端部において支持側板SBに支持され
ている。そして、75は第1図における方向切換
ローラ22に対応する第4の駆動要素としての方
向切換駆動機構であり、この方向切換駆動機構7
5は2個のローラ76,77、およびこれらと対
をなす2個のプーリ78,79並びにプーリ7
8,79間に張架されたベルト80で構成されて
いる。ローラ76および77はそれぞれ回転軸8
1および82により各々回転自在として支持され
ている。これら回転軸81,82はその両端部が
支持部材83に支持されている。プーリ78は回
転軸84により支持されており、この回転軸84
が支持部材83に支持されて回転自在となつてい
る。さらにプーリ79は回転軸85により支持さ
れており、この回転軸85が支持側板SBに支持
されて回転自在となつている。そして、支持部材
83は回転軸85により回動可能として支持され
ている。従つて、ローラ76,77、プーリ7
8,79は支持部材83により一体に連結されて
おり、回転軸85を軸として図示M−N方向に回
動して方向切換駆動機構75の方向切換動作を行
ない得るようになつている。
なお、上述では特に明示しなかつたが、上記各
駆動機構におけるプーリおよびローラはいずれも
それを支持する回転軸にシートフイルムの幅寸法
に応じて離間して一対ずつ設けられており、シー
トフイルムの両端部をローラとベルトにより挟持
駆動する構成となつている。
上記構成を駆動するための駆動系を示す第3図
において、86,87および88はそれぞれ回転
軸61,73および85に回転駆動力を伝達して
駆動機構51,70および75の駆動を行なうた
めのスプロケツトであり、これらスプロケツト8
6,87,88はそれぞれ回転軸61,73,8
5に固着されている。89は駆動機構51,7
0,75駆動用のモータM1の駆動軸であり、こ
の駆動軸89にはスプロケツト90が固着されて
いる。また91はテンシヨン調整等のために回転
自在に設けられたスプロケツトであり、このスプ
ロケツト91は回転軸92により支持されてい
る。これら、スプロケツト86,87,88,9
0,91間にはチエーンCHが張設されており、
モータM1の回転力を伝達するようになつてい
る。一方、93は回転軸67に駆動力を伝達する
ためのギヤであり、回転軸67に固着されてい
る。94は駆動機構62駆動用のモータM2の駆
動軸であり、この駆動軸94にはギヤ95が固着
され、図示のようにギヤ93に噛合している。
上記各スプロケツト86,87,88は、歯数
が87<85<86の関係となるように設定され
ている。また、モータM1はフイルム供給時には
図示O→P方向に、フイルム排出時には図示P→
O方向に同一速度で回転し、モータM2はフイル
ム供給時は第1の設定速度で図示S→T方向に、
フイルム排出時は第2の設定速度で図示T→S方
向に回転するように設定されている。こうして、
最終的に第1、第3および第4の駆動要素すなわ
ち駆動機構51,70および75によるそれぞれ
のフイルムの搬送速度V1,V3およびV4が V1<V4<V3 ……(1) となり、また第2の駆動要素すなわち駆動機構6
2のフイルム供給時とフイルム排出時のそれぞれ
のフイルムの搬送速度V2FとV2Tが、V4に対して V2T<V4<V2F ……(2) となるように設定されている。
次に切換動作系を示す第4図において、96は
切換動作用駆動源としてのロータリソレノイドで
あり、このロータリソレノイド96の作動軸97
にはレバー98が固着されている。レバー98は
ロータリソレノイド96の動作により図示p−q
間で回動する。99は回転軸58に中央部が固着
された第1の作動部材としてのレバーであり、こ
のレバー99は回転軸58を軸として支持部材5
9と一体的に回動するようになつている。レバー
99の一端は連結部材100を介してレバー98
に連結され、ロータリソレノイド96の動作によ
りレバー99を図示i−j間で回動させるように
なつている。また、レバー99の他端はロータリ
ソレノイド96の復帰動作用のスプリング101
により常に図示j→i方向への偏倚力が与えられ
ている。前記レバー99の前記一端部近傍には伝
達部材102の一端が枢支され、伝達部材102
の他端は第2の作動部材として機能する支持部材
83から突出した回転軸84に枢支されている。
すなわち、伝達部材102はレバー99の回動力
を支持部材83に伝達し支持部材83を回動軸8
5を軸として図示m−n間で回動させるものであ
る。また、伝達部材102には突出部102aが
形成され、この部分の所定の動作範囲の両端位置
にそれぞれ設置された動作検出用の2個の位置検
出器例えばフオトセンサ103,104を動作さ
せるようになつている。ここで、レバー99の回
転軸58から連結部材100の枢支点までの寸法
および伝達部材102の枢支点までの寸法、すな
わち各点の回動半径は、i−j間の動作角度とm
−n間の動作角度の関係がそれぞれ第2図におけ
る支持部材59の所要の回動角度と支持部材83
の所要の回動角度の関係に対応する回動角度比と
なるように設定され、ロータリソレノイド96を
予定角度(p−q間)回動させることにより上記
各所要の回動角度が得られるようになつている。
このようにして、切換動作系のリンク機構が構
成されている。
次に、以上のような構成における動作を説明す
る。
まず、フイルム供給時には、ロータリソレノイ
ド96を付勢して第4図に示すようにレバー98
を図示q位置(フイルム排出時にこの状態となつ
ている)からp位置へ回動させる。このため、連
結部材100を介してレバー99がi位置からj
位置に回動し、伝達部材102を介して支持部材
83がn位置からm位置に回動する。従つて、送
り出し駆動機構51の支持部材59およびローラ
52は第2図に仮想線で示す状態からI→J方向
に回動して実線で示す閉状態となり、吸着カツプ
20によりフイールドマガジン15から取り出さ
れたカツトフイルムの端部を挟持する。また、方
向切換駆動機構75の支持部材83、ローラ7
6,77、およびプーリ78は同様に第2図に示
すN→M方向に回動して、実線で示すように送り
出し駆動機構51とガイド23に両端部をそれぞ
れ対向させた状態すなわち第1の状態となる。こ
の状態で(実際にはロータリソレノイド96の付
勢と同時に)モータM1を回転させ、チエーンCH
を第3図O→P方向に駆動するとともに、モータ
M2を第1の設定速度で同図S→T方向に回転さ
せる。すると、送り出し駆動機構51で挟持され
たシートフイルムは送り出し駆動機構51、方向
切換駆動機構75および搬送駆動機構62はそれ
ぞれV1,V4およびV2Fなる速度で順次駆動さ
れ、最終的には搬送駆動機構62から(密着ホル
ダ12内に)送り出される。このとき、各駆動速
度は V1<V4<V2F なる関係にあるので、シートフイルムは適宜なる
テンシヨンが与えられたまま搬送され、たるみ等
の不都合を生じることなく円滑に搬送される。
また、フイルム排出時には、ロータリソレノイ
ド96を付勢して、スプリング101の偏倚力に
よりレバー99を第4図j位置からi位置へ回動
させる。(レバー98はq位置となる)このため
支持部材83がm位置からn位置へ回動し、送り
出し駆動機構51および方向切換駆動機構75は
それぞれ第2図に仮想線で示す開状態および第2
の状態となる。この状態で(実際はロータリソレ
ノイド96の消勢と同時に)モータM1を供給時
とは逆方向に回転させ、チエーンCHを第3図P
→O方向に駆動するとともに、モータM2を第2
の設定速度でやはり供給時とは逆に同図T→S方
向に回転させる。こうして、シートフイルムは搬
送駆動機構62→方向切換駆動機構75→収納駆
動機構70と順次搬送され、テイクアツプマガジ
ン16に収納される。このときの、搬送駆動機構
62、方向切換駆動機構75および収納駆動機構
70の各搬送速度V2T,V4およびV3は V2T<V4<V3 なる関係にあり、供給時と同様に円滑に搬送され
る。
このように、各駆動機構の搬送速度を異なら
せ、常にフイルムの走行方向先方の駆動機構が高
速となるようにしたから、搬送中のシートフイル
ムに常にある程度のテンシヨンがかかり、フイル
ム搬送時のフイルムのたるみ、その他の搬送上の
不都合等を生じることがなく、円滑に搬送され
る。ただし、このとき前記各駆動機構の速度差に
よりフイルムに過大なテンシヨンがかかつてフイ
ルムを損傷することのないように、各駆動速度お
よび駆動力(摩擦等を含む)をフイルムの強度に
応じて設定しておくことはいうまでもない。ま
た、上述の場合(1),(2)式で示されるように各駆動
速度を設定することにより、第2の駆動要素とし
ての搬送駆動機構62のみを駆動方向の切換えに
応じて速度を切換えるだけで他は駆動方向にかか
わらず同一の速度で良い。このため、搬送駆動機
構62以外の各駆動機構はモータM1で一括して
駆動することができ、しかもモータM1としては
速度固定のモータを使用でき、搬送駆動機構62
を駆動するモータM2のみを速度可変モータとす
れば良い。また、前記各駆動速度も、フイルムに
過大なテンシヨンがかからない範囲であれば、相
対的な速度の大小関係さえ維持できれば良いの
で、速度制御は比較的ラフな制御で済み、通常の
場合開ループ制御で充分である。従つて、制御系
が簡単な構成で済み、調整も容易である。
なお、本発明は上記し且つ図面に示す実施例の
み限定されることなく、その要旨を変更しない範
囲内で種々変形して実施することができる。
以上詳述したように、本発明によれば、離散的
に配置された複数のフイルム駆動要素により所定
寸法のシートフイルムを予定個所間において搬送
するシートフイルム搬送装置において、構成が簡
単で且つフイルム走行が安定であり、しかも調整
の容易なシートフイルム搬送装置を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例が適用される装置を
説明するための概略構成図、第2、第3および第
4図はそれぞれ本発明の一実施例のフイルム搬送
系、駆動系および切換動作系の構成を示す概略構
成図である。 51……送り出し駆動機構(第1の駆動要
素)、62……搬送駆動機構(第2の駆動要素)、
70……収納駆動機構(第3の駆動要素)、75
……方向切換駆動機構(第4の駆動要素)、8
6,87,88,90,91……スプロケツト、
CH……チエーン、93,95……ギヤ、M1,M2
……モータ、99……レバー、83……支持部
材、102……伝達部材、96……ロータリソレ
ノイド。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 離散的に配置された複数のフイルム駆動要素
    により所定寸法のシートフイルムを予定個所間搬
    送するシートフイルム搬送装置において、シート
    フイルムが供給される個所から前記シートフイル
    ムをV1なる駆動速度で搬送する第1の駆動要素
    と、前記シートフイルムを相反する2方向に駆動
    する機能を有しフイルム供給時は第1の方向の動
    作で前記シートフイルムをフイルム供給すべき所
    定位置にV2Fなる駆動速度で搬送し且つフイルム
    排出時は第2の方向の動作で該所定位置から前記
    シートフイルムをV2Tなる駆動速度で導出する第
    2の駆動要素と、前記シートフイルムをフイルム
    を排出すべき個所へV3なる駆動速度で搬送する
    第3の駆動要素と、前記シートフイルムを相異な
    る2方向に駆動する機能を有し前記フイルム供給
    時は第1の方向の動作で前記第1の駆動要素から
    搬送された前記シートフイルムを前記第2の駆動
    要素に搬送し且つ前記フイルム排出時は第2の方
    向の動作で該第2の駆動要素から搬送されたシー
    トフイルムを前記第3の駆動要素に搬送するV4
    なる駆動速度の第4の駆動要素とを具備し、前記
    駆動速度V1,V2F,V2T,V3およびV4を、 V1<V4<V3 並びに V2T<V4<V2F なる条件を満足するように設定したことを特徴と
    するシートフイルム搬送装置。
JP10644678A 1978-08-25 1978-08-31 Sheet film conveying device Granted JPS5533137A (en)

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