JPS6257980A - ペル化合物の存在下でセルロ−ス含有繊維材料を漂白するための水性、アルカリ性ケイ酸塩含有組成物 - Google Patents

ペル化合物の存在下でセルロ−ス含有繊維材料を漂白するための水性、アルカリ性ケイ酸塩含有組成物

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JPS6257980A
JPS6257980A JP61169072A JP16907286A JPS6257980A JP S6257980 A JPS6257980 A JP S6257980A JP 61169072 A JP61169072 A JP 61169072A JP 16907286 A JP16907286 A JP 16907286A JP S6257980 A JPS6257980 A JP S6257980A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は七ツマー乃至オリゴマーホスホン酸エステル、
ポリヒドロキシ化合物、マグネシウム塩またはマグネシ
ウム酸化物および陰イオン分散剤を含有する水性、アル
カリ性ケイ酸塩含宥組成物、ならびに、たとえば、過酸
化水素の存在下でセルロース含有繊維材料を漂白するた
めのその使用に関する。
米国特許第4515597号明細書には、セルロース含
有繊維材料の漂白のために使用されるアルカリ性、過酸
化物含有、場合によってはケイ酸塩含有組成物が開示さ
れている。この組成物はオリゴマーホスホン酸エステル
、マグネシウム塩、ポリヒドロキシ化合物および場合に
よっては非イオンまたは陰イオン湿潤剤または分散剤、
たとえば、アルキル−。
アリール−またはアルカリール−モノスルホナートを含
有するものである。場合によってはアルキル−、アリー
ル−またはアルカリール−モノスルホナートを含有する
この公知組成物は14以上の高いpH価において、そし
て特にアルカリ濃度が高い(たとえば、組成物全量を基
準にして水酸化カリウムおよび/または水酸化ナトリウ
ムが9パ一セント以上)の場合には貯蔵安定性が不満足
である。
ここに本発明によって、陰イオン分散剤としてアルキル
−、アリール−またはアルカリール−ジスルホン酸を使
用した場合には上記の欠点がほとんど克服されることが
見出された。すなわち、本発明は少なくとも下記の成分
を含有することを特徴とする水性Mll動物関する。
(a)式 (式中、Ylは水素または−CO−T + を意味し、
R1、XI およびT1はそれぞれ互いに独立的に1乃
至4個の炭素原子を有するアルキル基を意味し、そして
mlは1乃至17の整数である)に相当するモノマーお
よびオリゴマー化合物の混合物、 (b)ポリヒドロキシ化合物、 (c)アルカリ金属ケイ酸塩、 (d)アルカリ金属水酸化物、 (e)マグネシウム塩および (f)アリキル−、アリール−またはアルカリール−ジ
スルホン酸のアルカリ金属塩。
本発明のその他の対象はつぎのちである:−上記組成物
の製造方法、 一少なくとも1種のベル化合物(per co層po−
and)鷺含有する、セルロース含有繊維材料の前処理
のための水性浴の中の漂白活性化剤および漂白安定化剤
としての上記組成物の用法、 一少なくとも1種のベル化合物と本発明による組成物と
を含有する水性浴でセルロース含有m維材料を処理する
ことを含んでなるセルロース含有繊維材料の漂白方法、 一少なくとも1種のベル化合物と本発明による組成物と
を含有する、上記方法を実施するための水性浴、および 一上記方法によって漂白されたセルロース含有繊維材料
式(1)のモノマーおよびオリゴマー化合物の混合物の
成分としての七ツマー化合物は一般に下記式のものであ
る。
(式中、Ylは水素または−G O−T + を意味し
、R1およびT1はそれぞれ互いに独立的に1乃至4個
の炭素原子を有するアルキル基を意味する)。
好ましいモノマー化合物は下記式のものである。
(式中、T2は水素または一〇〇−R+ を意味し、R
1は1乃至4個の炭素原子を有するアルキル基を意味し
、モしてR2はメチルまたはエチルを意味する)。
特に好ましい七ツマー化合物は下記式のもである。
(式中、R2は上記の意味を有する)。
格別に好ましいモノマー化合物は下記式のものである。
(式中、T3は水素またはアセチルを意味する)。
式(1)のモノマーおよびオリゴマー化合物の混合物の
成分としての好ましいオリゴマー化合物は下記式で示さ
れる。
(式中、Y、は水素または一〇 〇 −T I を意味
し、R+、XlおよびT1はそれぞれ〃いに独台“的に
1乃至4個の炭素原f−を右するアルキル基を意味し、
そしてnlはl乃至16の?!!数である)。
さらに好ましいオリゴツマ−化合物は゛ド記式のもので
ある。
(式中、T2は水素または−Co−R+ を意味し、R
1は1乃至4個の炭素原子を有するアルキル基を意味し
、そしてR2は1乃至14の整数である)。
特に好ましいオリゴマー化合物は下記式のものである。
(式中、R2はメチルまたはエチルを意味し、そしてR
3はl乃至12の整数である)。
式(6)のオリゴマーホスホン酸エステルおよびそのさ
らに好ましい式(7)及び (8)の化合物は、たとえ
ば、米国特許第4515597号明細書に記載されてい
る。
格別に重要なものは式 (式中、Y3は水素またはアセチルを意味し、そしてR
4は1乃至3の整数、特に2である)のオリゴマー化合
物である。
本発明の組成物の成分(L)として使用できる好ましい
モノマーおよびオリゴマー化合物の混合物は下記式で示
される。
(式中、Y、は水素または−Co−R1を意味し、R1
は1乃金4個の炭素原fを有するアルキル基を意味し、
そしてR2は1 /’J至15の整数である)。
特に好ましいモノマーおよびオリゴマー化合物の混合物
は下記式のものである。
(式中、R2はメチルまたはエチルを意味し、そしてR
3は1乃至13の整数である)成分(a)として特に重
要なモノマーおよびオリゴマー化合物の混合物は下記式
に相当するものである。
(式中、Y3は水素またはアセチルを意味し、°そして
R4はl乃至4の整数、とくに1及び3である)。
上記した種類のモノマーおよびオリゴマー化合物の混合
物は、それ自体公知でありそして公知方法で製造するこ
とができる。たとえば、式(12)の混合物は好ましく
は水性媒質中で三塩化リン、酢酸および場合によっては
無水酢酸を反応させることによって得られる。
本発明の組成物の成分(a)としては、モノマーおよび
オリゴマーの混合物の1つの必須成分である式(6)乃
至(9)のいずれかのオリゴマー化合物も考慮されうる
。しかし成分(a)としてかかるオリゴマー化合物を使
用した場合には、成分(d)としてアルカリ金属水酸化
物が存在する本発明の水性組成物中では、そのオリゴマ
ー化合物は対応するモノマー化合物へ少なくとも部分的
に加水分解される。したがって、本発明の組成物の成分
(a)として適当に使用することができるモノマー化合
物は特に式(2)乃至(5)のいずれかが考慮される。
成分(a)は前処理用の、特にセルロース含有繊維材料
の漂白用の、ベル化合物、たとえば、過酸化水素を含む
水性浴中において本発明の組成物を使用する時にアルカ
リ土類金属および重金属のための錯形成剤として働く、
特に成分(&)は、漂白浴中でベル化合物が工程水中に
存在することがある遊離重金属すなわち錯塩としては存
在していない重金属によって分解されるのを抑制する。
成分(a)は本発明の組成物中に35乃至90重量%、
好ましくは40乃至85重量%、特に好ましくは40乃
至60重量%溶液として使用される。この成分(a)の
水性溶液中には上記した種類のモノマーおよび/または
オリゴマー化合物のほかにさらに亜リン酸および酢酸ま
たはその無水物を含有させることができる。
本組成物において成分(b)として用いられるポリヒド
ロキシ化合物としては、2つのヒドロキシ基を有する化
合物が特に考慮される。好ましいのはド記式の化合物で
ある。
(式中Q1 とQ2とはそれぞれ互いに独立的に一〇 
H,20H、−〇 HOマタハ−COOMを意味し、M
は水素またはアルカリ金属、好ましくはカリウム、そし
て特に好ましくはナトリウムを意味しモしてqは2乃至
5の整数である)。
さらに下記式のヒドロキシカルボン酸またはそのラクト
ンを使用するのが好ましい。
(式中Mとq2とは前記の意味を有する)。
このようなヒドロキシカルボン酸の代表的例としてはグ
ルコン酸およびそのアルカリ金属塩、好ましくはカリウ
ム塩、特に好ましくはナトリウム塩さらにはグルコン酸
のγ−ラクトンがあげられる。
成分(b)はおなじく米国特許第4515597号明細
書に記載されている。
成分(b)もまた、セルロース含有mA!材料の前処理
のための漂白浴中で本発明の組成物を使用する際に錯形
成剤として働く、錯形成はPHII以上の漂白浴中でも
保証される。
この成分(b)は原則的に固体物質の形態で添加される
成分(C)として用いられるアルカリ金属ケイ酸塩は一
般に水溶性である。好ましい市販製品としては、5i0
2含量が約24乃至28重量%の範囲にあるソーダー水
ガラスが特に考慮される。とくに市販のソーダル水ガラ
スの約30乃至40重量%水溶液が成分(C)として使
用される。
成分(c)は、セルロース含有繊維材料の前処理のため
の漂白浴中でのより長時間の処理を可能にする。
成分(d)として適切に用いることができるアルカリ金
属水酸化物としては、水酸化カリウムそして特に価格的
に有利な水酸化ナトリウムが考慮される0本組成物の均
質性の点からみて水酸化カリウムと水酸化ナトリウムと
の混合物が成分(d)として特に好適である。成分(d
)は未稀釈状態でそして組成物の全量に対して9%を下
回らない量で使用するのが好ましい、したがって、固体
水酸化カリウム、より好ましくは固体水酸化ナトリウム
、特に好ましくは固体水酸化カリウムと固体水酸化ナト
リウムとの混合物が成分(d)としてきわめて有利であ
る。この場合、(水酸化ナトリウム):(水酸化カリウ
ム)の[L比は一般には1:0.01乃至1:2.とく
に好ましくは1:0.05乃至1:0.25である。成
分(d)を加えることによって、pHが14またはそれ
以上である強アルカリ性組成物が得られ、成分(d)の
添加量を高くする場合その組成物のアルカリ度はアルカ
リ金属水酸化物の濃度によって決定される。
本発明の組成物の成分(e)として用いられるマグネシ
ウム堪としては、たとえば、酢酸塩、より好ましくは硫
酸塩またはその七水和物が好ましく、そして特に好まし
くは塩化物またはその六水和物が考慮される。成分(e
)は原則的に固体物質として添加され、固体塩化マグネ
シウム六水和物が特に重要である。特許米国特許第45
15597号明細書に記載されているように、成分(e
)は成分(8L)と水溶性マグネシウム錯塩を形成し、
これは漂白安定剤として働く、特に成分(a)と成分(
e)とからつくられたマグネシウム錯塩の存在は、本発
明の組成物を含有している漂白浴中のベル化合物たとえ
ば過酸化水素の最初の濃度を長時間維持するため、また
は少なくとも濃度低下を減少させるために役立つ。
成分(f)として適切に用いられる陰イオン分散剤とし
ては、アルキルジスルホン酸、アリールジスルホン酸ま
たはアルカリールジスルホン ウム塩が考慮される.これは稀釈されていない形態で使
用される.たとえば、粉末、ペースト、または少なくと
も40重量%、好ましくは40乃至95重量%水溶液と
して使用される.この場合、アルキルジスルホン酸のア
ルキル部分は一般に8乃至20個の炭素原子を有する.
例示すれば40乃至60重量%水溶液の形のペンタデカ
ン−1、8−ジスルホン酸のニナトリウム塩である.ア
リールジスルホン酸の例としては特に好ましくはホルム
アルデヒドとの反応生成物の形で存在するナフタリンモ
ノスルホン酸の誘導体が考慮される.この場合,ホルム
アルデヒドの1または2モルに通常2または3モルのナ
フタリンスルホン酸を反応させて得られる反応生成物が
使用される.たとえば、80乃至95重量%水溶液の形
態のメチレン−ビス(2 、 2 ’ −ナフタリン−
7、7゛−ナトリウムスルホナート)である、成分(f
)として適切に用いうるアルカリールジスルホン酸とし
て特に考慮されるものは少なくとも4個、好ましくは4
乃至22個、特に好ましくは4乃至18個の炭素原子を
有する直鎖または分校状アルキル鎖を持つものである.
かかるアルカリールジスルホン酸の好ましい例としては
ドデシルベンゼンジスルホン酸または3、7−ジイツブ
チルナフタリンジスルホン酸またはとくに好ましくはア
ルキル部分に8乃至22個の炭素原子を有するジスルホ
ン化ベンジル−アルキル−ベンズイミダゾールがあげら
れる.格別に重要な具体例は1−ベンジル−2−ヘプタ
デシルベンズイミダゾール−ジスルホン酸二ナトリウム
塩であり、これはとくに粉末の形態で使用される。
成分(f)として用いられる上記のジスルホン酸のアル
カリ金属塩は陰イオン分散剤であり、PHが14または
それ以上の高い価である場合、とくにアルカリ濃度が高
い場合(たとえば組成物の全重量を基準にして水酸化カ
リウムおよび/または水酸化ナトリウム約9パーセント
の場合)において濃縮された本発明の組成物の貯蔵安定
性を保証する役割を果たす。
本発明の組成物は、その組成物の全重量を基準にして一
般に下記の組成分を含有する:成分(a)を0.1乃至
2.0,好ましくは0、25乃至1.8重量パーセント
成分(b)を0.4乃至8.0,好ましくは1、50乃
至5.0重量パーセント、 成分(c)を5.0乃至20.0,好ましくは10.0
0乃至18.0重量パーセント、成分(d)を9.0乃
至21.0,好ましくは10.00乃至16.0重量パ
ーセント、成分(e)を0.05乃至2.O,好ましく
は0.10乃至i.o重量パーセント、成分(f)を0
.5乃至3.0,好ましくは0、75乃至2.5重量パ
ーセント、 および 水を44.0乃至84.95,好ましくは。
55、7乃至77 、40重量パーセント。
本発明による組成物を製造する場合には、一般に次のよ
うな方法で実施する.すなわち、まず成分(c)と(f
)の水溶液(A)に成分(d)の全量の半分を加え、つ
ぎにこの溶液(A)に成分(a)、(b)及び(e)を
含有している水溶液CB)を加え、そして最後にこの溶
液(A)と(B)との混合物に成分(d)の残量を添加
するのである。
この場合、溶液(B)の成分(a)として用いられる式
(2)乃至(9)の化合物またはその式(1)、(10
)、(11)または式(12)の混合物は成分(d)の
残量の添加によって対応するアルカリ金属塩たとえばカ
リウム塩および/またはナトリウム塩に変換される.成
分(d)の分割添加によって、反応混合物の温度は自発
的に上昇する.したがって、必要な場合に、たとえば温
度が80℃を超える場合には外部から冷却しなければな
らない、r&分(d)の添加速度を制御することによっ
て溶液(A)と成分(d)の最初の半分との混合、つざ
の溶液CB)との混合、および最後の成分(d)の残り
半分との混合が高くとも80℃の温度で、好ましくは6
0乃至70℃の温度で実施されるようにするのがのぞま
しい。
成分(d)を2回に分けて添加する上記した製造方法は
、所望されない沈殿が本発明の組成物の製造中に起こら
ないという利点がある。しかも、通常水溶液として存在
する。成分(C)と(f)とを含む溶液(A)ならびに
、成分(a)、(b)及び(e)を含む溶液CB)がそ
のすぐれた貯蔵安定性のために予備液として保存でき、
そしていつでも所望の時に上記した仕方で成分(d)の
添加によって本発明の組成物に調製することが可能であ
る。
本発明の組成物を使用した処理を実施するための漂白浴
はベル化合物として、例えば、過硫酸アルカリ金属塩、
好ましくは、過硫酸カリウム塩、好ましくは過硫酸ナト
リウム(Na23208 )を含有する。これは一般に
固体物質として使用される。これに対して、格別に好ま
しいベル化合物である過酸化水素(8202)はその高
い安定性の故に一般に約30乃至60重量%濃厚溶液と
して使用される。
漂白浴には本発明の組成物とベル化合物のほかにさらに
任意成分として、場合によっては湿潤剤および洗剤、消
泡剤および抜気剤(deaeratars)および/ま
たは蛍光増白剤を含有させることができる。
任意成分としての湿潤剤および洗剤は、被処理セルロー
ス含有m雄材料が粗製状態で存在している場合または特
に組木綿の状態である場合に通常漂白浴に添加される。
湿潤剤および洗剤としてはアニオンまたは非イオン界面
活性剤、とくに両者の混合物が考慮される。好ましいア
ニオン界面活性剤は、たとえば、アルカリールモノスル
ホナート、脂肪酸縮合生成物、タンパク質分割生成物ま
たはそれらの塩および特にアルキル部分に12乃至22
個の炭素原子を有するアルキルモノ硫酸塩およびアルキ
ルベンゼンスルホン酸である。好ましい非イオン界面活
性剤は、たとえば、酸化アルキレン特に酸化プロピレン
好ましくは酸化エチレンとアルキル部分に、たとえば4
乃至12個の炭素原子を有するアルキルフェノール、よ
り好ましくは脂肪酸アミドまたは特に好ましくは脂肪ア
ルコールとの付加物である。とりわけ酸化エチレンと脂
肪アルコールとの付加物が好ましく、これと上記種類の
アルキルモノ硫酸塩との混合物が格別に好ましい、この
混合物の他の成分としてはシリコーン界面活性剤または
シリコーン油が適当である。
漂白浴の任意成分としての消泡剤および抜気剤は、その
漂白浴に湿潤剤および洗剤が存在している場合に特に必
要となる。消泡剤または抜気剤として高級アルコールと
くにインオクタツールが使用できるが、シリコーン基剤
の消泡剤および/または抜気剤、とりわけシリコーン油
エマルジョンが好ましく使用される。
被処理材料の特に高い白色度を達成するために漂白浴に
任意成分として使用される蛍光増白剤は、一般にスチリ
ル系およびスチルベン系のものである。たとえば、ジス
チリルアリーレン、ジアミノスチルベン、ジトリアゾリ
ルスチルベン、フェニルベンゾオキサシリルスチルベン
、スチルベンナフトトリアゾールおよびジベンゾオキサ
シリルスチルベンなどである。好ましい蛍光増白剤は、
スルホン酸基を含有しているジスチリルビフェニル系ま
たはビストリアジニルアミンスチルベン系の蛍光増白剤
、たとえば、スルホン化ジスチリルビフェニル誘導体お
よびジスチリルビストリアジニル誘導体である。特に好
ましいのはカリウム塩またはより好ましくはナトリウム
塩のごときアルカリ金属塩として存在しているビス(フ
ェニルアミノ−モルホリノ−5−トリアジニル)−スチ
ルベン−ジスルホン酸である。これは好ましくは市販の
約20乃至3011%水性液体調合物の形態で添加され
る。
さらに、特にセルロース含有繊維材料の処理が加圧下i
50℃までのいわゆる高温法(HT法)で実施されない
場合は、漂白浴に水酸化カリウムまたはとくに水酸化ナ
トリウムのごときアルカリ金属水酸化物を、好ましくは
約30重量%濃厚液としてまたは固体水酸化カリウムま
たはとくに水酸化ナトリウムとして添加するのが有利で
あることが認められている。
一般的にいって、本水性漂白浴は漂白浴の全量を基準に
して下記組成分を含有する二本発明による水性組成物0
.5乃至15.0tlFましくはl乃至12.5毛量%
ベル化合物0.2乃至5、好ましくは0.7乃至3.5
重量%。
湿潤剤または洗剤O乃至1、または0.1乃至1、好ま
しくは0.1乃至0.5重量%、消泡剤または抜気剤0
乃至0.5または0.05乃至乃至0.5重量%。
蛍光増白剤O乃至0.1または0.01乃至0.1重量
%1.および アルカリ金属水酸化物O乃至1または0.1乃至1、好
ましくは0.2乃至0.7重量%。
本発明の組成物を使用するセルロース含有繊維材料の漂
白方法は一般につぎのように実施される。まず最初に漂
白浴を繊維材料に、たとえば、浸漬、印捺または好まし
くはパジングによって、10乃至60℃、好ましくは室
温(15乃至25℃)において付与する。この場合、絞
り後の吸液率は約50乃至120、好ましくは90なし
110重量%とする。このようにして含浸したのち、そ
の繊維材料を乾燥することなく通常は濡れた状態でいわ
ゆる湿潤放置にかける。すなわち、繊維材料を巻き物に
して、場合によってはプラスチックフィルム中に気密に
包装した状態で、たとえば80乃至90℃の温度で約1
乃至5時間あるいは特に室温で約10乃至30時間放置
する。
繊維材料の処理はまた、ジッガーやウィンス染色機のご
とき常用の装置、を使用して、通常条件すなわち大気圧
下において、いわゆる高浴比、たとえば、l:3乃至1
:100、好ましくはl:8乃至l:25の浴比により
、20乃至100℃、好ましくは80乃至98℃の温度
で約15分間乃至3時間実施することもできる。さらに
、場合によっては5いわゆる層温法装置を使用して加圧
下、150℃までの温度、好ましくは105乃至。
140℃の温度で吸尽法を実施することもできる。
工業的には特に連続法か有利である。
m維を傷めるのを回避するために処理温度が98℃を超
さないようにするのがのぞましい、しかし特別な高温性
装置の場合では、処理時間がm維を傷めない程度の短時
間ですむのであれば、繊維材料をたとえば150℃まで
の高温で、たとえば2.5/<−ルまでの圧力下で工業
的連続法によって処理することもできる。
つぎに処理された繊維材料は通常はまず約90乃至98
℃の熱水で、ついで温水でそして最後に冷水で徹底的に
すすぎ洗いする。場合によってはたとえば酢酸で中和し
たのち、高められた温度(たとえば150℃)で脱水し
て乾燥する。
処理されるセルロース含有繊維材料は各種加工段階のも
のでありうる。たとえば、/ヘラ繊維、ヤーン、織物、
編物などでありうる。
この場合、m維材料は純粋にセルロース繊維製のものま
たはセルロース繊維と合成繊維との混合物からのもので
ありうる。
セルロース繊維としてはスフやビスコースレーヨンなど
のごとき再生セルロース、麻、亜麻、黄麻、とくに木綿
のごとき天然セルロースが考慮され、そして合成繊維と
してはポリアクリロニトリル、とくにポリエステル、お
よびポリアミドなどの#Imが考慮される。
木綿や再生セルロース製の織物、あるいは木綿とポリエ
ステルあるいは木綿とポリアミドとの混合物からの製品
は本発明の方法で処理するのに特に好適である。とりわ
け木綿織物および編物が好適である。たとえば界面活性
剤で予備洗濯された材料の処理も考慮される。さらにノ
リづけされた木綿繊維を漂白することも可能であり、こ
の場合に漂白はノリ抜きの後または前に実施することが
できる。
本発明の組成物を使用して処理された繊維材料は皮膜が
ないこと、再湿潤性が良好なこと、灰分が低いことモし
て竹に白色度が高いことなどの優れた特徴を有する。し
かも漂白された材料のセルロースまたはセルロース成分
はまたった〈損傷を示さず、またセルロース重合度[D
P(乎均重合= Durchgchnitts−pol
ymerisation)度]の実質的低減もみもれな
い0本発明の組成物を使用することによって、とくに1
1以上のpH価をもつ漂白浴の非常に高い安定化作用が
得られる。漂白浴の最初の活性酸素濃度は長時間にわた
って(たとえば5日間ていどまで)維持されるかあるい
はきわめて僅か(たとえば、せいぜい10%ていど)低
下するにすぎない、しかも漂白効果は優秀である。すな
わち、浴は活性酸素分に関して安定であり、長時間にわ
たって使用することができる。成分(C)(ケイ酸塩、
特に水ガラス)の比較的高い含有率にもかかわらず、本
発明の組成物はその使用時にほとんどまたは全く漂白装
置の湯垢沈積を生じることがなく、また処理された繊維
材料にデポジットを生じさせることもない。
本発明の組成物の重要な利点は数箇月にもおよぶ極めて
高い貯蔵安定性がそれによって賦与されることである。
以丁、本発明を説明するための実施例を記す、実施例中
のパーセントおよび部はいずれも重量ベースである。
実施例1 下記成分からなる溶液(A)を調製した。
35%珪酸ナトリウム(Si02分:26%)を含有す
る水溶液    70% 1−ベグルー2−ヘプタデシル−ベンズイミダゾール−
ジスルホン酸のニナトリウム塩(粉末状)      
    3%水               27%
この溶液(A)667部に、攪拌しながら10分間で7
9部の水酸化ナトリウムのフレークを添加した。この際
、発熱によって反応混合物の温度は55℃まで上昇した
ついで、この反応混合物に55℃で攪拌しながら下記組
成の溶液(B)208部を15分間で加えた。
R2がメチルを意味する式(8)のオリゴマー化合物の
35%水溶液   10% グルコン酸ナトリウム    15.5%塩化マグネシ
ウム六水和物   5.5%水           
    69.0%この溶液(B)添加後の反応混合物
の温度は50℃であった。つづいてこの反応混合物に7
9部の水酸化ナトリウムのフレークをio分間で添加し
た。この時、反応混合物の温度は68℃まで上昇した。
この反応混合物を20℃まで冷却後、下記組成の組成物
1033部が得られた。
(a)R2がメチルを意味する式(8)のオリゴマー化
合物     0.70% (b)グルコン酸ナトリウム 3.12%Cc)珪酸ナ
トリウム   15.82%(d)水酸化ナトリウム 
 15.30%(e)塩化マグネシウム   1.10
%(六水和物として) (f)1−ベンジル−2−ヘブタデシルーベンズイミダ
ゾールジスルホン酸の 二ナトリウム塩    1・94% および   水      62.02%4ケ月後にお
いてもこの組成物は均質に保持された。
え羨勇ヱ 実施例1と同様に操作を実施した。ただし今回は、亜リ
ン酸と酢酸と共に、水性媒質中で三塩化リンと酢酸とか
ら得られたY3が水素を意味する式(12)のモノマー
およびオリゴマー化合物の混合物44%を含有する水溶
液10%が溶液(B)の中に使用された。
しかして下記組成の組成物1033部が得られた。
(a)Y3が水素を意味する式(2)のモノマーとオリ
ゴマー化合物の混合物 0.88% (b)グルコン酸ナトリウム 3.12%(C)珪酸ナ
トリウム   15.82%(d)水酸化ナトリウム 
 15.30%(e)塩化マグネシウム   1.10
%(六水和物として) (f)l−ベンジル−2−ヘプタデシル−ベンズイミダ
ゾールジスルホン酸のニナ トリウム塩        1.94%および  水 
      61.84%4ケ月後においてもこの組成
物は均質に保持された。
実J口1旦 実施例1と同様に操作を実施した。ただし今回は、亜リ
ン酸と酢酸と共に、水性媒質中玉塩化リン、酢酸と無水
酢酸とから得られたY3がアセチルを意味する式(12
)に相当するモノマーおよびオリゴマー化合物の混合物
83%を含有する水溶液10%が溶液(B)の中に使用
された。
しかして下記組成の組成物1033部が得られた。
(a)Y:+がアセチルを意味する式(12)のモノマ
ーとオリゴマー化合物の混合物 1.67% (b)グルコン酸ナトリウム  3.12%(C)珪酸
ナトリウム    15.82%(d)水酸化ナトリウ
ム   15.30%(e)塩化マグネシウム    
1.10%(六水和物として) (f)l−ベンジル−2−ヘプタデシル−ベンズイミダ
ゾールジスルホン酸のニナ トリウム塩        1.94%および  水 
        61.05%4ケ月後においてもこの
組成物は均質に保持された。
衷」目IA 水                 93部1− ヘ
リルー2−ヘプタデシル−ベンズイミダゾールジスルホ
ン酸のニナトリウム塩24部 35%珪酸ナトリウム(Si02分:26%)を含有す
る水溶液   553f!Bからなる溶液(A)670
部に、攪拌しながら10分間で最初水酸化カリウム12
fflを、つぎに水酸化ナトリウム50部を溶解した。
発熱によって反応混合物の温度は55℃まで上昇した。
ついで、この反応混合物に、攪拌しながら下記組成の溶
液(B)208部を加えた。
R2がメチルを意味する式(8)のオリゴマー化合物5
0%を含有する水溶液5.8%グルコン酸ナトリウム 
   15.5%塩化マグネシウム六水和物   5.
5%水               73.2%この
溶液(B)添加後の反応混合物の温度は50℃であった
。つづいてこの反応混合物に60部の水酸化ナトリウム
を10分間で添加溶解した。この時、反応混合物の温度
は68℃まで上昇した。
この反応混合物を20℃まで冷却後、下記組成の組成物
1000部が得られた。
(a)R2がメチルを意味する式(8)のオリゴマー化
合物     0・60% (b)グルコン酸ナトリウム 3,22%(c)珪酸ナ
トリウム   19.3部3%(d+ )水酸化カリウ
ム   1.20%(d2)水酸化ナトリウム 11.
00%(e)塩化マグネシウム   1.14%(六水
和物として) (f)1−ベンジル−2−ヘプタデシル−ベンズイミダ
ゾールジスルホン酸の 二ナトリウム塩    2.40% および   水     61.08%室温で3ケ月貯
蔵後においてもこの組成物は均質に保持された。
実施例5 実施例4と同様に操作を実施した。ただし今回は、成分
(dl)としての水酸化カリウムの1.20%の代りに
水酸化ナトリウムの1.2%を使用した。
下記組成の組成物3000部が得られた。
(a)Rzがメチルを意味する式(8)のオリゴマー化
合物     0.60% (b)グルコン酸ナトリウム 3.22%(c)珪酸ナ
トリウム   19.36%(d)水酸化ナトリウム 
 12.20%(e)塩化マグネシウム   1.14
%(六水和物として) (f)1−ベンジル−2−ヘプタデシル−ベンズイミダ
ゾールジスルホン酸の 二ナトリウム塩    2.40% および   水     61.08%この組成物は優
れた貯蔵安定性を有していた。
衷】11互 実施例4と同様に操作を実施した。ただし今回は、成分
(b)としてグルコン酸ナトリウムの代りに同等量のグ
ルコヘプトン酸ナトリウムを使用した。
下記組成の組成物1000部が得られた。
(a)Rzがメチルを、α味する式(8)のオリゴマー
化合物     0・60% (b)グルコヘプトン酸   3.22%ナトリウム (c)珪酸ナトリウム   19.36%(d+ )水
酸化カリウム   1.20%(d2)水酸化ナトリウ
ム 11.00%(e)塩化マグネシウム   1.1
4%(六水和物として) (f)l−ベンジル−2−ヘプタデシル−ベンズイミダ
ゾールジスルホン酸の 二ナトリウム塩    2.40% および   水     61.08%室温で2ケ月貯
蔵後においてもこの組成物はいぜんとして均質に保持さ
れていた。
実施例1乃至6における、成分(b)としてのグルコン
酸ナトリウムをそれぞれソルビトール、マンニトール、
キシリトールに変更して操作を実施したとこ為同様に貯
蔵安定性の優れた組成物が得られた。
よJjLZ 実施例4と同様に操作を実施した。ただし今回は塩化マ
グネシウム(六水和物)の代りに、酢酸マグネシウム(
四水和物)または硫酸マグネシウム(七水和物)を成分
(e)として使用した。上記実施例と同様に良好な貯蔵
安定性を有する組成物が得られた。
支直亘1 水               574部1−ベグル
ー2−ヘプタデシル〜ベンズイミダゾールジスルホン酸
のニナトリウム塩5部 35%珪酸ナトリウム(Si02分:26%)を含有す
る水溶液      143部からなる溶液(A)67
0部に、攪拌しながら10分間で最初水酸化カリウム1
0部を、つぎに水酸化ナトリウム35部を溶解した。
発熱によって反応混合物の温度は55−40℃まで上昇
した。ついで、この反応混合物に攪拌しながら下記組成
の溶液(B)208部を加えた。
R2がメチルを意味する式(8)の七ツマー化合物50
%を含有する水溶液0.97%グルコン酸ナトリウム 
   1.93%塩化マグネシウム六水和物  0.2
4%水             96.86%この溶
液(B)添加後の反応混合物の温度は50℃であった。
つづいてこの反応混合物に45部の水酸化ナトリウムを
10分間で添加溶解した。この時、反応混合物の温度は
68乃至70℃まで上昇した。
この反応混合物を20℃まで冷却後2下記組成の透明な
稀薄液状組成物1ooo部が得られた。
(a)R2がメチルを意味する式(8)のオリゴマー化
合物     0.1% (b)グルコン酸ナトリウム 0.4%(C)珪酸ナト
リウム    5.0%(dl)水酸化カリウム   
1.0%(dl)水酸化ナトリウム  8.0%(e)
塩化マグネシウム   0.05%(六水和物として) (f)1−ベンジル−2−ヘプタデシル−ベンズイミダ
ゾールジスルホン酸の 二ナトリウム塩    2,40% および   水     94.85%この組成物は良
好な貯蔵安定性を有していた。
11口1旦 水                 28部1−ベグ
ルー2−ヘプタデシル−ベンズイミダゾールジスルホン
酸のニナトリウム塩30部 35%珪酸ナトリウム(Si02分:26%)を含有す
る水溶液      572部からなる溶液(A)63
0部に、攪拌しながら10分間で最初水酸化カリウム2
0部を、つぎに水酸化ナトリウム85部を溶解した。
発熱によって反応混合物の温度は55−[10”0まで
上昇した。ついで、この反応混合物に攪拌しながら下記
組成の溶液(B)208部を加えた。
R2がメチルを意味する式(8)のモノマー化合物50
%を含有する水溶液19.23  %グルコン酸ナトリ
ウム     38.48  %塩化マグネシウム六水
和物   8,81  %水            
     32.70   %この溶液(B)添加後の
反応混合物の温度は50℃であった。つづいてこの反応
混合物に105部の水酸化ナトリウムを10分間で添加
溶解した。この時、反応混合物の温度は70℃まで上昇
した。
この反応混合物を20℃まで冷却後、下記組成分を含有
する流動性ペーストの形状の組成物1048部が得られ
た。
(a)R2がメチルを意味する式(8)のオリゴマー化
合物      2.0θ% (b)グルコン酸ナトリウム  8.00%(C)珪酸
ナトリウム    20.00%(dl)水酸化カリウ
ム   2.00%(dl)水酸化ナトリウム  19
.00%(e)塩化マグネシウム    2.00%(
六水和物として) (f)1−ベンジル−2−ヘプタデシル−ベンズイミダ
ゾールジスルホン酸の 二ナトリウム塩    3,00% および   水      44.00%支ム亘ユ副 生地木綿織物にパッド含浸法によって下記成分を含有(
量は1リットル当り)している水性漂白浴を含浸させた
実施例1による水性組成物     25gペンタデカ
ン−1−スルホン酸ナトリウム塩1 、6 g 酸化エチレン4モルとデシルアルコールとラウリルアル
コールとの混合物1モルとからの付加物       
     0.5g35%過酸化水素水溶液     
 20m1ピツクアツプが100%となるまで絞った。
ついでこの織物を約100”0で10分間スチミーング
した。そのあと直ちに、最初に熱水(90乃至98℃)
で、つぎに温水でそして最後に冷水ですすぎ洗いした。
この織物を次ぎに稀釈酢酸水溶液で洗って中和し、脱水
し、そして最後に100℃で乾燥した。
このようにして処理された織物には皮膜は全く見られな
かった。そしてドイツ工業規格(DIN)53924に
よる再湿潤性の評価値は2、5  s/1aysという
すばらしい数値を示した。漂白された織物の漂白前の生
地織物と比較した白色度増加をチバーガイギ−(C:I
BA−GEIGY)白色尺度[R,Griesser 
TensideDetergents”、 12巻 、
No、2.93−100頁(1975)参照Jに従って
判定した。処理前の生地織物の値は−38,これに対し
て漂白後の織物の値は+58であった。また、未漂白織
物の平均重合(D P)度は漂白によって実質的低下を
受けなかった。スイス工業規格(SNV)による数値で
は漂白前が2550そして漂白後が2380であった。
処理後の残存過酸化物濃度はまだ29%もあった。この
漂白浴はざらにつぎの漂白にも使用可能である0通常は
、過酸化水素濃度が20%以下まで低下するとその漂白
浴は使用不能となる。比較のため、漂白浴に成分(IL
)と成分(e)とからのマグネシウム錯塩を全く含有し
ていない組成物を使用した場合にはその浴に含有されて
いた過酸化水素は相当に分解された。この場合の漂白後
の残存過酸化物濃度はわずかに2%であった。
実施例2の組成物25gまたは実施例3の組成物25g
を漂白浴に添加した場合にも、同様な好結果が得られた
。また、ノリ抜きした、まだ濡れている木綿織物をいわ
ゆるウェット−イン−ウェットのパジング法により高濃
度水性漂白浴で、20%ピックアップまで含浸させた。
使用した漂白浴は1リットル当り実施例1.2または3
の水性組成物125gおよび35%過酸化水素水溶液1
00m1を含有しているものであった。含浸後、上記と
同様にスチーミングし、洗浄し、中和し、脱水しそして
乾燥した。この場合にも上記と同様な好結果が得られた
実施例11 生地木綿織物をウィンス染色機を使用して吸尽法により
、1:40の浴比、90℃の温度で15分間漂白処理し
た。
使用した水性漂白浴は下記の組成を有していた(量は1
リットル当り): 実施例1による水性組成物     12g水酸化ナト
リウム          2gペンタデカン−1−ス
ルホン酸ナトリウム塩0.3g 酸化エチレン4モルとデシルアルコールとラウリルアル
コールとの混合物1モルとからの付加物       
     0.1g35%過酸化水素水溶液     
 20m1この織物を実施例10と同様に洗浄し、中和
し、脱水し、そして乾燥した。
このようにして漂白された織物には皮膜がなかった。織
物の白色度は漂白前の−40から漂白後の+69へ高め
られた。漂白後の漂白浴の残存過酸化物濃度は46%で
あった。
同様な好結果が実施例?または実施例3による組成物1
2gを使用した場合にも得られた。
実施例12 生地木綿織物にパッド含浸法によって下記成分を含有(
量は1リットル当り)している水性漂白浴を含浸させた
実施例1による水性組成物     25g水酸化ナト
リウム          7gペンタデカン−1−ス
ルホン酸ナトリウム塩1.6g 酸化エチレン4モルとデシルアルコールとラウリルアル
コールとの混合物1モルとからの付加物       
     0.5g35%過酸化水素水溶液     
 50m1ピツクアツプが100%となるまで絞った。
この含浸された織物をロール巻にしてプラスチックフィ
ルムで気密に包装した。これを湿潤状態で24時間室温
(15乃至25℃)に放置した。
このあと実施例1Oに記載したように洗浄し、中和し、
脱水し、そして乾燥した。
このようにして漂白された織物には皮膜がなかった。織
物の白色度は漂白前の−77から漂白後の+55へ高め
られた。漂白後の漂白浴の残存過酸化物濃度は53%で
あった。
同様な好結果が実施例2または実施例3による組成物2
5gを漂白浴の中に使用した場合にも得られた。
1ム亘±1 浴1リットルについて、 実施例4による水性組成物     25g35%過酸
化水素水溶液      201ペンタデカン−1−ス
ルホン酸ナトリウム塩1.6g 酸化エチレン4モルとデシルアルコールとラウリルアル
コールとの混合物1モルとからの付加物       
      0,5gを含有している漂白浴に木綿35
%とポリエステル65%とからの混合繊物生地を入れて
浴を含浸させそしてピックアップ90%まで絞った。つ
ぎにこの含浸された織物を100℃で5分間スチーミン
グし、つづいて熱水、温水、冷水で各1分間洗浄し、中
和し、そして乾燥した。この漂白によって処理織物の白
色度はチバーガイギー白色尺度で0から55まで増加さ
れた。過酸化水素濃度は処理後においてもなお元の値の
58%あった。
漂白された織物は漂白によって実質的にほとんど損傷を
受けなかった。DP度は漂白前が2760であり、漂白
後が2690であった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、少なくとも、 (a)式 (1)▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Y_1は水素または−CO−T_1を意味し、
    R_1、X_1およびT_1はそれぞれ独立的に1乃至
    4個の炭素原子を有するアルキル基を意味し、そしてm
    _1は1乃至17の整数である)に相当するモノマーお
    よびオリゴマー化合物の混合物、 (b)ポリヒドロキシ化合物、 (c)アルカリ金属ケイ酸塩、 (d)アルカリ金属水酸化物、 (e)マグネシウム塩、および (f)アリキル−、アリール−またはアルカリール−ジ
    スルホン酸アルカリ金属塩 を含有することを特徴とする水性組成物。 2、成分(a)として式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Y_2は水素または−CO−R_1を意味し、
    R_1は1乃至4個の炭素原子を有するアルキル基を意
    味し、そしてm_2は1乃至15の整数である)に相当
    するモノマーおよびオリゴマー化合物の混合物を含有す
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の組成
    物。 3、成分(a)として式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_2はメチルまたはエチルを意味し、そして
    m_3は1乃至13の整数である)に相当するモノマー
    およびオリゴマー化合物の混合物を含有することを特徴
    とする特許請求の範囲第2項に記載の組成物。 4、成分(a)として式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Y_3は水素またはアセチルを意味しそしてm
    _4は1乃至4の整数である)に相当するモノマーおよ
    びオリゴマー化合物の混合物を含有することを特徴とす
    る特許請求の範囲第2項に記載の組成物。 5、成分(a)として式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Y_1は水素または−CO−T_1を意味し、
    R_1、X_1およびT_1はそれぞれ独立的に1乃至
    4個の炭素原子を有するアルキル基を意味し、そしてn
    _1は1乃至16の整数である)のオリゴマー化合物を
    含有することを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至4
    項のいずれかに記載の組成物。 6、成分(a)として式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Y_2は水素または−CO−R_1を意味し、
    R_1は1乃至4個の炭素原子を有するアルキル基を意
    味し、そしてn_2は1乃至14の整数である)のオリ
    ゴマー化合物を含有することを特徴とする特許請求の範
    囲第5項に記載の組成物。 7、成分(a)として式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_2はメチルまたはエチルを意味し、そして
    n_3は1乃至12の整数である)のオリゴマー化合物
    を含有することを特徴とする特許請求の範囲第6項に記
    載の組成物。 8、成分(a)として式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Y_3は水素またはアセチルを意味しそしてn
    _4は1乃至3の整数である)のオリゴマー化合物を含
    有することを特徴とする特許請求の範囲第6項に記載の
    組成物。 9、成分(a)として式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Y_1は水素または−CO−T_1を意味し、
    R_1およびT_1はそれぞれ独立的に1乃至4個の炭
    素原子を有するアルキル基を意味する)のモノマー化合
    物を含有することを特徴とする特許請求の範囲第1項乃
    至4項のいずれかに記載の組成物。 10、成分(a)として式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Y_2は水素または−CO−R_1を意味し、
    R_1は1乃至4個の炭素原子を有するアルキル基を意
    味しそしてR_2はメチルまたはエチルを意味する)の
    モノマー化合物を含有することを特徴とする特許請求の
    範囲第9項に記載の組成物。 11、成分(a)として式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_2はメチルまたはエチルを意味する)のモ
    ノマー化合物を含有することを特徴とする特許請求の範
    囲第10項に記載の組成物。 12、成分(a)として式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Y_3は水素またはアセチルを意味する)のモ
    ノマー化合物を含有することを特徴とする特許請求の範
    囲第10項に記載の組成物。 13、成分(b)として少なくとも2つのヒドロキシル
    基を有するポリヒドロキシ化合物を含有することを特徴
    とする特許請求の範囲第1項に記載の組成物。 14、成分(b)として式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中Q_1とQ_2はそれぞれ独立的に −CH_2OH、−CHOまたは−COOMを意味し、
    Mは水素またはアルカリ金属を意味し、そしてqは2乃
    至5の整数である)のポリヒドロキシ化合物を含有する
    ことを特徴とする特許請求の範囲第13項に記載の組成 物。 15、成分(b)として式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中Mとq_2は特許請求の範囲第14項に記載の意
    味を有する)のヒドロキシカルボン酸またはこのヒドロ
    キシカルボン酸のラクトンを含有することを特徴とする
    特許請求の範囲第14項に記載の組成物。 16、成分(b)としてグルコン酸、そのアルカリ金属
    塩またはγ−ラクトンを含有することを特徴とする特許
    請求の範囲第15項に記載の組成物。 17、成分(c)として珪酸ナトリウムを含有すること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の組成物。 18、成分(d)とし水酸化カリウムおよび/または水
    酸化ナトリウムを含有することを特徴とする特許請求の
    範囲第1項に記載の組成物。 19、成分(d)として水酸化カリウムと水酸化ナトリ
    ウムとの混合物を含有することを特徴とする特許請求の
    範囲第18項に記載の組成物。 20、成分(e)として酢酸マグネシウム、硫酸マグネ
    シウムまたは塩化マグネシウムを含有することを特徴と
    する特許請求の範囲第1項に記載の組成物。 21、成分(f)とし8乃至20個の炭素原子を有する
    アルキルジスルホン酸のジナトリウム塩を含有すること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の組成物。 22、成分(f)として、ナフタリンモノスルホン酸の
    2または3モルとホルムアルデヒドの1または2モルと
    の縮合生成物を含有することを特徴とする特許請求の範
    囲第1項に記載の組成物。 23、成分(f)とベンジル−C_8−C_2_2−ア
    ルキルベンズイミダゾール−ジスルホン酸のジナトリウ
    ム塩を含有することを特徴とする特許請求の範囲第1項
    に記載の組成物。 24、組成物の全重量を基準にして、 成分(a)を0.1乃至2.0重量%、 成分(b)を0.4乃至8.0重量%、 成分(c)を5.0乃至20.0重量%、 成分(d)を9.0乃至21.0重量%、 成分(e)を0.05乃至2.0重量%、 成分(f)を0.5乃至3.0重量%、および 水を44.0乃至84.95重量%を含有していること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項乃至23項のいずれ
    かに記載の組成物。 25、特許請求の範囲第1項乃至24項のいずれかに記
    載の組成物の製造方法において、成分(c)と(f)と
    の水性溶液(A)に成分(d)の全量の半分を加え、つ
    いでその溶液(A)に成分(a)、(b)、及び(e)
    を含有する水性溶液(B)を加え、そして 最後に溶液(A)と(B)との混合物に成分(d)の残
    量を加えることを特徴とする方 法。 26、溶液(A)と成分(d)の半分との混合、次ぎの
    溶液(B)との混合、ならびに最後の成分(d)の残り
    の半分との混合を高くとも80℃の温度で実施すること
    を特徴とする特許請求の範囲第25項に記載の方法。 27、少なくとも1種のペル化合物を含有する、セルロ
    ース含有繊維材料の前処理のための水性浴中の漂白活性
    化剤および漂白安定化剤として特許請求の範囲第1項乃
    至24項のいずれかに記載の組成物を使用する用法。 28、セルロース含有繊維材料の漂白方法において、少
    なくとも1種のペル化合物と特許請求の範囲第1項乃至
    24項のいずれかに記載の組成物とを含有する水性浴で
    該繊維材料を処理することを特徴とする方法。 29、少なくとも1種のペル化合物と特許請求の範囲第
    1項乃至24項のいずれかに記載の組成物とを含有する
    ことを特徴とする特許請求の範囲第28項に記載の方法
    を実施するための水性浴。 30、特許請求の範囲第28項に記載の方法によって漂
    白されたセルロース含有繊維材 料。 31、漂白された繊維材料がセルロース繊維またはセル
    ロース繊維と合成繊維との混合物からなることを特徴と
    する特許請求の範囲第30項に記載の繊維材料。
JP61169072A 1985-07-19 1986-07-19 ペル化合物の存在下でセルロ−ス含有繊維材料を漂白するための水性、アルカリ性ケイ酸塩含有組成物 Granted JPS6257980A (ja)

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