JPS6257670B2 - - Google Patents

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JPS6257670B2
JPS6257670B2 JP59222926A JP22292684A JPS6257670B2 JP S6257670 B2 JPS6257670 B2 JP S6257670B2 JP 59222926 A JP59222926 A JP 59222926A JP 22292684 A JP22292684 A JP 22292684A JP S6257670 B2 JPS6257670 B2 JP S6257670B2
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JP
Japan
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aluminum alloy
alloy powder
zinc
powder
paint
Prior art date
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Expired
Application number
JP59222926A
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English (en)
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JPS61101565A (ja
Inventor
Masatoshi Senba
Hajime Hisaraku
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Chugoku Marine Paints Ltd
Original Assignee
Chugoku Marine Paints Ltd
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Publication date
Application filed by Chugoku Marine Paints Ltd filed Critical Chugoku Marine Paints Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
(発明の利用分野) 本発明は船舶、海洋構造物、プラント、橋梁、
陸上タンク等の鋼材加工工程における耐熱性と防
食性にすぐれたシヨツププライマー(鋼材前処理
塗料)として利用される無機質塗料に関する。 (従来の技術) 従来、シヨツププライマーとしては、種々のタ
イプの塗料が使用されてきて、現在は無機質亜鉛
塗料が、そのすぐれた防食性、熱加工性などで、
船舶、海洋構造物、プラント等のシヨツププライ
マーとして主流となつている。 (本発明が解決しようとする問題点) しかし、無機質亜鉛塗料は、その塗膜形成材料
として亜鉛末を多量に使用しているが、亜鉛の融
点が419℃であるため、400℃以上の耐熱性には乏
しく、400℃以上では塗膜剥離、亜鉛の酸化によ
る変色・防食性の低下などの塗膜欠陥を生じるの
で、より以上の高温に耐えるシヨツププライマー
の開発が望まれている。 また、無機質亜鉛塗料の塗膜は、そのまま放置
されると亜鉛の酸化による亜鉛化合物(白さび)
が発生し、この白さびが上塗り塗装する場合に上
塗塗料の付着性を阻害する原因ともなる。 そこで本発明の目的は耐熱性、耐食性を著しく
向上せしめた無機質塗料を提供することにある。 (問題点を解決するための手段) 本発明者は、亜鉛より高温の融点をもつ金属粉
に着目し、しかも展色材(シリケート)と反応性
のある金属粉を検討した結果、Al−Si−Znの三
成分を主体としたアルミニウム合金粉末を使用す
ると、造膜性もよく、耐熱性、防食性のよい塗料
が得られることを見出した。 これは、AlにSiが入ることにより融点が高くな
り耐熱性が向上すると同時に合金中のZnが展色
材中の硅酸分(SiO2)と反応し塗膜を形成するも
のである。 このことは、Al−Si合金を使用した場合、耐熱
性はよいが、展色剤との反応がないため造膜性が
悪いことからも明らかである。 アルミニウム合金については、Al−Zn合金粉
末を塗料に使用することは既に紹介されているが
耐熱性は向上しない。 本発明の特徴は、Al−Si−Znの三成分を主体
としたアルミニウム合金粉末単独又は亜鉛末との
混合物と、展色材とを混合したところにある。 このようにアルミニウム合金粉末は、Al−Si−
Znの三成分で、その成分の割合は、Alが40〜80
%(重量、以下同じ)好ましくは50〜72%,Siが
15〜30%好ましくは15〜21%,Znが2.3〜40%好
ましくは10〜31%の範囲内にある。 この合金の組成がこの範囲外の場合は本発明の
目的達成に不都合な結果となる。即ちAl含有率
が40%未満の場合は、耐熱性や耐熱後の防食性が
著しく不良となり、またこれが80%を越えると造
膜性や防食性が低下する。またSiが15%未満の場
合は耐熱性が不良となり、これが30%を越える
と、安定した合金を作ることが困難となる。さら
にZn含有率が2.3%未満であると造膜性、防食性
および耐候性が極端に低下し、逆に40%を越える
と、耐熱性や耐熱後の防食性が不良となる。 また前記のアルミニウム合金を塗膜中20〜95%
で単独または亜鉛末と併用することにより、耐熱
性にすぐれた防食塗膜を提供することを特徴とし
ている。 次に、本発明の塗料において使用されるアルミ
ニウム合金粉末の組成を表1に示す。アルミニウ
ム合金単独で使用する場合は、防食性の点から亜
鉛含有量10%以上が望ましいが、亜鉛末と併用す
る場合は合金中の亜鉛含有量2.3%以上あれば実
用上問題ない。 アルミニウム合金粉末の形状としては、粒状、
フレーク状および両者の混在でも、いずれも使用
できる。 アルミニウム合金粉末と亜鉛末と併用する場
合、亜鉛末の混合割合は、合金粉末に対し20〜
150%の範囲で使用できるが、好ましくは20〜100
%が適当である。亜鉛末の量が合金粉末に対し
150%以上では耐熱性が向上せず、また20%以下
になると長期防食性が低下する。 また、合金粉末の粒径については、25μ以下が
適当であり、40μをこえると塗装作業性、薄膜時
の造膜効果に欠点が生じる。 展色材としては、一般に無機質塗料材料として
使用されているアルキルシリケート、アルカリシ
リケート、コロイダルシリカなどが選択使用でき
る。 また、塗装作業性など向上のために、ポリビニ
ルブチラール樹脂などの有機樹脂を少量添加する
こともできる。 (本発明の効果) 本発明塗料をシヨツププライマーとして使用し
た場合、鋼板の加工工程で溶接、溶断または歪み
取り作業などの熱処理後の塗膜の焼損劣化が少
く、また、一般暴露においても白さびの発生が大
幅に減少するので、上塗塗装時に焼損劣化塗膜お
よび白さびを除去する必要もなくなり、下地処理
工数を大幅に低減することができる。 また、溶接時、ガス化による熱減量が少ないた
め、ピツト、ブローホールなどの溶接部の欠陥も
減少する。 (実施例) 表1に示す合金粉末を用い各配合例(表2)の
塗料を調整した。調整した各塗料をサイドブラス
ト処理した鋼板(70×150×2.3mm)の片面に乾燥
膜厚20μになるように塗装し、7日間室内で乾燥
させた後下記試験を行なつた。 (1) 付着性(NTカツター(商品名)で1mm幅の
ゴバン目を100個作り、セロテープ(商品名)
を貼りつけて急激にはがしたときの塗膜の残存
数で付着性を評価する) (2) 防食性(35℃,5%塩水の噴霧中に500時間
バクロしたのち塗膜状態を調査する) (3) 耐熱性(600℃および700℃の炉内に1時間放
置したのち塗膜の状態を調査する。次いで、35
℃,5%塩水の噴霧中に100時間バクロし防食
性の変化を調査する) (4) 耐候性(南面45度で屋外にバクロし、3カ月
後の塗膜を調査する) 上記試験結果を表3に示す。この表から明らか
なように本発明塗料は比較例の無機質亜鉛塗料に
比して、防食性は良好であり、白さびの発生は少
なく、耐熱性も向上する。 色相が要求される場合はアルミニウム合金粉末
又は亜鉛末の一部を通常使用されている無機顔
料、有機顔料に変更する。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 Al−Si−Znの三成分を主体としたアルミニ
    ウム合金粉末単独又は亜鉛末との混合物と展色剤
    とを混合し、上記アルミニウム合金粉末の組織が
    Alは40〜80%(重量、以下同じ)、Siは15〜30
    %、Znは2.3〜40%の範囲にあることを特徴とす
    る無機質塗料。 2 特許請求の範囲第1項において、アルミニウ
    ム合金粉末の平均粒径は25μ以下であることを特
    徴とする無機質塗料。 3 特許請求の範囲第1項において、アルミニウ
    ム合金粉末が塗膜中に20〜95%含有されることを
    特徴とする無機質塗料。 4 特許請求の範囲第1項において、亜鉛末の混
    合割合がアルミニウム合金粉末に対し20〜150%
    の範囲であることを特徴とする無機質塗料。 5 特許請求の範囲第1項において、展色材はア
    ルキルシリケート、アルカリシリケート、コロイ
    ダルシリカから選択された少くとも一つであるこ
    とを特徴とする無機質塗料。
JP22292684A 1984-10-25 1984-10-25 無機質塗料 Granted JPS61101565A (ja)

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JP22292684A JPS61101565A (ja) 1984-10-25 1984-10-25 無機質塗料

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JPS61101565A JPS61101565A (ja) 1986-05-20
JPS6257670B2 true JPS6257670B2 (ja) 1987-12-02

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JPS6060164A (ja) * 1983-09-13 1985-04-06 Toyo Alum Kk 高耐熱性アルミ合金粉末防食顔料

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JPS61101565A (ja) 1986-05-20

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