JPS6256937B2 - - Google Patents
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- JPS6256937B2 JPS6256937B2 JP3686184A JP3686184A JPS6256937B2 JP S6256937 B2 JPS6256937 B2 JP S6256937B2 JP 3686184 A JP3686184 A JP 3686184A JP 3686184 A JP3686184 A JP 3686184A JP S6256937 B2 JPS6256937 B2 JP S6256937B2
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Description
この発明は、従来使用されている42アロイ
(Fe−42%Ni合金)やリン青銅(Cu−6%Sn−
0.2%P合金)と同等の機械的強度を有し、さら
にはるかに優れた電導性を示し加えて耐熱性等の
良好なIC、LSIなどの半導体機器のリード材用銅
合金に関するものである。 一般に、半導体機器用リード材には次のような
特性が要求されている。即ち、 (1) 電気(熱)の伝導度が良いこと(熱伝導性は
概ね電導性と比例する) (2) 機械的強度が高いこと (3) 曲げ加工性が良いこと(そのためには、伸び
が大きいこと) (4) 耐熱性が優れていること (5) メツキ性が良いこと 従来、半導体機器のリード材には42アロイやリ
ン青銅などが用いられているが、42アロイは引張
強さ、耐熱性は優れているが、電導性が非常に悪
く伸びも悪いという欠点があり、また、リン青銅
は引張強さ、伸びともに優れているが、耐熱性、
電導度が悪いという欠点があつた。 したがつて、この発明の目的は、従来使用され
ている42アロイやリン青銅と同等の引張強さを有
し、さらにはるかに優れた電導性を示し加えて耐
熱性と伸び(したがつて曲げ加工性)の良好な半
導体機器のリード材用の合金を得ることである。 本発明者らは、種々研究を行なつた結果、特定
の組成を有するCu−Cr−Ni−Sn−Ti系合金が上
記目的を達成すること、上記の五元系Cu合金に
Siを含有させることにより更に電導性が向上する
こと及び上記の五元系Cu合金にZrを含有させる
ことにより更に引張強さが向上することを知見し
た。 この出願の発明は上記知見に基いて発明された
ものであり、 その第一は、 Cr:0.05〜0.50%、 Ni:0.20〜1.2%、 Sn:0.30〜1.5%、 Ti:0.10〜1.0%未満 を含有し、残りがCuおよび不可避不純物からな
る組成(以上、重量%)を有する半導体機器のリ
ード材用銅合金であり、 その第二は、 Cr:0.05〜0.50%、 Ni:0.20〜1.2%、 Sn:0.30〜1.5%、 Ti:0.10〜1.0%未満 を含有し、さらに Si:0.01〜0.1%未満 を含有し、残りがCuおよび不可避不純物からな
る組成(以上、重量%)を有する半導体機器のリ
ード材用銅合金であり、 その第三は、 Cr:0.05〜0.50%、 Ni:0.20〜1.2%、 Sn:0.30〜1.5%、 Ti:0.10〜1.0%未満 を含有し、さらに Zr:0.01〜0.12% を含有し、残りがCuおよび不可避不純物からな
る組成(以上、重量%)を有する半導体機器のリ
ード材用銅合金であり、 その第四は、 Cr:0.05〜0.50%、 Ni:0.20〜1.2%、 Sn:0.30〜1.5%、 Ti:0.10〜1.0%未満 を含有し、さらに Si:0.01〜0.1%未満、 Zr:0.01〜0.12% を含有し、残りがCuおよび不可避不純物からな
る組成(以上、重量%)を有する半導体機器のリ
ード材用銅合金である。 次に、この発明の合金における成分の添加理
由、及び組成範囲を上記のように限定した理由に
ついて述べる。 (a) Cr CrはCU合金の引張強さ、電導度、耐熱性の
改善のために添加されるが、その含有量が0.05
%未満ではその効果が得られず、0.50%を越え
ると多量にストリンガーが発生し、メツキ性を
阻害し、この結果、たとえば、加熱によりメツ
キ部にふくれが発生する。したがつて、その含
有量を0.05〜0.50%とした。 (b) Ni NiはCu合金の引張強さの改善のために添加
されるが、その含有量が0.20%未満ではその効
果が得られず、また、1.2%を越えると電導度
の大幅な低下をきたすので、その含有量を0.20
〜1.2%とした。 (c) Ti Tiは同様にCu合金の引張強さの改善のため
に添加されるが、その含有量が0.10%未満では
その効果が得られず、また、1.0%以上では電
導度の大幅な低下をきたすので、その含有量を
0.10〜1.0%未満とした。 (d) Sn SnはCu合金の伸び、ひいては曲げ加工性の
改善のために添加されるが、その含有量が0.30
%未満ではその効果が得られず、また、1.5%
を越えると電導度の低下をきたすため、その含
有量を0.30〜1.5%とした。 以下、この出願の第二及び第四発明の添加成分
であるSi並びに、第三及び第四発明の添加成分で
あるZrについての添加理由と組成範囲限定理由を
述べると、 (e) Si 知見事項の所でも述べたように、電導度をよ
り高くするためにSiを添加するが、Si含有量が
0.01%未満ではその効果が得られず、0.1%以
上ではメツキ性を阻害するため、その含有量を
0.01〜0.1%未満とした。 (f) Zr 知見事項の所でも述べたように、引張強さの
より一層の改善のためにZrを添加するが、Zr含
有量が0.01%未満ではその効果が得られず、ま
た0.12%を越えると冷間加工性を阻害(詳しく
は、冷間圧延割れが発生)するため、その含有
量を0.01〜0.12%とした。 次に、本発明合金の構成及び効果を、実施例に
より比較例とともに示す。 実施例及び比較例 真空溶融炉にて第1表に示す組成の銅合金を溶
融・鋳造し、35mm×120mm×200mmの鋳塊を得た。
次にこれを面削し、熱間圧延(850℃)を行な
い、厚さ10mmとした後、900℃にて30分間溶体化
を行ない、水中急冷した。次いで冷間圧延と焼鈍
(600℃)をくり返し行ない、最終加工率50%、最
終板厚0.3mmにした後、500℃にて100分間時効処
理を施した。 これらの薄板について引張強さ、伸び、導電
率、耐熱性、メツキ性の測定を行なつた。 引張強さと伸びの測定はJIS−Z2241に基いて
行なつた。 耐熱性は、上記薄板よりJIS−Z2201に基いて
試験片を採取し、種々の温度にてアルゴン
(Fe−42%Ni合金)やリン青銅(Cu−6%Sn−
0.2%P合金)と同等の機械的強度を有し、さら
にはるかに優れた電導性を示し加えて耐熱性等の
良好なIC、LSIなどの半導体機器のリード材用銅
合金に関するものである。 一般に、半導体機器用リード材には次のような
特性が要求されている。即ち、 (1) 電気(熱)の伝導度が良いこと(熱伝導性は
概ね電導性と比例する) (2) 機械的強度が高いこと (3) 曲げ加工性が良いこと(そのためには、伸び
が大きいこと) (4) 耐熱性が優れていること (5) メツキ性が良いこと 従来、半導体機器のリード材には42アロイやリ
ン青銅などが用いられているが、42アロイは引張
強さ、耐熱性は優れているが、電導性が非常に悪
く伸びも悪いという欠点があり、また、リン青銅
は引張強さ、伸びともに優れているが、耐熱性、
電導度が悪いという欠点があつた。 したがつて、この発明の目的は、従来使用され
ている42アロイやリン青銅と同等の引張強さを有
し、さらにはるかに優れた電導性を示し加えて耐
熱性と伸び(したがつて曲げ加工性)の良好な半
導体機器のリード材用の合金を得ることである。 本発明者らは、種々研究を行なつた結果、特定
の組成を有するCu−Cr−Ni−Sn−Ti系合金が上
記目的を達成すること、上記の五元系Cu合金に
Siを含有させることにより更に電導性が向上する
こと及び上記の五元系Cu合金にZrを含有させる
ことにより更に引張強さが向上することを知見し
た。 この出願の発明は上記知見に基いて発明された
ものであり、 その第一は、 Cr:0.05〜0.50%、 Ni:0.20〜1.2%、 Sn:0.30〜1.5%、 Ti:0.10〜1.0%未満 を含有し、残りがCuおよび不可避不純物からな
る組成(以上、重量%)を有する半導体機器のリ
ード材用銅合金であり、 その第二は、 Cr:0.05〜0.50%、 Ni:0.20〜1.2%、 Sn:0.30〜1.5%、 Ti:0.10〜1.0%未満 を含有し、さらに Si:0.01〜0.1%未満 を含有し、残りがCuおよび不可避不純物からな
る組成(以上、重量%)を有する半導体機器のリ
ード材用銅合金であり、 その第三は、 Cr:0.05〜0.50%、 Ni:0.20〜1.2%、 Sn:0.30〜1.5%、 Ti:0.10〜1.0%未満 を含有し、さらに Zr:0.01〜0.12% を含有し、残りがCuおよび不可避不純物からな
る組成(以上、重量%)を有する半導体機器のリ
ード材用銅合金であり、 その第四は、 Cr:0.05〜0.50%、 Ni:0.20〜1.2%、 Sn:0.30〜1.5%、 Ti:0.10〜1.0%未満 を含有し、さらに Si:0.01〜0.1%未満、 Zr:0.01〜0.12% を含有し、残りがCuおよび不可避不純物からな
る組成(以上、重量%)を有する半導体機器のリ
ード材用銅合金である。 次に、この発明の合金における成分の添加理
由、及び組成範囲を上記のように限定した理由に
ついて述べる。 (a) Cr CrはCU合金の引張強さ、電導度、耐熱性の
改善のために添加されるが、その含有量が0.05
%未満ではその効果が得られず、0.50%を越え
ると多量にストリンガーが発生し、メツキ性を
阻害し、この結果、たとえば、加熱によりメツ
キ部にふくれが発生する。したがつて、その含
有量を0.05〜0.50%とした。 (b) Ni NiはCu合金の引張強さの改善のために添加
されるが、その含有量が0.20%未満ではその効
果が得られず、また、1.2%を越えると電導度
の大幅な低下をきたすので、その含有量を0.20
〜1.2%とした。 (c) Ti Tiは同様にCu合金の引張強さの改善のため
に添加されるが、その含有量が0.10%未満では
その効果が得られず、また、1.0%以上では電
導度の大幅な低下をきたすので、その含有量を
0.10〜1.0%未満とした。 (d) Sn SnはCu合金の伸び、ひいては曲げ加工性の
改善のために添加されるが、その含有量が0.30
%未満ではその効果が得られず、また、1.5%
を越えると電導度の低下をきたすため、その含
有量を0.30〜1.5%とした。 以下、この出願の第二及び第四発明の添加成分
であるSi並びに、第三及び第四発明の添加成分で
あるZrについての添加理由と組成範囲限定理由を
述べると、 (e) Si 知見事項の所でも述べたように、電導度をよ
り高くするためにSiを添加するが、Si含有量が
0.01%未満ではその効果が得られず、0.1%以
上ではメツキ性を阻害するため、その含有量を
0.01〜0.1%未満とした。 (f) Zr 知見事項の所でも述べたように、引張強さの
より一層の改善のためにZrを添加するが、Zr含
有量が0.01%未満ではその効果が得られず、ま
た0.12%を越えると冷間加工性を阻害(詳しく
は、冷間圧延割れが発生)するため、その含有
量を0.01〜0.12%とした。 次に、本発明合金の構成及び効果を、実施例に
より比較例とともに示す。 実施例及び比較例 真空溶融炉にて第1表に示す組成の銅合金を溶
融・鋳造し、35mm×120mm×200mmの鋳塊を得た。
次にこれを面削し、熱間圧延(850℃)を行な
い、厚さ10mmとした後、900℃にて30分間溶体化
を行ない、水中急冷した。次いで冷間圧延と焼鈍
(600℃)をくり返し行ない、最終加工率50%、最
終板厚0.3mmにした後、500℃にて100分間時効処
理を施した。 これらの薄板について引張強さ、伸び、導電
率、耐熱性、メツキ性の測定を行なつた。 引張強さと伸びの測定はJIS−Z2241に基いて
行なつた。 耐熱性は、上記薄板よりJIS−Z2201に基いて
試験片を採取し、種々の温度にてアルゴン
【表】
【表】
ガス雰囲気中で1時間加熱した後、引張試験を行
ない、その強度が、加熱処理を行なつていない材
料の強度と完全に焼鈍軟化した材料の強度との和
の1/2を示す加熱温度(半軟化温度)として求め
た。 メツキ性は試料表面に厚さ5μm程度の電気銀
メツキを施し、アルゴンガス雰囲気中で430℃に
5分間加熱し、放冷後目視にてふくれの有無を評
価した。 上記結果を第1表に示す。 第1表により明らかなように、本発明合金は、
引張強さ62〜72Kg/mm2、導電率55〜65%IACS、
半軟化温度450〜500℃、伸び5.8〜8.3%の特性を
示し、従来合金の42アロイ(従来合金No.1参照)
やリン青銅(従来合金No.2参照)と同等の強度を
有し、かつはるかに優れた電導度を有し、更に、
良好な耐熱性や伸びを有することがわかる。 これに対し、Cr含有量がこの発明合金の組成
範囲より少ない比較合金No.1では、強度、導電
率、耐熱性が不十分であり、Cr含有量が多い比
較合金No.2ではメツキ性が阻害されている。ま
た、Ni、Ti含有量が本発明合金の組成範囲より
少ない比較合金No.3、7では引張強さが不十分
で、逆に多い比較合金No.4、8では導電率が低下
してしまう。また、Sn含有量が本発明合金の組
成範囲より少ない比較合金No.5では伸びが不十分
であり、逆に多い比較合金No.6では導電率の低下
をきたしている。 また、Si含有量がこの発明合金の組成範囲より
多い比較合金No.9、12では、メツキ性が阻害され
ている。 また、Zr含有量がこの発明合金の組成範囲より
多い比較合金No.10、11、13では、冷間圧延時に割
れが発生している。 このように、本発明合金は優れた強度及び電導
性と耐熱性、伸び、メツキ性を合せ有し、半導体
機器のリード材用合金として適した特性をもつも
のである。
ない、その強度が、加熱処理を行なつていない材
料の強度と完全に焼鈍軟化した材料の強度との和
の1/2を示す加熱温度(半軟化温度)として求め
た。 メツキ性は試料表面に厚さ5μm程度の電気銀
メツキを施し、アルゴンガス雰囲気中で430℃に
5分間加熱し、放冷後目視にてふくれの有無を評
価した。 上記結果を第1表に示す。 第1表により明らかなように、本発明合金は、
引張強さ62〜72Kg/mm2、導電率55〜65%IACS、
半軟化温度450〜500℃、伸び5.8〜8.3%の特性を
示し、従来合金の42アロイ(従来合金No.1参照)
やリン青銅(従来合金No.2参照)と同等の強度を
有し、かつはるかに優れた電導度を有し、更に、
良好な耐熱性や伸びを有することがわかる。 これに対し、Cr含有量がこの発明合金の組成
範囲より少ない比較合金No.1では、強度、導電
率、耐熱性が不十分であり、Cr含有量が多い比
較合金No.2ではメツキ性が阻害されている。ま
た、Ni、Ti含有量が本発明合金の組成範囲より
少ない比較合金No.3、7では引張強さが不十分
で、逆に多い比較合金No.4、8では導電率が低下
してしまう。また、Sn含有量が本発明合金の組
成範囲より少ない比較合金No.5では伸びが不十分
であり、逆に多い比較合金No.6では導電率の低下
をきたしている。 また、Si含有量がこの発明合金の組成範囲より
多い比較合金No.9、12では、メツキ性が阻害され
ている。 また、Zr含有量がこの発明合金の組成範囲より
多い比較合金No.10、11、13では、冷間圧延時に割
れが発生している。 このように、本発明合金は優れた強度及び電導
性と耐熱性、伸び、メツキ性を合せ有し、半導体
機器のリード材用合金として適した特性をもつも
のである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 Cr:0.05〜0.50%、 Ni:0.20〜1.2%、 Sn:0.30〜1.5%、 Ti:0.10〜1.0%未満 を含有し、残りがCuおよび不可避不純物からな
る組成(以上、重量%)を有する半導体機器のリ
ード材用銅合金。 2 Cr:0.05〜0.50%、 Ni:0.20〜1.2%、 Sn:0.30〜1.5%、 Ti:0.10〜1.0%未満 を含有し、さらに Si:0.01〜0.1%未満 を含有し、残りがCuおよび不可避不純物からな
る組成(以上、重量%)を有する半導体機器のリ
ード材用銅合金。 3 Cr:0.05〜0.50%、 Ni:0.20〜1.2%、 Sn:0.30〜1.5%、 Ti:0.10〜1.0%未満 を含有し、さらに Zr:0.01〜0.12% を含有し、残りがCuおよび不可避不純物からな
る組成(以上、重量%)を有する半導体機器のリ
ード材用銅合金。 4 Cr:0.05〜0.50%、 Ni:0.20〜1.2%、 Sn:0.30〜1.5%、 Ti:0.10〜1.0%未満 を含有し、さらに Si:0.01〜0.1%未満、 Zr:0.01〜0.12% を含有し、残りがCuおよび不可避不純物からな
る組成(以上、重量%)を有する半導体機器のリ
ード材用銅合金。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3686184A JPS60181250A (ja) | 1984-02-28 | 1984-02-28 | 半導体機器のリ−ド材用銅合金 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3686184A JPS60181250A (ja) | 1984-02-28 | 1984-02-28 | 半導体機器のリ−ド材用銅合金 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60181250A JPS60181250A (ja) | 1985-09-14 |
JPS6256937B2 true JPS6256937B2 (ja) | 1987-11-27 |
Family
ID=12481568
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3686184A Granted JPS60181250A (ja) | 1984-02-28 | 1984-02-28 | 半導体機器のリ−ド材用銅合金 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60181250A (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60218440A (ja) * | 1984-04-13 | 1985-11-01 | Furukawa Electric Co Ltd:The | リ−ドフレ−ム用銅合金 |
DE3432226C1 (de) * | 1984-06-07 | 1985-08-22 | Wieland-Werke Ag, 7900 Ulm | Kupfer-Nickel-Zinn-Titan-Legierung,Verfahren zu ihrer Herstellung sowie ihre Verwendung |
JPS6160844A (ja) * | 1984-09-01 | 1986-03-28 | ヴイ−ラント ウエルケ アクチユ−エン ゲゼルシヤフト | 銅、ニツケル、錫、チタンの合金及びその製造方法 |
GB2178448B (en) * | 1985-07-31 | 1988-11-02 | Wieland Werke Ag | Copper-chromium-titanium-silicon alloy and application thereof |
JPH01198441A (ja) * | 1988-02-01 | 1989-08-10 | Furukawa Electric Co Ltd:The | プラスチック・ピン・グリット・アレイ用リード材 |
JP3413819B2 (ja) * | 1995-01-19 | 2003-06-09 | 石川島播磨重工業株式会社 | 連続鋼板製造設備 |
CN115896534A (zh) * | 2022-11-29 | 2023-04-04 | 宁波博威合金板带有限公司 | 一种含铬铜合金带材及其制备方法和应用 |
CN115874080B (zh) * | 2022-12-14 | 2024-02-20 | 河南科技大学 | 一种铜基合金材料及其制备方法和应用 |
-
1984
- 1984-02-28 JP JP3686184A patent/JPS60181250A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60181250A (ja) | 1985-09-14 |
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