JPS6256392B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6256392B2
JPS6256392B2 JP6538783A JP6538783A JPS6256392B2 JP S6256392 B2 JPS6256392 B2 JP S6256392B2 JP 6538783 A JP6538783 A JP 6538783A JP 6538783 A JP6538783 A JP 6538783A JP S6256392 B2 JPS6256392 B2 JP S6256392B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fluid
ring
secondary seal
mechanical seal
pressure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP6538783A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59194170A (ja
Inventor
Ko Inoe
Eiichi Sato
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP6538783A priority Critical patent/JPS59194170A/ja
Publication of JPS59194170A publication Critical patent/JPS59194170A/ja
Publication of JPS6256392B2 publication Critical patent/JPS6256392B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16JPISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
    • F16J15/00Sealings
    • F16J15/16Sealings between relatively-moving surfaces
    • F16J15/34Sealings between relatively-moving surfaces with slip-ring pressed against a more or less radial face on one member

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Mechanical Sealing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は回転機械の内部流体の流出を防止する
メカニカルシール、更に詳しくは圧縮機やポンプ
において内部流体圧力と外部流体圧力との差圧が
正負逆に入り変わる場合でも密封性能を発揮する
メカニカルシールに関するものである。
〔発明の背景〕
従来、圧縮機やポンプにおいては、内部流体圧
力と外部流体圧力との大小関係が定まらず、その
差圧が正負逆転する場合がある。このような圧力
変動条件においても軸封部を適確に密封するため
のメカニカルシールとしては、特公昭58−3149号
公報に記載のものがある。このメカニカルシール
は二次シールを軸方向に移動させて従動リングの
背面に高くなつた圧力を作用させて従動リングの
シートリングへの押付け力を付与して密封性能を
維持するものである。
このメカニカルシールにおいては、前述した二
次シールの移動が圧力変動に追随して十分でない
場合がある。特に内部流体圧力と外部流体圧力と
の逆転作用が速い場合には、この変動圧力に対応
して二次シールが移動せず、変動圧力流体を従動
リングに作用させることができないことがあつ
た。
〔発明の目的〕
本発明は上述の事柄にもとづいてなされたもの
で、内部および外部流体の圧力逆転作用が速い場
合にも、この圧力変動に対応して正常な密封性能
を維持することができるメカニカルシールを提供
することを目的とする。
〔発明の概要〕
本発明は上記の目的を達成するために、シート
リングと従動リングとによつて従動リングの外周
面側の第1の流体と内周面側の第2の流体とを密
封する密封面を形成し、従動リングの周面とこれ
に対向する従動リングの軸方向移動を案内する案
内部材との間に二次シールを備えるメカニカルシ
ールにおいて、従動リングの二次シール側の周面
と従動リングの案内部材とに、それぞれ二次シー
ルが軸方向に移動し得る空間を形成する段差を設
け、この段差部によつて形成される空間内に、二
次シールおよびその二次シールの両側に移動リン
グを移動可能に挿入し、この移動リングの反二次
シール面側にそれぞれ第1の流体および第2の流
体の作用部を形成したものである。
〔発明の実施例〕
以下本発明の実施例を図面を用いて説明する。
第1図は本発明のメカニカルシールの一実施例
を示すもので、図において1はケーシング、2は
回転軸、3は回転軸2に固定したシートリング、
4はシートリング3と共に密封面5を形成する従
動リングで、この従動リング4はその内周面にお
いて案内部材6によつて軸方向に移動可能に保持
されている。7は従動リング4の背端面に設けら
れたばねで、このばね7は従動シング4をシート
リング3に押圧させる働きをする。従動リング4
は回り止めピン(図示せず)により回り止めされ
ている。8は従動リング4の内周面と案内部材6
の外周面との間に設けられた二次シールである。
従動リング2の内周面と案内部材6の外周面に
は、それぞれ環状空間を形成するための段差部4
a,6aが形成されている。この段差部4a,6
aによつて形成された空間内には、前述した二次
シール8およびその両側に位置する移動リング
9,10が移動可能に挿入されている。二次シー
ル8はその外周と従動リング4の内周面との接触
部と、内周と案内部材6の外周面との接触部との
2個所にシール部を形成している。移動リング
9,10の反二次シール側の背面には、それぞれ
第2図および第3図に示すように従動リング4の
外周側の第1の流体Aおよび従動リング4の内周
側の第2の流体Bの圧力作用部となる円周溝9
A,10Aと、これらの円周溝9a,10Aにそ
れぞれ流体A,Bを導入する放射状溝9B,10
Bとが設けられている。移動リング9の放射状溝
9Bは第2図に示すように第1の流体Aを円周溝
9Aにすみやかに導入するために、移動リング9
の外周端面に設けられている。また、移動リング
10の放射状溝10Bは第3図に示すように第2
の流体Bを円周溝10Aにすみやかに導入するた
めに、移動リング10の内周端面に設けられてい
る。
次に上述した本発明のメカニカルシールの一実
施例の動作を説明する。
通常、第1の流体Aと第2の流体Bとの圧力P
A,PBとの関係はPA>PBとなつている。この状
態においては、二次シール8は第4図に示すよう
に第1の流体Aの圧力PAによつて図面上右方向
に押し付けられると共に、移動リング10によつ
て従動リング4と案内部材6との間の間隙Gへの
はみ出しを防止されている。
一方、この状態で急激な圧力逆転現象、すなわ
ちPA<PBの関係が生じると、第2の流体Bは間
隙Gを通つて、移動リング10の放射状溝10B
を介して円周溝10Aに流入する。この結果、移
動リング10は第5図に示すように二次シール8
を図面上左方向に移動させる。
次に再び第1の流体Aと第2の流体Bとの圧力
が反転してPA>PBとなつた場合には、前述と同
様に移動リング9の反二次シール面側に第1の流
体Aの圧力PAが作用し、二次シール8は第4図
に示す状態に戻る。このように、流体Aの圧力P
Aと流体Bの圧力PBとの間に、大小関係が生じて
も、二次シール8の側面には常に各流体A,Bの
圧力PA,PBによる正当な力を作用させることが
できる。
この各流体A,Bの圧力PA,PBによる密封性
能を第6図および第7図を用いて説明する。
第6図は第4図に示すPA>PB状態(通常の使
用状態)のときの圧力作用関係を示すものであ
る。メカニカルシールが正常に機能するために
は、密封面5が常に接触状態にする必要がある。
そして、本発明においては流体Aの圧力PAと流
体Bの圧力PBとの差圧POによる流体圧力が、従
動リング4の周囲に作用すると共に二次シール8
の反密封面側に作用する。この結果、従動リング
4に作用する軸方向の力関係は、第6図に示すよ
うに密封面5を閉じようとする力FAと密封面5
を開こうとする力FOとの関係においてFA>FO
の関係となるので、従動リング4はシートリング
3に押し付けられ、密封面5の良好な密封性を維
持する。
また、上述とは逆に流体A,Bの圧力PA,PB
がPA<PBの関係となつた場合には、流体Bの圧
力PBと流体Aの圧力PAとの差圧力PXが、第7
図に示すように従動リング4の段差部4aに作用
する。これにより、従動リング4に作用する力関
係は、密封面5を閉じようとする力FBと密封面
5を開こうとする力FOとの間でFB>FOの関係
が生じるので、作動リング4はシートリング3に
押し付けられる。この結果、前述した圧力逆転が
生じても、密封面5は良好な密封性を維持する。
このような圧力逆転現象が生じても、移動リン
グ9,10の挿入により、二次シール8は段差部
4a,6aによつて形成された空間内をすみやか
に軸方向に移動することができる。
なお、上述の実施例は従動リング5を案内部材
6に支持した静止形のメカニカルシールに適用し
たが、従動リング4を回転軸側に設けた回転形の
メカニカルシールにも適用することができる。さ
らに二次シールが作動リング4の外周側に配置さ
れる場合にも適用することができる。また、移動
リング9,10に形成する圧力作用部および流体
導入溝の形状は、上述の実施例に限られるもので
はなく、例えば放射状溝だけで形成することも可
能である。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明によれば、密封すべ
き第1の流体と第2の流体との圧力関係が急激に
逆転する場合に、移動リングの挿入により二次シ
ールをすみやかに軸方向に移動させて、その差圧
力を密封性維持のために従動リングに付与させる
ことができる。その結果、前述した急激な圧力逆
転現象にすみやかに対応して密封性を維持するメ
カニカルシールを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のメカニカルシールの一実施例
の上半部を示す縦断正面図、第2図および第3図
は本発明のメカニカルシールに用いられる移動リ
ングの一例の側面図、第4図および第5図は本発
明のメカニカルシールにおける二次シールの圧力
逆転時の動作状態を示す説明図、第6図および第
7図は本発明のメカニカルシールにおける圧力逆
転時における各圧力作用状態を示す説明図であ
る。 1……ケーシング、2……回転軸、3……シー
トリング、4……従動リング、4a……段差部、
5……密封面、6……案内部材、6a……段差
部、7……ばね、8……二次シール、9,10…
…移動リング、9A,10A……円周溝、9B,
10B……放射状溝。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 シートリングと従動リングとによつて従動リ
    ングの外周面側の第1の流体と内周面側の第2の
    流体とを密封する密封面を形成し、従動リングの
    周面とこれに対向する従動リングの軸方向移動を
    案内する案内部材との間に二次シールを備えるメ
    カニカルシールにおいて、従動リングの二次シー
    ル側の周面と従動リングの案内部材とに、それぞ
    れ二次シールが軸方向に移動し得る空間を形成す
    る段差を設け、この段差部によつて形成される空
    間内に、二次シールおよびその二次シールの両側
    に移動リングを移動可能に挿入し、この移動リン
    グの反二次シール面側にそれぞれ第1の流体およ
    び第2の流体の作用部を形成したことを特徴とす
    るメカニカルシール。 2 特許請求の範囲第1項記載のメカニカルシー
    ルにおいて、移動リングの反二次シール面側に形
    成される第1の流体および第2の流体の作用部
    は、移動リングの背面に設けた流体圧作用部とこ
    の流体圧作用部に流体を導入する溝とで構成した
    ことを特徴とするメカニカルシール。 3 特許請求の範囲第2項記載のメカニカルシー
    ルにおいて、流体圧作用部は円周溝であり、流体
    導入溝は円周溝に通ずる放射状溝であることを特
    徴とするメカニカルシール。 4 特許請求の範囲第2項記載のメカニカルシー
    ルにおいて、流体圧作用部および流体導入溝は放
    射状溝であることを特徴とするメカニカルシー
    ル。 5 特許請求の範囲第2項記載のメカニカルシー
    ルにおいて、流体圧作用部および流体導入溝は円
    周溝であることを特徴とするメカニカルシール。
JP6538783A 1983-04-15 1983-04-15 メカニカルシ−ル Granted JPS59194170A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6538783A JPS59194170A (ja) 1983-04-15 1983-04-15 メカニカルシ−ル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6538783A JPS59194170A (ja) 1983-04-15 1983-04-15 メカニカルシ−ル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59194170A JPS59194170A (ja) 1984-11-02
JPS6256392B2 true JPS6256392B2 (ja) 1987-11-25

Family

ID=13285520

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6538783A Granted JPS59194170A (ja) 1983-04-15 1983-04-15 メカニカルシ−ル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59194170A (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4971337A (en) * 1988-05-26 1990-11-20 Bw/Ip International, Inc. Mechanical seal assembly
JP5153731B2 (ja) * 2009-07-08 2013-02-27 日本ピラー工業株式会社 メカニカルシール
JP6529399B2 (ja) * 2015-09-14 2019-06-12 イーグル工業株式会社 メカニカルシール

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59194170A (ja) 1984-11-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5224714A (en) Noncontacting face seal
JPH017888Y2 (ja)
JPH0211655Y2 (ja)
JPS59231269A (ja) メカニカルシ−ル
JPH11248003A (ja) 密封装置
JPS583150B2 (ja) メカニカルシ−ル
JPS6256392B2 (ja)
JP2000081146A (ja) 密封装置
JPH0320176A (ja) メカニカル面シール
JPH0743038B2 (ja) 非接触端面シール
JP3305196B2 (ja) 軸封装置
US2714025A (en) Rotary seal
JPH07243536A (ja) フローティングリングシール
US3162452A (en) Hydraulically balanced rotary mechanical seal with double sealing wedges
JPH08296744A (ja) メカニカルシール
JP2523646Y2 (ja) 密封装置
JP3130785B2 (ja) 弁装置
JPH0645098Y2 (ja) リップ型シール
JPH08145186A (ja) シ−ル装置
JP2814133B2 (ja) 回転軸の密封装置
JPH0129324Y2 (ja)
JPH0210371Y2 (ja)
JPS583149B2 (ja) メカニカルシ−ル
JPS633496Y2 (ja)
JPH11230368A (ja) 密封装置