JPH0210371Y2 - - Google Patents

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JPH0210371Y2
JPH0210371Y2 JP1983142055U JP14205583U JPH0210371Y2 JP H0210371 Y2 JPH0210371 Y2 JP H0210371Y2 JP 1983142055 U JP1983142055 U JP 1983142055U JP 14205583 U JP14205583 U JP 14205583U JP H0210371 Y2 JPH0210371 Y2 JP H0210371Y2
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JP
Japan
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annular groove
seal ring
pressure side
pressure
flow path
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JP1983142055U
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JPS6049354U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、相対運動可能に嵌合する2部材の間
に配設されて圧油の洩れを防止するシール装置に
関するものである。
〈従来技術〉 第1図に示すように、ハウジング部材1に回転
可能に嵌合する回転部材2の外周に環状凹溝3を
形成し、この環状凹溝3にシールリング(テフロ
ンリング)4を嵌装したシール装置においては、
低温時にシールリング4が収縮してハウジング部
材1の内周面に対する密着力が低下したり、ある
いはハウジング部材1の内周面から離れたりして
シール効果が低下する。
一般にこの種のシール装置においては、環状凹
溝3とシールリング4との間の径方向隙間に圧油
を導入してシールリング4を外方に拡張させ、シ
ール効果を確保するようになつているが、従来の
ものにおいては環状凹溝3とシールリング4との
径方向隙間への圧油の導入通路が十分でなく、し
かも特に低温時においては油の粘性も高いため
に、圧力上昇に対するシールリング4の応答性が
悪く、低温時においては一時的に圧油が高圧側か
ら低圧側にリークする吹抜け現象が生ずることが
あり、圧力特性が悪くなる問題がある。
〈考案の目的〉 本考案の目的は、圧力上昇に対するシールリン
グの応答性を高めて低温時においても確実なシー
ル作用を行なえるようにすることである。
〈考案の構成〉 このため本考案は、相対回転可能に嵌合する2
つの部材の嵌合面に環状凹溝を刻設し、この環状
凹溝に四弗化エチレン樹脂等の硬質樹脂からなる
可撓性のシールリングを嵌装し、環状凹溝の両側
を前記2つの部材の嵌合隙間を介して高圧側流路
および低圧側流路にそれぞれ連通し、高圧側流路
に対応する嵌合隙間を低圧側流路に対応する嵌合
隙間より大きくするべく環状凹溝の両側の直径に
径差をもたせ、これによりシールリングの内面に
圧力を迅速に作用させて圧力に対する応答性を高
めるようにしたものである。
〈実施例〉 以下本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。第2図において、10は内孔11を有するハ
ウジング部材、12はこの内孔11内に回転可能
に嵌合された回転部材である。回転部材12の外
周には所定幅の環状凹溝13が形成され、この環
状凹溝13にシールリング14が嵌装されてい
る。シールリング14は四弗化エチレン樹脂等の
可撓性を有する硬質樹脂よりなり、高圧側流路1
5から前記ハウジング部材10と回転部材12と
の嵌合隙間を介して低圧側流路16へ向かう圧油
の洩れを防止するようになつている。かかるシー
ルリング14の幅は前記環状凹溝13の幅より僅
かに小さく製作され、環状凹溝13の側壁との間
に僅かな軸方向隙間17が確保されるようになつ
ている。またシールリング14の内径は環状凹溝
13の底面の径より僅かに大きく製作され、環状
凹溝13の底面との間に僅かな径方向隙間18が
確保されるようになつている。
前記回転部材12は、前記環状凹溝13の高圧
側流路15に対応する側の外径D1が低圧側流路
16に対応する側の外径D2より小さく加工され、
この環状凹溝13の両側の直径差によつて圧力側
の嵌合隙間C1を低圧側の嵌合隙間C2より大きく
している。
上記した構成のシール装置において、高圧側流
路15を流れる圧油の圧力が上昇すると、この圧
油は両部材10,12の嵌合隙間を介してシール
リング14の側面に作用し、シールリング14を
低圧側流路16に対向する側の環状凹溝13の側
壁に圧着し、環状凹溝13とシールリング14と
の軸方向隙間17を確保し、さらにこの軸方向隙
間17よりシールリング14の内周に作用し、シ
ールリング14を外方に拡張させてシールリング
14をハウジング部材10の内周面に圧着させ、
シールする。
この場合、圧力側の嵌合隙間C1を大きくして
あるので、シールリング14の側面に圧力がかか
りやすくなるとともに、シールリング4の内面に
圧力がかかりやすくなり、これによつて圧力上昇
に対するシールリング14の応答性が高められる
ようになる。しかも低圧側は嵌合隙間C2を小さ
くしてあるので、シールリング14がはみ出して
変形したり、姿勢が変化したりすることがない。
このように低温時にシールリング14が収縮し
てハウジング部材10の内周面に対する圧着力が
低下したりあるいは内周面から離れた状態にあつ
ても、シールリング14の内面への圧力導入作用
が迅速に行われ、確実なシール作用を行い得るよ
うになる。
〈考案の効果〉 以上述べたように本考案は、相対回転可能に嵌
合する2つの部材の嵌合面に環状凹溝を刻設し、
この環状凹溝に四弗化エチレン樹脂等の硬質樹脂
からなる可撓性のシールリングを嵌装し、環状凹
溝の両側を前記2つの部材の嵌合隙間を介して高
圧側流路および低圧側流路にそれぞれ連通し、高
圧側流路に対応する嵌合隙間を低圧側流路に対応
する嵌合隙間より大きくするべく環状凹溝の両側
の直径に径差をもたせた構成であるので、圧力発
生時に高圧流路側のシールリングの側面に圧力が
かかりやすくなり、シールリングを低圧流路側の
環状凹溝の側壁に素早く圧着して環状凹溝とシー
ルリングとの軸方向隙間を確保でき、これによつ
てシールリングの内面への圧力作用を迅速に行う
ことができるよになり、圧力上昇に対するシール
リングの応答性を高めることができる効果が奏せ
られる。
しかも、低圧側流路は嵌合隙間を小さくしてあ
るので、圧力作用によりシールリングのはみ出し
が生じて変形したり、姿勢が変化することがない
効果が奏せられる。
さらには、環状凹溝の両側の直径に径差をもた
せて高圧側流路の嵌合隙間を低圧側流路よりも大
きくしたので、異なる嵌合隙間を容易に形成でき
る効果も併せて奏せられる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のシール装置を示す図、第2図は
本考案の実施例を示すシール装置の断面図であ
る。 10……ハウジング部材、12……回転部材、
13……環状凹溝、14……シールリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 相対回転可能に嵌合する2つの部材の嵌合面に
    環状凹溝を刻設し、この環状凹溝に四弗化エチレ
    ン樹脂等の硬質樹脂からなる可撓性のシールリン
    グを嵌装し、前記環状凹溝の両側を前記2つの部
    材の嵌合隙間を介して高圧側流路および低圧側流
    路にそれぞれ連通し、前記高圧側流路に対応する
    嵌合隙間を前記低圧側流路に対応する嵌合隙間よ
    り大きくするべく前記環状凹溝の両側の直径に径
    差をもたせたことを特徴とするシール装置。
JP14205583U 1983-09-13 1983-09-13 シ−ル装置 Granted JPS6049354U (ja)

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JP14205583U JPS6049354U (ja) 1983-09-13 1983-09-13 シ−ル装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14205583U JPS6049354U (ja) 1983-09-13 1983-09-13 シ−ル装置

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Publication Number Publication Date
JPS6049354U JPS6049354U (ja) 1985-04-06
JPH0210371Y2 true JPH0210371Y2 (ja) 1990-03-14

Family

ID=30317531

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JP14205583U Granted JPS6049354U (ja) 1983-09-13 1983-09-13 シ−ル装置

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS476806U (ja) * 1971-02-17 1972-09-25
JPS552291U (ja) * 1979-06-13 1980-01-09

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS476806U (ja) * 1971-02-17 1972-09-25
JPS552291U (ja) * 1979-06-13 1980-01-09

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6049354U (ja) 1985-04-06

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