JPS6255755B2 - - Google Patents

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JPS6255755B2
JPS6255755B2 JP56047612A JP4761281A JPS6255755B2 JP S6255755 B2 JPS6255755 B2 JP S6255755B2 JP 56047612 A JP56047612 A JP 56047612A JP 4761281 A JP4761281 A JP 4761281A JP S6255755 B2 JPS6255755 B2 JP S6255755B2
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JP
Japan
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signal
time
solid
integration time
circuit
Prior art date
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JP56047612A
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English (en)
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JPS57162579A (en
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Tokuichi Tsunekawa
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Canon Inc
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Canon Inc
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Publication date
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Priority to US06/269,804 priority patent/US4484223A/en
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Publication of JPS6255755B2 publication Critical patent/JPS6255755B2/ja
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/60Noise processing, e.g. detecting, correcting, reducing or removing noise
    • H04N25/63Noise processing, e.g. detecting, correcting, reducing or removing noise applied to dark current
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/70SSIS architectures; Circuits associated therewith
    • H04N25/701Line sensors

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
  • Facsimile Heads (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は撮像装置に関し、特には、固体撮像素
子により像を走査する際に、該固体撮像素子より
該固体撮像素子内部で発生する暗電流信号と該暗
電流信号を含む走査信号とを出力せしめ、差動回
路により該走査信号から該暗電流信号を差し引く
ことにより上記像についての撮像信号を得、その
際、積分時間制御回路により該撮像信号のレベル
に基づき、上記固体撮像素子の像信号積分時間を
制御すると共に上記撮像信号を量子化回路によつ
て量子化することにより量子化像データを得る様
に為した撮像装置における更なる改良に係わるも
のである。
近年電荷結合デバイス(CCD)の如き固体撮
像素子が各方面に利用されるようになつて来た
が、CCDの如き固体撮像素子の出力にはその内
部での暗電流によるノイズ成分が含まれ、これに
より素子個有の性能が十分発揮できないことが多
くあつた。従つて固体撮像素子を用いた撮像装置
には上記の如き暗電流によるノイズ成分を検出し
て、これを出力から除去することが必要となり、
これについては既に提案されている。例えば、固
体撮像素子の受光部の一部を遮光して該遮光部に
より撮像素子内部での暗電流成分が得られる様に
し、該得られた暗電流成分を保持してこれを続い
て遮光されざる受光部によつて得られる走査信号
から差し引くことにより所謂暗電流補償を行う様
な技術が既に提案されている。
一方、これとは別に固体撮像素子は入射光の輝
度に対するそのダイナミツク・レンジを拡大する
ためにその電荷蓄積時間、即ち、光信号の積分時
間の制御を行うことが必要であり、これについて
も既に提案されている。例えば、固体撮像素子か
ら得られる走査信号の特定のレベル、例えば、ピ
ーク・レベルを検出してこれが所定の電圧範囲に
対してどの様な関係に在るか、即ち、該電圧範囲
内に納まつているか、或いはこれを上回つている
か又は下回つているかを判別し、上回つている場
合には積分時間をより短かくし、又、下回つてい
る場合にはより長くすることにより走査信号のピ
ーク・レベルが該所定の電圧範囲内に納まる様に
する様な積分時間の制御についての技術が既に提
案されている。
ところでこの様な固体撮像素子からの走査出力
の暗電流補償と走査信号のレベルを基いとするそ
の信号積分時間の制御と云う2つの技術を組合せ
て用いた場合、時として次の様な不都合が危惧さ
れることがある。即ち、それは、例えば、積分時
間制御回路による制御が可能な比較的長い積分時
間の下で固体撮像素子により光信号の積分が行わ
れている状態でその受光部に対する入射光の強度
が急激にしかも極度に増大した様な場合、該受光
部における上記遮光部に対する漏光の強度が増大
して該遮光部での蓄積電荷量が極度に増大し、従
つて、該固体撮像素子からの走査出力の読み出し
に当つて暗電流信号保持回路によつて保持される
暗電流信号のレベルが極端に増大するために続い
て読み出されて来る走査出力の、暗電流信号補償
(又は除去)回路(通常、これは差動回路であ
る)による暗電流成分除去後の走査信号のレベル
は以前と殆んど変わらなくなつてしまい、これに
よりピーク検出回路によつて検出される走査信号
のピーク・レベルも殆んど変化しないために、本
来ならば固体撮像素子の信号積分時間が短時間側
に変更されなければならない処、上記の積分時間
に固定されたままとなると云つた不都合の危惧で
ある。勿論、この様な不都合の危惧は、固体撮像
素子の受光部の一部に暗電流成分検出用の遮光部
を設けた様な場合に限らず、例えば、CCDフオ
ト・センサにおいて電荷転送用のCCDアナロ
グ・シフト・レジスタの内部で生起される電荷を
暗電流成分として検出してこれにより暗電流補償
を行おうとする様な場合でも、受光部に対する入
射光輝度の急激な増大によつて所謂ブルーミング
現象を生じ、この時の拡散による流出電荷が該
CCDアナログ・シフト・レジスタ内に流れ込ん
でしまう様な場合にも、或いは又、この時の光励
起によつて該CCDアナログ・シフト・レジスタ
内自体でも電荷が発生して従つてその暗電流電荷
分が著しく増大してしまう様な場合等にも十分起
り得ることであり、又、積分時間の適否の判定方
法についても、上に例記した走査信号のピーク・
レベルを基いとする方法の外、例えば、その平均
値レベルを基いとする様な方法や、或いは又、例
えば、米国特許第4004852号において開示されて
いる様な該走査信号の2値化処理後の、“1”又
は“0”の計数値を基いとする様な方法の場合等
においても同様に生じ得ることであり、要するに
固体撮像素子の走査出力の暗電流補償とそれによ
つて得られる走査信号を基いとするその信号積分
時間の制御と云う2つの技術を組合せて用いるこ
とによつて不可避的に生ずる不都合である。
ところで上に述べた様な撮像装置として、上記
の走査信号(撮像信号)を量子化(例えば2値
化)することによつて得られる量子化像データを
扱う様にした場合、上述の様な事態、即ち、固体
撮像素子の積分時間が比較的長い状態で受光部に
対する入射光輝度が極度に増大した様な事態に際
しては、遮光されざる受光部の出力は固体撮像素
子の飽和レベルである一定のレベルとなり、従つ
て、暗電流補償した走査信号を例えば所定のレベ
ルでスライスすることによつて得られる量子化像
データは全て同一のデータ(即ち、2値化像デー
タの場合は、全て“1”又は全て“0”のデー
タ)となる。従つて、逆からすれば、量子化像デ
ータが全て同一のデータとなつていないかどうか
を判別し、全て同一のデータとなつていた場合に
は固体撮像素子の積分時間を短時間側に切換える
様にすれば、上述の様な事態が原因してデータが
全て同一のデータとなつている様な場合には斯か
る事態から脱却出来、装置は再び適正な量子化像
データを出力し得る様になるものである。
本発明は以上に述べた様な事情に鑑みて為され
たもので、固体撮像素子からの走査出力の暗電流
補償と走査信号のレベルを基いとするその信号積
分時間の制御と云う2つの技術を組合せて用い、
且つ、量子化された像データを得る様にした撮像
装置、即ち、具体的には、固体撮像素子により像
を走査する際に、該固体撮像素子より該固体撮像
素子内部で発生する暗電流信号と該暗電流信号を
含む走査信号とを出力せしめ、差動回路により該
走査信号から該暗電流信号を差し引くことにより
上記像についての撮像信号を得、その際、積分時
間制御回路により該撮像信号のレベルに基づき、
上記固体撮像素子の像信号積分時間を制御すると
共に、上記撮像信号を量子化回路によつて量子化
することにより量子化像データを得る様に為した
撮像装置として、上述した様な、例えば、比較的
長い像信号積分時間の下で入射光輝度が急激に増
大した様な場合に見られる像信号積分時間制御の
固定化と云う不都合の危惧を確実に解消せしめ
て、斯かる事態に対しても良好な像信号積分時間
制御を持続し得るより有利な改良を提供すること
を目的とし、そして斯かる目的の下で本発明の撮
像装置は、上記量子化回路による量子化像データ
が適正なデータであるかどうかを判別し、不適正
なデータであると判定された場合に、上記積分時
間制御回路によつて設定されるべき上記固体撮像
素子の像信号積分時間をより短かい積分時間にリ
セツトするためのリセツト用回路を備えたことを
特徴とするものである。
尚、以下に説明する本発明の実施例によれば、
上記リセツト用回路を、上記積分時間制御回路に
より上記固体撮像素子の像信号積分時間が制御可
能な比較的長い積分時間に調定されている状態で
上記量子化像データが全て同一のデータであると
判定される状態が所定時間持続した際に該所定時
間の経過と共に上記積分時間制御回路によつて設
定されるべき上記固体撮像素子の像信号積分時間
をより短かい積分時間にリセツトする様、構成す
ることが開示されているが、これは、前述した入
射光輝度の急激な増大が瞬間的なもので従つて次
の回の像の走査に際しては入射光輝度が元のレベ
ルに戻つている様な場合も往々にしてあり、そし
て、この様な場合には無用な積分時間の切換えを
行わない方が好ましいと云う観点に鑑みて施され
た工夫で、特に上述した様な入射光輝度の変動に
対して非常に有益なものである。
又、実施例によれば上記の量子化像データが全
て同一のデータであると判定される状態が、積分
時間制御回路により設定された積分時間に応じた
所定時間持続した際に上記固体撮像素子の像信号
積分時間をより短い積分時間にリセツトする様、
構成することが開示されており、更に、上記リセ
ツト用回路に、積分時間制御回路により積分時間
が切換わるごとに初期状態に戻される時定回路を
備え、積分時間制御回路により設定された積分時
間に応じてより効果的なリセツトを行う様にした
構成も開示されているものである。
因みに、上記リセツト用回路によつてリセツト
されるべき上記のより短かい積分時間とは、実施
例によれば、制御可能な最短の積分時間若しくは
これに近い比較的短かい時間であるが、最短の積
分時間とするものが最も効果的であろう。但し、
これは決して絶対的なものではなく、撮像装置の
使用目的等に応じて適宜決定されるものであるこ
とは勿論のことである。
以下図面によつて本発明の実施例を詳細に説明
する。
先ず第1図は固体撮像素子に対する入射光輝度
及びこれに対するその信号積分時間、即ち、蓄積
時間(ここでは例えばt1〜t8の8段階でt1は最
短、t8は最長である)と画像信号出力との関係を
示したものである。VMAX及びVMINは画像信号出
力の例えばピーク値に対して設定された所定の適
正範囲の上限値及び下限値であり画像信号出力の
ピーク値がこれらの上限及び下限を越えると、即
ち、上限を上回るか、或いは下限を下回ると該適
正範囲内に復するように蓄積時間(t1〜t8)が制御
される。
次に第2図は、ブルーミングによる過剰電荷の
流出、或いは光のまわり込み等により生ずる暗電
流信号レベルの変動の様子とこれによる暗電流補
償後の出力の変動の関係を模式的に示したもので
ある。
A,Bは固体撮像素子が画像情報を時系列的に
出力する場合の信号波形図であり、D1〜D3は暗
電流信号検出のためのダミー画素部の出力S1〜S5
…は感光画素部の出力である。ダミー画素部D1
〜D3にブルーミングあるいは光漏れを生じてい
ない場合がAであり、入射光が急激に増大し、感
光画素部の出力が飽和し、ダミー画素部にブルー
ミングあるいは光漏を生じている場合がBであ
る。C,Dは感光画素部S1〜S5…によつて得られ
る暗電流成分を含む画像情報からダミー画素部
D1〜D3によつて得られる暗電流信号成分を差し
引いた差動出力の信号波形図である。Cは真の画
像に対応する出力波形であり、Dは暗電流信号の
増大により真の画像に正確に対応しない出力波形
である。Dでは感光画素部の出力が飽和している
ので差動出力信号は単一信号レベルのみとなりコ
ントラストのない均一の物体に対応する撮像信号
と同じになる。また暗電流成分の増大により差動
出力信号のピーク値が上述の適正範囲(VMAX
MINの間)に入ると、感光画素部の出力信号が
飽和しているにもかかわらず積分時間は短時間側
に切換えられることなく、この設定された積分時
間に固定される事になる。
さて、それでは次に斯かる不都合を防止するこ
とを目的とした本発明の実施例について説明す
る。
第3図は本発明の一実施例を示すものであり、
図においてSPはCCDフオト・ダイオード・アレ
イ等の固体撮像素子で、S1〜Soはn個の画素か
ら成る感光画素部D1,D2は暗電流検出用の例え
ばマスクMSによつて遮光されたダミー画素部で
ある。FA1,FA2…,FAn(m=n+2)は感光
画素部S1〜So及びダミー画像部D1,D2に蓄えら
れた電荷を積分クリア信号ICGをハイ・レベルに
することによりクリアするための積分クリアゲー
ト、FB1,FB2,…FBnは感光画素部S1〜Soにそ
の入射光の積分量に対応して蓄えられた電荷及び
ダミー画素部D1,D2に蓄えられた暗電流に対応
する電荷を電荷転送用アナログ・シフト・レジス
タCA1〜CA2mに移送するための電荷移送用ゲー
トである。アナログ・シフト・レジスタCA1
CA2mの出力電荷は抵抗R1,R2,R3及びFET
FC1,FC2より成る電荷電圧変換回路を介して、
電圧情報として出力される。
AC1は固体撮像素子SPの出力のうちダミー画
素部D1,D2によつて得られる信号のみを取り出
すためのアナログ・ゲートであり、これに続くホ
ールド用コンデンサC1、抵抗R4及びバツフア増
幅器BP1は暗電流信号保持回路を構成する。抵抗
R4はコンデンサC1とともにロウ・パス・フイル
ターを形成するための抵抗であり必ずしも必要で
はない。抵抗R5,R6,R7,R8及び演算増幅器
OP1は暗電流補償用差動回路としての差動増幅回
路を構成し、感光画素部S1〜Soによつて得られ
る暗電流成分を含む画像情報から上記暗電流信号
保持回路によつて保持されているダミー画素部
D1,D2によつて得られた暗電流信号成分を差し
引くことにより、真の画像情報VFを出力する。
AG2は上記差動増幅回路の出力のうち、感光画
素部S1〜Soに対応した信号のみを取り出すため
のアナログ・ゲート、PDは該アナログ・ゲート
AG2を通じて得られる信号のピーク直(以下、
VPと記す)を検出するためのピーク検出回路、
PHは該ピーク検出回路で検出されたピーク値VP
をホールドするためのピーク・ホールド回路、
R9,R10,R11は定電流源CS1と共に上記の上限及
び下限の基準電圧VMAX及びVMINを得るための分
圧抵抗である。CP1はピーク・ホールド回路PH
のホールド値VPを上限の基準電圧VMAXに対して
比較してVP>VMAXでハイ・レベル信号を、VP
≦VMAXでロウ・レベル信号を出力するコンパレ
ータ、CP2は上記ホールド値VPを下限の基準電
圧VMINに対して比較してVP<VMINでハイ・レ
ベル信号を、VP≧VMINでロウ・レベル信号を出
力するコンパレータでその出力は蓄積時間設定用
のアツプ・ダウン・カウンタUDC(ここでは3
ビツト構成のバイナリ・アツプ・ダウン・カウン
タである)のカウント・モード制御用の信号とし
て該アツプ・ダウン・カウンタUDCに附与され
る。因みに該アツプ・ダウン・カウンタUDCは
ここではコンパレータCP1の出力のハイによりア
ツプ・カウント・モードとなり、ロウによりダウ
ン・カウント・モードとなる様に設定されてい
る。OR1はコンパレータCP1の出力とコンパレー
タCP2の出力の論理和をとるためのオア・ゲー
ト、EXは上記アツプ・ダウン・カウンタUDCの
3ビツト出力Q1,Q2,Q3と上記コンパレータ
CP1の出力との排他的論理和をとるためのイクス
クルーシブ・オア・ゲート、AN1は該オア・ゲー
トOR1の出力とイクスクルーシブ・オア・ゲート
EXの出力と更に後述するタイミング・コントロ
ール回路TCCからのカウント用パルスCφ1と
の論理積をとるためのアンド・ゲートで、その出
力は上記アツプ・ダウン・カウンタUDCのカウ
ント・クロツクとして該アツプ・ダウン・カウン
タUDCに附与される。尚、上記イクスクルーシ
ブ・オア・ゲートEXは蓄積時間が最短時間t1
たは最長時間t8に設定された状態で更に短時間ま
たは長時間側へのシフト情報がコンパレータCP1
又はCP2から出力された場合にアツプ・ダウン・
カウンタUDCのリセツトを防止し、蓄積時間を
現在設定されている最短又は最長の蓄積時間に固
定するためのものである。因みに上記アツプ・ダ
ウン・カウンタUDCの3ビツト出力Q1〜Q3とこ
れによつて指定される上記8段階の蓄積時間の対
応関係は第4図に示す如くである。
TCCは第5図に示すタイミングチヤートに従
い、各種制御パルス及び制御信号を発生するため
のタイミング・コントロール回路であり、PUC
は電源オン時、固体撮像素子SPの電荷蓄積時間
を最短蓄積時間t1にイニシヤル・セツトするため
の上記アツプ・ダウン・カウンタUDCに対する
リセツト用パルス、Cφ1は固体撮像素子SPの
信号を1回読み出す毎に1回発生するアツプ・ダ
ウン・カウンタUDCのカウント用パルス(即
ち、蓄積時間制御用パルス)Aφ1は上記アナロ
グ・ゲートAG1を介して、1回の読み出し毎に暗
電流検出に必要な部分の信号、即ち、上記ダミー
画素部D1,D2に対応した信号を取り出すため
の、該アナログ・ゲートAG1に対するゲート制御
用信号、Aφ2は上記アナログ・ゲートを介し
て、1回の読み出し毎に上記差動増幅回路の出力
のうち、上記感光画素部S1〜Soに対応した信号
を取り出すための、該アナログ・ゲートAG2に対
するゲート制御用信号、φRは例えば各読み出し
の開始の直後に上記ピーク検出回路PDをリセツ
トするためのピーク・リセツト用制御信号、φH
は1回の読み出しの終了の度毎に上記のピーク検
出回路PDのリセツトされる以前のピーク検出値
VPをピーク・ホールド回路PHにホールドさせる
ためのピーク・ホールド用制御信号、SHは上記
固体撮像素子SPにおける電荷移送用ゲートFB1
FBnに対するゲート制御用パルス(シフト・パル
ス)、ICGは同じく積分クリア用ゲートFA1
FAnに対するゲート制御用信号(積分クリア信
号)、φ,φは同じく電荷転送用アナログ・
シフト・レジスタCA1〜CA2nに対する転送用ク
ロツク・パルス(即ち、ここではアナログ・シフ
ト・レジスタCA1〜CA2nは2相駆動型のもので
ある。又、ここではシフト・パルスSHはφ
期である。)RSは同じく電荷―電圧変換回路
FET FC1に対するリセツト・パルスである。
尚、該タイミング・コントロール回路TCCは
アツプ・ダウン・カウンタUDCの出力Q1〜Q3
よつて指示される時間情報に基づき固体撮像素子
SPの電荷蓄積時間の制御の機能を司るものであ
るが、具体的には第5図中にtで示す積分クリア
信号ICGのロウ・レベルへの立下りからシフト・
パルスSHの立上りまでの期間をアツプ・ダウ
ン・カウンタUDCの出力Q1〜Q3の状態に応じて
上記のt1〜t8の8段階の間で制御することにより
該蓄積時間の制御を具現するものである。従つ
て、ここでは固体撮像素子SPの実際の電荷蓄積
時間は“上記の時間t+シフト・パルスSHのハ
イ・レベル持続時間△t”と云うことになるもの
である。因みに上記固体撮像素子SPは上述した
様に2相駆動型のものであるが、その各画素の信
号はここではφ同期で出力され、且つ、シフ
ト・パルスSHと同期してその出力が開始される
ものである。AFCは撮像信号VFを用いて、自動
焦点検出等を行うための回路であるが、本発明と
は直接関係しないので詳細は省略する。
さて以上の撮像装置の構成に対し、ここでは本
発明による改良に従つて以下に説明する様な蓄積
時間リセツトのための構成が附加されている。即
ち、第3図において抵抗R12,R13はピーク・ホー
ルド回路PHの出力を分圧し、基準電圧VSLを生
ずるための抵抗であり、VSLと撮像信号VFとが
コンパレータCP3で比較され撮像信号の量子化信
号が生ずる。従つて、以上が撮像信号の量子化回
路を構成している。コンパレータCP3からの量子
化信号はクロツク・パルスCφ2に同期してラツ
チ回路LT1でラツチされる。ラツチ回路LT1はD
型フリツプ・フロツプ等よりなる回路であり、固
体撮像素子SPの出力がリセツトパルスRSの間な
くなることによる誤動作を防ぐための回路であ
る。ラツチ回路LT1の出力及びインバータIV3
よる反転出力がアンド・ゲートAN3,AN2に入力
され、撮像画素を規制するパルスφAにより規制
された画素の間の論理積がとられる。アンド・ゲ
ートAN2,AN3の出力はR―Sフリツプ・フロツ
プFP1,FP2に入力され、量子データラツチ回路
LT1の出力がハイ・レベルのみの場合、或いはロ
ウ・レベルのみの場合にはフリツプフロツプFP1
またはFP2の一方しか反転しないのでアンド・ゲ
ートAN4の出力はロウのままとなり、カウント用
パルスCφ1に同期したラツチ回路LT2の出力
もロウ・レベルになる。一方、量子化データがハ
イ及びロウの両方のレベルを有する場合にはフリ
ツプフロツプFP1,FP2が共に反転するのでアン
ドゲートAN4の出力はハイとなり、カウント用パ
ルスCφ1に同期してラツチ回路LT2の出力はハ
イ・レベルになる。以上量子化データ判別回路を
構成しているラツチ回路LT2の出力とアンド・ゲ
ートAN1の出力の論理和がオア・ゲートOR3でと
られ後述する時定回路を初期状態に戻すためのト
ランジスタTr1がその出力により制御される。
アンド・ゲートAN1の出力がハイ・レベルにな
るのは撮像信号UFが適正電圧範囲外(VF>
VMAX,VF<VMIN)になりアツプ・ダウン・
カウンタUDCを介して蓄積時間が切換えられる
場合である。トランジスタTr1がオフし、抵抗
R18,コンデンサC2,演算増幅器OP3からなる時
定数回路の出力が定電流源CS2,抵抗R19,R20
りなる基準電圧VSTを越えた際にコンパレータ
CP4がハイ・レベル信号を出力しそしてこれは一
方で上記タイミング・コントロール回路TCCか
らのアツプ・ダウン・カウンタUDCに対するク
リア・パルスPUCを受けるオア・ゲートOR2を通
じて該アツプ・ダウン・カウンタUDCにリセツ
ト・パルスとして附与される。
更に本実施例では蓄積時間制御用のアツプ・ダ
ウンカウンタUDCの出力端子Q1,Q2,Q3に、そ
の抵抗値が、例えば4R,2R,Rの抵抗R14
R15,R16が接続されており、演算増幅器OP2,抵
抗R17よりなる加算回路を介して積分時間に応じ
た信号電流が時定数回路に流れるので撮像信号の
量子化データが全て同一のデータである状態が蓄
積時間に応じた一定時間持続した場合にアツプ・
ダウンカウンタUDCにより設定される蓄積時間
がより短い時間、例えば最短の時間t1にリセツト
される。
なお、抵抗R21,R22,トランジスタTr2,発光
ダイオードLDは被写体が高コントラストの時に
点灯し、低コントラストの時に消灯する警告用表
示回路である。
さて以上の構成において、先ず、装置の電源が
投入されると、この時、タイミング・コントロー
ル回路TCCよりアツプ・ダウン・カウンタUDC
に対するリセツト・パルスPUC(パワー・アツ
プ・クリア・パルス)が出力されてこれはオア・
ゲートOR2を通じて該アツプ・ダウン・カウンタ
UDCに附与され、そして該アツプ・ダウン・カ
ウンタUDCがリセツトされてその出力Q1〜Q3
全てハイとなることにより固体撮像素子SPの指
定蓄積時間は第4図に示す如く先ず最短蓄積時間
t1にイニシヤル・セツトされる様になる。例え
ば、パワー・アツプ・クリア信号PUCがハイに
なるとアツプ・ダウン・カウンタUDCがアツ
プ・カウンタ・モードに設定され、次いでカウン
ト・パルスが7個附与されることにより積分時間
は最短のt1にイニシヤル・セツトされる。一方、
電源の投入によりタイミング・コントロール回路
TCCは更に固体撮像素子SPに対し転送用クロツ
ク・パルスφ,φ及びリセツト・パルスRS
の出力を開始すると共に、更に積分クリア信号
ICGをハイと為して積分クリア用ゲートFA1
FAnをオンと為すことによりその画素部D1,D2
及びS1〜Soにおける発生電荷の蓄積を禁止する
様になる。この状態で外部トリガ信号が該タイミ
ング・コントロール回路TCCに附与されると、
該タイミング・コントロール回路TCCはこのト
リガ信号に応答して第5図に示す如く積分クリア
信号ICGを直ちにロウと為して積分クリア用ゲー
トFA1〜FAnをオフと為すことにより画素部D1
D2及びS1〜Soでの発生電荷の蓄積を開始させる
と共に、この時に上記アツプ・ダウン・カウンタ
UDCの出力Q1〜Q3によつて指示されている蓄積
時間(即ち、この場合は最短の時間t1である)の
計時を開始し、そして、この計時が終了するとシ
フト・パルスSHを出力する様になる。従つて、
この時点で、電荷移送用ゲートFB1〜FBnがオン
となることにより上記の計時が行なわれている間
に画素部D1,D2及びSD1〜SDoに蓄積された電荷
が該電荷移送用ゲートFB1〜FBnを通じて電荷転
送用アナログ・シフト・レジスタCA1〜CA2n
各対応するビツトに取り込まれた後、該アナロ
グ・シフト・レジスタCA1〜CA2nを通じて電荷
―電圧変換回路へ転送され、ここで電圧変換され
て電圧情報として出力される様になる。尚、タイ
ミング・コントロール回路TCCはシフト・パル
スSHを出力するとその後、再び積分クリア信号
ICGをハイと為して積分クリア用ゲートFA1
FAnをオンと為すことにより画素部D1,D2及び
S1〜Soでの発生電荷の蓄積を禁止する様にな
る。さてこの様にして固体撮像素子SPから走査
信号の出力が開始されると、該走査信号の出力に
際し、タイミング・コントロール回路TCCは第
5図に示す如くダミー画素部D1,D2に対応した
信号が出力されるタイミングでアナログゲート
AG1に対するゲート制御用信号Aφ1をハイと為
して該アナログ・ゲートAG1をオンと為し、従つ
て、該ダミー画素部D1,D2に対応した信号がコ
ンデンサC1により固体撮像素子SPの暗電流信号
としてホールドされ、該ホールドされた暗電流信
号はバツフア増幅器BP1を通じて差動増幅回路の
一方に附与される様になる。従つて、該差動増幅
回路は続いてその他方の入力に感光画素部S1〜S
oに対応した信号を受けることにより該信号から
上記暗電流信号成分を差し引いた信号、即ち、暗
電流補償された画像情報信号VFを出力する様に
なる。一方、この時、タイミング・コントロール
回路TCCは第5図に示す如く固体撮像素子SPか
ら上記感光画素部S1〜Soに対応した信号が出力
される期間、アナログ・ゲートAG2に対するゲー
ト制御用信号Aφ2とハイと為すことにより該ア
ナログ・ゲートAG2をオンと為し、従つて、差動
増幅回路の出力のうち、上記感光画素部S1〜So
に対応した出力がピーク検出回路PDに附与され
ることになる。該ピーク検出回路PDはタイミン
グ・コントロール回路TCCからの第5図に示す
如きリセツト信号φRにより例えば上記ダミー画
素部D1,D2に対応した信号が得られる期間にお
いて既にリセツトされており、そして、アナロ
グ・ゲートAG2を通じて上記感光画素部S1〜Snに
対応した差動増幅回路の出力を附与されることに
よりそのピーク値を検出する様になる。そして固
体撮像素子SPからの上記感光画素部S1〜Soに対
応した信号の出力が終了すると、この時点でタイ
ミング・コントロール回路TCCは第5図に示す
如くゲート制御用信号Aφをロウと為してアナ
ログ・ゲートAG2をオフと為すことによりピーク
検出回路PDによるピーク値検出を終了させると
共にその後、ピーク・ホールド回路PHに対して
ホールド信号φHを附与してこの時点での該ピー
ク検出回路PDのピーク検出出力VPをホールドさ
せる様になる。該ピーク・ホールド回路PHにピ
ーク値VPがホールドされると、コンパレータ
CP1及びCP2は夫々該ホールドされたピーク値VP
を上限及び下限の基準電圧VMAX及びVMINに対し
て比較し、その比較結果をハイ又はロウの論理信
号として出力する様になる。即ち、今、例えば、
VP<VMINであつたとするとコンパレータCP1
出力はロウ、コンパレータCP2の出力はハイとな
り、従つてアツプ・ダウン・カウンタUPCがダ
ウン・カウント・モードに設定されると共に、オ
ア・ゲートOR1の出力がハイとなり、又、この
時、イクスクルーシブ・オア・ゲートEXの出力
もハイとなる。従つて、ピーク・ホールド回路
PHによるピーク検出回路PDのピーク検出出力
VPのホールドの終了後、タイミング・コントロ
ール回路TCCより第5図に示す如くアツプ・ダ
ウン・カウンタUDCに対するカウント・パルス
Cφ1が出力されると、該カウント・パルスCP
はアンド・ゲートAN1を通じて該アツプ・ダウ
ン・カウンタUDCのカウント入力に附与されて
該アツプ・ダウン・カウンタUDCが1つカウン
ト・ダウンし、従つて、その出力Q1〜Q3がハ
イ、ハイ、ロウの状態となることにより第4図に
示す如く固体撮像素子SPの指定蓄積時間が最短
時間t1から次のt2に切換えられることになる。従
つて、タイミング・コントロール回路TCCは次
回の走査に際しては積分クリア信号ICGのロウ・
レベルへの立下りからシフト・パルスSHの立上
りまでの期間tを時間t2に従つて制御することに
より固体撮像素子SPの蓄積時間を伸長させる様
になり、これより上記差動増幅回路を通じて得ら
れる画像情報信号VFのレベルが上昇させられる
様になる。この蓄積時間の変更動作はVMIN≦VP
≦VMAXの状態が得られるまで繰り返され、そし
て最終的にVMIN≦VP≦VMAXの状態が得られる
様になると、この時点でコンパレータCP1及び
CP2の出力が共にロウとなることによりオア・ゲ
ートOR1の出力がロウとなつてタイミング・コン
トロール回路TCCからのカウント・パルスCP
の、アツプ・ダウン・カウンタUDCに対する附
与がアンド・ゲートAN1により禁止され、従つ
て、この時点で蓄積時間の変更が停止されて蓄積
時間はこの適正な時間に維持されることになる。
勿論、該適正な蓄積時間の下で走査が繰り返され
る間に、再びVP<VMINの状態を生ずれば上述の
動作により蓄積時間は更に長い時間へと切換えら
れる様になるし、また、逆にVP>VMAXの状態を
生ずれば、コンパレータCP1の出力はハイ、コン
パレータCP2の出力はロウとなつてアツプ・ダウ
ン・カウンタUDCがアツプ・カウント・モード
に設定され、そしてタイミング・コントロール回
路TCCからのカウント・パルスCφ1によつて
1つカウント・アツプすることにより蓄積時間が
短い時間へと1段切換えられる様になり、斯くし
てこの様な動作を通じて固体撮像素子SPの蓄積
時間は常に適正な時間、即ち、VMIN≦VP≦VMA
と云う適正な画像信号レベルが得られる様な時
間に制御されることになる。
尚、以上の説明において、イニシヤル・セツト
された最短の時間t1が適正な蓄積時間、即ち、V
MIN≦VP≦VMAXとなる様な蓄積時間であれば蓄
積時間がこの時間t1に維持されることは言うまで
もないことであるが、一方、この最短時間t1の下
でVP>VMAXとなつても、この場合にはコンパレ
ータCP1の出力がハイ、コンパレータCP2の出力
がロウでイクスクルーシブ・オア・ゲートEXの
出力もロウとなり、従つて、蓄積時間の変更は行
なわれず、該最短時間t1に固定されたままとな
る。
さて、以上の様な制御の過程で、例えば、蓄積
時間が比較的長い時間、例えばt5,t3に制御され
た状態で、VMAX>VF>VMINで、更に、撮像信
号の量子化データが全て同一のデータである状態
が生じたとすると、既に述べた様に斯かる状態は
物体のコントラストが極めて低いか、或いは、固
体撮像素子SPに対する入射光輝度の極端な増大
により暗電流信号レベルが極度に増大し、感光画
素部の出力が飽和しているかのいずれかである
が、ここでは後者に起因しているものと見做して
以下に述べる様な制御が行なわれる。即ち、この
状態では撮像信号の量子化データが全て同一のデ
ータであるのでラツチ回路LT2の出力はロウレベ
ル、更にVMAX>VF>VMINであるのでタイミン
グ・コントロール回路TCCからのカウント・パ
ルスCφ1の、アツプ・ダウン・カウンタUDC
に対する附与がアンド・ゲートAN1によつて禁止
されるのでオア・ゲートOR3の出力はロウレベル
となり、それまで導通状態にあつたトランジスタ
Tr1が不導通となつてコンデンサC2が抵抗R18
通じて充電される様になり、そして、該コンデン
サC2の端子電圧が抵抗R19,R20によつて設定さ
れている所定の基準電圧VSTを越える様になる
と、即ち、所定の時間が経過すると、この時点で
コンパレータCP4の出力がロウからハイに変わ
り、従つて、この時の該コンパレータCP4のハ
イ・レベル出力がオア・ゲートOR2を通じてアツ
プ・ダウン・カウンタUDCに附与されることに
より該アツプ・ダウン・カウンタUDCがリセツ
トされてその出力Q1〜Q3は全てハイとなり、斯
くして固体撮像素子SPの蓄積時間が最短時間t1
リセツトされる様になる。尚、この場合、蓄積時
間が比較的長い時間t5に制御された状態ではアツ
プダウンカウンタUDCの出力はQ1,Q2,Q3がロ
ウ、ハイ、ハイとなつているので抵抗R14〜R17
演算増幅器OP2を介して蓄積時間に応じた出力信
号が演算増幅器OP2の出力に生じ、抵抗R18を介
して、時定数回路の積分電流が制御される様にな
り、斯くして、撮像信号の量子化データが全て同
一のデータである状態が蓄積時間に応じた所定時
間持続した場合には、上述した様に、固体撮像素
子SPに対する入射光輝度の極端な増大による暗
電流信号レベルの極度の増大に起因しているもの
であれば、この蓄積時間のリセツトにより斯かる
状態から脱却させられて適正な画線信号、若しく
はこれに近い画像信号が得られる様になる訳であ
る。
尚、オア・ゲートOR3の出力のロウによるトラ
ンジスタTr1の不導通によつてコンデンサC2の充
電が開始されてその端子電圧が上記の所定の基準
電圧を越える様になる前に次の走査が行なわれ
て、この時に、撮像信号の量子化データが全て同
一の状態が解消されていればラツチ回路LT2出力
がハイとなるためにオア・ゲートOR3の出力はハ
イとなり、従つて、トランジスタTr1が導通する
ことによりコンデンサC2が直ちに放電させられ
て蓄積時間のリセツトは行なわれない。
又、以上に説明した実施例では上記のリセツト
すべき蓄積時間を最短の時間t1としていたが確か
に上述した様に入射光輝度の極端な増大が予想さ
れる場合にはこの最短の時間t1へのリセツトが最
も効果的なものであるが、場合によつては、特に
固体撮像素子SPの特性等によつてはこのリセツ
トすべき蓄積時間を最短の時間t1とせずにこれに
近い比較的短かい時間、例えば、第4図のt2,t3
若しくはt4等の時間としても良いことは勿論のこ
とであり、そしてそのためには第3図示回路系の
構成の一部を第6図に示す如く変形すれば良いも
のである。即ち、第6図において、TCC′は第3
図示タイミングコントロール回路TCCと同様の
タイミング・コントロール回路であるが、ここで
は第3図示タイミング・コントロール回路TCC
が有する機能の外に更に上記コンパレータCP4
ハイ・レベル出力に応答してパワー・アツプ・ク
リア・パルスPUCと同様の単一のクリア・パル
スCLRをアツプ・ダウン・カウンタUDCに対し
て出力することにより該アツプ・ダウン・カウン
タUDCをリセツトさせると共に、更に該クリ
ア・パルスCLRの出力後、直ちに上記カウン
ト・パルスCφ1と同様の副カウント・パルスC
φ1′を所定数出力する機能を備えており、そし
て、該副カウント・パルスCφ1′は一方で上記
アンド・ゲートAN1の出力を受けるオア・ゲート
OR4を通じて上記アツプ・ダウン・カウンタ
UDCのカウント入力に附与される様に為されて
いる。以上の外はオア・ゲートOR2が不要とされ
ている点を除き第3図示構成と同様の構成であ
る。
斯かる構成によれば、上述した様にコンパレー
タCP4の出力がハイになると、これに応答してタ
イミング・コントロール回路TCC′は直ちにクリ
ア・パルスCLRを出力してアツプ・ダウン・カ
ウンタUDCをリセツトさせると共に、該クリ
ア・パルスCLRの出力後、直ちに副カウント・
パルスCφ1′を所定数出力し、そしてこれはバ
ツフア増幅器BP2及びオア・ゲートOR4を通じ
て該アツプ・ダウン・カウンタUDCに附与され
る。バツフア増幅器BP2は副カウント・パルス
Cφ1′を微少時間遅延するためのものであり、
オア・ゲートOR5を介してアツプ・ダウン・カウ
ンタUDCが副カウント・パルスCφ1′に同期し
てアツプ・カウント・モードに設定された後、該
アツプ・ダウン・カウンタUDCのC端子に附与
される様になつている。即ち、オア・ゲートOR5
を介して副カウント・パルスCφ1″に同期して
該アツプ・ダウン・カウンタUDCはアツプ・カ
ウント・モードに設定されるので、従つて、該ア
ツプ・ダウン・カウンタUDCは一度リセツトさ
れた後、該副カウント・パルスCφ1″に応答して
その附与数分だけカウント・アツプし、斯くし
て、蓄積時間はこの時の該副カウント・パルスC
φ1″の附与数によつて決まる時間にリセツトされ
ることになる。即ち、例えば蓄積時間がt5に設定
されており、量子化データが全て同一のデータで
ある状態が所定時間持続し、リセツト回路が作動
した場合、該副カウント・パルスCφ1″の附与数
を1とすればこの時のリセツトされるべき蓄積時
間は第4図からも明らかな様にt4となり、附与数
を2,3,…と増すことによりリセツトされるべ
き蓄積時間はt3,t2,…となる訳である。
以上詳述した様に本発明によれば、固体撮像素
子からの走査出力の暗電流補償と走査信号のレベ
ルを基いとするその像信号積分時間の制御と云う
2つの技術を組合せて用い、且つ、量子化された
像データを得る様にした撮像装置、即ち、具体的
には、固体撮像素子により像を走査する際に、該
固体撮像素子より該固体撮像素子内部で発生する
暗電流信号と該暗電流信号を含む走査信号とを出
力せしめ、差動回路により該走査信号から該暗電
流信号を差し引くことにより上記像についての撮
像信号を得、その際、積分時間制御回路により該
撮像信号のレベルに基づき、上記固体撮像素子の
像信号積分時間を制御すると共に、上記撮像信号
を量子化回路によつて量子化することにより量子
化像データを得る様に為した撮像装置として、例
えば、比較的長い像信号積分時間の下で入射光輝
度が急激に増大した様な場合に見られる像信号積
分時間制御の固定化と云う不都合の危惧が確実に
解消されて、斯かる事態に対しても良好な像信号
積分時間制御を持続し得ることにより適正な量子
化像データを得ることが出来る様になるもので、
上述した様な撮像装置において極めて有益なもの
である。
尚、固体撮像素子の像信号積分時間の適否の判
定方法としては実施例では画像信号のピーク・レ
ベルが所定のレベル範囲内に納つているか否かを
判別する如き方法を採用していたが、本発明が斯
かる実施例の形態のみに限られるものではないこ
とは言うまでもないことで、既に述べた様に例え
ば画像信号の平均レベルが所定のレベル範囲内に
納つているか否かを判別する様な方法や、或いは
画像信号を量子化してその量子化の状態を判別す
る様な方法を採用する場合にも十分有効なもので
ある。
同様に固体撮像素子内部に生ずる暗電流信号の
検出方法についても実施例では固体撮像素子は画
素配列の一部をマスク(これは例えばAl蒸着層
の如き手段によつて形成し得るものである)によ
つて遮光することにより該遮光されたダミー画素
部を通じて暗電流信号を得る様にしていたが、こ
の外に感光作用を全く有さない暗電流発生部を設
けてこれにより暗電流信号を得る様にしたり、或
いは又、これらに代えて電荷転送用アナログ・シ
フト・レジスタの一部に空転送部を設定して、該
空転送部により暗電流信号を得る様にしても良い
ものである。即ち、後者の場合には例えば第3図
に示す固体撮像素子SPの構成においてダミー画
素部D1,D2に対する電荷移送用ゲート部FB1
FB2等を削除してレジスタ部CA1〜CA4等によつ
て得られる信号を暗電流信号として検出する様に
すれば良いものである。
又、実施例では蓄積時間リセツト用回路中に抵
抗R18及びコンデンサC2から成るCR時定数回路を
設けて、量子化データが全て同一の状態が所定時
間持続した場合にこの所定時間の経過と共に蓄積
時間のリセツトを行なう様にすることにより例え
ばこの所定時間内に上述の様な状態が解消された
場合には蓄積時間のリセツトは行なわない様に配
慮してあるが、この様な配慮を必要としない場合
にはコンパレータCP4の出力に代えてオア・ゲー
トOR3の出力を直接オア・ゲートOR2又は第6図
示変形例の場合にはタイミング・コントロール回
路TCC′に附与する様にしても良いものである。
因みに本発明の撮像装置は例えば本件出願人に
係る特願昭52―505号(特開昭53―85453号)同じ
く特願昭52―506号(特開昭53―85454号)、同じ
く特願昭52―117235号(特開昭54―51556号)等
において提案されている様な距離検出装置、又
は、同じく特願昭53―38566号(特開昭54―
130825号)においてその実施例として開示されて
いる様な距離検出装置、或いは又、前述の米国特
許第4004852号において開示されている様な距離
検出装置等に適用し得るものである。
尚、実施例中のピーク検出回路PD及びピー
ク・ホールド回路PHとしては例えば上記の本件
出願人に係る特願昭53―38566号(特開昭54―
130825号)の実施例中に開示されている様なピー
ク検出回路及びピーク保持回路(サンプル・ホー
ルド回路)の構成を採用し得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は固体撮像素子に対する入射光輝度及び
これに対するその信号積分時間と画像信号出力と
の関係を示す図、第2図は暗電流信号レベルの変
動の様子とこれによる暗電流補償後の出力の変動
の関係を示す図、第3図は本発明の一実施例の回
路系の構成を示す回路図、第4図は第3図示実施
例における蓄積時間(信号積分時間)設定用アツ
プ・ダウン・カウンタの出力とこれによつて指定
される蓄積時間との関係を示す図、第5図は第3
図示実施例の動作を表わすタイミング・チヤー
ト、第6図は第3図示実施例に対する一変形例の
特に変形に係わる要部の回路構成を示す部分回路
図である。 SP…固体撮像素子、D1,D2…暗電流検出用ダ
ミー画素部、MS…マスク、S1〜So…感光画素
部、AG1,R4,C1…暗電流検出及び保持回路の
構成要素、OP1,R5〜R8…暗電流補償用差動回路
の構成要素、PD,PH,R9〜R11,CP1,CP2…信
号積分時間適否判定用回路の構成要素、UDC…
積分時間設定用回路としてのアツプ・ダウン・カ
ウンタ、TC;TCC′…積分時間制御回路としての
タイミング・コントロール回路、CP3,R12,R13
…量子化回路の構成要素、LT1,LT2,FP1
FP2,AN2〜AN4,OR3,OP2,OP3,OP4
Tr1,C2,R14〜R20…リセツト用回路の構成要
素。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 固体撮像素子により像を走査する際に、該固
    体撮像素子より該固体撮像素子内部で発生する暗
    電流信号と該暗電流信号を含む走査信号とを出力
    せしめ、差動回路により該走査信号から該暗電流
    信号を差し引くことにより上記像についての撮像
    信号を得、その際、積分時間制御回路により撮像
    信号のレベルに基づき、上記固体撮像素子の像信
    号積分時間を制御すると共に、上記撮像信号を量
    子化回路によつて量子化することにより量子化さ
    れた画像データを得る様にした撮像装置に於て、
    上記量子化回路からの量子化された画像データが
    適正であるか否かを判別し、不適正であると判定
    された場合に上記積分時間制御回路によつて設定
    されるべき上記固体撮像素子の像信号積分時間を
    より短い積分時間にリセツトするためのリセツト
    用回路を備えたことを特徴とする撮像装置。 2 上記リセツト用回路を、上記の量子化された
    画像データが不適正であると判定される状態が所
    定時間持続した際に上記積分時間制御回路によつ
    て設定されるべき上記固体撮像素子の像信号積分
    時間をより短い積分時間にリセツトする様、構成
    した特許請求の範囲第1項に記載の撮像装置。 3 上記リセツト用回路を、上記の量子化された
    画像データが不適正であると判定される状態が、
    上記積分時間制御回路により設定された積分時間
    に応じた所定時間持続した際に上記積分時間制御
    回路によつて設定されるべき上記固体撮像素子の
    像信号積分時間をより短い積分時間にリセツトす
    る様、構成した特許請求の範囲第2項に記載の撮
    像装置。
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