JPS6255311A

JPS6255311A - 可撓性膜堰の可撓性膜固定構造

Info

Publication number: JPS6255311A
Application number: JP19475185A
Authority: JP
Inventors: Mamoru Takasaki; 守高崎; Naoyuki Koyano; 古谷野　直行
Original assignee: Bridgestone Corp
Current assignee: Bridgestone Corp
Priority date: 1985-09-05
Filing date: 1985-09-05
Publication date: 1987-03-11

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】Ｌ１上二旦皿ユ１本発明は、河川を横断して敷設され、空気あるいは水の
供給により起立し、排出により倒伏する可撓性膜で形成
された可撓性膜堰に係り、特に］・流側水深がある場所
に敷設される可撓性膜堰に関するものである。

え釆投韮一般にゴム堰と称されている可撓性膜堰は、施工が簡単
で、製作費が安く、農業用水の取水や、河口における防
潮堰として広く使用されている。

斯かる可撓性膜堰では、長尺の可撓性ｙＪ（ゴム製、ま
たは軟質樹脂！ｌｌ）を二つ折り状にして、両端縁を揃
え、該両端縁部を上流側に向け、その部分を同幅方向に
指向する一直線上で押えて河床表面に固定して閉じた袋
状体を形成するか、あるいは前記の構成に加えて、両端
縁部の固定位置から適当な間隔を置き、袋状体の内部か
ら前記固定線と平行に可撓性膜を一直線上で押えている
。上流側および下流側の二列で可撓性膜を固定した後者
の可撓性層膜は、特に、下流側水深がある場所に敷設さ
れる。

が　ｌしようと（る口しかるに、二列固定形式の可撓性膜堰においては、下流
側の固定線が袋状可撓性膜の内室に位置しているため、
下記の問題が生ずる。

第８図は、河床コンクリート０１上に敷設された二列固
定形式の可撓性膜堰０２を縦断側面図として示しており
、該可撓性膜堰０２の可撓性膜０３は、上流側のＡ列と
上流側のＢ列で河床コンクリート０１に固定されている
。第９図および第１０図は、Ｂ列における固定関係を示
し、植設ボルト０４が可撓性膜０３を貫通した状態で、
植設ボルトｏ４とナツト０５の螺合関係により植設され
た受け金具０６と押え金具０７の間に、可撓性膜０３が
挾まれている。

斯かる構造では、植設ボルト０４の頂部が、可撓性膜０
３の内室に露出しているため、該植設ボルト０４の螺子
溝を通じて内室の空気が河床コンクリート０１側に洩れ
出して終う。

この洩出を防ぐために、従来では、植設ボルト０４とナ
ツト０８、およびナツト０８と植設された受け金具０６
を溶接する、植設０４ボルト０４の螺子溝部に密封材を
塗布する等の手法が採用されている。

°　　　　　た　　の　一本発明の目的は、施工が容易で、確実な密封性が保証さ
れる新規な可撓性膜固定構造を提供する点にある。

この目的は、植設ボルト、押え金具および受け金具をも
って、河床部に可撓性膜を固定し、閉じた袋状体を形成
する可撓性膜堰てあって、該袋状体の内部にて可撓性膜
を植設ボルトが貫通し、該植設ボルトとナツトの螺合関
係で、可撓性膜の長尺方向に添う受け金具と押え金具の
間に気水密に可撓性膜を挾み込む構造の可撓性膜堰にお
いて、押え金具と可撓性膜の間に挾み込まれた密封用可
撓性薄膜をちってボルト頂部を含む押え金具全体を気水
密に包み込むことによって達成される。

以下、第１図ないし第５図に示した本発明の一実施例に
ついて説明する。

第１図は、河床コンクリート１０上に敷設された二列固
定形式の可撓性膜堰１２を縦断側面°図として示してお
り、該可撓性膜堰１２の可撓性膜（ゴム製、または軟質
樹脂製）１４は、上流側のＡ列と下流側のＢ列にて河床
コンクリート１０に固定されている。

Ｂ列における固定構造は、第２図に示され、植設ボルト
１６とナツト１８の螺合関係により、植設された受け金
具２０と押え金具２２の間に、可撓性膜１４が強圧で挾
まれるとともに、同幅方向に伸長する長尺の押え金具２
２を気水密に包み込む密封用可撓性薄膜（熱可塑性樹脂
製、またはゴム）２４が、可撓性膜１４と押え金具２２
の間に挾み込まれている。

Ｂ列における可撓性膜１４および可撓性膜ｗＡ２４の固
定は、次の手順によって行われる。

先ず、適当な間隔を置いて一直線線上に配列された多数
の植設ボルト１６に、対応して形成された多数の開口１
５を合致させて可撓性膜１４を植設された受け金具２０
上に宛てがい（第３図参照）、開［］１５と同様に形成
された多数の開口２５を植設ボルト１６に合致させて、
長尺可撓性薄膜２４を可撓性膜１４上に載せる〈第４図
参照）。

次に、植設ボルト１６に対応する多数の開口を有する長
尺（ただし、可撓性薄膜２４よりも短かい）の押え金具
２２を、その開口を植設ボルト１６に合致さＵて可撓性
膜膜２４上に載せ、植設ボルト１６に対してナツト１８
を螺合させることにより押え金具２２を締め付け、長尺
の発泡体（例、発泡ポリエチレン、発泡塩化ビニール）
２６を、全ての植設ボルト１６の頂部を覆う様に押え金
具２２上に載せた後、可撓性薄膜２４の自由な状態にあ
る部分を第５図図示の如く持ち上げて押え金具２２を包
み込み、第２図図示の様に重ね合せた両端縁部を接合す
る（接着剤接合、または融接による）。そして、筒状体
として形成された可撓性Ｎ膜２４の両端部を同様に接合
し、もって、押え金具２２および植設ボルト１６の頂部
を気水密に包装する。

可撓性膜１４の室内に位置するＢ列の斯かる固定構造に
よれば、押え金具２２および植設ボルト１６の頂部が可
撓性薄膜２４によって気水密に包装されているため、可
撓性膜１４内に充填された空気（または水）が、植設ボ
ルト１６の螺子溝を通じて河床コンクリート１０側に洩
出する心配はない。

また、植設ボルト１６の頂部は、発泡体２６によって覆
われているため、可撓性膜１４を河床コンクリート１０
に沿って倒伏させた状態で、その上に、転石、流木等の
重量物が載っても、発泡体２６によつて覆われたナラ１
〜１８あるいは植設ボルト１６に対して可撓性簿膜２４
が直接接触して損傷を受けることはなく、可撓性薄膜２
４の耐久性が保証される。

なお、前記実施例においては、多数の開口２５を有する
一枚の可撓性薄膜２４を用いたが、第６図に示す様に、
長尺の二枚の可撓性薄膜２４Ａを使用することも出来、
それ等を植設ボルト１６部分を避けて可撓性膜１４上に
載せて、押え金具２２で押え込めば良い。

また、第７図に示す様に、発泡体２６の他に、第二の発
泡体２８を用い、押え金具２２の頂部および植設ボルト
１６の頂部全体を発泡体２８で覆っても良く、この方法
によれば、更に効果的に可撓性膜ｌＩｒＡ２４を保護す
ることができる。

Ｌ１立み１以上の説明から明らかな様に、本発明では、袋状に形成
、配設された可撓性膜の内室部にて、該可撓性膜を固定
用植設ボルトが貫通する形式の可’ｔＭ性膜堰において
、押え金具と可撓性膜の間に挾み込まれた密封用可撓性
薄膜をもってボルト頂部を含む押え金具全体を気水密に
包み込んだため、可撓性膜の内室に充填された空気（ま
たは水）が、植設ボルトに沿って河床部に洩出する心配
はなく、内室の圧力低下を防ぐことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係る可撓性膜固定構造を採
用した可撓性膜堰の縦断側面図、第２図は前記固定構造
を示す第１図の要部拡大図、第３図ないし第５図は前記
固定構造部分における可撓性膜固定手順を示す断面図、
第６図は第３図に対応する図であって変形例を示すもの
、第７図は他の実施例に係る可撓性膜固定構造を示す断
面図、第８図は公知に係る可撓性膜堰の縦断側面図、第
９図、第１０図はそのＢ列における可撓性膜固定構造を
示す断面図である。１０・・・河床コンクリート、１２・・・可撓性膜堰、
１４・・・可撓性膜、１５・・・開口、１６・・・植設
ボルト、１８・・・ナツト、２０・・・受け金具、２２
・・・押え金具、２４・・・可撓性簿膜、２５・・・開
口、２６．２８・・・発泡体。代理人　弁理士　江　原　　望　　外２名第１図第４図つζ 第５図第６図第７図　　　Ｂ第８図

Claims

【特許請求の範囲】

植設ボルト、押え金具および植設された受け金具をもつ
て、河床部に可撓性膜を固定し、閉じた袋状体を形成す
る可撓性膜堰であって、該袋状体の内部にて可撓性膜を
植設ボルトが貫通し、該植設ボルトとナットの螺合関係
で、可撓性膜の長尺方向に添う受け金具と押え金具の間
に気水密に可撓性膜を挾み込む構造の可撓性膜堰におい
て、前記押え金具と前記可撓性膜の間に挾み込まれた密
封用可撓性薄膜をもって前記ボルト頂部を含む前記押え
金具全体を気水密に包み込んだことを特徴とする可撓性
膜堰の可撓性膜固定構造。