JP3290252B2 - 管路とマンホールとの接合具及び接合方法 - Google Patents

管路とマンホールとの接合具及び接合方法

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雅博 瀬下
弘行 桜木
弘 榎並
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は下水道管などの管路をマ
ンホールに接合するに際し、その管体とマンホールの接
合孔との間隙に介装し、当該間隙を塞いでシールするた
めの接合具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】下水道管などの管路においては、図1に
示すように適宜の間隔毎にマンホール1が形成されてい
る。そしてそのマンホール1の側壁面には接合孔2が穿
設されており、管路3の端末部をその接合孔2に若干の
勾配をもって挿入すると共に、その管路3の端末と接合
孔2との間隙に環状の接合具4を嵌合して、シールして
いた。
【0003】そしてその接合具4としては、肉厚の環状
のゴムチューブが使用され、その環状のゴムチューブを
管路3とマンホール1の接合孔2との間に介装し、ゴム
チューブ内に硬化性の樹脂液を圧入して硬化させてい
た。そしてその樹脂液の圧力により、ゴムチューブを管
路3の外面及び接合孔2の内面に圧接させ、その両者間
を水密にシールしていたのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述のような接合具4
においては、ゴムチューブ内に圧入される樹脂液の圧力
により、当該ゴムチューブの壁面を管路3及び接合孔2
に押付けることによって、シール作用を生ぜしめるので
あり、高度の水密性を保持するためには樹脂液の圧力を
高くする必要がある。
【0005】すなわちゴムチューブ内に樹脂液を注入し
て膨ませ、その壁面が管路3及び接合孔2に当接した状
態から、樹脂液に圧力を加えることにより、ゴムチュー
ブの壁面が変形して管路3及び接合孔2との接触面積が
大きくなると共に、樹脂液の圧力によって当該樹脂液と
管路3及び接合孔2との間にゴムチューブの壁面を挟圧
し、ゴムチューブの表面が大きな面積に亙って管路3及
び接合孔2に密接し、シール作用を生じるのであって、
樹脂液の圧力を高くするに従ってシール効果も大きくな
る。
【0006】しかしながら接合具4は内圧をかけたと
き、その環状の外周及び内周においてはマンホール1の
接合孔2及び管路3内面に圧接され、膨みが抑制される
が、側面においては変形を抑制する手段がない。
【0007】従ってシール効果を高めるためにゴムチュ
ーブ内に高い圧力をかけると、ゴムチューブは側方に膨
み、破裂する可能性がある。またゴムチューブが過度に
変形しないように樹脂液の圧力を低くしたのでは、十分
なシール効果を得ることができない。
【0008】またゴムチューブの肉厚を大きくし、又は
ゴムチューブの素材を硬度の高いものとすることによ
り、ゴムチューブが過度に変形するのを防止することが
できるが、そのゴムチューブが変形し難いために管路3
及び接合孔2との接触面積が小さくなり、十分なシール
効果を得ることができない。
【0009】本発明はかかる事情に鑑みなされたもので
あって、内圧により破裂したり過度に変形したりするこ
となく、十分に高い圧力をかけて大きなシール効果を得
ることのできる接合具を提供することを目的とするもの
である。
【0010】
【課題を解決する手段】而して本発明の接合具は、肉厚
の環状の止水用ゴム様チューブ内に、薄肉のゴム様チュ
ーブの外側に筒状織布を配した膨脹チューブを挿通して
なることを特徴とするものである。
【0011】この接合具においては、前記止水用ゴム様
チューブが、水膨脹性又は水膨潤性ゴムよりなるものと
するのが好ましい。
【0012】また本発明の接合方法は、マンホールに設
けられた接合孔に管路の端末を遊嵌すると共に、その管
路の端末と接合孔との間に前述の接合具を嵌合し、当該
接合具の前記膨脹チューブ内に樹脂液を圧入し、次いで
その樹脂液を硬化させることを特徴とするものである。
【0013】
【実施例】図2及び図3は本発明の接合具5の一実施例
を示すものである。この接合具5において6は止水用ゴ
ム様チューブであって、肉厚の柔軟なゴム又は合成樹脂
よりなるチューブの両端を接続して環状をなしている。
【0014】この止水用ゴム様チューブ6を構成するチ
ューブとしては、水膨潤性ゴム又は水膨脹性ゴムを使用
するのが好ましい。水膨脹性ゴム又は水膨脹性ゴムは、
結晶性のジエン系ゴムに高吸水性樹脂を配合したもので
あって、ショアーA硬度が約40°程度の柔軟なゴムで
あり、水と接触するとその水を吸収して体積を大巾に増
すと共に、その膨脹を外部から拘束することにより大き
な圧力を生じる性質を有している。
【0015】そしてその止水用ゴム様チューブ6内に
は、その環状に沿って膨脹チューブ7が挿通されてい
る。この膨脹チューブ7は、柔軟な薄肉のゴム又は合成
樹脂のチューブ8の外側に、筒状織布9を配したもので
ある。筒状織布9はゴム様チューブ8の外側に嵌合され
ただけのものであってもよく、また一体に接着されてい
てもよい。
【0016】膨脹チューブ7は、それ自体両端が接続さ
れて環状をなした状態で、止水用ゴム様チューブ6内に
挿通されているのが好ましいが、必ずしも膨脹チューブ
7が環状である必要はない。
【0017】ゴム様チューブ8の外側に筒状織布9を配
した筒状の膨脹チューブ7を、その両端を気密に閉塞し
た状態で止水用ゴム様チューブ6内に挿通し、膨脹チュ
ーブ7の両端を止水用ゴム様チューブ6内において単に
突合わせ、又は重ね合わせて環状形態を採らせたもので
あってもよい。
【0018】10は樹脂液注入弁であって、外部から当
該樹脂液注入弁10を介して膨脹チューブ7内に樹脂液
を圧入することができ、且つ膨脹チューブ7内の圧力を
保持し得るようになっている。
【0019】また11は空気抜き弁であって、膨脹チュ
ーブ7内に樹脂液が圧入されたとき、膨脹チューブ7内
に滞留していた空気が、その空気抜き弁11から抜ける
ようになっている。
【0020】
【作用】次にこの接合具5でマンホール1の接合孔2に
管路3を接合する方法を説明すると、先ず接合具5の膨
脹チューブ7内の空気を抜いて萎ませた状態で、マンホ
ール1の接合孔2の内側に嵌合し、さらにその接合具5
の環の内側に、管路3の端末を若干の勾配をもって挿入
する。
【0021】この状態で樹脂液注入弁10から膨脹チュ
ーブ7内に硬化性の樹脂液を注入し、当該膨脹チューブ
7を介して止水用ゴム様チューブ6を膨ませる。このと
き膨脹チューブ7内の空気は空気抜き弁11から抜け
る。
【0022】これにより接合具5は断面が円形になるよ
うに膨もうとするが、そのチューブの直径が管路3と接
合孔2との間隙より大きいため、環の外側は接合孔2の
内面に、また環の内側は管路3の外面に当接する。
【0023】さらに樹脂液の注入を続けるとチューブの
断面積が拡大し、止水用ゴム様チューブ6は柔軟である
ために前記間隙内において変形し、管路3及び接合孔2
との接触面積が大きくなる。
【0024】そして樹脂液に殆ど圧力をかけない状態に
おいて、図1に示されると同様に接合具5は管路3と接
合孔2との間隙を満し、接合具5は十分に大きな接触面
積で管路3及び接合孔2に当接する。
【0025】ここでさらに樹脂液を圧入して圧力をかけ
ると、止水用ゴム様チューブ6における管路3又は接合
孔2に接触した部分には、内側から膨脹チューブ7を介
して樹脂液の圧力が作用し、当該圧力によって管路3及
び接合孔2に強く圧接され、十分なシール作用を生じ
る。
【0026】一方接合具5の側面においては、樹脂液の
側方に向う圧力は膨脹チューブ7の筒状織布9によって
支えられ、膨脹チューブ7が側方に向って過度に膨脹す
ることがない。
【0027】従って止水用ゴム様チューブ6には、樹脂
液の圧力が直接作用することがないので、側方に向って
過度に膨んで変形するようなことがなく、また破裂する
ようなこともない。
【0028】また止水用ゴム様チューブ6として水膨潤
性ゴム又は水膨脹性ゴムを使用した場合には、これらの
ゴムは柔軟であるので接合具5と接合孔2及び管路3と
の接触面積が大きくなり、また地下水に接触して水を吸
収して軟化し、体積を増すことにより接合孔2及び管路
3との圧接力が大きくなり、より大きなシール効果を生
じる。
【0029】
【発明の効果】従って本発明によれば、接合具5が側方
に向って過度に変形したり破裂したりすることがないの
で、かかる不都合を生じることなく十分に高圧の樹脂液
を圧入することができる。
【0030】従って接合具5の表面を大きい接触面積に
亙って、且つ大きい力で管路3及び接合孔2に圧接する
ことができ、管路3と接合孔2との間隙を水密にシール
することができる。またこの状態のままで樹脂液を硬化
させることにより、シール効果を保持することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 接合具の使用状態を示す断面図
【図2】 本発明の接合具の斜視図
【図3】 本発明の接合具の拡大断面図
【符号の説明】
1 マンホール 2 接合孔 3 管路 5 接合具 6 止水用ゴム様チューブ 7 膨脹チューブ 8 ゴム様チューブ 9 筒状織布
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 瀬下 雅博 兵庫県西宮市甲子園口2丁目24番12号 (72)発明者 桜木 弘行 兵庫県神戸市須磨区竜が台1丁目1番2 号13棟102 (72)発明者 榎並 弘 新潟県南蒲原郡中之島町字中条新田(番 地なし) 株式会社信明産業 新潟工場 内 (56)参考文献 特開 昭63−304836(JP,A) 特開 平4−333722(JP,A) 特開 昭55−71542(JP,A) 特開 昭56−98154(JP,A) 特開 昭61−65983(JP,A) 実開 平3−32272(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02D 29/12

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 肉厚の環状の止水用ゴム様チューブ
    (6)内に、薄肉のゴム様チューブ(8)の外側に筒状
    織布(9)を配した膨脹チューブ(7)を挿通してなる
    ことを特徴とする、管路とマンホールとの接合具
  2. 【請求項2】 請求項1の接合具において、前記止水用
    ゴム様チューブ(6)が、水膨脹性又は水膨潤性ゴムよ
    りなることを特徴とする、管路とマンホールとの接合具
  3. 【請求項3】 マンホール(1)に設けられた接合孔
    (2)に管路(3)の端末を遊嵌すると共に、その管路
    (3)の端末と接合孔(2)との間に請求項1又は2に
    記載の接合具(5)を嵌合し、当該接合具(5)の前記
    膨脹チューブ(7)内に樹脂液を圧入し、次いでその樹
    脂液を硬化させることを特徴とする、管路とマンホール
    との接合方法
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