JPS5827436B2 - 管同志の接続間隙に介在使用する防水用シ−ル部材 - Google Patents
管同志の接続間隙に介在使用する防水用シ−ル部材Info
- Publication number
- JPS5827436B2 JPS5827436B2 JP8286382A JP8286382A JPS5827436B2 JP S5827436 B2 JPS5827436 B2 JP S5827436B2 JP 8286382 A JP8286382 A JP 8286382A JP 8286382 A JP8286382 A JP 8286382A JP S5827436 B2 JPS5827436 B2 JP S5827436B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tube
- water
- pipe
- waterproof sealing
- pipes
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- Joints With Sleeves (AREA)
- Gasket Seals (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、地下に埋設される管同志の接続間隙に介在使
用して有効な合或樹脂製防水用シール部材に関する。
用して有効な合或樹脂製防水用シール部材に関する。
上記に云うシール部材とは、親水性ウレタン、エチレン
オキサイド、ポリビニールアルコールのような親水基を
もつ合成樹脂(例えば特公昭53−38750号公報参
照)を素材したものであって、樹脂の親水基と水が反応
して樹脂の分子間に水の分子がとり込捷れることによっ
て軟化状に膨張拡大され、又水と接触しないいわゆる乾
燥状態ではゴム状の弾性を有する性状をもっているもの
である。
オキサイド、ポリビニールアルコールのような親水基を
もつ合成樹脂(例えば特公昭53−38750号公報参
照)を素材したものであって、樹脂の親水基と水が反応
して樹脂の分子間に水の分子がとり込捷れることによっ
て軟化状に膨張拡大され、又水と接触しないいわゆる乾
燥状態ではゴム状の弾性を有する性状をもっているもの
である。
ところで、上記性状をもつ合成樹脂素材は、もともと防
水用シール材として開発されたもので、既にこのものを
第1図のようにヒユーム管同志の嵌合接続部、つ捷り管
の雄、雌ソケツト間のスキ間に介在使用させ、上記合成
樹脂素材が水との接触による膨張によって上記雄、雌ソ
ケツト間のスキ間を密着閉塞し、防水作用を果させよう
とする手段が提案されたが、この手段だと、上記樹脂素
材が水との接触で膨張を開始し膨張圧が管壁に当って抵
抗をうけるとそれ以上の管壁方向の膨張か阻止されるの
で引続く膨張圧は抵抗のない管の軸線方向に逃げてし普
い管壁方向には余り働かないことになり、防水効果は期
待できない。
水用シール材として開発されたもので、既にこのものを
第1図のようにヒユーム管同志の嵌合接続部、つ捷り管
の雄、雌ソケツト間のスキ間に介在使用させ、上記合成
樹脂素材が水との接触による膨張によって上記雄、雌ソ
ケツト間のスキ間を密着閉塞し、防水作用を果させよう
とする手段が提案されたが、この手段だと、上記樹脂素
材が水との接触で膨張を開始し膨張圧が管壁に当って抵
抗をうけるとそれ以上の管壁方向の膨張か阻止されるの
で引続く膨張圧は抵抗のない管の軸線方向に逃げてし普
い管壁方向には余り働かないことになり、防水効果は期
待できない。
このようなことから第2図のように雄、雌ソケットの周
壁面に浅溝イを夫々同心的に設け、この溝イに樹脂素材
の内外面を介入させ谷溝の相対する壁で軸方向への膨張
を阻止させて専ら管壁方向への膨張を生じさせることも
提案されているが、雄、雌ソケツト間には管の軸方向の
嵌合スキ間口があることから浅溝イ以外のスキ間に臨む
素材部分が仮想線のように膨んで上記スキ間口に逃げ、
従ってこの場合も呼た第1図同様管壁方向に膨張圧を働
かせることができず、確実なシール作用は期待できない
。
壁面に浅溝イを夫々同心的に設け、この溝イに樹脂素材
の内外面を介入させ谷溝の相対する壁で軸方向への膨張
を阻止させて専ら管壁方向への膨張を生じさせることも
提案されているが、雄、雌ソケツト間には管の軸方向の
嵌合スキ間口があることから浅溝イ以外のスキ間に臨む
素材部分が仮想線のように膨んで上記スキ間口に逃げ、
従ってこの場合も呼た第1図同様管壁方向に膨張圧を働
かせることができず、確実なシール作用は期待できない
。
そこでこの発明は、上記第2図のヒユーム管の例をとる
ならば、樹脂素材が仮想線のように管の軸線方向に膨ら
捷ないようにすることにあり、その手段として樹脂素材
を伸び率の小さな強靭な布製チューブに挿入して素材の
膨張方向を管の周壁に働くように拘束させ、且チューブ
を布製とすることは、布目を通じて外部の水を樹脂素材
に浸透させるためであるが、チューブが管壁に接触する
ことによって生ずる毛細管的な浅水を防止するためにチ
ューブ表面に上記樹脂素材と同質の合成樹脂皮膜を設け
ることにある。
ならば、樹脂素材が仮想線のように管の軸線方向に膨ら
捷ないようにすることにあり、その手段として樹脂素材
を伸び率の小さな強靭な布製チューブに挿入して素材の
膨張方向を管の周壁に働くように拘束させ、且チューブ
を布製とすることは、布目を通じて外部の水を樹脂素材
に浸透させるためであるが、チューブが管壁に接触する
ことによって生ずる毛細管的な浅水を防止するためにチ
ューブ表面に上記樹脂素材と同質の合成樹脂皮膜を設け
ることにある。
以下図面Iこ就いて実施例の詳細を述べる。
1は、親水基をもち、該親水基と水が接触して分子間に
水の分子がとり込捷れることによって膨張拡大される棒
状の親水性ポリウレタン樹脂素体で、この素体1の水接
触前はゴム状の弾性を有し、且上記水との接触で柔軟化
されると共に断面積で2倍程度膨張する素材が選ばれて
いる。
水の分子がとり込捷れることによって膨張拡大される棒
状の親水性ポリウレタン樹脂素体で、この素体1の水接
触前はゴム状の弾性を有し、且上記水との接触で柔軟化
されると共に断面積で2倍程度膨張する素材が選ばれて
いる。
そこで、本発明の要旨構成は、上記樹脂素体1を伸び率
が小さく、かつ水の浸透を許す強靭な布製チューブ2内
に密嵌状に挿入し、更にチューブ2の表面に上記素体1
と同質の合成樹脂皮膜3を設けてシール部材Aを構成し
たものである。
が小さく、かつ水の浸透を許す強靭な布製チューブ2内
に密嵌状に挿入し、更にチューブ2の表面に上記素体1
と同質の合成樹脂皮膜3を設けてシール部材Aを構成し
たものである。
又、上記チューブ2は本例では高強度ポリエステル繊維
(破断伸度5優以丁)を平織又は編組したものにて形成
されている。
(破断伸度5優以丁)を平織又は編組したものにて形成
されている。
又シール部材Aは本例ではヒユーム管用としであるため
、ヒユーム管の外周に適嵌し得る無端リング状のものを
示しているが、ヒユーム管の外周に巻付は使用可能なる
直線状のものでも勿論よい。
、ヒユーム管の外周に適嵌し得る無端リング状のものを
示しているが、ヒユーム管の外周に巻付は使用可能なる
直線状のものでも勿論よい。
以下、上記シール部材でヒユーム管の接続部を防水シー
ルする例を述べる。
ルする例を述べる。
上記シール部材Aを常法のようにヒユーム管の雄ソケッ
トに第5図のように嵌合又は巻き付けてこれを雄ソケッ
ト外壁面と雌ソケツト内壁との間のスキ間に少しく押潰
し状に挟合介在させる。
トに第5図のように嵌合又は巻き付けてこれを雄ソケッ
ト外壁面と雌ソケツト内壁との間のスキ間に少しく押潰
し状に挟合介在させる。
そこでい捷に管の普わりにある土中の水がスキ間から侵
入すると、水は先ず皮膜3の親水基と接触しその分子間
に水の分子がとり込1れて膨張すると共に膨張した素体
が管壁に密着し、又皮膜に浸透した水はチューブを透し
て棒状樹脂素体1に接触し、よってこの樹脂素体も上記
同様に膨張するが、樹脂素体自身は伸びのないチューブ
で包被されているので上記素体のチューブ内における膨
張圧が1す1す高呼り、従って膨張圧は抵抗のない部分
、つ甘り管の軸方向に逃げようとするが、この方向も又
チューブによる拘束をう斗ているので逃げることができ
ず、この結果、管壁を押圧する圧力は有効に保持される
ことになり、つ1り樹脂素体の膨張圧力をチューブ内で
高めて膨張方向をシール部に働く方向に拘束させ、もっ
て完全な防水シール機能を果させることができる。
入すると、水は先ず皮膜3の親水基と接触しその分子間
に水の分子がとり込1れて膨張すると共に膨張した素体
が管壁に密着し、又皮膜に浸透した水はチューブを透し
て棒状樹脂素体1に接触し、よってこの樹脂素体も上記
同様に膨張するが、樹脂素体自身は伸びのないチューブ
で包被されているので上記素体のチューブ内における膨
張圧が1す1す高呼り、従って膨張圧は抵抗のない部分
、つ甘り管の軸方向に逃げようとするが、この方向も又
チューブによる拘束をう斗ているので逃げることができ
ず、この結果、管壁を押圧する圧力は有効に保持される
ことになり、つ1り樹脂素体の膨張圧力をチューブ内で
高めて膨張方向をシール部に働く方向に拘束させ、もっ
て完全な防水シール機能を果させることができる。
又本発明では、上記樹脂素体1の膨張方向を拘束させる
ために布製チューブ2を用いることに加え、更にこのチ
ューブの表面に上記樹脂素体と同質の樹脂皮膜を設けた
ので、もしも皮膜3を設けない場合は、当然のことなが
ら第6図のようにヒユーム管壁にチューブ2の繊維2′
が直接接し、この繊維Zを伝って管外部の水が毛細状に
管内に侵入したり、逆に管内に水圧水流がある場合は管
内の水が管外に洩出する問題が生ずるか、本発明によれ
ば、第7図のように上記皮膜3か繊維を埋設状に塞ぎ、
そしてこの皮膜3が直接管壁に密着するので、上記問題
の発生は全くなく、完壁な防水シール作用を果すことが
できる。
ために布製チューブ2を用いることに加え、更にこのチ
ューブの表面に上記樹脂素体と同質の樹脂皮膜を設けた
ので、もしも皮膜3を設けない場合は、当然のことなが
ら第6図のようにヒユーム管壁にチューブ2の繊維2′
が直接接し、この繊維Zを伝って管外部の水が毛細状に
管内に侵入したり、逆に管内に水圧水流がある場合は管
内の水が管外に洩出する問題が生ずるか、本発明によれ
ば、第7図のように上記皮膜3か繊維を埋設状に塞ぎ、
そしてこの皮膜3が直接管壁に密着するので、上記問題
の発生は全くなく、完壁な防水シール作用を果すことが
できる。
又皮膜3の存在により、例えシールすべき管壁面が凹凸
のある線面であってもこの線面lこ皮Mが膨張によりな
じみ状に侵入するので粗雑な管壁面へのシールに有効に
対応させることができるもので、管同志の接続間隙に介
在使用するこの種防水用シール部材として秀れた特長を
有するものである。
のある線面であってもこの線面lこ皮Mが膨張によりな
じみ状に侵入するので粗雑な管壁面へのシールに有効に
対応させることができるもので、管同志の接続間隙に介
在使用するこの種防水用シール部材として秀れた特長を
有するものである。
尚、樹脂素体1に水がとり込1れると、素体1はチュー
ブで拘束されているためかなり強力な硬化状態となるの
で、素体の管壁への圧接圧力の加減と硬度の調和をもた
せるために素体1を独立発泡させたものを用いても勿論
よい。
ブで拘束されているためかなり強力な硬化状態となるの
で、素体の管壁への圧接圧力の加減と硬度の調和をもた
せるために素体1を独立発泡させたものを用いても勿論
よい。
又、本例ではシール部材をヒユーム管同志の防水シール
に用いる例を示しているため断面細長方形状のものを示
したが、第8図のように断面円形状のものとか、第9図
のように断面三角形状のものなど、要するにシールすべ
き管同志のスキ間に応じた種々の断面形状のものが選択
されるは勿論である。
に用いる例を示しているため断面細長方形状のものを示
したが、第8図のように断面円形状のものとか、第9図
のように断面三角形状のものなど、要するにシールすべ
き管同志のスキ間に応じた種々の断面形状のものが選択
されるは勿論である。
第1図並に第2図は説明図、第3図はシール部材の一部
切欠正面図、第4図は仝上一部の拡大側断面図、第5図
はシール部材をヒユーム管lこ嵌合使用した状態の断面
図、第6図、第7図は説明図、第8図、第9図はシール
部材の変形例の断面図である。 1・・・・・・合成樹脂素体、2・・・・・・布製チュ
ーブ、3・・・・・・合成樹脂皮膜。
切欠正面図、第4図は仝上一部の拡大側断面図、第5図
はシール部材をヒユーム管lこ嵌合使用した状態の断面
図、第6図、第7図は説明図、第8図、第9図はシール
部材の変形例の断面図である。 1・・・・・・合成樹脂素体、2・・・・・・布製チュ
ーブ、3・・・・・・合成樹脂皮膜。
Claims (1)
- 1 親水基をもち、該親水基と水が接触して分子間に水
の分子がとり込捷れることによって膨張拡大されるゴム
状弾性を有する合成樹脂素体を、伸び率が小さくかつ水
の浸透を許す布製チューブ内に密嵌的に挿入し、布製チ
ューブ表面に上記と同質の合成樹脂皮膜を設けたことを
特徴として成る管同志の接続間隙に介在使用する防水用
シール部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8286382A JPS5827436B2 (ja) | 1982-05-17 | 1982-05-17 | 管同志の接続間隙に介在使用する防水用シ−ル部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8286382A JPS5827436B2 (ja) | 1982-05-17 | 1982-05-17 | 管同志の接続間隙に介在使用する防水用シ−ル部材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57204391A JPS57204391A (en) | 1982-12-15 |
JPS5827436B2 true JPS5827436B2 (ja) | 1983-06-09 |
Family
ID=13786167
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8286382A Expired JPS5827436B2 (ja) | 1982-05-17 | 1982-05-17 | 管同志の接続間隙に介在使用する防水用シ−ル部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5827436B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6037514U (ja) * | 1983-08-23 | 1985-03-15 | 大建工業株式会社 | 畳下地用合板 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6016084U (ja) * | 1983-07-12 | 1985-02-02 | 株式会社クボタ | 管継手用ゴム輪 |
JPS6164591U (ja) * | 1984-10-04 | 1986-05-01 | ||
JP2000220752A (ja) | 1999-02-03 | 2000-08-08 | Akashiya Kako Kk | 防水用シール部材を用いる止水方法 |
-
1982
- 1982-05-17 JP JP8286382A patent/JPS5827436B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6037514U (ja) * | 1983-08-23 | 1985-03-15 | 大建工業株式会社 | 畳下地用合板 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57204391A (en) | 1982-12-15 |
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