JPS6255018B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6255018B2 JPS6255018B2 JP11484080A JP11484080A JPS6255018B2 JP S6255018 B2 JPS6255018 B2 JP S6255018B2 JP 11484080 A JP11484080 A JP 11484080A JP 11484080 A JP11484080 A JP 11484080A JP S6255018 B2 JPS6255018 B2 JP S6255018B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- elastic body
- members
- elastic
- torque
- window
- Prior art date
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- Expired
Links
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 claims description 4
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 6
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000004033 plastic Substances 0.000 description 1
- 229920003023 plastic Polymers 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F15/00—Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion
- F16F15/10—Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system
- F16F15/12—Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Acoustics & Sound (AREA)
- Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はクラツチデイスクのねじり振動吸収用
のダンパー装置等に利用できるトルク変動吸収装
置に関するものである。
のダンパー装置等に利用できるトルク変動吸収装
置に関するものである。
エンジンに取付けた共振体(クラツチのフライ
ホイール)を振動させることにより、エンジン自
体の振動を低減させようと云う考えは、従来クラ
ンクプーリではよく用いられているが、この時の
共振点は中高回転域ではトルク変動が小さいの
で、2つの部材を弾性体で結んだだけで十分であ
つた。しかし低回転域で従来の手段を用いると、
トルク変動が大きいために、前記弾性体が変動に
耐えられず破損を起す欠点があつた。
ホイール)を振動させることにより、エンジン自
体の振動を低減させようと云う考えは、従来クラ
ンクプーリではよく用いられているが、この時の
共振点は中高回転域ではトルク変動が小さいの
で、2つの部材を弾性体で結んだだけで十分であ
つた。しかし低回転域で従来の手段を用いると、
トルク変動が大きいために、前記弾性体が変動に
耐えられず破損を起す欠点があつた。
本発明は前記従来の欠点を解消するために提案
されたもので、両側の硬質板に弾性体の両端を固
定してなる部材を、回転変位する2部材の傾斜壁
で形成された窓に固定することなく介在させ、前
記2部材のうち一方の部材が回転して変位する過
程で前記弾性体に捩りを与え、その後硬質板に前
記傾斜壁が全面当接して弾性体を軸方向に圧縮す
ることにより、相対捩れ角を圧縮のみに比べ大き
くすることができるトルク変動吸収装置を提供せ
んとするものである。
されたもので、両側の硬質板に弾性体の両端を固
定してなる部材を、回転変位する2部材の傾斜壁
で形成された窓に固定することなく介在させ、前
記2部材のうち一方の部材が回転して変位する過
程で前記弾性体に捩りを与え、その後硬質板に前
記傾斜壁が全面当接して弾性体を軸方向に圧縮す
ることにより、相対捩れ角を圧縮のみに比べ大き
くすることができるトルク変動吸収装置を提供せ
んとするものである。
以下本発明の実施例を図面について説明する
と、先ず第1図及び第2図の第1実施例に於い
て、1はエンジンのクランクシヤフトに固定され
ている第1部材で、ピン2によりフライホイール
部材3が固定されており、トルク伝達は第1部材
1からフライホイール部材3に伝えられるように
なつている。
と、先ず第1図及び第2図の第1実施例に於い
て、1はエンジンのクランクシヤフトに固定され
ている第1部材で、ピン2によりフライホイール
部材3が固定されており、トルク伝達は第1部材
1からフライホイール部材3に伝えられるように
なつている。
第1部材1の外周に於けるフライホイール部材
3と第1部材1にピン4により固定されたプレー
ト5との間には、リングギヤ6を有する第2部材
7が遊嵌されている。第1部材1の円周方向側の
傾斜壁1aと、第2部材7の円周方向側の傾斜壁
7aと、第1、第2部材1,7の半径方向の切欠
縁1b,7bで複数の窓8が円周上に形成されて
おり、該窓8内には両側に鉄板、硬質プラスチツ
ク等の硬質板9,9を有し、該硬質板9,9に両
端が固定されたゴム、コイルスプリング等よりな
る弾性体10を有する弾性部材が、傾斜壁1a,
7a間に対向する2点が当接する状態で固定され
ることなく挿入されている。
3と第1部材1にピン4により固定されたプレー
ト5との間には、リングギヤ6を有する第2部材
7が遊嵌されている。第1部材1の円周方向側の
傾斜壁1aと、第2部材7の円周方向側の傾斜壁
7aと、第1、第2部材1,7の半径方向の切欠
縁1b,7bで複数の窓8が円周上に形成されて
おり、該窓8内には両側に鉄板、硬質プラスチツ
ク等の硬質板9,9を有し、該硬質板9,9に両
端が固定されたゴム、コイルスプリング等よりな
る弾性体10を有する弾性部材が、傾斜壁1a,
7a間に対向する2点が当接する状態で固定され
ることなく挿入されている。
次に作用を説明すると、第4図は中立状態を示
し、硬質板9,9の一方の角aは第2部材7の傾
斜壁7aに当接し、これと対向する他方の角bは
第1部材1の傾斜壁1aに当接している。この状
態から第2部材7が矢印の方向に回転すると、弾
性体10は硬質板9を介し、a、b点で圧縮さ
れ、やがて第5図の作動状態1となる。
し、硬質板9,9の一方の角aは第2部材7の傾
斜壁7aに当接し、これと対向する他方の角bは
第1部材1の傾斜壁1aに当接している。この状
態から第2部材7が矢印の方向に回転すると、弾
性体10は硬質板9を介し、a、b点で圧縮さ
れ、やがて第5図の作動状態1となる。
その後第2部材7が更に同方向に回転すると、
第1、第2部材1,7の傾斜壁1a,7aが、硬
質板9,9の側面に全面当接して第6図の作動状
態2となり、この状態のまま弾性体10は円周方
向に圧縮される。このように第4図の中立状態か
ら、第5図の作動状態1に至る過程では、弾性体
10の捩れ形状変形によるため、弾性体10の圧
縮より荷重特性は小さいが、第6図の作動状態2
では弾性体10はゴムダンパーの圧縮となり、荷
重特性は高くなる。
第1、第2部材1,7の傾斜壁1a,7aが、硬
質板9,9の側面に全面当接して第6図の作動状
態2となり、この状態のまま弾性体10は円周方
向に圧縮される。このように第4図の中立状態か
ら、第5図の作動状態1に至る過程では、弾性体
10の捩れ形状変形によるため、弾性体10の圧
縮より荷重特性は小さいが、第6図の作動状態2
では弾性体10はゴムダンパーの圧縮となり、荷
重特性は高くなる。
以上のように第1、第2部材1,7が相対回転
すると、弾性体10は第5図の如く片側が半径方
向外側へ移動する。そしてこの時は圧縮、剪断の
2つの力が作用する。その後所定角度になると、
弾性体の半径方向の移動は零となり、加わる力は
ほぼ圧縮力のみとなる。このような作用をするた
め、相対捩れ角が圧縮のみに比べて大きくなる。
第3図は捩れ特性線図を示し、cは中立から作動
状態1に至る捩れ角とトルクとの関係、aは作動
状態2に於ける捩れ角とトルクとの関係を示す。
すると、弾性体10は第5図の如く片側が半径方
向外側へ移動する。そしてこの時は圧縮、剪断の
2つの力が作用する。その後所定角度になると、
弾性体の半径方向の移動は零となり、加わる力は
ほぼ圧縮力のみとなる。このような作用をするた
め、相対捩れ角が圧縮のみに比べて大きくなる。
第3図は捩れ特性線図を示し、cは中立から作動
状態1に至る捩れ角とトルクとの関係、aは作動
状態2に於ける捩れ角とトルクとの関係を示す。
次に第7図イ,ロは下記式に於ける各符号の
説明図である。第7図イの実線で示す弾性部材
を、2点鎖線位置に単純に変形させようとする
と、自由状態では点線の状態となる。しかし実際
には硬質板9がa、b点で第1、第2部材1,7
の傾斜壁に押圧されているので、2点鎖線の状態
となる。この図面の符号に基いて算出したトルク
Tの式は、 T=n・R3・P=n・R3√2+2…… 但し、 n:弾性体使用個数 T:トルク Ps=G・AL・δs/s G:弾性体の横弾性係数 AL:b×h(受圧面積) δs:B−A−lcosβ3 Pd={k1+k2(AL/AF)2}×G・AL×1× (δd/s) AF:2s(b+h)………自由表面積 δd:2c−lsinβ3 k1、k2:定数 β3:2(θx) 第8図は第2実施例を示し、弾性体10は第1
部材1′と第2部材7′の間に介在しており、第1
部材1′の回転が第2部材7′に伝えられる場合で
あるが、弾性体10の圧縮状態も、捩れ特性図も
前記の場合と同じである。第1実施例では第2部
材7はトルク伝達部材ではなく、フライホイール
の作用だけであるが、この第2実施例では第2部
材7′はトルク伝達部材である。第8図に於いて
11,12は摩擦材であり、これらはピン13を
介して第2部材7′に連結されている。
説明図である。第7図イの実線で示す弾性部材
を、2点鎖線位置に単純に変形させようとする
と、自由状態では点線の状態となる。しかし実際
には硬質板9がa、b点で第1、第2部材1,7
の傾斜壁に押圧されているので、2点鎖線の状態
となる。この図面の符号に基いて算出したトルク
Tの式は、 T=n・R3・P=n・R3√2+2…… 但し、 n:弾性体使用個数 T:トルク Ps=G・AL・δs/s G:弾性体の横弾性係数 AL:b×h(受圧面積) δs:B−A−lcosβ3 Pd={k1+k2(AL/AF)2}×G・AL×1× (δd/s) AF:2s(b+h)………自由表面積 δd:2c−lsinβ3 k1、k2:定数 β3:2(θx) 第8図は第2実施例を示し、弾性体10は第1
部材1′と第2部材7′の間に介在しており、第1
部材1′の回転が第2部材7′に伝えられる場合で
あるが、弾性体10の圧縮状態も、捩れ特性図も
前記の場合と同じである。第1実施例では第2部
材7はトルク伝達部材ではなく、フライホイール
の作用だけであるが、この第2実施例では第2部
材7′はトルク伝達部材である。第8図に於いて
11,12は摩擦材であり、これらはピン13を
介して第2部材7′に連結されている。
以上詳細に説明した如く本発明は構成されてい
るので、第1、第2部材のうちの一方が回転変位
すると、弾性部材の片側は半径方向外側へ移動
し、弾性部材には圧縮、剪断の2つの力が作用す
る。そして所定角度になると弾性部材の半径方向
の移動は零となり、硬質板に傾斜壁が全面当接
し、弾性体に加わる力はほぼ圧縮力のみとなる。
るので、第1、第2部材のうちの一方が回転変位
すると、弾性部材の片側は半径方向外側へ移動
し、弾性部材には圧縮、剪断の2つの力が作用す
る。そして所定角度になると弾性部材の半径方向
の移動は零となり、硬質板に傾斜壁が全面当接
し、弾性体に加わる力はほぼ圧縮力のみとなる。
従つて相対捩れ角が圧縮のみに比べて大きくで
きる。これはトルク変動の大きな低回転域で非常
に有利である。また最大許容トルクも弾性体を圧
縮方向のみに利用した場合に比べれば劣るもの
の、コイルスプリングを使うのに比べれば2倍近
い値がとれる。
きる。これはトルク変動の大きな低回転域で非常
に有利である。また最大許容トルクも弾性体を圧
縮方向のみに利用した場合に比べれば劣るもの
の、コイルスプリングを使うのに比べれば2倍近
い値がとれる。
第1図は本発明の実施例を示すトルク変動吸収
装置を示す第2図のA〜A断面図、第2図は同正
面図、第3図は本発明装置に於ける弾性部材の捩
れ特性線図、第4図、第5図及び第6図は夫々同
弾性部材の作動状態を示す説明図、第7図イ,ロ
は同弾性部材に於けるトルク算出式に示す符号を
表示した説明図、第8図は第1図と異なる実施例
装置の1部を示す側断面図である。 図の主要部分の説明、1……第1部材、7……
第2部材、1a,7a……傾斜壁、1b,7b…
…切欠縁、8……窓、9……硬質板、10……弾
性体。
装置を示す第2図のA〜A断面図、第2図は同正
面図、第3図は本発明装置に於ける弾性部材の捩
れ特性線図、第4図、第5図及び第6図は夫々同
弾性部材の作動状態を示す説明図、第7図イ,ロ
は同弾性部材に於けるトルク算出式に示す符号を
表示した説明図、第8図は第1図と異なる実施例
装置の1部を示す側断面図である。 図の主要部分の説明、1……第1部材、7……
第2部材、1a,7a……傾斜壁、1b,7b…
…切欠縁、8……窓、9……硬質板、10……弾
性体。
Claims (1)
- 1 駆動体に連結された慣性体が2分割されて相
対回転するようにされた第1部材と第2部材、該
第1、第2部材の各切欠部で形成され、円周方向
に配列された複数の窓、該窓の円周方向側に対向
して前記第1、第2部材夫々により形成された傾
斜壁、両側に設けられた硬質板に両端が夫々固定
された弾性体よりなる弾性部材を備え、該弾性部
材は前記窓に固定することなく挿入されると共
に、中立状態で前記硬質板の対向する角部が夫々
前記第1、第2部材の夫々の傾斜壁に点接触して
いることを特徴とするトルク変動吸収装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11484080A JPS5740142A (en) | 1980-08-22 | 1980-08-22 | Torque change absorbing device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11484080A JPS5740142A (en) | 1980-08-22 | 1980-08-22 | Torque change absorbing device |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5740142A JPS5740142A (en) | 1982-03-05 |
JPS6255018B2 true JPS6255018B2 (ja) | 1987-11-18 |
Family
ID=14648011
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11484080A Granted JPS5740142A (en) | 1980-08-22 | 1980-08-22 | Torque change absorbing device |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5740142A (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6218763Y2 (ja) * | 1981-05-19 | 1987-05-14 | ||
JPS6311948U (ja) * | 1986-07-10 | 1988-01-26 | ||
JP2566885Y2 (ja) * | 1992-07-06 | 1998-03-30 | 株式会社エクセディ | ダンパーディスク用弾性部材 |
GB0109706D0 (en) * | 2001-04-20 | 2001-06-13 | Metaldyne Internat Uk Ltd | A torsional isolation device for isolating torque fluctuations |
-
1980
- 1980-08-22 JP JP11484080A patent/JPS5740142A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5740142A (en) | 1982-03-05 |
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