JPS62541Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本案は折たたみ式衝立に、これを開いたときそ
の中間部の垂下を防止する機構を付設したもので
ある。

この種の垂下防止機構として左右の柱枠に各種
の支持金具を付設したものがあるも、構造が複雑
であつたり、中間部の垂下防止作用が不完全であ
つたりするものが多かつた。

本案は前記のような欠点のない折たたみ式衝立
を得る目的で考案されたもので、その構成を図面
について説明すると、第１図は本案を実施した折
たたみ式衝立の正面概要図、第２図は本案の要部
を構成する伸縮枠の斜視図、第３図、第４図及び
第５図は該伸縮枠各部の分解斜視図である。

図面において１，１は左右柱枠、２及び３は両
柱枠間に配設した折たたみ式の骨組及び表裏レザ
ー、４は表裏レザーの内部において左右柱枠１、
１間を連結する縦型パンダグラフ状の伸縮枠で、
その左右上下端部４ａ，４ｂを柱枠１に取付けた
ガイドレール５に対して縦方向に移動できるよう
に保持させるとともに、該伸縮枠４の各中央交差
軸６正面に横方向に開口させたガイド金具７ａ、
７ｂを取付ける。

１１，１１は前記伸縮枠４の中間部前面におい
て左右柱枠に基部を固着した水平腕で、各腕１１
の前端を前記ガイド金具７ａ，７ｂの開口部に向
つて突出させる。

２１はガイドレール５と柱枠１との間に挿入す
るワツシヤ、２２はスライド金具、２３は前記骨
組２の交差軸心とガイド金具７との間を連通する
軸棒、２４及び２５はガイド金具７を軸棒２３の
定位置に保持するパイプ及び係止リングを示す。

本案衝立は前記の各部より成り、これを折たた
むとき水平腕１１が側端部より順次隣接するガイ
ド金具７ａ，７ｂに連通してゆくため、折たたみ
完了時にレザー４の上下端面が整然と保持される
とともに、左右に開展させた場合でも水平腕１１
を少くとも一個以上の金具７ａに貫通させておけ
ば伸縮枠４はその中間部を垂下させることなく一
直線状に保持されるので骨組２もこれに連動して
開展し、衝立の中間たるみが防止される。

なお伸縮枠４と骨組２との間を連係させる手段
には種々の方式があるも、本案では特に骨組２の
軸棒２３の延長部に各ガイド金具７ａ，７ｂを上
下に移動しないように貫通させたので骨組２、伸
縮枠４及び軸棒２３が一体にリンクされるので、
衝立全体としての中間たるみは完全に防止され、
前記各部の連動により折たたみ及び開展操作を一
層軽快的確に行わせることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考を実施した折たたみ式衝立の正面
概要図、第２図は本案の要部を構成する伸縮枠の
斜視図、第３図、第４図及び第５図は該伸縮枠各
部の分解斜視図である。 １……柱枠、２……骨組、３……レザー、４…
…伸縮枠、５……ガイドレール、６……交差軸、
７ａ，７ｂ……ガイド金具、１１……水平腕、２
３……軸棒。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 左右柱枠間に折たたみ式の骨組及び表裏レザー
   を配設した衝立において、両柱枠中間部を前記の
   骨組に連係させた縦型パンタグラフ状の伸縮枠で
   連結し、該伸縮枠の左右上下端部を各柱枠に対し
   縦方向に移動できるように保持させるとともに該
   伸縮枠の各中央交差軸正面に横方向に開口させた
   ガイド金具を取付け、別に前記伸縮枠の中間部前
   面において左右柱枠に相対向させて水平腕を固着
   し、各腕の先端を前記ガイド金具開口部に向つて
   突出させ、各ガイド金具に対し、上下に移動しな
   いように前記骨組の軸棒の延長部を貫通させて成
   る折たたみ式衝立。