JPS6253272B2 - - Google Patents

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JPS6253272B2
JPS6253272B2 JP55082277A JP8227780A JPS6253272B2 JP S6253272 B2 JPS6253272 B2 JP S6253272B2 JP 55082277 A JP55082277 A JP 55082277A JP 8227780 A JP8227780 A JP 8227780A JP S6253272 B2 JPS6253272 B2 JP S6253272B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
welding
lens
axis
laser
workpiece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP55082277A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS579593A (en
Inventor
Nobuo Taguchi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Shibaura Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Priority to JP8227780A priority Critical patent/JPS579593A/ja
Publication of JPS579593A publication Critical patent/JPS579593A/ja
Publication of JPS6253272B2 publication Critical patent/JPS6253272B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 産業上の利用分野 本発明はレーザ溶接方法に係り、特に最適の溶
接条件を得ることができるレーザ溶接方法に関す
る。
従来の技術 近年レーザ光線の利用が発達し、特に炭酸ガス
レーザにより大出力発振器開発により重機械工業
にも多いに採用されてきている。その中で溶接作
業に使用される例をみると、数KWの出力を有す
るレーザ発振器によつて数mmの板厚の鉄板を溶接
している。レーザ溶接は、高エネルギー密度を有
する熱源を用いているため、溶接歪も少なく溶接
速度も速い等の利点を有する。
重機械工業における溶接作業にレーザを用いる
場合、対象ワークの形状が大きく溶接箇所も連続
溶接、断続溶接等種々であるため、レーザ光を対
象ワークの溶接線にそつて移動させる必要があ
る。
次に従来の溶接方法を示す。第1図は、2方向
の移動が可能な伝送機構を有する従来のレージ溶
接方法を行うための装置を示すものである。
レーザ発振器1から発振されたレーザ光2は、
2本の支柱3,3′で支持されるビーム4上を左
右に移動し内部にレーザ光2を直角に変化させる
ミラー5を有するX軸伝送機構6を通り、レーザ
光2を集光するレンズ7を有し上下に移動する機
構を有するZ軸伝送機構8を通つて溶接対象ワー
ク9に照射されるようになつている。そして、例
えば第2図に示すように溶接対象ワーク9a,9
bに断続溶接10a,10b,10cを行なう場
合、従来のレーザ溶接方法によれば第1図に示す
Z軸伝送機構8の焦点距離d0を最適に設定固定
し、X軸伝送機構6を左右に移動させ、さらにレ
ーザ発振器1の内部にあるシヤツタ11によつて
レーザ光2を開閉することにより溶接を行なつて
いる。
以上のような従来のレーザ溶接方法において、
X、Z軸伝送機構6,8は、図示しないNC装置
等により駆動されるが、スタート時および停止時
には一定の速度に達するのに加速時間、減速時間
が必要となる。また断続溶接時にはシヤツタ11
が開閉するが、シヤツタ11は電磁機械的構造の
ためシヤツタ11の動作遅れが生じる。一方溶接
箇所の始端、終端は溶接対象ワーク9計板厚、レ
ーザ発振出力等によつて最適な出力を与える必要
がある。
発明が解決しようとする問題点 ところで、第2図に示す溶接対象ワーク9のl1
側からl6側に断続溶接する場合、X軸伝送機構6
の速度はl1からl6に移動する間に第3図に示すよ
うに変化する。またl2,l4,l6の点ではシヤツタ
11を閉じ、l1,l3,l5の点ではシヤツタ11を
開く。このような動作を行なわせれば、エネルギ
ー密度(レーザ出力/面積・時間)は第4図に示
すように変化する。したがつて、溶接条件が種々
変化して溶接品質が最良とならない。レーザ溶接
方法は他の溶接法と異なり、溶接速度が数m/
minから10m/minと他の溶接速度の10倍程度速
くなり、伝送機構6,8の加減速、シヤツタ11
の動作時間等の遅れが大幅に影響を与える。特
に、溶接対象ワーク9の溶接スタート点が他の部
材により予めX軸伝送機構6をスタートさせてお
くことができない場合には第4図に示すようにl1
近傍で大幅にエネルギ密度が上昇して溶接不能に
なつてしまう。
本発明はかかる従来の難点を解決するためにな
されたもので、その目的とするところは、溶接の
始端、終端での溶接条件を最適にすることができ
るレーザ溶接方法を提供するにある。
発明の構成 問題点を解決するための手段 本発明は、レーザ光を集光して溶接対象ワーク
に照射するレンズを、固定した溶接対象ワークに
沿つてスタートさせ、加速状態、略一定速度状態
および減速状態を経て停止させるレーザ溶接方法
であつて、レンズの溶接ワークに対する位置を、
スタート時にはレンズの焦点距離より大きい値と
なる位置に設定し、加速状態時にはレンズの焦点
の位置に達するよう徐々に近づけ、略一定速度状
態で溶接する時にはレンズの焦点の位置に保ち、
減速状態時にはレンズの焦点距離より大きくなる
ように遠ざけたことを特徴としている。
作 用 本発明によればシヤツタを用いることなく、溶
接の始端および終端での溶接を最適に行うことが
できる。
実施例 以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。第5図および第6図は本発明によるレーザ溶
接方法の一実施例を示す図である。
第5図は第1図に示すレーザ溶接方法を行うた
めの装置のX軸伝送機構6およびZ軸伝送機構8
を駆動する制御回路を示すもので、X軸、Z軸の
移動距離、速度、シヤツタ開閉を指令する指令装
置15から出力されるX軸位置指令RXP,X軸速
度指令RXSおよびZ軸位置指令RZP,z軸速度指
令RZSは、演算サーボ回路16,16′にそれぞ
れ入力され、X軸駆動モータXMおよびZ軸駆動
モータZMを回転させるようになつている。各駆
動モータXM,ZMの回転数、速度を検出する検出
機XS,ZSの信号FX,FZは、前記指令装置15
にフイードバツクされて各指令RXP,RXS,RZ
,RZSを変化させるようになつている。
次に、以上のような構成からなる装置によつて
行うレーザ溶接方法について説明する。
第2図に示す溶接箇所を、レンズ7と対象ワー
ク9との距離を焦点距離d0に合わせてシヤツタ1
1の開閉で溶接する場合、第5図のZ軸位置指令
ZPは一定、Z軸速度指令RZSは零に指令され
る。このため、シヤツタ11の動作遅れによる溶
接の不具合が生じる。したがつて、X軸移動に伴
なつてZ軸の位置、速度を変化させることによつ
て動作遅れの補正を行なえば最良の溶接が得られ
る。レーザ光2は、Z軸伝送機構8内のレンズ7
で集光させているため、溶接対象ワーク9との距
離が変化すれば、溶接対象ワーク9に当たるエネ
ルギ密度は大幅に変化する。
本発明によるレーザ溶接方法は、上記の原理を
応用したものである。
第6図にZ軸距離、X軸速度およびエネルギ密
度と、X軸距離との関係を示す。スタート時のl1
の点ではX軸の速度が遅いため、第6図aに示す
ようにレンズ7をZ軸の距離、すなわちレンズ7
と対象ワーク9との距離がd1となるように位置さ
せておき(d1>d0)、またシヤツタ11を開いて
おく。X軸の移動に伴ないZ軸の距離を焦点距離
d0に近付け、X軸速度が一定値になつたときはレ
ンズ7の位置をZ軸距離が焦点d0となるよう一定
に保つ。l2の溶接完了時点ではX軸の速度をやや
落し、Z軸の距離を大幅に大きく(d2>d1)す
る。これは、溶接終端のビード形成を良好にする
クレータ処理をしていることになる。Z軸の距離
がd2となれば、シヤツタを閉じることなく溶接対
象ワーク9へのエネルギ密度は第6図cに示すよ
うに微小となる。l3の溶接再開始点では、レンズ
7の位置を再度Z軸の距離がd2から焦点距離d0
なるよう近付ける。l4,l5でも同様な動作を行な
わせ、l6からZ軸の距離が焦点距離d0から大きく
なるようレンズ7の位置を遠ざける。そして、X
軸速度が0となつて停止するとシヤツタ11が閉
じる。
以上のような構成からなるレーザ溶接方法は、
指令装置15でX軸指令値RXS,RXP,Fxの値
に応じてZ軸指令値RZS,RZPを指令することに
よつて行なわれる。また、被溶接ワーク9のうち
l1からl2、l3からl4、およびl5からl6は溶接が行な
われる溶接箇所となり、l2からl3およびl4からl5
溶接されない被溶接箇所となる。このため、l1
らl6までは全体として継続溶接が行なわれる。
以上説明したように本実施例によれば、シヤツ
タの開閉をなくしZ軸の移動距離をX軸の移動お
よび溶接箇所の指令に合わせて協調動作させるこ
とにより、同一溶接箇所は第6図cに示すように
同一エネルギ密度を与えることができ、さらに溶
接開始時のエネルギ密度の変化および溶接終了時
のクレータ処理、さらには非溶接箇所への余熱
等、材料の質、板厚条件等によつて変化する溶接
条件をZ軸の焦点距離の変化のみによつてエネル
ギ密度の大きさを一定にも大小にも変化させるこ
とができ、最適の溶接条件を得ることができる。
また、機械的部材で構成されるシヤツタの動作不
安定、耐久性の向上にも大いに寄与できる。
なお、本実施例では断続溶接について説明した
が、被溶接ワーク9のうちl1からl6まで連続的に
溶接してもよい。
発明の効果 以上本発明によれば、溶接始端および終端での
溶接を最適に行うことができる。また、シヤツタ
の開閉を行うことなく溶接することができるの
で、シヤツタの耐久性の向上を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のレーザ溶接方法を行う装置を示
す概略図、第2図は断続溶接を行う溶接対象ワー
クの概要図、第3図はX軸伝送機構の距離、速度
特性を示す図、第4図は従来の溶接対象ワークに
対するエネルギ密度を示す図、第5図は本発明に
よるレーザ溶接方法を行う装置の伝装機構を駆動
する制御ブロツク図、第6図a〜cは本発明によ
るレーザ溶接方法による特性を示す図である。 1…レーザ発振器、2…レーザ光、6…X軸伝
送機構、8…Z軸伝送機構、9…溶接対象ワー
ク、11…シヤツタ、15…指令装置、16,1
6′…演算サーボ回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 レーザ光を集光して溶接対象ワークに照射す
    るレンズを、固定した溶接対象ワークに沿つてス
    タートさせ、加速状態、略一定速度状態および減
    速状態を経て停止させるレーザ溶接方法におい
    て、レンズの溶接ワークに対する位置を、スター
    ト時にはレンズの焦点距離より大きい値となる位
    置に設定し、加速状態時にはレンズの焦点の位置
    に達するよう徐々に近づけ、略一定速度状態で溶
    接する時にはレンズの焦点の位置に保ち、減速状
    態時にはレンズの焦点距離より大きくなるように
    遠ざけたことを特徴するレーザ溶接方法。 2 断続溶接する場合は、略一定速度状態で溶接
    箇所に対してはレンズの位置をレンズの焦点距離
    の位置に保ち、略一定速度状態で非溶接箇所に対
    してはレンズの位置をレンズの焦点の位置から遠
    ざけたことを特徴とする特許請求の範囲第1項に
    記載のレーザ溶接方法。
JP8227780A 1980-06-18 1980-06-18 Laser welding apparatus Granted JPS579593A (en)

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JPS579593A JPS579593A (en) 1982-01-19
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JP5114874B2 (ja) * 2005-09-30 2013-01-09 日産自動車株式会社 レーザ溶接方法およびレーザ溶接装置
FI119593B (fi) * 2006-01-19 2009-01-15 Savcor Alfa Oy Laserhitsausmenetelmä
JP4786400B2 (ja) * 2006-04-14 2011-10-05 新日本製鐵株式会社 突合せ溶接金属板の製造方法

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