JPS6252727B2 - - Google Patents

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JPS6252727B2
JPS6252727B2 JP52122617A JP12261777A JPS6252727B2 JP S6252727 B2 JPS6252727 B2 JP S6252727B2 JP 52122617 A JP52122617 A JP 52122617A JP 12261777 A JP12261777 A JP 12261777A JP S6252727 B2 JPS6252727 B2 JP S6252727B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plaque
dental plaque
staining agent
brushing
dental
Prior art date
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Expired
Application number
JP52122617A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5456629A (en
Inventor
Yoshinori Musha
Kazuo Saso
Isao Minemoto
Naoji Fukuchi
Satoko Iso
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Lion Corp filed Critical Lion Corp
Priority to JP12261777A priority Critical patent/JPS5456629A/ja
Publication of JPS5456629A publication Critical patent/JPS5456629A/ja
Publication of JPS6252727B2 publication Critical patent/JPS6252727B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)
  • Dental Preparations (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は歯垢染色剤に関する。 歯垢は細菌、ムコイド、白血球、剥離上皮、食
物残渣等からなり、歯周疾患の原因となるもので
あるから歯ブラシによるブラツシングで除去しな
ければならない。このブラツシング方法を児童生
徒等に指導する際、ブラツシングで歯垢が除去さ
れたかどうか判定し易いように、ブラツシングの
前に予め児童生徒等の口腔内の歯垢を染色して、
歯垢と口腔内組織とを明確に識別できるようにし
ておくことが行なわれている。そしてこのような
歯垢染色剤に要求される性質として(1)識別性が良
いこと、(2)不快な味や臭がないこと、(3)ブラツシ
ング指導終了後、口腔内に残存する染色剤の除去
し易さ、即ち脱色性がよいこと、(4)粘膜を刺激し
ないこと等が挙げられており、このような観点か
ら従来エリスロシン、塩基性フクシン、ゲンチア
ナ紫等が歯垢染色剤として多用されてきた。しか
しこれらの物質はもともと細菌染色剤であり、歯
垢中の細菌を染色すれば歯垢染色剤として用い得
るという非常に素朴な考え方から従来使用されて
きたものであつて、上記の4つの要求される特性
を充分に満たしてはいなかつた。即ち、これらエ
リスロシン、塩基性フクシン、ゲンチアナ紫等の
物質は上記(3)の特性(脱色性)が悪く、ブラツシ
ング指導等を行なつた後に舌肉、歯肉等の粘膜を
も染色し、歯磨等で強くこすつても脱色されず、
このため舌肉、歯肉等が永く染まつたままになつ
て使用者に不快感を与える欠点があつた。これに
加え上記物質は誤つて衣服に付着させた場合、こ
れを容易に洗い落とすことができず、上記ブラツ
シング指導が特に児童生徒等を対象に行なわれる
現状に鑑みるとき、このような洗い落としにくい
物質は歯垢染色剤としては非常な問題があつた。
また歯垢染色剤として識別性を良好にする為には
歯垢染色剤を口腔内に均一に分散させる必要があ
る。つまり歯垢染色剤の濃度に大きな偏りがあつ
て部分的に高濃度の部分があると、それに染色さ
れた部分は強く染色されてあたかも歯垢のように
見え、真の歯垢と識別することが困難となる。更
に歯間部、歯肉周縁部などでは歯垢が付き易くて
この歯垢がある程度の厚味を持ち、歯垢染色剤が
この厚味の内部まで十分浸透せず表面近くの部分
しか染色しないので、歯垢の表面(染色された部
分)だけしか除去できない正しくないブラツシン
グ方法の場合にも一見歯垢が完全に除去されたか
のように見え、識別性が悪いという欠点があつ
た。 本発明者は、上記(1)〜(4)の性質を備えしかも衣
服に付着しても容易に洗い落とすことができ、こ
のため児童生徒にも手軽に使えること等の優れた
性質を有する歯垢染色剤を開発すべく種々検討し
た結果、天然系色素のラツカイン酸、銅クロロフ
イル塩類が上記要求される諸特性をことごとく具
備して、非常に良好な歯垢染色剤の得られること
を知見し、更に上記ラツカイン酸、銅クロロフイ
ル塩類に界面活性剤を配合したものは口腔内に均
一に分散されるとともに厚い歯垢の内部にも良好
に浸透し識別性が極めて良好になることを見い出
し本発明をなすに至つた。 即ち、本発明の要旨はラツカイン酸または銅ク
ロロフイル塩類を主成分とする歯垢染色剤、およ
びこれら主剤の働きを助けるため界面活性剤を配
合した歯垢染色剤である。 以下本発明を詳細に説明する。本発明で用いる
ラツカイン酸は昆虫のラツクカイガラ虫の分泌物
中に含まれるもので共立出版発行の化学大辞典に
よれば下記構造式のものと推定されている。また
銅クロロフイル塩類は葉緑 素(クロロフイル)の誘導体であつてNa塩、K
塩等の金属塩が本発明で用いられるが配合性等の
面からNa塩(銅クロロフイルソーダ)が好まし
い。 本発明で使用する界面活性剤としてはアニオン
系、カチオン系、ノニオン系、及び両性界面活性
剤が考えられるが、アニオン系界面活性剤として
はソジウムラウリルサルフエート、アルフアーオ
レフインスルホネートなど通常口腔用剤に用いら
れるものが挙げられる。またノニオン系界面活性
剤としては蔗糖脂肪酸エステル、アルキルアマイ
ド等が挙げられ、両性界面活性剤としてはテゴ51
(アルキルジアミノエチルグリシン塩酸塩)等が
挙げられる。更にカチオン系界面活性剤としては
四級アンモニウム塩等が挙げられるが、カチオン
系界面活性剤は殺菌性等の望ましい性質を有する
反面人体に有害な場合もあり、口腔用剤として使
用するには慎重な考慮を必要とする。 これらの物質を歯垢染色剤とする場合には粉
剤、液剤、錠剤等いずれの形態とすることもでき
る。そして錠剤とする場合にはデンプン、カルボ
キシルメチルセルロース、ハイドロキシエチルセ
ルロース等の賦形剤を用いて錠剤の形態とし、使
用時にこれを溶剤に溶解させて用い、或は錠剤を
直接口に含み唾液によつて溶解させて歯垢を染色
する。また粉剤、液剤の形にする場合には通常用
いられている粉体、液体に上記ラツカイン酸、銅
クロロフイル塩類或は界面活性剤を配合して作る
ことができる。更に、歯垢染色剤を綿棒などに含
ませて乾燥させた形態のものとすることもでき、
この形態のものは使用時に溶剤で濡らして歯垢染
色剤を綿棒内で溶解させれば直接に歯垢を染色す
ることができて非常に便利であり、しかも手や衣
服等を歯垢染色剤で汚すことが少いので好まし
い。そしてラツカイン酸、銅クロロフイル塩類等
の上記錠剤、粉剤、液剤等における配合割合は剤
形によつて異なるが、通常1〜50重量%とするこ
とが好ましい。また界面活性剤の配合割合は通常
0.01〜5%好ましくは0.1〜0.5%であり、この界
面活性剤の配合により歯垢染色剤が口腔内に均一
に分散されるとともに厚い歯垢の内部にも良好に
浸透し識別性が極めて良好になる。 歯垢染色剤はブラツシング方法が正しいかどう
か判定するのに使用するがその一般的な使用方法
は次のように行なう。即ち、口腔内の食物残渣を
除くため水で数回うがいした後、歯垢染色剤を溶
剤に溶かし(この場合ラツカイン酸は0.5〜5
%、銅クロロフイルソーダは1〜5%の濃度とす
ることが好ましい)綿棒等に浸み込ませて上下歯
周に塗布し、或は上記のように溶剤に溶かした歯
垢染色剤を含嗽して上下歯周の歯垢を染色する。
また歯垢染色剤を粉剤、錠剤の形態で直接使用す
る場合には、これらの粉剤、錠剤を直接口に含み
唾液等で希釈し口腔内に充分に分散させて上下歯
周の歯垢を染色する。次に過剰の染色剤を除くた
めにうがいし、歯垢の付着状態をチエツクしたの
ちブラツシングして歯垢除去の状況を検査する。
この場合ブラツシング方法が良くないと歯列間や
歯肉辺縁部に歯垢の残つていることが認められる
からこれらの歯垢を落とせるようなブラツシング
方法(個人によつて異なる場合が多い)を教育す
る。最後に口腔中に残留する染色剤を除去するた
め必要に応じて練り歯磨等を用いてブラツシング
する。 以下、実験例を示して本発明を具体的に説明す
る。 (実験例 1) 各種タール系色素、塩基性フクシン、ゲンチア
ナ紫及び各種天然色素について識別性と粘膜刺激
の少なさ(粘膜非刺激性)とを評価した。結果を
第1表に示す。
【表】 第1表中、識別性とは染色した歯垢と歯牙、歯
肉との区別の明瞭性を示し、粘膜非刺激性とは染
色剤が口腔粘膜を刺激しない性質を示す。また○
印は良好、×印は不良、△印はその中間を示す。 (実験例 2) 上記第1表中、識別性と粘膜非刺激性とが共に
良好であつたものについて脱色性、味・臭、衣服
洗濯性を評価した。結果を第2表に示す。
【表】
【表】 第2表中、脱色性とは検査終了後、口腔内に残
存する染色剤の除去し易さ、衣服洗濯性とは衣服
に誤つて付着させた染色剤を洗濯によつて除去し
易いかどうかを示す。 第1、2表の結果より、銅クロロフイルソー
ダ、ラツカイン酸は歯垢染色剤に要求される諸特
性を全て具備しており、しかも例え誤つて衣服に
付着させた場合にも容易に洗い落とすことができ
るから歯垢染色剤として最適であることが理解さ
れる。 (実施例 1) 図面に示すように5%の銅クロロフイルソーダ
及び0.1%の蔗糖脂肪酸モノパルミテートを含有
する水溶液を綿棒の綿部に含浸させて含浸部1と
し、これを50℃の温風により乾燥した後薄い脱脂
綿で被覆して被覆部2として歯垢染色棒3を作つ
た。このものを紙袋内に封入して1ケ月間保存
後、水道水に浸して被覆部2の外表面に溶け出た
歯垢染色剤を歯周に塗布したところ、極めて簡単
に歯垢が染色でき、しかも識別性が良好であると
ともに、ブラツシング後は口腔粘膜に染色剤はの
こらず、ブラツシングもれで残存した歯垢のみが
明瞭に染色されていた。 以上の詳細な説明から明らかなように、本発明
歯垢染色剤は天然色素であるラツカイン酸または
銅クロロフイルソーダを主成分とするから識別
性、脱色性、味・臭、粘膜非刺激性等従来歯垢染
色剤に必要とされた諸特性を備えることは勿論、
従来歯垢染色剤の欠点であつた口腔粘膜への残留
性、衣服に付着させた場合の洗い落とし難さの問
題を解決し、しかも天然性のものであるから安全
性も高いと考えられ全ての面で安心して使える染
色剤であり、特に幼稚園、学校等における児童生
徒のブラツシング指導に貢献するところ大であ
る。
【図面の簡単な説明】
図は歯垢染色棒を示す縦断面図である。 1……含浸部、2……被覆部、3……歯垢染色
棒。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ラツカイン酸または銅クロロフイル塩類を主
    成分とする歯垢染色剤。 2 前記歯垢染色剤に界面活性剤を配合したこと
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の歯垢染
    色剤。
JP12261777A 1977-10-13 1977-10-13 Dying agent for dental calculus Granted JPS5456629A (en)

Priority Applications (1)

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JP12261777A JPS5456629A (en) 1977-10-13 1977-10-13 Dying agent for dental calculus

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Publication Number Publication Date
JPS5456629A JPS5456629A (en) 1979-05-07
JPS6252727B2 true JPS6252727B2 (ja) 1987-11-06

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ID=14840379

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06294506A (ja) * 1993-04-06 1994-10-21 ▲吉▼田産業株式会社 火葬炉設備
JP2002241251A (ja) * 2001-02-14 2002-08-28 Tanpei Seiyaku Kk 歯垢染着性歯磨き

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