JPS625238A - 熱現像感光材料 - Google Patents

熱現像感光材料

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JPS625238A
JPS625238A JP14315685A JP14315685A JPS625238A JP S625238 A JPS625238 A JP S625238A JP 14315685 A JP14315685 A JP 14315685A JP 14315685 A JP14315685 A JP 14315685A JP S625238 A JPS625238 A JP S625238A
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JP
Japan
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group
dye
general formula
polymer
silver
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JP14315685A
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English (en)
Inventor
Hidenobu Oya
秀信 大屋
Tawara Komamura
駒村 大和良
Kimie Tachibana
喜美江 立花
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Publication of JPS625238A publication Critical patent/JPS625238A/ja
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C8/00Diffusion transfer processes or agents therefor; Photosensitive materials for such processes
    • G03C8/40Development by heat ; Photo-thermographic processes
    • G03C8/4013Development by heat ; Photo-thermographic processes using photothermographic silver salt systems, e.g. dry silver
    • G03C8/4033Transferable dyes or precursors

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Non-Silver Salt Photosensitive Materials And Non-Silver Salt Photography (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は熱現像によって形成あるいは放出された色素を
転写してカラー画像を形成せしめる熱現像感光材料に関
し、特に多色の色素画像を得ることのできる多層構成に
て色濁りの少ない熱現像カラー感光材料に関する。
[発明の背jjI] 従来から知られている感光性ハロゲン化銀を使用する写
真法は感光性、階調性および画像保存性等において他の
写真法に勝るものであり、最も広く実用化されてきた写
真法である。
しかしながら、この方法においては現像、定着、  −
および水洗などの処理工程に湿式処理法を用いるために
、処理に時間と手間がかかり、また処理薬品による人体
への影響が懸念されたり、或いは処理室や作業者に対す
る上記薬品による汚染が心配されたり、更には廃液によ
る公害の発生への配慮といった多(の問題点が存在して
いる。従って感光性ハロゲン化銀を用いかつ乾式処理が
可能である感光材料の開発が望まれていた。
上記乾式処理写真法に関しては多くの提案が行なわれて
いるが、なかでも現像工程を熱処理で行ない得φ熱現像
感光材料は上記要望に適った感光材料として注目を集め
ている。
この様な熱現像感光材料については、例えば特公昭43
−4921号および同43−4924号公報に−その記
載があり、有機銀塩、ハロゲン化銀および還元剤から成
る感光材料が開示されている。
かかる熱現像感光材料に改良を加え、種々の方法によっ
て色画像を得る試みがなされている。
例えば、米国特許第3,531.286号、同第3,7
61.2704!および同第3,764,328号等の
各明lBI中に芳香族第1級アミン現像主薬の酸化体と
カプラーとの反応によって色画像を形成させる熱現像カ
ラー感光材料が開示されている。
また、リサーチ・ディスクロージャー15108号およ
び同15127号には、スルホンアミドフェノール或い
はスルホンアミドアニリンの誘導体現像主薬の酸化体と
カプラーとの反応によって色画像を形成させる熱現像カ
ラー感光材料が開示されている。しかし、これらの方法
においては、熱現像後、露光部に還元銀の像と色画像と
が同時に生ずるため、色画像が濁るという問題点があっ
た。なお、この問題点を解決する方法として、銀像を液
体処理により取り除(か、色素のみを他の層、例えば受
像層を有する受像シートに転写する方法があるが、未反
応物と色素を区別して色素のみを転写することは容易で
ないという問題点を有している。
また、リサーチ・ディスクロージャー16966号に色
素部を有する有機イミノ銀塩を用い、熱現像によって露
光部でイミノ基を遊離させ、溶剤を用いて転写紙として
の受像層上に色画像を形成させる熱現像カラー感光材料
が開示されている。しかし、この方法では光の当ってい
ない部分での色素の遊離を抑制することが困難であり、
鮮明な色画像を得ることができないという問題点を有し
ている。
また、特開昭52−105821号、同52−1058
22号、同56−50328号各公報、米国特許第4,
235,957号明細書、リサーチ・ディスクロージャ
ー14448@、同15227号および同18137号
等に感熱銀色素漂白法によってポジの色画像を形成させ
る熱現像カラー感光材料が開示されている。しかし、こ
の方法においては、色素の漂白を速めるための活性化剤
を含むシートを重ねて加熱するなどの余分な工程と写真
構成材料が必要であり、かつ得られた色画像が長期の保
存中に、共存する遊離銀などによって徐々に還元、漂白
されるという問題点を有している。
また、米国特許第3,180,732号、同第3,98
5,565号および同第4,022,617号の各明細
書中並びにリサーチ・ディスクロージャー12533号
にロイコ色素を利用して色画像を形成させる熱現像カラ
ー感光材料が開示されている。しかし、この方法ではロ
イコ色素を安定に写真感光材料に内蔵することは困難で
、保存時に徐々に着色するという問題点を有している。
更にまた、特開昭57−179840J9公報には、色
素放出助剤および拡散性色素を放出する還元性色素供与
物質を用いて色画像を形成させる熱現像カラー感光材料
が開示されている。しかし、この方法では、色素放出助
剤を用いることが必須要件であり、この色素放出助剤と
は所謂塩基もしくは塩基のプレカーサーである。このよ
うに塩基もしくは塩基プレカーサーを用いる技術では、
有機銀塩酸化剤を用いる熱現像感光材料においては塩基
の存在によってカブリが増し、最高濃度が低くなるとい
う問題点を有している。
更にまた、特開昭57−186744号、同58−12
3533丹、同58−149046号各公報には、熱現
像により拡散性色素を放出又は形成させ転写色画像を得
る熱現像カラー感光材料が開示されている。しかし、該
公報に記載の色素供与物質の例示化合物は、重層塗布時
または熱現像時における層間の移動が完全に止められて
いるとはいい雌り、そのために色濁りを生じやすいとい
う欠点を有している。
これらの欠点を補うものとして、特開昭58−1490
41号、同60−2950号各公報には、色素供与物質
としてポリマー(以下、色素供与物質ポリマーという)
を用いる方法が開示されている。
しかしながら、上記公報に記載の色素供与物質ポリマー
のあるものは、不動性の点において未だ充分ではなく、
特に色素の転写効率を高めるために感光性層を薄膜化す
ると色濁りを生じる欠点を有していた。
本発明者等は、上記色素供与物質ポリマーと得られる熱
現像性色素画像の色濁りについて詳細な検討を加えた結
果、色素供与物質ポリマーの分子量分布と色濁りについ
て密接な相関関係があることを見い出し、本発明を為す
に至ったものである。
[発明の目的] 本発明の目的は、上述の色素供与物質ポリマーが有して
いる問題点を解決することである。
即ち、本発明の目的は、不動性の点でさらに改善された
色素供与物質ポリマーおよび該色素供与物質ポリマーを
用いた熱現像感光材料を提供することにある。
本発明の他の目的は、色濁りの少ない鮮明なカラー画像
を得ることができる熱現像感光材料を提供することにあ
る。
本発明の更に他の目的は、拡散性色素の生成効率の良い
色素供与物質ポリマーを提供することにある。
本発明の更に他の目的は、高濃度でかっカブリの少ない
転写画像を得ることのできる色素供与物質ポリマーを提
供することにある。
[発明の構成] 本発明者等は上記目的を達成すべく鋭意研究の結果・、
支持体上に、少なくとも感光性ハロゲン化銀、バインダ
ー、還元剤および色素供与物質を含有する写真構成層を
有する熱現像感光材料において、前記色素供与物質が下
記一般式(1)で表わされる単】体および/または下記
一般式(2)で表わされる単量体から誘導される繰り返
し単位を有するポリマーであり、かつ該ポリマーの分子
量分布において、分子量が4,000以下の成分が前記
ポリマー成分の50%以下である熱現像感光材料により
達成されることを見い出した。
一般式(1) %式% 一般式(2) Q −Cp2−(−X+1l−D Ve式中、Qはエチ
レン性不飽和基またはエチレン性不飽和基を有する基を
表わし、CEl+ およびCp2はそれぞれ還元剤の酸
化体と反応(カップリング反応)して拡散性の色素を形
成または放出する有機基(カプラー残基)であり、Xは
2価の結合基を表わし、該Xの一方の結合手は前記Cp
1またはCI)2の活性点に結合しており、nは0また
は1を表わし、Dyeは拡散性の色素残基を表わす。
[発明の具体的構成] 本発明は、前記一般式(1)で表わされる単量体および
/または前記一般式(2)で表わされる単量体から誘導
される繰り返し単位を有するポリマーである色素供与物
質(以下、本発明の色素供与物質ポリマー、または単に
本発明の色素供与物質という)の分子量分布において、
分子量が4 、000以下の成分が本発明の色素供与物
質ポリマー成分の50%以下である点に特徴を有する。
即ら、本発明の色素供与物質ポリマーの分子量分布があ
る特定の条件を満足するとき、該色素供与物質ポリマー
を用いた熱現像感光材料において本発明の効果が特異的
に発現するのを見い出したものである。
本発明において、分子量分布はゲルパーミェーションク
ロマトグラフィー法(以下、GPC法という)によって
測定される。GPC法に用いられる機器および測定条件
を以下に示す。
GPC: HL C−802A (東洋曹達工業(株)製)カラム
:TSK gel(東洋曹達工業(株)製)溶媒:テト
ラヒドロフラン(THF) 流II : 1 mf!/1n カラム温度=38℃ ディテクター: LIV−8model II (東洋91工81>’R
)検出波長  254nm TSKスタンダードポリスチレン(東洋曹達工業(株)
製)で検量線を作成。
本発明において「分子量が4,000以下の成分Jとは
、上記測定条件に従って測定した分子量分布曲線におけ
る分子量4,000以下の占める面積に相当する成分と
する。即ち、「分子量4,000以下の成分が前記ポリ
マー成分の50%以下」というのは、色素供与物質ポリ
マーの分子量分布曲線において、分子fIi4,000
以下の占める面積が、全体の面積の50%以下であるこ
とをいう。
本発明において、色素供与物質ポリマーの分子量分布が
本発明の範囲を満足した場合に本発明の効果が特異的に
得られる理由についての明確な理由は不明であるが、色
素供与物質ポリマー中に不動性において充分でない低分
子色素供与物質ポリマーおよび未反応色素供与物質モノ
マー等をある割合で含む場合、その不動性において充分
でない成分が移動するからであると考えられる。
以上述べた如く、分子量4,000以下の成分が色素供
与物質ポリマー成分の50%以下であれば、本発明の効
果を達し得るが、より好ましくは、分子量4,000以
下の成分が色素供与物質ポリマーの30%以下である場
合である。
また、本発明の前記一般式(1)または(2)で表わさ
れる単量体が本発明の色素供与物質ポリマー中に残存す
るとき、該残存単量体の量は金色供与物質ポリマー成分
の5%以下が好ましく、より好ましくはO〜0.5%で
ある。この単量体の残存量も前記GPC法により測定さ
れる。
以下、本発明の前記一般式(1)または(2)で表わさ
れる単量体について詳しく説明する。
前記一般式(1)および(2)において、Qはエチレン
性不飽和基またはエチン性不飽和基を有する基を表わす
が、好ましくは下記一般式(3)で表わされる基を表わ
す。
一般式(3) %式% 式中、Rは水素原子、カルボキシ基またはアルキル基(
例えば、メチル基、エチル基等)を表ねし、このアルキ
ル基は置換基を有してもよく、置換基としては、例えば
ハロゲン原子(例えば、フッ素原子、塩素原子等)、カ
ルボキシ基等である。
Rで表わされるカルボキシ基および置換基のカルボキシ
基は塩を形成してもよい。JlおよびJ2はそれぞれ2
価の結合基を表わし、この2価の結合基としては、例え
ば、−NHCO−1−CONH−1−COO−1−OC
O−1−SCO−1−COS−1−〇−1−S−1−S
O−1−8O2−等である。×1および×2はそれぞれ
2価の炭化水素基を表わし、2価の炭化水素基としては
、例えばアルキレン基、アリーレン基、アラルキレン基
、アルキレンアリーレン基またはアリーレンアルキレン
基が挙げられ、アルキレン基としては、例えば、メチレ
ン基、エチレン基、プロピレン基等であり、アリーレン
基としては、例えば、フェニレン基等であり、アラルキ
レン基としては、フェニルメチレン基等であり、アルキ
レンアリーレン基としては、例えば、メチレンフェニレ
ン基等であり、アリーレンアルキレン基としては、例え
ば、フェニレンメチレン基等である。lt 、In1.
112.m2はそれぞれ0または1を表わす。
前記一般式(1)または(2)において、CD1および
CD2は、それぞれ所謂カプラー残基を表わし、好まし
くは下記一般式(4)〜(13)%式% 一般式(6〕          一般式(7)R2 一般式(8)          一般式(9〕一般式
(10)         一般式(11〕一般式(1
2〕         一般式(13)式中、R1、&
、R3及びR4はそれぞれ水素原子、ハロゲン原子、ア
ルキル基、シクロアルキル基、アリール基、アシル基、
アルキルオキシカルボニル基、アリールオキシカルボニ
ル基、アルキルスルホニル基、了り−ルスルホニル基、
カルバモイル基、スルファモイル基、アシルオキシ基、
アミノ基、アルコキシ基、アリールオキシ基、シアノ基
、ウレイド基、アルキルチオ基、アリールチオ基、カル
ボキシ基、スルホ基又は複素環残基を表わし、これらは
さらに水酸基、カルボキシ基、スルホ基、アルコキシ基
、シアノ基、ニトロ基、アルキル基、アリール基、アリ
ールオキシ基、アシルオキシ基、アシル基、スルファモ
イル基、カルバモイル基、イミド基、ハロゲン原子等で
置換されていてもよい。これらの置換基はCpIおよび
CP!の目的に応じて選択されるが、CPtにおいては
、各式中の結合手箇所である活性点に前記一般式(2)
のXが結合し、かつ各式中においてR1−R4で表わさ
れる置換基の一つはQr表わされるエチレン性不飽和基
またはエチレン性不飽和基を有する基である。
一般式(1〕および(2)において、Xで表わされる2
価の結合基としては下記一般式(14)〜(38〕で表
わされる基が好ましい。
ム 一般式(16)         一般式(17)s 一般式(18)         一般式(19)ル NHCONHNHS Ox+C+H 一般式(20)         一般式(21〕鳥 也 一般式(22〕         一般式(23)s 目 一般式(24〕 −N=N一 式中、&および−はそれぞれ水素原子またはアルキル基
(例えばメチル基、エチル基等)を表わし、nは0.1
tたは2を表わす。
一般式(25)         一般式(26)一般
式(27ン        一般式(28〕一般式(2
9〕          一般式(30)リ 一般式(31)         一般式(32)一般
式(33〕         一般式(34)一般式(
35)         一般式(36)一般式(37
)          一般式(38)以下余白 式中、R7はそれぞれ水素原子、ハロゲン原子、アルキ
ル基、シクロアルキル基、アリール基、アシル基、アル
キルオキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基
、アルキルスルホニル基、アリールスルホニル基、カル
バモイル基、スルファモイル基、アシルオキシ基、アミ
ノ基、アルコキシ基、アリールオキシ基、シアムLウレ
イド基、アルキルチオ基、アリールチオ基、カルボキシ
基、スルホ基又は複素環残基等を表わし、これはさらに
水’111%、カルボキシ基、スルホ基、アルコキシ基
、シアノ基、ニトロ基、アルキル基、アリール基、アリ
ールオキシ基、アシルオキシ基、アシル基、スルファモ
イル基、カルバモイル基、イミド基、ハロゲン原子等で
置換されていてもよい。
一般式(2)において、Dyeは拡散性の色素残基を表
わすが、該色素残基としては、アゾ色素、アゾメチン色
素、アントラキノン色素、ナフトキノン色素、スチリル
色素、ニトロ色素、キノリン色素、フタロシフ22色素
等の残基が挙げられる。
具体的にイエロー、マゼンタおよびシアンの各色素に用
いられる色素しとしては下記一般式(39)〜(15)
で表わされるものが挙げられる。
以下余白 (イエロー〕 一般式(39)         一般式(40〕一般
式(41)          一般式(42〕一般式
(43〕         一般式(44)l\13 一般式(45) 一般式(47) 鳥 一般式(48〕 (シアン) 一般式(61)         一般式(62)一般
式(63)         一般式(64)一般式(
65)         一般式(66)拘     
         きυzu   Nti拘一般式(6
7)         一般式(68ン一般式(69)
         一般式(7o)一般式(72)  
       一般式(73)式中、R8〜R+aは水
素原子、アルキル基、シクロアルキル基、アラルキル基
、アルコキシ基、アリールオキシ基、アリール基、アシ
ルアミムLアシル基、シアムL水酸基、アルキルスルホ
ニルアミノ基、アリールスルホニルアミノ基、アルキル
スルホニル基、ヒドロキシアルキル基、シアノアルキル
基、アルコキシカルボニルアルキル基、アルコキシアル
キル基、アリールオキシアルキル基、ニトロ基、ハロゲ
ン原子、スルファモイル基、N−置換スルファモイル基
、カルバモイル基、N−置換力ルバモイル基、スルファ
ミド基、N−置換スルフ7ミド基、ヒドロキシアルコキ
シ基、アルコキシアルコキシ基、カルボキシル基、アミ
ノ基、置換アミノ基、アルキルチオ基、アリールチオ基
、ヒドロキサム酸基、イミド基、スルホ基、リン酸基、
4級アンモニウム基、ウレイド基、複素環基等の中から
選ばれた置換基を表わす。
さらに、別の好ましい色素としては、下記一般式で表わ
されるキレート化可能な色素が挙げられる。
一般式(74) 一般式(75) 式中、Ylは少な(とも1つの環が5〜7個の原子から
構成されている芳香族環(例えばベンゼン環、ナフタレ
ン環)又は複素環(例えばピリジン環、ピラゾール環、
ピラゾロトリアゾール環)を形成するのに必要な原子群
を表わし、かつアゾ結合に結合する炭素原子の隣接位の
少なくとも1つが(a ’)窒素原子であるか又は(b
)窒素原子、酸素原子又はイオウ原子で置換された炭素
原子であり、Y2は少なくとも1つの環が5〜7個の原
子から構成されている芳香族環(例えばベンゼン環、ナ
フタレン環)又は複素環(例えばピリジン環、ピラゾー
ル環、ピラゾロトリアゾール環)を形成するのに必要な
原子群を表わし、Gはキレート化基(例えばアミノ基、
水酸基、カルボキシ基、アルコキシ基、チオアルコキシ
基)を表わす。
R14およびR15は、前記R8〜R13の各基と同じ
基を表わす。前記一般式(1)のCE)1で表わされる
基および前記一般式(2)のDyeで表わされる基は、
それぞれ熱現像時或いは転写時に復色可能な一時短波化
された形でもよい。
前記一般式(1)で表わされる単量体のさらに好ましい
ものは、下記一般式(76)〜(81)で表わされる化
合物である。
一般式(76) 一般式(77) 式中、R21はそれぞれ置換基を有してもよいアルキル
基、アリール基または複素環残基を表わし、R22およ
びR23はそれぞれ水素原子またはそれぞれ置換基を有
してもよいアルキル基、アリール基または複素環残基を
表わし、R24は水素原子または置換基を有してもよい
アルキル基を表わし、xoは置換基を有してもよい含窒
素複素環残基を形成するのに必要な原子群を表わし、J
3およびJ4はそれぞれ2価の結合基を表わし、Y3は
2価の炭化水素基を表わし、Y4は (z2)12CoOMで置換された2価の炭化水素基を
表わし、zlおよびZ2はそれぞれアルキレン基を表わ
し、Mは水素原子、NH41または1価の金属原子を表
わし、k、l、m、nl。
R2はそれぞれOまたは1を表わす。
一般式(78) 式中、R25はアルキル基を表わし、Rおはアルキル基
又はアリール基を表わし、R27は2価の炭化水素基を
表わし、R28はアルキル基又は水素原子を表わし、J
5は2価の結合基を表わし、lはOまたは1を表わし、
口はO又は1を表わす。
一般式(79) 式中、Qoはエチレン性不飽和基またはエチレ  ”ン
性不飽和基を有する基を表わし、ZoはN原子と共に含
窒素複素環残基(環内に重合可能なエチ  ルン性不飽
和結合を有してもよい)を形成するのに必要な原子群を
表わし、82gはアルキル基、アリール基、アルキルア
ミムLアニリノ基、アシ−レアミノ基またはウレイド基
を表わし、Arはアリール基または複素環残基を表わし
、nは0または1を表わす。
Aヒ 式中、Raoは水素原子、炭素数1〜4個の低級アルキ
ル基または塩素原子を表わし、J6およびj7は各々置
換もしくは無置換アルキレン基、アルキレン基またはア
ラルキレン基を表わし、アルキレン基は直鎖でも分岐し
ていてもよい。
Zaは−CONH−まりst −c o o−を表ワシ
、lsは−0−1−S−1−SO−1−3O2−1−C
ONH−1* ?: I;t−C00−ヲ表ワシ、Ar
よ無置換または置換フェニル基を表わし、R31は無M
換もしくは置換アニリノ基、アシルアミムL又はウレイ
ド基を表わし、1. tx 、 nは各々0または1を
表わす。
一般式(81) %式% 式中、x0′ はベンゼン環またはナフタレン環を形成
するに必要な原子群を表わす。ここで形成したベンゼン
環またはナフタレン環は置換基を有してもよい。Y6は
酸素原子またはイオウ原字を表わし、Qはエチレン性不
飽和基またはエチレン性不飽和基を有する基を表わし、
Mは水素原子、NH4基または1価の金属原子を表わす
以下に一般式(1)および(2)で表わされる単】体の
具体例を示すが、本発明はこれらに限定されるものでは
ない。
例示単量体 Hs CIO。
M″−7CFs t M−12 C00HL;as  OHM 以下余白 本発明の前記一般式(1)または(2)で表わされる単
量体の具体的合成例を以下に示す。
合成例1(例示率m体M−1の合成) [中圀体Aの合成] 18.5gのベンゾイル−〇−りOロアセトアニリドを
400m12のクロロホルムに溶解し、5℃以下で11
.3gの臭素を含むクロロホルム溶液を滴下した後、空
温で1.5時間撹拌した。反応液を計400ccの水で
4回洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、クロロホ
ルムを除去し、臭素化された化合物19IJを得た。
この臭素体19oおよび3(p−ニトロベンジル)−4
−フェニル−2,5−ジオギソトリアゾ−ル15.9g
をクロロホルム300−に溶解し、5℃以下でトリエチ
ルアミン1o、agを滴下した。滴下後−夜装置し、5
Qccの水で2回、5Qccの10%炭酸ソーダ水溶液
で2回および1規定の塩酸50ccで2回反応液を洗浄
した後、硫酸マグネシウムで乾燥させた。続いてクロロ
ホルムを留去し、トルエン200−IJ2を加え得られ
た固体をろ別し、アセトニトリルにて再結晶し目的物1
5.2gを得た。
[例示単量体M−1の合成] 上記で得られた中間体A11.7oおよびスズ粉末8Q
をアセトン100ccに加え、撹拌しながら製塩118
 vflを滴下した後、さらに室温で3.5時間撹拌し
た。この反応液を水300−に注ぎ込み、炭酸水素ナト
リウムでl)Hを5〜6とし、ケイソウ土10gを加え
ろ過した。ろ液を計200ccの酢酸エチルで抽出し、
抽出液を硫酸マグネシウムで乾燥させ、酢酸エチルを6
0−に濃縮した。この溶液に無水イタコン酸2.3gを
加え、室温で1時間撹拌を行なった後、酢酸エチルを留
去し、得られた固体をアセトニトリルにて再結晶して目
的物8.4g(収率63%)を得た。(融点196〜1
99℃) なお、上記中間体Aおよび例示単量体M−1の構造はN
MR,IRお、よびマススペクトルにより確認した。
合成例2(例示単量体M−7の合成) [中間体の合成] 1−フェニル−3−イソブチリルアミノ−4−二トロソ
−5−ピラゾロン(中間体A)の合成。
1−フェニル−3−イソブチリルアミノ−5−ピラゾロ
ン24,5Qを酢酸250mQに溶解し、室温撹拌下、
亜硝酸ソーダ10gを加えた。1時間撹拌後、反応混合
物を氷水に注ぎ込み、析出した固体を集め、赤橙色の固
体21.9g(融点199〜201℃)を得た。
1−フェニル−3−イソブチリルアミノ−4−(3−ア
ミノフタルイミド)−5−ピラゾロン(中間体B)の合
成 中間体AI7.2aをエタノール130−に懸濁させ、
60℃に加熱した。そこへ、ハイドロサルファイドナト
リウム29,8Qを水120ieに溶解した溶液を滴下
した。滴下後、室温、に冷却し団体をろ過、水、アセト
ニトリルヘキサンの順で洗浄し、白色固体を得た。この
白色固体を酢酸200mNに溶解し、4−ニトロフタル
酸無水物20oを加え、1時間撹拌した後、無水酢酸1
00gを加えさらに1時間撹拌し、反応液を水あけし、
析出した固体をろ過して得た。この固体を200dのT
HFに加え、パラジウム−炭素を触媒として水素還元し
、反応液をろ過し、ろ液を濃縮して目的物(中間体B)
を380得た。
[例示単量体M−7の合成] 上記中間体83.8g、ピリジン6112をアセトニト
リル30112と混合し、メタクリル酸クロライド1.
05g(アセトニトリル10−に溶解)を10℃以下で
適下した。さらに室温で1時間撹拌した後、反応液を水
に注ぎ込み、希塩酸で中和し、析出する固体をろ別し、
その固体をメタノール5Qccに溶解し、30%アンモ
ニア水10ccを加え、1時間撹拌した。この溶液を2
00ccの水に注ぎ込み、希塩酸で中和し析出する固体
をろ過し、目的物4.0gを得た。
なお、上記中間体A、Bおよび例示単量体M−5の構造
はNMRl 1Rおよびマススペクトルにより確認した
合成例3(例示単量体M−13の合成)2−メチル−3
−クロロ−4−ベンジルヒドロキシ−5−アセチルアミ
ノフェノール(特願昭59−35238号、頁18〜1
9に合成法記載) 12.2Q、α−プロモーγ−(p
−ニトロ)フェニル酪酸エチル12.6Qおよび炭酸カ
リウム14aを200tNのアセトンに混合し、8時間
速流した。この反応液をろ過後、濃縮しエタノール20
0dを加え、得られる茶色の固体をろ過し、この固体を
アセトニトリルにより再結晶し、炭素−パラジウムを触
媒として水素還元した。反応終了後、反応溶液をろ過し
、ろ液を100.pに濃縮し、3.0gの水酸化ナトリ
ウムを含む水50−を加え、室温で6時間撹拌後、塩析
にて中和し、析出する白色固体(α−[(2−メチル−
3−クロロ−54−ヒドロキシ−5−7セチルアミノ)
フェノキシ]−γ−(0−7ミノフエニル)酪酸)をろ
別した。
上記で得られた中間体7,84Qをアセトニトリル80
mff1.ピリジン16112の混合溶液に溶解し、1
5℃以下に冷却して、メタクリル酸クロライド=2.6
ij2のアセトニトリル(10d)溶液を滴下後、室温
で2時間撹拌した。反応液を水に注ぎ込み析出する固体
をろ別し、アセトニトリルにて再結晶して目的物1.4
りを得た。
なお、上記中間体および例示単量体M−13の構造はN
MR%IRおよびマススペクトルにより確認した。
合成例4(例示単量体M−16の合成)α−[(2−メ
チル−3−クロロ−4−ヒドロキシ−5−7セチルアミ
ノ)フェノキシ〕−γ−(p−アミノフェニル)酪酸(
特願昭59−182507号23頁に合成法記載) 3
9.39を300−の水と22m12の濃塩酸の混合液
に加え0℃に冷却し、撹拌しながら6.9gの亜硫酸ナ
トリウムを含む水4011を滴下し、ざらにO’C以下
で3C1層撹拌しジアゾ液を得た。1−(p−スルホフ
ェニル)−3−シアノ−5−ビラン0ン26.51;l
を160の水酸化ナトリウムを含む水600neに溶解
した溶液を10℃以下に冷却し1.上記のジアゾ液を滴
下した。
滴下後更に1時間空温で撹拌した後10%の塩酸300
m12に加え、析出する黄色の固体56.ICIを0別
した。
この黄色固体の全量を500dのエタノール、200m
j2の水及び501gの濃塩酸の混合液に加え、5時間
加熱還流した。この反応液に50011j2の水を加え
た後、水酸化ナトリウムの水溶液(約2規定)で中和し
、析出する黄色固体の下記中間体を47.49を得た。
この中間体47aを250−のアセトニトリルと50、
IJ2のピリジンの混合溶液に溶解し、メタクリル酸ク
ロライド10−を含むアセトニトリル溶液30112を
滴下し、室温で1時間撹拌した。この反応液を3分の1
に濃縮後、エタノール75x(1,水100112及び
炭酸水素ナトリウム6.3gを加え30分間撹拌俊、希
塩11! 200112に加え析出する黄色固体(目的
物)を0別した。
中間体 なお、上記中間体および例示単量体M−16の構造はN
MRl 1Rおよびマススペクトルにより確認した。
水元−の前記一般式(1)または(2)で表わされる単
量体から誘導される繰り返し単位を有するポリマーは、
前記一般式(1)または(2)で表わされる単量体の1
種のみからなる繰り返し単位のいわゆるホモポリマーで
あっても、前記一般式(1)または(2)で表わされる
単量体の2種以上を組み合わせたコポリマーであっても
よく、さらに他の共重合し得るエチレン性不飽和基を有
するコモノマーの1種以上とからなるコポリマーであっ
てもよい。
本発明の前記一般式(1)または(2)で表わされる単
量体とコポリマーを形成し得る上記エチレン性不飽和基
を有するコモノマーとしては、アクリル酸エステル、メ
タクリル酸エステル、ビニルエステル類、オレフィン類
、スチレン類、クロトン駿エステル類、イタモジ駿ジエ
ステル類、マレイン酸ジエステル類、フマル酸ジエステ
ル類、アクリルアミド類、アリル化合物、ビニルエーテ
ル類、ビニルケトン類、ビニル異部環化合物、グリシジ
ルエステル類、不飽和ニトリル類、多官能モノマー、各
種不飽和酸等を挙げることができる。
これらのコモノマーについて更に具体的に示すと、アク
リル酸エステル類としては、メチルアクリレート、エチ
ルアクリレート、n−プロピルアクリレート、イソプロ
ピル・アクリレート、n−ブチルアクリレート、イソブ
チルアクリレート、5ec−ブチルアクリレート、te
rt−ブチルアクリレート、アミルアクリレート、ヘキ
シルアクリレート、2−エチルへキシルアクリレート、
オフ・チルアクリレート、tert−オクチルアクリレ
ート、2−クロロエチルアクリレート、2−ブロモエチ
ルアクリレート、4−クロロブチルアクリレート、シア
ンエチルアクリレート、2−アセトキシエチルアクリレ
ート、ジメチルアミノエチルアクリレート、ベンジルア
クリレート、メトキシベンジルアクリレート、2−りO
ロシクロへキシルアクリレート、シクロへキシルアクリ
レート、フルフリルアクリレート、テトラヒドロフルフ
リルアクリレート、フェニルアクリレート、5−とドロ
キシペンチルアクリレート、2,2−ジメチル−3−ヒ
ドロキシプロピルアクリレ−ト、2−メトキシエチルア
クリレート、3−メトキシブチルアクリレート、2−エ
トキシエチルアクリレート、2−iso−プロポキシア
クリレート、2−ブトキシエチルアクリレート、2−(
2−メトキシエトキシ)エチルアクリレート、2−(2
−ブトキシエトキシ)エチルアクリレート、ω−メトキ
シポリエチレングリコールアクリレート(付加モル数n
−9)1−ブロモー2−メトキシエチルアクリレート、
1.1−ジクロロ−2,−エトキシエチルアクリレート
等が挙げられる。
メタクリル酸エステル類の例としては、メチルメタクリ
レート、エチルメタクリレート、n−プロピルメタクリ
レート、イソプロビルメタクリレート、n−ブチルメタ
クリレート、イソブチルメタクリレート、5ec−ブチ
ルメタクリレート、tart−ブチルメタクリレート、
アミルメタクリレート、ヘキシルメタクリレート、シク
ロへキシルメタクリレート、ベンジルメタクリレート、
クロロベンジルメタクリレート、オクチルメタクリレー
ト、スルホプロピルメタクリレート、N−エチル−N−
フェニルアミノエチルメタクリレ・−ト、2−(3−フ
ェニルプロピルオキシ)エチルメタクリレート、ジメチ
ルアミノフェノキシエチルメタクリレート、フルフリル
メタクリレート、テトラヒドロフルフリルメタクリレー
ト、フェニルメタクリレート、クレジルメタクリレート
、ナフチルメタクリレート、2−ヒドロキシブチルメタ
クリレート、4−ヒドロキシブチルメタクリレート、ト
リエチレングリコールモノメタクリレート、ジプロピレ
ングリコールモノメタクリレート、2−メトキシエチル
メタクリレート、3−メトキシブチルメタクリレート、
2−アセトキシエチルメタクリレート、2−アセトアセ
トキシエチルメタクリレート、2−エトキシエチルメタ
クリレート、2−iso−プロポキシエチルメタクリレ
ート、2−ブトキシエチルメタクリレート、2−(2−
メトキシエトキシ)エチルメタクリレート、2−(2−
エトキシエトキシ)エチルメタクリレート、2−(2−
ブトキシエトキシ)エチルメタクリレート、ω−メトキ
シポリエチレングリコールメタクリレート(付加モル数
n−6)、アリルメタクリレート、メタクリル酸ジメチ
ルアミノエチルメチルクロライド塩などを挙げることが
できる。
ビニルエステル類の例としては、ビニルアセテート、ビ
ニルプロピオネート、ビニルブチレート、ビニルイソブ
チレート、ビニルカプロエート、ビニルクロロアセテー
ト、ビニルメトキシアセテート、ビニルフェニルアセテ
ート、安息香酸ビニル、サリチル酸ビニルなどが挙げら
れる。
またオレフィン類の例としては、ジシクロペンタジェン
、エチレン、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、
塩化ビニル、塩化ビニリデン、イソプレン、クロロブレ
ン、ブタジェン、2.3−ジメチルブタジェン等を挙げ
ることができる。
スチレン類としては、例えば、スチレン、メチルスチレ
ン、ジメチルスチレン、トリメチルスチレン、エチルス
チレン、イソプロピルスチレン、クロルメチルスチレン
、メトキシスチレン、アセトキシスチレン、クロルスチ
レン、ジクロルスチレン、ブロムスチレン、ビニル安息
香酸メチルエステルなどが挙げられる。
クロトン酸エステル類の例としては、クロトン酸ブチル
、クロトン酸ヘキシルなどが挙げられる。
またイタコン酸ジエステル類としては、例えば、イタコ
ン酸ジメチル、イタコン酸ジエチル、イタコン酸ジブチ
ルなどが挙げられる。
マレイン酸ジエステル類としては、例えば、マレイン酸
ジエチル、マレイン酸ジメチル、マレイン酸ジブチルな
どが挙げられる。
フマル酸ジエステル類としては、例えば、フマル酸ジエ
チル、フマル酸ジメチル、フマル酸ジブチルなどが挙げ
られる。
その他のコモノマーの例としては、次のものが挙げらU
る。
アクリルアミド類、例えば、アクリルアミド、メチルア
クリルアミド、エチルアクリルアミド、プロピルアクリ
ルアミド、ブチルアクリルアミド、tert−ブチルア
クリルアミド、シクロヘキシルアクリルアミド、ベンジ
ルアクリルアミド、ヒドロキシメチルアクリルアミド、
メトキシエチルアクリルアミド、ジメチルアミノエチル
アクリルアミド、フェニルアクリルアミド、ジメチルア
クリルアミド、ジエチルアクリルアミド、β−シアノエ
チルアクリルアミド、N−(2−アセトアセトキシエチ
ル)アクリルアミドなど; メタクリルアミド類、例えば、メタクリルアミド、メチ
ルメタクリルアミド、エチルメタクリルアミド、プロピ
ルメタクリルアミド、ブチルメタクリルアミド、ter
t=ブチルメタクリルアミド、シクロへキシルメタクリ
ルアミド、ベンジルメタクリルアミド、ヒドロキシメチ
ルメタクリルアミド、メトキシエチルメタクリルアミド
、ジメチルアミノエチルメタクリルアミド、フェニルメ
タクリルアミド、ジメチルメタクリルアミド、ジエチル
メタクリルアミド、β−シアノエチルメタクリルアミド
、N−(2−7セトアセトキシエチル)メタクリルアミ
ドなど: アリル化合物、例えば、酢酸アリル、カプロン酸アリル
、ラウリン酸アリル、安息香酸アリルなど: ビニルエーテル類、例えば、メチルビニルエーテル、ブ
チルビニルエーテル、ヘキシルビニルエーテル、メトキ
シエチルビニルエーテル、ジメチルアミノエチルビニル
エーテルなど; ビニルケトン類、例えば、メチルビニルケトン、フェニ
ルビニルケトン、メトキシエチルごニルケトンなど: ビニル異部環化合物、例えば、ビニルピリジン、N−ビ
ニルイミダゾール、N−ビニルオキサゾリドン、N−ビ
ニルトリアゾール、N−ビニルピロリドンなど; グリシジルエステル類、例えば、グリシジルアクリレー
ト、グリシジルメタクリレートなど;不飽和ニトリル類
、例えば、アクリロニトリル、メタクリレートリルなど
: 多官能性モノマー、例えば、ジビニルベンゼン、メチレ
ンビスアクリルアミド、エチレングリコールジメタクリ
レートなど。
更に、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、マレイ
ン酸、イタコン酸モノアルキル、例えば、イタコン酸モ
ノメチル、イタコン酸モノエチル、イタコン酸モノブチ
ルなど;マレイン酸モノアルキル、例えば、マレイン酸
モノメチル、マレイン酸モノエチル、マレイン酸モノブ
チルなどニジトラコン酸、スチレンスルホン酸、ビニル
ベンジルスルホン酸、ビニルスルホン酸、アクリロイル
オキシアルキルスルホン酸、例えば、アクリロイルオキ
シメチルスルホン酸、アクリロイルオキシエチルスルホ
ン酸、アクリロイルオキシプロピルスルホン酸など:メ
タクリロイルオキシアルキルスルホン酸、例えば、メタ
クリロイルオキシメチルスルホン酸、メタクリロイルオ
キシエチルスルホン酸、メタクリロイルオキシプロピル
スルホン酸などニアクリルアミドアルキルスルホン酸、
例えば、2−アクリルアミド−2−メチルエタンスルホ
ン酸、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホ
ン酸、2−アクリルアミド−2−メチルブタンスルホン
酸など:メタクリルアミドアルキルスルホン酸、例えば
、2−メタクリルアミド−2−メチルエタンスルホン酸
、2−メタクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン
酸、2−メタクリルアミド−2−メチルブタンスルホン
酸などニアクリロイルオキシアルキルホスフェート、例
えば、アクリロイルオキシエチルホスフェート、3−ア
クリロイルオキシプロピル−2−ホスフエートなど:メ
タクリロイルオキシアルキルホスフエート、例えば、メ
タクリロイルオキシエチルホスフェート、3−メタクリ
ロイルオキシプロピル−2−ホスフェートなど:親水基
を2ケ有する3−アリロキシ−2−ヒドロキシプOパン
スルホン酸ナトリウムなどが挙げられる。これらの酸は
アルカリ金属(例えば、Na 、になど)またはアンモ
ニウムイオンの塩であってもよい。さらにその他のコモ
ノマーとしては、米国特許第3,459,790号、同
第3,438,708号、同第3,554,987号、
同第4,215.195号、同第4,247,673号
、特開昭57−205735号公報明細書等に記載され
ている架橋性モノマーを用いることができる。このよう
な架橋性モノマーの例としては、具体的にはN−(2−
アセトアセトキシエチル)アクリルアミド、N−(2−
(2−アセトアセトキシエトキシ)エチル)アクリルア
ミド等を挙げることができる。
また、本゛発明の前記一般式(1)または(2)で示さ
れる単量体と前記コモノマーとでコポリマーを形成する
場合、好ましくは前記一般式(1)または(2)で示さ
れる単量体からなる繰り返し単位が重量比で全体のポリ
マーの10〜90重量%含まれる場合であり、さらに好
ましくは30〜70重量%含まれる場合である。
一般的にポリマーカプラーは乳化重合法または溶液重合
法により重合され、本発明に係る前記一般式(1)また
は(2)で示される車山体から誘導される繰り返し単位
を有する本発明の色素共存性ポリマーも同様の方法で重
合することができる。
乳化重合法については、米国特許第4.080211号
、同第3,370,952号に、また親油性ポリマーを
ゼラチン水溶液中にラテックスの形で分散する方法につ
いては、米国特許第3,451,820号に記載されて
いる方法を用いることができる。
これらの方法はホモポリマーの形成およびコポリマーの
形成にも応用でき、後者の場合、コモノマーは液体コモ
ノマーであるとよく、乳化重合の場合には常態で固定単
量体のための溶媒としても作用する。
乳化重合法において用いられる乳化剤としては、界面活
性剤、高分子保護コロイドおよび共重合乳化剤が挙げら
れる。界面活性剤としては、当該分野において公知のア
ニオン活性剤、ノニオン活性剤、カチオン活性剤及び両
性活性剤が挙げられる。
アニオン活性剤の例としては、石ケン類、ドデシルベン
ゼンスルホン酸ナトリウム、・ラウリル硫酸ナトリウム
、ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム、ノニオン活性
剤の硫酸塩等が挙げられる。
ノニオン活性剤の例としては、ポリオキシエチレンノニ
ルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンステアリン酸
エステル、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウリル
酸エステル、ポリオキシエチレンーポリオキシブロビレ
ンプ0ツク共重合体等が挙げられる。またカチオン活性
剤の例としては、アルキルピリジウム塩、第3アミン類
等が挙げられる。
また、両性活性剤の例としては、ジメチルアルキルベタ
イン類、アルキルグリシン類等が挙げられる。また高分
子保護コロイドとしては、ポリビニルアルコール、とド
ロキシエチルセルロース等が挙げられる。これらの保護
コロイドは、単独で乳化剤として用いてもよく、また他
の界面活性剤と組み合せて用いてもよい。これらの活性
剤の種類およびその作用については、B elgisc
heChemische  Industrie、28
.16−20(1963)に記載されている。
溶液重合法等によって合成された親油性ポリマーをゼラ
チン水溶液中にラテックスの形で分散するには、まず親
油性ポリマーを有機溶媒中に溶かしたのち、これをゼラ
チン水溶液中に分散剤の助けをかりて、超音波、コロイ
ドミル等によりラテックス状に分散する。親油性ポリマ
ーをゼラチン水溶液中にラテックスの形で分散する方法
については米国特許第3,451,820号に記載され
ている。
親油性ポリマーを溶解する有機溶媒としては、エステル
類、例えば酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル等、
アルコール類、ケトン類、ハロゲン化炭化水素、エーテ
ル類等を用いることができる。
またこれらの有機溶媒は、単独で又は2種以上を組み合
せて用いることができる。
本発明に係る色素供与物質ポリマーを製造するにあたっ
て、重合に用いる溶媒としては単量体および生成する色
素供与物質ポリマーの良溶媒であり、重合開始剤との反
応性が低いものが望ましい。
具体的には水、トルエン、アルコール(例えばメタノー
ル、エタノール、1so−プロパツール、tert−ブ
タノール等)、アセトン、メチルエチルケトン、テトラ
ヒドロフラン、ジオキサン、酢酸エチル、ジメチルホル
ムアミド、ジメチルスルホキシド、アセトニトリル、塩
化メチレン等を挙げることができ、これらの溶媒は単独
でもしくは2種以上混合して使用してもよい。
重合温度は重合開始剤の種類、使用する溶媒の種類等を
考慮する必要があるが通常は30〜゛120℃の範囲で
ある。
本発明の色素供与物質ポリマーの乳化重合法および溶液
重合法に用いられる重合開始剤としては以下に示すもの
が挙げられる。
水溶性重合開始剤としては、例えば過硫酸カリウム、過
硫酸アンモニウム、過硫酸ナトリウム等の過硫酸塩類、
4.41−アゾビス−4−シアノ吉草酸ナトリウム、2
.2′−アゾビス(2−アミジノプロパン)塩酸塩等の
水溶性アゾ化合物、過酸化水素を用いることができる。
また、溶液重合法に用いられる親油性重合開始剤として
は、例えばアゾビスインブチロニトリル、2.2′−ア
ゾビス−(2,4−ジメチルバレロニトリル)、2.2
’ −アゾビス(4−メトキシ−2,4−ジメチルバレ
ロニトリル)、1.1’−アゾビス(シフOへキサノン
−1−カルボニトリル)、2.2’ −アゾビスインシ
アノ酪酸、2.2′−7ゾピスイソ酪酸ジメチル、1.
1′−アゾビス(シクロへキサノン−1−カルボニトリ
ル)、4.4’ −7ゾビスー4−シアノ吉草酸等のア
ゾ化合物、ベンゾイルパーオキサイド、ラウリルパーオ
キサイド、クロロベンジルパーオキサイド、ジイソプロ
ビルバーオキシジカルポネート、ジ−t−ブチルパーオ
キサイド等の過酸化物等を挙げることができる。これら
のうち好ましいものは、ベンゾイルパーオキサイド、ク
ロロベンジルパーオキサイド、ラウリルパーオキサイド
等を挙げることができる。
これらの重合開始剤は、乳化重合法および溶液重合法に
おいてモノマー全量に対して0.01−10重量%の範
囲、好ましくは0.1〜5重量%の範囲で含有せしめる
ことができる。
さらにまた、上記重合法以外の重合法、例えば、懸濁重
合、塊状重合等の方法も適用することができる。即ち、
本発明においては、本発明の前記一般式(1)または(
2)で示される単量体の色素供与性のホモポリマー、該
単量体の2種以上を組み合せてなるコポリマーまたは該
単量体と他の少なくとも1種の重合可能なコモノマーを
共重合成分としてなるコポリマーのすべてを包含し、そ
の合成プロセスによっては限定されない。
以下、本発明の色素供与物質ポリマーの具体的代表例を
挙げるが、これに限定されるものではない。
以下余白 表1において、コモノマーの略号は以下の通りである。
BA:n−ブチルアクリレート MA:メチルアクリレート MM:メチルメタクリレート EM:エチルメタクリレート S丁=スチレン 本発明の前記色素供与物資(ポリマー)の重合例を以下
に示す。なお、ここで示した重量平均分子量は前記GP
C測定法で測定した値である。
重合例1 単量体M−4とブチルアクリレートとの共重合ポリマー
の色素供与物質(P−27)の合成6gの例示単量体(
M−4)とn−ブチルアクリレート4gを200−のジ
エキサンに溶解し、窒素ガスを導入しながら85℃に加
熱し、4.4′−アゾビス−4−シアノ吉草酸200m
gを加え2時間85℃で加熱した。さらに4,4′−ア
ゾビス−4−シアノ吉草酸100mgを加え、2時間8
5℃で加熱した。反応終了後、反応液を500t12の
水に注ぎ込み、沈澱をろ別し、この固形分を再び501
gのジオキサンに溶解し、500mj2の水に注ぎ込み
°沈澱をろ別する。この固体を乾燥し目的ポリマー(P
−27)9.OQを得た。
重合例2 単量体M−1とブチルアクリレートとの共重合ポリマー
色素供与物質(P−1)の合成6gの例示単量体(M−
1)と、n−ブチルアクリレート4gを160dのジオ
キサンに溶解し、窒素ガスを導入しながら80℃に加熱
し、2゜2′−アゾビスイソブチロニトリル200+a
gを加え2時間80℃で加熱した。さらに2.2′−ア
ゾビスイソブチロニトリル1100fi1を加えて2時
間80℃で加熱した。反応液を400dの水に注ぎ込み
沈澱をろ別し、この固形分を再び40m12のジオキサ
ンに溶解し、400tQの水に注ぎ込み沈澱をろ別する
。この固体を乾燥し目的ポリマー(P−1)9gを得た
重合例3 単量体M−11とブチルアクリレートとの共重合ポリマ
ー色素供与物質(P−14)の合成5gの例示単量体(
M−11)とn−ブチルアクリレート5gをジメチルア
セトアミド300ti2に加え、窒素ガスを導入しなが
ら60℃に加熱し、アゾビスイソ醋酸ジメチル50−〇
を含むジメチルアセトアミド11gを加え、5時間加熱
した。反応液を水3001ftに注ぎ込み沈澱をろ別し
、さらに充分に水で洗浄した。この固体を乾燥し、目的
ポリマー(P−14)9.29を得た。
重合例4 単量体M−15とブチルアクリレートとの共重合ポリマ
ー色素供与物質(P−28)の合成5gの例示単1体(
M−15)とn−ブチルアクリレート5gをジメチルア
セトアミド300−に加え、窒素ガスを導入しながら8
5℃に加熱し、4.4′−アゾビス−4−シアノ吉草J
l!100uを加えて2時1!1185℃で加熱した。
さらに4,4′−アゾビス−4−シアノ吉草酸501g
を加えて2時m85℃で加熱した。反応終了後、反応液
を300tffiの水に注ぎ込み、沈澱をろ別し、この
固形分を再び30−のジメチルアセトアミドに溶解し、
300 vQの水に注ぎ込み、沈澱をろ別した。この固
体を乾燥し目的ポリマー(P−28)9.1oを得た。
重合例5 単量体M−7とブチルアクリレートとの共重合ポリマー
色素供与物質(P−29>の合成5gの例示単量体(M
−7)とn−ブチルアクリレート5gをジメチルホルム
アミド300−に加え、窒素ガスを導入しながら85℃
に加熱し、4゜4′−7ゾビスー4−シアノ吉草酸10
0mgを加えて2時1185℃で加熱し、さらに4.4
′−7ゾピスー4−シアノ吉草酸5010を加えて2時
間85℃で加熱した。反応終了後、反応液を300iの
水に注ぎ込み、沈澱をろ別し、この固形分を再び30−
のジメチルホルムアミドに溶解し、300−の水に注ぎ
込み沈澱をろ別した。この固体を乾燥し、目的ポリマー
(P −29)  9.29を得た。
重合例6 単量体M−3とメチルアクリレートとの共重合ポリマー
色素供与物質(P−6)の合成7gの例示単量体(M−
3)とメチルアクリレート3gをジメチルホルムアミド
300−に加え、窒素ガスを導入しながら85℃に加熱
し、4゜4′−アゾビス−4−シアノ吉草酸I Gof
flgを加えて2時間85℃で加熱し、さらに4,4′
−アゾビス−4−シアノ吉草酸501Bを加えて2時間
、85℃で加熱した。反応終了後、反応液を300n1
の水に注ぎ込み、沈澱をろ別し、この固形分を再び30
1βのジメチルホルムアミドに溶解し、30G−の水に
注ぎ込み沈澱をろ別した。この固体を乾燥し、目的ポリ
マー(P −3>  9.20を得た。
重合例7 単量体M−4とブチルアクリレートとの共重合ポリマー
色素供与物質(P−6)の合成3Qの例示単量体(M−
4)とn−ブチルアクリレート7gをジメチルホルムア
ミド300tNに加え、窒素ガスを導入しながら85℃
に加熱し、4゜4′−アゾビス−4−シアノ古草Il1
100maを加えて2時間85℃で加熱し、さらに4.
4′−アゾビス−4−シアノ吉草酸50maを加えて2
時間85℃で加熱した。反応終了後、反応液を300i
ffiの水に注ぎ込み、沈澱をろ別し、この固形分を再
び301gのジメチルホルムアミドに溶解し、300−
の水に注ぎ込み沈澱をろ別した。この固体を乾燥し、目
的ポリマー(P −6)  9.2gを得た。
本発明の色素供与物質は単独で用いてもよいし、2つ以
上用いてもよい。その使用量は限定的でなく、色素供与
゛物質の種類、単用かまたは2種以上の併用使用か、或
いは本発明の感光材料の写真構成層が単層かまたは2層
以上の重層か等に応じて決定すればよいが、例えばその
使用量は1f当たりo、oosg〜50g、好ましくは
0.1g〜10g用いることができる。
本発明に用いる色°素供与物質を熱現会カラー感光材料
の写真構成層に含有せしめる方法は任意であり、例えば
低沸点溶媒(メタノール、エタノール、酢酸工゛チル等
)または高沸点溶媒(ジブチルフタレート、ジオクチル
フタレート、トリクレジルホスフェート等)に溶解した
後、超音波分散するか、あるいはアルカリ水溶液(例え
ば、水酸化ナトリウム10%水溶液等)に溶解した後、
鉱酸(例えば、塩酸または硝酸等)にて中和して用いる
か、あるいは適当なポリマーの水溶液(例えば、ゼラチ
ン、ポリビニルブチラール、ポリビニルビ0リドン等)
と共にボールミルを用いて分散させた後、使用すること
ができる。
本発明の熱現像カラー感光材料は、前記色素供与物質と
共に感光性ハロゲン化銀を含有する。
本発明に用いられる感光性ハロゲン化銀としては、塩化
銀、臭化銀0、沃化銀、塩臭化銀、塩沃化銀、沃臭化銀
、塩沃臭化銀等があげられる。該感光性ハロゲン化銀は
、写真技術分野のシングルジェット法やダブルジェット
法等の任意の方法で調製することができるが、本発明に
於いては、通常のハロゲン化銀ゼラチン乳剤の調製方法
に従って調製した感光性ハロゲン化銀を含む感光性ハロ
ゲン化銀乳剤が好ましい結果を与える。
該感光性ハロゲン化銀乳剤は、写真技術分野の任意の方
法で化学的に増感しても良い。かかる増感法としては、
金増感、イオウ増感、金−イオウ増感、還元増感等各種
の方法があげられる。
上記感光性乳剤中のハロゲン化銀は、粗粒子であっても
微粒子であっても良いが、好ましい粒子サイズは、その
径が約0.001μm〜約1.5μmであり、さらに好
ましくは約0.Ofμl〜約0.5μmである。
上記のようにll製された感光性ハロゲン化銀乳剤を本
発明の感光材料の構成層である熱現像性感光層に最も好
ましく適用することができる。
本発明において、他の感光性ハロゲン化銀の調製法とし
て、感光性銀塩形成成分を後述する有機銀塩と共存させ
、有機銀塩の一部に感光性ハロゲン化銀を形成させるこ
ともできる。この調製法に用いられる感光性銀塩形成成
分としては、無機ハロゲン化物、例えば、MXnで表わ
されるハロゲン化物(ここで、MはH原子、NH4基ま
たは金属原子を表わし、XはC11SBrまたはIを表
わし、nはMがHR子、N 、H4基の時は1、Mが金
属原子の時はその原子価を示す。金属原子とじては、リ
チウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウム、セシウム
、銅、金、ベリリウム、マグネシウム、カルシウム、ス
トロンチウム、バリウム、亜鉛、カドミウム、水銀、ア
ルミニウム、インジウム、ランタン、ルテニウム、タリ
ウム、ゲルマニウム、錫、鉛、アンチモン、ビスマス、
クロム、モリブデン、タングステン、マンガン、レニウ
ム、鉄、コバルト、ニッケル、ロジウム、パラジウム、
オスミウム、イリジウム、白金、セリウム等があげられ
る。)、含ハロゲン金属錯体(例えば、K2 Pt C
j!s 、に2 Pt Br(3、HAIJ Cl4゜
(NH4)21r C4!s、(NH4)a Ir C
4!s 。
(NH4) 2 Ru Cl1s、(NH4)a Ru
 Cff1s 。
(NH4)3 Rh (/!s、(NH4)s Rh 
3r s等)、オニウムハライド(例えば、テトラメチ
ルアンモニウムブロマイド、トリメチルフェニルアンモ
ニウムブロマイド、セチルエチルジメチルアンモニウム
ブロマイド、3−メチルチアゾリウムブロマイド、トリ
メチルベンジルアンモニウムブロマイドのような4級ア
ンモニウムハライド、テトラエチルフォスフオニウムブ
ロマイドのような4級フォスフオニウムハライド、ベン
ジルエチルメチルスルホニウムブロマイド、1−エチル
チアゾリウムブロマイドのような3級スルホニウムハラ
イド等)、ハロゲン化炭化水素(例えば、ヨードホルム
、ブロモホルム、四臭化炭素、2−ブロモ−2−メチル
プロパン等)、N−ハロゲン化合物(N−クロロコハク
酸イミド、N−ブロモコバ、り酸イミド、N−ブロモフ
タル酸イミド、N−ブロモアセトアミド、N−ヨードコ
ハク酸イミド、N−ブロモフタラジノン、N−クロロフ
タラジノン、N−ブロモアセトアニリド、N、N−ジブ
ロモベンゼンスルホンアミド、N−ブロモ−N−メチル
ベンゼンスルホンアミド、1.3−ジブロモ−4,4−
ジメチルヒダントイン等)、その他の含ハロゲン化合物
(例えば塩化トリフェニルメチル、臭化トリフェニルメ
チル、2−ブロモmM!、2−ブロモエタノール等)な
どをあげることができる。
これら感光性ハロゲン化銀および感光+!tII塩形酸
成分は、種々の方法において組合せて使用でき、使用量
は、一層当り1fに対して、0.001Q〜50gであ
ることが好ましく、より好ましくは、0.1g〜101
3である。
本発明の熱現像カラー感光材料は、青色光、緑色光、赤
色光に感光性を有する舞層、即ち熱現像青感光性層、熱
現像青感光性層、熱現像赤感光性層として多層構成とす
ることもできる。また、同色感光性層を2層以上(例え
ば、高感度層と低感度層)に分割して設けることもでき
る。
上記の場合、各々用いられる青感光性ハロゲン化銀乳剤
、緑感光性ハロゲン化銀乳剤、赤感光性ハロゲン化銀乳
剤は、前記ハロゲン化銀乳剤に各種の分光増感色素を加
えることによって得ることができる。
本発明に用いられる代表的な分光増感色素としては、例
えばシアニン、メロシアニン、コンプレックス(3核又
は4核の)シアニン、ホロポーラ−シアニン、スチリル
、ヘミシアニン、オキソノール等があげられる。シアニ
ン類の色素のうちでチアゾリン、オキサゾリン、ピロリ
ン、ピリジン、オキサゾール、チアゾール、セレナゾー
ル、イミダゾールの様な塩基性核を有するものが、より
好ましい。この様な核にはアルキル基、アルキレン基、
ヒドロキシアルキル基、スルホアルキル基、カルボキシ
アルキル基、アミノアルキル基または縮合炭素環式また
は複素環色環を作る事の出来るエナミン基を有していて
もよい。また対称形でも非対称形でもよく、またメチン
鎖、ポリメチン鎖にアルキル基、フェニル基、エナミン
基、ヘテロ環置換基を有していてもよい。
メロシアニン色素は上記塩基性核の他に、例えばチオヒ
ダントイン核、ローダニン核、オキサゾツール酸液、チ
アゾリンチオン核、マロノニトリル核、ピラン0ン核の
様な酸性核を有していてもよい。これらの酸性核は更に
アルキル基、アルキレン基、フェニル基、カルボキシア
ルキル基、スルホアルキル基、ヒドロキシアルキル基、
アルコキシアルキル基、アルキルアミン基又はヘテロ環
式核で置換されていてもよい。又必要ならばこれらの色
素を組合わせて使用してもよい。更にアスコルビン酸誘
導体、アザインデンカドミウム塩、有機スルホン酸等、
例えば米国特許第2,933,390号、同第2,93
7,089号の明細書等に記載されている様な可視光を
吸収しない超増感性添加剤を併用することができる。
これら色素の添加量はハロゲン化銀またはハロゲン化銀
形成成分1モル当りlX1(I4モル〜1モルである。
更に好ましくは、lX10−4モル−lX10−’モル
である。
本発明の熱現像カラー感光材料においては、必要に応じ
て感度の上昇や現像性の向上を目的として各種の有機銀
塩を用いることができる。
本発明の熱現像カラー感光材料に用いられる有機銀塩と
しては、特公昭43−4921号、同44−26582
号、@45−18416号、同45−12700号、同
45−22185号、特開昭49−52626号、同5
2−31728号、同52−137321号、同52−
141222号、同53−36224号および同53−
37610号等の各公報ならびに米国特許第3,330
,633号、同第3,794,496号、同第4,10
5,451号、同第4.123,274号、同第4,1
68,980号等の各明細書中に記載されているような
脂肪族カルボン酸の銀塩、例えばラウリン酸銀、ミリス
チン酸銀、バルミチン酸銀、ステアリン酸銀、アラキド
ン酸銀、ベヘン酸銀、α−(1−フェニルテトラゾール
チオ)酢酸銀など、芳香族カルボン酸銀、例えば安息香
酸銀、フタル酸銀など、特公昭44−26582号、同
45−12700号、同4518416号、同45−2
2185号、特開昭52−31728号、同52−13
7321号、特開昭58−118638号、同58−1
18639号等の各公報に記載されているようなイミノ
基の銀塩、例えばベンゾトリアゾール銀、5−ニトロベ
ンゾトリアゾール銀、5−クロロベンゾトリアゾール銀
、5−メトキシベンゾトリアゾール銀、4−スルホベン
ゾトリアゾール銀、4−ヒドロキシベンゾトリアゾール
銀、5−アミノベンゾトリアゾール銀、5−カルボキシ
ベンゾトリアゾール銀、イミダゾール銀、ベンズイミダ
ゾール銀、6−ニドロベンズイミダゾール銀、ピラゾー
ル銀、ウラゾール銀、1.2.4−トリアゾール銀、1
H−テトラゾール銀、3−アミノ−5−ベンジルチオ−
1,2,4−トリアゾール銀、サッカリン銀、フタラジ
ノン銀、フタルイミド銀など、その他2−メルカプトベ
ンゾオキサゾール銀、メルカプトオキサジアゾール銀、
2−メルカプトベンゾチアゾール銀、2−メルカプトベ
ンズイミダゾール銀、3−メルカプト−4−フェニル−
1,2,4−トリアゾール銀、4−ヒドロキシ−6−メ
チル−1,3,3a、7−チトラザインデン銀および5
−メチル−7−ヒドロキシ−1,2,3,4,6−ペン
タザインデン銀などが挙げられる。以上の有機銀塩のう
ちでもイミノ基の銀塩が好ましく、特にベンゾトリアゾ
ール銹導体の銀塩、より好ましくはスルホベンゾトリア
ゾール誘導体の銀塩が好ましい。
本発明に用いられる有機銀塩は、単独でも或いは2種以
上併用して用いてもよく、単離したものを適当な手段に
よりバインダー中に分散して使用に供してもよいし、ま
た適当なバインダー中で銀塩を調製し、単離せずにその
まま使用に供してもよい。
該有機銀塩の使用量は、感光性ハロゲン化銀1モル当り
0.01〜500モルであることが好ましく、より好ま
しくは0.1モル〜100モルである。
本発明の熱現像カラー感光材料に用いられる還元剤は、
熱現像カラー感光材料の分野で通常用いられるものを用
いることができ、例えば米国特許第3,531,286
号、同第3,761,270号、同第3.764.32
8号各明細書、またR D  N o、12146 、
同No。
15108、同No、15127および特開昭56−2
7132号公報等に記載のp−フェニレンジアミン系お
よびp−アミノフェノール系現像主薬、フォスフォロア
ミドフェノール系およびスルホンアミドフェノール系現
像主薬、またヒドラゾン系発色現像主薬が挙げられる。
また、米国特許第3,342,599号、同第3,71
9,492号、特開昭53−135628号、同54−
19035号等に記載されている発色現像主薬プレカー
サー等も有利に用いることができる。
特に好ましい還元剤として、特開昭56−146133
号に記載されている下記一般式(82)で表わされる還
元剤が挙げられる。
一般式(82) 式中、R32およびRa3は水素原子、または置換基を
有してもよい炭素原子数1〜30(好ましくは1〜4)
のアルキル基を表わし、R32とR33とは閉環して複
素環を形成してもよい@R34,R35RasおよびR
37は水素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、アミム
Lアルコキシ基、アシルアミド基、スルホンアミド基、
アルキルスルホンアミド基または置換基を有してもよい
炭素原子数1〜30(好ましくは1〜4)のアルキル基
を表わし、R34とR32およびRasとRasはそれ
ぞれ閉環して複素環を形成してもよい。Mはアルカリ金
属原子、アンモニウム基、含窒素有機塩基または第4級
窒素原子を含む化合物を表わす。
上記一般式(82)における含窒素有機塩基とは無機酸
と塩を生成し得る塩基性を示す窒素原子を含む有機化合
物であり、特に重要な有機塩基としてはアミン化合物が
挙げられる。そして鎖状のアミン化合物としては第1級
アミン、第2級アミン、第3級アミンなどが、また環状
のアミン化合物としては典型的なヘテロ環式有機塩基の
例として著名なピリジン、キノリン、ピペリジン、イミ
ダゾール等が挙げられる。この他ヒドロキシルアミン、
ヒドラジン、アミジンなどの化合物も鎖状のアミンとし
て!用である。また含窒素有機塩基の塩としては上記の
ような有橢塩基の無機酸塩(例えば塩酸塩、硫酸塩、硝
酸塩等)が好ましく用いられる。
一方、上記一般式における第4級窒素を含む化合物とし
ては、4価の共有結合を有する窒素化合物の塩または水
酸化物等が挙げられる。
以下余白 次に、前記一般式で示される還元剤の好ましい具体例を
以下に示す。
(R−1) (R−2) (R−3) (R−4) (R−9) Hs (R−10) (R−11) (R−12) (R−15) (R−16) (R−17) (R−18) (R−19) (R−20) (R−22) (R−23) 上記一般式(82)で表わされる還元剤は、公知ノ方法
、例えハHouben −Weyl 、 Mathod
ender  Organischen   Chem
ie  、  f3and  X  I /  2゜6
45−703頁に記載されている方法に従って合成でき
る。
その他以下に述べるような還元剤を用いることもできる
例えば、フェノール類(例えばp−フェニルフェノール
、p−メトキシフェノール、2.6−ジー tert−
ブチル−p−クレゾール、N−メチル−p−アミノフェ
ノール等)、スルホンアミドフェノール類[例えば4−
ベンゼンスルホンアミドフェノール、2−ベンゼンスル
ホンアミドフェノール、2.6−ジクロロ−4−ベンゼ
ンスルホンアミドフェノール、2.6−ジプロモー4−
CD−トルエンスルホンアミド)フェノール等]、また
はポリヒドロキシベンゼン類(例えばハイドロキノン、
tert−7チルハイドロキノン、2.6−シメチルハ
イドロキノン、クロロハイドロキノン、カルボキシハイ
ドロキノン、カテコール、3−力ルポキシ力テコール等
)、ナフト、−ル類(例えばα−ナフトール、β−ナフ
トール、4−7ミノナフトール、4−メトキシナフトー
ル等)、ヒドロキシビナフチル類およびメチレンビスナ
フトール類[例えば1.1′−ジヒドロキシ−2,2’
 −ビナフチル、6.6′−ジブロモ−2,21−ジヒ
ドロキシ−1,1′−ビナフチル、6.6−シニトロー
2.21−ジヒドロキシ−1,1′−ビナフチル、4.
4′−ジメトキシ−1,11−ジヒドロキシ−2,2′
−ビナフチル、ビス(2−ヒドロキシ−1−ナフチル)
メタン等〕、メチレンごスフエノール類[例えば1,1
−ビス(2−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)
−3゜5.5−トリメチルヘキサン、1.1−ビス(2
−ヒドロキシ−3−tert−ブチル−5−メチルフェ
ニル)メタン、1.1−ビス(2−ヒドロキシ−3,5
−ジーtert−ブチルフェニル)メタン、2.6−メ
チレンビス(2−ヒドロキシ−3−tert−ブチル−
5−メチルフェニル)−4−メチルフェノール、α−フ
ェニル−α、α−ビス(2−ヒトOキシー3.5−ジー
tert−ブチルフェニル)メタ″ン、α−7Iニル−
α、α−ビス(2−ヒドロキシ−3−tert−ブチル
−5−メチルフェニル)メタン、1.1−ビス(2−ヒ
ドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)−2−メチルプ
ロパン、1,1,5.5−テトラキス(2−ヒドロキシ
−3,5−ジメチルフェニル)−2,4−エチルペンタ
ン、2.2−ビス(4−ヒドロキシ−3゜5−ジメチル
フェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−
3−メチル−5−tert−ブチルフェニル)プロパン
、2.2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジーter
t−7チルフエニル)プロパン等]、アスコルビン酸類
、3−ピラゾリドン類、ピラゾロン類、ヒドラゾン類お
よびバラフェニレンジアミン類が挙げられる。
これら還元剤は単独、或いは2種以上組合せて用いるこ
ともできる。還元剤の使用墨は、使用される感光性ハロ
ゲン化銀の種類、有機酸銀塩の種類およびその他の添加
剤の種類などに依存するが、通常は感光性ハロゲン化銀
1モルに対して0.01〜1500モルの範囲であり、
好ましくは0.1〜200モルである。
本発明の熱現像カラー感光材料に用いられるバインダー
としては、ポリビニルブチラール、ポリ酢酸ビニル、エ
チルセル0−ス、ポリメチルメタクリレート、セルロー
スアセテートブチレート。
ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ゼラチ
ンおよびフタル化ゼラチン等の合成或いは天然の高分子
物質を1又は2以上組合せて用いることができる。特に
、ゼラチンまたはその誘導体とポリビニルピロリドン、
ポリビニルアルコール等の親水性ポリマーとを併用する
ことは好ましく、より好ましくは特願昭58−4042
49号に記載の以下の如きバインダーである。
このバインダーは、ゼラチン及びビニルピロリドン重合
体を含むものである。ビニルピロリドン重合体はビニル
ピロリドンの単一重合体であるポリビニルビ0リドンで
あってもよいし、ビニルピロリドンと共重合可能な他の
モノマーの1又は2以上との共重合体(クラフト共重合
体を含む、)であフてもよい。これらのポリマーはその
重合度に関係なく用いることができる。ポリビニルピロ
リドンは置換ポリビニルピロリドンであってもよく、好
ましいポリビニルピロリドンは分子】1 、 Goo〜
400,000のものである。ビニルピロリドンと共重
合可能な他のモノマーとしては、アクリル酸、メタクリ
ル酸及びそのアルキルエステルの如き(メタ)アクリル
駿エステル類、ビニルアルコール類、ビニルイミダゾー
ル類、(メタ)アクリルアミド類、ビニルカルビノール
類、ビニルアルキルエーテル類等のビニル系モノマー等
が挙げられるが、組成比の少なくとも20%(重量%、
以下同じ)はポリビニルピロリドンであることが好まし
い。かかる共重合体の好ましい例はその分子量がs、o
oo〜400.000のものである。
ゼラチンは石灰処理によるものでも酸処理によるもので
もよく、オセインゼラチン、ビッグスキンゼラチン、ハ
イドゼラチン又はこれらをエステル化、フェニルカルバ
モイル化等とした変性ゼラチンであってもよい。
上記バインダーにおいて、全バインダー置に対しゼラチ
ンが10〜90%であることが好ましく、より好ましく
は20〜60%であり、ビニルビ0リドンが5〜90.
%であることが好ましく、より好ましくは10〜80%
である。
上記バインダーは、他の高分子物質を含有してもよく、
ゼラチン及び分子量1.Goo〜40G、Gooのポリ
ビニルピロリドンと他の1又は2以上の高分子物質との
混合物、ゼラチン及び分子量s、ooo〜400.00
0のビニルピロリドン共重合体と他の1又は2以上の高
分子物質との混合物が好ましい。用いられる他の高分子
物質としては、ポリビニルアルコール、ポリアクリルア
ミド、ポリメタクリルアミド、ポリビニルブチラール、
ポリエチレングリコール、ポリエチレングリコールエス
テルや、或いはセルロース誘導体等のタンパク質や、デ
ンプン、アラビアゴム等の多糖類のような天然物質が挙
げられる。これらは0〜85%、好ましくは0〜70%
含有されてもよい。
なお、上記ビニルピロリドン重合体は架橋ポリマーであ
ってもよいが、この場合、支持体上に塗布した後に架橋
させること(自然放置による架橋反応の進行の場合を含
む)が好ましい。
バインダーの使用量は、通常一層当り1麿2 に対して
0.05g〜50gであり、好ましくは0.1g〜10
0である。また、バインダーは、色素供与性物質モノマ
一単位1gに対して0.1〜10g用いることが好まし
く、より好ましくは0.25〜4gである。
本発明の熱現像カラー感光材料に用いられる支持体とし
ては、例えばポリエチレンフィルム、セルロースアセテ
ートフィルムおよびポリエチレンテレフタレートフィル
ム、ポリ塩化ビニル等の合成プラスチックフィルム、並
びに写真用原紙、印刷用紙、バライタ紙およびレジンコ
ート紙等の紙支持体、並びに上記の合成プラスチックフ
ィルムに反射層を設けた支持体等が挙げられる。
特に本発明の熱現像カラー感光材料には各種の熱溶剤が
添加されることが好ましい。本発明の熱溶剤とは熱現像
および/または熱転写を促進する物質であればよく、好
ましくは常温下では固体、半固体又は液体(好ましくは
、常圧において沸点100℃以上、より好ましくは15
G’C以上)であって加熱することによってバインダー
中で溶解又は溶融する物質であって、好ましくは尿素誘
導体(例えば、ジメチルウレア、2エチルウレア、)工
二ルウレア等)、アミド誘導体(例えば、アセトアミド
、ベンズアミド等)、多価アルコール類(例えば、1.
5−ベンタンジオール、1.6−ベンタンジオール、1
.2−シクロヘキサンジオール、ペンタエリスリトール
、トリメチ0−ルエタン等)、又はポリエチレングリコ
ール類が挙げられる。詳しい具体例としては、特願昭5
8−104249に記載されている。これらの熱溶剤は
単独でも二種以上併用して用いても良い。
本発明の熱現像カラー感光材料には、上記各成分以外に
必要に応じ各種添加剤を添加することができる。例えば
現像促進剤としては、米国特許第3.220,840号
、1151 ! 3.5,31 、285号、同第4,
012,260号、同第4,060,420号、同第4
,088,496%、同第4,207,392号各明細
書、RD N o、 15733、同No、 1573
4、同No、 15776、特開昭56−130745
号、同56−132332号等に記載された尿素、グア
ニジウムトリクロロアセテート等のアルカリ放出剤、特
公昭45−12700号記載の有機酸、米国特許−第3
,667.959号記載の −co−、−soλ−、−
5O−基を有する非水性極性溶媒化合物、米国特許第3
.438.776@記載のメルトフォーマ−1米国特許
第3,666.477号、特開昭51−19525号に
記載のポリアルキレングリコール類等がある。また色調
剤としては、例えば特開昭46−4928号、同46−
6077号、同49−5019号、同49−5020号
、同49−91215号、同49−107727号、同
 50−2524号、同50−67132号、同50−
67641号、同50−1142174、同52−33
722@、同52−99813号、同53−1020号
、同53−55115号、同53−76020号、同 
53−125014号、同54−156523号、同5
4−156524号、同 54−156525号、同 
54−156526号、同55−406Q号、同・55
−4061号、同55−32015号等の公報ならびに
西独特許第2,140,406号、同第2.147.0
631!、同2L220,618号、米国特許第3,0
80,254号、同第3,847,612号、同第3,
782,941@、同第3,994,732号、同第4
,123,282号、同第4,201.582号等の各
明細書に記載されている化合物であるフタラジノン、フ
タルイミド、ピラゾロン、キナゾリノン、N−ヒドロキ
シナフタルイミド、ベンツオキサジン、ナフトオキサジ
ンジオン、2゜3−ジヒドロ−フタラジンジオン、2.
3−ジヒドロ−1,3−オキサジン−2,4−ジオン、
オキシピリジン、アミノピリジン、ヒドロキシキノリン
、アミノキノリン、インカルボスチリル、スルホンアミ
ド、2H−1,3−ベンゾチアジン−2,4−(3H)
ジオン、ベンゾトリアジン、メルカプトトリアゾール、
ジメルカプトテトラザベンタレン、フタル酸、ナフタル
酸、フタルアミン酸等があり、これらの1つまたは、そ
れ以上とイミダゾール化合物との混合物、またフタル酸
、ナフタル酸等の酸または酸無水物の少なくとも1つお
よびフタラジン化合物の混合物、さらには、フタラジン
とマレイン酸、イタコン酸、キノリン酸、ゲンチシン酸
等の組合せ等を挙げることができる。
また、特開昭58−189628号、同5g−1934
60号公報に記載された、3−アミノ−5−メルカプト
−1゜2.4−トリアゾール類、3−7シルアミノー5
−メルカプト−1,2,4−トリアゾール類も有効であ
る。
またさらに、カプリ防止剤としては、例えば、特公昭4
7−11113号、特開昭49−90118号、同49
−10724号、同49−97613号、同50−10
1019号、同49−130.720号、同50−12
3331号、同51−474194、同51−5743
5号、同51−78227号、同51−104338@
、同53−19825号、同53−2os23号、同5
1−50725号、同 51−3223@、同5l−4
2s2s号、同51−811244、同54−5182
1号、同55−93149号等の公報、ならびに英国特
許第1.455,271号、米国特許第3,885,9
68号、同第3.700,457号、同第4,137,
079号、同第4,138,265号、西独特許第2,
617,907号等の各明細書に記載されている化合物
である第2水銀塩、或いは酸化剤(例えば、N−ハロゲ
ノアセトアミド、N−ハロゲノコハク酸イミド、過塩素
酸およびその塩類、無機過酸化物、過硫1!塩等)、或
いは、酸およびその塩(例えば、スルフィン酸、ラウリ
ン酸リチウム、0ジン、ジテルペン酸、チオスルホン酸
等)、或いはイオウ含有化合物(例えば、メルカプト化
合物放出性化合物、チオウラシル、ジスルフィド、イオ
ウ単体、メルカプト−1,2,4−トリアゾール、チア
ゾリンチオン、ポリスルフィド化合物等)、その他、オ
キサゾリン、1,2゜4−トリアゾール、フタルイミド
等の化合物が挙げられる。さらに別のカブリ防止剤とし
て特開昭59−111636@に記載されているチオー
ル(好ましくはチオフェノール化合物)化合物も有効で
ある。
また、他のカプリ防止剤としては、特願昭59−565
06号に記載のハイドロキノン誘導体(例えば、ジー 
t−オクチルハイドロキノン、ドデカニルハイドロキノ
ン等)や特願昭59−66380号に記載のハイドロキ
ノン誘導体とベンゾトリアゾール誘導体(例えば、4−
スルホベンゾトリアゾール、5−カルボキシベンゾトリ
アゾール等)との併用が好ましく用いることができる。
また安定剤として特に処理後のプリントアウト防止剤を
同時に用いてもよ(、例えば特開昭48−45228号
、同 50−119624号、同 50−120328
号、同53.46020号公報等に記載のハロゲン化炭
化水素類、具体的にはテトラブロモブタン、トリブロモ
エタノール、2−プロモー2−トリルアセトアミド、2
−ブロモー2−トリルスルホニルアセトアミド、2−ト
リブロモメチルスルホニルベンゾチアゾール、゛2.4
−ビス(トリブロモメチル)−6−メチルトリアジンな
どがあげられる。
マタ特公[46−5393号、特71 昭50−543
29号、同50−77034明細公報記載のように含イ
オウ化合物を用いて後処理を行なってもよい。
さらには、米国特許第3,301,678号、同第3,
506.444号、同第3,824,103号、同第3
,844,788号各明細書に記載のイソチウロニウム
系スタビライザしプレカーサー、また米国特許第3,6
69,870号、同第4,012,260号、同第4,
060,420号明細書等に記載されたアクチベーター
スタピライザープレカーサー等を含有してもよい。
また、ショ糖、N H4F e(S O+>2= 12
820等の水放出剤を用いてもよく、さらにまた、特開
昭56−132332@のように水を供給し熱現像を行
なってもよい。
、本発明の熱現像カラー感光材料には、さらに上記成分
以外に必要に応じて、分光増感染料、ハレーション防止
染料、蛍光増白剤、硬膜剤、帯電防止剤、可塑剤、延展
割等各種の添加剤、塗布助剤等が添加される。
本発明の熱現像カラー感光材料は、基本的には同一層中
に(1)感光性ハロゲン化銀、(2)還元剤、(3)色
素供与物質及び(4)バインダーを含有し、さらに必要
に応じて(5)有機銀塩を含有することが好ましい。
しかし、これらは必ずしも単一の写真構成層中に含有さ
せる必要はなく、例えば、感光性層を2層に分け、前記
(1)、(2)、(4)、(5)の成分を一方側の感光
性層に含有させ、この感光性層に隣接する他方側の層に
色素供与物質(3)を含有せしめる等、相互に反応可能
な状態であれば2以上の写真構成層に分けて含有せしめ
てもよい。
また、感光性層を例えば、高感度層と低感度層等の2層
以上に分割して設けてもよく、ざらに他の感色性を異に
する1又は2以上の感光性層を有してもよいし、上塗り
層、下塗り層、バッキング層、中間層等各種の写真構成
層を有していてもよい。
本発明の熱現像感光層と同様、保護層、中間層、下塗層
、バック層、その他の写真構成層についてもそれぞれの
塗布液を調製し、浸漬法、エアーナイフ法、カーテン塗
布法または米国特許第3,681.294号に記載のホ
ッパー塗布法等の各種の塗布法により感光材料を作成す
ることができる。
更に必要ならば、米国特許第2,761,791号およ
び英国特許第837,095号に記載されている方法に
よって2′層またはそれ以上を同時に塗布することもで
きる。
本発明の熱現像カラー感光材料の写真構成層に用いられ
る前記の成分は、支持体上に塗布され、塗布の厚みは、
乾燥後1〜1,000μ倶が好ましく、より好ましくは
3〜20μmである。
本発明の熱現像カラー感光材料は、そのまま像様露光し
た後、通常80℃〜200℃、好ましくは120℃〜1
70℃の濃度範囲で、1秒間〜180秒間、好ましくは
1.5秒間〜120秒間加熱されるだけで発色現像され
る。また、必要に応じて水不透過性材料を密着せしめて
現像してもよく、或いは露光前に70℃〜180℃の温
度範囲で予備加熱を施してもよい。
水元、明による熱現像カラー感光材料には、種々の露光
手段を用いることができる。潜像は可視光を含む輻射線
の画像状露光によって得られる。一般には通常のカラー
プリントに使用される光源、例えばタングステンランプ
、水銀灯、キセノンランプ、レーザー光線、CRT光線
等を光源として用うることができる。
加熱手段は、通常の熱現像感光材料に適用し得る方法が
すべて利用でき、例えば加熱されたブロックないしプレ
ートに接触させたり、熱ローラーや熱ドラムに接触させ
たり、高温の雰囲気中を通過させたり、あるいは高周波
加熱を用いたり、さらには、本発明の感光材料中もしく
は熱転写用受像層(要素)中に導電性層を設け、通電や
強磁界によって生ずるジュール熱を利用することもでき
る。加熱パターンは特に制限されることはなく、あらか
じめ予熱(ブレヒート)した後、再度加熱する方法をは
じめ、高温で短時間、あるいは低温で長時間、連続的に
上昇、下降あるいは繰りえかし、さらには不連続加熱も
可能ではあるが、簡便なパターンが好ましい。また露光
と加熱が同時に進行する方式であってもよい。
本発明に用いられる受像部材は、熱現像により放出乃至
形成された色素を受容する機能を有すればよく、色素拡
散転写型感光材料に用いられる媒染剤や特開昭57−2
07250号等に記載されたガラス転移温度が40℃以
上、250℃以下の耐熱性有機高分子物質で形成される
ことが好ましい。
前記媒染剤の具体的な例としては、含窒素二級、三級ア
ミン類、含窒素複素環化合物、これらの四級カチオン性
化合物、米国特許第2.548,564号、同2,48
4,430号、同3,148,061号、同3,756
,814号に開示されているビニルピリジンポリマーお
よびビニルピリジニウムカチオンポリマー、米国特許第
2,675,316号に開示されているジアルキルアミ
ノ基を含むポリマー、米国特許第2,882.156@
に開示されているアミノグアニジン誘導体、特開昭54
−137333 号に記載の共有結合性の反応性ポリマ
ー、米国特許第3,625,694号、同3,859,
096号、英国特許第1,277.453号、同2,0
11,012号に開示されているゼラチンなどと架橋可
能な媒染剤、米国特許第3,958,995号、同2,
721,852@、同2.198.063号に開示され
ている水性ゾル型媒染剤、特開昭50−612284に
開示されている水不溶性媒染剤、米国特許第3,788
,855号、西独特許出願(OLS)第2,843,3
20号、特開昭53−30328号、同52−1555
28号、同53−125号、同 53−1024号、同
54−74430号、同54−124726@、同55
−22766Jil、米国特許第3.642.482号
、同3,488,706号、同3,557,066号、
同3.271,147号、同3,271,148!、特
公昭55−29418号、1f5J56−36414号
、1i5157i2139号、RD 12045(19
74年)に開示されている各種媒染剤をあげることがで
きる。
特に有用な媒染剤はアンモニウム塩を含むポリマーで、
米国特許第3,709,690号に記載の四級アミノ基
を含むポリマーである。アンモニウム塩を含むポリマー
としては、例えばポリスチレンーコーN、N、N−トリ
ー〇−へキシル−N−ビニルベンジルアンモニウムクロ
ライドで、スチレンとビニルベンジルアンモニウムクロ
ライドの比率は、1:4〜4:1、好ましくは1:1で
ある。
典型的な色素拡散転写用の受像層はアンモニウム塩を含
むポリマーをゼラチンと混合して支持体上に塗布するこ
とにより得られる。
前記耐熱性有機高分子物質の例としては、分子量2,0
00〜85,000のポリスチレン、炭素数4以下の置
換基をもつポリスチレン誘導体、ポリビニルシクロヘキ
サン、ポリビニルベンゼン、ポリビニルピロリドン、ポ
リビニルカルバゾル、ポリアリルベンゼン、ポリビニル
アルコール、ポリビニルホルマールおよびポリビニルブ
チラールなどのポリアセタール類、ポリ塩化ビニル、塩
素化ポリエチタン、ポリ三塩化ふつ化エチレン、ポリア
クリ0ニトリル、ポリーN、N−ジメチルアクリルアミ
ド、p−シアノフェニル基、ペンタクロロフェニル基お
よび2.4−ジクロロフェニル基をもつポリアクリレー
ト、ポリアクリルクロロアクリレート、ポリメチルメタ
クリレート、ポリエチルメタクリレート、ポリプロピル
メタクリレート、ポリイソプロピルメタルクリレート、
ポリイソブチルメタクリレート、ポリーtert−ブチ
ルメタクリレート、ポリシクロへキシルメタクリレート
、ポリエチレングリコールジメタクリレート、ポリ−2
−シアノ−エチルメタクリレート、ポリエチレンテレフ
タレートなどのポリエステル類、ポリスルホン、ビスフ
ェノールAポリカーボネート等のポリカーボネート類、
ポリアンヒドライド、ポリアミド類並びにセルロースア
セテート類等があげられる。また、Polyg+er 
 Handbook 2nd  ed。
(J、 Brandrup、  E、 H,Ismer
gut編)J ohn W 1ley& S Ons出
版、に記載されているガラス転移温度40℃以上の合成
ポリマーも有用である。これらの高分子物質は、単独で
用いられても、また複数以上を組み合せて共重合体とし
て用いてもよい。
特に有用なポリマーとしては、トリアセテート、ジアセ
テートなどのセルロースアセテート、ヘプタメチレンジ
アミンとテレフタル酸、フルオレンジプロピルアミンと
アジピン酸、ヘキサメチレンジアミンとジフェン酸、ヘ
キサメチレンジアミンとイソフタル酸などの組み合せに
よるポリアミド、ジエチレングリコールとジフェニルカ
ルボン酸、ビス−p−カフレボキシフェノキシブタンと
エチレングリコールなどの組み合せよるポリエステル、
ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、塩化
ビニルがあげられる。これらのポリマーは改質されたも
のであフてもよい。たとえば、シクロヘキサンジメタツ
ール、イソフタル酸、メトキシポリエチレン−グリコー
ル、1,2−ジカルボメトキシー4−ベンゼンスルホン
酸などを改質剤として用いたポリエチレンテレフタレー
トも有効である。これらのうち特に好ましくは、特願昭
58−91907号に記載のポリ塩化ビニルよりなる層
及び特願昭58−12860ONに記載のポリカーボネ
ートと可塑剤よりなる層が挙げられる。
上記のポリマーは適当な溶剤に溶かして支持体上に塗布
して受像層とするか、あるいは上記ポリマーより成るフ
ィルム状受像層を支持体にラミネートして用いられるか
、または支持体上に塗布することなく、上記ポリマーよ
り成る部材(W4えばフィルム)単独で受像層を構成す
ること(受像層支持体兼用型)もできる。
さらに受像層としては、透明支持体上の受像層の上にゼ
ラチン分散した二酸化チタン等を含む不透明化層(反射
性層)を設けて構成することもできる。この不透明化層
は、転写色iI像を受像層の透明支持体側から見ること
により反射型の色像が得られる。
以下余白 [実施例] 以下に本発明の実施例を示すが、本発明の実施態様はこ
れらに限定されるものではない。
実施例1 [4−スルホベンゾトリアゾール銀の調整]24gの4
−スルホベンゾトリアゾール及び4g゛の水酸化ナトリ
ウムをエタノール−水(1:1)混合液300sdに加
え溶解した。この溶液に5規定の硝酸銀溶液20−を滴
下した。この際5規定の水酸化ナトリウム溶液も同時に
滴下し、pHを7〜8に維持した。この溶液を1時間室
温で撹拌した後、水で4001Nに仕上げて4−スルホ
ベンゾトリアゾールを20%過剰に含む4−スルホベン
ゾトリアゾール銀溶液を調整した。
[感光材料の作製〕 例示色素供与物質(PM −13) 500mgおよび
1.4−ジオクチルハイドロキノン30mgを酢酸エチ
ル2.1ccに溶解した。この溶液を界面活性剤を含む
2.5%ゼラチン水溶液3ccと混合し、水を加えて6
.5ccとした後、ホモジナイザーで分散し、色素供与
物質の分散液を得た。上記の4−スルホベンゾトリアゾ
ール銀溶液41(lと色素供与物質の分散液5ccを混
合し、さらにポリビニルピロリドン(平均分子130,
000> 450u 、ペンタエリスリトール120m
o 、1 、5−ベンタンジオール420 mgおよび
還元剤(R−3) 200110を加えた後、3%のク
エン酸でpHを5.5とした。この分散液に平均粒径0
.125μmの緑色感度を有する沃臭化銀乳剤を銀に換
算して3X10−4モル添加(ゼラチン75o含有)し
、水を加えて141Qに仕上げた後、ポリエチレンテレ
フタレート支持体上に乾燥膜厚が6μmとなるようにワ
イヤーバーにて塗布して感光層を塗設し、第1感光層と
した。
続いて、下記ポリマー1 (CD’スカベンジャー )
 400mgを酢酸エチル1.2ccに溶解し、この溶
液を界面活性剤を含む4%ゼラチン水溶液3ccと混合
し、水を加えて5ccとした後、ホモジナイザーで分散
し、ポリマー1の分散液を得た。この分散液を2001
11gのポリビニルピロリドン(平均分子Jii30,
000) 、ポリエチレングリコール(分子量300)
 120mQ 、3−メチル−1,3,5−ペンタント
リオール120mgゼラチン75Hを含む水溶液6CC
と混合し、水で75ccに仕上だ後、第1感光層上に乾
燥膜厚2μmとなるようにワイヤーバーにて塗布して中
間層を塗設した。
ポリマー1 (CD’スカベンジャー)続いて、第1感
光層のハロゲン化銀を平均粒径0.125μmの青色感
度を有する沃臭化銀(添加量は銀に換算して1xio−
aモル)乳剤に代え、色素供与物質P−31(添加14
15mg>に代えた以外は同じ感光層を塗設して第2感
光層とし、熱現像感光材料試料1を得た。
上記の如く支持体上に第1感光層、中間層、第2感光層
を設けた重層感光材料試料1に対してステップウェッジ
を通してi、5ooc M Sの青色露光を与えた後、
別にバライタ紙上に受像層材料としてのポリ塩化ビニル
を塗設した受像シートの受像層面と前記露光情感光材料
の塗布面とを重ね合わせて、150℃で1分間熱現像を
行ない、受像シートを剥がし、得られた色素画像に対し
、緑色光および青色光で画像の濃度([) WaXおよ
び[)win )を測定し、表2に示す結果を得た。
また、上記熱現像感光材料試料1において、色素供与物
質とハロゲン化銀の色感度を表2に示す以外は同様にし
て試料2〜8を作製し、表2に示す色光での露光を与え
た後、試料1と同様にして熱現像し、得られた画像濃度
を各色光濃度で測定した。結果を併せて表2に示す。
表2の結果より明らかなように、本発明の色素′。
供与物質を用いた試料は、比較試料に比べ重層時の混色
が著しく少なく、これは比較試料に比べ充分に不動化さ
れているためと考えられる。このようにポリマー中の低
分子貴成分(分子j14000以下)の含有率が低い色
素供与物質が優れた特性を有すことがわかった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 支持体上に少なくとも、感光性ハロゲン化銀、バインダ
    ー、還元剤および色素供与物質を含有する写真構成層を
    有する熱現像感光材料において、前記色素供与物質が下
    記一般式(1)で表わされる単量体および/または下記
    一般式(2)で表わされる単量体から誘導される繰り返
    し単位を有するポリマーであり、かつ該ポリマーの分子
    量分布において、分子量が4,000以下の成分が前記
    ポリマー成分の50%以下であることを特徴とする熱現
    像感光材料。 一般式(1) Q−(X)−_nCp_1 一般式(2) Q−Cp_2−(X)−_nDye 式中、Qはエチレン性不飽和基またはエチレン性不飽和
    基を有する基を表わし、Cp_1およびCp_2はそれ
    ぞれ還元剤の酸化体と反応(カップリング反応)して拡
    散性の色素を形成または放出する有機基(カプラー残基
    )であり、Xは2価の結合基を表わし、該Xの一方の結
    合手は前記Cp_1またはCp_2の活性点に結合して
    おり、nは0または1を表わし、Dyeは拡散性の色素
    残基を表わす。
JP14315685A 1985-06-29 1985-06-29 熱現像感光材料 Pending JPS625238A (ja)

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