JPS6252191A - セラミツクス焼結体の塑性加工方法 - Google Patents

セラミツクス焼結体の塑性加工方法

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JPS6252191A JP60188460A JP18846085A JPS6252191A JP S6252191 A JPS6252191 A JP S6252191A JP 60188460 A JP60188460 A JP 60188460A JP 18846085 A JP18846085 A JP 18846085A JP S6252191 A JPS6252191 A JP S6252191A
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less
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、セラミックス焼結体の塑性加工方法に関し、
さらに詳しくは、セラミックス焼結体を塑性変形せしめ
ることにより、例えば、プレス加工法、鍛造法などを適
用して複雑形状あるいは大型のセラミックス製品を製造
することを可能にしたセラミックス焼結体の塑性加工方
法に関する。
[従来技術および発明が解決しようとする問題点] セラミックス焼結体は、耐熱性、耐摩耗性ならびに耐食
性に優れた材料として各種工業分野で注目を集めている
。ところが、このセラミックス焼結体は極めて硬度が高
いため、その加工にあたって1±、例えばダイヤモンド
研磨などにより目的の形状とすることが一般的であった
したがって、大型のもの、あるいは複雑形状のものを製
造することは困難であり、また、製造コストの上昇を招
来するなどの加工上の問題がある。とくに、A文203
は耐熱性、硬度および耐食性に優れ、しかも安価なセラ
ミックス材料として最も多く使用されているものだけに
、かかる問題は深刻なものとなっている。
本発明は、従来のかかる問題を解消し、セラミックス焼
結体を塑性ダ形せしめることにより、金属と同様のプレ
ス加工法、鍛造法などを適用することが可能となるよう
なセラミックス焼結体の塑性加工方法を提供を目的とす
る。
[問題を解決するための手段] 本発明者は、上記目的を達成すべく鋭意研究を重ねる中
で、次のように着想するに到った。すなわち、一般的な
例として金属を塑性変形せしめる場合を考えてみると、
塑性変形は金属の結晶粒の粒界すべりにより起きるもの
で、これは金属結合という金属に特有の原子結合状態に
因るものである。一方、セラミックス焼結体は一般にイ
オン結合と共有結合と一部の金属結合とが混在したかた
ちの原子結合であるが、塑性変形性という点からみると
、上述した金属結合と同様、電子の自由度が高いという
点でイオン結合性が強いものの方が好ましい、ところが
、このようにイオン結合が強いものは、逆に、高温強度
が低下してしまい、結果として、塑性変形せしめるため
の応力に耐えることができない、一方、その反対に、共
有結合性が強いセラミックス焼結体は高温強度に優れて
いるものの塑性変形を起こしにくいという性質を有する
。すなわち、塑性変形せしめることが可能なセラミック
ス焼結体は、ある程度以上の強度を既に備えていること
が必要である。
そこで、本発明者らは、被加工材として、イオン結合性
の高い金属化合物と焼結体に所望の強度を発現せしめる
ための共有結合性の高い金属化合物を所定の体積比で含
有する、すなわち、イオン結合と金属結合と共有結合を
所定の割合で含むセラミックス焼結体を選定し、かつ、
かかるセラミックス焼結体を塑性変形せしめるための諸
条件の最適値を見出して本発明を完成するに到った。
すなわち、本発明のセラミックス焼結体の塑性加工方法
は、酸化アルミニウム、窒化アルミニウムおよび酸窒化
アルミニウムから選ばれる少なくとも 1種のアルミニ
ウム含有化合物;チタン、ジルコニウム、ハフニウム、
バナジウム、ニオブ、タンタル、クロム、モリブデン、
タングステンまたはケイ素の炭化物、窒化物または酸化
物およびこれらの相互固溶体から選ばれる少なくとも 
1種の硬質化合物を必須成分とするセラミックス焼結体
であって、該アルミニウム含有化合物の含有量が5〜8
5体積%であるセラミックス焼結体を、還元性雰囲気も
しくは真空中において、温度1300”0以上、応力1
0kg/am2以下かつ歪速度1o4/秒以下の条件で
塑性変形せしめることを特徴とする。
[具体的説明] 本発明は、前述したように、被加工材となるセラミック
ス焼結体の組成および塑性変形条件の2点に特徴を有す
るものである。
まず、第1の特徴であるセラミックス焼結体はまず、第
1の必須成分としてイオン結合性の強いアルミナ(AL
;LP01) 、窒化アルミニウム(A立N)、アルミ
ニウムの酸窒化物(A!;L(0,N))のうちから選
ばれる少なくとも 1種のAn含有化合物を含有する。
中でも Au203はイオン結合性が強く、高硬度で低
比重であることから好ましいものであるといえる。この
An含有化合物はセラミックス焼結体において5〜95
体積%の範囲で含有されることが必要である。この含有
量が上記範囲を逸脱すると前述したイオン結合、金属結
合および共有結合の適正な配分調整が困難となる。好ま
しくは40〜70体積%である。
一方、第2の必須成分である硬質化合物としては、上に
列挙したものであればとくに限定されるものではないが
、その組成は、上述したAI含有化合物のイオン結合性
および金属結合性との関係、および、得られた焼結体の
用途に応じて適宜設定することが好ましい。
この硬質化合物の具体例としては5例えば、TiC、Z
rC、HfC、VC,NbC、↑aC、Cr3C2、N
o2C,VC,SiC; TiN 、 ZrN 、 H
fN 、 VL NbN、TaN 、 CrN 、 5
i3N(; TiO、TiO2、ZrO2,HfO2、
Cr2O3、Ta205  、 5i02  ;  T
i(C,N)、  Ti(C,O)  、Ti(N、0
)  、  Ti(C,N、0)  、  (Ti、Z
r)(C,N)、 (〒i、Ta)C。
(Ti、Wb)C1(Ti、Ta、W)Cなどをあげる
ことができる。
また、この金属化合物は単独で添加しても2種以上を添
加してもよいが、とくに、2種以上の金属化合物が互い
に固溶してなる固溶体の形で添加すると、焼結時に発生
する気孔が減少するため焼結体の強度の向上という点で
効果的である。
さらに、得られる焼結体に低比重、耐酸化性および高強
度を発現せしめる場合は、Tiを含有する金属化合物を
使用することが、また、強靭性かつ良熱絶縁性のものを
得るためにはZrを含有するものをそれぞれ使用するこ
とが好ましい。
本・発明において使用するセラミックス焼結体は、上記
2つの必須成分を含有するものであり、この2成分が存
在することによって、焼結時に相互の結晶粒の粒成長抑
制効果を発揮するが、かかる必須成分のほかに、さらに
0.1〜7体積%の粒成長抑制剤を含有せしめると粒成
長抑制効果が一層増強され極めて微細な結晶の焼結体を
得ることができる。かかる粒成長抑制剤の具体例として
は、例えば、MgO、CaO、5c203 、 Y2O
3,NiO。
Coo 、 FeO、Fe2O3、Fe3O4、La2
O3、Ce2O3、Pr2O3、Nd2O3、Sm2O
3、Eu2O3、Dy2O3。
Er2O3、Tb2O3、Mg3N2 、 Ca3N2
 、 ScN 、 YN、GeN 、 07N 、 Y
3Fe5J2、NiFe2O4、MgFe2O4、La
FeO3などをあげることができる。この粒成長抑制剤
の含有量が0.1体積%未満であると充分な添加効果は
得られず、一方、 7体積%を超えて添加すると、逆に
粒成長を起こし、さらに、粒界に脆弱な化合物が偏析す
るので好ましくない。
以上述べた本発明の被加工体であるセラミックス焼結体
は、前述した各化合物粉末を所定の割合で混合・混練し
たのち、常法を適用して成形、焼結することにより容易
に製造することができる。
このとき、得られるセラミックス焼結体の強度は、各成
分を単独で焼結して得られた焼結体に比べて飛躍的に向
上する。さらに、焼結体の塑性変形の機構は金属の場合
と同様、結晶粒界のすべりによるものである。したがっ
て、焼結体の結晶粒径が小さいほど、結晶粒界が増大し
て塑性変形が容易となる。このことから5焼結体の結晶
粒径は1戸以下であることが好ましい。
ついで1本発明方法の第2の特徴である焼結体の塑性変
形条件、すなわち、雰囲気、変形温度、応力および歪速
度について説明する。まず、焼結体及び使用するモール
ドの酸化を防止するために、Ar、 N2などの還元性
雰囲気もしくは真空中で行なうことが必要である。また
、変形温度は130゜°C以上であることが必要であり
、この温度が1300°C未満である場合には応力印加
状態でクラックが生じたり、破壊が起こるため好ましく
ない、とくに、焼結体およびモールドの酸化防止と後述
するモールドの強度の限界との2点から、 1300〜
1500℃の範囲に設定することが好ましい、つぎに、
変形応力は10kg/m層2以下に設定する。この応力
が10kg/mm2を超えると高価なモールドが破壊し
たり、焼結体にクラックが生じるという不都合が生ずる
。好ましくは5kg/■曽2である。さらに、歪速度は
10−37秒以下に設定する。10−37秒を超えると
、焼結体は変形せずに破壊してしまう、好ましくは10
 ’〜10−3/秒である。これらの諸条件は゛それぞ
れ・独立した条件ではなく、互いに関連し合うものであ
るため、総括的な最適値にそれぞ紅設定することが好ま
しい。
なお、かかる塑性変形工程に使用するモールドの材料と
しては、耐酸化性、耐摩耗性、耐圧強度に優れているも
のが好ましく、具体的には、黒鉛、Si3N4 、 S
iCなどがあげられ、なかでもSiCは好適である。
さらに、塑性変形前の焼結体表面を砥粒又は砥石によっ
て研磨したのち、塑性変形させると、変形後の焼結体表
面は変形前と同様の滑らかさを保持するため、とくに複
雑形状品を製造する場合に有用である。
実施例1〜10および比較例1〜5 各種のAn含有化合物、゛硬質化合物及び粒成長抑制剤
となる出発原料粉末を用いて、第1表に示した各種試料
を配合した。この各試料を混合、乾燥、成形及び焼結し
て形状寸法3φX 15s■及び3X 4 X 30m
mの焼結体を得た。これらの焼結体の諸物件を第1表に
併記した。これらの焼結体の内、3φX 15m層形状
寸法のものを用いて引張り試験により塑性変形させ、一
方、 3X4X3hm形状寸法のものを用いて圧縮試験
により塑性変形させた。引張り試験は、JIS Z 2
201の金属材料引張試験に準拠して、破断後の伸び率
(%)を測定し、圧縮試験は、JIS R1801に準
拠して、クラック発生又は破断までの曲げ角度(0)を
測定した。この引張り試験及び圧縮試験における塑性変
形条件及び変形後の焼結体の変形量(伸び率(%)又は
曲げ角度(0))及び変形部分の硬度を測定して第2表
に示した。
[発明の効果] 以上の説明から明らかなように、本発明方法においては
、まず、イオン結合および金属結合と共有結合が適当に
混在した組成を有する焼結体を被加工材として使用し、
さらに、このような焼結体に対し、前述の如き特定の塑
性変形条件を設定したので例えば、アルミナのようにイ
オン結合性の強い焼結体を単味で使用する場合に比べて
便性変形前の焼結体自身の強度が向上するとともに、塑
性変形時の粒界すベリに寄与するイオン結合成分も存在
しているので、容易に塑性変形せしめることが可能とな
る。したがって、本発明方法を適用すれば、従来極めて
困難であるとされていたセラミックス焼結体のプレス加
工や鍛造などが可能となり、大型もしくは複雑形状の部
品の製造が極めて容易かつ安価に行なうことができ、し
かも変形後の表面は滑らかな状y息で得ることができる
などその工業的価値は極めて大である。
f−続補正書 昭和60年12月25日 特許庁長官  宇 賀 道 部 殿 1、事件の表示 昭和60年特許願第188460号 2、発明の名称 セラミックス焼結体の塑性加工方法 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 名称  東芝タンガロイ株式会社 4、代理人 5、補正命令の日付 自発 7、補正の内容 エ、明細書の特許請求の範囲の欄 別紙のとおり II 、明細書の発明の詳細な説明の欄(1)明細書第
5頁、下から5行目に記載の「応力10kg/mゴ以下
」を「応力15kg/電以下」と補正する。
(2)同第9頁、最下行〜第10頁、4行目に記載の「
つぎに、変形応力は・・・・・・5kg/Ifである。
」を「つぎに、変形応力は15kg/−以下に設定する
。なお、高価なモールドが破壊したり、焼結体にクラ+
7りが生じるといった不都合を避けるために、この応力
を10kg/−以下に設定することが好ましい。」と補
正する。
(3)同第13頁、第2表のあとに次文を挿入する。
「実施例1I An 、、03粉末に種々の配合比でTI(Go、5.
No、5)粉末を配合して得られた原料粉末を使用し、
上記実施例1と同様の工程により種々の組成の焼結体を
製造した。そして、各焼結体から、 4X 3X35■
の試験片を作製し、JIS K 1801に準拠して、
Ar雰囲気下、1300℃および1400℃におけるそ
れぞれの試験片の曲げに対する塑性変形強度を測定し、
結果を図に示した。
図からも明らかなように、1300°CにおいてはTi
(C8,5,No、5)の含有量が30〜60重量%の
ものが塑性変形し、一方、  1400℃では同じ< 
T i(G o 、 s 。
No、5)の含有量が10〜80重量%のものが塑性変
形することを確認した。」 (4)同第14頁、下から4行目に記載の「複雑形状の
部品」を「複雑形状の部品、例えば、切削用エンドミル
刃、食品用押出フィーダー、油圧ポンプ用スクリュー、
穀物搬送用ポンプスクリュー。
締結用ワッシャー、タービン用プロペラ、紡績用糸道、
自動車ローター、カッター、はさみ、磁気テープ切断用
スリッターなど」と補正する。
■、明細書の図面の簡単な説明の欄 間第14頁最下行に記載の「極めて大である。」の後に
次文を挿入する。
【図面の簡単な説明】
図は1種々の配合比のAJI z03−TI(Cc5.
No、5)系焼結体の1300℃および1400℃にお
ける塑性変形強度を示したものである。」 ■2図面 別紙のとおり図面を特徴する 特許請求の範囲 1、酸化アルミニウム、窒化アルミニウムおよび酸窒化
アルミニウムから選ばれる少なくとも1種のアルミニウ
ム含有化合物;チタン、ジルコニウム、ハフニウム、バ
ナジウム、ニオブ、タンタル、クロム、モリブデン、タ
ングステンまたはケイ素の炭化物、窒化物または酸化物
およびこれらの相互固溶体から選ばれる少なくとも1種
の硬質化合物を必須成分とするセラミックス焼結体であ
って、該アルミニウム含有化合物の含有量が5〜95体
積%であるセラミックス焼結体を、還元性雰囲気もしく
は真空中において、温度1300°C以上、応力15k
g/′@i以下かつ歪速度10−37秒以下の条件で塑
性変形せしめることを特徴とするセラミックス焼結体の
塑性加工方法。 2、 該セラミックス焼結体が、さらに、周期律表のI
Ia、I[Ia、■族元素又は希土類元素の酸化物、窒
化物およびこれらの相互固溶体から選ばれる少なくとも
1種の粒成長抑制剤を0.1〜7体積%含有するもので
ある特許請求の範囲第1項記載の方法。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、酸化アルミニウム、窒化アルミニウムおよび酸窒化
    アルミニウムから選ばれる少なくとも1種のアルミニウ
    ム含有化合物;チタン、ジルコニウム、ハフニウム、バ
    ナジウム、ニオブ、タンタル、クロム、モリブデン、タ
    ングステンまたはケイ素の炭化物、窒化物または酸化物
    およびこれらの相互固溶体から選ばれる少なくとも1種
    の硬質化合物を必須成分とするセラミックス焼結体であ
    って、該アルミニウム含有化合物の含有量が5〜95体
    積%であるセラミックス焼結体を、還元性雰囲気もしく
    は真空中において、温度1300℃以上、応力10kg
    /mm^2以下かつ歪速度10^−^3/秒以下の条件
    で塑性変形せしめることを特徴とするセラミックス焼結
    体の塑性加工方法。 2、該セラミックス焼結体が、さらに、周期律表のIIa
    、IIIa、VIII族元素又は希土類元素の酸化物、窒化物
    およびこれらの相互固溶体から選ばれる少なくとも1種
    の粒成長抑制剤を0.1〜7体積%含有するものである
    特許請求の範囲第1項記載の方法。
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