JPS6251691A - リン酸エステルの製造法 - Google Patents

リン酸エステルの製造法

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JPS6251691A
JPS6251691A JP19113585A JP19113585A JPS6251691A JP S6251691 A JPS6251691 A JP S6251691A JP 19113585 A JP19113585 A JP 19113585A JP 19113585 A JP19113585 A JP 19113585A JP S6251691 A JPS6251691 A JP S6251691A
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若月 淳也
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は新規なリン酸エステルの製造法、更に詳細には
、リン酸エステルのモノアルカリ金属塩とエポキシ化合
物とを選択性良く反応させることにより有利にリン酸ゾ
エステルを製造する方法に関する。
〔従来の技術及びその間m点〕
リン脂質は生体内において細胞膜のU4成成分として細
胞の区画形成、物質輸送等の機能に深く関与していると
ともに、押々の生物活性においても重要な役目を演じて
いることが明らかになってきている。
グリセリル基を有したリン酸エステルの一つであるホス
ファチゾルグリセロールもリン脂質の一釉であり、(I
V)式のような構造を有している。
Hz COOCR” −0H 一方、有mヒドロキシ化合物のリン酸エステルは、洗浄
剤、繊維処理剤、乳化剤、防錆剤、液状イオン交侠体、
または医薬品等として幅広い分野で41用されている。
例えば、長鎖アルキルアルコールのリンrクモノエステ
ル塩は、起泡力、洗浄力が良好で毒性が低く皮膚刺激が
少ないので、従来のアルキル硫酸塩、ポリオキシエチレ
ンアルキルエーテルNMm、アルキルベンゼンスルホン
酸地、α−オレフィンスルホン酸塩に代わる洗浄剤とし
て優れた性質を有している。
ところ;カ、昨今、生活水準の高度化に伴い、安全意識
が高揚し、人体に対して史に高度な安全性を有する化粧
品、香tip品原料の開発が望まれるようになり、前記
(It/)式で表わされる化合物の如き生体由来のリン
脂質に類似した構造を有する化合物を製造する研究が行
なわれている。
しかしながら、リン脂質にJ」′4似した構造を有する
化合物の製造には多段階な煩瑣な反応を璧するとともに
、合成が困難な原料を必要としたや、あるいは反応後の
目的生成物の分離が困鰺な場合が少なくなく、これらの
化合物を工業的に得ることは困難であった。
C問題点を解決する手段〕 斯かる実状において、本発明者らは鋭意研究を行なった
結果、安価かつ容易に入手可能な原料を使用し、しかも
1珀単な操作で次式(I)(式中、mはOまたは1であ
り、mが00とき、R,Iは炭素数1〜36の直鎖もし
くは分岐鎖のアルキル基またはアルケニル基、あるいは
炭素数1〜15の直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基でf
iffi換されたフェニル基を示し、■びは炭素数2〜
3のアルキレン基を示し、nは0〜30の数を示す。ま
たmが1のとき、nは0でlは0または1であし、mが
Iでlが0のとき、R1は炭素数1〜22の直鎖アルキ
ル基を示し、mが1でjが1のとき R1は炭素数1〜
36の直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基またはアルケニ
ル基を示す。Mは氷原原子、またはアルカリ金属、アル
カリ土類金属、アルキルアミン、アルカノールアミンモ
ジくはアンモニウムの塩であることを示す)で表わされ
るリン酸エステルを製造する方法を見出し、本発明を完
成した。
すなわち本発明は、次の一般式(I) (式中、M′はアルカリ金属を示し R1、R2、J、
mおよびnは前記した意味を有する。)で表わされるリ
ン酸エステルのモノアルカリ金属塩と、次式([1) で表わされるグリシドールを反応させ、中に8袈によ沙
遊離酸とするかまたは他の塩に変換することによレリン
酸エステルl)を製造する方法である。
本発明に用いられる式(I)で表わされるリン酸モノエ
ステル塩としては、モノエチルリン酸塩、モノブチルリ
ン+42塩、モノオクチルリン酸塩、モノドデシルリン
酸塩、モノヘキサデシルリン酸塩、モノオクタデシルリ
ン酸塩、モノオクテニルリンt(<塩、モノ2−エチル
へキシルリン酸塩、七)2−へキシルデシルリン酸塩、
モノ2−オクチルドデシルリン/俊塩、モノ2−テトラ
デシルオクタデシルリン酸塩、モノ モノメチル分:眩
インステアリルリン酸塩、モノオクテニルリンif2 
km 、モノデセニルリン酸塩、モノドデセニルリン酸
塩、モノへキサデセニルリンメソ塩、モノオクタデセニ
ルリン酸塩、モノテトラコセニルリンrW塩、モノトリ
アコンテニルリン1定塩などのモノ直鎖もしくは分岐鎖
のアルキルまたはアルケニルリン酸塩〔式(I1におい
てR1は炭素数1〜360直鎖もしくは分岐鎖のアルキ
ル基またはアルケニル基、mVid、、nけ0〕;モノ
オクチルフェニルリン正塩、モノノニルフェニルリンI
IR塩fxトのモノアルキルフェニルリン酸塩〔式(I
)においてR’は炭素数1〜15の直鎖もしくは分岐鎖
のアルキル基で置換されたフェニル基、mはOlnけO
〕;モノ?リオキシエチレン(3モル)ドデシルエーテ
ルリン酸塩、モノ破りオキンデロピレン(3モル)デシ
ルエーテルリン酸塩、モノ?リオキシエチレン(8モル
)ポリオキシプロピレン(3モル)ドデシルエーテルリ
ンfl!ti 、モノポリオキシエチレン(4モル)オ
クタデセニルエーテルリン酸塩などのモノポリオキシア
ルキレンアルキルエーテルリンri塩iたはモノlサオ
キシアルキレンアルケニルエーテルリン酸塩〔式(I)
においてR1け炭素数1〜36の直鎖もしくは分岐鎖の
アルキル基またけアルケニル基、mは0、nはOより大
きく30以下の数〕;モモノリオキシエチレン(5モル
)ノニルフェニルエーテルリン酸塩、モノdPリオキシ
デロピレン(2モル〕オクチルフェニルエーテルリ/j
f塩などのモノ献すオキシアルキレンアルキルフェニル
エーテルリン酸塩〔式(I)においてR1は炭素数1〜
15の直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基で置換されたフ
ェニル基、mはO%nFiOより大きく30以下の数〕
;モモノーヒドロキシドデシルリン酸塩、モノ2−ヒド
ロキシヘキサデシルリン酸塩などのモノ2−ヒドロキシ
アルキルリン酸塩〔式(I)においてR1は炭素数1〜
22の直鎖アルキル基、mは1、nはO〕;モノ2−ヒ
ドロキシ3−ドデシルオキシゾロビルリン酸塩、モノ2
−ヒドロキシ−3−モノメチル分岐インステアリルオキ
ングロビルリン酸塩、モノ2−ヒドロキシー3−オクタ
デセニルオキシゾロビルリ/r波塩などのモノ2−ヒド
ロキシ−3−アルキルオキシゾロビルリン愼塩またはモ
ノ2−ヒドロキシ−3−アルケニルオキシプロピルリン
酸塩〔式(I)においてR1は炭素数1〜36の直鎖も
しくは分岐鎖のアルキル基もしくはアルケニル基、jは
1、mは1、nFio)eがあけられる。
アルカリ金机塩としては、ナトリウム、カリウム塩が好
ましい。
本発明において用いられる一般式中で表わされるリン酸
モノエステルのモノアル〃す金槁塩は、例えばmがOの
場合、対応する有機ヒドロキシ化合物に五酸化リン、オ
キシ塩化リン、ポリリン酸等のりンば化剤を反応させリ
ン酸モノエステルを得るか、あるいはjが0、mが1の
場合には、対応する炭化水素基を有するα−オレフィン
エポキサイドにリン酸、ポリリン酸等のリン酸化剤を反
応させて例えば2−ヒドロキシアルキル基を有したリン
酸モノエステルを得るか、あるいは、ま九Eが1、mが
1の場合には、対応する炭化水素基を有するアルキル 
グリシジルエーテル、あるいはアルケニル グリシゾル
エーテルにリン酸、破りリン酸等のリンhχ化へ〇を反
応させてリン鼓モノエステルを得、その後中和するとと
くより得ることができ、そのいずれの方法で得られたも
のでもよいが、本発明に使用されるリン酸モノエステル
塩(I)Fi高純度であるのが好ましい。すなわち、五
酸化リンやオキシ塩化リンをリン酸化剤として用いた時
に副生するリン酸ジエステル塩が含まれると、リン酸モ
ノエステルとしての界面活性能が低下、もしくはなくな
り、さらに次の工数キシ化合物との反応において目的化
合物の純度を低下させるとともに、昼純度の目的化合物
を得るための精製が困難になる。また、?リリン酸をリ
ン酸化剤として用いた時に副生ずるオルトリン酸塩もエ
ポキシ化合物との反応において目的の反応の収率を低下
させ、ざらに目的化合物の純度を低下させるとともK、
高純度の目的化合物を得るための精製が困雅になる。従
って、リン酸モノエステル塩(I)の純度としては、9
0重埼慢以上の純度のものを使うことが好ましい。この
ような高純度のリン酸モノエステルを工塁的に製造する
方法としては”、本発明者の一部により開発された方法
(特願昭59−138829号、あるいは、特開昭58
−52295号)#が挙けられ、また、モノ?リオキシ
エチレンあるいはポリオキシプロピレンアルキルエーテ
ルリン/背トオルトリン酸との混合物からオルトリン酸
を除去する方法は、本発明者の一部により開発されてい
る(特、仙昭59−251409号)。
本宅間の製造法において、式(I1)で示されるグリシ
ドールは、リン酸モノエステルのモノアルカリ金属塩(
I)1モルに対して1〜10モル、翁に3〜5モル反応
させるのが好ましい。
リン酸モノエステルをモノアルカリ金属塩にすることな
く反応を行うと、目的化合物ばかりでなく、更にもう1
モルのグリシドールが反応したリン酸トリエステルが副
生じ目的化合物の収率を低下させ好ましくない。従って
、本反応を実施するに際しては、リン酸モノエステルは
モノアルカリ金属塩(I)の形で使用することが必要で
ある。
反応に用いる溶媒としては、不活性な極性溶媒が好まし
く、例えば水、メチルアルコール、エチルアルコール等
を挙けることができ、就中、水が好ましい。この水を溶
媒として用いることができるということは、工業的KM
造する場合には安全性の点からも1−めて好ましいこと
である。
反応温度としては30〜100℃、特に50〜90℃で
反応を行うのが好ましい。
得られた反応液中には、目的とするリン酸エステル(I
)のうち、アルカリ金稿塩である化合物の他に未反応の
グリシドールあるいはその加水分解物が含まれている。
かくして得られる反応生成物は、その使用目的によって
はそのまま用いることも可能であるが、史に精製するこ
とにより高純度品とすることができる。例えば、ドデシ
ル グリセリルリン酸ナトリウム〔式(I)においてR
” =Ctz Hzs 、m =0、n=0、M=Na
〕の場合には、ドデシルリン酸ナトリウムの水溶液にグ
リシドールを加え反応させた後、反応液をアセトン−水
において晶析精製することにより純度の良い目的物を得
ることができる。さらにこのものは、その水溶液を酸性
托して有機物をエチルエーテル等の有機溶剤に抽出した
後、有機溶剤を留去すると、ドデシル グリセリルリン
酸とすることができ、史に、アンモニア、アルキルアミ
ン、アルカノールアミン等の塩基により中和すれば他の
塩に変換することができる。
同、本発明において、その反応条件によっては、本発明
の式(I)で表わされるリン酸エステル塩の他、下記の
一般式(v)で表わされるリン酸エステル塩が少量生成
されることがある。
(式中、R1、R2、!、m % n % Mは前記し
た意味を有する。) 〔発明の効果〕 本発明によれば、人体に対して安全性が高く、化粧品、
香粧品の分野において幅広く利用しうるリン酸エステル
を工業的に極めて有利に製造することができる。
そして、本発明方法により製造されるリン酸エステル側
は、対応するリン1mモノエステル塩と比べて、同等の
界面V占性能を南するとともに、クラフト点が一ノー低
いために化粧品や香粧品の原料として極めて利用用途が
広く、例えば液状の洗浄剤基剤として有利に使用するこ
とができ、更に例えば2−ヒドロギシオクタデシルリン
酸〔式(I)においてm = 1 % R1” Cxs
 Hsz s  n = 0、M=H:]の2位のヒド
ロキシル基をアシル化してホスファチゾルグリセロール
(■)の類供体の合成中間体として利用できる等、その
用途は化粧品、香粧品に限らず幅広く利用しうるもので
ある。
〔実施例〕
次に実施例、試験例及び比較例を挙げて説明する。
実施例1 反応器に純度97%のモノドデシルリン酸20.0r(
0,073モル、ただしこの試別のAVI(本リン酸モ
ノエステルの試料1?を第一当量点まで中和するのに必
要なKOHの呼数、以下も同体)=210.3、AV2
(本リン酸モノエステルの試料12を第二当量点まで中
和するのに必要なKO)lのq数、以下も同様) = 
420.8であった〕を投入し、1規定水酸化ナトリウ
ム水浴戚75,0−を加えて攪拌し、70℃に昇温しで
均一にした。この時反応系の酸価(試pHfを中和する
のに必要なK OHOerg数、以下も同様)は42,
9であった。次に反応糸を70〜80℃に保ちながら、
グリシドール24.Or(このもののオキシラン価(試
料12中のオキシラン’PAk塩酸でクロルヒドリン化
した時、消Qされる塩酸の量を水酸化カリウムの=g数
で表わしたもの)は683.7であった。〕を徐々に加
え、この温度で6時間攪拌した。この時、反応系の酸価
はほぼOになり、反応が完結したことがわかる。次に、
反応液をアセトン1000tK注ぎ込み、5℃で冷蔵放
置し結晶化させた。1日後、析出してきた結晶を戸別し
、アセトンで洗浄して、ドデシル グリセリルリン酸ナ
トリウムの白色結晶18.3f(収率69.2%)を得
た。
IHNMR(D意O1内部標準:3−トリメチルシリル
ゾロ/Qンスルホン酸ソータ);δ0.8ppm(t、
3H,−P−OCH3(CHh )!0CHs )δ1
.3ppm(broad 8*20H*−P−OCHs
 (CH! )tock3)H ”CNMR(Ih O、内部標準:Wj7 )O δ(ppm)a;14.6、b;23.4、c;26.
5、d ; 29.3、e;30.3、f;30.4、
gp31.5、h;32.7、i;63.1、j ; 
66.8〜67.1、lc;71.7IR(KBr) 第1図 元素分析 試験例 実施例1で得たドデシル グリセリルリン酸ナトリウム
の泡立ち量、及びクラフト点を測定したところ次の表−
1のようになり、比較品としての対応するドデシルリン
酸ナトリウムと比べて、泡だちはほぼ同等で、そのクラ
フト点が大きく低いことがわかる。
泡だち量の測定は次のごとく行った。即ち、活性剤濃度
が5%の水浴液を調製し、この溶液100Fを目盛り付
きシリンダーに注入する。次いで、攪拌羽根を溶液中に
設置し30秒攪拌する。10秒放置後に生じた泡の体積
を測定した。同、攪拌羽根の回転数は11000rpで
あ抄1.5秒毎に反転させた。また、温度は40℃で測
定した。
表−1 反応器に純度96%のモノヘキサデシルリン酸10.O
j’(0,030モル、ただしこ゛の試相のAV1=1
73.6、AV2=344.0であった)を投入し、1
規定水酸化ナトリウム水溶液30.9−を加えて攪拌し
、70℃に昇温しで均一にした。この時反応系のm価は
40.3であった。次に反応系を70〜80℃に保ちな
がら、グリシドール9.8r(このもののオキシラン価
は683.7 )を徐々に加え、この温度で6時間攪拌
した。この時、反応系の酸価はほは0になり、反応が完
結したことがわかる。次に1反応液をアセトン300f
に注ぎ込み、5℃で冷蔵放置し結晶化させた。
1日後、析出してきた結晶を炉別し、アセトンで洗浄し
て、ヘキサデシル グリセリルリン酸ナトリウムの白色
結晶8.2 t (収率65.3%)を得た。
元素分析 実施例3 純度92%のモノ2−へキシルデシルリン酸20?(0
,057モル、ただしこの試料のAV1=167.2、
AV2=329.8)を1規定水酸化ナトリウム水浴液
59.6m/中に分散しくこの時の反応系の酸価は39
.5であった)、70℃でグリシドール14.Or(こ
のもののオキシラン価は683.7)を徐々に加え、こ
の温度で8時間指拌した。この時の反応系の酸価は0.
7でリン酸モノエステルの反約 応率宵イ8%であることがわかる。反応液をHPLC(
高速液体クロマトグラフィー、以下も同様)′で分析し
たところ、V[たな生成物のピークが見られた。これか
ら生成物をHPLCで分取し、溶媒を減圧留去すると2
−へキシルデシル グリセリルリン酸ナトリウムが19
.6fC収率82.1%)得られた。
元素分析 実施例4 反応器に、純度99囁のモツプチルリン酸20r(0,
13モル、ただしこの試料のAV1=360.6、AV
2=721.3)を投入し、1規定水酸化ナトリウム水
溶液129−を加えて攪拌し、70℃で溶解した(この
時の反応系の酸価は46.7であった)。次に反応系を
70℃に保ちながらグリシドール42.7 F(このも
ののオキシラン価は683.7)を除徐に癒下し、この
温度で6時m1攪拌した。この時の反応系の酸価はほぼ
Oでリン酸モノエステルの反応率はほぼ100%である
ことがわかる。HPLCで生成物を分取し、溶媒を減圧
留去するとブチル グリセリルリンばナトリウムが26
.4M’(収率81.5%)得られた。
元素分析 実施例5 純度95%のモノ2−ヒドロキシドデシルリン酸20F
(0,067モル、ただしこの試UOAVI =200
.2、AV2=400.5)を1規定水酸化ナトリウム
水溶漱71.4−中に加え溶解しくこの時の反応系の酸
価は42.4であった)、70℃でグリシドール22、
Ofにのもののオキシラン価は683.7)を徐々に加
え、この温度で8時間撹拌した。
この時の反応系の酸価は11はOでリン液モノエステル
の反応率はほぼ100%であることがわかる。反応液を
HPLCで分析したところ、新たな生成物のピークが見
られた。これから生成物をHPLCで分取し、溶媒を減
圧留去すると2−ヒドロキシドデシル グリセリルリン
酸ナトリウムが20.8f(収率81.7%)得られた
実施例6 反応器に、純度98%のモノトリオキシエチレンドデシ
ルエーテルリン酸20f(0,049モk、ただしこの
試料0AV1=142.8、AV2=288.2)を投
入し、1規定水酸化カリウム水溶液50.9m/を加え
て攪拌し、70℃で溶解した(この時の反応系の酸価は
39.5であった)。次に反応系を70℃に保ちながら
グリシドール16.11(このもののオキシラン価は6
83.7 )を徐々に滴下し、この温度で6時間接伴し
た。この時の反応系の酸価ハホはOでリン酸モノエステ
ルの反応率はほぼ100%であることがわかる。If 
P L Cで生成物を分取し、溶媒を減圧留去するとト
リオキシエチレンドデシル グリセリルリン酸カリウム
が2o、sr(収率83.4%)得られた。
元素分析 実施例7 反15器に、純度90囁のモノーリオキシエチレンノニ
ルフェニルエーテルリン酸(平均エチレンオキサイド付
加上に数=5)20?(0,035−f−ル、ただしと
17)試料0AV1=97.1、AV2=194.1 
)を投入し、[規定水酸化カリウム水溶液34.6−を
加えて攪拌し、70℃で8@した(この時の反応系の酸
価は34.4であった〕。次に反応系を70℃に保ちな
がらグリシドール11.5r(このもののオキシラン価
は683.7)を徐々に滴下し、この温度で6時間攪拌
した。この時の反応系の酸価はほぼOでリン酸モノエス
テルは#1は100%反応したことがわかる。
実施例8 純度90%のモノ2−ヒドロキシ3−ドデシルオキシプ
ロピルリン酸キノナトリウム20?(0,050モル、
ただしこの試料の酸価=139)を80tの水中に加え
溶解しくこの時の反応系の酸価は27.8であった)、
70℃でグリシドール16.3f(このもののオキシラ
ン価は683.7)を徐々に加え、この温度で8時間攪
拌した。この時の反応系のば価はほぼOでリン酸モノエ
ステルの反応率はほぼ100慢であることがわかる。反
応液をHPLCで分析したところ、新たな生成物のピー
クが見られた。これから生成物をHPLCで分取し、溶
媒を減圧留去すると2−ヒドロキシ3−ドデシルオキシ
ゾロビル グリセリルリン酸ナトリウムが18.0%(
収率82.5慢)得られた。
比較例1 反応器に純度97%のモノドデシルリン酸100.0f
(0,36モル、たたしこの試料のAV1=210.3
、AV2=420.8である)を投入し、テト2ヒドロ
フラン33フrK溶知′した。次に反応系を60℃に保
ちながら、グリシドール150f(このもののオキシラ
ン価=683.7である)を徐々に加え、その後70℃
で2時間反応した。この時の反応系FiAV1=4.4
、A V 2 = 6.0 テあり、未反応のモノドデ
シルリン酸が約4.5モル囁、リン酸ゾエステルである
ドデシル グリセリルリン酸が約8.1モル囁、リン酸
トリエステルであるドデシル ジグリセリルリン酸が約
87.4モル優生成していることがわかる。
比較例2 反応器に純度97%のモノドデシルリン酸50.0r(
0,182モル、ただしこの試料のAV1=210.3
、AV2=420?8である)を投入し、テトラヒドロ
フラン67.7PK”M解した。次に反応系を60℃に
保ちながら、グリシドール36.9 ? (このものの
オキシラン価= 683.7である)を徐々に加え、そ
の後70℃で10時間反応した。この時の反応系はAV
1=39.6、AV2=57.3であり、未反応のモノ
ドデシルリン酸が約27そル慢、リン酸ゾエステルであ
るドデシル グリセリルリン酸が約33モル慢、リン酸
トリエステルであるドデシル ジグリセリルリン酸が約
40モル慢生成していることがわかる。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1で得られたドデシル グリセリルリy
[ナトリウムの赤外線吸収スペクトルを示す図面である
。 図ごEのにt−3,′iニー!:工y)なしj宗   
 屑    梧 手続補正書(方式) %式% 1、 事件の表示 昭和60年特許願第191135号 2、 発明の名称 リン酸エステルの製造法 3、 補正をする者 事件との関係   出願人 名 称  (091)花王  株式会社4、代理人 住 所  東京都中央区日本積人形町1丁目3番6号(
〒103)6、補正の対象 図面 7、補正の内容 第1図を別紙の如く訂正する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、次の一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、mは0または1であり、mが0のとき、R^1
    は炭素数1〜36の直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基ま
    たはアルケニル基、あるいは炭素数1〜15の直鎖もし
    くは分岐鎖のアルキル基で置換されたフェニル基を示し
    、R^2は炭素数2〜3のアルキレン基を示し、nは0
    〜30の数を示す。またmが1のとき、nは0でlは0
    または1であり、mが1でlが0のとき、R^1は炭素
    数1〜22の直鎖アルキル基を示し、mが1でlが1の
    とき、R^1は炭素数1〜36の直鎖もしくは分岐鎖の
    アルキル基またはアルケニル基を示す。M′はアルカリ
    金属を示す)で表わされるリン酸エステルのモノアルカ
    リ金属塩と、次式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) で表わされるグリシドールを反応させ、更に必要により
    遊離酸とするかまたは他の塩に変換することを特徴とす
    る次の一般式(III) ▲数式、化学式、表等があります▼(III) (式中、Mは水素原子、またはアルカリ金属、アルカリ
    土類金属、アルキルアミン、アルカノールアミンもしく
    はアンモニウムの塩であることを示し、R^1、R^2
    、l、mおよびnは前記と同じ意味を有する) で表わされるリン酸エステルの製造法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS63304211A (ja) * 1987-06-05 1988-12-12 Furukawa Electric Co Ltd:The 光コネクタの切替方法
JP2003092178A (ja) * 2001-09-18 2003-03-28 Sanyo Electric Co Ltd 電磁調理器

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