JPS62502519A - 室内の空気から悪臭を除去する方法ならびにフイルタ・エレメントおよび空気ろ過器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 室内の空気から悪臭を除去する方法ならびにフィルタ・エレメントおよび空気ろ 過器関連する発明 本発明は１９８４年４月１９日に出＠番号第６０１，９４６号として出願され、 現在は米国特許＠４，５３４，７７５号として登録されている出願の一部継続出 願（Ｃ，１，Ｐ、）である、米国特許第４，５３４，７７５号は、１９８２年３ 月２日に出願番号第３５４，０３０号として出願され、放棄された出願の継続出 ｉ＃（Ｃ，Ｐ、）である。

技術分野 本発明は空気処理用のフィルタ・エレメントならびに空気処理用のろ過器に関す るものであって、特に、室内の空気から悪臭を除去する方法およびそのためのエ フフィルターエレメントならびに空気ろ過器に関するものである。

発明の背景 室内の空気を処理する方法および装置は、これまでにも数多く知られている０通 常の室内の空気には、悪臭とさまざまな粒状の物質の両方が含有されており、こ の両方の問題を解決するために、さまざまの方法が試みられてきた。

一般的に、ろ過というものは、例えば空気のような雑多な流体から粒子もしくは 固体を分離することと考えられている。これらの固体あるいは粒子は、フィルタ のろ過材または隔壁に空気を送りこむことによって、空気から除去される。この 際、これらの固体または粒子が、ろ過材または隔壁に付着させられるためである 。

空気中のダストは、フィルタによるろ過、電気的集じん、水スプレーによる空気 洗浄１機械的集じんの各方法によって空気から除去することができるのは周知の 通りである。中でも「ろ過」による方法は、室内の空気からダストを除去する最 も便利で効果的な方法として、これまで活用されてきている。一般的にいって、 室内の空気のダスト濃度が比較的低く、ｔ、ｏｏｏ立方フィートあたり４ｇ以下 の場合、その除去にエアフィルタが使われ、そのろ過材には、グラスファイバ、 ワイヤ製のスクリーン。

鉄線（スチール・ウール）、動物の毛、麻の繊維など種々のものが用いられてい る。

ダストだけではなく、室内の空気は、ホルムアルデヒド、酢醜、アンモニア、硫 化水素、２醸化硫黄、ベンゼンやトルエンのような溶剤ガスなど、悪臭のちとと なるものを多く含有している。またこのような空気には、便所１台所、地下室、 煙草等の臭いも混入していることが多いのである。

これらの悪臭をとり除く最も一般的な方法は、換気をして１部屋または空間内の 汚れた空気を新鮮なものと入れ変えることである。しかし、非常に高温あるいは 非常に低温の気象条件下においては、換気という方法が不適当であることは自明 である。

もうひとつの方法としては、「マスキング」があげられる、これは香料その他の いいにおいのする物質で室内の空気中の悪臭のもとを覆ってしまうものであるが 、この方法はもとより、室内の空気中の悪臭を取り除くわけではなく、単に悪臭 を包みこんでごまかすにすぎない。

従来の悪臭除去用室内空気処理システムでは、悪臭を取り除くと同時に微生物の 生育を抑制するために、特殊な液体を使用している。これは多くの微生物がそれ 自体。

悪臭を発するためである。これらの空気処理システムは、防臭効果にすぐれてい る半面、システム全体が複雑で、ランニング・コストが高く、さらに、ホルムア ルデヒドやその他の溶剤ガスまでを含めた広範囲な悪臭源を室内の空気から除去 する能力および効果としては不十分であった。

上記以外にもさまざまな空気浄化システムの開発が試みられた。これまでに開示 された空気の脱臭方法として唯一実用的といえるものは、活性炭吸着による方法 である。この方法は、調理のにおい１人体のにおいならびに煙草のにおいに対し て効果的であることがわかっている。しかしこの方法は当初の脱臭能力にすぐれ てはいても、活性炭の吸着能力が時間とともに劣化するという欠点があり、さら に、家中のさまざまな状況下で発生が予想される広ＷＡＩ！［ｌな悪臭を除去す るために有効であるとはいえな空気中の細菌もまた悪臭の原因であり、これを取 り除くためには、紫外線の照射もしくは殺菌剤のスプレーが必要である。しかし 、この活性炭にようる脱臭方法には、殺菌効果がなく、また空気中の粒状物質の 除去もできないことは自明である。

以上からもあきらかなように、従来の空気ろ過器またはフィルタ・エレメントで 、室内の空気から広範囲な悪臭および粒状物質を除去するのに十分な効力を有す るものは皆無であるといえよう。

本発明は空気の衛生化、空気の静浄化を目的としており、出願人は、空気の汚染 源がダス）、ｊｌ臭、ヒユーム、細菌のいかんを問わず、乾式または含浸式のフ ィルタ・エレメントの組合せによって、脱臭効果を高め、室内の空気から悪臭と 粒状物質を広範囲に除去できることを、驚異を持って発見した次第である。

発明の要約 本発明は、室内の空気から悪臭を除去するためのエアフィルタ・エレメントに関 するものであって、このエアフィルタ・エレメントは、主として、シリカゲル、 活性炭およびゼオライトの混合物からなる。混合物の組成は次の通りである。シ リカゲルｌＯ〜８０重量パーセント、活性炭１０〜８０重量パーセント、ゼオラ イト１０〜８０重量パーセント、できれば、シリカゲル、活性度、ゼオライトは 、等量ずつ含有されていることが望ましい。

この混合物は、さらに微生物の生育を抑制するための液体を含有することもでき る。この液体は次のものを含有している。この液体の重量の約０．５〜２％の景 の殺菌防腐剤、１種類以上の多価アルコール、この多価アルコールの量は、この 液体の重量の約８３〜９９．５％である。さらに、この多価アルコールまたは下 記のようにして得られる生成物の蒸気圧を変化させるために添加された１種類以 上の化合物、前記の生成物は、グレープフルーツの果肉を毒性のない多価アルコ ールに接触させて反応生成物を形成させたのち、この反応生成物を果肉の残留物 から除去することによって得られる。この化合物の量は、この液体の重量の約０ 〜１５％である。この液体の量は前記の混合物とこの液体の重量の合計の約５〜 ５０％に相当する。使用するゼオライトとしては、ゼオライトＸが、また多価ア ルコールとしてはプロピレングリコールが望ましい。

この液体に含有される殺菌防腐剤は、カプタン、第四アンモニウム系の化粧品用 防腐剤、パラベン、ヨードフォアのいずれかである。この殺菌防腐剤の前記液体 内での含有量が液体の重量の約１％であるとき、最高の効果が得られる。

特定の用途のために、前記液体は、ナリンゲンと鉄のキレートを含有することも 可能である。このキレートは、前記の液体の重量の約０．１〜０．２％の量のナ リンゲンと、前記の液体の！ｉの約０．Ｏ１〜０．１０％の量の鉄の塩を反応さ せて生成される。

本発明に適した多価アルコールとしては、プロピレングリコール、グリセリン、 トリプロピレングリフールの混合物が、また添加される化合物としては、水また はグリセリンが望ましい。

本発明すなわち室内の空気から悪臭を除去するためのエアフィルタ・エレメント としては、前述のものに加えて以下に述べる構造のものも可能である。この第２ のエアフィルタ・エレメントは主として２つの屑からなっている。第１の暦は、 前述した微生物の生育を抑制するための液体に含浸されたシリカゲルからなり、 第２の暦は、ゼオライト、活性炭、シリカゲルまたはそれらの混合物からなる。

前記の液体に含浸させる前の第１層中のシリカゲルの重量は、第２層中のゼオラ イト、活性炭、シリカゲルまたはそれらの混合物の重量の３分の１から３倍の間 とする。できれば、液体に含浸させる前の第１暦中のシリカゲルの重量は、第２ Ｎ中のゼオライト、活性炭、シリカゲルまたはそれらの混合物の重量に等しいこ とが望まし第１層と第２層は離して配置することができるが、たがいに垂直また は水平方向に隣接した配置になっていなければならない。

本発明にはさらに、室内の空気から悪臭と粒状物質を除去するための第３のエア フィルタ・エレメントも含まれている。第３のエアフィルタ・エレメントは、前 述の第１または第２のエアフィルターエレメントのいずれかからなる第１の層と 、この層に隣接して配置された粒状物質を除去するための１つ以上の層からなる 。この層の材料は１紙、フェルト、繊維、ファイバーグラスまたはプラスチック フオームであることが望ましい、この粒状物質除去用の屑は、２つ配置すること も可能である。この場合、２つの層が第１の歴をはさみこむように配置しなけれ ばならない。

できれば前述のプラスチック・フオームは１インチあたり２０孔以上のポリウレ タンが、また紙を使用する場合は、高性能のエアフィルタ・ペーパーが望ましい 。

本発明は、室内の空気から悪臭と粒状物質を除去するための空気ろ過器について も開示している。このろ過器はつぎのものからなる。ハウジング、１！！類以上 の前述のフィルターエレメント、フィルタ・エレメントをハウジング内に保持す るための支持装置、室内の空気をハウジングの内部に導入し、フィルタ・エレメ ントを通過させるためのファン。

最後に、本発明は、少なくとも１つの前述のフィルタに室内の空気を通すことに よってその空気から悪臭および粒状物質を除去する方法についても開示している 。

図の概説 こ本発明の特長および利点に対する理解をより容易にするために、下記の添付図 面を参照されたい。

ｒＡｌは、本発明で開示されているフィルタ・エレメントの頂部外観である。

図２は１図１に示されたフィルタ・エレメントの２−２の位置からの横断面図で ある。

図３は、本発明で開示された第２のフィルタ・エレメントの横断面図である。

図４は、本発明で開示された第３のフィルタ・エレメントの頂部外観である。

図５は１図４に示されたフィルタ・エレメントの５−５の位置からの横断面図で ある。

図６は、本発明で開示された室内用空気ろ過器の側部外観である。

図７は、図６に示された室内用空気ろ過器の７−７の位置からの側部横断面図で ある。

開示する内容についての説明 以下は本発明において開示する内容につき、図を用いて詳細に説明する。

まず図１と図２には、こ本発明に開示されている第１のフィルタ・エレメント１ ０　が示されている。このフィルタ・ニレメン）　１０　は、吸着剤として、活 性炭　１２．シリカゲル　１４　およびゼオライト　１６　粒子の乾燥した混合 物を含んでいる。これらの粒子は、細孔部や空隙スペースが極力少なくなるよう な方法によってフィルタ内に充填されている。空気がこのフィルタに導かれ、フ ィルタ内を通過する際に、これらの粒子に接触することによって、空気中の悪臭 は除去される。

このフィルタ・エレメント　１０　は、空気中の粒子を除去するための高性能フ ィルタ・ペーパー製の頂部層　１８　およびポリウレタンフォーム製の底部層　 ２０を含んでいる。これらの部材はすべて、ツーピース構造を有するプラスチッ ク容器２２．２４　内に収容される。このプラスチックの材料には、ポリスチレ ンまたはポリプロピレンが含有されていることが望ましい、このプラスチック容 器には、空気な通過させられるように開口部が設けられている。

このフィルターエレメントの製造手順は次の通りである。まずポリウレタンフォ ーム　２０　またはそれに代る粒子除去材を容器　２２　の底部に配置する。乾 燥した吸着剤混合物をポリウレタンフォームの層の上に充填する０次にフィルタ ・ペーパー１８　またはそれに代る粒子除去材を取り付けた上側の容器　２４　 を下側の容器にはめこんで密閉する。この分野にくわしい方ならおわかりのよう に、このフィルタ・エレメント構造の頂部と底部は、フィルタ・エレメント　１ ０　内を空気が通過テきるように設計されている。そのため、このフィルタ・エ レメント構造は、図１にも示されているようなリプ　２６　を備えている。

この発明で開示された第２の室内空気処理用フィルタ・ニレメン）　３０　が、 図３に示されている。このフィルタ・エレメントは、微生物の生育を抑制するた めの液体（図示されていない）を含有するシリカゲル粒子　３４　を含む第１層 　３２からなる。この液体の含有量については前に述べた通りである。

さらにこのフィルタ・エレメントは、第１Ｊｉ　３２　にかさなる第２層　３６ を有しており、この第２層には、ゼオライト　４０　と活性炭　４２の混合物が 含まれている。このゼオライトと活性炭の混合物には１図１および２に示したよ うに、シリカゲルが含まれていてもよい、必要に応じて、この第２の層を、前述 の分量の微生物の生育を抑制するための液体に含浸させてもよい。

さらにこの第１！＃と＠２層　３２および３６　は空気から粒子状の物質を除去 するための材料を含有する２つの層の間に配置されることが望ましい、これらの 層には。

空気から粒子状の物質を除去するのに適切な材料であればどんなものでも用いる ことができる０本開示内容においては、下側の層　４４には１インチあたり２０ 　の多孔度を有するポリウレタンのようなプラスチック・フオームが、上側の層 ４６には、高性能のフィルタ・ペーパーが使われている。このほかフィルタの用 途に応じて、天然または合成のｍ＃Ｉ材料、すなわち紙、セルロースまたはスリ ーエム社製の繊維状フィルターマットであるＦｉｌｔｒｅｔなどが用いられる。

またフィルタ・ペーパーは、フィルタ・エレメントおよびフィルタの寸法に応じ て、平坦なものでも波形のものでもよい。

図３の空気外理用フィルタ・エレメントは、図１のものと同様にツーピース構造 からなる容器　４８．５０　内に収容されている。いうまでもなく、この容器４ ８．５０　の材＄４は、フィルタ・エレメントを保持するのに適し、フィルター エレメント内に空気を通過させることのできるものであればどんなものでもよい が、できれば、ポリスチレンまたはポリプロピレンのようなプラスチック製であ ることが望ましい。

図４と５は１本発明で開示された第３のフィルタ・エレメント　５８　の構造を 示す、この構造において吸着剤を保持している容器　５２．５３は図１のものと 同様であるが、さらにそれぞれ異なる吸着剤を個別に収容するための同心の隔室 を形成する内壁　５４を含んでいる０図の例ではシリカゲル　５６　が中央の隔 室に収容され、活性炭　６０　とゼオライト　６２　の混合物からなる別の吸着 剤が外側の隔室に収められている。この配置は絶対的なものではなく、どちらの 吸着剤をどちらの隔室に配置してもよいし、室内の空気中に存在する特定の臭気 を除去するために、上記とは異なる吸着剤の組合せを採用してもよい。

図６′８よび７は、室内の空気から悪臭を除去するための携帯装Ｍ　７０　を示 している。この装置　７０　のハウジング　７２　の下部　８４　には開口　７ ４　が設けられており、室内の空気はここから装置内へ導入される。浄化された 空気はファンのはたらきによって、ハウジング頂部の刷板　８６　または開口部 を通って装置の外に出てゆく、この装置にはファン　７６、ブロアまたはその他 の空気流発生装置が配置されており、これによって空気は開口部　７４　を通っ てフィルターエレメント７８　へと導かれる。ファン　７６　はハウジング内の 適当な位置に支持されており１図のように電源コードを備えた電動式である。た だし、一層小型化された装置の場合には、ファンはバッテリー駆動式の方が望ま しいといえよう、その場合、ハウジング　７２　内部に、ファン、八−、テリー 、およびその接続装置（図示されず）を収容するスペースが確保される。

フィルタ・エレメント　７８　には前述のものが用いられ、サポート　８２　に よってハウジング内に保持されている。フィルタ・エレメントは定期的な交換が 必要なので、ハウジング　７２　の底部　８４　はフィルタ・エレメントが取り 出せるように、取り外しが可能になっている。ハウジング　７２　およびその底 部　８４の材料としては、プラスチックまたは金属が適当である。

この装置は携帯用として示されているが、部屋または建物の一部の空気の悪臭を 除去するためのダクト・システムに本発明を適用することも、可能である。

この場合、適切なファン、またはブロアのような装置を用いて、ダクトの中に空 気を取りこむ、ダクト内には、前述のうちどれか１つのフィルターエレメントが 配置されていて、このフィルタ・エレメントを通過した空気は室内へともどされ る。−例として、この発明によるフィルタ・エレメントを、室内空調システムの ダクト内に配置することによって、室内空気の悪臭を除去することが可能である 。

ここに開示した第１のフィルタ・エレメントは、ゼオライト、活性炭、シリカゲ ルを主材料とした吸収剤を含んでいる。ゼオライトはアルミニウムとナトリウム とカルシウムのいずれか一方または両方との自然水利ケイ酸塩であって、化学式 は。

Ｎａ２０＾１２０３　ｎ５ｉ０２　ｘＨ）０である。モレキュラーシープは、ゼ オライトとして知られる鉱物の分類に属し、用語「モレキュラーシーブ」と「ゼ オライト」は同義語として用いることができる。天然ゼオライトの存在はきわめ てまれであり、また、使用時の物理的、化学的特性の変化がいちじるしいため、 現在では純度の高いゼオライト種の合成に成功している。

本発明において、室内空気の悪臭を吸着するためには、市販の人造ゼオライトが 有効であり、その中でも特にゼオライトｘが適切である。これは、ゼオライ）Ｘ の細孔の寸法が、ホルムアルデヒド、２醇化イオウ、硫化水素、ベンゼン、トル エンなどの気体から悪臭を吸収するのに適しているからである。ゼオライ）Ｘの 詳細は、米国特許第２，８８２，２４４号に述べられており、本書面でも、その 開示内容を資料として添付する。＃に推色するタイプ　Ｘ　のゼオライトは、１ ３−Ｘで、これは１Ｊｉｏｎ　Ｃａｒｂｉｄｅ　Ｃｏｒｐｏｒａｔｉｏｎ　の　 Ｌｉｎｄｅ　Ｄｉｖｉｓｉｏｎ　から発売されているので入手が可能である。

市販の材料としてよく知られている活性炭は、非結晶質の炭素でおって、各種の 気体、蒸気、コロイド状の固体の吸収力にすぐれている。市販品の活性炭であれ ば２どれでも本発明に用いることができる。

フィルタ・エレメントの第３の材料であるシリカゲルは、非結晶質のシリカから なる再生可能な吸着剤であって、広く市販されている。

活性度が空気中のさまざまな悪臭を除去することはよく知られている。活性度は 。

特に、塩素化炭化水素、芳香族化合物ならびに一般の有機化合物といった非極性 化合物のにおいに対して有効であり、特に、４塩化炭素、ベンゼン、トルエンな どに対する脱臭効果にすぐれている。モレキュラーシープの細孔は比較的小さい ため、硫化水素、アルコール、エステル、アルデヒドのような化合物に対して効 果的であり、シリカゲルは細孔がモレキュラーシーブや活性炭に比べて大きいた め、炭素連鎖の長い化合物、とくに有機酸にたいして効果的である。

しかしこの３種類の原料を混合して１つのフィルタ・エレメントを形成すると、 広範囲の５具にたいする除去能力が得られることを、出願人は発見した。また悪 臭の除去量も、それぞれの成分を単独で用いたときより増加した。さらに出願人 は、経時したフィルタ・エレメントすなわち一定時間空気中に放置されたフィル タ命エレメントでも、前記のガスや悪臭の除去能力としては、それぞれの成分を 単独で用いたときよりもすぐれていることを１発見した。

これまでは、それぞれの成分からなる単独層が、最もすぐれた脱臭効果を有する と考えられてきた。その根拠は、室内の空気がそれぞれの層を通過する際に、各 層において効果が最大限に発揮され、結果的にすべての悪臭が空気から除去でき るという考えによるものであった。しかし１層の数および（または）各層の厚さ が増加することによって、送りこまれる空気の圧力が低下することは明白である 。このため空気をフィルタ・エレメントに送りこむための強力なファンもしくは 同様の装置が必要となる。しかしこれらの空気浄化ユニットは室内用であり、し かもほとんどすべてが小型化されたものであるため、ファンなどの送風装置は、 必要な性能を備えたうえで、できる限り小型軽量化されたものであることが望ま しい。

この観点からいえば、さらにフィルタ・エレメントの各層をできる限り薄くする ことによって、脱臭能力が高められるということも重要である。装置の規模によ り、フィルタの厚さもさまざまであるが、最大でも２インチ以下であることが望 ましい、本発明で述べる典型的なフィルタの厚さは０．５インチである。フィル タの内部には、吸着剤の混合物を緊密に充填することが必要である。特に空隙ス ペースが残っていると、空気はフィルタをバイパスし、悪臭が除去されないまま 、室内へ再び戻される結果になる。フィルタの寸法は通常は吸着剤の体積で表わ されるが、フィルタ内の吸着剤の正確な量の監視を容易にするために、前記の体 積を重量に変換して表わしてもよ（１゜ 乾燥混合物中の各成分の相対量は、期待する結果の内容に応じてさまざまに変化 する。もしも、ある部屋の空気が特定の悪臭をきわめて多量に含んでいた場合、 その悪臭の除去に最も適したフィルタ・エレメントの成分の含有量をふやさなけ ればならない０例えば、硫化水素の除去には、混合物中のゼオライトの含有量を ふやすことによって、効果が得られる。熟練者であれば、各吸着剤の脱臭特性に 基き、それぞれの状況に最適の脱臭能力を発揮する混合物の配合を容易に決定す ることができよう。

しかしながら１本発明において十分な脱臭使方を確保するためには、各成分が少 なくとも最低量は含有されていなければならないことが確認されている。すなわ ち、各成分は最低１０重量パーセント以上は含有されていなければならない、従 って１つの成分の最大含有量は、８０重量パーセントとなる。

室内の空気から悪臭を除去しようとするときには、２つの要素を考慮しなければ ならない、１つば避退した気体に対する混合物の吸収能力の適正化であり、もう １つは混合物の分量の判断である。最初の要素は混合物中の各成分の配合に関係 してくるし、２番目の要素は、フィルタの出力または寸法に関連している０通常 の条件下においては、広範囲な気体に避退することが予想されるので、各成分を 等量ずつ用いることが望ましい、つぎに、装置の大きさや処理する空気の量、フ ィルタの交換時期などに基いて、フィルタの能力および寸法を選択する。前述の ように、フィルタの寸法は送風装置の寸法を左右し、最終的にろ過器全体の動力 条件を決定する要因である。

前述の吸着剤混合物は、空気中から一部の粒状物質を除去する効果も持っている が、特定の粒子を除去する場合には場合には高品質のフィルタ會ペーパーか、ポ リウレタンフォームを用いることが望ましい、これらの粒子除去材は、フィルタ ・エレメントのどちらか一方の側面に配置しなければならない、ただし、極端に ほこりっぽい地域など１粒状物質の濃度が高い状況下では、フィルタ・エレメン トの両側にペーパーまたはポリウレタンフォーム製の粒子除去層を取り付けるこ とが望ましい、さらに、大きさの異なるさまざまの粒子が混在する場合には、フ ィルタ命エレメントの一方の側面にプラスチックフオーム製の層を、その反対側 の側面に高品質のフィルタ・ペーパーの居を取り付けて使用するとよい。

乾燥した吸収剤混合物は、プラスチック容器内に保持することが望ましい、ただ し紙および（または）プラスチックフオームをプラスチック製のサポートと組み 合わせて、吸収剤をフィルタ内の適正位置に保持してもさしつかえない、各成分 のメツシュサイズに特別の指定はないが、空気の流れに対する抵抗を少なくする ためには、粉末状よりも粒状であることが望ましい、現時点において推奨する各 成分粒子のサイズは直径が１インチのｌ／８、すなわち８〜１６メツシユの粒子 である。ゼオライト粒子は球形であり、シリカゲルと活性炭の粒子は木質的にい びつ（球形でもなく、また一定の形を持たない）である０球形の粒子といびつな 形の粒子を組み合わせることにより１粒子間のすき間がうめられ、フィルタの全 容積にわたって粒子が緊密に充填されるため、空隙や空部が生じにくくなってい る。従って、ろ過される空気は、フィルタを通過する際に中の成分に均等に接触 し、悪臭が除去される。

特定の用途のためには、フィルタ内に複数のフィルタ・エレメントを配置するこ とも可能である１例えば１層臭のきわめて強い状況下で使用する場合は、フィル タを長持ちさせるために、２つのフィルタを並列配置すれば効果的である。

フィルタの厚さと重量は、ある程度までは、その交換時期によって決められる。

フィルタの交換時期を６か月から１年として、システムの設計をおこなえば、効 率的であろう、除去する悪臭の量と密度次第では、毎月フィルタの交換が必要に なる場合も゛　あり得る。もちろん悪臭の強い条件下で１か月しかもたないフィ ルタも、悪臭のそれほどひどくない状況下では１年またはそれ以上の期間、使用 することが可能である。

本発明におけるもう１つの具体例においては、ある用途に用いられる吸収剤が、 微生物の生育を抑制するための液体を含有している。

本技術分野の経験者ならば、微生物の生育を抑制するための液体については既知 のことであろうが、このような液体は、蒸気圧が低く、刺激性が少なく、毒性が 低く、さらに理想的には毒性がなく、化学反応性が低く、化学的安定性にすぐれ たものが望ましい、これらの液体はフィルタ中での微生物の生育を抑制し、さら に悪臭の一部を溶化吸収してしまうので、脱臭をも促進する。

本発明において推奨する液体の組成は次の通りである。液体重量の約０．５〜２ ％の殺菌防腐剤、液体重量の約８３〜９９．５％の１種類以上の多価アルコール 、前記の多価フルフールの蒸気圧を変化させるためにこれに添加された化合物、 この化合物の含有量は、液体重量の約Ｏ〜１５％に相当する。

この殺菌防腐剤は、フィルターエレメント内部における菌類、バクテリアの生育 を防止するためのものである。１９．菌防腐剤の組成は、カプタン、第４アンモ ニウム系の化粧品用防腐剤、パラベンおよびヨードフォアを含有していることが 望ましい。

殺菌防腐剤としては、特にカプタン（Ｎ−トリクロロメチル　チオ−４−シクロ ヘキサン−１，２−カルボキシイミドあるいは、　Ｎ−Ｎ）リチオクロロメチル 　チオヒドロフタルイミド）が適している０分子式は　Ｃ，Ｈε０＋Ｎ５Ｃｂ　 である、高純度のカプタンは、２３０　Ｐａｒｋ　Ａｖｅｎｕｅ、　Ｎｅｗ　Ｙ ｏｒｋ、Ｎｅｗ　Ｙｏｒｋ　１００１？　ノＲ，Ｔ、　ＶａｎｄｅｔｂｉｌｔＣ ｏ峠ａｌｌ！　Ｉｎｃ、社から市販されている。この高純度カプタンは白色また は灰白色の微粉末状で、（平均）比ｉ１．７．平均融点は１７１−１７６Ｇ　ｃ である。

殺菌防腐剤の液体中の含有量は、液体重量の約１％が望ましい。

多価アルコールは２種類以上の水醜基を含有しているものとここに定義する。こ れらの定義の中には、一般にグリコール、ポリオール、ポリグリコールと呼ばれ るものも含まれる。

望ましい多価アルコールとしては、プロピレングリコールがあげられる６本書面 では、これを、１．２−プロピレングリコール、１．３−プロピレングリフール およびその組み合わせを含有するものと定義する。さらに望ましい多価アルコー ルの組成を述べれば次の通りである。エチレングリコール、グリセリン、ポリエ チレングリコール、ジプロピレングリコール、およびその他の高沸点グリコール エステル、多価アルコールは毒性の無いものが望ましい。

プロピレングリコールとグリセリンの組み合わせは、多価アルコールの組成とｔ て望ましいものである。プロピレングリコールの含有量は、前記の液体重量の約 ７４〜８９％が望ましく、グリセリンの含有量は液体重量の約５〜１０％が適当 である。最も理想的な含有量はグリセリンが液体重量の約８．５％、プロピレン グリコールが約８０．５％である。

前記の多価アルコールの蒸気圧を変化させるために、前記の液体に化合物が添加 されることがある。２つ以上の成分からなる液体混合物の蒸気圧は、それぞれの 成分の単独の蒸気圧よりも低くなることはよく知られている。従って複数の多価 アルコールを混合すれば、混合液中の夫々の多価アルコールの蒸気圧も変化する ことになる。

従って、蒸気圧を引き下げようとする場合、多価アルコールの混合液を使用すれ ばよく、禄加化合物は必要とされない、しかし多価アルコールが１種類しか用い られていなかったり、複数の多価アルコールが組み合わされていても蒸気圧が必 要な水準にまで低下していない場合、所定のレベルにまでこれを引き下げるため に、添加化合物が用いられる。

本発明の分野に通じている経験者であれば、過度の実験に頼らなくても、この多 価アルコールの７Ｓ気圧を変化させるために添加する適切な化合物を決定するこ とができよう、この添加化合物は、水またはグリセリンを含んでいるものが望ま しい。

多価アルコールの蒸気圧を変化させるために添加される化合物の量は、液体重量 の約５〜１５％の範囲であることが望ましい、最も理想的な添加化合物は水で、 その量は、液体重量の約１０％が望ましい。

必要の応じて前記の液体は、処理された空気に快適な薫りを付けたりまたは薬効 を付加するために、香料や植物製油を含有することもできる。また必要に応じて 、蒸発性にすぐれた殺虫剤を前記液体に含有させてもよい。

本発明の開示内容によれば、前記の液体は、さらにこの液体に后影響を与えない 融化剤を含有することができる。推奨する融化剤はナリンゲン／鉄のキレートで あって、液体重量の約０．１〜０．２％のナリンゲンと液体重量の約０．０１〜 ０．１Ｏ％の鉄の塩を反応させることによって得られる。

この鉄の塩には、塩化鉄の水和物の形で市販されているものが望ましい、最も理 想的なナリンゲン／鉄キレートは、液体ｉｔの０．５％の量のナリンゲンを反応 させて得られる。ナリンゲン／鉄キレートは、室内の空気から硫化水素を除去す る効果もある。

本発明では微生物の生育を抑制するための液体として、前記のものとは異なるも のも開示されている。この液体は、グレープフルーツの果肉を毒性のない多価ア ルコールに接触させて反応生成物を形成さセたのち、この反応生成物を果肉の残 留物から除去することによって得られる生成物からなる。この液体の製造法につ いては、米国特許第４．０２１，５７７号に述べられており、本書面でもその開 示内容を資料として添付する。

この微生物の生育を抑制する液体の分量は、この液体と吸着剤の重量の合計の約 ５〜５０％とする。吸着剤とこの液体の重量の合曙に対する液体の重量の割合は ２０％以上４５％未満であることが望ましく、理想的には２０〜３０％の間であ る。

本発明においてはさらにもう１つのフィルタ・エレメントの具体例が開示されて いる。このフィルタ・エレメントはシリカゲルからなる第１の層を有する。この シリカゲルの層は、前述の微生物の生育を抑制するための２種類の液体のうちの １種類に含浸されており、ゼオライト、活性炭および（または）シリカゲルの乾 燥した混合物からなる第２の層に隣接するように配置されている。この構造にお いては、第１層を第２の層に対して水平にも垂直にも隣接配置することができる 。気体がすべての層を通り抜けるためすぐれた脱臭効率が達成されるという観点 からは垂直配置が望ましいが、フィルタ全体の効果としては水平記数の方がすぐ れた結果をもたらす、従って、フィルタの形状が円形である場合は、たがいに隣 接し容積の等しい２つの隔室を設けて、吸着剤の一方の層をどちらか一方の隔室 に収め、他方の層をもう１つの隔室に収めることが望ましい、またフィルタが長 方形の場合には、中央の仕切板を設けて容積の等しい２′つの隔室を形成させる ことが望ましい、前述の通り、本発明によるフィルタ・エレメントには微生物の 生育を抑制するための液体が含まれているので、室内でも細菌その他の微生物の 多い場所で用いると特に効果的である。

本発明のさらに別の具体例として、フィルタ・エレメントが上記の液体に含浸さ れたシリカゲルの層を含んでいるものもある。この場合、フィルタは、シリカゲ ル、ゼオライト、および（または）活性炭の混合物のような乾燥した吸着剤成分 の層を少なくとも１つは含んでいる。このゼオライト、活性炭、シリカゲルは互 いに緊密に混合され、第２の層を形成している。あるいはこのフィルタ・エレメ ントは次のものによって構成されていてもよい、ゼオライトのみを含んでいる１ つ以上の層、活性炭のみを含んでいる１つ以上の層、ならびにシリカゲルのみを 含んでいる１つ以上の層、但しこの構造のもとでは、送風時の風圧が極端に低下 するため、適切なものとほいえなし）＋ 前記の通り、粒状物質を除去する際には、前述の高性能フィルタ・ペーパーとプ ラスチックフオームの組み合わせを液体含浸された吸着剤と併用することによっ て、すぐれた効果が得られる。

本発明の主旨をそこなうことなく、除去すべき５臭の特徴に応じて、前記のフィ ルタ・エレメントのさまざまな組合せを考案することが可能である。

事例 本発明の適用範囲を、以下の事例によって詳説する。以下の事例は単に例証を目 的どして説明の対象としただけであって、いかなる意味においても本発明の適用 範囲を制約するものではない。

以下の事例に述べられた気体の吸収率の測定は、空気室内で行なわれたか、ある いはベンチ法によって行なわれたものである。空気室試験の場合、供試体のフィ ルタは１２立方フイートの密閉室内に配置される。この害閉室は、２０メートル の気体測定室な備えた赤外線スペクトル光度計に連結されている。

供試体の気体を空気室に導入する。気体の密度が一定であることを確認してから 空気処理ユニットを作動させ１時間の経過と気体の密度の変化を測定する。１時 間経過した時、フィルタを通過した後の残留する気体を測定し、除去率を計算す る。

各実験を行なう前に、分析機器の調整を行なわなければならない、赤外線の吸収 率は前もって選択された波長にもとづいて測定する。試験結果は、フィルタが試 験システム内に設置され、作動させられた後の全時間における光線の吸収と気体 の濃度をグラフに表示して示す。

ベンチ法においては、吸収剤の吸収能力を試験ガスを用いて試験する。試験ガス （Ａ常はホルムアルデヒド、アンモニアまたは硫化水素）をほぼｌ　Ｏｃｃ／＋ ｓｉｎ　の割合で吸収剤床に通す、試験ガスが吸収剤に触れる前と触れた後の濃 度を、ガスクロマトグラフィーによって測定する。

蔓輿ユ・ 従来のろ過材の効果を示すために、それぞれ活性炭、ゼオライト、シリカゲルで できた個別のフィルタを用意し、ホルムアルデヒドの除去能力を試験した。フィ ルタは未使用のものと経時状態のものの両方について試験を行なった。経時状態 の供試体は約８週間、空気中に露出させた後、試験に供した。試験開始後１時間 後の各フィルタの除去率を測定したところ結果は次の通りであった。

除去率　％ フィルタ・エレメント　未使用　経時 活性炭　７８．３　４１．９ ゼオライト　９７．２　７８．１ シリカゲル　４４．１　５５．８ 炙堡ヱ・ 次に１本例１で用いたそれぞれのフィルタに、微生物の生育を抑制するための液 体を含浸させた。この液体にはグレープフルーツの果肉とプロピレングリコール との反応生成物を用いた。使用した液体の量は、フィルタ内の固体の細孔容積の 約８０％である。未使用および経時状態のこれらのフィルタのホルムアルデヒド 除去率の試験を行なった。

除去率　％ フィルタ・エレメント　未使用　経時 活性炭／液体　９９，９　８７．４ ゼオライト／液体　８５．１　８０．４シリ力ゲル／液体　８４．７　７８．９ 以上の結果は、乾燥した成分に液体を含浸させると除去効率が高められることを 示している。出願人の先行出願にも開示されている通り、液体を含浸させたこれ らの成分の混合物の除去率も、下記の通りに改善されている。

除去率　％ ７Ｆｌ　炭素／２５！ｔｉｔうｎ／液体　９７．７　８ｅ、Ｓ５０＄　炭素１５ ０＄ｔ’ｔ５４）／液体　９５．５　８７−８２５：ｌｉ素／７５＄（ｉｔイト ／液体　９５．８　８２．９組成Ａ：等量の活性炭、ゼオライト、シリカゲル（ 乾燥）組成り：事例２で用いられた液体を含浸させたシリカゲルの第１層０等量 の活性炭とゼオライトからなり、第１の層に隣接する第２の層、２つの層の位置 関係は図３の通り。

フィルタ・エレメント　経時 ８　８０．７ 穀ガＡ 本例３で使用したフィルタ・エレメントで、アンモニアの除去率を試験した。結 果は次の通りである。

フィルタ・エレメント　経時 Ａ　９５．８ Ｂ　７８．４ このように、経時状態のフィルタｅエレメントにおいても、卓越した結果が得ら れている。これらのフィルタは、製造後すぐにろ過器に装填されて使用されると は限らず、また交換用フィルタとして出有されることも多いため、はとんどの場 合、製造から使用までの時間のずれが存在する。したがって、製造直後に使用し なくてもその除去能力が保持されることは１本発明によるこのフィルタ・エレメ ントの大きな利点であるといえよう。

ここに開示した未発明Ｉよ１周到な準備のもとに完成されたものであるが、当該 技術分野に豊富な経験を有する諸兄によって、さまざまの修正や応用がなされる ことを期待するものである。さらに１本文書に付属する請求範囲が本発明の真の 意図にのっとり、これらすべての修正や応用に対応し得ることを信じるものであ る。

ＦＩＧ、／ 補正書の写しく翻訳文）提出書（特許法第１８４条の７第１項）１、国際出願番 号　ＰＣＴ／ＵＳ　８６１００４０３ノース　フォーティフォース　ストリート 　２７０２名　称　ジェネラル　タイム　コーポレーション、゛ 国　籍　アメリカ合衆国 ４、代理人 住　所　東京都千代田区丸の内−丁目５番１号新丸ノ内ビルヂング３階４４区 請求の範囲 １．室内の空気から悪臭を除去するためのエアフィルタ拳エレメントであって、 主としてシリカゲル、活性炭およびゼオライトの乾燥混合物の単独層からなるも の。

２、請求の範囲第１項記載の室内用エアフィルタ・エレメントであって、当該混 合物の組成が、シリカゲル約１０〜８０重量パーセント、活性炭約１０〜８０重 量パーセント、ゼオライト約１０〜８０重量パーセントであるもの。

３、請求の範囲第１項記載の室内用エアフィルタ・エレメントであって、当該シ リカゲル、活性度、ゼオライトの含有量がほぼ等量であるもの。

４、請求の範囲第１項記載の室内用エアフィルタ・エレメントであって、８該混 合物が全生物の生育を抑制するための液体を含んでおり、その液体の組成が、ａ ）液体重量の約０．５〜２％の重量の殺菌防腐剤ｂ）液体重量の約８３〜９９． ５％の重量の１種類以上の多価アルコールならびに。

Ｃ）前記の多価アルコールの蒸気圧を変化させるために添加された、液体ｉｔの 約０〜１５％の重量の化合物がらなり、さらに前記の液体の重量が前記混合物と 前記液体の合計重量の５〜５０％の重量となっているもの。

５、請求の範囲第４項記載の室内用エアフィルタ嗜エレメントであって、前記の ゼオライトはゼオライ）Ｘであり、前記の多価アルコールは、プロピレングリコ ールであるもの。

６、請求の範囲第４項記載の室内用エアフィルタ番エレメントであって、当該殺 菌防腐剤がカプタン、第４アンモニウム系の化粧品用防腐剤、パラベン、ヨード フォアのいずれかであるもの。

７、請求の範囲第６項記載の室内用エフフィルタ・エレメントであって、当該殺 菌防腐剤の含有量が前記の液体の重量の約１％であるもの。

８、請求の範囲第４ＪＪ記載の室内用エアフィルタ・エレメントであって、前記 液体がさらに前記の液体の重量”の約０．１−０．２％　の量のナリンゲンと前 記の液体の重量の約０．０１−０．’ｌＯ％の量の鉄の塩を反応させて生成され たナリンゲン／鉄のキレートを含有しているもの。

９、請求の範囲第４項記載の室内用エアフィルタ・エレメントであって、昌該多 価アルコールが、プロピレングリコール、グルセリン、トリプロピレングリコー ルの混合物であり、さらに、添加化合物が水またはグリセリンであるもの。

１０、請求の範囲第１項記載の室内用エアフィルタ・エレメントであって、当該 混合物は微生物の生育を抑制するための液体を含有しており、さらにこの液体が 、グレープフルーツの果肉を毒性のない多価アルコールに接触させて反応生成物 を形成させたのち、この反応生成物を果肉の残留物から除去することによって得 られた生成物からなり、さらにこの液体の重量が前記の混合物のｍｉｉ：ｉｔの ５〜５０％であるもの。

１１、請求の範囲第１０項記載の室内用エアフィルタ・エレメントであって、該 当するゼオライトはゼオライ）Ｘであり、多価アルコールはプロピレングリコー ルであるも１２、請求の範囲第１θ項記載の室内用エアフィルタ・エレメントで あって、前記液体がさらに前記の液体の重量の約０．１〜０．２％　の量のナリ ンゲンと前記の液体の１遍の約０．０１−０．１０％の量の鉄の塩を反応させて 生成されたナリンゲン／鉄のキレートを含有しているもの。

＋３．請求の範囲第９項記載の室内用エアフィルタ・エレメントであって、当該 殺菌防腐剤の含有量が前記の液体の重量の約１％であるもの。

１４、室内の空気から悪臭を除去するためのエアフィルタ・エレメントであって 、主として、 ａ）微生物の生育を抑制するための液体によって含浸されたシリカゲルからなる 第１の層からなり、この液体の組成が、ｉ）液体重量の約０．５〜２％の殺菌防 腐剤。

１１）液体重量の約８３〜９５％の１種類以上の多価アルコールならびに１ｉｉ ）液体重量の約０〜１５％の量で、上記の多価アルコールの蒸気圧を変化させる ために添加された化合物からなっており、さらにこの液体の量が前記のシリカゲ ルとこの液体の合計の重量の約５〜５０％であり、さらに、ｂ）ゼオライト、活 性炭、シリカゲルまたはその混合物からなる乾燥した第２の層によってできてい るもの。

＋５．請求の範囲第１４項記載の室内用エアフィルタ・エレメントであって、前 記液体に含浸される前の前記第１層内のシリカゲルの重量が、第２層内のゼオラ イト、活性炭、シリカゲルまたはその混合物の重量の１７３から３倍の範囲内に あるもの。

＋ｅ−請求の範囲第１４項記載の室内用エアフィルタ・エレメントであって、前 記液体に含浸される前の前記第１層内のシリカゲルの重量が、第２層内のゼオラ イト、活性炭、シリカゲルまたはその混合物の重量に等しいもの。

１７、請求の範囲第１４項記載の室内用エアフィルタ・エレメントであって、前 記の第１層と第２層が離れて配置されているもの。

】８．請求の範囲第１４項記載の室内用エアフィルタ・エレメントであって、前 記の第１層と第２Ｍ＃が、垂直または水平方向に隣接して配置されているもの。

１９、室内の空気から悪臭を除去するためのエアフィルタ・エレメントであって 、主に、 ａ）微生物の生育を抑制するための液体に含浸されたシリカゲルの第１層で、そ の液体は、グレープフルーツの果肉を毒性のない多価アルコールに接触させて反 応生成物を形成させたのち、この反応生成物を果肉の残留物から除去するこのに よって得られる生成物からなり、さらにこの液体の重量が、前記のシリカゲルと この液体の重量の合計の約５〜５０％であるものおよび。

ｂ）ゼオライト、活性炭、シリカゲルまたはそれらの混合物からなる乾燥した第 ２層からできているもの。

２０、請求の範囲第１９項記載の室内用エアフィルタ・エレメントであって、前 記液体に含浸される前の前記第１層内のシリカゲルの重量が、第２層内のゼオラ イト、活性炭、シリカゲルまたはその混合物の重量の１７３から３倍の範囲内に あるもの。

２＋、請求の範囲第１９項記載の室内用エアフィルタ・エレメントであって、前 記液体に含浸される前の前記第１ｆｉ内のシリカゲルの重量が、第２層内のゼオ ライト、活性炭、シリカゲルまたはその混合物の重量に等しいもの。

２２、請求の範囲第１９項記載の室内用エアフィルタ・エレメントであって、前 記の第ｔｅと第２層が離れて配置されているもの。

国際調査報告 １＋＋＋ｅｎｖ＋ｍａａｌ＾ａｌｌ””””＝　Ｐｃτ／ＵＳ８６１００４０３

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．室内の空気から悪臭を除去するためのエフィルタ・エレメントであって、主 としてシリカゲル、活性炭およびゼオライトの混合物からなるもの。 ２．請求の範囲第１項記載の室内用エアフィルタ・エレメントであって、当該混 合物の組成が、シリカゲル約１０〜８０重量パーセント、活性炭約１０〜８０重 量パーセント、ゼォライト約１０〜８０重量パーセントであるもの。 ３．請求の範囲第１項記載の室内用エアフィルタ・エレメントてあって、当該シ リカゲル、活性炭、ゼオライトの含有量がほぼ等量であるもの。 ４．請求の範囲第１項記載の室内用エアフィルタ・エレメントであって、当該混 合物が微生物の生育を抑制するための液体を含んでおり、その液体の組成が、ａ ）液体重量の約０．５〜２％の重量の殺菌防腐剤ｂ）液体重量の約８３〜９９． ５％の重量の１種類以上の多価アルコールならびに、 ｃ）前記の多価アルコールの蒸気圧を変化させるために添加された、液体重量の 約０〜１５％の重量の化合物からなり、さらに前記の液体の重量が前記混合物と 前記液体の合計重量の５〜５０％の重量となっているもの。 ５．請求の範囲第４項記載の室内用エアフィルタ・エレメントであって、前記の ゼオライトほゼオライトＸであり、前記の多価アルコールは、プロピレングリコ ールであるもの。 ６．請求の範囲第４項記載の室内用エアフィルタ・エレメントであって、当該殺 菌防腐剤がカプタン、第４アンモこウム系の化粧品用防腐剤、パラペン、ヨード フォアのいずれかであるもの。 ７．請求の範囲第６項記載の室内用エアフィルタ・エレメントであって、当該殺 菌防腐剤の含有量が前記の液体の重量の約１％であるもの。 ８．請求の範囲第４項記載の室内用エアフィルタ・エレメントであって、前記液 体がさらに前記の液体の重量の約０．１〜０．２％の量のナりンゲンと前記の液 体の重量の約０．０１〜０．１０％の量の鉄の塩を反応させて生成されたナリソ ゲン／鉄のキレートを含有しているもの。 ９．請求の範囲第４項記載の室内用エアフィルタ・エレメントであって、当該多 価アルコールが、プロピレングリコール、グルセリン、トリプロピレングリコー ルの混合物であり・さらに、添加化合物が水またはグリセリンであるもの。 １０．請求の範囲第１項記載の室内用エアフィルタ・エレメントでめって、当該 混合物ほ微生物の生育を抑制するための液体を含有しており、さらにこの液体が 、グレープフルーツの果肉を毒性のない多価アルコールに接触させて反応生成物 を形成させたのち、この反応生成物を果肉の残留物から除去することによって得 られた生成物からなり、さらにこの液体の重量が前記の混合物の総重量の５〜５ ０％であるもの。 １１．請求の範囲第１０項記載の室内用エアフィルタ・エレメントであって、該 当するゼォライトはゼォライトＸであり、多価アルコールはプロピレングリコー ルであるもの。 １２．請求の範囲第１０項記載の室内用エアフィルタ・エレメントでめって、前 記液体がさらに前記の液体の重量の約０．１〜０．２％の量のナリンゲンと前記 の液体の重量の約０．０１〜０．１０％の量の鉄の塩を反応させて生成されたナ リンゲン／鉄のキレートを含有しているもの。 １３．請求の範囲第９項記載の室内用エアフィルタ・エレメントであって、当該 殺菌防腐剤の含有量が前記の液体の重量の約１％でちるもの。 １４．室内の空気から悪臭を除去するためのエアフィルタ・エレメントであって 、主として、ａ）微生物の生育を抑制するための液体によって含浸されたシりカ ゲルからなる第１の層からなり、この液体の組成が、ｉ）液体重量の約０．５〜 ２％の殺菌防腐剤、ｉｉ）液体重量の約８３〜９５％の１種類以上の多価アルコ ールならびにｉｉｉ）液体重量の約０〜１５％の量で、上記の多価アルコールの 蒸気圧を変化させるために添加された化合物からなっており、さらにこの液体の 最が前記の混合物とこの液体の合計の重量の約５〜５０％であり、さらに、ｂ） ゼオライト、活性炭、シリカゲルまたはその混合物からなる第２の層によってで きているもの。 １５．請求の範囲第１４項記載の室内用エアフィルタ・エレメントであって、前 記液体に含浸される前の前記第１層内のシリカゲルの重量が、第２層内のゼオラ イト、活性炭、シリカゲルまたほその混合物の重量の１／３から３倍の範囲内に あるもの。 １６．請求の範囲第１４項記載の室内用エアフィルタ・エレメントであって、前 記液体に含浸される前の前記第１層内のシりカゲルの重量が、第２層内のゼオラ イト、活性炭、シりカゲルまたはその混合物の重量に等しいもの。 １７．請求の範囲第１４項記載の室内用エフィルタ・エレメントであって、前記 の第１層と第２層が離れて配置されているもの。 １８．請求の範囲第１４項記載の室内用エフィルタ・エレメントであって、前記 の第１層と第２層が、垂直または水平方向に隣接して配置されているもの。 １９．室内の空気から悪臭を除去するためのエフィルタ・エレメントであって、 主な材料が微生物の生育を抑制するための液体に含浸されたシリカゲルの第１層 で、その液体は、グレープフルーツの果肉を毒性のない多価アルコールに接触さ せて反応生成物を形成させたのち、この反応生成物を果肉の残留物から除去する このによって得られる生成物からなり、さらにこの液体の重量が、前記の混合物 の総重量の約５〜５０％であるもの ２０．請求の範囲第１９項記載の室内用エアフィルタ・エレメントであって、前 記液体に含浸される前の前記第１層内のシリカゲルの重量が、第２層内のゼオラ イト、活性炭、シリカゲルまたほその混合物の重量の１／３から３倍の範囲内に あるもの。 ２１．請求の範囲第１９項記載の室内用エフィルタ・エレメントであって、前記 液体に含浸される前の前記第１層内のシリカゲルの重量が、第２層内のゼオライ ト、活性炭、シリカゲルまたほその混合物の重量に等しいもの。 ２２．請求の範囲第１９項記載の室内用エアフィルタ・エレメントであって、前 記の第１層と第２層が離れて配置されているもの。 ２３．請求の範囲第１９項記載の室内用エフィルタ・エレメントであって、前記 の第１層と第２層が、垂直または水平方向に隣接して配置されているもの。 ２４．室内の空気から悪臭ならびに粒状物質を除去するためのエアフィルタ、エ レメントであって。 ａ）請求の範囲第１項記載の室内用エアフィルタ、エレメントの第１層およびｂ ）前記第１層に隣接して配置された粒子を除去するための１つ以上の層からでさ ているもの。 ２５．請求の範囲第２４項記載の室内用エフィルタ・エレメントてあって，粒子 を除去するための層が、紙、フェルト、繊維、ファイバーグラスまたはプラスチ ックフォームでできているもの。 ２６．請求の範囲第２５項記載の室内用エアフィルタであって、１インチあたり ２０の細孔を有するポリウレタンがプラスチックフォームとして使われているも の。 ２７．請求の範囲第２５項記載の室内用エアフィルタであって、前記の紙として 、高性能のエアフィルタ・ペーパーが使われているもの，２８．請求の範囲第２ ４項記載の室内用エフィルタ・エレメントであって、粒子を除去するための層が ２つ設けられてむり、前記の第１層の両側面にこの２つの層が隣接して配置され ているもの。 ２９．室内の空気から悪臭ならびに粒状物質を除去するためのエアフィルタ・エ レメントであって，ａ）請求の範囲第４項記載の室内用エフィルタ・エレメント の第１層およびｂ）前記第１層に隣接して配置された粒子を除去するための１つ 以上の層からできているもの， ３０．室内の空気から悪臭ならびに粒状物質を除去するためのエアフィルタ・エ レメントであって、ａ）請求の範囲第１０項記載の室内用エアフィルタ・エレメ ｙトの第１層およびｂ）前記第１層に隣接して配置された粒子を除去するための １つ以上の層からでさているもの。 ３１．室内の空気から悪臭ならびに粒状物質を除去するためのエアフィルタ・エ レメントであって、ａ）請求の範囲第１４項記載の室内用エフィルタ・エレメン トの第１層およびｂ）前記第１層に隣接して配置された粒子を除去するための１ つ以上の層からできているもの。 ３２．室内の空気から悪臭ならびに粒状物質を除去するためのエアフィルタ・エ レメントであって、ａ）請求の範囲第１９項記載の室内用エフィルタ・エレメン トの第１層およびｂ）前記第１層に隣接して配置された粒子を除去するための１ つ以上の層からできているもの。 ３３．室内の空気から悪臭ならびに粒状物質を除去するための空気ろ過器であっ て，ａ）ハウジング ｂ）請求の範囲第２４項記載のフィルタ・エレメントを１つまたほそれ以上ｃ） ハウジング内部に少なくとも１つのフィルタ・エレメントを保持するためのサポ ート、ならびに ｄ）室内の空気を上記のハウジング内に取り込み、上記のフィルタ・エレメント を通過させるためのファンからできているもの。 ３４．室内の空気から悪臭ならびに粒状物質を除去するための空気ろ過器であっ て、ａ）ハウジング ｂ）請求の範囲第２９項記載のフィルタ・エレメントを１つまたほそれ以上ｃ） ハウジング内部に少なくとも１つのフィルタ・エレメントを保持するためのサポ ート、ならびに ｄ）室内の空気を上記のハウジング内に取り込み、上記のフィルタ・エレメント を通過させるためのファンからでさているもの，３５．室内の空気から悪臭なら びに粒状物質を除去するための空気ろ通器であって，ａ）ハウジング ｂ）請求の範囲第３０項記載のフィルタ・エレメントを１つまたほそれ以上ｃ） ハウジング内部に少なくとも１つのフィルタ・エレメントを保持するためのサポ ート，ならびに ｄ）室内の空気を上記のハウジング内に取り込み、上記のフィルタ・エレメント を通過させるためのファンからできているもの，３６．室内の空気から悪臭なら びに粒状物質を除去するための空気ろ過器であって、ａ）ハウジング ｂ）請求の範囲第３項記載のフィルタ・エレメントを１つまた仕それ以上ｃ）ハ ウジング内部に少なくとも１つのフィルタ・エレメントを保持するためのサポー ト，ならびに ｄ）室内の空気を上記のハウジング内に取り込み、上記のフィルタ・エレメント を通過させるためのファンからでさているもの，３７．室内の空気から悪臭なら びに粒状物質を除去するための空気ろ過器であって、ａ）ハウジング ｂ）請求の範囲第３２項記載のフィルタ・エレメントを１つまたはそれ以上ｃ） ハウジング内部に少なくとも１つのフィルタ・エレメントを保持するためのサポ ート、ならびに ｄ）室内の空気を上記のハウジング内に取り込み、上記のフィルタ・エレメント を通過させるためのファンからできているもの。 ３８．室内の空気から悪臭ならびに粒状物質を除去する方法であって、請求の範 囲第３３項記載の室内用空気ろ過器の内部にこの室内の空気を通過させて行うも の。 ３９．室内の空気から悪臭ならびに粒状物質を除去する方法であって、請求の範 囲第３４項記載の室内用空気ろ過器の内部にこの室内の空気を通過させて行うも の。 ４０．室内の空気から悪臭ならびに粒状物質を除去する方法であって、請求の範 囲第３５項記載の室内用空気ろ過器の内部にこの室内の空気を通過させて行うも の。 ４１．室内の空気から悪臭ならびに粒状物質を除去する方法であって、請求の範 囲第３６項記載の室内用空気ろ過器の内部にこの室内の空気を通過させて行うも の。 ４２．室内の空気から悪臭ならびに粒状物質を除去する方法であって、請求の範 囲第３７項記載の室内用空気ろ過器の内部にこの室内の空気を通過させて行うも の。