JPS6250241A - 自動変速機のクリ−プ防止装置 - Google Patents

自動変速機のクリ−プ防止装置

Info

Publication number
JPS6250241A
JPS6250241A JP18929985A JP18929985A JPS6250241A JP S6250241 A JPS6250241 A JP S6250241A JP 18929985 A JP18929985 A JP 18929985A JP 18929985 A JP18929985 A JP 18929985A JP S6250241 A JPS6250241 A JP S6250241A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
control
creep
starting clutch
sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP18929985A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Niikura
新倉 靖博
Hiroshi Yamaguchi
博司 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP18929985A priority Critical patent/JPS6250241A/ja
Publication of JPS6250241A publication Critical patent/JPS6250241A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、走行位置に切り換えたまま停車する時等に生
じるクリープ現象を防止する自動変速機のクリープ防止
装置に関する。
(従来の技術) 従来の自動変速機のクリープ防止装置としては、例えば
、特開昭58−128552号公報に記載されているよ
うなものが知られている。
この従来装置は、選速弁を中立位置から走行位置に切り
換えた時、当初はライン圧をそのまま発進クラッチに供
給し、その後、エンジン無負荷状1出で、かつ、停車中
であれば、該発進クラッチに供給するライン圧をこれが
締結直前の状態に保たれるべく減圧するよう構成され、
発進クラッチのすべりによりクリープを防11二させ、
しかも、発進体制を整えておこうとするものであった。
尚、ライン圧をそのまま発進クラッチに供給するのは、
圧力伝達遅れを利用し、クラッチ半締結に至るまでの時
間を短かくするためで、ライン圧供給時間は、タイマに
よるセット時間で設定されていた。
尚、クリープ現象とは、自動変速機を備えた車両におい
て、停車中に走行位置(特にギヤ比の大きな位置)にセ
レクト操作したままにしておくと、トルクコンバータの
引摺りトルクによって、運転者の意志に反して車が前方
や後方に移動しようとする現象をいい、クリープ防11
二装置とは、クリープ現象が起こる条件下で、自動変速
機をニュートラル状態や低ギヤ比状f島や発進クラッチ
半締結状fEにして、伝達トルクの遮断や低減を図り、
クリープ現象を防11−する装置をいう。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、このような従来装置にあっては、ライン
圧をそのまま発進クラッチに供給する時間が、タイマコ
ントロールで一義的に定まった時間となっていたため、
発進クラッチの締結作動に影響を及ぼす発進クラッチの
部品や組付はバラツキ等への対応性がなく、例えば、締
結圧過大条件が整っている場合(高油圧、締結ストロー
ク小)においては、締結ショックが発生しやすいと共に
、すべりを許さない完全締結状態や完全締結に近い状態
になってしまい、クリープ防1hができなくなることが
あったし、また、逆に締結圧不足条件が整っている場合
(低油圧、締結ストローク大)においては、設定時間内
のライン圧供給では半締結状態にまで至らず、アクセル
踏み込み操作が行なわれた場合はエンジン空炊けを生じ
たり、その後の発進時に締結ショックを生じてしまうこ
とがあった。
具体例として、第6図に示す高油温高油圧時のタイムチ
ャート図により説明する。
尚、圧力調整手段としてON・OFF電磁弁を用い、減
圧手段としてオリフィスを用いた例で、セレクト位置が
ニュートラル位置(N位置)からドライブ位置(D位置
)に切り換わった時点からのタイマ設定時間Tsだけ発
進クラッチにライン圧が供給される。
このタイムチャート図の制御油圧特性図をみると、圧力
伝達の応答性がよいためクラッチ油圧の上1が大きく、
発進クラッチが完全締結に近い状態までなっていること
が示され、出力軸トルク特性図をみると、トルク変動が
大きく締結ショックが発生していることが示され、しか
も、トルクピーク値が高くあられれ、クリープが発生し
ていることが示されている。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、に述のような問題点を解決することを目的と
してなされたもので、この目的達成のために本発明では
、以下に述べるような手段とした。
本発明の解決手段を、第1図に示すクレーム概念図によ
り述べると、流体継手1を介してのエンジン駆動力入力
系に設けられ、走行位置でライン圧の供給により締結さ
れる発進クラッチ2と、該発進クラッチ2への油圧供給
路3に設けられた締結圧コントロール手段4と、該締結
圧コントロール手段4の作動制御を行なうアクチュエー
タ5と、入力センサ6から停車時であって中立位置から
走行位置への切り換えを示す信号が入力されたら前記発
進クラッチをすべらせるのに必要なクリープ防止制御油
圧が得られる制御信号をアクチュエータ5に対して出力
する制御手段7と、を備えた自動変速機のクリープ防止
装置において、前記入力センサ6として、走行位置を検
出するセレクト位置センサ601と、エンジン回転数を
検出するエンジン回転数センサ602と、波体継手のタ
ービンランナ回転数を検出するタービン回転数センサ6
03とを含み、走行位置への切り換え時から所定時間ま
では、前記発進クラッチ2にライン圧を供給し、その後
エンジン回転数とタービン回転数の回転数差が所定値に
達するまでは、うイン圧より低くかつ前記クリープ防1
1二制御油圧よりも高い制御油圧を前記発進クラッチ2
に供給するクラッチ締結圧制御を行なう制御手段7とし
た。
(作 用) 従って、本発明のクリープ防止装置では、」二連のよう
に、走行位置への切り換え詩から所定時間までは、発進
クラッチにライン圧を供給し、その後エンジン回転数と
タービン回転数の回転数差が所定値に達するまでは、ラ
イン圧より低くかつクリープ防11−制御油圧よりも高
い制御油圧を発進クラッチに供給するようにしたので、
締結圧制御初期に短時間のライン圧供給が行なわれるこ
とで油圧の立上がり応答性が高められ、その後、ライン
圧より低くかつクリープ防止制御油圧より高い制御油圧
の供給により、早期にクリープ防1に制御油圧が得られ
、クリープ現象を防11=、する所定の半締結状1ルを
短時間にてfl)ることかできる。
また、制御油圧の供給11′?間を、エンジン回転数と
タービン回転数との差により、クラッチスリップ状態を
みながら制御しているので、発進クラッチの組付はバラ
ツキ等に関係なく、締結ショックやエンジン空炊けを防
止できる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面により詳述する。
尚、この実施例を述べるにあたって、発進クラッチを半
締結状態にし、トルク伝達をすべりにより吸収してクリ
ープ防1Fを行なう自動変速機のクリープ防止装置を例
にとる。
まず、第2図により実施例の構成を説明する。
10は実施例のクリープ防止装置であって、トルクコン
バータ(流体継手)11、発進クラッチ12、オイルプ
レッシャモジュレータ(締結圧コントロール手段)13
、ソレノイド(アクチュエータ)14、コントロールユ
ニット(制m 手段)15、入力センサ16を備えてい
るもので、以下、各構成について述べる。
トルクコンバータ11は、エンジンからの回転駆動力を
所定の回転状態まではトルク増大作用により伝達させる
流体継手の一種で、エンジンからの回転駆動力が入力さ
れる駆動入力軸17に連結されたポンプインペラ18と
、該ポンプインペラ18からの駆動力が流体を介して伝
達されるタービンランナー9と、トランスミッションケ
ース20にワンウェイクラッチを介して固定されたステ
ータ21と、によって構成され、前記タービンランナー
9は、駆動出力軸22に連結されている。
発進クラッチ12は、自動変速機の遊星歯車等によるギ
ヤトレーンの締結要素の一つで、走行位置において常に
締結される湿式多板クラッチ構造のクラッチであって、
駆動出力軸22に連結されるクラッチドラム24と、該
クラッチドラム24に設けられたクラッチプレート25
と、該クラッチプレート25とは交互位置に配置される
クラッチプレート26を設けたクラッチハブ27と、該
クラッチハブ27側に設けられたクラッチピストン28
と、該クラッチピストン28を作動させる制御油圧Pc
が供給されるピストン室29と、を備えている。
尚、前記クラッチハブ27には、ギヤトレーン(図示せ
ず)を介してミッション出力軸23が連結されている。
オイルプレッシャモジュレータ(以後、OPMと略称す
る)13は、オイルポンプからの吐出圧力をプレッシャ
レギュレータバルブにより調圧させたライン圧Pt、が
供給されるライン圧油路30の途中に設けられたもので
(自動変速機のコントロールバルブユニット内)、この
締結圧コントロールバルブ13と前記発進クラッチ12
のピストン室29とは制御圧油路31により連結されて
いる。
尚、このOPM13は、減圧弁のスプリング力をソレノ
イド14の電磁力に置き換え、ソレノイド14への電流
値に応じて出力ボート圧が上昇する(第3図参照)比例
電磁弁タイプのもので、バルブボディ32には、スプー
ル33.制御圧入力ボート34.制御圧出力ボート35
.ドレーンポート36.タイヤフラム37.スプール作
動用ピストン38.空気室39.連通路40.圧油室4
1、ソレノイド14が設けられ、ソレノイド14による
電磁力(スプール33を図面左方に押す力)と圧油室4
1による油圧力(スプール33を図面右方に押す力)と
の力のバランスによりスプール33が作動し、ドレーン
ボー1・36の開閉度合によって出力ポート35からの
制御圧が定まる。
に記コントロールユニッl−15ハ、車載のマイクロコ
ンピュータを用いたもので、入力回路151、RAM(
ランダム、アクセス、メモリ)152、ROM(リード
、オンリー、メモリ)153、CPU (セントラル、
プロセシング、ユニッ1−)154、クロック回路15
5、出力回路156を備えている。
入力センサ16としては、セレクト位置スイッチ161
、アイドルスイッチ162.出力軸回転数センサ163
、エンジン回転数センサ164、タービン回転数センサ
165が設けられている。
前記入力回路151は、前記入力センサ16からの信号
(p)、(i)、(no)、(ne)。
(nt)をCPU154にて演算処理できるデジタル信
号に変換する回路である。
前記RAM 152は、書き込み読み出しのできるメモ
リで、各センサ161,162,163゜164.16
5からの入力信号書き込みや、CPU154での演算途
中における情報の書き込みが行なわれる。
前記ROM153は、読み出し専用のメモリであって、
CPU154での演算処理に必要な情報が予め記憶され
ていて、必要に応じてCPU 154から読み出される
前記CPU154は、入力された各種の情報を定められ
た処理条件に従って演算処理を行なう装置であり、クリ
ープ制御や発進クラッチ制御等における入力情報の処理
が行なわれる。
前記クロック回路155は、CPU154での演算処理
時間を設定する回路である。
前記出力回路156は、CPU154からの演算結果信
号に基づいて、アクチュエータであるソレノイド14に
対してOPM電流値信号(c)を出力する回路である。
前記セレクト位盾スイッチ161は、自動変速機のセレ
クト位置がニュートラル位置(N位置)かドライブ位置
(D位置)かどうかを検出するスイッチで、ニュートラ
ル位置であればON信号、走行レンジ状態、つまりドラ
イブ位置であればOFF信号によるスイッチ信号(p)
が出力される。
前記アイドルスイッチ162は、エンジンのスロットル
が全閉状態(アイドル状態)であるかどうかを検出する
スイッチで、全閉状態であればON信号によるスイッチ
信号(i)が出力され、スロットルが開いている時には
OFF信号が出力される。
前記出力軸回転数センサ163は、ミッション出力軸2
3の回転数NOを検出するセンサで回転数信号(n o
)が出力され、この信号(no)は車速をあられす信号
として用いられる。
前記エンジン回転数センサ164は、駆動入力軸17の
回転数Neを検出するセンサで、回転数信号(n e)
が出力される。
前記タービン回転数センサ165は、駆動出力軸22の
回転数Ntを検出するセンサで、回転数信号(nt)が
出力される。
前記セレクト位置スイッチ161のスイッチ信号(p)
は、ニュートラル位置からドライブ位置に切り換わった
ことを示すスイッチ信号(p)により、ライン圧供給開
始時を求める信号として用いられる。
前記エンジン回転数センサ165からの回転数信号(n
 e)とタービン回転数センサ166からの回転数信号
(n t)は、エンジン回転数NEとタービン回転数N
Tとの回転数差を演算する信号として用いられる。
次に、実施例の作用を説明する。
まず、実施例におけるクリープ制御作動を、第4図に示
すフローチャート図により説明する。
クリープ制御開始時は、ステップ100→ステップ10
1→ステップ102→ステップ103→ステップ104
→ステップ105→ステップ106→ステツプ107→
ステ・ン7’108へとステップが進むことにより行な
われる。
まず、ステップlOOでは、クリープ制御開始かクリー
プ制御中かの判断が行なわれ、クリープ制御中であれば
ステップ102に進む。
ステップ101では、各種データ、例えば制御初期にO
PM電流をフルにする時間であるタイマ1のセット等が
イニシャライズされる。
ステップ102ではセレクト位置スイッチ161、アイ
ドルスイッチ162.出力軸回転数センサ163.エン
ジン回転数センサ164及びタービン回転数センサ16
5から、スイッチ信号(i)、(p)及び回転数信号(
no)、(ne)、(nt)とが読み込まれる。
ステップ103.ステップ104.ステップ105では
、前記ステップ102で読み込まれた入力信号に基づい
て、車速vOがゼロか(つまり、停車時か)、アイドル
スイッチ162がONか(つまり、アクセルペダル解放
状態か)、走行レンジか、の判断がなされ、車速VOが
ゼロで、アイドルスイッチ162がONで、走行レンジ
であるというクリープ防止のための制御開始条件を満足
していたらステップ106に進む。
ステップ106では、タイマ1がOがどうかの判断がな
される。
ステップ107では、OPM電流の最大値をコントロー
ルユニット15からソレノイド14に対して出力する。
このOPM電流の最大値をソレノイド14に対して出力
することで、スプール33が第2図左方に移動し、制御
圧入力ボート34と制御圧出力ボート35とは連通し、
ライン圧Pcが制御圧油路31に供給される。
尚、発進クラッチ12のピストン室29の油圧(クラッ
チ油圧)は、圧力伝達にタイムラグがあることで、少し
時間的に遅れて上昇し始める。
ステップ108では、タイマlをディクリメントし1回
の処理を終了する。
尚、このルーチンの実行時間が、例えば10m5ecに
設定されているのであれば、ステップ108では、ルー
チン実行毎にタイマ1のディクリメントがなされる。
そして、ステップ100及びステップ102〜ステツプ
108までの作動が繰り返しなされ、ステップ106に
おいてタイマ1=0になったら、ステップ106からス
テップ109→ステツプ110→ステツプ111へとス
テップ進行をする。
ステップ109では、前記ステップ102で読み込まれ
た回転数信号(ne)、(nt)から得られるエンジン
回転数NEとタービン回転数NTとの回転数差(NE−
NT)と、前記ステップ101のイニシャライズで得ら
れた回転数差所定値N1とが比較され、NE−NT<N
1.つまり回転数差N1の所定値に達していない時は次
のステップitoに進む。
ステップ110では、ライン圧PLよりも低くかつクリ
ープ防1に制御油圧Pdより高い制御油圧Peが得られ
るOPM電流値をコントロールユニット15からソレノ
イド14に対して出力するもので、この時のOPM電流
値は、クリープ防止制御油圧Pdが得られるクリープ制
御値より大きな値、つまりクリープ制御値+αとなる。
ステップ111では、フラグ1をフラグ1=1にセット
する。
そして、ステップ100.ステップ102〜ステツプ1
06及びステップ109〜ステツプ111の作動が繰り
返しなされ、ステップ109においてNE−NT>Nl
になったら、ステップ109からステップ112→ステ
ツプ113→ステツプ114へと進む。
ステップ112では、イニシャライズで与えられたOP
M電流値をゼロにする設定時間であるタイマ2がタイマ
2=0かどうかの判断がなされる。
ステップ113では、OPM電流値の最小値である電流
値ゼロをコントロールユニット15からソレノイド14
に対して出力する。
ステップ114では、タイマ2のディクリメントが行な
われる。
そして、ステップ100.ステップ102〜ステップ1
06.ステップ109.ステップ112〜ステツプ11
4の作動が繰り返しなされ、ステップ112においてタ
イマ2=Oになったら、ステップ112からステップ1
15→ステツプ116→ステツプ117へと進み、さら
にステップ117でフラグlがクリアされることで、次
の作動流れではステップ115からステップ118に進
み、クリープ防Iにの制御がなされる。
前記ステップ116では、OPM電流値がクリープ防止
制御圧Pdが得られるクリープ制御値にセットされ、発
進クラッチにはクリープ防止を行なう半締結状態となる
尚、ステップ104でアイドルスイッチ162がOFF
であれば、ステップ119で発進制御が行なわれ、ステ
ップ103で、車速vOが出ていれば、ステップ120
で走行制御が行なわれる。
以」−説明してきたクリープ制御を、タイムチャート図
にすると、第5図に示すようになり、制御油圧特性をみ
ると、短時間で半締結域までの油圧立上がり、その後、
直ちに半締結状態を維持する制御圧力Pdレベルへ収束
していることが示され、また、エンジン回転特性図NE
とタービン回転特性図NTから、エンジン空炊けもない
ことが示され、さらに、出力軸トルク特性からトルク変
動が小さく、締結ショックがなく、しかもクリープ防止
を達成していることが示されている。
このように、実施例では、ドライブ位置への切り換え時
からタイマlによる所定時間までは、発進クラッチ12
にライン圧Pt、を供給し、その後エンジン回転数NE
とタービン回転数NTの回転数差が所定値N1に達する
までは、ライン圧Pt。
より低くかつクリープ防止制御油圧Pdよりも高い制御
油圧reを発進クラッチ12に供給するようにしたので
、短時間のライン圧Pt供給により油圧の立上がり応答
性が高められ、その後、制御油圧Peの供給により早期
にクリープ防11二制御油圧Pdが得られ、クリープ現
象を防Iにする所定の半締結状態を短時間にて得ること
ができるし、また、制御油圧Peの供給時間をエンジン
回転数NEとタービン回転数NTとの差により、クラッ
チスリップ状態をみながら制御しているので、組付けの
バラツキ等に関係なく、締結ショックやエンジン空炊け
を防■にできる。
また、実施例では、制御油圧Peを供給した後、タイマ
2による所定時間だけ制御油圧Peの出力を停止してい
ることで、ピストン室29のクラッチ締結圧が高まり過
ぎることを防止している。
尚、タイマlの設定値は、単に油圧の立上がり応答性を
向−ヒさせる為のものであるから、短かい時間でよく、
この短時間ライン圧供給ではクラッチ締結ショックが発
生するまでには至らない。
また、OPM電流値を「クリープ制御値+α」としたの
は、クリープ防止制御圧として好ましい圧力は、クリー
プ防止という点に着目すれば零または低圧がよい。これ
に対し、発進クラッチ12へのライン圧供給時間は締結
ショックを防止する為に、上述した通り短時間だけ行な
われ、その後の発進クラッチ12への供給圧がクリープ
防止制御圧レベルの低圧としたのでは、油圧応答性に遅
れがあることで発進クラッチ12が所定の半締結状態に
達するのに時間を要する。従って、なるべく早期に所定
の半締結状態を得る為にライン圧供給後のOPM電流値
を「クリープ制御値+α」とした。
以上、本発明の実施例を図面により詳述してきたが、具
体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発
明の要旨を逸脱しない範囲における設計変更等があって
も本発明に含まれる。
例えば、実施例では、制御油圧の供給後、一時的に油圧
零にし、油圧が高まり過ぎるのを防止する例を示したが
、制御油圧供給の際のOPM電流値「クリープ制御値+
α」の値は、クリープ制御値及びαの値が小さければラ
イン圧よりかなり小さい圧力となり、油圧の高まり過ぎ
も発生しない、従って、クリープ制御値及びαの値を比
較的小さな値とした時は、タイマ2による油圧零の制御
は不用である。
また、実施例に、入力センサとして油温センサを加え、
油温に応じて、タイマl及びタイマ2の管理を行なうよ
うにしてもよい。
実施例では、クラッチの締結圧コントロール手段として
、アナログ電流値の大小により減圧をするバルブを示し
たが、所定のデユーティ比による制御信号により開閉を
繰り返して減圧を行なう手段を用いてもよい。
(発明の効果) 以−L説明してきたように、本発明のクリープ防+1=
装置にあっては、走行位置への切り換え時から所定時間
までは、発進クラッチにライン圧を供給し、その後エン
ジン回転数とタービン回転数の回転数差が所定値に達す
るまでは、ライン圧をより低くかつクリープ防II制御
油圧よりも高いfli制御油圧を発進クラッチに供給す
るようにしたため、締結圧制御初期に短時間のラインン
圧供給が行なわれることで油圧の立−1−かり応答性が
高められ、その後、ライン圧より低くかつクリープ防■
ヒ制御油圧より高い制御油圧の供給により、早期にクリ
ープ防止制御油圧が得られ、クリープ現象を防止する所
定の半締結状態を短時間にて得ることができる。
また、制御油圧の供給時間を、エンジン回転数とタービ
ン回転数との差により、クラッチスリップ状態をみなが
ら制御しているため、発進クラッチの組付はバラツキ等
に関係なく、締結ショックやエンジン空炊けを防止でき
るという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の自動変速機のクリープ防Iに装置を示
すクレーム概念図、第2図は実施例のクリープ防止装置
を示す全体図、第3図は実施例装置のオイルプレッシャ
モジュレータの特性図、第4図は実施例装置におけるコ
ントロールユニットでの動作の流れを示すフローチャー
ト図、第5図は実施例装置におけるクリープ防止制御の
タイムチャート図、第6図は従来装置におけるクリープ
防止制御のタイムチャート図である。 ■・・・流体継手 2・・・発進クラッチ 3・・・油圧供給路 4・・・締結圧コントロール手段 5・・・アクチュエータ 6・・・入力センサ 601・・・セレノ1iefitセンサ602・・・エ
ンジン回転数センサ 603・・・タービン回転数センサ 7・・・制御手段

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)流体継手を介してのエンジン駆動力入力系に設けら
    れ、走行位置でライン圧の供給により締結される発進ク
    ラッチと、該発進クラッチへの油圧供給路に設けられた
    締結圧コントロール手段と、該締結圧コントロール手段
    の作動制御を行なうアクチュエータと、入力センサから
    停車時であって中立位置から走行位置への切り換えを示
    す信号が入力されたら前記発進クラッチをすべらせるの
    に必要なクリープ防止制御油圧が得られる制御信号をア
    クチュエータに対して出力する制御手段と、を備えた自
    動変速機のクリープ防止装置において、 前記入力センサとして、走行位置を検出するセレクト位
    置センサと、エンジン回転数を検出するエンジン回転数
    センサと、流体継手のタービンランナ回転数を検出する
    タービン回転数センサとを含み、走行位置への切り換え
    時から所定時間までは、前記発進クラッチにライン圧を
    供給し、その後エンジン回転数とタービン回転数の回転
    数差が所定値に達するまでは、ライン圧より低くかつ前
    記クリープ防止制御油圧よりも高い制御油圧を前記発進
    クラッチに供給するクラッチ締結圧制御を行なう制御手
    段としたことを特徴とする自動変速機のクリープ防止装
    置。
JP18929985A 1985-08-28 1985-08-28 自動変速機のクリ−プ防止装置 Pending JPS6250241A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18929985A JPS6250241A (ja) 1985-08-28 1985-08-28 自動変速機のクリ−プ防止装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18929985A JPS6250241A (ja) 1985-08-28 1985-08-28 自動変速機のクリ−プ防止装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS6250241A true JPS6250241A (ja) 1987-03-04

Family

ID=16239006

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18929985A Pending JPS6250241A (ja) 1985-08-28 1985-08-28 自動変速機のクリ−プ防止装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6250241A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04210155A (ja) * 1990-01-11 1992-07-31 General Motors Corp <Gm> 乗物の自動変速機におけるチェンジを制御する方法
DE102007015433A1 (de) * 2007-03-30 2008-10-02 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Verfahren zur Steuerung eines automatischen Getriebes in einem Kraftfahrzeug mit einem Antriebsmotor und mit einem Drehmomentwandler

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04210155A (ja) * 1990-01-11 1992-07-31 General Motors Corp <Gm> 乗物の自動変速機におけるチェンジを制御する方法
DE102007015433A1 (de) * 2007-03-30 2008-10-02 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Verfahren zur Steuerung eines automatischen Getriebes in einem Kraftfahrzeug mit einem Antriebsmotor und mit einem Drehmomentwandler
DE102007015433B4 (de) 2007-03-30 2022-08-25 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Verfahren zur Steuerung eines automatischen Getriebes in einem Kraftfahrzeug mit einem Antriebsmotor und mit einem Drehmomentwandler

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2843609B2 (ja) ロックアップクラッチの作動制御装置
US8392079B2 (en) Vehicle, control method and control apparatus for vehicle
US4732245A (en) Control apparatus for clutch torque in hydrodynamic power transmitting device
JPH06265006A (ja) 無段変速機の制御装置
JPH08109962A (ja) 車両用制御装置
JPS60136644A (ja) 車両用自動変速システムのノンクリ−プ制御装置
JPH0828687A (ja) 車両用ロックアップクラッチのスリップ制御装置
US10107391B2 (en) Transmission with lockup clutch
JPH0139503B2 (ja)
JP2564508B2 (ja) 自動変速機の発進クラツチ制御装置
JPS6250241A (ja) 自動変速機のクリ−プ防止装置
CN109070894B (zh) 用于运行机动车动力传动系的方法和这种机动车的动力传动系模块
JP2505420B2 (ja) 無段変速機の変速制御装置
JPH0581453B2 (ja)
JP3500022B2 (ja) 車両用ロックアップクラッチの制御装置
JPS6199747A (ja) 自動変速機のクリ−プトルク制御装置
JPS62181926A (ja) 自動変速機の発進クラツチ制御装置
JP4696398B2 (ja) 自動変速機の直結クラッチ制御装置
JPS628841A (ja) 自動変速機のクリ−プ防止装置
JPH075033B2 (ja) 車両の伝達トルク制御装置
JPH01120479A (ja) トルクコンバータのスリップ制御装置
JP2699592B2 (ja) 自動変速機のライン圧制御装置
JP2859922B2 (ja) パワートレインの制御装置
JPH0531319Y2 (ja)
JPH03186649A (ja) 自動変速機のライン圧制御装置