JPS62502245A - コンタクトレンズのための消毒組成物および消毒方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 コンタクトレンズの洗浄および／または消毒本発明コンタクトレンズの洗浄およ び／または消毒に関し、そして特に、しかしそれに限られる訳ではないが、日常 および特別に長く装用される親水性ソフトコンタクトレンズの洗浄および消毒に 応用される。本発明により提供される方法および組成物はなおノ）−ドコンタク トレンズにも応用されうる。それは典型的には洗浄作用をも有する消毒組成物お よびコンタクトレンズの消毒法を提供する。

コンタクトレンズは視力障碍を矯正するため眼の表面に直接載置される薄い凸面 状のレンズである。コンタクトレンズには二つの一般的なカテゴリー、すなわち ハードレンズとソフトレンズがある。ノ＼−ドレンズはガラスまたは、より普通 には硬質プラスチック、特に架橋ポリメチルメタアクリレートで造られる。ソフ リシロキカンで造ることもできるが、通常親水性プラスチック、特にヒドロキシ エチルジメタクリレートで架橋したポリヒドロキシエチルメタアクリレートで造 られる。

化学剤を用いる親水性ソフトレンズの消毒はレンズを浸した消毒溶液からレンズ が化学剤を吸収できる点で特別の問題を提出する。

ソフトコンタクトレンズ用に最もよく用いられる消？８ｉＨＲ６２−５０２２４ ５（２） 毒溶液はクロロヘキシジン（またはその塩）を含有する水溶液でありそしてレン ズ装用者の眼の刺激および、時には、損傷を起すに充分な高濃度のクロロへキシ ジンがレンズ中に集積することは充分に確定されている。

長く装用されるレンズは他のソフトコンタクトレンズよりもカルボキシル基を高 い含量で含有しうる。この基はクロロへキシジンと結合しやすくそのレンズが高 濃度のクロロヘキシジンを集積する傾向を特別に強くする。このようなレンズに 消毒のためクロルヘキシジンを用いることを避けるため、過酸化水素をレンズの 浸漬溶液として用いることが提案されている。過酸化水素は有効な消毒剤であり 、その分屑物が単に水である点で特に魅力がある。しかしながら、過酸化水素は 激しい酸化剤であって眼に再び挿入する前にレンズから完全に除去されねばなら ない。それを怠たれば眼に強い不快感および損傷の可能性を与えるおそれがある 。

過酸化水素の溶液に浸漬されたレンズをその溶液から白金黒を担持させた円板お よび添加水、または塩類、緩衝剤および防腐剤を含む第二の容器に移すことによ り過酸化水素をレンズから除去することが提案されている。白金黒は残留過酸化 水素をすべて分解する。

この方法の不利益は（ａ）レンズを過酸化水素溶液（それは過酸化水素が存在す るので有効に殺菌されているのであろう）から殺菌されていないかも知れない、 そして実際有意に汚染されているかも知れない第二の容器に移さねばならないこ と、そして（ｂ）ある場合には使用者がうっかり中和工程を省略して眼の不快感 または損傷を生ずることである。第二の容器中で起る有意な汚染の危険は特に長 く装用されるレンズにとって重大である。それはレンズが連続的に装用されそし て消毒装置が使用されない期！間が長いからである。第二の容器中に用いられる 水または溶液は汚染の潜在的な源でもある。

過酸化物に基づく他の消毒／洗浄路操作法が提案されている。これらも種々の不 利益がある。

フランス特許出音２４００９０６はレンズに同時に加えるエン　ジオールと過酸 化物を含有するコンタクトレンズ洗浄用組成物を記載する。エン　ジオールは消 毒が行われたのちある期間の間に過酸化水素を減少させることを意図している。

しかしながら、洗浄操作の最初からエン　ジオールが存在することは洗浄および 消毒が完了する前に過酸化物が不活性化されるおそれがある。なお、両成分は処 方物中乾燥形態で緊密に混合されているので、処方物が確実に湿気にさらされな いようにする必要がある。もし処方物が湿ったら過酸化物は不活性化されるであ ろう。それゆえ、有効でない洗浄および消毒処方物が用いられるおそれがあり、 レンズ装用者は感染の危険にさらされる。

ヨーロッパ特許出願０１１０６０９はレンズの洗浄および消毒後ピルビン酸塩で 過酸化水素を不活性化することを記載する。不活性化工程が省略されることの危 険はなお残っている。

ヨーロッパ特許出願００８２７９８は同様の接近法を記載し、同じ不利益を有す るが、ピルビン酸塩の代りにカタラーゼを用いる。

不活性化剤を何倍もの用量の溶液として用いる場合、この溶液の防腐に問題が起 る。溶液の防腐剤として用いられる材料は若干のレンズ装用者に刺激を生ずる傾 向がある。このような溶液に広く用いられるチメロサールは一例である。このよ うな溶液に用いられるソルビン酸のような他の防腐剤は親水性レンズの許容でな い黄色の変色を起すことが知られている。防腐剤が存在しないと酸化物が集積す るかも知れずまたは微生物汚染が起るかも知れない。それゆえ、消毒剤、および 処理したレンズが首尾よく消毒されたのち消毒剤を眼に対して無害にする不活性 化剤、の両方を含有し、かくて不活性工程が見過される危険を避け、かつ消毒剤 の除去または不活性化のためにレンズを比較的に殺菌された消毒剤から別の容器 に移動する必要、あるいはチメロサールもしくはクロロへキシジンのような防腐 剤の酸化的破壊物を眼に導入しもしくは過敏症反応のおそれという起りうる危険 性を伴ないつ＼不活性化剤を従来用いられる何倍もの用量の溶液とする必要をす べて避けるコンタクトレンズ消毒用組成物が必要であヨーロッパ特許明細書０１ ２４４６１Ａには、過酸化尿素のような酸化浄化剤およびその酸化剤と反応して 眼科的に害のない反応物を形成する徐放型の還元剤を含有し、再酸化剤と還元剤 は殺菌剤であり、その一方はたん白を除去する働きもする、固体形態の洗浄およ び消毒組成物を提供することが提案されている。レンズは洗浄および消毒後、そ れ以上の処理もしくはすすぐことなしに再び眼に装着さ°れる。

このような組成物は目立った二つの問題を残す。先ず、装用者がレンズを洗浄お よび消毒溶液から取り出すのが早過ぎて酸化剤が未だ存在するというおそれがあ る。

第二に２組成物を精製した水に溶解する必要があり、さもなければカルシウムま たはマグネシウムのようなイオンの存在によってレンズが徐々に変色しまたはレ ンズ上に堆積物が集積しうる。

かくて、付随する指示に使用者が正確に従うことを怠るとこのような組成物は眼 またはレンズに対して不快感あるいは損傷の危険のおそれを生じうる。

よって、本発明は、水中にある時に過酸化水素供給源である消毒剤、消毒剤を眼 科的に許容されるようにできる遅延解放形態の不活性化剤、および用時不活性化 剤（こよる消毒剤の不活性化に際して目に見える変色が起る変色指示薬よりなる 水に添加用の固体形態のコ特表昭６２−５０２２４５　（３） ンタクトレンズ消毒組成物を提供する。

明の消毒組成物と接触させることよりなるコンタクトレンズの消毒法を包含する 。

好ましくは、変色は着色状態から無色状態への変化でありうる。

指示薬は、少くとも不活性化剤の作用が完了したのち、すなわち変色ののちは１ ．眼科的に許容され得ねばならない。

指示薬の性質は消毒剤および不活性化剤の性質によって左右される。後述するよ うに、酸／塩基またはレドックス指示薬を用いるシステムが可能である。

消毒剤は水と接触するとき過酸化水素を放出する。

水はもちろん食塩水溶液または緩衝溶液であってもよい。

過酸化水素の適当な供給源は、無機過酸化水素化物類、すなわち過酸水素との結 晶性塩類を包含する。これらは過炭酸塩類、たとえば過炭酸ナトリウム（Ｎａ２ ｃｏｇ−ｔ　’／−Ｈ２０２）　、過ピロリン酸塩類、たとえば過ピロリン酸ナ トリウム（Ｎａ４Ｐ２０７・２Ｈ２０２）、および過ホウ酸塩類、たとえば過ホ ウ酸ナトリウム（ＮａＢＯ２・２Ｈ２０・Ｈ２Ｏ２）を包含する。

それらはなお尿素過酸化水素化物（ＮＨ２ＣＯＮＨ２・Ｈ２Ｏ２）、マンニット 過酸化水素化物（Ｃ６Ｈｔ２０ｓ・Ｈ２Ｏ２）、および一般式孔・０Ｏ−ＣＯＯ Ｈ（式中、几はアルキル、アリールまたは置換アリールである）の過酸を含む過 酸類のような有機過酸化水素化物をも包含する。その例は過安息香酸および４− メチル過安息香酸を包含する。

さらに一般的に、過酸化水素生産化合物の例は金属過酸化物類、過炭酸塩類、過 硫酸塩類、過リン酸塩類、過酸化酸類、アルキルパーオキサイド、アシルパーオ キサイド、パーオキシエステルおよび過ホウ酸塩類を包含する。

このような化合物の二種またはそれよりも多い混合物も用いうる。

過炭酸塩類はこの種の化合物の好ましい例である。

特に過炭酸ナトリウムは特に好ましい。過炭酸塩類が特に好ましいのは炭酸塩成 分が酸との反応により容易に中和されうるからである。

過ピロリン酸ナトリウムは、ピロリン酸成分が同様に中和されうるから、またそ れはなお金属イオン封鎖剤でもあるから、他の好ましい化合物である。

本発明による組成物に金属イオン封鎖剤を用いることは後述する。したがって、 好ましくはこのような組成物中に炭酸塩成分やリン酸塩成分を中和するための酸 も存在する。酸は有機酸でありそして好ましくは酸は過炭酸塩またはピロリン酸 塩を中和するに丁度十分な量で存在するのが好ましい。

不活性化に際し消毒溶液のｐＨが変化するような消毒剤）と対してはフェノール フタレインの′□ようなｐＨ指示薬を用いうる。フェノールフタレインは眼科的 に許容されそして過酸化水素と他の塩基性消毒剤との溶液における着色が、過酸 化水素がチオ硫酸塩のような適当に選ばれた不活性化剤で還元されたとき生成す る本質的に中性の溶液においては、無色になるので有利である。不活性化剤は存 在する塩基を中和するため酸を含んでいてもよい。

あるいは、好ましくは酸化状態で着色し還元されたとき無色に変化するレドック ス指示薬を用いてもよい。

それらはメチレン　ブルーおよびブリリアント　グリーンやクリスタル　バイオ レットのようなトリフェニルメタン染料を包含する。

一般に、指示薬は実用溶液中でｏ、ｏｏｏｉないし０．１％の濃度、さらに好ま しくは約ｏ、ｏｏｉ％を与えるような非常な少量で存在しうる。０．Ｏｌないし ｌｑまたとえば約０．１ｑの量が、それゆえ、本発明による組成物の単位の中に 用いられうる。

不活性化剤は好ましくは亜硫酸誘導体、たとえば、亜流酸塩類、重亜硫酸塩類、 およびチオ硫酸ナトリウムのようなチオ硫酸塩類である。

さらに一般的には、不活性化剤はチオ硫酸ナトリウム、重亜硫酸ナトリウム、も Ｑくはメタ重亜硫酸ナトリウムのような無機の硫黄含有還元剤、または不飽和カ ルボン酸、たとえばアスコルビン酸、フマル酸、マレイン酸、ピルビン酸もしく はンルビン酸のような過酸化物によって酸化されうる不飽和化合物であってもよ い。フランス特許第２４００９０６に記載されたようなエン−ジオール類も用い つる。

節の手段としても作用することができる。

不活性化剤の量は一般に臨界的ではないが、使用さ−れる消毒剤の全部を不活性 化するに充分であるように通常選択される。。

しかしながら、不活性化剤の必要条件は単に、眼科的に許容されつる生産物を生 成するように消毒剤の眼科的に許容されないすべての成分と反応し、そしてそれ 自体充分眼科的に許容されて、不活性化剤の使用量が適当ならばコンタクトレン ズがその中で消毒される溶液中の残留不活性化剤が許容され得ないことはないと いう能力である。

コンタクトレンズを消毒するために用いられる水の中にカルシウムおよびマグネ シウムイオンがあるとレンズ上に乳白色の堆積物の集積を生じうるので、消毒は 伝統的に水道水よりも精製した（蒸留した）水で調製した溶液を用いて行われる 。硬度は別として、水道水はしばしば塩素をも含み、それはコンタクトレンズ中 に濃縮され得て刺激を起す。

それで、本発明による組成物はカルシウムおよびマグネシウムイオンを封鎖でき る金属イオン封鎖剤を好１）膨！モロＢ６２−５０２２４５　（４）ましくは含 有する。

金属イオン封鎖剤は消毒溶液の水媒体からカルシウムおよびマグネシウムイオン を除くに充分な量で用いるべきである。必要最少量は使用水の硬度に従って変化 するが、通常少くとも０．１重量％の量で充分である。

適切には、その量は０．１ないし１重量％、通常０．２ないし０．８重量％そし て特に０．３ないし０．６重量％の範囲にある。

金属イオン封鎖剤は、水から少くともカルシウムおよび／またはマグネシウムイ オン（好ましくは両カルシウムおよびマグネシウムイオン）を封鎖しそして消毒 溶液の他の成分および眼科的使用と両立できるどのような化合物であってもよい 。特に、金属イオン封鎖剤はレンズ消毒溶液中に用いられる濃度において眼に対 して非刺激性でな、ければならない。好ましくは、金属イオン封鎖剤は重合リン 酸錯体、たとえばヘキサメタリン酸ナトリウム、ピロリン酸ナトリウム、トリポ リリン酸ナトリウムである。アルキルジアミンカルボン酸誘導体、たとえばエチ レンジアミンテトラ酢酸ジナトリウム塩も用いうる。

塩素を含有する、もしくは含有しそうな水を使用するために、本発明による組成 物は好ましくは脱塩素剤を含有する。脱塩素剤は、塩素処理水からレンズを通し て眼に塩素が移動するのを防ぐ量で用いうる。最少必要量は使用水の塩素処理の 程度によって変化するが通常ｉｚｍ成物の０．００１重量％で充分である。適切 には、その量は０．００１ないし１重量％、通常０．００５ないし０．１重量％ 、特に約０．０１％の範囲にある。

脱塩素剤は、水道水のような水から塩素を除去し、消毒溶液の他の成分および眼 科的使用と両立できるいかなる化合物であってもよい。特に、脱塩素剤は溶液中 に用いられる濃度において眼に対して非刺激性でな　−ければならない。好まし くは、脱塩素剤は亜硫酸塩、たとえばメタ重亜硫酸ナトリウム、亜硫酸ナトリウ ム、重亜硫酸ナトリウムもしくは、特にチオ硫酸ナトリウムである。チオ硫酸ナ トリウムは五水和物の形態でもよいが、好ましいのは無水物の形態である。

多くの場合、不活性化剤は脱塩素剤としても作用しうる。

それで、チオ硫酸ナトリウムもしくは他の亜硫酸誘導体が不活性化剤である場合 、他のどのような脱塩素剤を用意する必要も一般にない。もしも別の脱塩素剤が 存在し、それがチオ硫酸ナトリウムのように消毒剤を無効にしもしくは消毒作用 を妨害するという意味において消毒剤と両立しないならば、脱塩素剤は、脱活性 化剤がそうであるように、遅延解放形態にしなければならない。

組成物は親水性ソフトコンタクトレンズ用消毒溶液中に従来存在する他の成分を 含有しつる。特に、それはＩ）Ｈを調整するための酸および／または浸透圧調整 剤を含有しうる。上記のように、過炭酸ナトリウムもしくは他の過酸化水素化ア ルカリが消毒剤である場合、それらを中和するため酸類を存在させてもよい。一 般的に、酸は溶液のｐＨを４ないし８、好ましくは５．５ないし８、特に６ない し７．５にするのに充分な量で存適切な酸はピルビン酸、アスコルビン酸、ンル ビン酸、酒石酸、フマル酸、クエン酸、マレイン酸、アジピン酸、および好まし くはリンゴ酸を包含する。所望により、溶液を緩衝剤で所望のｐＨにすることも できる。前述のように、酸は消毒剤を不活性化する働きをもしうる。

通常、組成物は意図した量の水で実質的に等張溶液を造るように選ばれる。もし も特に浸透圧を調整するためある成分を加える必要があれば、食塩を用いること ができる。

組成物を水に加えそしてその混合物にコンタクトレンズを加えたのち、生起する 消毒作用を停止するに充分な量の不活性化剤の解放前に消毒剤がコンタクトレン ズを消毒する時間が充分あるように、不活性化剤は遅延解放形態で提供される。

好ましくは、組成物の単一の固体消毒単位を水（水道、精製もしくは蒸留された ）、食塩もしくは緩衝塩溶液に加えたときコンタクトレンズ消毒のため適当な量 の消毒剤および不活性化剤が供給されるような消毒単位形態で組成物が供される 。

錠剤においては、遅延開放形態の中和剤は錠剤の核を形成して消毒剤で取囲まれ てもよい。

錠剤、カプセル、粉末、顆粒もしくはペレットにおいては、消毒剤および遅延開 放形態の不活性化剤の分離した粒子を含有しうる。

不活性化剤の遅延した開放は不活性化剤の粒子を緩慢に溶解する複環材料で被覆 することによりまたは不活性化剤が緩慢に溶出しうるような母材中に不活性化剤 を包含させることにより得ることができる。望むならば、母材を緩慢に溶解する 被覆で被覆して緩慢な解放の開始が遅れるようにしてもよい。しかしながら不活 性化剤の遅延開放形態は遅延期間の間は実質的に解放が起らず、続いて遅延期間 の終りに不活性化剤が急速かつ実質的に完全に解放されるようなものが好ましい 。このような結果は、不活性化剤を緩慢に溶解する被覆材料で被覆することによ って得ることもできる。

被覆材としてもしくは母材としての遅延剤として適当な材料はポリビニルピロリ ドン、ポリビニルアルコールおよびポリエチレングリコールのような水溶性ビニ ルポリマー、水溶性たん白、ポリサッカライドおよびセルローズ誘導体、たとえ ば、メチルセルローズ、ヒドロキシプロピルメチルセルローズ、カルボキシメチ ルセルローズナトリウム、アルギン酸およびその塩類および誘導体、および他の 天然に生じるガム類を包含する。

一般に、このような遅延材料は不活性化物質の重量の１ないし２０％の割合であ るのがよい。

本発明による組成物を打錠する場合、糖を基礎とする付形剤、たとえば乳糖、界 面活性剤、たとえばラウリル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレングリコールモ ノアルキルエーテル類、アルキル−アリールエトキシレート類もしくは糖エステ ル類、およびポリビニルピロリドンおよびポリエチレングリコールのような水溶 性ポリマーのような従来の打錠添加剤を用いてもよＧ）。

消毒剤および／または不活性化剤は処方物の溶解および崩壊を助けるため一対の 沸騰剤となる成分と混合してもよい。

本発明をその発明の範囲に入る組成物の以下の実施例によって説明する。

実施例１ 過炭酸ナトリウム　４ｏｑ 無水チオ硫酸ナトリウム　１２０！ リンゴ酸　４０ｑ ヘキサメタリン酸ナトリウム　４０ｑ メチルセルローズ　１２ｑ フエノールフタレイン　０．１ｑ よりなる錠剤。

１０Ｍｔの水に溶解すると、錠剤はＨ２Ｏ２はぼ０．１３％を含有する溶液を生 ずる。この溶液は脱活性化に際しピンクから無色に変化する。

実施例２ 過炭酸ナトリウム　６２ダ マレイン酸　６０ダ チオ硫酸ナトリウム　１ｑ ピロリン酸ナトリウム　４０ｑ メチルセルローズ　５ｑ フエノールフタレイン　０．１　ｑ よりなる錠剤っ １０＊どの水に溶解すると、錠剤はＨ２Ｏ２はぼ０．２％を含有する溶液を生ず る。

実施例３ 尿素過酸化水素化物　９７１１１９ マレイン酸　１２５ｑ チオ硫酸ナトリウム　１ｑ トリポリリン酸ナトリウム　４０ｑ ポリビニルアルコール　１４ｍｇ フェノールフタレイン　０．１　ｑ よりなる錠剤。

１０ｇ／の水に溶解すると、錠剤はＨ２Ｏ２はぼ０．３５％を含有する溶液を生 ずる。

実施例４ 過ピロリン酸ナトリウム　８０ｑ メタ重亜硫酸ナトリウム　２２５ｑ リンゴ酸　１０ｑ ヒドロキシプロピルメチルセルローズ　２０ｑフエノールフタレイン　０．１ｑ よりなる錠剤。

１０Ｍｔの水に溶解すると、錠剤はＨ２Ｏ２はぼ０．２％を含有する溶液を生ず る。

実施例５ 過炭酸ナトリウム　４０ｑ 無水チオ硫酸ナトリウム　１２０ｑ リンゴ酸　４０ｑ メチルセルローズ　１２ダ クリスタルバイオレツト　０．１ｑ よりなる錠剤。

１０＋ｌの水に溶解すると、錠剤はＨ２Ｏ２はぼ０．１８％を含、有する溶液を 生ずる。この溶液は脱活性化に際しピンクから無色に変化する。

実施例６ 過炭酸ナトリウム　６２ｍ１ マレイン酸　６０ｑ チオ硫酸ナトリウム　１ｑ ピロリン酸ナトリウム　４（１’ メチルセルローズ　５ｑ メチレンプリユー　〇、１り よりなる錠剤。

１０ｇｔの水に溶解すると、錠剤はＨ２Ｏ２はぼ０．２％を含有する溶液を生ず る。

実施例７ 尿素過酸化水素化物　９７ｑ マレイン酸　１２５〜 チオ硫酸ナトリウム　１ｗｌ トリポリリン酸ナトリウム　４０ダ ポリビニルアルコール　１４ｑ ブリリアントグリーン　０．１ｑ よりなる錠剤。

１０ｒｐｔｌの水に溶解すると、錠剤はＨ２Ｏ２はぼ０．３５％を含有する溶液 を生ずる。

各々の場合において、錠剤は不活性化剤の緩慢開放性顆粒と共に打錠された消毒 剤よりなる。　゛このような錠剤は従来の医薬製造技術により製造してもよい。

たとえば、顆粒剤の形態の不活性化剤は水または有機媒体中の遅延剤の溶液また はけん濁液の溶液で、たとえば不活性化剤との噴霧顆粒化により、被覆してもよ い。

遅延剤と不活性化剤の顆粒は、次いで他の成分と適当な場合は従来の打錠助剤と 共に、混合し、そして標準的な機械を用いて圧搾してもよい。

本発明を挙例した処方物の特徴に関して記載したが、本発明の多くの修飾および 変形が本発明の範囲内にあることを認めるべきである。

国際１ＩｉＴｒ報告 ＡＮＮＥＸ　Ｔｏ　ｆＨＥ　ＩＹｒＥ’ＲＭＡＴＩＯＮＡＬ　Ｓ：ＡＲＣＨＲＥ ＰＯＲＴ　０ＮＩＮＴＥＲＮＡＴＩＯＮＡＬ　ＡＰＰＬＩＣＡＴＩＯＮ　Ｎｏ、 　ＰＣτ７ｃＢ　８６７００１６１３　（ＳＡ　１２７１８）

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. １．水中にある時に過酸化水素供給源として働きうるコンタクトレンズ消毒剤、 消毒剤を眼科的に許容されるようにできる遅延開放形態の不活性化剤、および用 時不活性化剤による消毒剤の不活性化に際して目に見える変色が起る変色指示薬 よりなる水に添加用の固体形態のコンタクトレンズ消毒組成物。
2. ２．変色指示薬がレドックス指示薬もしくは酸塩基指示薬である請求の範囲第１ 項に請求する組成物。
3. ３．消毒剤が塩基性でありそして消毒剤の不活性化がｐＨの下降と関連し、そし て指示薬がそのｐＨ変化に反応する酸塩基指示薬である請求の範囲第２項に請求 する組成物。
4. ４．指示薬がフェノールフタレインである請求の範囲第３項に請求する組成物。
5. ５．消毒剤が有機過酸化物、有機過酸 化水素化物もしくは過酸である請求の範囲第１項に請求の組成物。
6. ６．不活性化剤が亜硫酸誘導体である請求の範囲第１項に請求する組成物。
7. ７．カルシウムおよび／またはマグネシウムイオンの封鎖剤および／または脱塩 素剤を含有する前記いずれかの請求の範囲に請求する組成物。
8. ８．不活性剤の遅延開放性の核および核の外側に消毒剤を有する請求の範囲第１ 項に請求する組成物。
9. ９．消毒剤の粒子および不活性化剤の遅延開放性粒子を含有する錠剤、カプセル 、顆粒、粉末またはペレット形態の請求の範囲第１項に請求する組成物。
10. １０．請求の範囲第１項に請求する組成物を含有する水にレンズを接触させ、消 毒剤にレンズを消毒させ、不活性化剤を開放させそして前記の変色を与えるよう に残留消毒剤を眼科的に許容できるものとさせることよりなるコンタクトレンズ の消毒法。