JPH05503453A - 過酸化水素分解組成物並びにその製法および使用方法 - Google Patents

過酸化水素分解組成物並びにその製法および使用方法

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JPH05503453A JP3504640A JP50464091A JPH05503453A JP H05503453 A JPH05503453 A JP H05503453A JP 3504640 A JP3504640 A JP 3504640A JP 50464091 A JP50464091 A JP 50464091A JP H05503453 A JPH05503453 A JP H05503453A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、液体媒体中に存在する過酸化水素の濃度を低下するか、または過酸化 水素を実質的に無くすための過酸化水素分解組成物およびその用途に関する。と りわけ、本発明は、過酸化水素の作用により消毒したフンタクトレンズの入った 水性液体媒体中に残存する過酸化水素を分解するのに有用な組成物に関する。
コンタクトレンズ装用に伴い得る感染、または眼の健康を損なう他の作用を防ぐ ために、コンタクトレンズ使用者は、コンタクトレンズを周期的に洗浄および消 毒すべきである。コンタクトレンズ使用者が、装用時間外にコンタクトレンズを 洗浄および消毒することのできる系および方法は、現在いくつかある。そのよう な従来の洗浄および消毒系は、「高温(hot)J系および「低温(cold) J系に分類することができる。高温系は、コンタクトレンズの消毒のために加熱 を要し、低温系では、周囲温度で化学消毒剤を使用してレンズを消毒する。
低温消毒系には、過酸化水素消毒系が含まれる。消毒用過酸化水素溶液は、コン タクトレンズを汚染し得る細菌および真菌の殺菌に有効である。しかし、消毒し たコンタクトレンズに残留する過酸化水素は、分解(destroy)、すなわ ち分解(deco+5pose)、中和、不活性化または化学的還元を行わなけ れば、眼に刺激、灼熱感または外傷を起こし得る。従って、消毒したコンタクト レンズを安全かつ快適に装用するためには、消毒したコンタクトレンズの入った 液体媒体中の残存過酸化水素を分解する必要がある。
コンタクトレンズ消毒系中の過酸化水素の分解に関しては、容易さと使用者のコ ンプライアンスとが問題となる。使用者のコンプライアンスおよび容易さを高め るために、消毒と過酸化水素分解とを一工程で行なうことについて、いくつかの 試みがなされてきた。これに関連して、コア錠と、全体的に可溶または不溶のコ ーティングとから成る種々の遅延放出錠剤が提案されている。
クルーズ(Kruse)らの米国特許第4767559号には、コンタクトレン ズの清浄および消毒を一工程で行なうための、全体的に水に溶解するよう設計さ れた錠剤が開示されている。コアは、過酸化水素還元剤および触媒を含有する。
好ましくは、例えばアクリル樹脂またはポリビニルピロリドンの薄いラッカーポ リマーコーティングをコア錠に噴霧して、被包コア錠を形成し得るが、これは不 可欠ではない。過酸化水素生成成分を含有する非ポリマーンヤケ、ト混合物を、 被包コア錠にドライコーティングする。この場合、ジャケット混合物が溶解して 過酸化水素を生成し、コンタクトレンズを消毒する。続いて、コア錠を包囲する 薄いラッカーポリマーコーティングが溶解し、その結果、還元剤および触媒が放 出される。薄いラッカーポリマーコーティングを、液体混合物、例えば水溶液と して噴霧適用することは、不利であり得る。例えば、混合物中の液体は、蒸発の ための時間を更に有し得るか、または完全に蒸発しないことがある。このことは 、錠剤製造工程を延長する。更に、ポリビニルピロリドン含有液体をコア錠に噴 霧して薄いラッカーポリマーコーティングを形成する場合は、フーティング錠は 互いに付着する傾向があり、その後の工程がより困難になる。更に、液体混合物 を用いると、コア錠のコーティングは不均質、または均質で不連続になり得る。
また、ある種のポリマーの液体溶液の使用は、実用的な遅延放出コーティングと して作用するのに充分な厚さのコーティングを提供するのに有効ではない。
シア27− (Scbafer)らの欧州特許出願86−109361.5号に は、錠剤の溶解を遅延する水溶性コーティングで被覆した過酸化水素中和側錠が 開示されている。このコーティングは、常套の方法で、例えばコーティングパン 内でのフィルムの噴霧によるか、流動床法によるか、または閉鎖系内で適用する 。この文献は、遅延放出コーティングを液体以外のものとして適用することは提 案していない。また、ポリビニルピロリドンは、中和側錠の成分として記載され ており、コーティングの成分としては記載されていない。
過酸化水素分解成分を用いる一工程のフンタクトレンズ消毒系が依然必要である 。そのような成分を含有する錠剤は、製造および貯蔵中に相互に付着するもので あってはならない。また、遅延放出コーティングは、レンズの消毒を行うのに充 分な時間を確保するのに充分な厚さを有し、かつ、過酸化水素分解成分を適当な 時間で放出して、消毒したレンズの安全かつ快適な装用を可能にするようなもの であるべきである。
発明の記載 水性液体媒体中の過酸化水素の分解(destroy)、とりわけ消毒したコン タクトレンズの入った水性液体媒体中に残存する過酸化水素の分解のために有用 な新規組成物および方法並びに該組成物の製法が見出された。本発明においては 、消毒すべきコンタクトレンズと水性液体媒体との接触開始と同時に、過酸化水 素分解成分と水性液体媒体の接触を開始することかできる。例えば、本発明の組 成物と、消毒すべきコンタクトレンズとを、実質的に同時に水性液体媒体中に導 入し得る。これにより、効果的なレンズの消毒および残存過酸化水素の分解に要 する使用者の時間および手間が大幅に削減される。
こうして、使用者のより良好なコンプライアンスおよび眼のより高い安全性が得 られる。本発明においては、過酸化水素分解成分の放出前に過酸化水素の作用に よりコンタクトレンズが効果的に消毒されるように、遅延放出を行う。また、本 発明の組成物は、過酸化水素分解剤を媒体中に急速に放出するように構成する。
この急速な放出により、過酸化水素分解成分の遅延放出後、残存過酸化水素の急 速な分解が可能となる。すなわち、レンズの消毒と残存過酸化物の分解とに要す る全時間は短縮され、コンタクトレンズの消毒の実施は、より簡便かつ容易にな る。更に、特に有用な態様においては、遅延放出のために用いるコーティングは 、水性液体媒体に溶解するとコンタクトレンズまたはコンタクトレンズ装用者に 1種またはそれ以上の利益をもたらす1種またはそれ以上の材料を含有する。
一つの広い態様においては、本発明は、少なくとも1種の過酸化水素分解成分を 含有するコーティングされた部分(例えばコーティングされたコア錠)と、バリ アコーティングとを含有する組成物に関する。過酸化水素分解成分(以下、HP DCと称する)は、水性液体媒体中に放出されると、その水性液体媒体中に存在 する過酸化水素を分解するか、またはその分解を起こすのに有効である。ノぐリ アコーティングは、組成物が過酸化水素含有水性液体媒体(以下、HPLMと称 する)と接触開始後しばら(の間、HPDCの放出を実質的に妨げるように作用 する。バリアコーティングは、実質的に水に可溶であることが好ましい。バリア コーティングの少なくとも1種の成分、好ましくはバリアコーティング全体を、 実質的に乾燥した固体材料として、コーティングする部分に適用する。バリアコ ーティングは、ポリマー材料を少なくとも1種含有することが好ましい。そのよ うな方法でバリアコーティングを適用した組成物は、非常に効果的な遅延放出性 を有することがわかった。すなわち、バリアコーティングの化学組成を、非常に 精密に調節することができる。
また、コーティング部分のバリアコーティングの量(例えば厚さ)も、非常に精 密に調節し得る。それら2種のパラメータを調節することが可能である故に、本 発明の組成物は、非常に有効な調節された遅延放出性を有する。更に、本発明の バリアコーティングにおいて有用ないくつかの材料、とりわけポリビニルピロリ ドンは、他の方法(例えば、コーティングすべき物品に液体を噴霧適用する方法 )では、コーティングすべき物品上に充分量を適用することが不可能であつた故 に、従来では遅延放出コーティングとして有効ではなかった。
本発明の組成物を製造する方法は、HPLM中に放出されると、HPLM中に存 在する過酸化水素を分解するか、またはその分解を起こすのに有効な少なくとも 1種のHPDCを含有するコア、好ましくはコア錠を形成し;実質的に乾燥した 固体材料を部分的に入れたキャビティにコアを入れ:実質的に乾燥した固体材料 の追加量をキャビティに加え、およびキャビティの内容物に圧縮力を適用して、 実質的に乾燥した固体材料をコアに固定することを含んで成る。このようにして 得られるコーティングしたコア、好ましくはコーティングしたコア錠は、コーテ ィングしたコアをHPLMと接触(例えばHP、LM中に浸漬)開始後、ある時 間の間、HPDCの放出を遅延するのに充分な量の実質的に乾燥した材料を含有 する。好ましくは、実質的に乾燥した固体の少なくとも一部、より好ましくは実 質的に全部が、水溶性である。
HPLM中の過酸化水素濃度を低下する方法であって、HPLMを、(例えば本 明細書中に記載の)組成物と接触させる方法を提供す更に、レンズ、好ましくは コンタクトレンズを消毒する方法も提供する。この方法は、消毒すべきレンズを 、有効なレンズ消毒条件下にHPLMと接触させてレンズを消毒することを含ん で成る。HPLMは、(例えば本明細書中に記載の)組成物とも接触させる。そ の組成物は、水性液体媒体の過酸化水素濃度を無害な濃度にするものであること が好ましい。すなわち、組成物を作用させた後、消毒したコンタクトレンズを水 性液体媒体から取り出し、そのまま眼に装着できることが好ましい。
発明の詳細な説明 本発明は、周期的に消毒することが好ましい全ての種類のレンズ(例えばフンタ クトレンズ)の消毒に過酸化水素を使用する場合に有効である。そのようなレン ズ、例えば従来のコンタクトレンズ、とりわけソフトコンタクトレンズは、過酸 化水素、本発明の組成物または本発明の方法によって実質的に損なわれないいず れの適当な材料または材料の組み合わせから成っていてもよく、いずれの適当な 形状を有していてもよい。
本発明は、コンタクトレンズの消毒に使用した後のHPLM中に残存する過酸化 水素を分解するのに特に有用である。
本発明においてフンタクトレンズの消毒に用いる液体媒体は、消毒に有効な量の 過酸化水素を含有している。好ましくは、過酸化水素の消毒有効量とは、3時間 で微生物量をI Qog低下することのできる量である。より一層好ましくは、 過酸化水素濃度は、微生物量を1時間でI Qogのオーダーで低下する濃度で ある。10分間またはより短時間で微生物量をI Qog単位低下する過酸化水 素濃度が特に好ましい。過酸化水素を好ましくは約0.5〜6%(w/v)含有 する比較的穏やかな過酸化水素水溶液が、フンタクトレンズ用の有効な消毒用溶 液として知られている。このような溶液は、コンタクトレンズ上に存在し得る細 菌および真菌の殺菌に有効である。しかし、コンタクトレンズをHPLM中に浸 漬することによって消毒した後は、レンズを安全かつ快適に眼に装着し得るよう に、残存過酸化水素(例えばレンズ上の)を分解しなければならない。レンズ装 着前に残留過酸化水素を分解しなければ、眼に対する刺激または装用中の不快感 が起こり得る。
本発明の組成物(HPLMに、消毒すべきコンタクトレンズと実質的に同時に接 触開始させることが好ましい)は、効果的なレンズ消毒を可能にし、更にHPL M中に残存する過酸化水素を効果的に分解できるので、消毒したレンズを液体媒 体から出して、そのまま眼に入れ、安全かつ快適に装用することができる。本発 明の組成物は、好ましくは錠剤の形態で存在する。本発明の組成物は、コーティ ングされた部分(例えばコア錠のようなコア)およびバリアコーティングから成 る少なくとも1個の個体(例えば錠剤)の形態で存在し得る。バリアコーティン グは、HPDCを含有するコーティングされる部分を実質的に包囲することが好 ましい。コーティングされた部分は組成物全体の約40〜95重量%を占めるこ とが好ましく、バリアコーティングは組成物全体の約1〜60重量%を占めるこ とが好ましい。
本発明の組成物中には、いずれの適当なHPDCを用いてもよい。
そのようなHPDCは、残存過酸化水素を効果的に分解し、消毒したコンタクト レンズにも、それを装着する眼にも有害な作用を及ぼさないものでなければなら ない。有用なHPDCには、過酸化水素還元剤、ペルオキシダーゼ類(カタラー ゼを含む)およびそれらの混合物がある。
本発明において有用な過酸化水素還元剤の例としては、アルカリ金属(とりわけ ナトリウム)のチオ硫酸塩、チオ尿素、アルカリ金属(とりわけナトリウム)の 亜硫酸塩、チオグゾセロール、N−アセチルシスティン、アルカリ金属(とりわ けナトリウム)のギ酸塩、アスコルビン酸、インアスコルビン酸、グリオキシル 酸、それらの混合物等がある。特に有用なペルオキシダーゼは、カタラーゼであ る。
ペルオキシダーゼ類、特にカタラーゼは、そのHPLMへの放出開始後約1分間 ないし12時間、好ましくは約5分間ないし1時間のオーダーのような適度な時 間で、液体媒体から過酸化水素を実質的に除去するのに有効であるので、本発明 において非常に有用である。
本発明の一つの重要な利点は、HPDCのHPLM中への放出開始後、HPDC が残存過酸化水素を分解する作用が非常に急速であることである。本発明のバリ アコーティングは、組成物のHPLMへの導入から、HPDCのHPLMへの放 出までの時間の長さを非常に効果的に調節するように、非常に精密に調製および 適用し得る。
この時間の後、バリアコーティングは、残留または残存する過酸化水素を実質的 に全部分解するのに充分なHPDCを充分急速に放出するようにHPLMに溶解 する。本発明の組成物は、コンタクトレンズを有効に消毒するのに充分な時間の 間、HPDCのHPLMへの放出を遅延し、次いで、残存過酸化水素の所期の急 速な分解のためにHP、DCを)(PLMに放出するように調製および構成する ことが好ましい。
用いるHPDCの量は、それを導入するHPLM中に存在する過酸化水素を全部 分解するのに充分な量であることが好ましい。HPDCを過剰に用いてもよい。
HPDCを非常に大過剰に用いると、HPDC自体が、消毒したコンタクトレン ズおよび/またはその装用の安全性および快適性に問題を生し得るので、そのよ うなことば避けるべきである。カタラーゼをHPDCとして使用する場合、好ま しくは約100〜250、より好ましくは約150〜200カタラーゼ活性単位 /HPLM中の過酸化水素%(w/ v)/ HP L M (z□の量で使用 する。例えば、過酸化水素を約3%(v/v)含有する水溶液中でカタラーゼを 使用する場合、約520カタラーゼ活性単位/jIQ溶液の量で使用することが 特に有効である。
例えば被覆錠(layered tablet)のコアにおいて、HPDCを1 種またはそれ以上の他の成分と組み合わせ得る。そのような池の成分は、例えば 賦形剤、結合剤、等張化剤、コンタクトレンズ調整/湿潤剤、緩衝剤、滑沢剤な どを包含し得る。それらを使用する場合、それぞれ所望の機能か達せられる有効 量で使用し得る。このような各種成分の例は、従来のものおよび当業者既知のも のである。従って、これらの成分についての詳細な説明は行なわない。HPDC 含有コア錠の組成例は次の通りである: 重量% HPDC1〜30 賦形剤 15〜90 等張化剤 1〜90 緩衝剤 1〜50 滑沢剤 0〜30 特に有用な態様においては、HPDCを、コンタクトレンズから汚れを除去する のに有効な少なくとも1種の酵素と組み合わせる。
正常な使用中にコンタクトレンズ上に生じる汚れの種類には、タンパク質含有汚 れ、ムチン含有汚れ、脂質含有汚れおよび炭水化物含有汚れがある。1種または それ以上の種類の汚れが、1個のコンタクトレンズ上に存在し得る。
用いる酵素は、コンタクトレンズの酵素的洗浄に従来から用いられている過酸化 物活性酵素から選択し得る。例えば、ノ・ス(Huth)らの米国再発行特許第 32672号およびカラゲオージアン(Karageozian)らの米国特許 第3910296号に開示されている酵素の多くが、本発明において有用である 。それらの特許全体を引用して、本明細書の一部とする。有用な酵素としては、 タンパク質分解酵素、リバーセおよびそれらの混合物から選択するものがある。
好ましいタンパク質分解酵素は、スルフヒドリル基またはジスルフィド結合(H PLM中の活性酸素と反応して酵素活性を損ない得る)を実質的に持たない酵素 である。カルシウム、マグネシウムまたは亜鉛のような2価の金属イオンをタン パク質に結合している金属プロテアーゼも使用し得る。
タンパク質分解酵素のより好ましい群は、セリンプロテアーゼであって、とりわ けバチルス属、ストレプトミセス属およびアスペルギルス属の菌から得られるも のである。この群の中でより一層好ましい酵素は、通常ズブチリシン酵素と称さ れるアルカリ性プロテアーゼである。ディール、エル(Deayl、 L、)、 モーサー、ビー・ダブリュQoser、 P、 L )およびウィルディ、ビー ・ニス(Wildi、 B、 S、)、「プロテアーゼズ・オブ・ザ・ジーナス ・バチルス■アルカライン・プロテアーゼズ(Proteases of th e Genus Bacillus、ITAlkaline Protease s)J、バイオテクノロジー・アンド・バイオエンジニアリング(Biotec hnology and Bioengineering)、第■巻、213〜 249頁(1970)、並びにキイ、エル(Keay、L、)およびモーサー、 ピー・ダブリュ、「ディファレンシェーション・サブ・アルカライン・プロテア ーゼズ・フオーム・バチルス・スピー7一ズ(Differentiation  of Alkaline Proteases form Bacillus Species)J、バイオケミカルのアンドeバイオフィジカル、リサーチ0 コミユニケーンヨンズ(Biochemical and Biophysic alResearch Comm、)、第34巻、第5号、6oo〜604頁( 1969)参照。
ズブチリシン酵素は、2つのサブクラス、すなわちズブチリシンAおよびズブチ リシンBに分類される。ズブチリシンA群の酵素は、バチルス・ズブチリス(B 、 5ubtilis)、バチルス・リヘニフォルミス(B、lichenif ormis)およびバチルス・ブミリス(B、 pumilis)のような種か ら得られる。このサブクラスの菌は、中性プロテアーゼまたはアミラーゼをほと んどまたは全く産生じない。ズブチリンンBサブクラスは、バチルス・ズブチリ ス、バチルス・ズブチリス・アミロサラカリティクス(B、 5ubtilis  var、 amylosacchariticus)、バチルス・アミロリケ フ7ンエンス(B、 amyloliquefaciens)およびバチルス・ ズブチリスNRRL B5411のような菌から得られる酵素から成る。これら の微生物は、アルカリ性プロテアーゼの産生にほぼ匹敵するレベルで中性プロテ アーゼおよびアミラーゼモ産生ずる。ズブチリ/ンAサブクラスに属する1種ま たはそれ以上の酵素か特に有用である。
更に他の好ましい酵素は、例えばバンクレアチン、トリプシン、コラゲナーゼ、 ケラチナーゼ、カルホキ/ラーゼ、アミノペブチダーセ、エラスター七、アスペ ルギロペブチターゼAおよびB1プロナーゼE[ストレプトミセス・グゾセウス (S、 griseus)から得られる]並びにディスバーセ[バチルス・ポリ ミキサ(Bacillus Polymyxa)から得られる]である。
本発明において、酵素を有効量で使用する。そのような量は、正常な装用による 汚れの少なくとも1種を、適当な時間(例えば−晩)で実質的に全部レンズから 除去する量である。この標準は、レンズ汚し沈積パターンの経過が正常なコンタ クトレンズ使用者に関スるものであり、毎日または2〜3日毎に洗浄することが 好ましいほど汚れ沈積速度か著しく大きかったことのある非常に少数の人には当 てはまらない。
有効なりリーナーの製造に要する酵素の量は、酵素固有の活性、および存在する 過酸化水素とのその相互作用の度合を含むいくつかの因子によって決められる。
基本的な基準として、作用溶液は、レンズ1枚の処理につき約0001〜3アン ソノ(Anson)単位、好ましくは約0.O1〜1アンソン単位の活性が得ら れるのに充分な酵素を含有すべきである。それより多い、または少ない量の酵素 を使用してもよい。
酵素活性はpH依存性であり、酵素により、それが最もよく機能する特定のpH 範囲がある。その範囲は、既知の方法により容易に測定できる。
本発明のバリアコーティングは、実質的に連続性であることか好ましい。「連続 性」とは、本発明の組成物を最初にHPLM中に導入(例えば浸a)後、ある時 間の間、バリアコーティングは、コーティングされた部分を完全に隔離すること を意味する。バリアコーティングは、好ましくは少なくとも部分的に水溶性、よ り好ましくは実質的に完全に水溶性である。
バリアコーティングは、実質的に乾燥した固体材料として、好ましくは粒子また は粉末の形態で、コーティングする部分に適用する。
すなわち、バリアコーティングは、明らかな液相を実質的に含有しない固体とし て適用する。バリアコーティングの製造に使用する固体材料は、結合水および/ または他の通常の液体材料を含有し得る。
しかし、コーティングする部分への適用時に、固体材料中に明らかな液相は実質 的に存在しない。バリアコーティングを構成する固体材料は、圧縮可能であるこ とが好ましい。すなわち、固体材料の粒子が圧縮力に応答して形状の変化および /または相互の付着を起こすのに、圧縮力、好ましくは従来の製錠操作において 適当に適用し得るような圧縮力を適用するのが充分であることが好ましい。
本明細書中に記載のように機能し得るいずれの適当な固体材料を、本発明におい て使用してもよい。例えば、固体材料は、HPLMに溶解すると、フンタクトレ ンズまたはコンタクトレンズの装用に有益または望ましい少なくとも1種の性質 をもたらすように作用する。
バリアコーティングを誘導する固体材料は、ポリマー材料を少なくとも1種含有 することが好ましい。そのようなポリマー材料は、バリアコーティングの大部分 を占め得る。本発明において有用な固体ポリマー材料の例には、ポリビニルピロ リドン、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール、ポリアクリレート、セルロー スエーテルおよびそれらの誘導体、ポリワックス並ひにそれらの混合物があるが 、それらに限定されるものではない。特に有用な固体ポリマー材料は、ポリビニ ルピロリドンである。ポリビニルビクリトンを含有するバリアコーティングは、 遅延放出剤として非常に有効である。その上、ポリビニルピロリドンは、HPL Mに溶解すると、コンタクトレンズのフンディ7−Jニング剤としても有用であ る。
バリアコーティングを誘導する実質的に乾燥した固体材料は、コーティング部分 へのバリアフーティングの適用を促進するのに有効な量の滑剤成分を少なくとも 1種含有することが好ましい。滑剤成分は、バリアコーティング全体の約1〜2 0重量%を占めることが好ましい。有用な滑剤成分の例は、製錠工程において通 例使用する1種またはそれ以上の滑剤を包含するが、それらに限定されるもので はない。特に有用な滑剤成分は、ポリエチレングリコールおよびその混合物、と りわけ分子量範囲約2000〜10000のポリエチレングリコールから成る群 から選択する。更に、消毒すべきコンタクトレンズまたは消毒したコンタクトレ ンズの装用に対して悪影響を実質的に及ぼさなければ、1種またはそれ以上の可 塑剤を使用してもよい。
本発明の他の態様は、コンタクトレンズから汚れを除去し得る、本明細書中に記 載の少なくとも1種の酵素が、HPDCとは別に離れて含まれる組成物を提供す る。好ましくは、この態様において、本発明の組成物は、コーティングされたコ ア、バリアコーティングおよび第2のコーティングを有する少なくとも1個の個 体、例えば錠剤の形態で存在する。第2のコーティングは酵素を含有し、コーテ ィングされたコアはHPDCを含有する。第2のコーティングはバリアコーティ ングを実質的に包囲することが好ましく、バリアコーティングは、コーティング されたコアを実質的に包囲することが好ましい。この態様を用いて、コンタクト レンズを消毒するのと同時に、タンパク質含有汚れの洗浄を好ましく行なうこと ができる。
本発明の過酸化水素分解組成物は、次のようにして製造することが好ましい。少 なくとも1種のHPDCを含有するコア、例えばコア錠を、例えば従来の製錠方 法を用いて製造する。バリアコーティングを誘導するポリマー材料を含有するこ とが好ましい、実質的に乾燥した固体材料を部分的に入れたキャビティに、前記 コアを入れる。コーティングしたコアを製造するのに使用する実質的に乾燥した 固体材料全体の約20〜80%をキャビティに入れることが好ましい。キャビテ ィは、錠剤ブレスコーターの一部であることが好都合で、最終的な組成物を適当 な大きさおよび寸法の錠剤として提供するような大きさおよび形状を宵する。コ アをキャビティに入れた後、実質的に乾燥した固体材料の追加量をキャビティに 加える。圧縮力(例えば錠剤プレスコーター内で発生する)を、キャビティの内 容物に適用する。そのような圧縮力の適用により、実質的に乾燥した固体材料を コアに固定し、コーティングしたコアを形成する。コーティングしたコアをHP LMと接触開始後、ある時間、好ましくは所定の時間の間、HPDCの放出を遅 延させるのに充分な量の実質的に乾燥した固体材料が、コーティングしたコアに 含まれることが好ましい。
前記のように、コンタクトレンズから汚れを除去するのに有用な1種またはそれ 以上の酵素を、HPDCと共に含めるか、または第2のコーティングとして配置 することができる。前記のようにして製造したコーティングしたコア上に、酵素 を含有する第2のコーティングを、従来の方法により配置することができる。
レンズ、好ましくはコンタクトレンズを消毒する本発明の方法は、消毒するレン ズを、有効なレンズ消毒条件下にHPLMと接触させることを含んで成る。HP LMを、少なくとも1種のHPDCを含有するコーティングされた部分とバリア コーティングとを有する、本明細書中に記載のような組成物と接触させる。この 方法を用いて、レンズを消毒し、HPLM中に残存する過酸化水素を効果的に分 解する。すなわち、HPDCがHPLM中に放出され、残存過酸化水素を有効に 分解するように作用した後、レンズをそれを消毒した液体媒体から出して、その まま安全かつ快適に装用することかできる。
特に有用な態様においては、消毒すべきコンタクトレンズを、本発明の組成物と 実質的に同時にHPLM中に入れる。コンタクトレンズが消毒される所定の時間 後に、HPDCがHPLM中に放出され、残存過酸化水素を有効に分解する。
タンパク質含有汚れを除去する酵素が組成物中に存在する場合には、液体媒体中 のフンタクトレンズのタンパク質含有汚れの洗浄も効果的に行なうことかできる 。この洗浄作用は、レンズを消毒するのと同時に(例えば組成物とHPLMとの 接触開始時またはその直後に酵素をHPLM中に放出する場合)、またはレンズ を消毒した後に(例えばHPDCをHPLM中に放出する時またはその後に酵素 をHPLM中に放出する場合)起こるようにすることができる。
レンズを効果的に消毒するために、好ましくは充分な時間、より好ましくは約1 分間ないし4時間、より一層好ましくは約5分間ないし1時間の開HPLM中に レンズを漫l資するまでは、HPDCをHPLM中に放出しないようにする。ま た、HPDCのHPLM中への放出開始後、好ましくは約3時間以内、より好ま しくは約1時間以内、より一層好ましくは約30分間以内に、HPLM中の残存 過酸化水素を実質的に全部分解する。
消毒のための接触は、液体媒体を実質的に液状に保つ温度で行なうことが好まし い。例えば、液体媒体が水性の場合、接触温度は好ましくは約O〜100’C1 より好ましくは約10〜60°C1より一層好ましくは約15〜30°Cの範囲 である。周囲温度またはその程度の温度で接触を行うことが非常に便利であり、 有効である。接触は、大気圧またはその程度の圧力下に行なうことが好ましい。
この接触は、好ましくは、処理すべきレンズを実質的に完全に消毒するまでの時 間待なう。そのような接触時間は、約1分間ないし12時間の範囲またはそれ以 上であり得る。
以下の実施例によって本発明の詳細な説明するが、実施例は本発明を制限するも のではない。
実施例1 コア錠がコーティングに包囲されている2層錠を調製し、試験した。コア錠およ びコーティングの組成は、以下の通りであった8二塩基性リン酸ナトIJウム( 無水物) 12.0m9−塩基性リン酸ナトリウム−水和物 1 、0 ff1 9ポリエチレングリコール(分子量約3350) 1.019fllカタラーゼ の使用量は、用いた製品の7でノテのア/セイIこよって決定した。調製した錠 剤は、約5200のカタラーゼ活性単位を含有していた。
(2)重量平均分子量が約110000であり、BASFからコリトン(Kol lidon、商標)90として市販されているポリビニルピロゾ′3)分子量約 3350のポリエチレングリコール。
コーティングは、次のようにしてコア錠に適用した。コーティング材料は、実質 的に乾燥した固体粉末の形態で適用した。キリアン(Kilian)RU Dプ レスコーターを使用し、7+nm成形型を取り付けた。
コーティング錠1錠に要する量のコーティング材料の約40〜50%を、成形型 のキャビティに入れた。次いで、コア錠を牛ヤピティに入れた。その後、コーテ ィング錠1錠に要する量のコーティング材料の残部を、キャビティに入れた。次 いで、プレスコーターを操作して、キャビティの内容物に圧縮力を適用した。得 られた被覆錠は、連続的で実質的に均一な、コーティング組成物の外層を有する ように見えた。更に、その被覆錠は、触れても付着せず、他の被覆錠とも付着し なかった。
前記の被覆錠を試験し、過酸化水素の分解における効果を調べた。
試験は、次のようにして行った。室温で、過酸化水素の3%(w/v)水溶液1 011Qを用意した。被覆錠をその溶液に入れ、溶液から遊離した酸素の量を定 期的に測定した。遊離した酸素の量は、溶液中に残存する過酸化水素濃度の測定 のために用いた。
この試験の結果は、次の通りであった。
錠剤の溶液中への 溶液中の過酸化物濃度これらの結果によると、コーティング はカタラーゼの放出を効果的に遅延し、その時間は、2層錠と同時に溶液に導入 するフンタクトレンズを有効に消毒するように、溶液中の過酸化水素を作用させ るのに充分な時間であることがわかる。更に、これらの結果は、溶液中の過酸化 水素は、カタラーゼの放出後、非常に急速かつ非常に充分にカタラーゼによって 実質的に完全に分解されることも示しており、従って、消毒したコンタクトレン ズをこの溶液から取り出して直接ヒトの眼に装着し、安全かつ快適に装用するこ とができる。
実施例2 実施例1の被覆錠を用いて、次のようにして従来のソフトコンタクトレンズを消 毒する。室温で、過酸化水素の3%(W/V)水溶液101Qを用意する。消毒 するコンタクトレンズおよび被覆錠を、溶液に同時に入れる。約半時間の間、溶 液は実質的に平静である(すなわち、実質的に発泡(ガス発生)が起こらない) 。その後約5〜10分間の間、溶液は発泡する。この後、溶液は平静になり、そ の状態が続く。コンタクトレンズを溶液に最初に入れてから1時間後に、溶液か ら出し、装用者の眼に直接入れる。1時間でコンタクトレンズが有効に消毒され ることがわかる。また、レンズ装用者は、このようにして消毒したフンタクトレ ンズの装用による不快感も眼の刺激も感しない。溶液の発泡は、過酸化水素分解 が起こっていることを示すものである。過酸化物分解の完了は、発泡か止むこと によって知ることができる。
実施例3 ズブチリシンAをコア錠中に充分含めて、コア錠中の酵素量を約0.4mgとす ることを除いては、実施例1と同様に被覆錠を調製する。
この酵素含有錠を用いて、タンパク質含有汚れが付着したソフトコンタクトレン ズの消毒および洗浄を、次のようにして行なう。室温で、過酸化水素の3%(w /v)水溶液10jlf2を用意する。消毒および洗浄すべきコンタクトレンズ と、酵素を含有する被覆錠とを、溶液に同時に入れる。約半時間の間、溶液は実 質的に平静である。その後約5〜10分間の間、溶液は発泡する。この後、溶液 は平静になり、その状態が続(。コンタクトレンズを溶液に最初に入れてから1 0時間後に、溶液から出し、生理食塩液で濯いでズブチリ7ンAを除去し、装用 者の眼に入れる。10時間でフンタクトレンズが有効に消毒され、タンパク質含 有汚れも洗浄除去されることがわかる。レンズ装用者は、このようにして消毒お よび洗浄したコンタクトレンズの装用による不快感も眼の刺激も感じない。
実施例4 実施例1に従って被覆錠をR製し、これに更に、ポリビニルピロリドン、炭酸ナ トリウムおよびズブチリシンAの水性混合物を噴霧コーティングする。噴霧コー ティングした錠剤を乾燥する。ズブチリシンへの量は、コア錠の選択した酵素の 含量を約0.4mgとするのに充分である。
この酵素含有錠を用いて、タンパク質含有汚れが付着したソフトコンタクトレン ズの消毒および洗浄を、実質的に実施例3と同様に行なう。コンタクトレンズを 溶液に最初に入れてから10時間後に、溶液から出し、生理食塩液で濯いでズブ チリシンAを除去し、装用者の眼に入れる。10時間でコンタクトレンズが有効 に消毒され、タンパク質含宵汚れも洗浄除去されることがわかる。レンズ装用者 は、このようにして消毒および洗浄したコンタクトレンズの装用による不快感も 眼の刺激も感じない。
本発明をいくつかの実施例および態様に関して説明したが、本発明はそれらに制 限されるものではなく、以下の請求の範囲内で変更し得るものであると理解すべ きである。
要約書 コンタクトレンズの消毒に使用するような水性液体媒体中の過酸化水素を分解す るための組成物、そのような組成物の製造方法およびそのような組成物の使用方 法を開示する。本発明の組成物は、水性液体媒体中に放出されると、水性液体媒 体中に存在する過酸化水素を分解するか、またはその分解を起こすのに有効な少 なくとも1種の過酸化水素分解成分を含有するコーティングされたコアと、組成 物が過酸化水素含有水性液体媒体と接触開始後、ある時間の間、過酸化水素分解 成分の放出を実質的に防ぐように作用するバリアコーティングとから成る。バリ アコーティングは、実質的に水溶性であり、好ましくはポリビニルピロリドンを 含有し、実質的に乾燥した固体材料として適用する。
国際調査報告

Claims (40)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.水性液体媒体中に放出されると、水性液体媒体中に存在する過酸化水素を分 解するか、またはその分解を起こすのに有効な少なくとも1種の過酸化水素分解 成分を含有するコーティングされたコアと、組成物が過酸化水素含有水性液体媒 体と接触開始後、ある時間の間、前記過酸化水素分解成分の放出を実質的に防ぐ ように作用するバリアコーティングとから成り、バリアコーティングは、少なく とも部分的に水溶性であり、コーティングするコアに、実質的に乾燥した固体材 料として適用する組成物。
  2. 2.組成物と過酸化水素含有水性液体媒体との接触開始から所定の時間後に、過 酸化水素分解成分を過酸化水素含有水性液体媒体に放出するように構成する請求 項1記載の組成物。
  3. 3.錠剤の形態である請求項1記載の組成物。
  4. 4.バリアコーティングは、ポリビニルピロリドン、ポリ酢酸ビニル、ポリビニ ルアルコール、ポリアクリレート、セルロースエーテルおよびそれらの誘導体、 ポリワックス並びにそれらの混合物から成る群から選択する少なくとも1種のポ リマー材料を含有する請求項1記載の組成物。
  5. 5.ポリマー材料はポリビニルピロリドンである請求項4記載の組成物。
  6. 6.バリアコーティングは、コアヘのバリアコーティングの適用を促進するのに 有効な量の少なくとも1種の滑剤成分を含有する請求項4記載の組成物。
  7. 7.ポリマー材料はポリビニルピロリドンであり、滑剤成分は、分子量範囲約2 000〜10000のポリエチレングリコールである請求項8記載の組成物。
  8. 8.過酸化水素分解成分は、過酸化水素還元剤、ペルオキシダーゼおよびそれら の混合物から成る群から選択する請求項1記載の組成物。
  9. 9.過酸化水素分解成分は、ペルオキシダーゼおよびその混合物から成る群から 選択する請求項1記載の組成物。
  10. 10.過酸化水素分解成分はカタラーゼである請求項1記載の組成物。
  11. 11.コーティングされたコアは、組成物全体の約40〜95重量%の量を占め 、バリアコーティングは、組成物全体の約1〜60重量%の量を占める請求項1 記載の組成物。
  12. 12.汚れをコンタクトレンズから除去し得る少なくとも1種の酵素を、汚れの 付着したコンタクトレンズから少なくとも1種の汚れを実質的に除去するのに有 効な量で更に含有し、過酸化水素含有水性液体媒体中に導入後、過酸化水素分解 成分が放出されるより前、または実質的にそれと同時に酵素を放出するように構 成する請求項1記載の組成物。
  13. 13.前記酵素を含有するコーティング層を更に有する請求項12記載の組成物 。
  14. 14.水性液体媒体中の過酸化水素濃度を低下する方法であって; 過酸化水素含有水性液体媒体中に放出されると、過酸化水素含有水性液体媒体中 に存在する過酸化水素を分解するか、またはその分解を起こすのに有効な少なく とも1種の過酸化水素分解成分を含有するコーティングされたコアと、組成物が 過酸化水素含有水性液体媒体と接触開始後、ある時間の間、前記過酸化水素分解 成分の放出を実質的に防ぐように作用するバリアコーティングとから成り、バリ アコーティングは、少なくとも部分的に水溶性であり、コーティングするコアに 、実質的に乾燥した固体材料として適用する組成物と、過酸化水素含有水性液体 媒体を接触させることを含んで成る方法。
  15. 15.組成物と過酸化水素含有水性液体媒体との接触開始から所定の時間後に、 過酸化水素分解成分を過酸化水素含有水性液体媒体に放出する請求項14記載の 方法。
  16. 16.バリアコーティングは、ポリビニルピロリドン、ポリ酢酸ビニル、ポリビ ニルアルコール、ポリアクリレート、セルロースエーテルおよびそれらの誘導体 、ポリワックス並びにそれらの混合物から成る群から選択する少なくとも1種の ポリマー材料を含有する請求項14記載の方法。
  17. 17.バリアコーティングは、コーティングするコアヘのバリアコーティングの 適用を促進するのに有効な量の少なくとも1種の滑剤成分を含有する請求項16 記載の方法。
  18. 18.ポリマー材料はポリビニルピロリドンであり、滑剤成分は、分子量範囲約 2000〜10000のポリエチレングリコールである請求項17記載の方法。
  19. 19.レンズを消毒する方法であって;有効なレンズ消毒条件下に、消毒すべき レンズを過酸化水素含有水性液体媒体と接触させ、それによってレンズを消毒し ;過酸化水素含有水性液体媒体中に放出されると、過酸化水素含有水性液体媒体 中に存在する過酸化水素を分解するか、またはその分解を起こすのに有効な少な くとも1種の過酸化水素分解成分を含有するコーティングされたコアと、組成物 が過酸化水素含有水性液体媒体と接触開始後、ある時間の間、前記過酸化水素分 解成分の放出を実質的に防ぐように作用するバリアコーティングとから成り、バ リアコーティングは、少なくとも部分的に水溶性であり、コアに、実質的に乾燥 した固体材料として適用する組成物と、過酸化水素含有水性被体媒体を接触させ る ことを含んで成る方法。
  20. 20.組成物と過酸化水素含有水性液体媒体との接触開始から所定の時間後に、 過酸化水素分解成分を過酸化水素含有水性液体媒体に放出する請求項19記載の 方法。
  21. 21.消毒すべきレンズおよび組成物を、実質的に同時に、過酸化水素含有水性 液体媒体と接触開始させる請求項19記載の方法。
  22. 22.前記時間は、過酸化水素含有水性液体媒体中でレンズを消毒するのに充分 である請求項19記載の方法。
  23. 23.バリアコーティングは、ポリビニルピロリドン、ポリ酢酸ビニル、ポリビ ニルアルコール、ポリアクリレート、セルロースエーテルおよびそれらの誘導体 、ポリワックス並びにそれらの混合物から成る群から選択する少なくとも1種の ポリマー材料を含有する請求項19記載の方法。
  24. 24.バリアコーティングは、コーティングするコアヘのバリアコーティングの 適用を促進するのに有効な量の少なくとも1種の滑剤成分を含有する請求項23 記載の方法。
  25. 25. ポリマー材料はポリビニルピロリドンであり、滑剤成分は、分子量範囲約200 0〜10000のポリエチレングリコールである請求項24記載の方法。
  26. 26.過酸化水素分解成分は、過酸化水素還元剤、ペルオキシダーゼおよびそれ らの混合物から成る群から選択する請求項19記載の方法。
  27. 27.過酸化水素分解成分はカタラーゼである請求項19記載の方法。
  28. 28.コーティングされたコアは、組成物全体の約40〜95重量%の量を占め 、バリアコーティングは、組成物全体の約1〜60重重%の量を占める請求項1 9記載の方法。
  29. 29.消毒すべきレンズには汚れが付着しており、組成物は、汚れをコンタクト レンズから除去し得る少なくとも1種の酵素を、汚れの付着した消毒すべきコン タクトレンズから少なくとも1種の汚れを実質的に除去するのに有効な量で更に 含有し、過酸化水素分解成分が放出されるより前、または実質的にそれと同時に 酵素を過酸化水素含有水性液体媒体に放出する請求項19記載の方法。
  30. 30.組成物は、前記酵素を含有するコーティング層を更に有する請求項29記 載の方法。
  31. 31.消毒すべきコンタクトレンズを消毒するのと実質的に同時に、該消毒すべ きコンタクトレンズから汚れを除去する請求項29記載の方法。
  32. 32.過酸化水素分解組成物の製法であって;過酸化水素含有液体媒体中に放出 されると、過酸化水素含有液体媒体中に存在する過酸化水素を分解するか、また はその分解を起こすのに有効な少なくとも1種の過酸化水素分解成分を含有する コアを形成し; 実質的に乾燥した固体材料を部分的に入れたキャビティにコアを入れ; 実質的に乾燥した固体材料の追加量をキャビティに加え;および圧縮力をキャビ ティの内容物に適用し、それにより、実質的に乾燥した固体材料をコア錠に固定 し、コーティングしたコアを形成する ことを含んで成る方法。
  33. 33.コーティングしたコアと過酸化水素含有液体媒体との接触開始後、ある時 間の間、過酸化水素分解成分の放出を遅延するのに充分な量の実質的に乾燥した 固体材料を、コーティングしたコアに含める請求項32記載の方法。
  34. 34.実質的に乾燥した固体材料を含有するバリアコーティングに実質的に包囲 された、過酸化水素分解成分を含有するコーティングされたコアから成る組成物 が前記圧縮力適用工程により得られるように、実質的に乾燥した固体材料をキャ ビティに充分入れる請求項32記載の方法。
  35. 35.実質的に乾燥した固体材料は、少なくとも1種のポリマー材料、および前 記圧縮力適用工程を促進するのに有効な量の少なくとも1種の滑剤成分を含有す る請求項32記載の方法。
  36. 36.ポリマー材料は、ポリビニルピロリドン、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルア ルコール、ポリアクリレート、セルロースエーテルおよびそれらの誘導体、ポリ ワックス並びにそれらの混合物から成る群から選択する請求項35記載の方法。
  37. 37.ポリマー材料はポリビニルピロリドンであり、滑剤成分は、分子量範囲約 2000〜10000のポリエチレングリコールである請求項35記載の方法。
  38. 38.キャビティに入れる実質的に乾燥した固体材料全体の約20〜80%を、 コア導入工程の前にキャビティに入れる請求項32記載の方法。
  39. 39.コンタクトレンズから汚れを除去し得る少なくとも1種の酵素を、コーテ ィングしたコアに適用することを更に含んで成る請求項32記載の方法。
  40. 40.コアは、コンタクトレンズから汚れを除去し得る少なくとも1種の酵素を 更に含有する請求項32記載の方法。
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