JPS6250140A - 印刷機のインキング装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、印刷に於けるゴーストの発生を防止するイン
キング方法に関する。

従来の技術 図は、従来のオフセット印刷機、特に金属板枚葉印刷に
適し念オフセット印刷機のインキング装置である。イン
キファウンテン内のインキは、図示のよう配夕１ｊされ
次多数のローラ上を練られながら転移して４本のインキ
フォームローラ２．３．４．５によってプレートシリン
ダ１に供給される。該装置に於いて、インキシリンダ１
１から前記各インキフオームローラマテノインキ供給経
路長は各々等しいので、各インキフオームローラからプ
レートシリンダｌに各々等址のインキが供給される。

このようなインキ供給装置からなる従来のオフセット印
刷機は、印刷幅方向の画線率差の大きいベタ画面や、ベ
タ画面中に非面線部（ヌキ）のあるリピートパターン画
面を印刷すると、ベタ画面中に濃度ムラ即ちゴーストが
発生する。

これは、インキフオームローシーが版面に−インキ全供
給する際に一つの画面から次の画面へと移動していく時
に、ローラー上のインキの供給と杓しか充分に行われず
、インキ消費の多い所はインキが不足し、インキ消費の
ない所はインキが余ることによるものである。このよう
な現象は、ローラによってプレートシリンダーにインキ
を供給する現在のインキング装置では根本的に回避する
ことのできない問題である。

従って、従来は画面の図柄の配置を考慮してゴーストが
出にくいレイアウトにするとか、濃度が低く流動性の良
い不透明なインキで盛りを多くして印刷してゴーストが
目立たないようにするとか以外に、この問題に対処する
方法はなかった。

発明が解決しようとする問題点 ところが、印刷物によっては上記のようなゴーストの発
生し高い図柄の配置にならざるを得ない場合が生ずる。

特に、製缶用の枚葉金属板に印刷する場合には、ペタ、
文字、調子の組合せのデザインをグループで多面付した
最もゴーストの発生し２易いレイアウトになる場合が多
い。

本発明は、このようなゴーストの発生し易いレイアウト
の印刷の場合でも、特別なインキによる特別な印刷法を
採用することなく、簡畦な方法でゴーストの発生を防止
又はゴーストが自立友ないように印刷できるインキング
方法を提供することを目的とするものである。

問題点を解決するための手段 ゴーストの発生原因は、前記したようにインキフォーム
ローラ上のインキ均しか充分に行われず、該ローラ上に
インキ膜厚ムラが生ずることにある。このようなインキ
膜厚ムラは、各インキフオームローラに同様に発生する
が、峻初のインキフオームローラ２によって発生される
版面上のインキ膜厚ムラは次のインキフオームローラ３
によっである程度均されるので、ゴーストの発生に鏝も
影響を及ぼすのは最後のインキフオームローラ５によっ
て生ずるインキ膜厚ムラである。

従って、特に最後のインキフオームローラによって生じ
るインキ膜厚ムラｆ最小にすることによって、ゴースト
の発生を防止することができる。

ところで、インキ膜厚ムラをなくす手段として、インキ
の流動性を高めることが考えられる。

しかしながら、インキの流動性金高めるとゴーストの発
生は防止できるが、逆に網点画像等の微細な画面が破壊
されて鮮明な印刷ができず、印刷品質を低下させる問題
が起る。本発明者は、上記相反する現象を解決すべく実
験を重ねた結果、ゴーストの発生に最も影響を及ぼす最
終群のインキフオームローラに供給されるインキのみを
、油解のインキフオームローラに供給されるインキより
も流動性を高めることによって、ゴーストの発生を防止
することができ、しかも網点両津を破壊せずに鮮明な印
刷ができることが判明した口 本発明は、上記の結果に基づくものであって、最終群の
インキフオームローラからプレートシリンダに供給され
るインキの流動性を、他群のインキフオームローラから
供給されるインキの流動性よりも高くするという技術的
手段によって構成されている。

また、上記の流動性を高める手段として、最終群のイン
キフオームローラに供給されるインキの温度を他群のイ
ンキフオームローラに供給されるインキよυも高くする
手段を採用すると、従来のインキング装置を特別に改良
することなく本発明のインキング方法’ｘＷ易に適用す
ることができる。

作用 プレートシリンダには、最終群以外のインキフォームロ
ーラによって供給された通常の流動性を有するインキの
上に、最終群のインキ７オ−ムローラから供給される比
較的流動性の高いインキが供給されて、印刷に必要なイ
ンキ皮膜厚が形成される。従って、後から供給される流
動性の高いインキは、それまでに供給された流動性の低
いインキによって形成されたインキ皮膜の皮膜厚ムラを
均す機能を果すが、インキ皮膜全体としては流動性は高
くないので、網点画像を破壊して印刷画像を不鮮明にす
ることはない。

実施例 以下、本発明のインヤング方法を実施例により説明する
。

図は、本発明のインキング方法を実施するためのインキ
ング装置の一例である。図に於いて、ＩＦｉプレートシ
リンダ、２．３は第１群のインキフオームローラ、４．
５は第２群のインキフォームローラ、６．７．１５．１
７はインキバイブレータローラ、８．９．１２．１３．
１４．１６はインキングローラ、１８はインキダクター
ローラ、１９はインキファウンテンローラ、１１はイン
キシリンダである０以上のインキング装置のローラ配列
は従来のものである。

以上のインキング装置に於いて、本実施例では第２群の
インキフオームローラと接触しているインキバイブレー
タローラ７の温度を池のインキバイブレータローラ６の
ｔｉｌｌよりも数度〜数１０度高く設定するととくよっ
て、第２群即ち最終群のインキフォームローラに転移ス
ルインキの流動性を高くするようにしたものである。

なお、インキバイブレータローラ７は、中空構造で、冷
温水の通水圧よって温ｉｎ節が出来るようになっている
。

従って、最終群のインキフオームローラ上のインキの流
動性が、池のインキフォームローラ上のインキよりも高
くなるので、第１群のインキフォームローラで供給され
九版面上のインキを均一にならすと共に１最終イン中フ
オームローラ上にインキ皮膜厚ムラが発生するのを防止
して、ゴースト発生防止効果を高める。

上記実施例は、インキバイブレータローラ７の通水＠度
を調整するだけで、従来装置に容易に適用して実施でき
る利点かあるが、本発明は上記実施例に限るものでない
ことは言うまでもない。

例えば、最終群のインキフオームローラ上に供給される
インキの流動性を他群のインキフォームローラ上に供給
されるものよシ高める手段として、最終群のインキフオ
ームローラヘノインキ供給経路に於ける練りローラを他
群への供給経路よりも増やすことによって、インキの練
シ効果を高めて流動性を良くすることも考えられる。

効果 本発明のインキング方法は、最終群のインキフオームロ
ーラ上のインキの流動性ｔａ群のインキフオームローラ
上のインキの流動性よシ高くするという簡単な方法でゴ
ーストの発生を防止することができ、しかもインキ流動
性を高めることによって派生する網点画像等の破壊現象
を起こすことなく鮮明な印刷画面を得ることができる。

また、特別なインキによる特別な印刷法によらないので
、従来のインキング装置で容易に実施することができる
。従って、印刷コストを高めることなく、印刷品質を飛
躍的に同上させることができる。以上のように本発明は
、従来のインキング方法と比べて多くの利点を有するも
のである。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明を実施するのに使用するインキング装置の
一例の概略図である。 １ニブレートシリンダ　２．３：第１群のインキフォー
ムローラ　４．５：第２群のインキフオームローラ　６
．７：インキバイブレータローラ 特許出願人　　東洋製罐味式会仕 出願人代理人　弁理士　佐　　藤　　文　　勇（ほか２
名）

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）複数群のインキフォームローラによりプレートシリ
   ンダにインキを供給する印刷機のインキング方法に於い
   て、最終群のインキフォームローラからプレートシリン
   ダに供給するインキの流動性を他群のインキフォームロ
   ーラから供給するインキの流動性よりも高くして、プレ
   ートシリンダにインキを供給することを特徴とする印刷
   機のインキング方法。 ２）最終群のインキフォームローラからプレートシリン
   ダに供給するインキの温度を、他群のインキフォームロ
   ーラから供給するインキの温度よりも高温にすることに
   よつて、前記最終群のインキフォームローラからプレー
   トシリンダに供給するインキの流動性を高めたことを特
   徴とする特許請求の範囲第１項記載の印刷機のインキン
   グ方法。