JPS6250138A - 印刷機のインキング装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、印刷に於けるゴーストの発生を防止するイン
キング装置に関する。

従来の技術 第３図は、従来のオフセット印刷機、特に金属板枚葉印
刷に適したオフセット印刷機のインキング装置である。

インキファウンテン内のインキは、図示のよう配列され
た多数のローラ上を練られながら転移して４本のインキ
フオームローラ３１．３２．３３．３４によってプレー
トシリンダー３５に供給される。該装置に於いて、イン
キシ１１ンダ３６から前記各インキフオームローラまで
のインキ供給経路長は各々等しいので、各インキフオー
ムローラからプレートシリンダー３５に各々環縫のイン
キが供給される口 このようなインキ供給装置からなる従来のオフセット印
刷機は、印刷幅方向の画線率差の大きいペタ画面や、ペ
タ画面中に非面線部（ヌキ）のあるリピートパターン画
面全印刷すると、ペタ画面中に濃度ムラ即ちゴーストが
発生する。

これは、インキフオームローラーが版面にインキを供給
する際に一つの画面から次の画面へと移動していく時に
、ローラー上のインキの供給と均しか充分に行われず、
インキ消費の多い所はインキが不足し、インキ消費のな
い所はインキが余ることによるものである。このような
現象は、ローラによってプレートシリンダーにインキを
供給する現在のインキング装置では根本的に回避するこ
とのできない問題である。

従って、従来は画面の図柄の配＃を考慮してゴーストが
出Ｋ〈いレイアウトにするとか、濃変が低く流動性の良
い不透明なインキで盛りを多くして印刷してゴーストが
目立たないようにするとか以外に、この問題に対処する
方法はなかった〇 発明が解決しようとする問題点 ところが、印刷物によっては上記のようなゴーストの発
生し易い図柄の配置にならざるを得ない場合が生ずる。

特に、與缶用の枚葉金属板に印刷する場合には、ベタ、
文字、調子の組合せのデザインをグループで多面付した
最もゴーストの発生し易いレイアウトになる場合が多い
。

本発明は、このようなゴーストの発生し易いレイアウト
の印刷の場合でも、特別なインキによる特別な印刷法を
採用することなく、簡曝な方法でゴーストの発生を防と
又はゴーストが目立たないように印刷できるインキング
装置を提供することを目的とするものである。

問題点１ｒ解決するための手段 ゴーストの発生頁因は、前記したようにインキフオーム
ローラ上のインキ均しか光分く行われず、該ローラ上に
インキ膜厚ムラが生ずることにある。このようなインキ
膜厚ムラは、各インキ７オームローラに同様に発生する
が、最初のインキフオームローラ３１によって発生され
る版面上のインキ膜厚ムラは次のインキ７オームローラ
３２によっであるｊ度均されるので。

ゴーストの発生に最も影響を及ぼすのは最後のインキフ
オームローラ３４によって生ずるインキ膜厚ムラである
。

従って、特にｔｉのインキフオームローラーによって生
ずる膜厚ムラを最小にすることによって、ゴーストの発
生を防止することができる。

本発明は、この点に着目してなされたものである。

以下、上記目的を達成するための本発明の構成を実施例
に相当する第１図により説明する。

本発明は、複数個のインキフオームローラ２〜５により
プレートシリンダーＩＫインキを供給するＹ版印刷機の
インキング装置において、４Ｈｌのインキフオームロー
ラー５に、インキを伝達するインキパイプレークローラ
ー７の池に軸方向に摺動する別個の摺動ローラ１ｏを摺
接させるようＩ／ＣＩ？４成した。

さらに、前記各インキフオームローラドインキバイブレ
ータローラ６．７に周速差を持って接触させるようにす
ると、スベリによりインキ均し効果をさらに高めること
ができる。

作用 最後のインキフオームローラ５は、プレートシリンダ１
０版面へインキ転移後に摺動ローラ１０と接触する。撮
動ローラ１ｏは軸方向に摺動しながらインキフオームロ
ーラ５と回転接触しているので、インキ転移後に生じた
インキフオームローラ上のインキ膜厚差が該摺動ローラ
によって均一に均される。

さらにまた、インキフオームローラドインキバイブレー
タローラとが周速差を持って回転接触しているので、イ
ンキ７オームローラとインキバイブレータローラは、互
に軸方向のすべりと円周方向のすべりを相伴って回転接
触するり実施例 次に本発明のインキング装置を実施例により詳細に説明
する。＠１図は、本発明の一実施例を示す概略図である
。

図に於いて、１はプレートシリンダー、２〜５はインキ
フオームローラ、６．７．１５．１７はインキバイブレ
ータローラ、８．９．１２．１３．１４．１６はインキ
ングローラ、１８はインキダクターローラ、１９はイン
キファウンテンローラ、１１はインキシリンダーである
。

これらの各ローラの配列は、第３図に示す従来のインキ
ング装置と同じである。

１０は、本発明の特機部を構成する摺動ローラであって
、該摺動ローラは軸方向に摺動しながら、インキフオー
ムローラ５と接触している。

該摺動ローラ１０は、図示しないエアシリンダで軸方向
に摺動可能に支持されている。従ってエアシリンダーの
駆動周期を変えることＫよって、摺動ローラ１０の摺動
周期も変わるので、ゴーストの発生４合いによって摺動
ローラ１０の摺動周期を容易に隔部することができる。

また、各インキフオームローラ上のインキ均しを効果的
に行なうために、各インキフオームローラとインキバイ
ブレークローラとは、適宜の伝動機構により７％程願の
周速差で回転接触するようにしである。

以上のように構成されているインキング装置は次のよう
に作動する。

インキファウンテンからインキファウンテンローラ１９
によって供給されたインキは、図示のようなローラ列に
よってインキシリンダ１１に伝達される。インキシリン
ダ１１から２分され、インキバイブレータローラ６を介
してインキフオームローラ２．３に、インキバイブレー
タローラ７を介してインキフオームローラ４．５に、そ
れぞれインキが転移される。そして、各インキ７オーム
ローラからプレートシリンダー１上の版面にインキが供
給される。その際、インキバイブレータ−ローラ６とイ
ンキ７オームローラ３．２、及びインキバイブレータロ
ーラ７とインキフオームローラ４．５は、それぞれ周速
差をもって接触しているので、プレートシリンダ１の版
面へのインキ転移後に生ずるインキ７オームローラ４上
のインキ膜厚差を、インキバイブレータ−ローラの軸方
向への摺動による周面上のスベリが加算されて効果的に
均すことができる。

又、特に最後のインキフオームローラ５には、摺動ロー
ラ１０が接触されているので、該インキ７オームローラ
５上のインキ膜厚差は、池のインクフオームローラより
もより均一に均される。

第２図は、本発明の池の実施例である。本実施例では、
第１実施例に於けるインキフオームローラー２．３への
インキ転移量を後に続くインキフオームローラ４．５へ
のインキ転移量より多くすることによって、インキフオ
ームローラ５のインキ膜圧差をよシ小さくしたものであ
る。

そのために、図示のようにインキングローラ１４とイン
キングローラ１２のインキシリンダー１１との接触を解
除し、インキングローラ１２とインキングローラ８との
間にブリッジローラ２０を介在させている。その結果、
インキはインキングローラ８から分流され、一方はバイ
ブレータローラ６を介してインキフオームローラ２．３
に供給され、他方はインキシリンダ１１を通ってバイブ
レータローラ７を介してインキフオームローラ４．５に
供給さ礼る。従って、インキフオームローラ２．３への
インキ供給経路長が異な９、経路長が短いインキフオー
ムローラ２．３へはインキ供給経路長が長いインキフオ
ームローラ４．５よりも多くのインキが転移される。

而して、ゴーストの発生に最も起因するインキ７オーム
ローラ５からのインキ供給量がわずかであるので、イン
キフオームローラ５のプレートシリンダー１へのインキ
転移後忙生ずるインキ膜厚差もわずかになシ、ゴースト
の発生防止効果を高めることができる。

なお、最後のインキ７オームローラ自体ヲ軸方向にイン
キバイブレータ−ローラと逆方向に摺動させれば、該イ
ンキフオームローラ上のインキ均し効果をより高めるこ
とができる。

さらＫまた、インキバイブレータローラ７の温Ｖをイン
キバイブレータローラ６の＠置よジ高温度に設定して、
インキフオームローラ４．４゜５へ転移されるインキの
流動性を高めるようにすれば、インキフオームローラ４
．５のイーンキ均し効果をより高めることができる。

発明の効果 本発明は、ゴーストの発生に最も影響を及ぼス倹後のイ
ンキフオームローラに別個の摺動ローラを摺接させたの
で、該インキフオームローラ上のインキ均しか充分に行
われる。従って、ゴーストの発生し易いデザインの画面
でも、プレートシリンダーへのインキ転移後に生ずる前
記インキフオームローラ上のインキ膜厚差も充分に均さ
れるので、次の画面へゴーストとして現われるのを防と
することができる。

以上のように、本発明は、摺動ローラを追加するだけの
簡単な構成で、しかも特別なインキによる特別な印刷法
によらなくても効果的にゴーストの発生を防止すること
ができるので、実用上多大な効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の第１実施例の頓略図、第２図は第２
実施例の概略図、第３図は従来例の概略図である。 １ニブレートシリンダー　２．３．４．５：インキフオ
ームローラ　６．７１．１５．１７：インバイブレータ
−ローラ　１０：摺動ローラ１１：インキシリンダー　
２０ニブリツジローラ 特許出願人　　東洋製罐株式会仕 出願人代理人　弁理士　佐　　藤　　文　　男（ほか２
名） 第　　　１ 第２図 第　　３　　図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）複数個のインキフォームローラによりプレートシリ
   ンダーにインキを供給する印刷機のインキング装置に於
   いて、最後のインキフォームローラに、インキを伝達す
   るインキバイブレータローラの外に軸方向に摺動する別
   個の摺動ローラを摺接させて設けたことを特徴とする印
   刷機のインキング装置 ２）前記各インキフォームローラが、インキバイブレー
   タローラに周速差をもつて接触させるようにしたことを
   特徴とする特許請求の範囲第１項記載の印刷機のインキ
   ング装置