JPS6250077A - 隅肉溶接方法 - Google Patents

隅肉溶接方法

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JPS6250077A
JPS6250077A JP18977385A JP18977385A JPS6250077A JP S6250077 A JPS6250077 A JP S6250077A JP 18977385 A JP18977385 A JP 18977385A JP 18977385 A JP18977385 A JP 18977385A JP S6250077 A JPS6250077 A JP S6250077A
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welding
welded
nozzle
beads
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Kazunori Kawashima
一徳 川島
Isao Asano
功 浅野
Toshiaki Takuwa
田桑 俊明
Masaru Ushimizu
牛水 優
Kenji Matsuba
松葉 健二
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Mitsubishi Power Ltd
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Babcock Hitachi KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は溶接方法に係り、特に被溶接部材に対して繰り
返し加わる応力による亀裂の発生を防止するようにした
隅肉溶接方法に関する。
〈従来の技術及びその問題点〉 火力発電プラント、原子力発電プラント、産業用の大型
ボイラ、化学プラント等では高温、高圧の内部流体を流
すための各種配管、管寄が設置されているが、これら配
管と管寄の接合部における溶接については高い溶接品質
が要求されており、溶接は極めて慎重に行われ内部流体
の漏洩などの事故が生じないよう配慮されている。しか
しながら、最近各種プラントは益々大型化しており、こ
れに伴って溶接個所も飛躍的に増大し、組み立て現地に
おける溶接作業は膨大なものとなっている。
このため装置の組み立て作業は長期化する傾向にあり、
現地の溶接では所期の溶接品質を確保するのが困難な事
態も生じている。このため、複雑な部分の溶接は工場な
どの設備の整った場所で行い、現地での負担を軽減する
と共に溶接品質自体の向上を図る方法が採用されている
第5図は火力発電所用の大型ボイラに使用する管寄であ
って、管部材たる管台を接続した状態を示す。すなわち
、この管寄の場合であっても、多数の管を溶接せねばな
らず、かつその溶接開先14の形状は場合によっては第
6図に示すように鞍形の複雑な形状となるので、工場に
おいて、管台1を管寄2に予め溶接13をもって接続し
、現地においてはこの管台1の端面1aと管とを突き合
わせ溶接するよう構成しである。
第2図は従来の溶接方法であって、工場内において管寄
2に対して管台1を溶接する状態を示す。
管寄2に管台1を配置したならば先ず第1ビード3を形
成し、続いて第2ビード4、第3ビード5、第4ビード
6、最終ビード7の順にビードを形成する。この溶接方
法によると最終ビード7の管台接続縁部7aと管台側面
とのなす角α1が約900と小さくなる。
ここで、例えば火力発電所用のボイラにおいては、原子
力発電のベースロード化に伴って中間負荷に移行してお
り、負荷変動、起動、停止を頻繁に行うようになってき
ている。このため管寄2と管台1の溶接部に対しても繰
り返し熱応力が加わることになり、最終溶接ビード7の
管台接続縁部7aの付近から管台肉厚方向に対して亀裂
9が発生することがある。亀裂の発生は、前記角度α1
が約90″と小さく溶接ビード部から管台1の側面部に
対する形状の移行が円滑ではなくいわゆるノツチが形成
されるため、最終溶接ビード7の管台接続縁部付近にお
いて管台に対して応力が集中し、亀裂9が生じるものと
考えられる。このため形状の移行を円滑にするため溶接
終了後に最終溶接ビード部を中心として研磨加工を行っ
たり、タングステン・イナートガス・アーク溶接(T 
I G溶接)等の、ビードと被溶接部とのなす角が大き
い溶接法を採用して対処していた。しかし何れの方法も
多大の加工時間を必要とし、実用性が乏しかった。
く本発明の目的〉 本発明は上述した問題点を解決すべく構成したものであ
り、研磨加工などの特別の後処理や特殊な溶接方法を採
用することなく溶接ビードから被溶接部への移行を円滑
に形成し、亀裂の発生を防止するようにした溶接方法を
提供することを目的とする。
く本発明の概要〉 要するに本発明は、被溶接部の最終ビード形成部に対し
て予め別の溶接ビードを、この溶接ビードの端縁部と被
溶接部とのなす角が大きくなるよう、つまりノツチが形
成されないようにし、この後被溶接部相互の溶接を行う
ようにした隅肉溶接方法である。
〈実施例〉 以下本発明の実施例につき具体的に説明する。
先ず、溶接ビード、特に亀裂発生と重要な関係にある最
終ビードと被溶接部とのなす角が小さい場合に亀裂が発
生し易いことが知られているが、この角度が小さくなる
原因を第2図を例に考えると、ビードを形成する為の溶
接トーチが管寄方向、つまり重力方向に位置して下向き
溶接を行うため、溶融状態のビード表面は重力方向と直
交する方向の水平面(第2図の符号10参照ンに位置し
ようとすることに起因する。つまりこの溶接姿勢を取る
限り溶接ビード端縁7aと被溶接部たる管台1の側壁と
のなす角は小さくならざるを得ない。何れにしてもノツ
チ形成防止上この角度α1は大きく設定されるべきであ
り、特に通常満足すべき値としては135°以上とされ
、特に振動や熱応力を受ける部分においては溶接部は凹
形に弧状仕上げをすることが義務づけられている。
第1図は本発明の実施例を示し、管寄2に対して管台1
を溶接する状態を示す。
この方法において、先ず管台1の側壁のうち、最終ビー
ドが位置する部分である側壁円周方向に対しては予め肉
盛溶接11を第1ビードとして形成しておく。この肉盛
溶接11は溶接ビード側縁と被溶接部たる管台1の側壁
とのなす角を大きく設定するためのものであるので、こ
の条件を満足するような条件下で溶接を行う。具体的に
は管台に対して溶接トーチを重力方向に位置させ、溶融
金属が水平面に広がるようにして溶接ビードと被溶接部
とのなす角を大きく設定する。この方法によるとガス・
メタル・アーク(GMA) 、?8接によっても前記設
定値を満足する良好な肉盛溶接を実施することが可能で
ある。
第4図はこの肉盛溶接方法の一例を示す。この図におい
て、管台lはその軸心が重力方向に直交する水平面に位
置するようにした状態でチャック26により旋回装置2
4に対して取り付けらる。
この状態で溶接トーチ23が重力方向に位置するよう管
台1に対して配置され、旋回モータ25により管台1を
回転させながら管台lの側壁円周方向に肉盛溶接11を
形成する。図示の場合は、溶接トーチ23を重力方向に
位置させたが、必ずしもこれに限るものではな(、要す
るに溶接ビード側縁と被溶接部たる管台lの側壁とのな
す角を好適な値とするよう溶接トーチ23を位置させれ
ば良く、従って前記下向き姿勢のみでなく、場合によっ
ては横向き姿勢を取っても良い。即ち管台1に対して隅
肉溶接を行うのに先立って予め別個に肉盛溶接する方法
を採用することにより自由に溶接姿勢を取ることが可能
であり、所定の肉盛溶接を得ることができる。
このようにして先ず好適条件下で管台側壁円周面に対し
て亀裂発生防止用の肉盛溶接を第1ビードとして形成し
たならば、この管台1を管寄2の所定の位置に配置し、
管台lと管寄2との間に第2のビード4形成し、以後同
様に第3のビード5、第4のビード6、最終ビード7を
形成する。この場合少なくても最終ビード7の管台側端
縁部は直接管台1の側壁に接触することがなく、第1ビ
ードたる亀裂発生防止用の肉盛溶接部のビード11と接
触するので、事実上の最終ビードたる肉盛溶接ビード1
1の端縁部と管台側壁とのなす角α2を予め好適に設定
した値のままにして溶接作業を完了することができる。
以上、被溶接部材を、管台と管寄の如く管体の場合を例
に説明したが、上述の方法はこれに限定されるものでは
なく、隅肉溶接に於いて幅広〈実施可能である。
第3図は2つの被溶接部材をいずれも板状物とした場合
の溶接方法を示す。図中符号30.31は被溶接部材た
る板状物である。この両者に対して隅肉溶接するに当た
っては、先ず、これら板状物30.31に対して溶接進
行方向に対し予め亀裂防止用の肉盛溶接32a、32b
を形成しておく。この肉盛溶接は溶接ビード端縁部と板
状物壁面とのなす角α3が板状物に対して亀裂を生じさ
せない値となるよう、各々好適な溶接姿勢が採れる条件
下で行われる。具体的には各板状物30.31を水平位
置に配置して、肉盛溶接面が重力方向に直交する水平面
に位置するようにし、自由に溶接姿勢をとることができ
る条件下で肉盛溶接を行う。このようにして各板状物3
0.31の壁面に対して亀裂防止用の肉盛溶接部32a
、32bを形成したならばこの板状物30.31を所定
の状態に配置し、第2ビード33、第3ビード34(3
5)、第4ビード(最終ビード)36の順に隅肉溶接作
業を行う。
〈効果〉 本発明は以上の構成となっているので、被溶接部と溶接
ビード端縁部とのなす角を、亀裂発生防止に効果的な所
定の角度とすることができ、溶接後に研磨作業を行うな
どの手間をかけることなく効果的に亀裂の発生を防止す
ることができ、作業効率を大幅に向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例を説明する管台と管寄の
断面図、第2図は従来の溶接方法を示す管台と管寄の断
面図、第3図は第2の実施例を示す板状物の断面部分図
、第4図は管台に対する肉盛溶接の実施状態を示す旋回
装置の斜視図、第5図は管台を取り付けた管寄の斜視図
、第6図は管台と管寄との溶接面の一例を示す管台と管
寄との斜視図である。 1・・・管台     2・・・管寄 4.33・・・第2ビード 5.34・・・第3ビード 6.35・・・第4ビード 7.36・・・最終ビード 9・・・亀裂    10・・・水平面11.32a、
32b・・・亀裂防止用ビード23・・・溶接トーチ 
 30.31・・板状物α1、α2、α3 ・・・亀裂
防止用ビードと被溶接部材とのなす角 ρ? 代理人 弁理士 弐 顕次部 −、チ Iビ 第1図 第2図 第3図 第4図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)2つの被溶接部材を所定の角度で位置させ、この
    隅部に対して複数の溶接ビードをもって隅肉溶接をする
    方法において、被溶接部材表面のうち少なくとも最終ビ
    ードが接触する部分に対して、隅肉溶接を行うのに先立
    って予め亀裂防止用のビードを形成し、かつこの亀裂防
    止用のビードの形成を、この亀裂防止用のビードと被溶
    接部材とのなす角が亀裂防止上効果的な値を取り得る条
    件下で個々に行うことを特徴とする隅肉溶接方法。
  2. (2)被溶接部材を管寄とこれに取り付ける管台とし、
    管台の側壁円周方向に対して亀裂防止用の肉盛溶接を予
    め行うことを特徴とする特許請求の範囲第(1)項記載
    の隅肉溶接方法。
  3. (3)前記被溶接部材を2枚の板状物とし、これら板状
    物壁面に、溶接進行方向に対し各々亀裂防止用のビード
    を予め形成したことを特徴とする特許請求の範囲第(1
    )項記載の隅肉溶接方法。
  4. (4)亀裂防止用のビードの形成を、溶接トーチがほぼ
    重力方向に位置するよう配置した状態で行うことを特徴
    とする特許請求の範囲第(1)項ないし第(3)項の何
    れかに記載の隅肉溶接方法。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01194490A (ja) * 1988-01-29 1989-08-04 Kyocera Corp セラミック配線基板の製造方法
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