JPS62500723A - シ−リング被覆組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 シーリング被覆組成物 応用の分野 本発明は、コーティングの組成物に関し、更に詳細にはシーリング被覆組成物に 関する。

従来技術 従来の技術では、可塑化したポリビニルアルコールを基材とし、メタクリル酸と メタクリル酸す１−リウムとのコポリマーおよび構造形成剤としての可溶性ガラ スとを添加したコーティングの組成物は既知であり、この組成物が可剥性保護コ ーティングとして用いられている（ソ連発明者証第７２６１４６号、分類ＣＯ９ Ｄ５／２０．１９８０年）。

上記組成物は、７ｏ＝８０ｇ／αのコーティングの接着を特徴とし、簡単な形状 の製品、例えばアクリルプラスナックの保護だ１ノに用いられる。

ｂう一つの既知のシーリング可剥性コーティングは、エチレンビニルアセテート フィルムの形を有し、真空成形法による注型品の製造に用いられる。この目的の ため、加熱状態の上記フィルムを模型に塗付し、熱的に安定な成分をコーティン グする。（［テクノロジー・アンド・エクィップメント・オブ・ファンダリー・ プラクティス（Ｔｅｃｌ＋ｎｏｌｏｇｙ　ａｎｄ　Ｅｑｕｉｐｍｅｎｔ　ｏｒ　 Ｆｏｕｎｄａｒｙ　Ｐｒａｃｔｉｃｅ）Ｊ、モスクワ、−第５号、１９７４年、 １３〜１６頁、「ブイ−プロセス・ノウ−ハウ・ブック（Ｖ−ｐｒｏｃｅｓｓ　 Ｋｎｏｗ−ｈｏｗｂｏｏｋ　Ｊファーム・シントコジオ（ｆｉｒｍ　Ｓｉｎｔｏ ｋｏｇｉｏ））。

上記引用のコーティングを用いても、ＥＩ雑な形状の注型品を製造することは出 来ずく注型品の線寸法の比率は、２：１を超えないように制限され）、更に操作 （熱的に安定な成分の付加層の加熱および塗付）を必要とする。

従来技術においては、ポリフッ化ビニルおよびポリテトラフルオロエチレンをジ ブチルフタレート中にまたはジブチル−およびジメチルフタレートとトリクロロ エチレンと共にまたは無しの混合物中に分散することによって得られるポリフッ 化ビニルおよびポリテトラフルオロエチレンの懸濁液と、実質的にカーボンブラ ック（市販の炭素）をトリクレジルホスフェートと共にまたは無しのジブチルフ タレート中に分散させたものである顔料ベーストとから成るシーリング被覆組成 物は知られている（英国特許第１３０８２９７号明細店、分類Ｃ０５ｆ　１９／ １８．１９７３年）。

上記組成物は、応用範囲が限定されており、金属の非剥離性保護コーティングと して用いられ、鋳物の実施に用いることは出来ない。

発明の開示 本発明の目的は、複雑な形状の注型品金型を作り且つ各種製品を一時的に保護す るのに用いることが出来る広範囲に応用されるシーリング被覆組成物のための成 分を選択することにある。

この目的は、フルオロカーボンポリマーと顔料と溶媒とから成るシーリング被覆 組成物をめることによって達成され、この組成物は、本発明によればトリフルオ ロクロロエチレンとフッ化ビニリデンとのコポリマーを含み、更に粘着防止剤と 融点１０００〜３０００℃の充填剤とを含み、原料成分は次の質量％を有する。

トリフルＡ［１クロロエチレンとフ ッ化ビニリデンとのコポリマー　８　〜２０粘着防止剤　１．３〜６ 顔　Ｆ４　２　〜２０ 充　填　剤　２　〜２０ 溶　媒　残　部 好ましくは、本発明の組成物は、合成脂肪酸の製造において生じた釜残（Ｓ口Ｉ Ｉ　ｂｏｔｔｏｍ）の形での粘着防止剤を含むものであり、８５％以下の脂肪酸 で、その５０％が１分子中に平均して３６個の炭素原子を有するポリマー酸であ り、２０〜３０％は０１９〜Ｃ２９の高分子脂肪酸であり、残りはＣＩ９以下の 酸であるものと、１５％以下の樹脂状の不鹸化性物質とを含むものであるか、ま たは上記釜残と塩素化したジフェニルまたはクロロパラフィンとをそれぞれ１　 ：　（０，６〜２）の割合で混合したものか、または分子間が（５〜８）×１０ ２のポリシロキリーンか、またはそれとクロＯ化したジフェニルまたはりＯロバ ラフインとをそれぞれ１　：　（０，５〜１）の割合で混合したものを含む。

本発明の組成物に用いられる充填剤の融点は、１０００〜３０００℃である。

この発明の組成物中の好ましい充填剤は、２〜４１ｉ１１ｉの元素の酸化物、例 えば酸化アルミニウム、二酸化ジルコニウムまたは二酸化ケイ素である。

この発明の組成物中の顔料は、所定の目的に好適な既知の顔料であれば如何なる ものでｂよく、好ましくは二酸化チタンまたは二酸化チタンとカーボンブラック （市販の炭素）との混合物である。

発明を実施する最良の態様 開示されたシーリング被覆組成物中のフルオロカーボンポリマーの機能は、トリ フルオロクロロエチレンとフッ化ビニリデンとのコポリマーであって、溶解度を 限定することによって２０質伍％を超える１１１度での使用が不適当となるよう にし、顔料と充填剤の結合剤（コポリマー）対する比率が１．１：１を超えない ようにしたことを特徴とするものによって満足される。粘着防止剤は、６質量％ を超えると、硬化時間が増すので、６質量１％を超えないようにし、一方、１． ３￥１聞％未満の邑では、］−エチレンを剥離し難くなる。

開示された組成物は、次のようにして調製する。すなわら、１−リフルオロクロ ロエチレンとフッ化ごニリデンとのコポリマーを、溶媒の混合物に溶解する。顔 料と結合剤の一部を溶液に加えたものを、ボールまたはビーズミル中で分散させ る。得られる顔料ペーストを、予め粘着防止剤を添加しておいたフッ化プラスチ ックの残りの溶液と混合する。次いで、溶媒を添加して、所望な粘度として、調 製された組成物を濾過する。

成分の定性的および定量的比率を合理的に選択することにより、開示された組成 物は、広範囲の応用に好適であり、４：１の線形チタンジョンの複雑な形状を有 する注型品金型を作るのに用いることが出来、且つ各種製品を一時的に保護する ことが出来る。

本発明を、次に、この発明の組成物の各種態様について詳細に説明する。

実施例１ 下記の成分の質量％からなる開示された組成物。

トリフルオロクロロエチレンとフ フ化ビニリデンとのコポリマー　８．０塩素化パラフイン　０．８ 二酸化チタン　１．０ カーボンブラツク（市販の炭素）１．０酸化アルミニウム　２．０ アセｌ−ン、ブチルアセテート、エ チルアセテートおよびトルエンの （それぞれ１．５：３．５：１　： １の比率での）混合物　残　部 この組成物は、次のようにして調製する。トリフルオロクロロエチレンとフッ化 ビニリデンとのコポリマー８びを、アセトン、ブチルアセテート、エチルアセテ ートおよびトルエンのそれぞれ１．５：３．５：１　：１の比率での混合物に溶 解する。次いで、二酸化チタン１ｇ、カーボンブラック１ｇおよび酸化アルミニ ウム２ｇを、ビーズまたはボールミル中に分散させ、３０〜５０μｍの磨砕度と する。

次に、得られるペーストを残りのコポリマーの溶液と混合して、最初にポリシロ キサン液１．６ｇおよび塩素化パラフィン０．８ｇを添加する。

得られる混合物を濾過して、所望な生成物を作る。所望な生成物の性状を、下表 にまとめる。

実施例２ 下記の成分の質量％からなる開示された組成物。

トリフルオロクロロエチレンとフ フ化ビニリデンとのコポリマー　８．０８５％以下の脂肪酸と１５％以下 の樹脂状不鹸化性物質とを含む合 成脂肪酸生成物の釜残　０．８ 塩素化ジフエニル　０．５ 二酸化チタン　２．０ 二酸化ジルコニウム　２．０ アセトン、ブチルアセテート、エ チルアセデートおよびｉ−ルエンの （それぞれ１．５：３．５：１　： １の比率での〉混合物　残　部 上配組成物の調製法は、実施例１に記載の方法と同じである。

上記組成物の性状を、下表にまとめる。

実施例３ 下記の成分の質量％からなる開示された組成物。

トリフルオロクロロエチレンとフ ッ化ビニリデンとのコポリマー　１５．０塩素化ジフエニル　３．０ 二酸化チタン　２．５ カーボンブラツク　２．５ 醇化アルミニウム　５．０ アセトン、ブチルアセテート、エ チルアセテートおよびトルエンの （それぞれ１．５：３．５：１　： １の比率での）混合物　残　部 上記組成物は、実施例１に記載の方法と同様に調製した。上記組成物の性状を、 下表にまとめる。

実施例４ 下記の成分の質量％からなる開示された組成物。

トリフルオロクロロエチレンとフ フ化ビニリデンとのコポリマー　２０．０二酸化チタン　２．０ 酸化アルミニウム　５．０ アセトン、ブチルアセテート、 エチルアセテートおよびトルエン のくそれぞれ１．５：３．５：１ ：１の比率での）混合物　残　部 上記組成物は、実施例１に記載の方法と同様に調整した。上記組成物の性状を、 下表にまとめる。

実施例５ 下記の成分の質量％からなる開示された組成物。

トリフルオロクロロエチレンとフ ッ化ビニリデンとのコポリマー　１５，０８５％以下の脂肪酸と１５％以下 の樹脂状不鹸化性物質とを含む合 成脂肪酸生成物の釜残　１．５ 塩素化パラフイン　３・Ｏ 二酸化チタン　５．０ 二酸化ケイ素　５．０ アセトン、ブチルアセテート、エ チルアセテートおよびｉ・ルエンの （それぞれ１．５：３．５：１　： １の比率での）混合物　残　部 上記組成物は、実施例１に記載の方法と同様に調製した。上記組成物の性状を、 下表にまとめる。

実施例６ 下記の成分の質量％からなる開示された組成物。

トリフルオロクロロエチレンと７ フ化ビニリデンとのコポリマー　２０．０８５％以下の脂肪酸と１５％以下 の樹脂状不鹸化性物質とを含む合 成脂肪酸生成物の釜残　３．０ 二酸化チタン　２０．０ 二酸化ケイ素　２．０ アセトン、ブチルアセテート、エ チルアセテートおよびトルエンの （それぞれ１．５：３．５：１　： １の比率での）Ｕ合物　残　部 上記組成物は、実施例１に記載の方法と同様に調製した。上記組成物の性状を、 下表にまとめる。

産業上利用可能性 開示されたシーリング被覆組成物は、真空成形法によって線形チタンジョンが４ ：１を超える比率での複雑な形状を有する注型品金型を製造するのに用いること が出来る。

この組成物はまた、保管および輸送中に各種製品を腐蝕から一時的に保護し、且 つ埃や機械的破損から塗付表面を保１　する剥離可能なコーティングとしても用 いることが出来る。

国際調査報告

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．フルオロカーボンコポリマーと、顔料と、溶媒とから成るシーリング被覆組 成物において、組成物中のフルオロカーボンコポリマーの機能が、トリフルオロ クロロエチレンとフッ化ビニリデンとのコポリマーによって満足され、更に粘着 防止剤と融点１０００〜３０００℃の充填剤を含み、原料成分の質量％が以下の 通りであることを特徴とする組成物。 トリフルオロクロロエチレンとフ ッ化ビニリデンとのコポリマー　　８〜２０粘着防止剤　　　　　　　　　　　 １．３〜６顔料　　　　　　　　　　　　　　２〜２０充填剤　　　　　　　　 　　　　　２〜２０溶媒　　　　　　　　　　　　　　残部２．組成物中の粘着 防止剤の機能が、５０％が１分子中に平均して３６個の炭素原子を有するポリマ ー酸であり、２０〜３０％がＣ１９〜Ｃ２９の高分子脂肪酸であり、残りがＣ１ ９以下の酸である脂肪酸８５％以下と、樹脂状不鹸化性物質１５％以下とを含む 合成脂肪酸の製造の際の釜残、または上記釜残と塩素化ジフェニルまたはクロロ パラフィンとのそれぞれ１：（０．６〜２）の比率の混合物によって満足される 、請求の範囲第１項記載の組成物。 ３．組成物中の粘着防止剤の機能が、分子量が（５〜８）×１０２のポリシロキ サン液またはこの液と塩素化ジフェニルまたはクロロパラフィンとのそれぞれ１ ：（０．５〜１）の比率での混合物によって満足される、請求の範囲第１項記載 の組成物。 ４．融点１０００〜３０００℃の充填剤の機能が、組成物中において２〜４価の 元素の酸化物によって満足される、請求の範囲第１項〜第３項のいずれか１項記 載の組成物。 ５．２〜４価の元素の酸化物の機能が、組成物中において酸化アルミニウム、二 酸化ケイ素または二酸化ジルコニウムによって満足される、請求の範囲第４項記 載の組成物。 ６．組成物中の顔料の機能が二酸化チタンまたは二酸化チタンとカーボンブラッ クとの混合物によって満足される請求の範囲第１項〜第５項のいずれか１項記載 の組成物。