JPS62500455A - ポリエ−テルポリウレタンフォ−ムの急速硬化方法 - Google Patents

ポリエ−テルポリウレタンフォ−ムの急速硬化方法

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JPS62500455A
JPS62500455A JP60503934A JP50393485A JPS62500455A JP S62500455 A JPS62500455 A JP S62500455A JP 60503934 A JP60503934 A JP 60503934A JP 50393485 A JP50393485 A JP 50393485A JP S62500455 A JPS62500455 A JP S62500455A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ポリエーテルポリウレタンフォーム の急速硬化方法 発明の背景 ポリエチレンフオームは商業的には大型のブロックとして生産され、後にそれを 、フオーム詰め物を必要とするさまざまな製品の製造に用いるために、所望の形 状に切りわける。ポリウレタンフォームが、その物性を十分に発揮するためには 、時間が必要なことは。
よく知られているところである。ポリウレタンフォームの代表的幾つかの処方で は、ポリオール、水及びジイソシアネートを触媒若しくは他の添加剤の存在下で 反応させる。往々にして、イソシアネートの末端基の中のわずかな部分が未反応 のまま気泡構造中に残る。
この状態で、若し気泡がゆがんでいたり、圧縮されていたりすると、気泡をゆが めていたり、あるいはそれを圧縮していた力がゆるめられた時に、気泡は元の大 きさを回復できない。通常、気泡構造中に未反応のまま残されたインシアネート の末端基は気泡構造中の残存水分、若しくは大気中の水蒸気と、数時間あるいは 数日経過する中に、反応し、気泡はその物性を完全に備えるようになる。
エンサイクロペディアオブポリマーサイエンスアンドテクノロジー(高分子科学 及び技術百科辞典)(ジョーンウイリーアンドサンズ社、ニューヨーク1969 年刊)のポリウレタンに関する筒中に指摘されているように、ポリエーテルは、 ポリウレタンを製造するために用いられるポリヒドロキシ化合物(ポリオール) の中で商業生産上最も重要なものである。現在、柔軟なポリウレタンフォーム製 造用に用いられているポリエーテルの大部分は、プロピレンオキサイド及びエチ レンオキサイドである。この製法では、プロピレンオキサイドは塩基性触媒の存 在下でグリセロールと反応して、ポリ(オキシプロピレン)ホモポリマーを形成 し、更にこれがエチレンオキサイドと反応して、ブロック重合物を形成する。
ポリ (オキシテトラメチレン)グリコールは、テトロヒドロフランを重合して 製造される。ポリ(オキシプロピレン)トリオールは、現在、ポリウレタン製造 用に用いられるポリエーテルの中通も重要なりラスのものである。このトリオー ルは、ポリ(オキシプロピレン)グリコールと同じ一般の反応によって製造され る。
ウレタンポリマーを作るためのポリエステルに用いられる最も重要な共通モノマ ーは、アジピン酸、フタリックアンヒドライド、エチレングリコール、プロピレ ングリコール、1,3ブチレングリコール、1,3ブチレングリコール及びジエ チレングリコールである。
ポリエステル経由で作られたポリウレタンは1通常。
硬化後処理に問題が起ることはない。本明細書全部にわたって用いられている“ ポリエーテルポリウレタン″なる語は、ポリエーテルポリオールから作られたポ リウレタンを指すものである。
本発明のプロセスは、ポリエーテルポリウレタンフォームの硬化後処理を急速か つ完全に達成するための迅速な方法を提供するが故に、気泡は、標準圧縮残留歪 試験(定常歪曲圧縮残留歪試験、ASTM D−3574)による低い圧縮残留 歪値を示す。本発明のプロセスは硬化後処理に要する時間を数時間と云う程度か ら5分足らずに切り詰める。このプロセスを用いると、ポリエーテルポリウレタ ンフォームのほとんどのタイプのものを、24時間足らずで、硬化し、加工し、 そして工場から積み出すことができる。
ロージャー及びピーボディの米国特許第3,061,835号は、フオームブロ ックを透過するように加圧された空気を勢いよく吹き込むと云うプロセスを開示 している。この特許のプロセスは、フオームの細胞構造を広げて、それをより多 孔性のものにする。
リシカルジらの米国特許第3,890,414号では、できたばかりのフオーム 、すなわちそれが発泡工程を終つて10ないし240分、を空気若しくは非反応 性のガスで処理する。この発明者らによると、フオームを冷却することによって 、その諸物性が、通常これら物性が十分に発揮されるに要する時間よりも短い時 間内に、より均一化する。
キスナーの米国特許第3,723,393号は、イソシアネート若しくはハロフ オミールを末端基とする親水性ポリオギシアルキレンブリポリマーが、ヒドロキ シ、チオール、アミノ、アミド、アンモニア、あるいは第1アミンのような放出 性水素原子を含有するある幾つかの種類の化合物と反応して、親木性アミドを末 端に有するプリポリマーを作ると云うプロセスを開示している。このプリポリマ ーは、酸性条件の下で架橋剤と交差結合して、硬化された親水性材料を作る。
ポリウレタンフォームの硬化後処理については、フリッシュ及びソーンダース共 著の“プラスチックフォームズ″(エム・デツカ−社、ニューヨーク1973年 刊)の232頁から235頁にわたって論述されている。
発明の概要 本発明のプロセスは、ポリエーテルポリウレタンを、標や多孔度試験による1分 当り約3立方フイート、望ましくは約3ないし6立方フイート、より大きい多孔 度を有するフオームブロックを、50ないし150’ Fの温度で、ガス状のア ンモニア、若しくは第1あるいは第2アミン及び水蒸気の存在する大気に曝露す ることによって、急速に硬化後処理を行うための方法を提供する。アンモニアは 容積で、少なくとも約0.5パーセント、望ましくは約0.5ないし15パーセ ントの濃度で存在し、湿度は約50パーセント以上、望ましくは50ないし10 0パーセントに少なくとも1分間、望ましくは2ないし5分間維持される。この 時間経過後、ポリエーテルポリウレタンフォームは硬化されており、また歪曲力 若しくは圧縮力が加えられそして取除かれると、元の大きさを回復するであろう 。
このプロセスは、低い残留歪値を持つポリエーテルポリウレタンフォームの完全 な硬化後処理を迅速に完了させる方法を提供する。このプロセスを用いると。
はとんどすべてのタイプのポリエーテルポリウレタンフォームを24時間以内に 仕込み、硬化し、加工し、そして工場から積み出すことができる。
図面の説明 この図面は1本発明を実施するに適当な装置を表わしたものである。
図面の簡単な説明 本発明の本質は、水分の存在下でのフオーム内に残っている残留インシアネート 末端基とアンモニヤ、第1若しくは第2アミンとの反応は事実瞬間的で、また斯 くして、残留インシアネート基の水単独、若しくはアンモニア単独との反応より は遥かに迅速であることを発見したことにある。アンモニア、アミン、ヒドロキ シル基及び水のインシアネート基との反応は、当業者においてはよく知られてい るところである。後者3つの反応はウレタンフオーム生成の化学に属している。
しかし、本発明の化学は、発泡工程で残留したイソシアネート基と上記アンモニ ヤの反応に中心をおいている。
これらのインシアネート基はフオーム内の強固なウレタン構造内に閉じ込められ ており、すべての反応性のあるヒドロキシル基やアミノ基からは分離、遊離して いる。アンモニアはインシアネートの末端基と、下インシアネート末端基は単一 置換尿素基に転換されている。ポリウレタンフォーム内の通常の尿素基は不置換 基であることに注意することは重要なことである。
通常の尿素基 水が上記の反応に入ってこないことは明瞭である。
ポリウレタンフォームは通常その構造の中に不結合水を含んでいる。このことは 通常水分率によって測定される。成形されたばかりのフオームは、水分が発泡反 応で消尽されてしまうが故に1本質的に無水である。
アンモニアからくる水分はただ単にフオームの水分率を一杯に満たすが、その代 りにアンモニアが強固なウレタン構造内に入るための入り路を作る。
本発明のプロセスの第一段階において、できたばかりのフオームは少なくとも4 時間わかされ冷却される。
フオームは、直ちに硬化処理が行えるようにするためには、標準多孔度試験(G 試験、ASTM D −3574)の測定で、1分当り約2.0立方フイート、 望ましくは2.0ないし6.0立方フィート以上の多孔度を必要とする。
ブロックはプロセスの次の段階に進む$備として、ブロックの両端が包被され、 上部と底部の表層にガス流のために開口部が作られる。理想的には、上部と底部 の表層を、ブロックを先送りするためのコンベヤの上の据付けられた水平鋸によ って取り除く。
表層の除去は望ましいことではあるが、溝付け、穴あけ、きり穴あけ、あるいは 紙やすりかけなど1機械的方法を用いることも可能である。
本発明のプロセスのその他の段階については、添付の図面を参照して説明するこ とが最もよいであろう。
本図面は給気ダクト10が反応器11の上に据付けられているのを示している。
給気ダクト10には、加湿器の管口12、アンモニア注入口13、空気取入口1 4及び空気予熱器15が付属している。送風機16が、フオームブロック18を 反応器11を送り込むために用いらるコンベヤ19の上に据付けられている。扉 17が反応器11の両端に設置されている。本図面は本発明のプロセスを説明す るため、用いる装置の概略を描いたものである。フオーム表面全域にわたって空 気の流れ及び圧力示差を監視するために、その目的に合った計器類が本装置の上 に取付けられている。反応区域(反応器)の長さはそれ程重要ではないが、ブロ ックの所望硬化度によって決定される。
可動式の側板(@示されていないが)は、反応器の内側に取付けられている。こ れらの側抜は、フオームが本反応器の適当な位置に定置されると、空気がブロッ クの周囲で側面に流れることを効果的に防止し、これら側板はブロックの側面に しっかりと接している。
この時点で、ブロックの下の空間は、ブロック直上の空間から効果的に分離され ている。
本発明のプロセスの次の段階では、加湿器されたガス状のアンモニア給気ダクト を通って反応器内に送り込むことによって硬化処理が行われる。まず、水蒸気と アンモニヤとの混合気が本反応器に供給される。ブロックの下の空間は、水柱2 ないし15インチの真空度を発生する送風機に接続している。ブロックの底面で 生じる真空のために、空気はブロック上面の空間及びブロック内を通過する。空 気予熱器I5は給気ダクト10内に設置されており、給気温度を約50ないし1 50°Fに上昇させる。湿度は、加湿器の管口12を通じて水蒸気を供給するこ とによって調節される。湿度は約50パーセント以上、望ましくは上記温度で5 0ないし100パーセントの間の相対湿度に調節される。流量計が、供給される アンモニアの量を規制するために用いられる。
アンモニア濃度は約0.5容積パ一セント以上、望ましくは約0.5ないし15 容積パーセントに維持される。特に好ましい運転法では、相対湿度は約70パー セント相対湿度に調節され、温度は約115″′Fに調節さ九て、アンモニア濃 度は0.5ないし1容精パーセントとする。
これまで本発明のプロセスが、ガスとしてアンモニアを用いる場合を説明してき た。しかし、メチルアミン、ジメチルアミン、エチルアミン及びジメチルアミン の如き、第1及び第2アミン類をアンモニアの代りに用いることも可能である。
上記に指摘した如く、ポリエーテルポリウレタンのブロックに、好ましくは上面 及び底面の表層を取り除くことによる、前処理を施すべきである。これによって 、アンモニア及び水蒸気がフオーム内部の気孔に迅速に到達することが可能にな る。好ましい方法は、上下の表層を鋸で取り除くことである。この過程では、両 側の表層はそのままに残され、ブロックの両端は、端末から空気が侵入すること を防ぐために包被ががぶされている。
上面から底面への硬化後処理が望ましいのだが、ガスの流れに対して両側の表層 を取り除くがあるいは他の方法で開口を作ることによって、硬化後処理を側面か ら側面へ行うことによっても満足な結果を得ることができる。
上面から底面への硬化後処理は、ブロックの幅を規制するよりもブロックの高さ を規制する方が容易であるが故に、好ましい。
実施例1 下記の組成の処方を用いて、フオーム商業生産用装置を使用してポリエーテルポ リウレタンフォームの連続厚板を作製した。
組 成(重量部) ポリエーテルポリオール(3000mtz) 100トルエンジイソシアネート (80/20) 49.57オクタエート第1スズ触媒 0.61 シリコン界面活性剤 1.00 アミン触媒 、98 難燃剤 8.00 クリ一ム状時間(秒) S、OO 上昇時間(秒)90゜ この処方は実施例2ないし7のフオームを作る場合にも用いられた。
実施例2 この実施例は本発明のプロセスを用いたことにより得られた利点を例示している 。大型の高圧反応器に、真空ポンプ、無水アンモニア供給系、及び未反応のアン モニアを除去するために圧縮空気で高圧反応器内を清掃する装置を取付けた。高 圧反応器は、20 X 20 X 40インチのポリウレタンフォームを収容す るに十分な大きさのものであった。生産ラインから柔軟なポリウレタンフォーム の大きなブロックが幾つか取出され、20 X 20 X 40インチの大きさ に切断された。切断されたブロックはそれぞれ、高圧反応器での処理以前に大気 中の湿気から保護するために、ポリエチレンのシートで確実に被覆された。これ らのブロックを以下小ブロツクと呼称する。
これらの被覆された未処理の小ブロックは、製造時点から、2.8.14及び2 4時間後にそれぞれサンプルを取出しチェックされた。ブロックの硬化度は前述 のASTM試験D−3574を用いてモニターされた。この試験法の詳細は、刊 行物ASTM米国標準規格ANS I/ASTM B −3574−77に記述 されているが、この刊行物は本発明中に参考文献として、取り入れられている。
ごく簡単に説明すると、同試験法は、特定の時間、温度の条件下でフオームのテ スト片を歪曲する操作、及びテスト片の厚さに及ぼす影響を観察することからな っている。圧縮装置は2枚若しくはそれ以上の平板からなり、その平板が互に平 行、かつ平板間の空間が間隔調節器によって所望の歪曲度、厚さに調節されるよ うに取付けられている。テスト片はそれぞれ上面と底面が平行であり、両側面は 垂直になっており、50 X 50 X 25mmの大きさのものである。テス ト片の長さ及び厚みは、650平方mmの暴威を有するダイアル型のゲージで測 定する。
テスト片の寸法測定はすべて、23±2℃の温度、50±2パ一セント相対湿度 の大気の下で行われる。高圧反応器内の条件は、70±2℃、5±1パ一セント 相対湿度である。テスト片は上記の方法で測定され、同装置内に定置されて、5 0±1.75±1若しくはその厚さの90±1パーセントの何れかに歪曲される 。同装置で歪曲されているテスト片は、次に機械的対流炉内に22時間放置され る。次にテスト片は同装置から取り外され、取出し後30ないし40分後に寸法 測定を行う。定常歪曲残留歪が計算され、その計算をするに当って何れの定式を 用いるかによって、その厚さの何パーセント、若しくは最初の歪曲度の何パーセ ント、と表現される。
テストは下記の技法を用いて3回行われた。
1、先ず小ブロックは被覆を解かれ高圧反応器に入れられた。扉を閉じ密封した 。2.真空ポンプが作動を始め、高圧反応器内は水銀柱で25ないし2フインチ の真空度と測定された。これに25ないし30分を要した。
3、次に真空ポンプの作動を止め、直ちに高圧反応器内へのアンモニアの注入が 開始された。高圧反応器に対する圧力は水銀柱30から25インチに上昇した。
圧力は水銀柱23インチに達した時点でアンモニアの注入を停止した。これに約 1分を要した。4.蒸気が、高圧反応器内圧力が水銀柱21インチになるまで、 高圧反応器内に注入された。この過程に7ないし10分を要した。
5、真空圧ゲージの目盛が0インチを指す、すなわち高圧反応器内は大気圧であ ることを示すに至るまで、直ちに空気が高圧反応器内に注入された。これに2分 を要した。69次に高圧反応器の通気孔が開かれて。
余剰アンモニアを高圧反応器から除去するために、空気が全装置に注入された。
この清掃過程に15分未満を要した。
テスト第1においては、小ブロックは上記の手順に従って処理されたが、第3過 程が省かれてブロックはただ蒸気で処理されただけであった。圧縮残留歪測定用 のテスト片がブロックからテスト終了直後及び6.12.24時間後にそれぞれ 採取された。終了直後、6時間、12時間後に採取したテスト片は80パ一セン ト以上の圧縮残留歪を示し、すなわちフオームは硬化されていないことを示して いた。24時間後に採取したテスト片は、圧縮残留歪損失10パーセン1−を示 した。このデータから明らかなことは、蒸気のみを用いた場合、ウレタンフオー ムの硬化処理を完全に行うには約24時間の時間が必要であると云うことである 。
テスト第2゜このテストにおいて、小ブロックは、第4過程が省かれた他は、上 記の手順に従って処理された。従ってブロックはただアンモニアだけで処理され たわけである。上記テスト第1の場合と同様に、圧縮残留歪をチェックするため のテスト片が採取された。
直後及び6時間後に採取されたテスト片ではテスト片のほとんど全域で80パ一 セント以上の値を示し、部分的な回復しか見られなかった。12時間後と24時 間後のデス1−片は圧縮残留歪損失は10パーセント以下を示していた。このデ ータから明らかなことは、硬化後処理はアンモニアのみを用いた場合約12時間 以内に完了すと云うことである。
テスト第3゜このテストでは、小ブロックは、6過程すべてを含めて上記の手順 に従って処理された。直後のテスト片は完全な回復を示していた(10パーセン ト以下)。6時間後、12時間後、24時間後のテスト片は10パーセント以下 の損失を示していたから、従って完全に回復していたことになる。このデータか ら明らかなことば、ポリエーテルポリウレタンフォームは、蒸気とアンモニアの 混合気で処理された場合直ちに硬化することである。
次に、実施例2及び4を図面を参照しながら説明する。適当に作られたブロック の硬化後処理に用いることができる二つの技法がある。これらの技法を以下の幾 つかの実施例の中で論述する。
実施例3 この実施例は「多段式」技法について例示解説するものである。この技法におい ては、処理されるフオームブロック18の両端は包被されていて、ブロックは、 処理区域(反応器)11の反対側の端から2ないし3インチばかり突き出るまで 、コンベヤ19によって処理区域11に送り込まれる。垂直の端末扉17は、扉 の下端に封じ込まれたローラがフオームブロック18に0.5なt)し1インチ 押し込まれるまで下される。最低圧状態にある送風機16は自動的に駆動し始め 、自動的に空気予熱器15及び加湿器の管口12を駆動させるがために、加湿さ れた空気が給気ダク1〜10を通ってフオームブロック18内を透過する。そこ でアンモニアがアンモニア注入口13を通って給気ダクト10内に入り硬化処理 を開始する。アンモニア注入が開始された時間を注記しておき、混合ガスを所望 の時間の間、望ましくは2ないし5分間、ブロック内を透過させる。所望の硬化 処理時間が終了すると、コンベヤ19は動き始め、ブロックの新しい未処理の部 分が処理区域】1内に運び込まれる。
コンベヤが停止すると、再びその時間が注記されて新しい部分が前のように処理 される。、二の段階的方法は、ブロックの全長が処理完了するまで繰り返えされ る。
この方法を一段の長さ14フィー1−1硬化時間2分間で用いると、100フイ ートの長さのブロックを約18分間で硬化処理することが可能である。
実施例4 以下の実施例は第2の技法である゛′連続弐″技法を例示解説するものである。
この技法ではブロックの最初の部分の処理は多段式方法と全く同一である。最初 の部分の処理が終った後、コンベヤ19は駆動し始め、ブロックは一定の速度で 停止することなく処理区域内を通過して行く。処理区域内を通過する速度はブロ ックの長さ及びフオームの多孔度によって制限をうける。
理想的には、コンベヤ19の動く速度は1分間2ないし30フイート、望ましく は1分間10ないし25フイート。
である。
実施例5 本実施例においては、反応時間は工ないし2分であった。アンモニアの流量は一 定に保たれ、また空気(相対湿度70パーセント)も一定に保たれた。この2回 のテストで採取されたデータは下記の第1表に掲げアンモニア硬化処理−ブロッ ク フオームの明細 テスト片の高さくインチ) 36 36テスト片の体積使方フィート) 6.7 5 6.75反反応量■)12 空気のデータ 圧力示差(水柱インチ)44 アンモニアのデータ アンモニアの流量−流量計使方フイード/分)1.41.4反応情報 指数(ポリオール中のヒドロキシに対するNGOの杏拾) 106 106TD Iの処方重量(ポンド) 51.97 51.97硬化データ フオームの経過時間(分) 210 251底部最高温度(’F) 19620 2 温度変化(F) 45 40 対照−90%圧力残留歪 上部 86.286.2 底部 86,8 86.8 底部 11.5 9.9 これらのデータがら明らかなことは、ポリエチレンは1分と云う短い反応時間で 十分硬化すると云うことである。反応時間2分では、わずかな向上が認められる 。
実施例6 本実施例においては、反応は4分間行われた。加湿された空気の流量は水柱2イ ンチから5インチにわたって変移された。アンモニアの流量は一定に保たれた。
この一連のテストで採取されたデータは下記の第2表に掲げである。
第2表 B CDE アンモニア硬化処理−ブロック フオームの明細 テスト片の高さくインチ) 36 36 36 36テスト片の体積使方フィー ト) 6.75 6.75 6.75 6.75反し、市■(分) 4444 空気のデータ 圧力示差(水柱インチ) 2345 安定空気流量位方フィート/分) 26 42 49 56アンモニアのデータ アンモニア流量−J謀計(立方フィー87分) 1.4 ]、、4 1.4 1 .4空気中アンモニア蟲度(容量%) 8.35 5.36 4.63 4.0 77反応情 報数(ポリオール中のヒドロキシに文す1するNCOの割合) 106 106  1.06 106TDIの処方重量(ボンド) 51.97 51.97 5 1.97 51.97余剰イソシアネート(%) 6666 硬化データ フオームの経過時間(分”) 109 134 234 286底部最高温度( ’F) 288 256 147 151温度変化(”F) 109 134  61 41対照−90%圧力残留歪 上部 1116.586.586.586.5底部 85.385,385.3 85.3硬化処理後−90%圧力残留歪 上部 13.214.912.412.2底部 72.512.810.210 .7これらのデータから明らかなことは、相対湿度70パーセントに加湿された 空気を、水柱3ないし5インチの圧力で用いた場合に、良好な結果が得られると 云うことである。テストBのデータは、反応時間4分の場合、水柱2インチの空 気圧はブロック底部を完全に硬化させるためには不十分であることを示している 。
実施例7 本実施例は、硬化処理以前にブロックを少なくとも2時間そのまま放置しておく ことの重要性を示している。この一連のテストにおいては、加湿された空気の流 量とアンモニアの流量は一定に保たれ、テストに用いられたフオームは、生産ラ インから取り出されてからそれぞれ32分後、51分後、69分後に硬化処理が 施された。この一連のテストから採取されたデータは下記の第3表に掲げられて いる。
第3表 CD アンモニア硬化処理−ブロック フオームの明細 テスト片の高さくインチ) 32 32 32テスト片の体積Otかフィート)  6.0 6.0 6.0反応時間扮) l 2 3 空気のデータ 圧力示差(水柱インチ) 3 3 3 アンモニアのデータ アンモニア流量−流量計(立方フィー87分) 1.4 1.4 1.4反応情 報 指数(ポリオール中のヒトαキシに対するNGOの割合) 106 106 1 06TDIの処方重量(ポンド) 51.97 51.97 51.97余剰イ ソシアネート(%) 6 6 6硬化データ フオームの経過時間扮) 69 51 32a部a高m (” F) 295  286 300温度変化(”F) 49 38 32 対照−90%圧力残留歪 上部 86.286.286.2 底部 86,886.81116.8 硬化処理後−90%圧力残留歪 上部 14,815,374.3 底部 85.882.9 &li、7 これらのデータから明らかなことは、加湿された空気とガス状アンモニアによる 硬化処理以前に、フオームを32分、51分、69分そのまま放置していた場合 には、完全な好結果は得られないと云うことである。反応時間を3分に延長して も結果を向上させ得なかった。これらデス1−片それぞれの底部の90パーセン ト圧力残留歪の数値が82以上であるが、このことはポリエチレンフオームが完 全には硬化されていないことを示すものである。
実施例8 本実施例においては、フオームは下記の処方によって作られた。
組 成(重量部) CD ポリエーテルポリオ−/L/ (3000mw) 100 100 100トル エンジシアネート(80/20) 57.40 57.40 57.40オクト エート第1スズ触媒 0,90 0.90 0.45シリコン界面活性剤 1, 05 1.05 0.90アミン触媒 0゜46 0,46 0.77水 4, 45 4.45 2.6 塩化メチレン 6.0 難燃剤 1212 反応時間は、2ないし4分にわたって変えられ、加湿された空気の圧力は水柱2 及び3に保たれた。
第4表 BC’D アンモニア硬化処理−ブロック フオームの明細 フオームのタイプ C31535A4140 A1130テスト片の高さくイン チ) 32 32 ’32反応時間扮) 4 2 2 空気のデータ 圧力示差(水柱インチ) 2 3 2 アンモニアのデータ 反応情報 指数(ポリオール中のヒドロキシに文す1するNcoの割合) 110 108 余剰インシアネ−1へ(%)100 温度変化(”F) 38 56 19 対照−90%圧力残留歪 硬化処理後−90%圧力残留歪 これらのデータから明らかなことは、異なったタイプのポリエーテルポリウレタ ンフォームが用いられた場合にも、本発明のプロセスは良好な結果をもたらすと 云うことである。B及びCがら採られたサンプルは、サンプルDよりもやや良好 、がっより完全な結果を示した。しかし、本結果によると、Dのサンプルも満足 の行く程度に硬化されていたことを示した。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.ポリエーテルポリエチレンフォームブロックを、上記フォームの圧力残留歪 を悪化させずに、迅速硬化後処理を行うプロセスにおいて、約3立方フィート/ 分以上の多孔度を有する上記ポリエーテルポリエチレンフォームを、約50°F 以上の温度の空気とガス状アンモニア、第1若しくは第2アミンの混合気に曝露 することから成り立つプロセスであって、その時アンモニア若しくはアミンの量 は少なくとも容積で空気の5パーセント存在しており、上記空気は約50パーセ ント以上の相対湿度を有し、空気/アンモニア若しくはアミンの混合気が上記フ ォームと少なくとも1分間以上反応するプロセスによることを特徴とするポリエ ーテルポリエチレンフォームの急速硬化方法。
  2. 2.特許請求範囲第1項のプロセスにおいて、温度が約110ないし120°F に維持され、相対湿度が約65ないし70パーセント相対湿度に維持され、アン モニア若しくはアミンの濃度が空気/アンモニア若しくはアミンの混合気の約0 .5ないし15パーセントに維持され、反応が約1ないし5分間継続されるプロ セス。
  3. 3.特許請求範囲第1項のプロセスにおいて、第1アミンがメチルアミン及びエ チルアミンからなるグループの中から選択されたプロセス。
  4. 4.特許請求範囲第1項のプロセスにおいて、上記ブロックの表層がガス流に開 被されているプロセス。
  5. 5.特許請求範囲第1項のプロセスにおいて、上記ブロックの表層が該ブロック の上面及び底面から取り除かれ、上記ブロックの両端がそこから空気が逃げない ように包被されているプロセス。
  6. 6.約3立方フィート/分以上の多孔度を有するポリエーテルポリエチレンフォ ームブロックを、上記フォームの圧力残留歪を悪化させずに迅速硬化後処理を行 うプロセスであって、 (イ)上記ブロックを限定された空間に設置し、(ロ)上記ブロックの上面及び 底面の表層をガス流に対し開被し、 (ハ)アンモニアガス、第1若しくは第2アミン及び空気、該空気にはアンモニ ア若しくはアミンが容量で約0.5パーセントの濃度で存在しており.上記空気 が少なくとも約50パーセントの湿度を有している混合気を上記ブロックの片側 面から中へ透過させ、 (ニ)上記ブロックの反対側面を真空状態に維持し、(ホ)上記空気/アンモニ ア若しくはアミンの混合気を、温度を約50°F以上に維持しながら、少なくと も1分間上記ブロックの中を透過させ続ける、 ことからなるプロセス。
  7. 7.特許請求範囲第5項のプロセスにおいて、上記ブロックの両端が、そこから 空気が逃げないように包被されているプロセス。
  8. 8.特許請求範囲第5項のプロセスにおいて、上記温度が約110ないし120 °Fに維持され、上記空気の相対湿度が約50ないし100パーセント相対湿度 に、上記ガス状アンモニア若しくはアミンが上記空気の5ないし15パーセント の濃度に維持されているプロセス。
  9. 9.特許請求範囲第5項のプロセスにおいて、上記第1アミンがメチルアミン及 びエチルアミンからなるグループから選択されているプロセス。
  10. 10.特許請求範囲第5項のプロセスにおいて、表層が上記ブロックの上面及び 底面から取り除かれているプロセス。
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