JPS6249019A - 転がり軸受 - Google Patents

転がり軸受

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JPS6249019A
JPS6249019A JP19033485A JP19033485A JPS6249019A JP S6249019 A JPS6249019 A JP S6249019A JP 19033485 A JP19033485 A JP 19033485A JP 19033485 A JP19033485 A JP 19033485A JP S6249019 A JPS6249019 A JP S6249019A
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JP
Japan
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rolling bearing
resin
cage
surface roughness
balls
Prior art date
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Pending
Application number
JP19033485A
Other languages
English (en)
Inventor
Keigo Yasui
安井 啓剛
Mitsuo Yoshida
光男 吉田
Hiroshi Komiya
廣志 小宮
Kuniharu Hida
飛田 邦治
Masayuki Hayakawa
正幸 早川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koyo Seiko Co Ltd
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Koyo Seiko Co Ltd
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Koyo Seiko Co Ltd, Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Koyo Seiko Co Ltd
Priority to JP19033485A priority Critical patent/JPS6249019A/ja
Publication of JPS6249019A publication Critical patent/JPS6249019A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明は、たとえばプラスチックフィルム延伸装置の
テンタークリップ用軸受のように、環境汚染を避けるべ
き場所等での使用に好適な自己潤滑式の転がり軸受に関
する。
〈従来の技術〉 従来より、プラスチックフィルムの作製は、第3図に示
すように、プラスチックフィルム延伸装置において、プ
ラスデックフィルムIの両側をテンタークリップ2,2
.・・・で挾み、上記テンタークリップ2,2・・・を
グリース密封形深みぞ玉軸受(以下、玉軸受という)で
支承して移動させながら、プラスチックフィルム1を延
伸している。この場合、上記玉軸受は、高速、高温で回
転するため、玉軸受内のグリースが蒸発して外部に飛散
し、プラスチックフィルムIを汚す。また、上記飛散し
たグリースが周囲の環境も汚染する。とりわけ、上記グ
リースがプラスチックフィルムIを汚すと、プラスチッ
クフィルムlの歩留りが悪くなるため、封入グリース、
密封装置の改善が種々行なわれてきた。しかしながら、
上記玉軸受では、構造上密封精度を上げるには限度があ
って、グリースの漏洩、基油分の蒸発、飛散を完全に防
止することは困難である。
と年、第4図に示すような自己潤滑性をもたせた転がり
軸受が提案されている。この転がり軸受は、金属製内輪
4と金属製外輪5との間に、複数個の金属製正体6をポ
リ四ふっ化エチレン樹脂(以下、PTFE樹脂という)
製保持器8で周方向に所定間隔あけて保持している。そ
して、」上記転がり軸受は、上記内、外輪4.5が相対
的に回転すると、上記1体6を回動さ什て保持器8に接
触さU゛、保持器8のPTFE樹脂を1体6へ転移させ
、ついで1体6から内、外輪4.5の軌道面4a、5a
に転移させて摩擦面全面に薄い潤滑膜を形成オろ。
したがって、グリースを用いないので、プラスチックフ
ィルム1を汚さず、プラスチックフィルム1の歩留りが
よくなる利点がある。
ところが、上記転がり軸受では、1体6の表面が平滑で
あるため、初期回転時には、1体6が回動しても保持器
8の表面8aを滑るのみで、PTFE樹脂が1体6に十
分転移せず、1体6と内。
外輪4.5の軌道面4a、5aに十分な潤滑膜が形成さ
れない。
特に、上記転がり軸受を高速回転に用いる場合には、初
期回転時において回転速度が速いにも拘わらず、それに
応じてPTFE4M脂の転移量が増加せず、逆に被膜の
はがれ現象が起こって潤滑膜が破断する。そして、この
状態が上記転がり軸受が長く回転するため、初期焼付が
生じるという問題がある。
〈発明の目的〉 そこで、この発明の目的は、高速回転に用いても初期回
転時に早期に1体と内、外輪の軌道面に上針な潤滑膜を
容易に形成して初期焼付を防止できろ転がり軸受を提供
することにある。
〈発明の構成〉 上記目的を達成するため、この発明は、金属製内輪と金
属製外輪との間に複数個の金属製正体を自己潤滑性を有
する合成樹脂製の保持器で周方向に所定間隔をあけて配
置した転がり軸受において、上記1体の表面粗度を、初
期回転時に上記1体が上記保持器との接触によって上記
1体、上記内輪および外輪の初期摩耗を防止する量だけ
」上記保持器の一部を削って上記1体と上記内輪および
上記外輪の軌道面の表面に転移させる大きさにしたこと
を特徴としている。
〈発明の作用〉 上記構成により、初期回転時には、保持器と1体とが接
触して1体により保持器が削られ、自己潤滑性を有する
合成樹脂が1体に転移し、次いで内、外輪の軌道面に転
移されて上記1体と上記軌道面の表面は合成樹脂によっ
て被覆され、潤滑膜が形成される。このとき、1体の表
面粗度か大きくされているので、合成樹脂の転移量は大
となって早期に潤滑膜が形成される。したがって、1体
、内、外輪の初期摩耗は防止される。また、常時回転時
には、既に玉体表面は合成樹脂によって十分被覆されて
潤滑膜が形成されているので、玉体の表面は平滑化され
てその表面粗度は小さくなっている。そのため、保持器
と1体とが接触しても保持器から1体への転移量は極め
て小さくなって、保持器はほとんど摩耗せず、保持器の
寿命低下は防止される。
〈実施例〉 以下、この発明を図示の実施例により詳細に説明する。
第1図および第2図において、11はリング状に高速度
工具鋼で形成された外輪、12はリンク状に高速度工具
間で形成された内輪、14,14゜・・は上記外輪11
の軌道面11aと上記内輪12の軌道面12aとの間に
介在され、ステンレス鋼で形成された正体、15は上記
正体14,14.・・・を周方向に所定間隔をあけて保
持する保持器である。この保持器はPTFE樹脂で形成
されているが、他の樹脂に二硫化モリブデンのような固
体潤滑剤を加えたものなど、他の材料を用いることもで
きる。
上記正体14,14.・・・は、その表面粗度をJIS
B 0601の中心線平均粗さRa 〜0.OL 5〜
0゜025μm(通常、転がり軸受の正体の中心線平均
粗さはRa 〜0.005〜0.01Jzmである)と
なるように粗くしである。この表面粗度は、例えば、中
心線平均粗さがRa =O,OO5〜0.01Oμmに
仕上げられた正体14,14.・・・を10%塩酸水溶
液中に室温で5分間浸漬して水洗後、乾燥させることに
よって得られる。これにより、正体14,14.・・・
の表面14aは表面粗度Ra−0,015〜0.025
μmとなり、薄い酸化鉄被膜が形成された状態となる。
また、上記保持器15は、第2図に示すように、左右方
向に2分割されていて、各部材15a、15bで内、外
輪12.11の間に配列された複数個の正体14,14
.・・・を左右から挾み、正体14と正体14の間でリ
ベット16,16.・・・をかしめることにより、正体
14,14.・・・を所定間隔をあけて保持している。
この実施例の転がり軸受は上記のように構成されており
、使用された場合には次のような作用で潤滑が行なわれ
る。
すなわち、軸受の回転時には、保持器15は正体14,
14.・・・に接触しながら案内されるが、正体14,
14.−・・はその表面粗度がRa 〜0.015〜0
.025μmであって、通常の正体の表面粗度より大き
くなっている。そのため、初めて使用される初期回転時
には、正体14,14.・・・との接触によって保持器
15が削られ、保持器15を構成しているPTFE樹脂
が正体l・4,14.・・・の表面14aに転移し、さ
らに回転とともに外輪l■の軌道面11aおよび内輪1
2の軌道面12aにも転移し、それらの表面にPTFE
樹脂の潤滑膜が形成される。このPTFE樹脂の転移は
回転の初期はど大きく、また、回転が高速になればなる
ほど速やかに行なわれるので、初期焼付の生じやすい高
速回転の場合でも焼付が生ずることはない。
こうして、一旦PTFE樹脂の潤滑膜が正体14.14
.・・・の表面に十分形成されると、正体14゜14、
・・・の表面粗度は小さくなって保持器15が削られる
量は自動的に減少し、時間が経過するにつれて保持器1
5の摩耗が極めて少ない定常回転の状態となる。したが
って、それ以後は保持器15が必要以上に削られること
はなく、しかも、軸受自体は十分に潤滑され、長期間の
使用に耐えることができる。このような初期回転時のP
TFE樹脂の転移と、定常回転時の転移量の減少は、正
体14,14.・・・の表面粗度を前記のような範囲に
選定したときに最も適正にバランスさせることが可能で
ある。また、通常のグリースを使用した軸受のように、
グリースの蒸発や飛散は生じないので、前述したような
プラスチックフィルム延伸装置のテンタークリップ用と
して用いても、プラスチックフィルムを汚染するような
ことはなくなり、テンタークリップに限らず、潤滑剤と
してグリース等の油を使用できない場所での使用に適す
る転がり軸受が得られる。
〈発明の効果〉 以上述べたように、この発明は、自己潤滑性を有する合
成樹脂製保持器が正体との接触で削られて潤滑膜が形成
されるようにし、しかも、その削られる量が正体と内、
外輪の初期摩耗を防止できる量となるように正体の表面
粗度を選定したものである。したがって、この発明によ
れば、グリースを用いないため環境汚染を避けることか
でき、その上、初期回転時に速やガ\に潤滑膜が形成さ
れるため、初期焼付が防止され、高速回転にも耐えるこ
とができ、しかも玉体表面が合成樹脂製によって十分に
被覆されて後は、樹脂の転移が少なくなるため、保持器
の寿命の低下を防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の断面図、第2図は第1図
の■−■線に沿う展開断面図、第3図はプラスチックフ
ィルム延伸装置の動作説明図、第・1図は従来の転がり
軸受の断面図である。 II  外輪、Ila・・・軌道面、12・・・内輪、
12a・・・軌道面、14・・玉体、15 ・保持器。 特許出願人  光洋精工株式会社 外1名代 理 人 
 弁理士 前出 葆 外2名!s1図 第2図 #f3図 第4区 手続補正書く自発) 1.事件の表示 昭和60年特許願第  190334   号2発明の
名称 転がり軸受 3補正をする者 4代理人 5、補正命令の日付:自発 特許請求の範囲 「(1)金属製内輪と金属製外輪との間に複数個の金属
製正体を自己潤滑性を有する合成樹脂製の保持器で周方
向に所定間隔をあけて配置した転がり軸受において、 上記玉体の表面粗度を、初期回転時に上記玉体が上記保
持器との接触によって上記玉体、上記内輪および外輪の
初期摩耗を防止する量だけ上記保持器の一部を削って上
記玉体と上記内輪および上記外輪の軌道面の表面に転移
させる大きさにしたことを特徴とする転がり軸受。 (2)上記特許請求の範囲第1項に記載の転がり軸受に
おいて、 上記玉体の表面粗度はJIS B 0601の中心線平
均粗さRaを0.015乃至0.025μmの範囲とし
たことを特徴とする転がり軸受。 (3)上記特許請求の範囲第1項または第2項に記載の
転がり軸受において、 上記保持器はポリ四ふっ化エチhン樹脂を基材とする樹
脂で形成されていることを特徴とする転がり軸受。 (4)上記特許請求の範囲第1項乃至第3項のいずれか
に記載の転がり軸受において、上記玉体はステンレス鋼
で形成される一方、上記内輪と上記外輪とはともに高速
度工具鋼あるいは超硬合金で形成されていることを特徴
とする転がり軸受。」

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)金属製内輪と金属製外輪との間に複数個の金属製
    玉体を自己潤滑性を有する合成樹脂製の保持器で周方向
    に所定間隔をあけて配置した転がり軸受において、 上記玉体の表面粗度を、初期回転時に上記玉体が上記保
    持器との接触によって上記玉体、上記内輪および外輪の
    初期摩耗を防止する量だけ上記保持器の一部を削って上
    記玉体と上記内輪および上記外輪の軌道面の表面に転移
    させる大きさにしたことを特徴とする転がり軸受。
  2. (2)上記特許請求の範囲第1項に記載の転がり軸受に
    おいて、 上記玉体の表面粗度はJIS B 0601の中心線平
    均粗さRaを0.05乃至0.025μmの範囲とした
    ことを特徴とする転がり軸受。
  3. (3)上記特許請求の範囲第1項または第2項に記載の
    転がり軸受において、 上記保持器はポリ四ふっ化エチレン樹脂を基材とする樹
    脂で形成されていることを特徴とする転がり軸受。
  4. (4)上記特許請求の範囲第1項乃至第3項のいずれか
    に記載の転がり軸受において、 上記玉体はステンレス鋼で形成される一方、上記内輪と
    上記外輪とはともに高速度工具鋼あるいは超硬合金で形
    成されていることを特徴とする転がり軸受。
JP19033485A 1985-08-28 1985-08-28 転がり軸受 Pending JPS6249019A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6446011A (en) * 1987-08-12 1989-02-20 Nippon Seiko Kk Rotation supporting apparatus
JPH03121313A (ja) * 1989-09-30 1991-05-23 Koyo Seiko Co Ltd 転がり軸受
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