JPS6248486B2 - - Google Patents

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JPS6248486B2
JPS6248486B2 JP57215035A JP21503582A JPS6248486B2 JP S6248486 B2 JPS6248486 B2 JP S6248486B2 JP 57215035 A JP57215035 A JP 57215035A JP 21503582 A JP21503582 A JP 21503582A JP S6248486 B2 JPS6248486 B2 JP S6248486B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
threads
conductive
brush
thread
warp
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP57215035A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59105408A (ja
Inventor
Hitoshi Inoe
Kenichi Shibata
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ashimori Industry Co Ltd
Original Assignee
Ashimori Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Ashimori Industry Co Ltd filed Critical Ashimori Industry Co Ltd
Priority to JP21503582A priority Critical patent/JPS59105408A/ja
Publication of JPS59105408A publication Critical patent/JPS59105408A/ja
Publication of JPS6248486B2 publication Critical patent/JPS6248486B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、静電気を除去するための除電ブラシ
及びその製造方法に関するものであつて、特に静
電複写器等における紙の残留静電気を除去するた
めの除電ブラシに関するものである。
従来の技術 従来この種の除電ブラシとしては、炭素繊維又
は金属繊維等の導電性繊維を多数収束してなる導
電糸と、これに交差する糸条とを織成して基部を
形成し、該基部の一縁から前記導電糸を突出させ
てブラシ部を形成し、該ブラシ部の先端を静電気
を持つた紙等に接触させるようにしたものが使用
されている。
またこの除電ブラシを製造する場合には、導電
糸をたて糸とし、これに糸条を織り込んで織布を
織成し、次いでこれを所定の幅及び長さに切断
し、前記糸条を数本除去してその部分を導電糸の
みとすることによりブラシ部を形成し、糸条が残
つた部分を基部としていた。
発明が解決しようとする問題点 しかしながらこの方法によれば、ブラシ部を形
成する導電糸も一旦糸条と織成されるため、ブラ
シ部を形成するために糸条を除去する手間が必要
であると共に、織成により導電糸に歪がかかり、
糸条を除去した後にもその歪が残り、ブラシ部に
おける導電性繊維が真直ぐになりにくいという欠
点がある。
しかも、導電糸は元来比較的剛直であるため、
基部において直線状に延びており、屈曲が少な
い。そのため導電糸が基部から抜けて脱落した
り、基部における糸条が滑つてブラシ部の方に移
行することがある。
また特開昭53−135597号公報には、導電糸のた
て糸によこ糸群を間欠的に織り込み、次いでその
一方のよこ糸群の直近で導電糸のたて糸を切断
し、よこ糸群の間隔部の導電糸をブラシ部とする
方法が記載されている。この方法ではよこ糸を除
去する必要がなく、またブラシ部の導電性繊維に
歪が生じることはないが、導電糸が脱落したり糸
条がブラシ部に移行し易いという欠点は解消され
ていない。
本発明はかかる事情に鑑みなされたものであつ
て、製造が容易で且つ導電性繊維の歪が生じるこ
とがなく、さらに導電糸が脱落したり糸条がブラ
シ部に移行したりすることのない除電ブラシを提
供することを目的とするものである。
問題点を解決する手段 而して本発明の除電ブラシは、炭素繊維又は金
属繊維を多数収束してなる導電糸とこれに交差す
る糸条とを織成して基部を形成し、該基部の一縁
に前記導電糸を突出させたブラシと導電糸を折り
返した織耳とを交互に形成してブラシ部を形成
し、基部の他縁において前記導電糸を折り返して
織耳を形成したことを特徴とするものである。
第1図は本発明の除電ブラシを示すものであつ
て、1は除電ブラシの基部であり、2はブラシ部
である。基部1は、多数の導電性繊維を収束して
なる導電糸3と、これに交差する糸条4とを織成
してなり、その基部1の一縁には、その基部1の
縁から導電糸3が突出した部分と、その縁におい
て導電糸3が折り返されて形成された織耳6
が交互に形成されている。而してその基部1の縁
から突出した導電糸3は、その収束がほぐれて
個々の導電性繊維がバラバラになつてブラシ5を
形成し、このブラシ5が並列してブラシ部2を形
成している。
また基部1の他縁においては、導電糸3は折り
返されて織耳6を形成している。
なお図面において、基部1の両縁の糸条4の間
隔が開いているのは、導電糸3が通常接結強度が
小さくて、急角度で折り返することが困難である
ため、織耳6,6′における導電糸3の曲率半径
を大きくするためであつて、基部1の織り組織に
よつてはこのような構成をとる必要がない場合も
ある。
本発明における糸条4は、通常の天然繊維又は
合成繊維を使用することができ、また糸条4とし
ても導電性繊維を使用することにより、さらに除
電効果は大きくなる。
而して、この除電ブラシは、第2図及び第3図
に示すように、基部1を金属板7,7に挾持し、
ブラシ部2をそこから突出させ、金属板7,7を
所定の位置に固定してブラシ部2の先端を除電対
象物に接触させて使用する。
次に、この除電ブラシを製造するための方法の
発明は、複数のたて糸を並列したたて糸群を間隔
をおいて二群並設し、炭素繊維又は金属繊維を多
数収束してなる導電糸をよこ糸として、前記二群
のたて糸群を通して両縁及びたて糸群の互いに対
向する縁で織耳を形成しつつ織成し、然る後に前
記たて糸群の間隔の中央においてよこ糸となる導
電糸を切断して分離することを特徴とするもので
ある。
第4図は本発明の方法により除電ブラシを製造
する過程を示すものであつて、先ず糸条4をたて
糸とし、該たて糸4を数本並列してたて糸群8と
する。そして二群のたて糸群8a,8bを間隔9
をおいて並設する。次に炭素繊維又は金属繊維等
の導電性繊維を多数収束してなる導電糸3をよこ
糸として、前記二群のたて糸群8a,8bを通し
て両縁及び各たて糸群の互いに対向する縁で織耳
を形成しつつ織込む。
第4図においては、先ずたて糸群8aからたて
糸群8bに向つてよこ糸3を織込む。次にたて糸
群8bの外縁においてよこ糸3を折り返して織耳
6を形成した後、たて糸群8bのみにその内縁に
おいて折り返して織耳6′を形成しながら一往復
織込む。次いでたて糸群8bからたて糸群8aに
向つて先とは逆の方向によこ糸を織込み、たて糸
群8aの外縁において折り返して織耳6を形成し
た後、たて糸群8aのみにその内縁において折り
返して織耳6′を形成しながら一往復織込むので
ある。
以下これを繰返すことにより、両側部に基部1
となる織成部が形成され、その間に導電糸のよこ
糸3のみが平行に延びた部分を有する織布10が
形成される。
次に、この織布10の中央すなわち前記間隔9
の中央においてよこ糸3を切断すると、個々のよ
こ糸3は収束がほぐれてブラシ5を形成するので
ある。これにより分離された両側部分からは、そ
れぞれ基部1の一縁にブラシ部2が形成され且つ
そのブラシ5の間及び他縁に織耳6,6′を有す
る除電ブラシが得られるのである。
なお図面の例においてはブラシ5の間において
織耳6′が一つだけ形成されているが、二つ又は
それ以上形成しても良い。ブラシ5間の織耳6′
の数を増すことによりブラシ5の間隔は開くが、
導電糸3の脱落や糸条4の移行を阻止する効果は
増大する。
発明の効果 本発明によれば、導電糸3は基部1において糸
条4に織成されているのみならず、個々の導電糸
3は少なくとも3回折り返されて織耳を形成して
いるので、導電糸3が基部1から抜けて脱落する
ことがなく、また糸条4は内縁の織耳6′によつ
てブラシ部への移行が阻止されているので、基部
1の組織が崩れることもなく、極めて強固に保持
される。
従つて、従来のものにあつては導電糸3の脱落
を防止するためには基部1の幅を広くして多数本
の糸条4で導電糸3を織成したり、基部1の織目
を樹脂等で固めて固定する必要があつたが、本発
明によれば基布1の幅は小さくてすみ、また樹脂
加工の必要もないので導電糸3から直接金属板7
を介してアースすることができ、除電効果が大き
いのである。
また本発明の方法によれば、ブラシ部2は最初
からたて糸4がない状態で織成されるため、後工
程で不要の糸条を除去する必要がなく、無用の手
間を要せず、また導電性繊維に無用の歪を与える
こともない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の除電ブラシの正面図である。
第2図及び第3図は、除電ブラシの使用状態を示
す正面図及び側面図である。第4図は本発明の方
法により除電ブラシを製造する過程を示す平面図
である。 1…基部、2…ブラシ部、3…導電糸(よこ
糸)、4…糸条(たて糸)、5…ブラシ、6,6′
…織耳、8…たて糸群、9…間隔。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 炭素繊維又は金属繊維を多数収束してなる導
    電糸とこれに交差する糸条とを織成して基部を形
    成し、該基部の一縁に前記導電糸を突出させたブ
    ラシと導電糸を折り返した織耳とを交互に形成し
    てブラシ部を形成し、基部の他縁において前記導
    電糸を折り返して織耳を形成したことを特徴とす
    る、除電ブラシ。 2 複数のたて糸を並列したたて糸群を間隔をお
    いて二群並設し、炭素繊維又は金属繊維を多数収
    束してなる導電糸をよこ糸として、前記二群のた
    て糸群を通して両縁及び各たて糸群の互いに対向
    する縁で織耳を形成しつつ織成し、然る後に前記
    たて糸群の間隔の中央においてよこ糸となる導電
    糸を切断して分離することを特徴とする、除電ブ
    ラシの製造方法。
JP21503582A 1982-12-07 1982-12-07 除電ブラシ及びその製造方法 Granted JPS59105408A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21503582A JPS59105408A (ja) 1982-12-07 1982-12-07 除電ブラシ及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

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JP21503582A JPS59105408A (ja) 1982-12-07 1982-12-07 除電ブラシ及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59105408A JPS59105408A (ja) 1984-06-18
JPS6248486B2 true JPS6248486B2 (ja) 1987-10-14

Family

ID=16665670

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JP21503582A Granted JPS59105408A (ja) 1982-12-07 1982-12-07 除電ブラシ及びその製造方法

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JPS59105408A (ja) 1984-06-18

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