JPS6248279B2

JPS6248279B2 -

Info

Publication number: JPS6248279B2
Application number: JP58018940A
Authority: JP
Inventors: Hiroaki Takatsudo
Original assignee: Casio Computer Co Ltd
Current assignee: Casio Computer Co Ltd
Priority date: 1983-02-09
Filing date: 1983-02-09
Publication date: 1987-10-13
Also published as: JPS59146368A

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］この発明は、時間帯別の売上集計に関し、売上
データ処理装置等に利用される。

［発明の概要］この発明は売上データの時間帯別集計において
分類別の売上データを時間帯ごとに分類別の構成
比で記憶するようにしたものである。

［従来の技術］従来、電子レジスタにおいては、特開昭53−
80937号公報に示されるように登録操作が行なわ
れる毎に、売上データを入力された時間帯別に集
計し、集計された売上データを入力された時間帯
別に記憶するようにしている。この時間帯別デー
タは、売上管理等において売れる時間帯、売れな
い時間帯を把握するために集計しており、点検、
精算時に、時間帯別売上データを読み出して印字
し、点検レポート、精算レポートを作成するよう
にしている。

［発明が解決しようとする問題点］しかしながら、この種のものは、売上データが
通常８桁であるため、時間帯別に売上データを記
憶させるためには、８桁掛ける売上データ数のデ
ータを新たに記憶するため大容量の記憶装置を必
要とする。特に、売上管理、在庫管理等におい
て、時間帯別にどのような分類の商品が多く売上
げられたかというデータ、すなわち、各時間帯毎
に分類別データを必要とする場合や細かな時間帯
毎のデータを必要とする場合には、メモリ容量は
一層大となる。

この発明は、上述した事情を背景になされたも
ので、その目的とするところは、各時間帯毎に売
上データの分類別構成比を算出し記憶することに
より、少ないメモリ容量で細かな時間帯別、多く
の分類別のデータを記憶することができるように
した時間帯別売上構成比集計装置を提供すること
にある。

［問題点を解決するための手段］この発明は、現在時刻を計時する計時手段３、
複数の時間帯を示す時間帯データを記憶する時間
帯データ記憶手段ST，LT、分類別に累計された
売上データを記憶する分類別売上データ記憶手段
M₁〜Ｍ_o、T₁〜Ｔ_o、現在時刻と時間帯データよ
り、現在時刻が次の時間帯に属するか否か検出す
る検出手段２ａ、この検出手段により現在時刻が
次の時間帯に属しない時には入力された売上デー
タを前記分類別売上データ記憶手段へ分類別に累
計し現在時刻が次の時間帯に属する時は前記分類
別売上データ記憶手段内の売上データの分類別構
成比を算出し、前記売上データを消去する演算手
段２ｂ、前記算出された分類別構成比を各時間帯
別に記憶する分類別構成比記憶手段K₁〜Ｋ_o，
K₁₍₁₎〜Ｋ_o(o)の各手段から成つている。

但し、上記各手段内のカツコ内の符号は実施例
における上記各手段に対応する構成の符号であ
る。

［作用］計時手段によつて計時された現在時刻と、時間
帯データ記憶手段に記憶された時間帯データよ
り、検出手段は現在時刻が次の時間帯に属するか
否か検出し、演算手段は検出手段の検出結果によ
つて現在時刻が次の時間帯に属しない時には入力
された売上データを前記分類別売上データ記憶手
段へ分類別に累計し、次の時間帯に属する時は前
記分類別売上データ記憶手段内の売上データの分
類別構成比を算出し、前記売上データを消去す
る。

分類別構成比記憶手段は前記算出された分類別
構成比を各時間帯別に記憶する。

［実施例］以下、この発明を図面に示す一実施例に基づい
て具体的に説明する。本実施例は、電子レジスタ
に適用した例を示したもので、その入力部１は、
置数キー、部門別キー、取引別キー等の各種のキ
ーを有する構成となつている。而して、入力部１
から操作キーに対応して出力されるキー入力デー
タは、CPU（中央演算処理回路）２に入力され
る。

CPU２は、予め記憶されている各種のマイク
ロ命令にしたがつて各種の動作を制御する制御部
２ａと、各種の演算を実行する演算部２ｂと、
Ｘ，Ｙ，Ｚレジスタ等を有する記憶部２ｃと、時
間帯別アドレスを記憶するｉレジスタと、分類
（部門）別アドレスを記憶するｊレジスタを有す
る構成となつている。而して、CPU２は、時計
回路３との間でデータの授受を行つて時計回路３
内の時刻計数回路CLKから現在時刻を読み出し
てＸレジスタに転送する。また、CPU２は、取
引別メモリ４或いは部門別メモリ５との間でデー
タの授受を行つて取引別メモリ４の内容を累計し
たり、部門別メモリ５の内容を累計する。取引別
メモリ４は、現金売り、貸売り等の取引別売上合
計データを記憶するものであり、また、部門別メ
モリ５は、後述するが、部門別売上合計データ等
を記憶するもので、夫々RAM（ランダム・アク
セス・メモリ）によつて構成され、CPU２の制
御下で書き込みおよび読み出し動作が実行され
る。また、CPU２は、表示部６に金額等を電気
光学的にデジタル表示させ、また、印字部７のレ
シート用紙並びにジヤーナル用紙に金額等を印字
させ、更に、ドロア８を解放させる。

次に、部門別メモリ５の構成を第２図を参照し
て詳述する。部門別メモリ５は、１部門〜ｎ部門
の部門別合計金額を記憶するエリアM₍₁₎〜Ｍ_(o)
と、ある時刻からある時刻までの売上データを部
門別に記憶するエリアT₍₁₎〜Ｔ_(o)と、これら各
エリアT₍₁₎〜Ｔ_(o)内のデータを累計した時間帯
別の総合計金額を記憶するエリアK₁〜Ｋ_oと、時
間帯別毎に売上データの部門別構成比を記憶する
エリアK₁₍₁₎〜Ｋ_1(o)……Ｋ_o(1)〜Ｋ_o(o)と、時間
帯別集計の開始時刻を記憶するエリアＳ_Tと、時
間帯別集計期間を複数の時間帯に区分するための
時間間隔を記憶するエリアＬ_Tと、時間帯別アド
レスを記憶するエリアＰ_Tとを有する構成となつ
ている。なお、各エリアK₁₍₁₎〜Ｋ_1(o)……Ｋ_o(1)
〜Ｋ_o(o)は、上記部門別構成比（00％〜99％）を
記憶するため、夫々のメモリ容量は２桁構成とな
つている。

次に、上述のように構成された電子レジスタの
動作について説明する。先ず、登録操作を開始す
る前に、予め、所定のデータをプリセツトし、時
間帯別集計処理を実行可能な状態にセツトしてお
く。この時間帯別集計処理のプリセツトデータと
しては、上述した開始時刻と時間間隔で、予め定
められたキーを順次操作することにより、上記開
始時刻および時間間隔は、部門別メモリ５の対応
するエリアＳ_T，Ｌ_Tに夫々設定する。

このような状態において、部門別登録操作を実
行すると、部門別メモリ５のエリアM₍₁₎〜Ｍ_(o)
のうち、入力部門に対応するエリアがアドレス指
定され、その部門別合計金額が累計される。これ
と同時に、エリアT₍₁₎〜Ｔ_(o)には、ある時刻か
らある時刻までの売上データが部門別に累計され
る。

而して、一取引の部門別登録操作が終了し、現
金／預かり金キー等の取引別キーが操作される
と、第３図のフローにしたがつた動作が実行され
る。先ず、ステツプS₁では、取引別処理が実行さ
れ、取引別メモリ４の内容が累計されると共に、
預かり金が置数された場合には、釣銭計算が実行
される。これに続いて、預かり金、釣銭を表示、
印字する処理（ステツプS₂）が実行されたのち、
ドロア８をオープンする処理（ステツプS₃）が実
行される。

而して、次のステツプS₄では、時計回路３の時
刻計数回路CLKから現在時刻が読み出され、Ｘ
レジスタに転送される。次で、ステツプS₅では、
Ｘレジスタ内の現在時刻と、予め設定されたエリ
アＳ_T内の開始時刻およびエリアＬ_T内の時間間隔
が夫々読み出され、これらのデータに応じて時間
帯別アドレスが算出される。この場合の計算は、
次式にしたがつて実行される。すなわち、時間帯
別アドレス＝（Ｘ−Ｓ_T）／Ｌ_Tとなる。このよう
にして算出された時間帯別アドレスは、ｉレジス
タに転送される。次に、ステツプS₆に進み、今、
ｉレジスタに転送した時間帯別アドレスとエリア
Ｐ_T内に記憶されている時間帯別アドレスとが比
較され、両アドレスが等しいか否かが判断され
る。この場合、エリアＰ_T内には、前回の取引別
キーの操作に伴つて算出された時間帯別アドレス
が記憶されている。したがつて、両アドレスが等
しくない場合とは、現在時刻が次の時間帯に属
し、前回の取引でそれ迄の時間帯での集計処理が
終了した場合であり、このような場合には、ステ
ツプS₇以降に進み、売上データの部門別構成比を
算出する処理に移る。また、両アドレスが等しい
場合とは、今回の取引が前回の取引と同一の時間
帯に行われ、その時間帯の集計処理が今だに終了
していない場合であり、このような場合には、今
回の取引別キーの操作では、上記部門別構成比算
出処理は、無効とされる。

而して、上記部門別構成比算出処理は、次の如
くして実行される。すなわち、先ず、ステツプS₇
では、時間帯別総合計金額を算出し、その結果を
エリアK₁〜Ｋ_oのうちｉレジスタでアドレス指定
されるエリアKiに転送する処理が実行される。
この場合、時間帯別総合計金額は、エリアT₍₁₎
〜Ｔ_(o)の内容を累計することにより算出され、
ある時間帯に売上げられた１〜ｎ部門の総合計金
額である。次で、ｊレジスタに初期アドレス
“１”をセツトするイニシヤライズ処理（ステツ
プS₈）を実行したのち、次のステツプS₉に進む。
ここでは、部門別構成比を算出する処理が実行さ
れる。この場合の計算は、次式にしたがつて実行
される。すなわち、部門別構成比＝100×Ｔ_(i)／
Ｋ_iとなる。このようにして算出された部門別構
成比は、ｉレジスタの内容で指定される時間帯
で、ｊレジスタの内容で指定される部門に対応す
るエリアＫ_i(j)に転送される。次に、ｊレジスタ
の内容を＋１するインクリメント処理（ステツプ
S₁₀）が実行されたのち、その内容が部門別アドレ
スの最終値“ｎ”以下か否かの判断処理（ステツ
プS₁₁）が実行される。この結果、以下と判断され
た場合には、ステツプS₉に復帰し、ｊレジスタ内
容が最終アドレス“ｎ”を越えるまで上述のステ
ツプS₉〜S₁₁が繰り返し実行される。これにより
ある時間帯の部門別構成比が部門毎に順次算出さ
れ、所定のエリアに順次書き込まれる。

このようにして部門別構成比を算出する処理が
終了すると、エリアT₍₁₎〜Ｔ_(o)の全てのクリア
する処理（ステツプS₁₂）が実行され、次で、ｉレ
ジスタの内容をエリアＰ_Tに転送する処理（ステ
ツプS₁₃）が実行される。

而して、一回の終りなどの営業の区切りに精算
操作が実行されると、通常の精算処理に伴つて部
門別合計金額、取引別合計金額等の所定のデータ
が印字されるほか、各時間帯毎に部門別構成比の
大小が比較され、構成比の大きい順に印字され
る。第４図は、この場合の印字例を示し、例え
ば、10時00分から11時00分までの時間帯において
は、時間帯別総合計金額は「81320円」、また、そ
の時間帯で１番売上げられた商品は、構成比27％
の02部門の商品、２番目は構成比24％の08部門の
商品であることを確認することができる。したが
つて、このように、構成比の大きい順に印字する
ようにすれば、各時間帯毎の部門別売上状況を、
一目瞭然に把握することができる。また、このよ
うにして印字された内容にしたがつて、例えば、
時間帯別総合計金額と部門別構成比とを乗算すれ
ば、時間帯毎の部門別売上合計金額を求めること
ができる。また、精算処理時に時間帯別総合計金
額と部門別構成比とを乗算して時間帯毎の部門別
売上合計を算出して印字するようにしてもよい。

なお、上記実施例は、売上データとして金額の
場合について説明したが、売上件数、その他のデ
ータについても同様に実施可能である。また、部
門別のみならず、取引別、その他の分類別データ
についても同様に実施可能である。

なおまた、構成比は全ての分類について記憶せ
ずに、構成比の大きい順に上位から所定の数だけ
記憶するようにする構成も考えられ、また、この
場合、構成比は全て記憶せずに、構成比の大きい
順にそれに対応する分類のみを記憶する構成も考
えられる。

［発明の効果］この発明は、以上詳細に説明したように、各時
間帯毎に、売上データの分類別構成比を算出し、
時間帯別売上データを分類別構成比で記憶するよ
うにしたから、売上データの１つずつを例えば00
〜99％の２桁で記憶でき、従来のように売上デー
タを８桁で記憶するものに比べ、メモリ容量を著
しく減少させることができる。

【図面の簡単な説明】

図面第１図〜第４図は、この発明の一実施例を
示し、第１図は、この発明を適用した電子レジス
タのブロツク回路図、第２図は、部門別メモリの
詳細な構成図、第３図は、動作を説明するための
フローチヤート、第４図は印字フオーマツトであ
る。１……入力部、２……CPU、３……時計回
路、４……部門別メモリ。

Claims

【特許請求の範囲】

１現在時刻を計時する計時手段と、複数の時間
帯を示す時間帯データを記憶する時間帯データ記
憶手段と、分類別に累計された売上データを記憶
する分類別売上データ記憶手段と、前記現在時刻
と前記時間帯データより、現在時刻が次の時間帯
に属するか否かを検出する検出手段と、この検出
手段により、現在時刻が次の時間帯に属しない時
には入力された売上データを前記分類別売上デー
タ記憶手段へ分類別に累計し、現在時刻が次の時
間帯に属する時は前記分類別売上データ記憶手段
内の売上データの分類別構成比を算出し、前記売
上データを消去する演算手段と、前記算出された
分類別構成比を各時間帯別に記憶する分類別構成
比記憶手段とを具備してなる時間帯別売上構成比
集計装置。