JPH04253296A - 商品販売データ処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、伝票印字機能を備えた
電子式キャッシュレジスタ等の商品販売データ処理装置
に関する。

【０００２】

【従来の技術】クレジット取引等において使用される伝
票用紙は予め１枚に印字できるデータ量が固定されてい
るので、一度に大量の商品を購入した客に対しては各商
品の売上明細データを複数枚の伝票にわたって印字する
場合がある。この場合において、従来、伝票１枚毎にそ
の伝票に明細が印字された各商品の売上合計額を印字さ
せ、かつ最終枚の伝票には全商品の総合計額も印字させ
るようにして、伝票上のデータを分かりやすくした技術
は既に知られている。（特開昭５５−６１８７２号公報
）

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、１取引
で買上げた課税対象商品の総額によって税額が決まる場
合、複数枚の伝票が発行される取引に対して税額は最終
伝票の総合計額の次に印字するのみであった。このため
、店によっては１取引に複数枚の伝票を発行した場合に
伝票毎にその伝票に印字されたデータの税額を記録して
管理する運用があるが、その場合には管理者が手計算で
伝票毎の税額を算出して伝票に書込まなければならず不
便であった。

【０００４】そこで本発明は、１取引にて販売登録され
た商品の売上明細データの印字が複数枚の伝票にまたが
る場合に伝票毎にその伝票に印字されたデータの税額を
印字出力でき、運用上の能率を向上できる商品販売デー
タ処理装置を提供しようとするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明は、商品登録操作
により販売登録される商品の売上明細データ及び売上合
計データをプリンタにより客毎に所定の用紙に印字出力
する商品販売データ処理装置において、売上明細データ
を用紙の印字行数に基づく設定単位で区分して集計する
集計手段と、この集計手段により集計された売上明細デ
ータの集計値に基づいて税額を算出する税額演算手段と
、用紙に設定単位分の売上明細データを印字させる毎に
、その売上明細データ群に対応して集計手段により集計
された該当売上明細データの集計値及び税額演算手段に
より算出された税額を印字させる印字制御手段とを備え
たものである。

【０００６】

【作用】このような構成の本発明であれば、商品登録操
作により１客が買上げた全商品が販売登録されると、各
登録商品の売上明細データがプリンタによって伝票等に
印字出力される。このとき、各登録商品の売上明細デー
タは上記用紙の印字行数に基づく設定単位で区分される
。そして、その区分内で売上明細データが集計され、さ
らに集計値によって決まる税額が算出されて、上記伝票
等に該当区分内の売上明細データに対応して上記集計値
及び税額が印字される。

【０００７】

【実施例】以下、本発明を現金取引とクレジット取引と
について様式が異なる伝票を印字発行する電子式キャッ
シュレジスタに適用した一実施例について図面を参照し
ながら説明する。

【０００８】図１は本実施例の電子式キャッシュレジス
タの概略構成を示すブロック図である。１は制御部本体
を構成するＣＰＵ（中央処理装置）、２は上記ＣＰＵ１
が各部を制御するためのプログラムデータ等が格納され
るＲＯＭ（リード・オンリ・メモリ）、３は上記ＣＰＵ
１が各部を制御する上で必要な各種メモリエリアが形成
されるＲＡＭ（ランダム・アクセス・メモリ）であって
、これらをバスライン４で電気的に接続してマイクロプ
ロセッサを構成している。そして、現在の日時を計時す
る時計回路５、「登録」「精算」「設定」等の各種業務
モードを切換えるためのモードスイッチ６の信号が入力
されるとともに、現金等を収納するためのドロワ７に開
放信号を出力するＩ／Ｏポート８、専用回線等の伝送路
を介して各クレジット会社のホストコンピュータとの間
で行われるデータ送受信を制御する通信インタフェース
９、キーボード１０から入力キーに対応する信号を取込
むキーボードコントローラ１１、商品の販売金額や１取
引の合計金額等を表示するための表示器１２を駆動制御
する表示コントローラ１３、所定の伝票用紙に印字を行
うプリンタ１４を駆動制御するプリンタコントローラ１
５、クレジットカードやプリペイドカードに対してデー
タの読み書きを行うカードリードライタ１６を駆動制御
するカードリードライタコントローラ１７等の各部を前
記バスライン４を介してＣＰＵ１に接続して、電子式キ
ャッシュレジスタとして機能させている。

【０００９】ここで上記キーボード１０には、販売商品
の金額，点数，コード等を登録するための商品登録キー
や、現金取引やクレジット取引等による販売登録の締め
を宣言するための登録締めキー等が配設されている。

【００１０】また上記ＲＡＭ３には、図２に示すように
、各販売商品の売上金額，売上点数等をコード別に累積
登録するための売上登録ファイル３１、１客が買上げる
商品の売上明細データを登録順に蓄積する商品売上明細
バッファ３２の他、登録数カウンタＡ、合計金額メモリ
Ｂ、アドレスカウンタＣ、金額合計器Ｄ、税額メモリＥ
、税額合計器Ｆ等の各種ワークメモリが形成されている
。

【００１１】しかして、前記ＣＰＵ１はモードスイッチ
６により「登録」業務が選択されている状態でキーボー
ド１０の商品登録キーにより販売商品の登録操作が行わ
れると、図３に示す制御を実行するようにプログラム設
定されている。すなわち、先ず今回の登録操作が１取引
の最初の商品登録か否かを判断し、最初の登録の場合に
は前記商品売上明細バッファ３２をクリアするとともに
、前記登録数カウンタ及び合計金額メモリＢをそれぞれ
“０”に初期化する。次いで、販売登録された商品の売
上金額及び売上点数を前記売上登録ファイル３１にコー
ド別に累積登録する。また、上記合計金額メモリＢに当
該登録商品の売上金額を加算する。次いで、当該登録商
品のコード，売上金額及び売上点数からなる売上明細デ
ータを前記商品売上明細バッファ３２に登録順に格納す
る。そして、登録数カウンタＡを「＋１」だけ更新する
。その後、前記表示器１２に対して販売金額等の表示処
理を行った後、この制御を終了する。

【００１２】また、前記ＣＰＵ１は上述した商品登録操
作に続いてキーボード１０の登録締めキーが操作される
と、図４に示す制御を実行するようにプログラム設定さ
れている。すなわち、先ず商品登録済みであることを確
認した後、前記アドレスカウンタＣ、金額合計器Ｄ、税
額メモリＥ及び税額合計器Ｆをそれぞれ“０”に初期化
する。次いで、ＳＴ（ステップ）１としてアドレスカウ
ンタＣを「＋１」だけ更新した後、ＳＴ２として上記ア
ドレスカウンタＣが前記登録数カウンタＡを越えている
か否かを判断する。この場合は越えていないので、ＳＴ
３として商品売上明細バッファ３２から上記アドレスカ
ウンタＣに対応する登録順の売上明細データを読出し、
前記プリンタ１４による伝票への印字を制御する。この
とき、当該売上明細データ中の売上金額を金額合計器Ｄ
に加算する（集計手段）。次いで、ＳＴ４として上記ア
ドレスカウンタＣが当該取引で使用される伝票用紙の印
字行数に基づいて予め設定される単位Ｎの正数倍か否か
を判断する。そして、単位Ｎの正数倍でない場合にはＳ
Ｔ１に戻る。

【００１３】ＳＴ４においてアドレスカウンタＣが設定
単位Ｎの正数倍であった場合には、金額合計器Ｄの合計
金額に所定の税率を乗じて税額を算出し税額メモリＥに
格納する（税額演算手段）。また、上記税額を税額合計
器Ｆに加算する。次いで、金額合計器Ｄ内の合計金額デ
ータを読出すとともに税額メモリＥ内の税額データを読
出して、前記プリンタ１４による伝票への印字を制御す
る（印字制御手段）。しかる後、上記金額合計器Ｄ及び
税額メモリＥを“０”にクリアして、ＳＴ１に戻る。

【００１４】ＳＴ１では上記アドレスカウンタＣを再度
「＋１」だけ更新した後、ＳＴ２へ進みアドレスカウン
タＣと登録数カウンタＡとを比較する。そして依然とし
てアドレスカウンタＣが登録数カウンタＡ以下の場合に
は、ＳＴ３以降の処理を繰り返す。

【００１５】これに対し、ＳＴ２にてアドレスカウンタ
Ｃが登録数カウンタＡを越えたならば、１取引にて販売
登録された全商品の売上明細データの印字制御を完了し
たので、金額合計器Ｄの合計金額に所定の税率を乗じて
税額を算出し税額メモリＥに格納する（税額演算手段）
。また、上記税額を税額合計器Ｆに加算する。次いで、
金額合計器Ｄ内の合計金額データを読出すとともに税額
メモリＥ内の税額データを読出して、前記プリンタ１４
による伝票への印字を制御する（印字制御手段）。 さらに、合計金額メモリＢ内の合計金額データ及び税額
合計器Ｆ内の税額データを読出して、前記プリンタ１４
による伝票への印字を制御する。しかる後、上記合計金
額データと税額データとを加算した支払い額を表示器１
２に表示させて、この制御を終了する。

【００１６】このように構成された本実施例においては
、キーボード１０の商品登録キーを操作して１客が買い
上げる商品の販売登録を行う毎に、その登録商品の売上
明細データが商品売上明細バッファ３２に登録順に格納
される。また、その登録データ数が登録数カウンタＡで
計数されるとともに、登録商品の合計金額が合計金額メ
モリＢにより記憶される。

【００１７】ここで、客が現金による支払いを申し出た
場合、該当する登録締めキーを操作する。そうすると、
上記商品売上明細バッファ３２内の売上明細データがプ
リンタ１４によって順次伝票に印字出力されるとともに
売上明細データ中の売上金額が金額合計器Ｄにて累計さ
れる。ここで、印字データ数が現金取引で使用される伝
票用紙の印字行数に基づいて予め設定される単位Ｎの正
数倍に一致すると、その都度金額合計器Ｄ内の合計金額
に対する税額が算出され、合計金額と税額が伝票に印字
される。また、税額が全額合計器Ｆにて加算される。さ
らに金額合計器Ｄは一旦“０”にクリアされる。

【００１８】従って、販売登録商品の売上明細データが
上記設定単位Ｎに相当する数だけ伝票に印字される毎に
、その設定単位Ｎに相当する数の売上明細データの合計
金額及び税額が当該伝票に印字出力されることになる。

【００１９】今、現金取引で使用される伝票として図５
に示すように売上明細データを１０個まで印字可能な伝
票を使用するものとすると、上記現金取引対応の設定単
位Ｎとして「１０」が予め設定される。これにより、例
えば商品を１１点買い上げた現金取引の客に対しては、
１枚目の伝票にヘッダ情報Ｄ１、登録順「１」〜「１０
」までの売上明細データＤ２、登録順「１」〜「１０」
までの各商品の合計金額Ｄ３及び合計金額Ｄ３に対する
税額Ｄ４が印字され、２枚目の伝票に登録順「１１」の
売上明細データＤ５、売上金額Ｄ６、売上金額Ｄ６に対
する税額Ｄ７、全商品の総合計額Ｄ８、１枚目の伝票の
税額Ｄ４と２枚目の伝票５２の税額Ｄ７とを加算した総
税額Ｄ９等が印字される。

【００２０】また、クレジット取引で使用される伝票と
して図６に示すように売上明細データを４個まで印字可
能な伝票を使用するものとすると、上記クレジット取引
対応の設定単位Ｎとして「４」が予め設定される。これ
により、例えば商品を８点買い上げたクレジット取引の
客に対しては、１枚目の伝票にヘッダ情報Ｄ１、登録順
「１」〜「４」までの売上明細データＤ２、登録順「１
」〜「４」までの各商品の合計金額Ｄ３及び合計金額Ｄ
３に対する税額Ｄ４が印字され、２枚目の伝票に登録順
「５」〜「８」の売上明細データＤ５、登録順「１」〜
「４」までの各商品の合計金額Ｄ６、合計金額Ｄ６に対
する税額Ｄ７、全商品の総合計額Ｄ８、１枚目の伝票の
税額Ｄ４と２枚目の伝票の税額Ｄ７とを加算した総税額
Ｄ９等が印字される。

【００２１】このように本実施例によれば、予め印字行
数に制限がある伝票用紙の１枚に、１取引で販売登録さ
れた全商品の売上明細データを印字できない場合には複
数枚に分けて印字出力するが、その際、各伝票毎にその
伝票に印字されている売上明細データの合計金額及びそ
の合計金額に対する税額を算出して同一伝票上に印字さ
せるように制御している。従って、１取引に複数枚の伝
票を発行した場合に伝票毎にその伝票に印字されたデー
タの税額を記録して管理する運用を取っている店にあっ
ては、管理者が手計算で税額を計算したりその税額を伝
票に書き込んだりする手間が不要になり、作業能率を向
上できる。

【００２２】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではない。例えば前記実施例では売上明細バッファ３
２に格納された各売上明細データを登録順に伝票に印字
出力させたが、予め設定された規則に従って並べ換えを
した後、順に印字させるようにしてもよい。前記実施例
では１客に複数枚の伝票が発行される場合には各伝票の
税額の総和を当該客が支払う税額としているので登録順
によって税額が異なる場合があるが、売上明細データの
並べ換えを行うことによって規則の設定如何により登録
順によらず消費者にとって有利な一定の税額を算出でき
るようになる。

【００２３】また、前記実施例では締め操作後に売上明
細データを一括して印字する場合を示したが、商品登録
操作に応動して随時売上明細データを印字する仕様の機
種にも適用できるものである。この場合、商品が登録さ
れる毎にその登録商品の売上金額が合計金額メモリＢに
加算するとともに金額合計器Ｄにて加算する。そして、
登録数カウンタＡが設定単位Ｎの正数倍に一致する毎に
金額合計器Ｄ内の合計金額に相当する税額を算出してそ
の合計金額及び税額を印字させるとともに、税額を税額
合計器Ｆにて加算する。また金額合計器Ｄをクリアする
。その後、登録締め操作が行われると、上記金額合計器
Ｄ内の合計金額に相当する税額を算出してその合計金額
及び税額を印字させる。次いで、合計金額メモリＢ及び
税額合計器Ｆの内容を印字させるように制御することに
なる。

【００２４】また前記実施例では伝票への印字制御を示
したが、レシートに対する印字制御に本発明を適用する
ことも可能である。この場合、設定単位Ｎ以上の商品を
買い上げた客には全商品の売上明細データが印字された
１枚の長いレシートが発行されるが、設定単位Ｎ個ずつ
に区切られてそのＮ個の合計金額及び税額が印字される
ので、総合計の確認を容易に行える等の利点がある。こ
の他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可
能であるのは勿論である。

【００２５】

【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、売
上明細データを用紙の印字行数に基づく設定単位で集計
し、その集計値に基づいて税額を算出して、用紙に設定
単位分の売上明細データを印字させる毎に、その売上明
細データ群に対応する集計値及び税額を印字させるよう
にしたので、１取引にて販売登録された商品の売上明細
データの印字が複数枚の伝票にまたがる場合に伝票毎に
その伝票に印字されたデータの税額を印字出力でき、運
用上の能率を向上できる商品販売データ処理装置を提供
できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例の構成を示すブロック図。

【図２】同実施例におけるＲＡＭの主要メモリ構成図。

【図３】同実施例におけるＣＰＵの商品登録キー入力に
対する制御を示す流れ図。

【図４】同実施例におけるＣＰＵの登録締めキー入力に
対する制御を示す流れ図。

【図５】同実施例における現金取引伝票のフォーマット
を示す図。

【図６】同実施例におけるクレジット取引伝票のフォー
マットを示す図。

【符号の説明】

１…ＣＰＵ、２…ＲＯＭ、３…ＲＡＭ、５…時計回路、
６…モードスイッチ、９…通信インタフェース、１０…
キーボード、１２…表示器、１４…プリンタ、１６…カ
ードリードライタ、３１…売上登録ファイル、３２…商
品売上明細バッファ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　商品登録操作により販売登録される商
   品の売上明細データ及び売上合計データをプリンタによ
   り客毎に所定の用紙に印字出力する商品販売データ処理
   装置において、前記売上明細データを前記用紙の印字行
   数に基づく設定単位で区分して集計する集計手段と、こ
   の集計手段により集計された売上明細データの集計値に
   基づいて税額を算出する税額演算手段と、前記用紙に前
   記設定単位分の売上明細データを印字させる毎に、その
   売上明細データ群に対応して前記集計手段により集計さ
   れた該当売上明細データの集計値及び前記税額演算手段
   により算出された税額を印字させる印字制御手段と、を
   具備したことを特徴とする商品販売データ処理装置。