JP2978595B2 - 商品販売データ処理装置 - Google Patents

商品販売データ処理装置

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JP2978595B2
JP2978595B2 JP3150283A JP15028391A JP2978595B2 JP 2978595 B2 JP2978595 B2 JP 2978595B2 JP 3150283 A JP3150283 A JP 3150283A JP 15028391 A JP15028391 A JP 15028391A JP 2978595 B2 JP2978595 B2 JP 2978595B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、単体の電子式キャッシ
ュレジスタとして若しくはPOS(販売時点情報管理)
システムにおけるターミナルとして使用される商品販売
データ処理装置に関わり、特にクーポン券による値引を
処理できる装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のクーポン券は店側が発行し、この
クーポン券によって値引された分は店の売上げから減じ
られるものであった。このため、課税対象商品の売上げ
に対して数%の税を賦課する国または地域においては、
電子式キャッシュレジスタはクーポン券の値引情報が入
力されると、1取引における税抜き合計金額及び課税対
象額に対してクーポン券による値引を行い、値引後の課
税対象額に対応する税額を演算して税込み合計金額を演
算出力するように構成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のク
ーポン券による値引を処理できる電子式キャッシュレジ
スタにおいては、クーポン券の値引情報が入力されると
そのクーポン券による値引を行った後で課税対象額に対
応する税額を演算し税込み合計金額を演算出力するもの
であった。
【0004】このため、商品の製造業者側がクーポン券
を発行し、このクーポン券によって値引された分は製造
業者側が負担するようなサービスを導入しようとした場
合、このクーポン券による値引額は店の売上げに無関係
なので税計算した後値引きしなければならず、従来の電
子式キャッシュレジスタでは対応できなかった。
【0005】そこで本発明は、値引分が店の売上げから
減じられる店側発行のクーポン券による値引を税計算前
に、値引分が店の売上げから減じられない製造業者側発
行のクーポン券による値引を税計算後にそれぞれ区別し
て処理でき、正確な税計算及び売上げ把握を行うことが
できる商品販売データ処理装置を提供しようとするもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、1取引として
販売登録される各商品の税抜き合計金額を記憶する合計
金額メモリ及び各商品のうち課税対象商品の合計金額を
記憶する課税対象額合計メモリを有するとともに、1取
引の合計金額を算出するための合計キーを有してなる商
品販売データ処理装置において、税抜き合計金額に対し
て値引を行う第1のクーポン券による値引額を加算記憶
する第1のクーポン券合計器と、税込み合計金額に対し
て値引を行う第2のクーポン券による値引額を加算記憶
する第2のクーポン券合計器と、第1のクーポン券の情
報及び第2のクーポン券の情報を共通に入力するクーポ
ン券情報入力手段と、この入力手段により入力されたク
ーポン券の情報が第1のクーポン券の情報か第2のクー
ポン券の情報かを判別するクーポン券判別手段と、この
クーポン券判別手段により第1のクーポン券の情報であ
ると判別したときにはその第1のクーポン券による値引
額を第1のクーポン券合計器の金額に加算処理し、第2
のクーポン券の情報であると判別したときにはその第2
のクーポン券による値引額を第2のクーポン券合計器の
金額に加算処理するクーポン券値引額処理手段と、合計
キーがキー入力されると、第1のクーポン券合計器の金
額で合計金額メモリ及び課税対象額合計メモリ内の金額
をそれぞれ値引してから課税対象額合計メモリ内の金額
に対応する税額を演算し、合計金額メモリ内の税抜き合
計金額に加算して税込み合計金額を算出した後、第2の
クーポン券合計器の金額で税込み合計金額を値引して1
取引の合計金額を算出する合計演算手段と、この合計演
算手段により1取引の合計金額を算出した後で次の取引
が開始されるまでの間に合計金額メモリ,課税対象額合
計メモリ,第1のクーポン券合計器及び第2のクーポン
券合計器をクリアするメモリクリア手段とを備えたもの
である。
【0007】
【作用】このような構成の本発明であれば、合計金額メ
モリには1取引にて販売登録される各商品の税抜き合計
金額が記憶され、課税対象額合計メモリには各登録商品
のうちの課税対象商品の合計金額が記憶される。そし
て、合計キーがキー入力されると、課税対象額合計メモ
リ内の金額に対応する税額が算出され、合計金額メモリ
内の税抜き合計金額に上記税額が加算されて税込み合計
金額として出力される。
【0008】ただし、クーポン券情報入力手段により税
抜き合計金額に対して値引を行う第1のクーポン券の値
引情報が入力されている場合には、税額の演算前にその
クーポン券の値引額で合計金額メモリ及び課税対象額合
計メモリ内の金額がそれぞれ値引され、値引後の課税対
象額合計メモリ内の金額に対応する税額が演算される。
【0009】また、クーポン券情報入力手段により税込
み合計金額に対して値引を行う第2のクーポン券の値引
情報が入力されている場合には、税込み合計金額の算出
後、そのクーポン券の値引額で上記税込み合計金額が値
引され出力される。
【0010】
【実施例】以下、本発明を単体の電子式キャッシュレジ
スタに適用した一実施例について図面を参照しながら説
明する。
【0011】図1は外観を示す斜視図であって、レジス
タ本体1の前面に、キーボード2、モードスイッチ3、
レシート発行口4及びキャッシャ用表示器5が設けられ
ており、上面に上記キャッシャ用表示器5と同一構成の
客用表示器6が回動自在に立設されており、下面に現金
等を収納するためのドロワ7が設置されている。また、
バーコードを読取るためのタッチ式のバーコードスキャ
ナ8が信号ケーブル9を介してレジスタ本体1に接続さ
れている。
【0012】前記キーボード2は、図2に示すように、
数字データを置数するための置数キー2aの他、金額キ
ー2b、コードキー2c、小計キー2d、預/現計キー
2e等の各種ファンクションキーを配設したものであ
る。
【0013】前記モードスイッチ3は、電源のオン、オ
フを制御するとともに、「登録」「点検」「精算」「設
定」等の各種業務モードを選択するための制御スイッチ
で、鍵にて切換操作される。前記各表示器5,6は、販
売商品の品名及び販売金額や1客の合計金額等を電光表
示するものである。
【0014】図3は制御回路を示すブロック図であっ
て、制御部本体を構成するCPU11に、バスライン1
2を介して、プログラムデータ等が格納されるROM
(リード・オンリ・メモリ)13、データ処理に使用さ
れる各種メモリエリアが形成されるRAM(ランダム・
アクセス・メモリ)14、日時を計時する時計回路1
5、前記モードスイッチ3から信号が入力されるととも
に前記ドロワ7を開放させるドロワ開放装置16に駆動
信号を出力するI/Oポート17、前記キーボード2か
らキー信号を取込むキーボードコントローラ18、前記
各表示器5,6をそれぞれ駆動制御する表示コントロー
ラ19、レシートの印字・発行等を行うプリンタ20を
駆動制御するプリンタコントローラ21、前記バーコー
ドスキャナ8にて読取られたバーコードデータを取込む
スキャナインタフェース22等がそれぞれ接続されてい
る。
【0015】前記RAM14には、特に図4に示すよう
に、各商品の品名,単価及び課税対象商品のとき“1”
にセットされる税フラグが商品コード別にプリセットさ
れるとともに、各商品の売上点数及び売上金額を商品コ
ード別に累積する売上累積エリアを備えた商品ファイル
31の他に、商品登録業務に使用されるワークメモリと
して、合計金額メモリ32、課税対象額合計メモリ3
3、税額メモリ34、税込み合計金額メモリ35、スト
アクーポン合計器36及びメーカクーポン合計器37等
が設けられている。
【0016】因みに、合計金額メモリ32は1取引にて
販売登録された各商品の税抜き合計金額を記憶するもの
である。課税対象額合計メモリ33は1取引にて販売登
録された各商品のうち課税対象商品の合計金額を記憶す
るものである。税額メモリ34は上記課税対象商品の合
計金額に対応する税額を記憶するものである。税込み合
計金額メモリ35は1取引にて販売登録された各商品の
税込み合計金額を記憶するものである。
【0017】また、ストアクーポン合計器36は1取引
の税抜き合計金額に対して値引を行うストアクーポン券
(第1のクーポン券)の値引額を加算記憶するものであ
る。一方、メーカクーポン合計器35は、1取引の税込
み合計金額に対して値引を行うメーカクーポン券(第2
のクーポン券)の値引額を加算記憶するものである。
【0018】上記ストアクーポン券は店側が発行し、こ
のストアクーポン券によって値引された分は店の売上げ
から減じられる。これに対し、前記メーカクーポン券は
商品の製造業者側が発行し、このメーカクーポン券によ
って値引された分は製造業者側が負担するので、店側の
売上げには影響を及ぼさない。
【0019】ここで、上記ストアクーポン券及びメーカ
クーポン券には、いずれも図5の符号40に示すように
バーコードが印刷されており、そのバーコード40には
F1,F2の識別フラグ、該クーポン券によって値引さ
れる商品の商品コード及びその値引額が値引情報として
記録されている。
【0020】上記識別フラグF1,F2は、各商品に付
される商品バーコードの識別フラグ(JANの場合“4
9”)で使用されるもの以外のもの(この実施例ではメ
ーカクーポン券を“98”、ストアクーポン券を“9
9”とする)が使用されている。
【0021】しかして、前記CPU11はモードスイッ
チ3により「登録」モードが選択されている状態で、前
記バーコードスキャナ8によりバーコードのスキャニン
グが行われそのバーコードが正確に読み取られると、図
6に示すスキャニング処理を実行するようにプログラム
設定されている。すなわち、先ず読み取ったバーコード
の先頭2桁の識別フラグF1,F2を調べる。そして、
識別フラグF1,F2がメーカクーポン券を示すフラグ
“98”であった場合には、メーカクーポン券に印刷さ
れているクーポンバーコードが読み取られたので、この
バーコード情報を解析し値引額をメーカクーポン合計器
37の内容に加算した後、その加算値を同合計器37に
再格納して、この処理を終了する。
【0022】これに対し、識別フラグF1,F2がスト
アクーポン券を示すフラグ“99”であった場合には、
ストアクーポン券に印刷されているクーポンバーコード
が読み取られたので、このバーコード情報を解析し値引
額をストアクーポン合計器36の内容に加算した後、そ
の加算値を同合計器36に再格納して、この処理を終了
する。
【0023】ここに、バーコードスキャナ8は税抜き合
計金額に対して値引を行うストアクーポン券(第1のク
ーポン券)及び税込み合計金額に対して値引を行うメー
カクーポン券(第2のクーポン券)に関する値引情報を
入力するクーポン券情報入力手段を構成し、CPU11
の識別フラグチェック処理は上記入力手段により入力さ
れた値引情報がストアクーポン券のものかメーカクーポ
ン券のものかを判別するクーポン券判別手段を構成す
る。
【0024】一方、識別フラグF1,F2が商品バーコ
ードを示すフラグであった場合には、販売商品に付され
ている商品バーコードが読み取られたので、通常の商品
登録処理を行う。
【0025】すなわち、読み取ったバーコード情報から
商品コードを抽出し、その商品コードで前記商品ファイ
ル31を検索する。そして、当該商品コードに対応する
単価を読出し、その単価を売上金額とし売上点数を
“1”として、前記商品ファイル31の当該商品コード
に対応する売上点数累積エリア及び売上金額累積エリア
に上記売上点数及び売上金額を累積する。
【0026】次いで、当該商品コードに対応する税フラ
グを調べる。ここで、該当する税フラグが“1”にセッ
トされている場合には課税対象商品の販売登録なので、
前記合計金額メモリ32と前記課税対象額合計メモリ3
3の内容にそれぞれ登録商品の売上金額を加算し、加算
値をそれぞれ同メモリ32,33に再格納する。
【0027】これに対し、該当する税フラグが“0”に
リセットされている場合には非課税商品の販売登録なの
で、上記合計金額メモリ32の内容のみに登録商品の売
上金額を加算し、加算値を同メモリ32に再格納する。
その後、登録商品の品名及び売上金額を各表示器5,6
に表示させるとともにプリンタ20を動作させてレシー
ト等に印字出力して、この処理を終了する。
【0028】こうして、販売商品のスキャニング登録が
行われた後で前記キーボード2の小計キー2dがキー入
力されると、前記CPU11は図7に示す小計キー処理
を実行するようにプログラム設定されている。すなわ
ち、小計キー2dのキー入力に応じて、ST(ステッ
プ)1として合計金額メモリ32内の税抜き合計金額及
び課税対象額合計メモリ33内の課税対象合計額からそ
れぞれストアクーポン合計器36内のストアクーポン券
による値引合計額を値引し、値引後の金額をそれぞれ合
計金額メモリ32及び課税対象額合計メモリ33に格納
する。
【0029】次いで、ST2として値引後の課税対象額
合計額に予め設定された税率(例えば3%)を乗じて税
額を算出し、税額メモリ34に格納する。また、ST3
として値引後の合計金額に税額を加算して税込み合計金
額を求め、税込み合計金額メモリ35に格納する。
【0030】次いで、ST4として上記税込み合計金額
メモリ35内の税込み合計金額からメーカクーポン合計
器37内のメーカクーポン券による値引合計額を値引
し、値引後の金額を上記税込み合計金額メモリ35に再
格納する。
【0031】そして、ST5として上記税込み合計金額
メモリ35内の値引後の税込み合計金額を各表示器5,
6に表示させる。また、ST6としてプリンタ20を動
作させ、ストアクーポン合計器36、課税対象額合計メ
モリ33、税額メモリ34、メーカクーポン合計器35
の各内容をそれぞれ印字出力して、この処理を終了す
る。
【0032】ここに、小計キー2dは1取引の合計金額
を算出するための合計キーとして機能する。また、CP
U11が実行する小計キー処理は、ストアクーポン券合
計器36(第1のクーポン券合計器)の金額で合計金額
メモリ35及び課税対象額合計メモリ33内の金額をそ
れぞれ値引してから課税対象額合計メモリ33内の金額
に対応する税額を演算し、合計金額メモリ35内の税抜
き合計金額に加算して税込み合計金額を算出した後、メ
ーカクーポン券合計器37(第2のクーポン券合計器)
の金額で税込み合計金額を値引して1取引の合計金額を
算出する合計演算手段として機能する。
【0033】こうして、小計キー処理が行われた後で同
キーボード2の預/現計キー2eがキー入力されると、
前記CPU11は図8に示す預/現計キー処理を実行す
るようにプログラム設定されている。すなわち、先ず預
り金額(預/現計キーのキー入力直前に置数キー2aに
よって置数入力が行われている場合にはその置数金額、
置数入力が行われていない場合には税込み合計金額メモ
リ35内の金額)から税込み合計金額メモリ35内の金
額を減じてその差分を釣銭とし、各表示器5,6に表示
させる。次いで、プリンタ20を動作させてレシート等
に税込み合計金額,預り金額及び釣銭を印字出力する。
そして、レシートをレシート発行口4から発行させると
ともにドロワ7を開放させる。しかる後、前記合計金額
メモリ32、課税対象額合計メモリ33、税額メモリ3
4、税込み合計金額メモリ35、ストアクーポン合計器
36、メーカクーポン合計器37を“0”クリアして、
この処理を終了する。
【0034】このような構成の本実施例においては、
「登録」モード時、バーコードスキャナ8によってバー
コードのスキャニングが行われると、そのバーコードが
クーポン券に印刷されているクーポンバーコードなの
か、各商品に付されている商品バーコードなのかが判別
される。そして、商品バーコードの場合には通常の商品
登録処理が行われる。この商品登録処理によって、合計
金額メモリ32には1取引にて販売登録される各商品の
税抜き合計金額が記憶され、課税対象額合計メモリ33
には各登録商品のうちの課税対象商品の合計金額が記憶
される。
【0035】一方、クーポンバーコードの場合にはその
バーコードの識別フラグF1,F2からストアクーポン
券なのかメーカクーポン券なのかが判別される。そし
て、ストアクーポン券の場合にはバーコードに含まれる
値引額がストアクーポン券合計器36に記憶され、メー
カクーポン券の場合にはその値引額がメーカクーポン券
合計器37に記憶される。
【0036】なお、各クーポン券バーコードは1取引の
商品登録中であれば何回でも読み込むことが可能であ
り、各合計器36,37にはそれぞれ該当するクーポン
券の値引額の合計が記憶される。
【0037】その後、小計キー2dがキー入力される
と、合計金額メモリ32内の税抜き合計金額及び課税対
象額合計メモリ33内の課税対象合計額からそれぞれス
トアクーポン合計器36内のストアクーポン券による値
引合計額が値引される。そして、値引後の課税対象額合
計メモリ内の金額に対応する税額が演算され、その税額
に値引後の税抜き合計金額が加算されて税込み合計金額
が算出される。そして、この税込み合計金額からメーカ
クーポン合計器37内のメーカクーポン券による値引合
計額が値引される。値引後の税込み合計金額が客の支払
い金額として表示器5,6に表示される。
【0038】今、1人の客が単価1100円の課税対象
商品Aと単価500円の非課税商品Bと単価1000円
の課税対象商品Cとを、商品Aのストアクーポン券(値
引額100円)と商品Cのメーカクーポン券(値引額5
0円)を使用して買い上げる場合、店員は各商品A,
B,Cにそれぞれ付されている商品バーコードをバーコ
ードスキャナ8で読み取るとともに、両クーポン券に印
刷されているクーポンバーコードを同じくバーコードス
キャナ8で読取る。なお、バーコードの読取り順序は特
に規制されない。
【0039】その後、小計キー2dをキー入力する。そ
うすると、先ず、税抜き合計金額(2600円)及び課
税対象合計額(2100円)からそれぞれストアクーポ
ン券の値引額(100円)が値引されて、税抜き合計金
額が2500円に、課税対象合計額が2000円にそれ
ぞれ減額される。そして、上記課税対象合計額(200
0円)に対応する税額(税率を3%とした場合には60
円)が算出され、税込み合計金額(2560円)が算出
される。さらに、この税込み合計金額(2560円)か
らメーカクーポン券の値引額(50円)が値引されて、
客の支払金額(2510円)が算出され表示される。そ
の後、客から支払いを受け、預/現計キー2eをキー入
力すると、図9に示すレシート50が印字発行される。
【0040】すなわち、ストアクーポン券によって値引
された分は店の売上げから減じられるものであり、メー
カクーポン券によって値引された分は店の売上げとは無
関係である。そして、税は課税対象商品の売上げに対し
て賦課される。
【0041】従って、ストアクーポン券による値引は課
税対象合計額に対して行い、その後税額を計算し税込み
合計金額を算出して、その税込み合計金額に対してメー
カクーポン券による値引を処理しているので、ストアク
ーポン券とメーカクーポン券との値引が発生しても正確
な税計算及び売上げ把握が可能になる。
【0042】ところで、前記実施例ではクーポン券バー
コードの識別フラグをストアクーポン券は“98”に、
メーカクーポン券は“99”にそれぞれ固定し、スキャ
ニングしたバーコードの識別フラグが“98”であれば
ストアクーポン券と認識し、“99”であればメーカク
ーポン券と認識する例を示したが、ストアクーポン券と
メーカクーポン券とで識別フラグ“98”と“99”を
必ずしも固定する必要はない。以下、この場合の実施例
について説明する。
【0043】この他の実施例では、前記RAM14に図
10に示すクーポンファイル60を設ける。このクーポ
ンファイル60には、クーポン券が発行された商品の商
品コードと、該クーポン券がストアクーポンの場合には
“0”、メーカクーポンの場合には“1”がセットされ
るステータスが格納される。なお、上記クーポンファイ
ル60に対するデータの設定は、「設定」モードにおい
てキーボード2の所定キー操作によって行われる。
【0044】しかして、前記CPU11は「登録」モー
ドにおいてバーコードスキャナ8によりバーコードのス
キャニングが行なわれると、図11に示すスキャニング
処理を実行するようにプログラム設定されている。すな
わち、先ず読み取ったバーコードの識別フラグF1,F
2を調べ、商品バーコードの場合には通常の商品登録処
理を行う。
【0045】識別フラグF1,F2が“98”または
“99”の場合にはクーポンバーコードなので、バーコ
ード情報中の商品コードで前記クーポンファイル60を
検索する。そして、該当する商品コードを検出したなら
ばその商品コードに対応するステータスを読出し、ステ
ータスが“0”であればストアクーポン券なので、バー
コード情報中の値引額をストアクーポン合計器36に加
算処理する。
【0046】一方、ステータスが“1”の場合にはメー
カクーポン券なので、バーコード情報中の値引額をメー
カクーポン合計器37に加算処理する。なお、クーポン
券ファイルに該当する商品コードが設定されていない場
合にはエラーとする。このようにクーポンファイル60
を用いてクーポン券の種類を判別するようにしても、前
記実施例と同様な作用効果を奏し得る。
【0047】なお、本発明は前記各実施例に限定される
ものではない。例えば、前記実施例ではクーポン券の値
引情報をバーコード化し、バーコードスキャナ8によっ
て入力する場合を示したが、値引情報を数字コードで表
わし、キーボード2の置数キー2aによってキー入力す
るようにしてもよい。また、クーポン券の値引情報とし
て識別フラグ,商品コード及び値引額以外に設定するこ
とも可能である。
【0048】また、税計算のタイミングを小計キーの入
力時でなく締めキー(この場合預/現計キー)の入力時
であってもよい。この他、本発明をPOSターミナルに
適用する等、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形
実施可能であるのは勿論である。
【0049】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、値
引分が店の売上げから減じられる店側発行のクーポン券
と値引分が店の売上げから減じられない製造業者側発行
のクーポン券とが1取引内で何枚使用されても、操作が
複雑化することなく正確な税計算及び売上げ把握を行う
ことができ、製造業者側発行のクーポン券に対応できる
商品販売データ処理装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の外観を示す斜視図。
【図2】 同実施例におけるキーボードの主要キーを示
す図。
【図3】 同実施例における制御回路を示すブロック
図。
【図4】 同実施例におけるRAMの主要メモリを示す
図。
【図5】 同実施例で使用されるクーポン券例を示す
図。
【図6】 同実施例におけるCPUのスキャニング処理
を示す流れ図。
【図7】 同実施例におけるCPUの小計キー処理を示
す流れ図。
【図8】 同実施例におけるCPUの預/現計キー処理
を示す流れ図。
【図9】 同実施例において発行されるレシート例を示
す図。
【図10】 本発明の他の実施例においてRAMに設け
られるクーポンファイルの構成図。
【図11】 他の実施例におけるCPUのスキャニング
処理を示す流れ図。
【符号の説明】
2…キーボード、2d…小計キー、8…バーコードスキ
ャナ、11…CPU、31…商品ファイル、32…合計
金額メモリ、33…課税対象額合計メモリ、34…税額
メモリ、35…税込み合計金額メモリ、36…メーカク
ーポン券合計器、37…ストアクーポン券合計器、60
…クーポンファイル。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1取引として販売登録される各商品の税
    抜き合計金額を記憶する合計金額メモリ及び前記各商品
    のうち課税対象商品の合計金額を記憶する課税対象額合
    計メモリを有するとともに、1取引の合計金額を算出す
    るための合計キーを有してなる商品販売データ処理装置
    において、 前記税抜き合計金額に対して値引を行う第1のクーポン
    券による値引額を加算記憶する第1のクーポン券合計器
    と、 前記税込み合計金額に対して値引を行う第2のクーポン
    券による値引額を加算記憶する第2のクーポン券合計器
    と、 前記第1のクーポン券の情報及び前記第2のクーポン券
    の情報を共通に入力するクーポン券情報入力手段と、 この入力手段により入力されたクーポン券の情報が前記
    第1のクーポン券の情報か第2のクーポン券の情報かを
    判別するクーポン券判別手段と、 このクーポン券判別手段により第1のクーポン券の情報
    であると判別したときにはその第1のクーポン券による
    値引額を前記第1のクーポン券合計器の金額に加算処理
    し、第2のクーポン券の情報であると判別したときには
    その第2のクーポン券による値引額を前記第2のクーポ
    ン券合計器の金額に加算処理するクーポン券値引額処理
    手段と、 前記合計キーがキー入力されると、前記第1のクーポン
    券合計器の金額で前記合計金額メモリ及び課税対象額合
    計メモリ内の金額をそれぞれ値引してから前記課税対象
    額合計メモリ内の金額に対応する税額を演算し、前記合
    計金額メモリ内の税抜き合計金額に加算して税込み合計
    金額を算出した後、前記第2のクーポン券合計器の金額
    で前記税込み合計金額を値引して1取引の合計金額を算
    出する合計演算手段と、 この合計演算手段により1取引の合計金額を算出した後
    で次の取引が開始されるまでの間に前記合計金額メモ
    リ,課税対象額合計メモリ,第1のクーポン券合計器及
    び第2のクーポン券合計器をクリアするメモリクリア手
    段と、 を具備したことを特徴とする商品販売データ処理装置。
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