JPS6248026B2 - - Google Patents

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JPS6248026B2
JPS6248026B2 JP10438280A JP10438280A JPS6248026B2 JP S6248026 B2 JPS6248026 B2 JP S6248026B2 JP 10438280 A JP10438280 A JP 10438280A JP 10438280 A JP10438280 A JP 10438280A JP S6248026 B2 JPS6248026 B2 JP S6248026B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
rubber
waterproof
asphalt composition
base material
Prior art date
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Expired
Application number
JP10438280A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5729750A (en
Inventor
Nobumasa Sakinaga
Takuji Iida
Fusao Kawaguchi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Ube Industries Ltd filed Critical Ube Industries Ltd
Priority to JP10438280A priority Critical patent/JPS5729750A/ja
Publication of JPS5729750A publication Critical patent/JPS5729750A/ja
Publication of JPS6248026B2 publication Critical patent/JPS6248026B2/ja
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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は加熱用の電気抵抗体を用いた防水施
工法に関するものである。
従来、屋上、ベランダ、バルコニー、屋内など
のコンクリート下地の防水施工法としては、加熱
アスフアルトのような塗膜防水材を塗布する塗膜
防水工法が一般的であつたが、この加熱アスフア
ルトを塗布する塗膜防水工法においては、施工現
場でアスフアルトを加熱しなければならず、危険
であり、最近は冷工法シート防水が採用されてき
つつある。特にゴム化アスフアルトシートによる
防水工法は、前記の加熱アスフアルトによる塗膜
防水工法と同様に防水層の経年変化に対する信頼
性が高いという長所を有しているため、急成長し
ている。
しかしながら、前記防水工法においては、ゴム
化アスフアルトの粘着性、特に低温での粘着性が
充分でないため、防水シートの縁部に他の防水シ
ートを接合するさいには、接着剤やコーキング剤
を用いたり、バーナーでゴム化アスフアルトを加
熱したりして接合しなければ完全な防水性能が得
られず、施工が非常に面倒であつた。
そこで、この発明者らは、前記のゴム化アスフ
アルトシートによる防水工法の有する欠点を改良
すべく研究した結果、この発明を完成した。
すなわち、この発明は、シート状基材がゴムア
スフアルト組成物層の片面に積層されている防水
シートをコンクリート下地に積層させて防水施工
するに際し、第1の防水シートのシート状基材の
縁部と第2の防水シートのゴムアスフアルト組成
物層の縁部との間に、加熱用の電気抵抗体を介在
させ、ついで該電気抵抗体の両端間に通電して発
熱させて、少なくとも電気抵抗体周辺のゴムアス
フアルト組成物を溶融(あるいは軟化)させると
ともに、第2の防水シートのシート状基材を押圧
することによつて、第1の防水シートと第2の防
水シートとを接合することを特徴とする防水施工
法に関するものである。
この発明の防水施工法によれば、ゴムアスフア
ルト組成物層の粘着性が低下する冬場の寒い時で
も電源があれば簡単に、安全に施工することがで
き、すぐれた防水性能をもつ防水層が得られる。
この発明の方法において使用される防水シート
は、シート状基材がゴムアスフアルト組成物層の
片面に積層されているものである。
前記のシート状基材とは、有機質または無機質
の繊維からなる織布、不織布、フエルトもしくは
紙、これらにアスフアルトを含浸したもの、合成
樹脂フイルムあるいはゴムシートからなるもので
ある。例えばシート状基材として、ガラス繊維、
石綿、ポリオレフイン系、ポリアミド系、ポリエ
ステル系、ポリビニルアルコール系、羊毛などの
繊維からなる織布、不織布、フエルトやクラフト
紙のような紙、これらにアスフアルトを含浸した
もの、ポリオレフイン系フイルム、、ポリアミド
系フイルム、ポリエステル系フイルム、ポリ塩化
ビニル系フイルムやブチルゴムのようなゴムシー
トが用いられる。シート状基材のゴムアスフアル
ト組成物層と積層されない側の面には、砂をゴム
アスフアルト系接着剤や加熱アスフアルトにより
付着させてもよい。シート状基材は厚みが0.1〜
2mm程度であることが好ましい。
この発明の方法においては、シート状基材がゴ
ムアスフアルト組成物層の片面に積層されている
ので、加熱用の電気抵抗体によりゴムアスフアル
ト組成物が溶融(軟化)されて流動化しても、シ
ート状基材により均一な厚さが保持されるため、
すぐれた防水性能が得られるのである。
前記のゴムアスフアルト組成物層とは、アスフ
アルトとゴムとを主体としたゴムアスフアルト組
成物からなるものである。
前記のゴムアスフアルト組成物として、アスフ
アルト100重量部にゴム2〜40重量部、熱可塑性
樹脂0〜15重量部および無機充填剤0〜70重量部
を添加混合した混合物にさらにイオウ0〜0.25重
量部を添加混合して、120〜200℃で1〜5時間加
熱混合することにより得られるゴムアスフアルト
組成物が好適に使用できる。
前記のゴムアスフアルト組成物のアスフアルト
としては、一般にアスフアルトと呼ばれるもの、
例えば天然アスフアルトおよびアスフアルタイト
などの天然に産するもの、ならびにストレートア
スフアルト、ブローンアスフアルトおよびカツト
バツクアスフアルトなどの石油アスフアルトを使
用することができる。また、前記のアスフアルト
の混合物を使用することができる。
前記のゴムアスフアルト組成物のゴムとして
は、天然ゴム、合成ゴム、例えばポリブタジエ
ン、ポリイソプレン、スチレン−ブタジエン共重
合ゴム、S−B−S型の熱可塑性弾性体といわれ
るスチレン−ブタジエンブロツク共重合体、クロ
ロプレンゴム、イソプレン−イソブチレン共重合
ゴム、エチレン−プロピレン共重合体ゴムなどを
使用することができる。
前記のゴムアスフアルト組成物の熱可塑性樹脂
としては、エチレン重合体、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合
体、エチレン−アクリル酸メチル共重合体、ポリ
プロピレン、ポリブテン−1、ポリ4−メチルペ
ンテン−1、ポリスチレン、アクリロニトリル−
スチレン共重合体、アクリロニトリル−ブタジエ
ン−スチレン共重合体、A−B−A型のスチレン
−ブタジエンブロツク共重合体、ポリ塩化ビニ
ル、ポリアクリロニトリルなどを使用することが
できる。
前記のゴムアスフアルト組成物の無機充填剤と
しては、炭酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、
無水ケイ酸、ケイ酸カルシウム、ケイ酸アルミニ
ウム、クレー、カーボンブラツクなどの粒子状無
機充填剤、および石綿、ガラス繊維などの繊維状
無機充填剤を使用することができる。
前記のゴムアスフアルト組成物のイオウとして
は、一般にゴム加硫において使用されるものであ
ればどのようなイオウでも使用することができ
る。
前記のゴムアスフアルト組成物にはアスフアル
ト、ゴム物質、熱可塑性樹脂、無機充填剤および
イオウ以外に、一般にゴム配合で使われる有機配
合剤、例えばプロセスオイル、ワセリン、セレシ
ン、石油樹脂、低分子ポリエチレン、低分子ポリ
プロピレン、低分子ポリブタジエンなどの石油系
軟化剤、ステアリン酸、ラウリン酸、リシノール
酸、パルミチン酸などの脂肪油系軟化剤、各種の
可塑剤、およびポリプロピレン、ポリエチレン、
ポリスチレンなどの熱可塑性樹脂の繊維状物など
を添加混合することもできる。ゴムアスフアルト
組成物層は厚みが0.4〜3mm程度であることが好
ましい。
この発明において使用される防水シートは、シ
ート状基材とゴムアスフアルト組成物とをそれ自
体公知の方法で、例えば、はり合わせロールを用
いて120〜200℃で重ね合わせることによつて得る
ことができる。
この発明において使用される加熱用の電気抵抗
体とは、銅線、ニクロム線などの金属線からなる
ものであり、電気抵抗が長さ1mm当り0.001〜
0.05Ω程度であり、直径が0.2〜1mm程度である
ものが好ましい。
この発明において、必要であれば防水シートの
上に塗膜防水材を塗布してもよい。塗膜防水材と
しては、ポリウレタン、スチレン−ブタジエン共
重合ゴム、シリコーン、ポリサルフアイドのよう
な合成ゴム系塗膜防水剤や、エポキシ樹脂、不飽
和ポリエステル、ポリアクリル酸エステル、ポリ
酢酸ビニルのような合成樹脂系塗膜防水材や、シ
ルバー塗料、カラー塗料などの仕上げ塗料を使用
することができる。
この発明の防水施工法について以下に図面を用
いて説明する。図はこの発明の防水施工法の一実
施例で得られた防水層の一部断面図である。図に
おいて、防水層1は、以下の方法によつてつくら
れたものである。すなわち、シート状基材2aが
ゴムアスフアルト組成物層3aの片面に積層され
ている第1の防水シート4aと、シート状基材2
bがゴムアスフアルト組成物層3bの片面に積層
されている第2の防水シート4bとを、ゴムアス
フアルト組成物層3a,3bがコンクリート下地
5面に接するように張り付ける。その際に、第1
の防水シートのシート状基材2aの縁部と第2の
防水シートのゴムアスフアルト組成物層3bの縁
部とを、10〜15cm程度かさねる。そのかさなつた
縁部の間に、加熱用の電気抵抗体6を2〜3cm程
度のほぼ等間隔に介在させる。ついで、該電気抵
抗体の両端を3本程度ずつ並列に接続し、その両
端間に好ましくは20〜60V程度の直(交)流電圧
を5〜30分間加える。このようにして、電気抵抗
体を発熱させて、少なくとも電気抵抗体周辺のゴ
ムアスフアルト組成物を溶融(あるいは軟化)さ
せるとともに、第2の防水シートのシート状基材
2bを押圧することによつて、第1の防水シート
4aと第2の防水シート4bとを接合する。この
操作を順次くりかえし、必要であればさらに塗膜
防水材を塗布して防水施工する。
この発明の方法においては、加熱用の電気抵抗
体を使用することによつて電気抵抗体周辺のゴム
アスフアルト組成物を溶融(あるいは軟化)させ
ることができるので、第1の防水シートと第2の
防水シートとを強固に接合させることができるの
である。
また、この発明の方法によれば、施工現場で簡
単に施工することができ、すぐれた防水効果を有
する防水層を得ることができる。
以下に実施例を示す。以下の記載において部は
重量部を示す。
実施例 巾が1m、長さが10m、目付量が120g/m2
ポリエステル長繊維不織布(東洋紡績(株)製、商品
名LAE−4122P)に160℃に加熱したプローンア
スフアルトを600g/m2の割合で含浸させてシー
ト状基材とした。このシート状基材と、ブローン
アスフアルト100部にシス−1・4−ポリブタジ
エン3部を溶融混合したゴムアスフアルト組成物
と剥離紙とを、はり合わせロールを用いて、ゴム
アスフアルト組成物層の片面にシート状基材が、
他の面に剥離紙が接するようにはり合わせて、ゴ
ムアスフアルト組成物層の厚みが1.5mmであるシ
ートを製造した。このシートから剥離紙をはがし
て、防水シートを得た。
前記の方法をくりかえして得られた防水シート
を用いて、防水シートの施工および防水シートの
接合部の漏水試験を下の方法によつて行なつた。
すなわち、1辺が1mである正方形の剥離紙が置
かれている巾が3m、長さが10mであるコンクリ
ートスラブ面に、直径が0.35mm、1m当りの電気
抵抗が0.0018Ωである銅線15本を約20cmのほぼ等
間隔になるように配設した(以下これらの銅線を
銅線Aという)。その上に、防水シート3枚を10
cm巾だけ縁部をかさねて敷きつめた。一方、シー
ト状基材2aの縁部とゴムアスフアルト組成物層
3bの縁部とが各々かさなつた間に、前記と同じ
種類の銅線を2.5cmのほぼ等間隔に3本ずつはさ
んだ(以下これらの銅線を銅線Bという)。
ついで、銅線Aをその両端で3本ずつ直列につ
なぎ、直列につないだ5列の銅線を並列につない
だ。この並列につないだ5列の銅線間に直流電圧
50Vを15分間かけた後、シート状基材を圧着ロー
ラにより圧着して、防水シートをコンクリートス
ラブ面に積層した。
つぎに、銅線Bをその両端で3本ずつ直列につ
なぎ、その両端間に直流電圧50Vを15分間かけた
後、シート状基材を圧着ローラにより圧着して、
防水シートを接合した。
各接合個所全部について加熱圧着した後、アク
リルエマルジヨン系のトツプコート材を防水シー
トの上に250g/m2の割合で塗布して仕上げを行
なつた。
剥離紙上に積層した防水層を、接合部を中心に
1辺50cmの正方形に切り取つて、漏水試験用の試
験片とした。
45cmφの鉄製円筒下部のフランジに、透明な塩
化ビニル樹脂板にのせた試験片をとりつけ、円透
内に水をはり、3Kg/cm2の空気圧をかけたとこ
ろ、漏水は全く認められなかつた。
【図面の簡単な説明】
図は、この発明の防水施工法の一実施例で得ら
れた防水層の一部断面図である。 1;防水層、2a,2b;シート状基材、3
a,3b;ゴムアスフアルト組成物層、4a,4
b;防水シート、5;コンクリート下地、6;加
熱用の電気抵抗体。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 シート状基材がゴムアスフアルト組成物層の
    片面に積層されている防水シートをコンクリート
    下地に積層させて防水施工するに際し、第1の防
    水シートのシート状基材の縁部と第2の防水シー
    トのゴムアスフアルト組成物層の縁部との間に、
    加熱用の電気抵抗体を介在させ、ついで該電気抵
    抗体の両端間に通電して発熱させて、少なくとも
    電気抵抗体周辺のゴムアスフアルト組成物を溶融
    (あるいは軟化)させるとともに、第2の防水シ
    ートのシート状基材を押圧することによつて、第
    1の防水シートと第2の防水シートとを接合する
    ことを特徴とする防水施工法。
JP10438280A 1980-07-31 1980-07-31 Waterproofing Granted JPS5729750A (en)

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