JPS6247450A - メツキ性にすぐれメツキ欠陥の少ない磁気デイスク用アルミニウム合金 - Google Patents

メツキ性にすぐれメツキ欠陥の少ない磁気デイスク用アルミニウム合金

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JPS6247450A
JPS6247450A JP18663585A JP18663585A JPS6247450A JP S6247450 A JPS6247450 A JP S6247450A JP 18663585 A JP18663585 A JP 18663585A JP 18663585 A JP18663585 A JP 18663585A JP S6247450 A JPS6247450 A JP S6247450A
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JP
Japan
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plating
defects
aluminum alloy
impurities
magnetic disk
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Pending
Application number
JP18663585A
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English (en)
Inventor
Teruo Uno
宇野 照生
Seiichi Hirano
平野 清一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Light Metal Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Light Metal Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は磁気ディスク用アルミニウム合金に関するも
のである。詳しくは電子計算機の記憶媒体として使用さ
れるメッキ型磁気ディスク用アルミニウム合金に関する
ものである。
従来の技術 磁気ディスクは一般にアルミニウム合金基板の表面を精
密研磨した後に磁性体薄膜を被覆させたものであり、こ
の磁性体被膜を磁化させることにより信号を記録する。
一般にアルミニウム合金はその基本的性質がメッキに適
さない。例えば、アルミニウムは電気化学的に活性で強
固な酸化被膜が形成されること、合金元素の添加量や分
布状態によってはアルミニウムの表面が化学的および電
気化学的に不均一になること、熱膨張係数が大きくメッ
キ層とアルミニウム間に張力が作用し、欠陥の発生やメ
ッキ層のはく離を起こし易いこと等の問題がある。
メッキ型磁気ディスクにおいては、磁性体を形成する以
前に基板の平滑性をより向上させるため、基板上にNi
 −P系の中間層メッキを形成させた侵に再度研磨され
るが、アルミニウム基板上に直接メッキ処理する場合に
は、メッキ層の密着性が悪い問題がある。良質なメッキ
を論ずにはアルミニウム基板の前処理が必要であり、一
般に亜鉛置換法による亜鉛メッキが施され、その上にN
i −P系の中間層がメッキで形成される。
従って、メッキ型磁気ディスクの性能は、下地処理であ
る亜鉛メッキ性およびNi −P中間層のメッキ性に左
右され、均一で無欠陥のN1−Pメッキと密着性にすぐ
れた亜鉛メッキを行う必要があり、基板となるアルミニ
ウム素材についても、メッキ性を考慮して合金組成や最
適製造法を検討する必要がある。
ところで、磁気ディスク用基板には、以下のような特性
が要求される。
(11精密研磨あるいは切削後の表面精度が良好なこと
[21磁性体薄膜の欠陥の原因となる基板表面の突起や
穴が少なく、かつ小さいこと。
3) ある程度の機械的強度を有し、基板製作時の機械
加工、使用時の高速回転等にも耐え1qること。
4) 軽量、非磁性であり、ある程度の耐食性を有する
こと。
従来、このような特性を有する磁気ディスク用基板とし
てAI −M(+ −Mn−Cr系の5086合金が使
用されてきた。最近、磁気ディスクに対する高密度化、
大容量化等の要求が高まり、これに適したアルミニウム
合金や磁性体薄膜の被覆法の開発が望まれている。
また、磁性体を基板表面に被覆する方法として、これま
では塗付法が主体であったが、近年メッキ法、スパッタ
ー法等が開発され、高密度磁気ディスクへの適用が進め
られている。
発明が解決しようとする問題点 従来の5086合金の場合には、Fe 、Si等の不純
物を多く含むため、素材中に5μm以上の金属間化合物
(AI −Fe 、AI −Fe−Si、AI −Mn
 、 AI −Mn −Fe 、、AI −8i 。
tvlg−8i系等)が多数存在するため、機械加工や
研磨時にこれらの粗大な金属間化合物が基板より脱落し
て穴となったり、表面に突起として残留するため、研磨
時に良好な表面状態が得られない。そのため、磁性体S
aWを表面に被覆しても表面欠陥部には磁性体が均一に
被覆されず、記憶エラーの原因となり、高密度磁気ディ
スク用基板としては問題がある。
また、従来の5086合金はメッキ性が悪く、メッキ用
高密度磁気ディスク材としての適用には問題がある。
問題点を解決するための手段 この発明は上記の目的に沿ったメッキ性にすぐれメッキ
欠陥の少ない磁気ディスク用合金を提供するものであり
、その要旨とするところは以下のとおりである。
[11M(12〜5%、Zn  0.2〜2.9%を含
み、残りアルミニウムと不純物とよりなり、不純物とし
てのFe、SiがFe <0.15%、Si<0.10
%であるアルミニウム合金。
(21Mg 2〜5%、Zn  0.2〜2.9%を含
み、さらにM n 0005〜0.5%、Cr 0.0
5〜0.25%、Z r 0.05〜0.25%のうち
の1種または2種以上を含み、不純物としてのFe1S
iがl”e<0.15%、Si<0.10%であるアル
ミニウム合金。
B) 上記[11[2+のアルミニウム合金に3e  
0.1〜50ppmを含むアルミニウム合金。
成分添加の意義とその限定理由は以下のとおりである。
M!J:Mgの添加は強度を向上させ、磁気ディスク材
としての必要強度を付与するらのである。2%未満では
この効果が不十分であり、磁気ディスク材の切削や研磨
時の加工性が低下する。5%を越えると熱間圧延性が低
下する。従ってM(l添加量は2〜5%とする。
Zn:Znの添加はアルミニウム表面の酸化膜を弱くし
、前処理酸洗により適度な粗さを基板に付与してメッキ
層の密着性の向上に寄与するばかりでなく、ジンケート
層を基板全面に均一に付着させその模のNi −Pメッ
キ層の密着性や欠陥の防止に有効である。0.2%未満
ではこの効果が十分でなく、2.9%を越えると熱間加
工性が低下する。
従ってln添加量は0.2〜2.9%とする。
Mn:Mnは均質化処理時に微細な金属間化合物として
析出し、再結晶粒を微細化する作用があり、基板の研磨
面の仕上り性やN1−Pメッキ層の層状構造を安定化さ
せ、密着性の向上等に有効である。
0.05%未満ではこの効果が不十分であり、0.5%
を越えると巨大な金属間化合物が晶出するので好ましく
ない。従ってMn添加・石は00OS〜0.5%とする
Cr:CrもMnと同様な効果があり、結晶粒の微細化
に有効である。添加量が0.05%未満の場合にはこの
効果が不十分であり、0.25%を越えると巨大な金属
間化合物を晶出するので好ましくない。従ってOr添添
加は0.05〜0.25%とする。
zr:zrもMnやCrと同様に結晶粒の微細化に有効
である。添加量が0.05%未満の場合にはこの効果が
不十分であり、0.25%を越えると巨大な金属間化合
物が晶出するので好ましくない。従ってZr添加量は0
.05〜0.25%とする。
3e:BeはAl−Mg系合金の酸化防止や熱間加工性
の向上に有効である。0,1ppH1未満ではこの効果
が不十分であり50Dpmを越えると毒性の点で問題が
あり、添加量は0.1〜50ppIIlとづる。
Fe、3t:l”cやSiはアルミニウム中にほとんど
固溶Uず、金属間化合物として析出するが、Fe 、S
i mが多い場合には、Δ1−Fe系、AI −Fe−
8:系等の粗大な金属間化合物が多数存在し、メッキ欠
陥の原因となるため、不純物元素としてのFe、5if
fiはFe<0.15%、Si<0.10%とする。
本発明における亜鉛メッキ法は、例えば、NaOH30
0a/J2、Zll Q 80(1/nを溶解した15
〜25℃の水溶液中に数秒〜数分間浸漬することにより
基板表面に亜鉛を析出させる方法で行なわれる。
また、Ni −Pメッキ法は次亜リン酸を還元剤とする
無電解N1−Pメッキ法であり、通常80〜90℃で1
〜4hr処理することにより10〜30μmのメッキ層
が形成される。
Ni −Pメッキ後の皮膜には欠陥がないこと、密着性
がよいこと等が必要とされるが、アルミニウム基板中に
粗大な金属間化合物が存在したり、ジンケートの不良部
が存在するとNi −Pメッキ後にもその欠陥が存在し
、また、ジンケートの密着性が悪いとNi −Pメッキ
皮膜の密着性が低下する。
この発明は、Znを添加することにより表面酸化皮膜を
弱くしてジンケートの密着性を向上させることにより、
Ni −Pメッキ皮膜の密着性の向上と欠陥の防止F 
e s S i等の不純物を規制して粗大な金属間化合
物を減少させることによるメッキ欠陥の防止、1yln
、Cr、Zr等の任意成分を添加することにより結晶粒
を微細化し、Ni −Pメッキ層の均一化や密着性の向
上等を1qるものである。
実施例 実施例1 表1に示す化学成分を有する100mm厚の鋳塊を製作
した。この鋳塊を500℃で16hr均質化処理した侵
に480℃で熱間圧延を開始し、板厚6mmに圧延した
。熱間圧延板を約66%冷間圧延して2mm板とし、そ
の後220℃x2hr焼鈍して半硬材とした。
このvJj3+について荒切削、歪取り焼鈍(360℃
x2hr)後にダイヤモンド切削により8五面仕上した
。この材料に亜鉛メッキとNi −Pメッキを行なった
場合の諸特性を表2に示す。
実施例1〜6は良好な性能を有している。
N017はZnMtが少なく、メッキ性に問題がある。
N098は強度が低いため、ダイヤモンド切削による仕
上加工が困難である。
NO69〜11は不純物量が多いためメッキ性に問題が
ある。
表1 (wt%) 表2 (注1)亜鉛メッキは、Na Oト1300gr#2、
Zn 080gr#!を溶解した20℃の水溶液中に3
0秒浸偵することにより実施(注2) Ni −Pメッ
キは市販の無電解Ni −Pメッキ液(90’C)に3
hr浸漬して実施 (注3> N1−Pメッキ後に3mm Rで90°曲げ
した場合のメッキ層のはく離の有無により良否を判定。
はく離無の場合を良、はく離有の場合を不良と判定 (注4)メッキ面の面積5II12当りに発生したメッ
キ欠陥の数実施例2 表3に示した化学成分を有する100mm厚の鋳塊を製
作し、実施例1と同じ方法で2mm板の半硬材とした。
この材料について実施例1と同じ条件で鏡面仕上し、亜
鉛メッキとNi −Pメッキを行った場合の諸特性を表
4に示す。
実施例1〜7は均一性、密着性にすぐれ、欠陥も少なく
良好な性能を有している。
N018は強度が低く、ダイヤモンド切削加工が困難で
ある。
N o、9はZnff1が少ないためメッキ層の均一性
や!5着性に問題。
No、10〜12は不純物量が多いためメッキ欠陥が多
く問題。
表3 (wt%) 表4 (注1)亜鉛メッキ、Ni −Pメッキ法は実施例1に
同じ(注2)判定法は実施例1に同じ (注3)判定法は実施例1に同じ 発明の効果 この発明のアルミニウム合金によれば、メッキ面は均一
でかつ欠陥がなく、メッキ層の密n性も良好なすぐれた
メッキ型磁気ディスク用基板が得られる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)Mg2〜5%、Zn0.2〜2.9%を含み、残
    りアルミニウムと不純物よりなり、不純物としてのFe
    、SiがFe<0.15%、Si<0.10%であるこ
    とを特徴とするメッキ性にすぐれメッキ欠陥の少ない磁
    気ディスク用アルミニウム合金。
  2. (2)Mg2〜5%、Zn0.2〜2.9%、Be0.
    1〜50ppmを含み、残りアルミニウムと不純物より
    なり、不純物としてのFe、SiがFe<0.15%、
    Si<0.10%であることを特徴とするメッキ性にす
    ぐれメッキ欠陥の少ない磁気ディスク用アルミニウム合
    金。
  3. (3)Mg2〜5%、Zn0.2〜2.9%を含み、さ
    らにMn0.05〜0.5%、Cr0.05〜0.25
    %、Zr0.05〜0.25%のうちの1種または2種
    以上を含み、残りアルミニウムと不純物よりなり、不純
    物としてのFe、SiがFe<0.15%、Si<0.
    10%であることを特徴とするメッキ性にすぐれたメッ
    キ欠陥の少ない磁気ディスク用アルミニウム合金。
  4. (4)Mg2〜5%、Zn0.2〜2.9%、Be0.
    5〜50ppmを含み、さらにMn0.05〜0.5%
    、Cr0.05〜0.25%、Zr0.05〜0.25
    %のうちの1種または2種以上を含み、残りアルミニウ
    ムと不純物よりなり、不純物としてのFe、SiがFe
    <0.15%、Si<0.10%であることを特徴とす
    るメッキ性にすぐれた磁気ディスク用アルミニウム合金
JP18663585A 1985-08-27 1985-08-27 メツキ性にすぐれメツキ欠陥の少ない磁気デイスク用アルミニウム合金 Pending JPS6247450A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01298134A (ja) * 1988-05-26 1989-12-01 Kobe Steel Ltd 砥石による研削性及びメッキ性に優れたディスク用アルミニウム合金板及びその製造方法
JPH02121118A (ja) * 1988-10-28 1990-05-09 Kobe Steel Ltd 磁気ディスク用Al合金鏡面基板の製造方法
JPH02153049A (ja) * 1988-12-05 1990-06-12 Furukawa Alum Co Ltd 磁気ディスク用アルミニウム合金基板の製造方法

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