JPS6246712Y2 - - Google Patents

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JPS6246712Y2
JPS6246712Y2 JP529682U JP529682U JPS6246712Y2 JP S6246712 Y2 JPS6246712 Y2 JP S6246712Y2 JP 529682 U JP529682 U JP 529682U JP 529682 U JP529682 U JP 529682U JP S6246712 Y2 JPS6246712 Y2 JP S6246712Y2
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time
relay
turned
induction motor
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JP529682U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、係船ロープの張力を一定に制御す
ることができる定張力係船用ウインチの制御装置
に関する。
定張力係船用ウインチとは、船舶等を陸の係止
部に係止する場合に用いられるもので、係船ロー
プの張力を常時一定に保つことができるようにな
つている。この定張力係船用ウインチにおけるウ
インチドラム(巻胴)は通常電動機により駆動さ
れ、また、この電動機の駆動にはサンプリング方
式が多く用いられる。
このサンプリング方式とは、例えば2秒間電動
機に通電し、次いで60秒間通電をオフとすると共
に電動機の駆動軸にブレーキをかけるという過程
を繰り返す方式である。
ところで、このサンプリング方式による定張力
係船用ウインチにおいては、例えば係船ロープが
大きくたるんでいた場合に、2秒間では係船ロー
プを所定の張力まで張ることが出来ない(巻込む
ことができない)という問題がある。
そこで、従来は電動機の回転軸が回転中はオン
状態にあり、回転軸の回転速度が略0となつた場
合にオフ状態となるスピードリレーを電動機の回
転軸に取付け、このスピードリレーがオフ状態と
なるまで、上記2秒が経過後も電動機の通電を続
けるという方法が採られていた(特公昭39−
22794号公報参照)。しかしながら、この方法には
次の様な欠点があつた。
定張力係船用ウインチは、ほとんどの場合、
船の甲板上に設置されるため、スピードリレー
に防水構造のものが必要となり、この結果、ス
ピードリレーの価格が高くなると共に回転数
(オンからオフに切換る際の回転数)の調整も
困難となる。
スピードリレーが回転部分を有するためこわ
れやすい。
この考案は以上の事情に鑑み、価格が安く、回
転数の調整が簡単にでき、さらにこわれにくい定
張力係船用ウインチの制御装置を提供するもの
で、巻線形誘導電動機へ第1の一定時間が経過す
る毎に、第2の一定時間、電源を供給する手段
と、前記巻線形誘導電動機の2次電圧を検出する
検出手段と、この検出手段によつて検出された前
記2次電圧が所定の値以下の時は前記巻線形誘導
電動機への電源供給を前記第2の一定時間が経過
後も継続させ、前記2次電圧が所定の値以上とな
つた時は前記電源供給を断とする手段とを具備し
てなるものである。
以下、この考案を図面を参照して詳細に説明す
る。第1図および第2図は共にこの考案の一実施
例の構成を示す回路図である。第1図において、
1は船舶を陸上の係止部に係止するための係船ロ
ープ、2はこの係船ロープ1が巻回されるウイン
チドラム(巻胴)、3はこのウインチドラム2を
駆動する3相巻線形誘導電動機である。
なお、この電動機3にはブレーキ機構(図示
略)が付加されている。この電動機3の1次側は
電磁開閉器9(第2図)の常開接点9Cを介して
電源端子8に接続され、2次側には抵抗器4a〜
4cが星形に接続されている。
また、電動機3の2次側の2端子は単相ブリツ
ジ整流回路5の交流側へ接続され、単相ブリツジ
整流回路5の直流側にはリレー6、調整用抵抗器
7、タイムリレー11(第2図)の接点11A1
が直列に接続されている。
ここで、単相ブリツジ整流回路5の出力電圧V
は第3図に示すように電動機3の回転数Sが大に
なるほど小になり、回転数Sが小になるほど大き
くなる。
次に、第2図において、間歇運転用のサンプリ
ングタイマ10は操作電源12に接続されてお
り、60秒経過するごとに接点10Aを2秒間オン
とする。電磁開閉器9はサンプリングタイマ10
の接点10Aと直列接続されて操作電源12に接
続され、また、サンプリングタイマ10の接点1
0Aにはリレー6の接点6Bおよびタイムリレー
11の接点11A2の直列回路が並列に介挿され
ている。タイムリレー11は励磁されてから1.2
秒後にその接点11A1,11A2をオンとするも
ので、リレー6の動作遅れを考慮して挿入されて
いる。また、タイムリレー11は電磁開閉器9の
接点9Aと直列接続されて操作電源12に接続さ
れている。
次に、上記構成による装置の動作を説明する。
まず、サンプリングタイマ10の接点10Aは、
上述したように60秒が経過する毎に2秒間オン状
態となる。接点10Aがオン状態になると、電磁
開閉器9が励磁され、その接点9Aおよび9Cが
共にオン状態となる。接点9Aがオン状態になる
と、タイムリレー11に操作電源12が供給さ
れ、同タイムリレー11が1.2秒の時間計測を開
始する。
また、接点9Cがオン状態になると、電源端子
8に得られる3相交流電源が電動機3へ供給さ
れ、これにより電動機3に抵抗器4a〜4cの値
によつて決まるトルクが発生すると共に、電動機
3のブレーキ機構が非制動状態となる。
ここで、電動機3のトルクに基づくウインチド
ラム2の巻込み力(係船ロープ1を第1図の矢印
F方向へ巻込む力)が、係船ロープ1の巻戻し力
(矢印R方向の力)より大の場合はウインチドラ
ム2および電動機3が共に正転し、また、巻込み
力が巻戻し力より小の場合はウインチドラム2お
よび電動機3が共に逆転する。
以下、正転の場合を例にとり説明する。
電動機3に交流電源が印加され同電動機3が正
転を開始した時刻から約1.2秒が経過すると、タ
イムリレー11の接点11A1,11A2が共にオ
ン状態となる。接点11A1がオン状態になる
と、単相ブリツジ整流回路5から出力された直流
電圧Vが接点11A1および調整用抵抗器7を介
してリレー6へ供給される。
ここで、直流電圧Vが、調整用抵抗器7の値お
よびリレー6の動作特性によつて決まる所定電圧
(以下この電圧をスレシヨルド電圧Vsという)よ
り大の場合、言い換えれば電動機3の回転数がス
レシヨルド電圧Vsに対応する回転数より小の場
合は、リレー6が動作し、その接点6Bがオフ状
態となる。これにより、接点11A2がオンとな
つても回路動作には何ら影響を与えない。そし
て、サンプリングタイマ10の接点10Aがオン
となつた時刻から2秒が経過した時点で接点10
Aがオフになると、電磁開閉器9の通電が断た
れ、その接点9Cおよび9Aが共にオフとなり、
電動機3の電源供給が断たれると共にブレーキ機
構が作動し、また、タイムリレー11の接点11
A1,11A2が共にオフとなる。タイムリレー1
1の接点11A1がオフとなり、これにより、リ
レー6が非動作状態になると、接点6Bが再びオ
ンとなるが、この時接点11A2がすでにオフ状
態にあり、したがつて電磁開閉器9が再度投入さ
れることはない。以後、60秒が経過した時点で再
び接点10Aがオンとなり、上記動作が繰り返さ
れる。
一方、タイムリレー11の接点11A1,11
A2がオンとなつた時点で単相ブリツジ整流回路
5の出力電圧Vがスレシヨルド電圧Vsより小の
場合(すなわち、電動機3の回転数Sがスレシヨ
ルド電圧Vsに対応する回転数より大の場合)
は、リレー6が動作せず、したがつて、接点6B
がオン状態を続ける。これにより、接点11A2
がオンになると、接点6B→接点11A2→電磁
開閉器9なる電源供給経路が形成される。
そして、接点10Aがオンとなつた後2秒経過
した時点で、リレー6が末だ非動作状態にあれ
ば、接点10Aがオフとなつた後も接点6B→接
点11A2となる経路で電磁開閉器9へ電源が供
給され、電磁開閉器9の励磁状態が保持される。
すなわち、電動機3へ交流電源が引き続いて供
給されウインチドラム2の巻込み動作が引き続い
て行なわれる。
そして、係船ロープ1の張力が増加し、この結
果、電動機3の回転数が小となり、電動機3の出
力電圧Vがスレシヨルド電圧Vsより大になる
と、リレー6が動作し接点6Bがオフとなり、電
磁開閉器9が非励磁状態となる。
このように、第1図、第2図に示す実施例にお
いては、2秒間のサンプリングタイムが経過後
も、電動機3の回転数が所定の回転数(スレシヨ
ルド電圧Vsに対応する回転数)以上の場合には
更に連続して電動機3へ電源を供給することがで
きる。これにより、係船ロープ1が大きくたるん
でいた場合においても、これを全てウインチドラ
ム2に巻込むことが可能となる。
なお、調整用抵抗器7は上述したスレシヨルド
電圧Vsを調整するためのもので、調整用抵抗器
7の値を大とすればスレシヨルド電圧Vsが小と
なり、調整用抵抗器7の値を小とすればスレシヨ
ルド電圧Vsが大となる。
以上説明したように、この考案によれば巻線形
誘導電動機へ第1の一定時間が経過する毎に、第
2の一定時間、電源を供給する手段と、前記巻線
形誘導電動機の2次電圧を検出する検出手段と、
この検出手段によつて検出された前記2次電圧が
所定の値以下の時は前記巻線形誘導電動機への電
源供給を前記第2の一定時間が経過後も継続さ
せ、前記2次電圧が所定の値以上となつた時は前
記電源供給を断とする手段とを設けたので、次の
利点を得ることができる。
回転検出機構に回転する部分がないため、こ
われにくく、また保守が簡単になる。
スピードリレーを設ける必要がないので、価
格が安くなると共に、外部配線(甲板上での配
線)が不要となり、さらに、調整も容易とな
る。
電動機の1次電流を検出するタイプのものよ
り精度が高い。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はこの考案の一実施例の構
成を示す回路図、第3図は巻線形誘導電動機の2
次電圧Vと回転数Sとの関連を示す図である。 3……巻線形誘導電動機、5……単相ブリツジ
整流回路、6……リレー、7……調整用抵抗器、
9……電磁開閉器、10……サンプリングタイ
マ、11……タイムリレー、6B,9A,10
A,11A1,11A2……接点。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 係船ロープを巻線形誘導電動機によつて駆動す
    るように構成された定張力係船用ウインチにおい
    て、前記巻線形誘導電動機へ第1の一定時間が経
    過する毎に、第2の一定時間、電源を供給する手
    段と、前記巻線形誘導電動機の2次電圧を検出す
    る検出手段と、この検出手段によつて検出された
    前記2次電圧が所定の値以下の時は前記巻線形誘
    導電動機への電源供給を前記第2の一定時間が経
    過後も継続させ、前記2次電圧が所定の値以上と
    なつた時は前記電源供給を断とする手段とを具備
    してなる定張力係船用ウインチの制御装置。
JP529682U 1982-01-19 1982-01-19 定張力係船用ウインチの制御装置 Granted JPS58110695U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP529682U JPS58110695U (ja) 1982-01-19 1982-01-19 定張力係船用ウインチの制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP529682U JPS58110695U (ja) 1982-01-19 1982-01-19 定張力係船用ウインチの制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58110695U JPS58110695U (ja) 1983-07-28
JPS6246712Y2 true JPS6246712Y2 (ja) 1987-12-18

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ID=30018106

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JP529682U Granted JPS58110695U (ja) 1982-01-19 1982-01-19 定張力係船用ウインチの制御装置

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JPS58110695U (ja) 1983-07-28

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